トレド観光のノウハウ

TOLEDO

街の遠景

モニュメント の開館時間、休館日などの情報

スペインの古都です。マドリッド近郊の町としては やはり誰しも一番に訪れる町でしょうか。。。 よく、市販のガイドブックに、「もしもマドリッドに滞在して一日しか時間が無いのであれば どこへ行くよりも、まずトレドの街を見なさい」と書いてありますが、これには同感です。 その歴史を取っても、現在保存されているモニュメントを取っても、また街全体の持つ魅力を 取っても、やはり、この街を訪れない訳にはいかないでしょう。団体旅行で来る方、オプショナルツアーで トレド観光があれば、なんとしても参加する価値はある所です。また個人で行くのもいいでしょう が、もしも、半日程度しか時間がとれないのであれば、個人で行くよりオプショナルツアーに 参加すべきでしょう。半日で個人観光は無理があります。
もし終日時間が取れるのであるなら、個人で列車やバスを使って行くのもいいでしょう。その際、市販のガイドブックなどで、トレドの国鉄の駅が素晴らしく、必見、、、などと書いてあるものもありますが、基本的にこの建築はトレドらしく見せかけて作ってあるだけで、全くの近代建築で歴史的モニュメントとしての価値はありません。
個人で公共の交通手段を使って行くのであれば、バス、または鉄道となりますが、鉄道の場合、2005年に開通した 超特急AVEを利用される事になりますが、その場合、朝の9時、10時台の便は混みあいますから、予め チケットを予約しておく方が良いかもしれません。また、マドリッドへの日帰りの方は、帰りの分も同時に予約して おかれることをお勧めします。 バスの場合、直行バスと経由バスの2種類があって、直行バス" DIRECTO " (ディレクトと発音)は、 1時間で到着、経由バスは約90分かかります。 トレドのバスターミナルは、国鉄の駅よりもずっと旧市街の中心に近く、歩いて旧市街地に入るのも可能です。


特に個人で行く方へのアドバイス

スペインカトリック総本山 上の文章の続きになりますが、もし、あなたがバスを使ってこの街を訪れるとしましょう。 そしてトレドのバスターミナルと旧市街との間をタクシーで往復するとしましょう。 タクシーに乗り込む際、どこへ行き先を指定しますか? このタクシーの使い方を誤ると トレド観光はとってもつらいものになる のです。 その理由はトレドの旧市街には タクシー乗り場が一個所しか無いところにあります。 つまり、基本は 自分の見たいモニュメントの中で最もタクシー乗り場から遠い所にあるものの 前までタクシーに連れて行ってもらって、後は歩いて観光して、最後にタクシー乗り場に最も 近い所にあるモニュメントを見て終るようにすることです。後はすぐ目の前にあるタクシーに 乗って、またバスターミナルに戻ると言う形になります。これを逆にすると、特に夏の暑い盛り、 気温45度の中、何時間も歩いて観光した後、タクシーに乗るためにまた今まで歩いてきた道を 引き返さないといけないと気づいた時のあの悲しさを経験することになります。
ここで、タクシー乗り場から遠い順に観光ポイントをあげてみましょう。 サン・フアン・デ・ロス・レジェス教会、シナゴガ・デ・ラ・サンタ・マリア・ラ・ブランカ、 シナゴガ・デル・トランシト、カサ・デル・グレコ、サント・トメ教会、カテドラル、 サンタ・クルース美術館、アルカサル、、と言う順序になりますか。最後のアルカサルの横に タクシー乗り場があります。これをご自分の行きたいモニュメントと比較すれば、まずどこまで タクシーで行けばいいか考える材料になるでしょう。 ただし、アルカサルの横に あるタクシー乗り場は、いつもいつもタクシーが待っている訳ではありません。 しばらく待って来ないようであれば、近くのお店などにお願いして呼んでもらうか、 そうでなければバスか徒歩にて移動することになります。 いずれにせよ、徒歩で バスターミナルまで戻るにしても、ここからであれば歩いてもそれほど苦痛になる 距離ではありません。
お勧めは何と言ってもまず、スペインカトリックの 総本山であるカテドラル、(これは必ず、内部の美術館用のチケットを買ってから入りましょう)、 それから、サント・トメ美術館、この二つがやはりハイライトでしょうか、、。よくエル・グレコ の家を見たいと言う人がいますが、悪いとは言いませんが、ただ、一つだけ、この建物は実のところ、 エル・グレコが住んでいた家でも無ければ、生まれた所でも無いと言うことをご忠告しておきましょう。 (この点、よく間違った情報を載せているガイドブックがあります) 後は、やはりタクシーで行くしかないのですが、日が明るいうちになんとしてもこの街の全景を 見に行きましょう。個人的に行くのであれば、タクシーでパラドール(PARADOR) へ行くのが いいでしょうが、注意したいのはパラドールのテラスは お昼12時頃からしか開かず、つまり午前中に行ってもテラスからトレドの全景を見ることは出来ないと言うことです。 13時になれば、ここのレストランも開くので、ちょっとリッチにお食事をしたい人には絶好の 場所でしょう。


一般的なアドバイス

まず、当たり前の事なのですが、まさに中世の町並みを残しているので、町中すべて石畳と言う こともあって、ハイヒールは駄目です。歩きやすい靴にしましょう。それから、夏は必ず帽子が 必要です。特に夏の午後の観光は倒れそうになるぐらい暑いこともあるので要注意。 カテドラルに入る予定のある方は 服装に気をつけましょう。ミニスカート、タンクトップ、 短パンなどでは入れません。サンダル、草履もできれば避けた方が無難です。最後にこの街の 民芸品として有名な象眼細工は やはり本場だけあって、手作りの品が豊富に揃っています。 スペインの他の町では これに見せかけた偽物を置いている所が多いですが、トレドだと本物を見つけやすいですね。


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