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2月2日(木)

バルセロナのリセウ劇場、2ヶ月間の休業

バルセロナにあるリセウ劇場は市を代表する劇場の一つであるが、 長引く経済危機により行政からの助成金が激減しており、経営難に陥っている。
そのため、従業員の削減と2ヶ月間の休業を決定した模様。
閉鎖されるのは3月から4月にかけての1ヶ月と、6月から7月にかけて1ヶ月の 計2ヶ月で、この間に27回の公演が予定されており、すでにチケットの販売も 行なわれていたが、本日よりその払い戻しが開始された。
大幅な解雇が行なわれるとの通達に対し、約150人の従業員によるデモが 行なわれた。

大寒波到来

シベリアからの寒気が北東部よりイベリア半島全体へ広がりつつある。
このため、気象局では、スペイン本土、バレアレス諸島に対し、各種警報を 発している。
金曜から土曜日にかけて最も気温が下がることが予想されるが、 本土中央以北では最高気温が0度以下になる所も多くなる見通し。
また、標高の高いところでは最低気温がマイナス10度以下になるとして 注意を呼びかけている。


1月31日(火)

1月のCPI2%

国家統計局(INE)は本日、今月の消費者物価指数(CPI)の暫定値を発表した。 それによると、今月のCPIは2%で4ヶ月連続の下落、昨年同月比では0.4ポイント 下がっている。 INEはこの理由について、昨年の同時期に値上がりした電気料金とタバコの 値段が据え置きとなったためと見ている。 またユーロ通貨圏のIPCも2%となっており、こちらも0.4ポイント下がっている。。 最終報告は来月15日に発表の予定。

18県で大雪、高波注意報

気象局は本日18県に大雪や高波、低温注意報を発令した。 低温注意報はカスティージャ・イ・レオン、レリダ、バルセロナ、グアダラハラ、 ウエスカ、コルドバ、マジョルカ、イビサとフォルメンテーラに出されている。 またジローナには高波注意報、ナバラとウエスカには大雪及び雪崩注意報が 発令されている。

人身事故でAVEに遅延

今朝未明、マドリッドのアトーチャ駅付近で人身事故があり、一時 高速列車AVEのダイヤが乱れたが、午前8時30分頃には回復した。 これにより、マドリッドートレド間の列車は2時間以上に渡って不通となった。 また、マドリッド、バレンシア間及びアンダルシア行きの路線でも20分程度 の遅れが見られたが、いずれも現在は平常運転に戻っている。


1月30日(月)

昨年の経済成長率0.7%

国家統計局(INE)によると、2011年のスペイン経済成長率は、第4四半期に マイナスとなったものの、全体としては0.7%増となった。
これは暫定数値であるが、スペイン銀行の発表とも一致している。
INEによると、昨年第4四半期のマイナス数値は、国内需要の大幅な減少、 特に建設と公共事業の影響が大きいとみている。
一方で、輸出など海外向けの需要は伸びており、国内需要のマイナスを相殺する 形となった。
INEによる最終発表は2月16日に行われる予定。

スパンエアーの倒産、本日は1万5386人に影響

カタルーニャの航空会社スパンエアーは、先週末突然業務終了を宣言、 すべてのフライトがキャンセルされた上、航空会社側からはなんの対応も なされなかったため、大きな混乱が起こった。
本日月曜日は143便の運航が予定されており、1万5386人の足に 影響が及ぶ。
このうち85便が同社の本拠地であるバルセロナのプラット空港の 発着便、56便がマドリッドのバラハス空港発着便という。
先週金曜の突然の発表以来、影響を受けた利用者は本日分を除いて2万3000人、 他社便のチケットを購入するなどして目的地への旅を続けられた人もいたが、 同航空しかスペインとのコネクションがない国もあり、 数日間足止めされた人もいる。

マドリッド地下鉄、さらに7駅で携帯通話可能に

マドリッド自治州交通大臣は昨日、地下鉄7駅であらたに携帯電話の利用が 可能になったと発表した。
これで、全326駅のうち38%にあたる124駅および車内で通話可能となった。
今回利用可能となったのは、2番線のサント・ドミンゴ、5番線のプエルタ・デ・ トレドとラ・ラティーナ、9番線のドゥケ・デ・パストラーナからクルス・ デル・ラジョ間の各駅。
また、今後も2、4、7番線などの14駅での工事が計画されているという。
市中心部の駅や車内では携帯の利用が日常的な光景となりつつあるが、同大臣は マナーを守って節度ある利用を市民に呼びかけた。


1月27日(金)

失業者数、過去最大に

2011年度、第4・四半期には、348000件の解雇があり、 前四半期と比べて失業者数は295300人の増加となった。
これにより2011年末現在の失業者総数は約527万3600人に達した。
経済危機が表面化してきた2007年からこれまでに実に270万件の解雇が 行なわれており、その55%が建設業関連となっている。
失業者数が500万人を越えるのは、統計が取られ始めて以来、初めてのこと。

カタール航空、スパンエアーへの参入を中止

カタール航空は、カタルーニャの航空会社であるスパンエアーへの 参入を検討しており、その49%以上の株主となる事が報じられていたが この度、カタール航空は同計画を完全に破棄する事を明らかにした。
カタルーニャ州政府は、カタール航空との交渉が決裂に終わった事を正式に 公表したが、その理由など、詳細についての発表は行っていない。
スパンエアー社は、これについて、「カタール航空の同計画撤退について、 自治州政府からの正式な報告は受けておらず、また、自治州政府からの経済的援助に ついても停止されるのかどうかについても不明である」とコメントしている。


1月26日(木)

サグラダ・ファミリアの前で中絶法改正案を巡って衝突

前政府が未成年の中絶について、「保護者の了解を得る必要が無い」事を決定してから まだ日が浅い今、PP新政権はこれを元に戻す発表を行なったが、これが全国で 大きな反響を呼んでいる。
カトリック保守派は、「生命を尊重した意義ある前進である」と評価し、 女性の権利を唱えるグループは、女性の権利を無視した「大昔への後退」であると 批判している。
バルセロナでは毎月25日に、カトリック保守派が「生きる権利」を掲げて 中絶反対のデモが行なわれているが、その都度、中絶賛成派よるデモの阻止運動が 見られる。
昨日も、サグラダ・ファミリア前で100名あたりの保守派が集まって 行政に届出を出した上で「生きる権利を」のスローガンを掲げ中絶反対のデモを 行なっていたが、そこへ「生むのは私達であり、決めるのも私達である」との スローガンを掲げた約150名の中絶賛成派が現れ、衝突が生じた。
賛成派はデモを行なう届出を出していなかった事から、バルセロナの地元警察は 賛成派に介入し、大事には至らなかった模様。

サッカー国王杯 準々決勝戦でバルサ、マドリッドを下す

昨夜、スペインサッカー国王杯の準々決勝戦で、スペインの2大強豪チームである バルサとレアル・マドリッドとの直接対決が行なわれた。
先週行なわれたレアルのホーム戦で、1−2 でバルサが勝利しており、 昨日のバルサホーム戦での逆転は至難の業とされていたが、2−2の接戦となり、 試合終了の瞬間まで勝敗の行方が判らない好試合となった。
試合は2-2の同点で終わり、トータルで3−4のバルサの勝利となり、 国王杯昨年チャンピオンのレアル・マドリッドは敗退した。
スペインリーグ戦では、現在、レアル・マドリッドがトップを走っており、 その後にバルサが続いている。


1月24日(火)

昨年のホテル宿泊日数、6.4%増加

国家統計局(INE)によると、2011年のホテル宿泊日数は前年比6.4%増加 した。
この数値は、2010年の上昇率(5.9%)よりもわずかながら増加している。
増加の理由は外国人観光客によるもので、12.7%増えている。
一方で国内居住者の数値は2.2%減となっている。
外国からの宿泊客で最も多かったのはドイツとイギリスで、それぞれ 26.9%と24.1%を占める。
これらの国に続くのがフランス、イタリアとオランダだが、ロシアや中国からの 訪問者も増えつつあるという。
宿泊者の訪問地を自治州別でみると、カナリアス、バレアレス、カタルーニャと アンダルシアが最も多く、全体の70.7%を占めている。

バジャドリッド大司教、副首相のセマナ・サンタ式典参加を批判

バジャドリッドのリカルド・ブラスケス大司教は、同市で行われる今年のセマナ・サンタ (イースター)の開会式典において、ソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア 副首相が開会宣言を行うことに苦言を呈した。
これは同副首相が、教会法ではなく、民法に従って結婚したためで、 宗教行事にふさわしい人物とはいえないと批判した。
また、15年前からこの式典のための人選は市役所の判断で行ってきたが、 これからは候補者の教会法における経歴を提出し、教会に相談するよう求めた。

マドリッドに巨大カジノ構想

マドリッドのエスペランサ・アギーレ州知事とアナ・ボテージャ新市長は 昨日、市長就任後初会談を行った。
その中で両氏は、マドリッドにラス・ベガスのような巨大カジノを建設 するための法改正を行うことで合意した。
それによると、米国系の企業からユーロ・ベガス建設の計画が持ち上がっているが、 実現のためには、この企業の要求を受け入れる必要があるという。
また、そのためには州と市だけでなく、国政レベルでも いくつかの法改正が必要であるという。
両氏はこのプロジェクトは経済回復と雇用の促進に繋がるとし、 マリアノ・ラホイ首相にも法改正へ向けての理解を求めるとしている。
この企業は、建設地のインフラの整備、地下鉄や近郊線、高速鉄道 (AVE)の乗り入れなどの他、一部税金の免除も要求している模様。
実現すれば、6軒のカジノと12軒の複合宿泊施設のほか、劇場やゴルフ場の 建設などが予定されている。
建設地はバラハス空港に近いバルデベバスまたはアルコルコン市が 予定されている。


1月23日(月)

スペインの不景気、今年も続く見込み

スペイン銀行によると、今年の国内総生産(GDP)は1.5%減少し、失業率は 23.4%に達する見込み。
昨年の第4四半期のGDPはマイナス0.3%で、7四半期ぶりの マイナス値となった。
また、財政赤字は8.1%だった。
海外向けの輸出は好調だったものの、国内では消費と投資が激減し、国内の需要は大きく 下がった。
同銀行は、この傾向は少なくとも今年の第1四半期まで続くとみている。

PP、アンダルシア州選挙で過半数に接近か

アンダルシア世論調査局によると、今自治州選挙が行われた場合、現在野党である民衆党 (PP)に投票すると回答した人は47%で、与党社労党(PSOE)とした人を9.4ポイント 上回った。
社労党は37.6%、左派連合は6.3%だった。
次回の選挙でPPが勝利するであろうと答えた人は全体の66.8%、PSOEとした人は わずか16.8%だった。
最も知名度の高い党首はPPのハビエル・アレナス氏で現職のグリニャン知事は2位だった。

週末の交通事故死者12人

総合交通局(DGT)によると、先週金曜午後3時から昨日午前零時までの 間に交通事故で亡くなった人は12人だった。
他に1人の重傷者と3人の軽症者が出ている。
今年に入ってから昨日までの累計数は74人で、昨年の同時期より2.7%減少している。


1月20日(金)

イエロ島、噴火後100日経過

カナリアス諸島のイレロ島沖で海底火山の噴火が始まって以来、 100日が経つが、噴火は不定期に続いている。
これまでに水中に流れ出した溶岩はおよそ1億4千5百万立方メートルと見られ、 今も、頻繁に水中から多くの溶岩が飛び出してくる。
噴火がいったいいつ治まるのか、予測は出来ず、また、 噴火による水面の変化は海岸から僅か130メートルの距離に見られるため、 漁業と観光業で成り立っている同島では、日々、経済的被害が深刻化している。

バルセロナで列車衝突事故

昨日18時30分ごろ、バルセロナの近郊線列車と、停車中のタルゴ特急とが衝突 すると言う事故があった。
事故が起きたのはClot-Arago駅で、チューリッヒ行きの利用者を乗せるために トンネル内で待機していたタルゴ特急にrodalies Macanet - L'Hospitalet線の 列車が衝突。 タルゴ特急の運転手を含め、25名の怪我人が出た。
事故のあと、近郊線列車のR1、R3、R4,R7,R8号線などの運行に乱れが 生じたが、本日早朝に復旧作業は終了し、平常を取り戻した模様。


1月19日(木)

マドリッドの医師組合のスト、ミニマムサービス無し

マドリッド州内の公共医療施設で働くMIR(正規の医療免許を持ちながらも 実習生のような形で働いている医師達)によって構成される協会AMYTSは 今月26日のストライキ実施を警告している。
ストは、マドリッド自治州が行なおうとしている労働時間の延長を中心とした 経費削減政策への抗議として行なわれるもので、正式な医者としてではなく、 実習生扱いで働かされているため、法が定める医師としてのミニマムサービスを 遂行する義務は無いと主張。
このストが行なわれると、マドリッド州で働く16000人の医師の内、 4000人が欠けることとなる。


1月18日(水)

カタルーニャ州における手術数、1日当たり70件の減少

カタルーニャ自治州における医療関係に対する経費削減政策による 影響が大きくなりつつある。
昨年1月から10月までの間に同州で行なわれた手術の数は前年同時期と 比較すると、21535件の減少となっており、一日平均70件減、 前年度より6.5%のマイナスとなった。
2011年度全体の統計はまだ発表されていないが、経費削減政策の 影響は更に大きく現れると予想される。
理由として、11月と12月には、更に強硬な削減政策が実施されており、 公共医療施設の部分的な閉鎖や予定されていた手術の中止が相次いだ時期であり、 更にはコストを下げる目的で医療関係者等に休暇を出した事などが挙げられる。

マドリッドのスキー場、深刻な雪不足

12月10日ごろから高気圧がイベリア半島を覆っており、 「乾いた冬」が続いているスペインであるが、その影響で雪が降らず、 マドリッドのスキー場では閑古鳥が鳴いている。
例年、12月の平均降雨量は176リットルであるのに対し、今シーズンは 僅か49.8リットルと、1988年以来の旱魃となっている。
人工雪を利用するにも、それに必要な気温はマイナス2.5度とされているにも 関わらず、先週の最低気温は0度を上回った。
気温異常は、全体的な温度上昇と言う形ではなく、本来、気温が低いはずの高地での 上昇が目立っており、平地の方が寒いと言う現象が見られる。
先週の火曜日にはアランフエス市の最低気温がマイナス5度であったのに対し、 スキー場があるナバセラダでは最低気温が4度と言う異常な状況が観測された。

イベリア航空地上スタッフ、2月より週2回のストライキ

イベリア航空が低料金フライトを運行する別会社イベリア・エクスプレス社を 立ち上げる事に対し、同社パイロット組合が12月よりすでに3回に分けてストを 行なっており、今月の25日、27日、29日に更なる3日間のストを予定している中、 今度は同社の地上勤務のスタッフ等がストライキの決行を決定した。
ストは2月3日より開始され、無期限で毎週金曜日と月曜日に行なわれる模様。


1月17日(火)

国王夫妻ら、故フラガ氏を弔問

日曜夜に亡くなったマヌエル・フラガ元ガリシア州知事の遺体は昨日、マドリッド市内の 自宅に安置され、フアン・カルロス国王や政府の閣僚ら多くの関係者が弔問に 訪れた。
弔問が始まったのは午前10時頃で、最初に訪れたのはマリアノ・ラホイ首相で、 党ナンバー2でラ・マンチャ州知事のコスペダル氏を同伴した。
首相はマスコミの問いに対し、フラガ氏の国に対する貢献を称え、今世紀最も 重要な政治家の一人であると評した。
父親の代からフラガ氏と親交を続けてきたガジャルドン法務大臣は、フラガ氏は フランコ政権の時代より、内部から徐々に民主主義へと改革していった、と述べた。
一方、フアン・カルロス国王夫妻は、エレナ王女を伴って午後に弔問、 コメントは出されなかったが、事前にフラガ氏の功績を称える弔電を遺族に送っている。
このほかにも、現職や元閣僚、アスナル元首相といった党関係者や他党の代表らが 訪れて弔意を表した。

昨年の人口移動、海外移住が国内への移住上回る

国家統計局(INE)は昨日、2011年の人口移動状況を発表した。
それによると、海外移住者数は国内へ移住して来た人よりも5万90人 多く、集計始まって以来初めて転出者が上回った。
INEではこの最大の原因を失業率とみており、スペイン人の多くが、 インターネットなどで、フランスやドイツでの職を得ている模様。
また、学業を終えて初めての就職先が海外という若者も増加しているという。
一方、スペインに職を求めて移住して来た外国人も失業や物価高のあおりを 受けて、自国に帰るケースが増えている。
自治州別でみると転出者数と転入者の差が最も大きかったのはバルセロナとマドリッド だった。
一方、アリカンテ、ラス・パルマスでは転入者が上回っている。

プラドの毎日開館開始

マドリッドのプラド美術館では、昨日よりこれまで休館日であった月曜日の 開館を開始した。
これを記念して、昨日と今月いっぱいの月曜日、すなわち23日と30日も 入場無料で開放する。
また、2月以降月曜日の入場無料時間帯は、他の平日と同様午後6時から8時までとなる。
一方、ソフィア王妃芸術センターでは現在火曜日が休館日となっているが、 こちらも毎日オープンを検討しているという。


1月16日(月)

元ガリシア州知事マヌエル・フラガ氏死去

元ガリシア州知事・上院議員のマヌエル・フラガ氏が、 心不全のため昨夜マドリッドの自宅で死去、89歳だった。
フラガ氏はフランコ独裁政権時代に副大臣や大使を務めたが、民主化後 は憲法の制定に携わるなどした。
1976年には現在の民衆党の前身である民衆同盟を結党、1990〜2005 年まで同州州知事を務めるなど60年間スペインの政治に携わった。
昨年4月に自宅で転倒して以来体調を崩しがちで、11月に引退を表明した。
同自治州では故人を偲んで3日間の喪に服すと発表した。

24県に大雪警報・注意報

スペイン気象局は本日24県に大雪による警報及び注意報を発令した。
それによると、警報が出ているのはアルメリア、グラナダ、ハエン、アルバセテ、 クエンカ、アリカンテ、カステジョン、バレンシアとムルシア。
一方注意報は、テルエル、サラゴサ、カンタブリア、グアダラハラ、アビラ、 ブルゴス、ソリア、セゴビア、パレンシア、レオン、マドリッド、リオハと アストゥリアスの各県で、これらの地域では最高5〜7センチの積雪となる 見込み。
同局では、車の利用をなるべく控え、利用する場合は雪や寒さ対策を 十分にするよう呼びかけている。

週末の交通事故死者10人

総合交通局(DGT)によると先週金曜午後3時から昨日午前零時までの間に 交通事故で亡くなった人は10名だった。
また2人の重傷者と7人の軽傷者が出ている。
今年に入ってから昨日までの累計数は47人で昨年の同時期より4%減少 している。


1月13日(金)

ランブラス通りの大道芸人に課税

バルセロナ市の中心部にあるランブラス通りには、市の許可を得た大道芸人が 午前、午後の部に分かれ、それぞれの指定の場所で活動を行なっているが、 この度、バルセロナ市は、公共のスペースを使って行なわれているこれらの活動に 課税義務を負わすことを決定した。
現在、これら大道芸人が活動してよいスペースとしてはランブラス通り上、 ボンスクセス通りとアルク・デ・テアトレ通りの間あたりが指定されているが、 この辺りは最も道路幅も狭く、また、花屋、キオスク、そしてバルやレストランの テラス席が多数置かれている地域でもあり、混雑の原因となっている。
バルセロナ市は、これら混雑を少しでも和らげるため、大道芸人用のスペースを サンタ・モニカ通り近辺に移す事を検討中。
尚、大道芸人に課す税金額については、まだ示されていない。


1月12日(木)

バレンシア州、経済破綻により450校が閉鎖寸前

バレンシア州の経済状態は悪化するばかりで、その影響で450の学校が 運営不能状態に陥りつつある。
同州からの経済的援助を受けている学校450校への援助金支払いが数ヶ月に 渡って途絶えており、その額はすでに5千万ユーロにのぼる。
援助金給付が途絶えた学校は、これまで自己資金によりなんとか運営を続けてきたが すでにそれも限界に達しており、水道光熱費、清掃費用、職員の経費などの支払いが 不可能となり、閉鎖を余儀なくされつつある学校が約450校、そしてその影響を 受ける生徒数は22万5千人に達する見込み。

ガリシア州政府、ローコスト航空会社に利用客一人当たり102ユーロの援助金

ガリシア州政府は、ローコスト航空会社に対し、ビゴのペイナドール空港で離着陸 する乗客一人につき102.6ユーロの援助金を支払っている。
また、同様にア・コルーニャのアルベドロ空港での離着陸についても、その利用者 一人当たり36.7ユーロを、そしてサンティアゴ・デ・コンポステーラの ラバコージャ空港については6.7ユーロを支払っている。
これらの援助があるにも関わらず、2011年度の空港利用者数はビゴで10.7%、 ア・コルーニャで8%のマイナスとなっており、唯一、サンティアゴの空港のみ、 13.4%の増加となった。
2011年度の空港利用者数は、ビゴ、ア・コルーニャ、サンティアゴでそれぞれ 976.152名、1.012.800名、2.400.000名。
2011年度にガリシア州がローコスト航空会社に対して支払った援助金は ビゴの空港で1.000.640ユーロ(ブエリング社、エアーノストラム社)、 ア・コルーニャの空港で925.120ユーロ(ブエリング社、エアーノストラム社)、 サンティアゴの空港で882.000ユーロ(ライアンエアー社、イーズィージェット社)で 合計約280万ユーロ。
しかしながら、この援助金の契約期間が終わり、支給が無くなると、これらの航空会社は 撤退、または一部運行を停止したことから、州政府はこれまでに計700万ユーロを費やしたあと、 同政策を縮小する事を決定した。
これにより2012年度の予算として同目的のために組み込まれているのは僅か 120万ユーロで、昨年度の280万ユーロの半分以下となっており、また、 2010年度の440万ユーロとは比較にならない小額となっている。


1月10日(火)

住宅販売件数、9ヶ月連続の落ち込み

国家統計局(INE)の調べによると、昨年11月の住宅売買契約数は2万7549件で 前年比14.4%減少した。
10月の前年比より減少率は低くなったものの、これで9ヶ月連続の減少となった。
また、ここ数ヶ月の契約件数は月3万件を切っており、ピーク時の約半数となっている。
一方、新築物件は19.7%、中古は17.9%それぞれ下がっている。
自治州別でみると、最も件数が多かったのはアンダルシアで、これにカタルーニャ、 バレンシアとマドリッドが続く。

昨年のタバコ販売、16%減少

タバコ販売会社アルタディスによると、昨年の合法的なタバコの販売は、 前年比16%減少した。
この原因について同社の担当者は、むやみなタバコ税の引き上げにより密輸入や 偽ブランドが横行したこと、飲食店や公共施設での喫煙を禁じる新法の導入により タバコを止めたり、安い商品に手を伸ばす人が増えたことを挙げている。
担当者は、安易な税率の引き上げが逆に国庫の逼迫につながり、新法の 導入が、飲食店などのサービス業界の減収を助長したと批判している。

イベリアのスト、昨日は109便が欠航

昨日月曜日で3回目となったイベリア航空パイロットのストライキは、運航予定便の 39%にあたる109便がキャンセルとなった。
しかしながらほとんどの乗客は、他のフライトや他社の飛行機に振り分けられたため 大きな混乱は起こらなかった。
イベリアの労組代表は、われわれは法律で定められたミニマム・サービスを 遵守したが、イベリア側はさらに発着便を減らして乗客の不満を煽ろうとした、と指摘。
一方、本日行われる話し合いにおいてイベリア側に譲歩の兆しが見られれば、 明日に予定されている4回目のストを回避する可能性はあると述べた。


1月9日(月)

ギネス・ブックの村で宝くじ大当たり

今月6日に発表された主の御顕現の日に発表される特別宝くじ。
7200万ユーロが大当たりしたのは、ブルゴス県のウエルタ・デル・ レイ。
ブルゴス市から南西に80キロほどの所にある人口1000人程度の小村 で、そのうち40人ほどが失業しており、村では久しぶりの明るいニュースとなった。
この村は以前から変わった名前の人が全国一多い村として 知られており、ギネスブックにものっている。
これは19世紀に当時の村役場が、同じ苗字の人が多いことから郵便配達の 混乱を避けるため、全員変わった名前に変更せよという令が出されたためという。
若い世代は、すでに普通の名前がつけられている人が多いが、高齢者ほど 変わった名前で、アニセト、イエロニデス、エルシリオなど、 多くはローマ時代の聖者や殉教者の名前がつけられている。

クリスマス・年末年始中の交通事故死者54人

総合交通局(DGT)の発表によると、クリスマス特別警戒体制が始まった 12月23日午後3時から昨日の午前零時までに50件の事故で54人が 亡くなった。
この期間中最も死者が多かったのは12月25日で8人が命を落としている。
逆に今月7日は死者ゼロだった。
昨年の同時期と比較すると死亡者数は4人減少している。

労働組合員ら、ビルバオで商店の日祝営業に抗議

パイス・バスコ自治州政府法では、年に8回小売店の日曜祝日営業が 許されているが、バーゲンシーズン最初の日曜であった昨日、大手ブティックなどの前に 労働組合員や中小小売店の店主らが並び、政府への不満のシュプレヒコールをあげた。
また、掘り出し物を探しに訪れた買い物客に対しても罵倒したり、買い物袋を 持って出てきた女性を追いかけるなどしたため、自治警察が介入する一幕もあった。
抗議集会参加者の一人は、日祝の営業許可は、大手企業に有利で、多くの店員を 雇う余裕のない個人商店は廃業に追い込まれる、と訴えた。
一方、街行く人の意見は、平日働いている者にとっては商店の日曜営業は 有難い、いつ買い物に行くかは個人の自由であると概ね肯定的な意見だった。


1月6日(金)は「主の御顕現」の祝日にあたるため、ニュースはお休みさせて頂きます


1月5日(木)

バレンシア州、社会保険料納入を停止

財政苦にあえぐバレンシア州は同州で雇用している公務員の給与に関連する 社会保険料の12月分、約7400万ユーロの支払いが昨日の時点で未だ 行なえていない。
バレンシア州がかかえる負債は実に州内総生産の19.9%に達しており、 社会保険料滞納の他、ドイチェバンクに対する返済にも遅延をきたしており、 16年間、PP党による政権が続いてきた同州の経済政策がいかに不適切なもので あったかが伺われる。
社会保険の支払いが滞っているのはバレンシア州だけの問題では無いが、 他州については、遅れながらも支払いの意思表示を行なっている。
カタルーニャ州でも年末になって1億2200万ユーロの滞納があったが、 1月中に支払う事を発表しており、アラゴン州についても11月分の約半分が 未払いであったが12月にはこれをクリアしている。
一方、バレンシア州においては、12月分の支払いが不可能である事を12月30日に なって突然公表し、強引に滞納を認めさせる形となった。

マドリッドの地下鉄料金、パリと同レベル?

マドリッドの地下鉄は、昨年8月に値上げを行なった際、市民の反感を和らげる 目的で、「世界の主要都市の中で最も運賃が安い」と言う内容の宣伝を行なったが これが逆効果となり、大きな反論を呼んでいる。
運賃だけを比較すると、1回乗車券がマドリッドでは1.5ユーロであるのに対し、 パリでは1.7ユーロ、ニューヨークでは1.83ユーロ、ストックホルムでは 2.2ユーロ、ベルリンでは2.3ユーロ、アムステルダムでは2.6ユーロ、 オスロでは3.61ユーロ、ロンドンでは4.61ユーロと、確かに、マドリッドの 地下鉄が最も低料金となっているが、それぞれの地における平均収入と関連付けて 値段を算出した場合、マドリッドの1.5ユーロに対し、パリでは1.5ユーロ、 ニューヨークでは1.22ユーロ、ストックホルムでは1.51ユーロ、 ベルリンでは1.97ユーロ、アムステルダムでは2.33ユーロ、 オスロでは2.29ユーロ、ロンドンでは3.62ユーロとなり、すでに ニューヨークよりも高額となっており、実際にはマドリッド州政府が アピールしている程、低料金とは言えない事が判る。

イベリア航空、266便をキャンセル

昨年末より2日にわたってストライキを行なってきたイベリア航空の パイロット組合は、本日、同社との再度の協議を行なったが今回も同意に達する事は 無く、今月の9日と11日の二日間、再びストを行なう予定。
これにより、266便がキャンセルとなる見込み。


1月3日(火)

昨年の失業者数、史上最高値

雇用・社会保険省の発表によると、2011年の総失業者数は、 442万2359人だった。
これは、2010年の数値を7.86%上回るもので、1996年に 集計を開始して以来最も高い数値となった。
また昨年の失業者数は、上昇率においても2008年及び2009年に次ぐ 高い数値となった。
性別でみると、女性が8.1%、男性が7.6%で男女共に上昇 しているが、特に女性の増加が目立っている。
業種別では、サービス業が最も多く10.1%増加、これに 建設業が続く。
自治州別では、カスティージャ・イ・レオンとガリシアで増加し、 アンダルシア、マドリッドとカタルーニャでは減少している。

昨年の住宅価格、4%下落

住宅査定協会の調べによると、昨年の住宅価格は平均4%下落した。
最高額を記録した2007年と比較すると18.2%下がっている。
一方、昨年12月の都市部における平均的な新築住宅の価格は 1平米あたり2376ユーロ、すなわち90平米の 住宅の場合、およそ21万3840ユーロとなる。
昨年最も価格が下がった自治州はナバラで7.3%、2位が アラゴンで7%だった。
一方、下落率が低かったのは、ガリシアとエクストレマドゥーラ だった。
同協会では今年も引き続き価格は下落していくと分析している。

マドリッドの三大美術館入場者、最高記録

マドリッドで最も重要な美術館であるレイナ・ソフィア、ティッセン・ボルネミサ 及びプラド美術館を昨年訪れた人の数は計600万人以上で、最高記録となった。
レイナ・ソフィアには約270万人、ティッセンには107万人、 プラドには290万人が訪れ、それぞれの記録を更新した。
昨年はレイナ・ソフィアで草間やよい展、ティッセンではアントニオ・ロペス展 プラドでは3月まで開催されるエルミタージュ展などの特別展示が話題となった。


1月2日(月)

天然ガス、郵便料金値上がり

長引く不況の中、新政権の下にあらゆる引き締め政策が予定される一方、 エネルギーや公共サービスなどでは一部で、昨日より料金の引き上げが行われた。
天然ガスは、平均0.5%の値上がりとなったが、 電気およびブタンガスは現在の所据え置きとなっている。
一方、高速道路の通行料金は、中央政府管轄の全27道については、3.2% 上昇した。
また郵便料金は、定型はがきがこれまでの0.35ユーロから0.36 ユーロに値上がりした。

昨年の新車登録台数、17.7%減

自動車製造・販売業者協会の発表によると、2011年の新車 登録数は80万8059台で、2010年より17.7%減少した。
この数値は業界の統計が始まって以来2番目に低いもので 1993年の数値だけが、これを下回る。
一方12月の販売数は6万6458台で、前年比3.6%減 だった。

バーゲン予算、昨年より上昇

費者団体FUCIが全国の成人2000人を対象に行ったアンケート 調査によると、今年の冬のバーゲン予算は平均90ユーロで、 昨年より6%上昇した。
経済危機が始まって以来初めての上昇となるが、FUCIはこの理由について、多くの人が バーゲンを見込んで買い控えを行っていると見ている。
特に、マドリッドやムルシアでは本日よりバーゲンが開始となるため、 クリスマス・プレゼントもイブではなく、伝統的な今月6日の祝日に 贈る人も増えていると分析している。
バーゲンで購入する品目のうち最も多かったのは服飾などのテキスタイル だが、アクセサリーなどの小物や、ハイテク機器などと回答した 人も多くいた。
FUCIでは、買いすぎに注意したり、販売側に不正がないかなどをチェック するよう呼びかけている。


12月30日(金)

年金、1%の増加

先月行なわれた総選挙においてPP党から首相立候補したマリアノ・ラホイ氏は その公約として、年金の凍結はせず、増額を掲げていたが、本日の閣僚会議で 来年度の年金支給額を1%上げることを決定した。
公共経費を抑える必要がある中、PPの経済対策の中で唯一、増額を認める項目と なった。
しかしながら、この1%と言う数字は、今年の1月に前サパテロ政権が適用した ものと同一で、新政権誕生後に夢を託していた年金生活者にとっては何等、変化は 無かった事となる。

公務員給料凍結

経済政策の一環として、ラホイ新政権は2012年の公務員給料の凍結を本日、決定 する予定。
また、人員の補給については、保健省、軍、警察機構などに限り、10%の増員を 行なうが、その他の補給は無いとしている。
公務員の給料は2010年度に引き下げられたあと、2011年は凍結となっており 2012年も引き続き凍結となると、多くの反発が予想される。

マドリッド中心部、車両通行止め

本日午後16時にマドリッドの中心部にあるコロン広場でマドリッドの大司教であり 枢機卿でもあるアントニオ・マリア・ロウコ氏司式による大ミサが行なわれる。
同ミサにはスペインやヨーロッパの他の国々から集まった30人の司教等による 共同司式となる予定で、ミサ開始に先立って本日午前9時半よりゴヤ通り、 ホルヘ・フアン通りなど、周囲の車両通行止めなどの規制が始まっている。
また、同広場では14時半よりオーケストラや合唱隊による演奏が行なわれ、 続いて、ロザリオの祈りがアルムデナの聖母像による行列と共に行なわれる予定。


12月29日(木)

イベリア航空、パイロット組合との折り合いつかず

去る12月18日に行なわれたストのあと、本日、パイロット組合による二日目の ストライキを迎えているイベリア航空は今日一日で118便のフライトキャンセルを 余儀なくされ、約1万人の利用者に影響を与える事となる。
二日目のストを避けるため、一昨日の火曜日まで同社とパイロット組合との間で 協議が行なわれたが、解決の糸口は見出されなかった。
争点となっているのは、イベリア航空が新しく立ち上げたローコスト航空会社、 イベリア・エクスプレス。
この新会社設立によってこれまでイベリア航空で働いていたスタッフ人の雇用が 脅かされると言うのがパイロット組合側の言い分で、これに対し、イベリア航空側は 現存の雇用は保証されていると主張。
両者の間での折り合いがつかないため、パイロット組合は3日目のストに突入する 可能性を示しているが、その日程については現時点ではノーコメント。

サグラダ・ファミリア教会のクレーン一部撤去

バルセロナにあるサグラダ・ファミリア教会の工事に使われているクレーンの 一部撤去を含め、その構成に変更が加えられる。
作業期間は12月27日から1月22日までで、その間に、2基のクレーンが 撤去され、1基は高さを変更、1基は位置の変更が行なわれる。
また、高さ180Mのクレーンが新たに加わる事となる。

ブルゴス県でローマ時代のモザイク盗まれる

ブルゴス県にあるバニョス・デ・バルデアラドス市では、ヨーロッパでも最大規模、 そして保存状態も良好なものの一つとして知られるローマ時代のモザイクが 1972年に発見されており、貴重な歴史遺産として扱われてきた。
ところが、66uあるこの巨大なモザイクの中央部を成す部分だけが無残にも 掘り返された形跡を残して姿を消した。
モザイクが壊されているのを発見したのは、普段、この歴史遺産をツーリストに 案内していた係員。
同遺跡に侵入者があったのは今回が初めてではなく、今年9月にも一度、侵入された 形跡があったため、錠前を交換すると言う事があったばかり。
当局では、その時の侵入がモザイクを盗み出すためのシミュレーションで、今回、 クリスマスで人が居ない時を狙って犯行を行なったものと見ている。


12月28日(水)

国王の年収は292000ユーロ

スペイン王家の年収について初の公開発表が行なわれた。
これによると、王家が必要とする年間予算とされている8.434.280ユーロの うち、ドン・フアン・カルロス国王が自由に使える予算として2011年に支給 された総額は292.752ユーロ。
その内訳は国王の給料として140.519ユーロ、そしてスペイン国代表として 必要な経費が152.233ユーロとなっている。
ただし、これらの収入に対し、40%の所得税が課せられており、これを差し引くと 国王が受け取る金額は計175000ユーロになるとのこと。
 一方、王家の長男、フェリペ皇太子については、給料が70.259ユーロ、 スペイン国代表として必要な経費が76.117ユーロで、計146.370ユーロが 支給されており、これに対して37%の所得税が課せられている。

保健省、タバコ法改正の可能性を否定

PP政権となり、新たな内閣が組まれたばかりの今、保健省は、アンティ・タバコの 法律について、その改正の可能性は無いと発表した。
2010年12月にアンティ・タバコ法が可決されて以来、スペインにおける喫煙者 の数は約60万人減少したとされている。
また、タバコの販売量についても今年1月から11月までの間に17%減少した とのこと。


12月27日(火)

レンフェ、30日にスト

スペイン国鉄レンフェの労働組合は、大晦日の前日に ストライキを予定、様々な路線で間引き運転が行われる。
高速鉄道AVEは、30日の午前零時から午後11時の間に、 通常309本のところを225本の運行に縮小。
中距離列車については、全591本のうち384本、すなわち65%が 運行する。
一方、近郊線はラッシュアワー時の運行率は75%、それ以外は50% に下げる予定。
今回のストは、レンフェの私有化への動きに反発して行われるが、 労組側は話し合いによりストを回避できる余地はある、としている。

マドリッドで、初の女性市長誕生

ガジャルドン市長の法務大臣就任を受け、本日マドリッド市議会で 新市長を選ぶ投票が行われ、与党候補のアナ・ボテージャ氏が絶対過半数で選出された。
同氏は、マドリッド初の女性市長に選ばれた。
投票後に行われた宣誓式には、前市長のほか、ボテージャ氏の夫のアスナル元首相も出席した。
就任後の演説で新市長は、スペインという国におけるマドリッドの重要性を訴えた。
また、前市長のこれまでの尽力と政治家である夫の公私にわたる協力に感謝の意を表した。

ソル広場の敷石にWIFI設置

マドリッドの中心にあるソル広場に、WIFIやbluetoothの通信設備などが組み込まれた敷石が 設置された。
これにより歩行者は、無料でWIFI通信を行ったり、bluetooth経由で市役所からの案内や情報を 得ることができるという。
このサービスは当面半年から3年の期限つきだが、利用者の反応がよければ、延長やその他の 地域への拡大も視野に入れている。
このハイテク敷石は、センサーで気温を測定したり、盲人をガイドしたりと様々な用途の 可能性があるという。


12月26日(月)

スペイン人の外国への移民、36.6%増加

国家統計局発表によると、今年1月から9月までの間に外国へ移住した スペイン人は50521名で昨年度の年間合計をすでに36.6%上回った。
スペインへやってくる外国人移民の数をスペインから出て行くスペイン人の数が 上回った事となり、これは近年になって初めての出来事。
雇用を求めて出て行ったスペイン人の主な行き先としては英国、フランス、米国、 ドイツなどが挙げられる。
 スペイン人以外にもこの国を離れる者は多く、1月から9月までの間に スペインから国外へ移住した者の数は407.214名に上り、その中での スペイン人が占める割合は12.4%にのぼる。
ただし、それらスペイン人の中には、生まれつきのスペイン人以外に、 スペイン国籍を取得した、元外国籍の者も含まれる。

2011年、不動産業界最悪の年

経済危機が始まって以来、2008年、2009年は不動産業界にとって 急落下の時期となり、2010年には僅かながら回復の兆しが見られたが、 終わりに近づいた今年、2011年は売買数を見ても、新築物件の建設件数を見ても 統計が取られ始めて以来、最悪の数値を記録する事となった。
スペイン経済の復旧はまだまだ先になる見込みで、専門家筋は2012年は 更に状況が悪化すると見ている。

マドリッドの地下鉄、開通90周年

マドリッドの地下鉄網のうち、最初に開通したのが青色表記されている1番線で、 ちょうど90年前の1921年12月26日、アルフォンソ13世の時代にその 運行を開始した。
当時、1番線はソル駅からティルソ・デ・モリナ駅、アントン・マルティン駅を経て アトーチャ駅までをつないでいた。


12月23日(金)

カスティージャ・ラ・マンチャ州、闘牛を文化遺産に指定

PP党が政権を有する州では徐々に闘牛を文化遺産に指定する所が増えている。
最初にこれを行なったのはムルシアで今年の2月に指定され、その後すぐに マドリッドが足並みを揃えた。
更にバレンシアが年内に指定する事を発表し、そして今週の木曜日、 カスティージャ・ラ・マンチャのコスペダル州知事がこれを発表した。
同州は、闘牛が盛んな州のひとつで、アルクルセン、ダニエル・ルイス、 サムエル・フロレスなど、重要な闘牛牧場もある。
また、2007年に行なわれた調査ではラ・マンチャの住人は89%が 闘牛開催に賛同しており、37%が少なくとも年に1度は闘牛を観に行くと 答えているとのこと。

60人近くの密入国者、泳いでセウタに上陸

モロッコと国境を接するセウタに昨夜、60人近くの密入国者が上陸した。
サハラ付近の住民で、その中には10名以上の未成年者が含まれており、 救命胴衣、タイヤなどを使って海から進入した模様。
一方、ウエルバ県、ラ・ラビダ市の海岸にも56名の違法入国者を乗せた 簡易船が到着しており、そのうち41名が未成年。

イベリア・エクスプレスのパイロット募集に1日で600人が応募

イベリア航空の子会社、イベリア・エクスプレス社は、近・中距離路線を低料金で カバーする目的で設立されたが、運行開始に先立ってスタッフの募集が始まった。
パイロットとして125名、客室乗務員として325名、地上要員として50名の 雇用が予定されており、ハンドリングサービスは全てイベリア航空が供給する。
運航開始は3月の最終週末の予定で、イベリア航空が貸し出す4機のエアバス320 が使用される予定。
この新会社のパイロット募集を開始したところ、初日だけで600人の応募があり、 ローコスト新会社設立によって立場が脅かされると感じているイベリアの パイロット組合との関係がより緊迫したものとなりつつある。
イベリアのパイロット組合は、同件を巡って、今月18日に一度、ストライキを 行なっており、2度目のストライキが今月29日に予定されている。


12月22日(木)

クリスマス宝くじ当選番号発表

毎年恒例のクリスマス宝くじ当選番号発表が今朝9時15分からマドリッドで 行なわれた。
今年のクリスマス宝くじの売り上げは26億8100万ユーロで、昨年比較 0.49%のマイナスとなった。
この宝くじによる当選金額は合計25億2000万ユーロ。
1等賞は58268番で、販売された同番号の全てがウエスカ県の 小村、グラニェンで販売されており、人口僅か2000人のこの村に 約7億ユーロの当選金が舞い込んだ事になる。
2等賞は53404番で、その全てがバレンシア県のマニセス市で販売された。

外国人観光客、7.7%増

産業・観光・商業省発表によると、今年1月から11月までの11ヶ月間に スペインを訪れた外国人観光客の数は5396万人で前年度同時期比較、7.7%の 増加となった。
最も多かったのは英国人で前年度に比べて9.2%増の1300万人、次いで ドイツ人が2.6%増の860万人、フランス人が4.5%増の800万人となった。
訪問先として最も多かったのはカナリアス、カタルーニャ、マドリッドの3州。

ドイツへのスペイン人移民、急増

経済危機が続き、失業者が溢れる状況下で、欧州内きっての経済大国であるドイツ への移民を試みるスペイン人が急増している。
国家統計局の発表によると今年上半期にドイツへ渡ったスペイン人は2400名で 前年度と比較すると49%の増加となっている。
スペイン人の他国への移民が過去に多く見られたのは60年代。


12月21日(水)

ラホイ新首相、正式に就任

昨日の国会で首相としての信任を受けたマリアノ・ラホイ氏は、今朝、 ラ・サルスエラ宮において、ドン・フアン・カルロス国王の前で首相としての 誓約を立てた。
これにより、マリアノ・ラホイ氏は正式に新首相として就任する事となる。
誓約の儀式には、国王の他、ソフィア王妃、ロドリゲス・サパテロ元首相、 フランシスコ・カアマニョ元法務大臣、上院議長、下院議長等が参列した。
このあと、ラホイ新首相は首相官邸へ向かったが、本日午後18時半に再度、 サルスエラ宮にて国王との面会が予定されているため、この時に新内閣の 構成メンバーについての国王への通達が行なわれ、 そのあと、19時30分に記者会見を通じて公表が行なわれると見られる。

カタルーニャ、処方箋1通につき1ユーロの新税

昨日のカタルーニャ州議会で提出された予算案には、2012年より、 カタルーニャにある社会健康保険運営の医療機関を利用する際、薬を購入するための 処方箋を1通受け取るごとに1ユーロの新税を納めなければならないと言う項目が 含まれていた。
これにより州政府は、年間、1億200万ユーロの税収を見込んでいるとのこと。
新税法案が州議会で可決されれば、年明け後、間もなくの施行が予想される。


12月20日(火)

ラホイ、スペイン民主政治時代6代目の首相に

本日の国会でPP新政権の党首ラホイ氏の首相就任の承認決議が行なわれ 予定どおり、ラホイ氏がスペイン民主政治時代6代目の首相として承認された。
賛成票を投じたのはPP党所属の185議員とアストゥリアスのFAC党議員1名、 ナバーラのUPN党の議員1名の計187名で、反対したのはPSOE,ICU, IU,UPyD、BNG,GeroaBai,Compromis−Equoら各党の 議員計149名、そしてバスクのAmaiurとPNV,カナリアス諸島の Coalicion Canaria等三党の計14議員の白票による決議となった。
ラホイ新首相は新内閣の発表は明日行なうと発表。

バルセロナ、観光税導入

本日カタルーニャ自治州の経済省が提出した来年度予算案の中に以前より 議論されてきた観光税導入のプロジェクトが含まれていた。
これは、バルセロナに宿泊する者に対し徴収される税金で1泊につき一人当たり 5つ星ホテルの場合で3ユーロ、4つ星ホテルの場合で2ユーロ、その他の宿泊 施設の場合で1ユーロの税金がかかる事となる。
対象となるのは外国人だけでなくスペイン人も含まれており、また、アパートメント 形式の宿泊施設やルーラルツーリズム、キャンピング、客船などもその対象となる。

イベリア航空、29日のフライト、36%をキャンセル

パイロット組合との折り合いがつかないイベリア航空は、29日に予定されている ストライキについて、その日の全フライトの36%にあたる118便のキャンセルを 発表した。
キャンセルとなる便は全てイベリア航空による運行便であって、Air Nostrum や Vueling などの提携会社による運航便、他社とのコードシェアー便については 含まれていない。
また、本土とカナリアス諸島、バレアレス諸島をつなぐ便についても、 ミニマムサービスとして保証されているため、キャンセル便は無い。
29日のキャンセル便リストについては下記URLを参照。
http://megustavolar.iberia.com/


12月19日(月)

アルハンブラ、ライオンの中庭の修復作業最終段階に

グラナダにあるアルハンブラ宮殿内、ライオンの中庭からそのシンボルとなっている 12頭のライオンの彫刻が修復作業のために運び出されてから4年経つが、本日の 正午12時頃、ようやく12体ある彫刻の一つが元の場所に戻された。
残りの11体も今週末までに設置が完了する予定で、これが終われば、あとは 噴水として機能するための水道管工事、そして訪れる人々が噴水までアクセス 出来るための床工事を残すのみとなる。
全てが終了するのは来年春の予定。

イベリア航空、2日目のスト回避のためパイロット組合との協議再開

昨日、イベリア航空のパイロット組合によるストが行なわれ、予定どおり計91便が 欠航となり、およそ12000人の利用者がその影響を受けた。
今回のストは、二日に分けて行なわれる予定で、昨日が一日目、そして2日目は 今月29日に予定されている。
2日目のストを回避すべく、イベリア航空はパイロット組合との協議の再開を決定し 組合側に対し、20日と22日の二日間の協議日程を伝えた模様。


12月16日(金)

アルハンブラ宮殿の柱に名前を刻み320ユーロの罰金

今年8月にアルハンブラ宮殿敷地内にあるカルロス5世宮殿2階の柱に 自分の名前と日付とを刻み込んだ事で重要文化財損壊罪として告訴されていた ヨルダン空軍将校に対する判決が下された。
これによると、与えた損害が400ユーロ未満にあたるものであるとして 罰金120ユーロと賠償金として200ユーロ、計320ユーロの支払いで 済む事となった。
仮に損害額が400ユーロ以上であった場合、懲役1年から3年の判決となって いたとのこと。

バルセロナをカタルーニャと関連付ける外国人は僅か4%

バルセロナ市とカタルーニャ州からの依頼によってESADE財団が行なった 調査によると、バルセロナと言う名前をカタルーニャと関連付けて捉える外国人は 僅か4%程度である事が判った。
調査は、フランス、英国、ドイツ、米国、メキシコ、ブラジル、日本、中国の 計2741名、そして知識人とされる27名を対象に行なわれた。
これは、バルセロナがカタルーニャの首都であると言う認識がどの程度、世界に 広がっているかについて知るために行なわれた調査であるが、結果はカタルーニャ州 が期待するものではなかった。
26%がバルセロナはスペインの一都市であると答え、カタルーニャの地名を挙げた 者は僅か4%しかいなかった。
また、地域別に見ると、バルセロナを訪れた事のあるヨーロッパ人ではこの数字が 7.4%にまで達したが、同じくバルセロナを訪れた事のある米国人においては 僅か0.5%に留まった。
また、バルセロナとカタラン語とを関連付ける者は2.2%で、カタルーニャ地方 独自の言語についても、世界における認知度が非常に低い事が判明。


12月15日(木)

マドリッド、商店の営業時間自由化へ

マドリッド州議会は、同州内にある商店の営業時間自由化仮案の可決を 行なった。
最終的な決定は来年4月に行なわれるが、これが可決されると、 マドリッドにある商店は1年、365日の間、その営業日や閉開店時間を 自由に決める事が出来るようになり、スペイン国内では初の試みとなる。
商業の活性化を図ろうとするものではあるが、中小規模の商店主からは 反対の声も多く、特に、同案の提出に先立って商店主等への相談が なかったことへの非難が多く見られる。

バスク、ガリシアに悪天候による各種警報

バスク地方では昨夜から今朝にかけて高さ7メートルを越える高波警報が 出され、またビスカヤ、アラバ西部を中心に、今日から明日にかけて 風速140キロを越える強風警報が発動されている。
また、ガリシア地方でもア・コルーニャの沿岸部で高さ7メートルを越える 高波警報が、ガリシアのその他の沿岸部、カンタブリア地方沿岸部には 高さ5〜7メートルの高波注意報が、そしてこれら全地域、ルゴ県にも 強風注意報が出されている。


12月14日(水)

イベリア航空、ストによる欠航便リストを発表

イベリア航空はパイロット組合によるストが予定されている18日、日曜日の キャンセル便リストを発表した。(http://megustavolar.iberia.com/)
これによると、キャンセルとなるフライトは91便で、この日に予定されていた 全フライトの32%にあたる。
キャンセルとなったフライトを利用する予定であったクライアントに対する 返金、他便への振り替えの可能性などについては、本日、水曜日より通達が 行なわれる。
2度目のストが予定されている29日、木曜日のキャンセルリストについては、 後日、追って発表するとのこと。

スペインの一人当たり国内総生産、急降下

スペインの一人当たり国内総生産は1994年以降、2008年まで上昇を 続け、EU諸国の中でも裕福な国に属していたが、深刻な経済危機が続く中、 2009年以降、急降下が続き、昨年2010年度にはEU諸国の平均値に、 また、ユーロ圏では平均値の92%まで落ち込んだ。
これはスペイン経済が8年前にまで後退したことを意味している。
スペイン経済に最大の悪影響を与えたのが不動産関連業の衰退で、およそ 1500万人の失業者を出した。
現在、ユーロ圏の失業者で3人に一人はスペイン人となっている。

新幹線マドリッドーバレンシア間、1年間で200万人が利用

マドリッドとバレンシアをつなぐ新幹線の路線が開通してからちょうど1年が 経つが、この間に両都市間を移動した利用者はAVEが1944200人、 ALVIAが140800人で、計200万人を越えた。
それまでの在来線を走っていたALARISの利用者は約70万人であったため、 鉄道を利用して両都市間を移動する人の数は約3倍に伸びたことになる。
また、この路線がつなぐ全都市(マドリッド、バレンシア、クエンカ、アルバセテ、 アリカンテ、カステジョン)を含めると、この1年間の同路線利用者数は 350万人にのぼる。
マドリッドーバレンシア間の移動については、これまで飛行機を利用していた 人々の55%が、自家用車を利用していた人々の25%が、そして路線バスを 利用していた人々の5%が新幹線に移行したこととなる。


12月9日(金)

イベリア航空のパイロット組合、12月18日と29日にストを決定

イベリア航空がより低料金でサービスを行なう子会社、イベリア・エクスプレスの 設立を決定した事に対し、同社のパイロット組合が年末にストを行なう可能性を 示唆していたが、今朝、ストの日程と決行の発表が行なわれた。
組合側は、ストを避けるため、最期の最期まで交渉を試みたが、納得の行く結果は 得られず、仕方なく行なうストであり、利用者への被害が最小限に抑えられる 日を選んだとしている。
しかしながら、1日目のストがクリスマス休暇に入る直前であり、二日目が 大晦日の直前である事から、ストが多大な影響を出す事は避けられない。
ホテル業界などからは、1週間前にストの可能性が発表された時点ですでに キャンセルが出始めているとの声があがっている。
 スト決行が決定した今、勧業省からのミニマムサービスについての指導を待ち、 これに添った形でイベリア航空は利用者への情報提供、フライトの振り替え、 返金などの措置を取る事となる。

マドリッドで偽警官常習犯3名を逮捕

麻薬、偽札の取り締まりなどを理由に、ツーリストを狙って犯罪を重ねてきた 偽警官3名がマドリッドで逮捕された。
男性2名と女性1名による共犯で、警官に成りすまし、ツーリストから金銭他、 貴金属類、携帯電話などを盗んでいた常習犯。
盗んだあと、高級車に乗ってその場を立ち去っていたが、この度、その車と 思われる車両がマドリッドのVilla de Vallecas で発見され、その車に 乗り込んだところを逮捕された。

マドリッド、外科手術の順番待ち患者数更に増加

マドリッド自治州の発表によると、今年9月30日時点での外科手術順番待ちを している人数は54790人に達しており、その3ヶ月前の6月末時点に比べて更に 3000人以上増加したことが判明。
手術の待ち期間が長すぎるため、2004年より州政府は同問題の解決に 取り組んできたが、その後、2011年3月には55119人とそれまでの 最悪の数値を記録しており、現在、再びこの記録に近づきつつある。
ウェイティングリストに名を連ねるマドリッド住民の数は3ヶ月前より6.17%、 また、前年度同時期より8.17%の増加となっており、労働組合UGTマドリッド は、エスペランサ・アギーレ州知事率いる自治政府の失策であると指摘。


明日、12月8日(木)は無原罪の祝日にあたるためニュースはお休みさせて頂きます。


12月7日(水)

スペイン企業連、祝日カレンダーの大幅な変更を要請

スペインの企業連盟CEOEは、各労働組合に対し、祝日カレンダーへの 大幅な変更を提案する旨を通達した。
これは、幾つかの祝日を月曜日に替えようとするもので、飛び石連休を 無くすのが目的。
例えば今年12月6日の憲法記念日が火曜日、そして12月8日の 無原罪の祝日が木曜日であったために、その前の週末から次週の週末まで 9日間の飛び石連休となったが、こう言った事態を避けるために、祝日を 月曜日に変更しようとするもの。
祝日はそれぞれに伝統があり、人々の社会生活に根ざしているものであるため この変更が成された場合、大きな違和感が生じるのは免れない。
提案書によると、毎年1月6日とされてきた「主の御顕現」の祝日が6日前後の 月曜日に移され、5月1日のメーデーは5月の第1月曜へ、と言った形で 全国共通の祝日が14日あるうちの10日は月曜日に変更すべきとされている。
残りの祝日である1月1日、聖金曜日、イスパニアデー(10月12日)、 御降誕祭(12月25日)の4日については、その変更についてはふれられて いない模様。

セウタ海岸に大量の違法入国者

本日早朝、モロッコからスペイン領セウタへ違法入国を試みる者が多数 確認された。
国境付近の警備にあたっていた者からの通報により治安警察が現場へ駆けつけた際、 その正確な人数は判らないが多数の人間が国境の柵を乗り越え海に飛び込むのが 見られた。
その内、45名がスペインの治安警察に保護されセウタにある 移民センターに収容された。
同移民センターは500人のキャパシティーを持つが、すでに650人が 収容されていたところへ、今回の45名が加わったため、完全な定員オーバーとなり、 近日中に何割かがスペイン本土の収容所へ移される予定。
今回、違法入国してきたのは全員男性で、サハラ付近の住民と見られる。

チャンピオンズリーグ、バレシア敗退

昨日行なわれたサッカー・チャンピオンズリーグ第6節でスペインのチーム、 バルセロナはグループ内トップで16強入りを果たしたが、バレンシアは チェルシーに3−0で破れ、敗退に終わった。
チェルシーの3得点の内、1点目と3点目はドログバ選手によるゴールであったが この2得点に繋がるアシストを行なったのがスペインのマタ選手。
マタ選手は、今年の夏にバレンシアからチェルシーに移籍したばかり。

マドリッド、地下鉄駅にインフォーメーションデスク設置

マドリッドの地下鉄は、バラハス空港内にある二駅、ヌエボス・ミニステリオス駅、 アベニーダ・デ・アメリカ駅、プラサ・デ・カスティージャ駅の5箇所に インフォーメーションデスクを設置した。
地下鉄利用者はここで、時刻表、運賃など地下鉄関係の情報だけでなく、 マドリッドで行なわれる催し物についてなど、観光情報なども 得る事が出来る。
これらインフォーメーションデスクではスペイン語の他、英語による応対も しているとのこと。


明日、12月6日(火)は憲法記念日の祝日にあたるためニュースはお休みさせて頂きます。


12月5日(月)

今年前半の住居立ち退き件数、過去最大に

2011年の前半6ヶ月間に法的措置によって住居立ち退きを命じられた世帯数は 32010件、前年度比28%増となり、過去最悪の記録となった。
最も多かった州はバレンシアで7321件、これにアンダルシアの5318件、 マドリッドの5225件が続く。
逆に最も少なかったのはラ・リオハの142件、ナバーラの185件、 エクストレマドゥーラの220件。

テニス・デービスカップでスペイン優勝

テニス・デービスカップでは旱魃続きだったスペイン代表チームが、昨日、 11年ぶりの優勝を決めた。
決勝戦は対アルゼンチンとなったが、スペインのラファエル・ナダル選手と アルゼンチンのフアン・マルティン・デル・ポトロ選手との間で行なわれた 最終戦で、苦戦を強いられとことん追い込まれたところから徐々に持ち返した ラファエル選手がタイブレークで6点を続けて獲得し優勝が決定。 4時間にわたる 試合となった。
同大会でスペインが優勝したのはこれで5回目。


12月2日(金)

11月の失業状況、更に悪化

11月、新たに失業者として登録した人の数は59.536名で、 4ヶ月連続での増加となり、総失業者数は440万人を越えた。
また、これはスペイン独自の計算法による数字であり、EU共通システムによる 計算では失業者数は4.978.300名となっており、間もなく500万人の 壁を突破しようとしている。
更には140万世帯で家族全員が失業しており、230万人が1年以上の間、 失業状態にある。

飛び石連休に向け、交通特別取り締まり体制に突入

12月6日が憲法記念日、8日が無原罪の祝日にあたるため、今週末より スペインでは大型飛び石連休に入る。
また、この次期に重なってセビージャでテニス・デービスカップが行なわれる 事もあって、交通局では例年より更に多くの移動があると予測している。
このため、本日午後15時より11日の日曜日まで、特別取り締まり体制が 布かれるが、この間に昨年より360万台多い1050万台程度の車の移動が 予測されている。

マドリッドにてダ・ビンチ展開催

12月2日から5月2日までの間、マドリッドのカナル・アートセンターに於いて レオナルド・ダ・ビンチ展が行なわれる。
29のミュージアムや各機関の協力を得、ダ・ビンチの構想に従って 作られた60点のレプリカが展示される。
これらの作品がスペイン国内で展示されるのはこれが初めて。


11月30日(水)

マドリッド州、パルラ市の路面電車、運行を中止

パルラ市のトランビアは2008年より運行されているが、これの 運行・メンテナンスを行なっているAlstom社への市からの支払いが 滞っているため、昨日、同社はその運行を通常の25%まで縮小する事を 決定、そしてその後、昨夜には完全に運行停止することを決定した。
同社によると、パルラ市による未支払い総額は650万ユーロにのぼるとの事。

イベリア航空のパイロット、12月にスト予定

イベリア航空のパイロット組合は12月にストライキを行なう事を発表した。
同社がイベリア・エクスプレスと言う名の別会社設立を決定し、よりローコスト でのサービスを開始する事になったのが原因で、パイロット組合はこれに対する 抗議のストであるとしている。
パイロット以外に、客室乗務員組合等がストに参加するかどうかは現時点では 未定。
また、ストが行なわれる日時についてもまだ発表はされていない模様。


11月29日(火)

560万人の年金支給額凍結

例年、11月の物価指数が翌年の年金支給額の更新に利用されているが、 今年11月の物価上昇率は2.9%程度となる見通し。
通常ならば、年金支給額もこれに合わせて2.9%増となるが、長く続く 経済危機の中、政府は年金額の凍結を決めており、その結果、約560万人の 年金生活者が2.9%増の権利を失う事となる。
ただし、受給額が最低額の者については、その限りではなく、1%のプラスが 認められるため、その差として1.9%の権利を失う事となる。
この1%プラスの対象となる受給者は約320万人。

フランコの遺体を移動か?

独裁者フランコの遺体が埋葬されているバジェ・デ・ロス・カイ−ドス(戦没者 の谷)には、フランコ軍によって惨殺された沢山の共和国派の人々も埋葬 されているが、彼等の遺族の中には、独裁者と同じ場所に埋葬されている 事を嫌がる者が多い。
そのため、フランコの遺体を他所へ移すか、或いは 共和国派の人々の遺体を移すかを巡っての問題が未解決のまま残されている。
共和国派の人々の遺体については、その数も多く、また墓地の状態、遺骸の状態 も劣化している事から、遺族の希望に沿って特定の遺体だけを識別し取り出す事 はほぼ不可能であるとの見解が出されており、残された可能性としては 独裁者フランコの遺体を他所へ移す事とされていた。
よって政府は、カトリック教会側の許可があれば、フランコの遺体を取り出す 可能性を検討している。
フランコの遺族(娘)は数ヶ月前に、父親の遺体の移動について反対する姿勢を 示しているが、同問題の検討機関として置かれた特別委員会ではその12人の メンバー中、3名だけが反対を唱え、残りは賛成を投じているため、現時点では カトリック教会の見解を待つのみとなっている。


11月28日(月)

外国人旅行者による消費、8.4%の増加

今年1月から10月までに外国人旅行者がスペイン国内で消費した合計金額は 469億5500万ユーロで昨年同時期比較8.4%の上昇となった。
一外人旅行者1日の平均消費額は101ユーロとなり3.7%の増加、また、 外人旅行者一人当たりの平均合計消費額は924ユーロで0.3%の増加を見せた。
スペインを訪れるこれら外国人旅行者の数が増え続け、更に、一人当たりの消費額も 増加を続けていることから、深刻な経済危機が続くこの国における観光業の持つ 重要さが伺われる。
旅行者の国籍別に見ると、最も大きく貢献したのが英国で、そのあとにオランダ、 フランスが続く。

PP新政権、12月22日より稼動予定

去る11月20日に行なわれた総選挙で、PSOEに対し大差をつけて政権を手に入れた PPは、同党の総書記を務めるマリア・ドロレス・デ・コスペダル女史の発表によると 12月20日、21日の国会で新内閣の承認を得たあと、22日より政権に就くとのこと。
23日に第一回目の閣僚会議が予定されている。
これに先立って、マリアノ・ラホイ次期首相は今週中に各労組合や企業連代表との ミーティングを予定している。


11月25日(金)

ETA囚人、9割が総選挙で投票

スペイン国内で服役中のETAメンバーは現在552名いるが、 その中の487名(88%)が、去る11月20日に行なわれた総選挙に投票した。
投票しなかった者のうち、48名は投票権があったにも関わらず、自発的に 投票をせず、残り17名が判決により投票権を剥奪されている、或いはスペイン国内に 住民登録されていないなどの理由で投票出来なかった模様。

AVEのトンネル掘削機、Vigoに到着

3年前から作業を続けてきたAVEのトンネル掘削機ミニョカが昨日、ようやく Vigoに到着、その姿を現した。
このすぐ傍に高速列車用の国鉄ビゴ駅が建設される。
ミニョカと並行して作業を続けているもう一機の掘削機もあと数週間で作業を 終える予定でこれにて約8キロの掘削が完了となる。

ヨーロッパ、失業率の高い12地方のうち8地方がスペイン

EU統計局調べによるとヨーロッパ内で、最も失業率の高い地方をリストアップすると 上位12地方の内、8地方までがスペインとなっており、あとの4地方はフランスが 保有する海外の植民地であるため、事実上、高失業率ランキング上位はスペイン国に 絞られる形となっている。
上位8位に名を連ねているスペインの地方は、カナリアス、アンダルシア、セウタ、 メリージャ、ムルシア、バレンシア、エクストレマドゥーラ、カスティージャ・ラ・マンチャ。


11月23日(水)

海外からのツーリスト、10月までに8%増

スペインを訪れる外国人ツーリストの数は増加を続けており、今年1月から 10月までに年間比較8%の増加を示し、10ヶ月間ですでに5200万人近くに 達した。
最も多かったのが英国からのツーリストで10月には12%増となり、10ヶ月間で 1.242万2.212人がスペインを訪れている。
次いで多かったのがドイツ人で800万人強、そのあとにフランス人の700万人強が 続く。
また、最も増加率が高かったのはオランダ人とイタリア人で、それぞれ36.7%、 23.2%の増加となった。

カタルーニャ、毒キノコ中毒で男性死亡

バルセロナ県、マタロ市に住む73歳の男性が自身で採集したキノコを 食べたあと、嘔吐、下痢など典型的な中毒症状を訴え、バルセロナ市の Hospital Clinicに運ばれ死亡した。
食したのはLepiota属のキノコで、同属には毒のあるものと無いものとが あり、混同される事がある。
カタルーニャには1000種類ものキノコがあり、ここ数日の雨で同地方での キノコの時期が数週間延びたため、キノコ採集には充分な注意をするよう呼びかけて いる。

イケル・カシージャス通り、誕生?

サッカーチーム、レアル・マドリッドの、そしてスペインサッカー代表チームの ゴールキーパーを務めるイケル・カシージャス選手はマドリッドのモストレス市出身 であるが、同市の市長、エステバン・パロ氏は明日の木曜日、市議会で イケル・カシージャスの名を持つ通りを作ることを提案する模様。
正確には新しい通りを作るのではなく、現在、アベニーダ・デ・デポルテスと 呼ばれている大通りをアベニーダ・デ・イケル・カシージャスと改名する提案となる。
パロ市長は、その理由として、イケル・カシージャスがこれまででスペイン代表選手と して最多試合出場回数を持つこと、そして世界最優秀キーパーであることを挙げている。


11月22日(火)

バレンシアで大雨、カステジョンで4人死亡、1名行方不明

この三日間、バレンシア自治州で降った大雨により多くの被害が報告 されており、その中で死亡が確認されたのが4名、行方不明者が1名。
いずれもカステジョン県のオンダ市での川の氾濫が原因と見られる。
死亡したのは4名の家族で氾濫した川の水に車ごと流された模様。
他の1名は29歳のルーマニア人で昨日、職場に現れなかったうえに 彼の車が氾濫した川で発見されたため、川に沿い2キロにわたっての 捜査が行なわれたが、未だ発見されていない。
これ以上の被害を避けるため、オンダ市では昨日と今日の二日間、 全ての小・中学校を休校とした。
オンダ市以外にバレンシア南部、アリカンテ北部などでも休校とするところが見られ、 昨日は全体で29校、計9149名の生徒が登校出来なかった。


11月21日(月)

PP歴史的大勝利

昨日即日投開票が行われたスペイン総選挙で、野党民衆党(PP)が、全350議席中 186議席で、絶対過半数を獲得した。
党としてはやはり過半数を獲得した2000年を上回る数値で、歴史的な勝利となった。
一方PSOEは現在の169議席から59議席落とした110議席にとどまり、こちらも党としては 史上最悪の結果なった。
2004年の総選挙から首相候補で、3度目の正直となったPPのラホイ党首は会見で、 この困難な状況を皆で克服していく事を全国民に呼びかけた。
また、すべての国民のリーダーとなることを誓い、誰も除外することはないと強調した。
一方で、経済危機対策については、奇跡が起きるわけではないと付け加えた。
敗者のPSOEルバルカバ氏は完敗を認め、野党第一党として、政府と協力して経済回復 に向けて努力すると述べた。
また、この大敗の原因を詳しく分析するために党会議を開くよう党幹部らに呼びかけた。

総選挙、第6勢力は白票・無効票

昨日の総選挙で、下院の無効票は計31万5590人分で、全体の1.29%を占めた。
また白票は、33万898で、1.11%だった。
これらの合計は、全体の2.66%となり、数字上ではUPyD党に次ぐ第6勢力となる。
一方、上院の無効・白票は9%にのぼった。
今回の投票率は71.69%で、前回の73.85%をやや下回った。

16県で悪天候による注意報

スペイン気象局は本日、16県に雨や強風などによる注意報を発令した。
それによると、メリージャ、ポンテベドラとア・コルーニャには海沿いの地域で高波や 強風注意報が出ている。
また、ムルシア、アリカンテ、カステジョン、バレンシア、テルエル、タラゴナ、バルセロナ、 ジローナ、メノルカ、マジョルカ、イビサ、フォルメンテーラとアルメリアには大雨による 注意報が出されている。


11月18日(金)

ウナギ密猟の取り締まり強化

2010年より向こう10年間、アンダルシアでのウナギの捕獲は 種の保存の目的で禁止となっている。
しかしながら、その取締りがほとんど行なわれていないため、 グアダルキビール川では多くの密漁が続けられており、これを阻止 するための協定が本日、中央政府とアンダルシア自治州政府との間で 結ばれた。
グアダルキビール川の河口には一見、捨て去られたような小船が幾つも 見られるが、これらがウナギ密猟者が利用しているもので、今後、 正式な書類の整っていない全ての船は没収される事となる。

11月30日、パセオ・デ・グラシアの商店は夜中まで営業

昨年、バルセロナの経済振興のために初めて行なわれたイベント、 The Shopping Night Barcelonaは、今年、2度目の開催を迎える。
これは、通常の営業時間外に商店が営業を行なうもので、20時から 24時ごろまでバルセロナ市内中心のパセオ・デ・グラシア通りにある 商店の一部が参加したもの。
今年は、昨年に比べおよそ2倍の商店の参加が見込まれており、11月の 30日、ちょうどバルセロナ市がクリスマス用イルミネーションを灯す初日に 合わせる形で行なわれる予定。
昨年度のThe Shopping Night Barcelonaでは40万ユーロの売り上げをあげており 今年は更なる効果が期待される。

スペインのベーシックポイント、8月以降、初めてイタリアを上回る

ヨーロッパ内各国の経済信用度を示す基準として使われている ベーシックポイント(ドイツの国債と各国の国債の金利差)で、スペインは 8月以降、初めてイタリアのリスクを上回る数値に達した。
今朝、8時45分ごろ、スペインのベーシックポイントは503ポイントにまで 上がり、1997年以来、初めて500ポイントのラインを越えた事となる。
イタリアは去る11月9日に574ポイントにまで達し、これにブレーキを かけるため、欧州中央銀行が介入を行ない、本日の11時40分現在、482ポイント まで持ち直している。
スペインも朝8時45分に最悪の数値503ポイントを 記録したあと、11時40分現在には488ポイントまで戻ったが、イタリアの リスク指数を上回ったため、次に救済措置を受ける可能性が最も高い国はスペインで あるとのイメージが広がりつつある。


11月17日(木)

AVE、バレンシアーアンダルシア線、2012年度内に開通予定

現在、バレンシアからアンダルシアへ鉄道を利用して移動する場合、 特急アラリスを利用するか、マドリッドのアトーチャ駅を経由して超特急AVEで 移動するかのどちらかとなるが、前者を取る場合、セビージャまでの所要時間が 7.2時間、また、コルドバまでは6.01時間となっている。
超特急AVEを利用した場合でも、セビージャまで4.47時間、コルドバまでは 4.02時間かかっているが、アトーチャ駅を経由する必要が無くなると、 それぞれ、3.5時間、3.05時間に短縮され、およそ1時間、早く到着 出来るようになる。
この直通路線が2012年末までには開通する見通し。

スペイン国債、利率7.088%に

経済危機の嵐が続く中、本日、スペインは35億6300万ユーロ分の10年国債を 入札したが、価格の下落が進み、一時、7%を越えるに至った。
前回、同10年物の入札が行なわれた時の利回りは5.45%、そして 欧州が2度目のギリシア救済を決めた7月21日には、スペイン国債の利率は 5.92%と、今年最高値をつけていたが、本日の利回りに匹敵する前例を見るためには 1997年にまでさかのぼらねばならない。
当時のスペイン国債の平均利回りは6.53%で、最大7.25%に達した。


11月16日(水)

ベルナベウサッカー場にWIFI完備

マドリッドのサッカーチーム、レアル・マドリッドのホームスタジアムである サンティアゴ・ベルナベウサッカー場全体をカバーするWIFIネットワーク設備が 設けられる事となった。
これにより、約9万人の観客がサッカー観戦中にWIFIによるブロードバンド接続を 利用する事が可能となる。
現在、このシステムを取り入れている前例としては、米国のアメリカン・フットボール のスタジアムで一部、見られるだけで、ヨーロッパでは初の試みとなる。
現在のところ、試合観戦中に携帯電話を使って電話をかけるのにも、SMSを送信 するにも、約9万人の観戦客が集まる状況下では携帯電話の回線が常に混雑しており 支障をきたす事が多い。
このため、スタジアムで観戦中のファン達が試合中に 外部とのコミュニケーションを取るのは困難な状態となっている。
が、同設備導入により、インターネット回線を利用出来るようになるため、 携帯電話の回線が解放され、トラブルが軽減されると同時に、ネット経由による 外部とのコミュニケーションが自由に取れるようになる。
 レアル・マドリッドは、同システム設置にあたって、アメリカでの充分な経験を 持つシスコ社との契約を結ぶ事を決定。
また、同システム設置に加え、スタジアム内に多数の大型モニターを設置し、 場内にいる人達だけを対象にした試合映像を表示する事によって、より快適な 観戦環境を提供するとしている。
現時点でスタジアム内にあるモニターはすでに800台あるが、順次、新しいものに 取り替えていくとのこと。

カタルーニャの医師団スト、二日目に突入

カタルーニャ医師組合による呼びかけに始まったカタルーニャ州の医師ストライキは 今日で二日目に入った。
全体として、小さな医療機関よりも大規模な医療センターでの影響が目立った。
カタルーニャ自治政府発表によると、本日のストに参加した医師は全体の 20%程度としているが、組合側は73%が参加したとしている。
今回のストは明日の午前8時を持って一旦、終了となる予定。

政府、今年の経済成長率予想値を1.3%から0.8%に変更

その他の機関、外国の専門家などが、より低い数値を指摘する中、 スペイン政府だけが今年度の予想経済成長率を1.3%としての見方を維持して来たが 本日、初めて、これを0.8%に修正した。
今年第3・四半期が終わった時点での経済成長率は前年度同時期比較で0.8%と なっており、現在のスペインの経済状況、そして国際経済状況を見る限り、 第4・四半期になって大きな進展があるとは考えられず、現状維持、つまり本年度の 成長率はこれまでの予想値よりもはるかに低い0.8%程度に留まるとの見解を 認めるに至った。


11月15日(火)

10月のCPI3%

国家統計局(INE)の発表によると、10月の消費者物価指数(CPI)は前の月よりも0.8ポイント上昇し、 インフレ率は3%となった。
この上昇の主な原因は、秋のシーズン到来で衣服や靴などが値上がりした事による。
一方、前年同月比では0.1ポイント下がっており、こちらは住宅価格や運輸 の値下がりが影響を及ぼしている。
自治州別でみると、全ての州で上昇しているが、特にラ・マンチャ、エクストレマドゥーラ、ガリシア、ムルシア、 セウタ、リオハで上昇率が高くなっている。
逆に最も上昇率が低かったのはカナリアスとバレアレスだった。

マドリッド選管、今年のフランコ追悼式を禁止

マドリッド地方選挙管理委員会は、フランコ将軍の命日である今月22日が、今年は総選挙の投開票日にあたることから、 政治色の強い記念式典などの行事を禁止すると発表。
このため、毎年この日にオリエンテ広場で開かれていた同将軍及びファランヘ党創始者であるプリモ・デ・リベラ を称える集会は次週27日に延期となった。
ただし戦没者の谷で行われる追悼ミサは通常どおり行われるという。
一方反ファシズム連盟は、19日土曜日に戦没者の谷で抗議集会を行う事を予定している。

本日も10県で悪天候による注意報

気象局は、本日も引き続き10県で大雨や高波などの注意報を発令している。
コルーニャとポンテベドラでは、大雨と強風による高波注意報が出ている。
また、アストゥリアス、レオン、サモラ、サラゴサ、ウエスカ、ナバラ、レリダ、バルセロナ、ジローナと タラゴナには大雨注意報が発令されている。
特にアストゥリアスとレオンではかなり激しい雨となる模様。
また気温も全国的にかなり下がるとの予報が出ている。


11月14日(月)

国家警察試験、153人の定員に3万6千人が応募

先週から始まった、今年の国家警察官採用試験の一次審査は、153の定員に3万5千人が、 応募した。
定員153人のみというのは史上最低の数値で、経済危機による国家予算縮小が 影響している。
一方、応募者も就職難や失業などの現状から、より安定した職種を求める傾向にある。
最も定員数が多かった2007年には、5千人の定員に対し、約5万人が応募した。
この年には10人に1人が合格する計算だったが、今回は237人に1人となる。
国家警察の教育機関責任者は、警察官の任務は非常に激務であり、きちんと職務を 遂行するには、本人の強い意志と資質が問われる、と強調した。

17県で悪天候による注意報

気象局の発表によると本日17県で大雨や強風による注意報が発令されている。
サモラ、サラマンカ、アビラ、マドリッド、カセレスとウエルバには、大雨による 注意報が出ている。
また、アストゥリアス、レオン、ブルゴス、パレンシア、アラバ、ビスカヤ、ギプスコア、 ナバラ、アビラ、セゴビア、マドリッド、グアダラハラとクエンカには強風雨注意報が 発令されている。
気温もイベリア半島全域で下がる見込み。

ティッセンでベルト・モリゾ展

マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館では、フランスの女流画家ベルト・モリゾの 特別展を明日より開催する。
モリゾは、エドゥアール・マネの作品のモデルとしても知られ、マネの弟と結婚し1女をもうけた。
彼女は女性初の印象派画家であるだけでなく、当時の文化やファッションなどを愛し、女性の権利の 獲得などにも関心を抱いた。
彼女の作品からも当時の都会的女性像を垣間見ることができる。
スペインでモリゾの特別展が開催されるのは今回が初めてで、30点が展示される。
同展は来年2月12日まで。


11月11日(金)

スペイン経済、夏場に停滞

国家統計局が行なった正式発表によると、スペインの経済成長率は今年第1・四半期に 前四半期比較プラス0.4%と言う良い滑り出しを見せたものの、第2・四半期には 0.2%、そして夏には完全にブレーキがかかり、第3・四半期にはゼロとなった。
しかしながら、全年度同時期比較では、第一・四半期の成長率はプラス0.8と なっており、予想値を上回る数値となった。

エル・イエロ島でマグニチュード4.6の地震

現地時間で今朝0時20分ごろ、カナリアス諸島のエル・イエロ島でマグニチュード 4.6の地震が観測された。
今回の火山活動が始まって以来、最大規模の揺れである。
震源地は島の北部、フロンテラ市の北西部で、地下21キロメートルの地点。
その後、午前2時12分までの間にマグにチュード2.8、1.6などの地震が 計6回観測されている。
建築物などで一部被害が出たが、人的被害は無かった模様。

チンチョンで第一回・タパス&カクテル祭り開催

マドリッドの近郊にあるチンチョン市では本日、金曜日より第一回目の タパス&カクテル祭りが行なわれている。
開催期間は11月27日までで、最終日には最良のタパスが選ばれる。
チンチョン市は、マドリッド州の中では、サン・ロレンソ・デル・エスコリアル、 アルカラ・デ・エナレス、アランフエスに次いで、ツーリストの多い町。


11月10日(木)

スパンエアー、行政より更なる援助

カタルーニャの航空会社スパンエアーは2009年までスカンジナビア航空(SAS) の所有であったが、その後、カタルーニャの企業、投資家グループによる運営と なっている。
SASは、スパンエアーへの投資にリスクを感じており、売却当時、19.9%の株を 維持していたが、その後、徐々にこれを手放し、現在では10.9%まで減らしている。
オーナーの変わったスパンエアー社は2010年度決算が1億1.572万ユーロの 赤字となり、それでも2009年度と比較すると赤字額を37%減少するのに成功 しており、2011年度も引き続き赤字ではあるが更にその額は減少する見込み。
しかしながら、同社は今年末までにSASに対し、2700万ユーロの返済を 行なわねばならず、これに必要な資本源として、カタール航空の参入を期待していた。
カタール航空は、スパンエアーの49%の株主となる件について興味を示してはいたが 現時点で、公式な返答は無く、年末のSASへの返済期限が迫る今、カタルーニャ自治州 政府と、バルセロナ市は、スパンエアーに対し、1000万ユーロと1500万ユーロ の援助金を用意する事を決定した。
自治政府は、これらの援助は、あくまでもカタール航空の参入が始まるまでの 一時的な措置であるとしている。

不動産売買件数減少にややブレーキ

今年9月に行なわれた不動産売買件数は25881件となり、前年度同時期と比べると 28.2%のマイナスとなった。
結果として9月の売買件数は2007年以降、2番目の最悪の数値となった。
同月よりも悪かったのは唯一、今年の4月(24100件)だけ。
しかしながら、8月の前年度比較がマイナス38%、7月がマイナス34.8% であったのと比べると、その落ち方にややブレーキがかかった感がある。
月間比較で見ると、8月と9月では4.3%のマイナスとなった。


11月9日(水)は、「アルムデナの聖母」の祝日にあたるためニュースはお休みさせて頂きます。


11月8日(火)

首相候補テレビ討論、各紙の反応は?

今月20日に投開票が行われる総選挙で、2大政党の首相候補である与党社労党(PSOE)の ルバルカバ氏と民衆党(PP)のラホイ氏の直接討論が昨日マドリッドで行われた。
一夜明けた主要全国紙の反応は、概ねラホイ氏に軍配を挙げている。
エル・パイス紙は、「ラホイ氏、僅差で勝利」のタイトルを掲げ、討論後の アンケート結果をラホイ氏の勝ちとする人が、46%、ルバルカバ氏と答えた人は41%であると発表した。
エル・ムンド紙は、この結果をそれぞれ51.4%と44.2%としており、両氏の差は広がっている。
ABC紙は、ルバルカバ氏はすでにラホイ氏を次期首相として扱っていると評し、ラ・ラソン紙に 至っては「ラホイ首相」の大見出しを掲げている。
また20ミヌートス紙は、PPの掲げる経済対策の不明瞭さに攻撃的なルバルカバ氏に対し、 ラホイ氏は我慢強く対応したと報じた。

マドリッド、クリスマスの電飾今年も縮小

マドリッド市は、今年のクリスマス・イルミネーションの概要を発表した。
それによると、今年使用される電球は380万個で、昨年より60万個少ない。
また使用電力も昨年より下げ、省エネルギータイプの電球も増やすという。
イルミネーションのデザインも昨年とほぼ同じものを利用してさらなる経費削減に努める。 今年の点灯式は11月最後の金曜日にあたる25日から1月6日まで。
点灯時間は昨年と同様、平日と日曜日は午後6時から11時まで、土、日は午前零時までとなる。
また12月24日と1月5日は午前3時まで、大晦日は午前6時まで点灯される。

バラハス空港で「シェルパ」サービス

マドリッドのバラハス空港では、空港内で利用客の荷物運搬を代行する「シェルパ」 サービスを行っている。
このサービスは、空港の到着ロビーからタクシー乗り場などや、チェック・イン・カウンター への移動の際などに利用できる。
料金は荷物ひとつにつき1.60ユーロで、空港で直接係員に問い合わせるほか、電話やネットで事前に 予約することも可能。


11月7日(月)

大雨で 各地に被害

昨日カタルーニャ、パイス・バスコとナバラを襲った大雨により、各地で浸水や川の氾濫などの大きな被害が出ている。
ジローナでは建物の壁が大雨によって崩れたが、けが人などはいなかった。 バルセロナでは通りに大きな穴が空いたため、14戸の住民が避難した。
サン・セバスティアンでは3つの川が氾濫し、家屋の浸水や道路の冠水が起こった。
また、ナバラでも川の氾濫により自動車道の通行止めが行われている。

プラド美術館でエルミタージュ展

マドリッドのプラド美術館では、明日よりエルミタージュ展が、開催される。
ロシアのエルミタージュ美術館から貸与されたピカソ、カラバッジョ、カンディンスキーなどの 計160点が展示される。
エルミタージュ展は、プラド美術館の今年最も重要な特別展で、来年3月 25日まで開催される。

週末の交通事故死者12人

総合交通局(DGT)によると、先週金曜午後3時から日曜午前零時に起きた交通事故で亡くなった人は 12名、このうち1人はバイクを運転していた。
また他に4名の重傷者と5名の軽傷者が出た。
今年に入ってから昨日までの累計数は1272人で、昨年の同時期より206人減少している。


11月4日(金)

サグラダファミリアの周囲、観光バス駐停車禁止

バルセロナにあるサグラダ・ファミリア教会の周囲には毎日、多数の観光バスが 詰め寄せ、グループが乗り降りを行なっており、 混み合う時間帯では1時間に約60台のバスが到着する。
そう言った状況に対し、周囲の住民からの苦情は大きくなるばかりで、これに 対応するため、バルセロナ市では来年の春から同教会を取り囲む道路での 観光バスの駐停車を禁止する事を決定した。
現在、教会の接するマリナ通り、サルデニャ通りに観光バス停車用のスペースが 設けられているが、これを廃止し、同スペースを利用して歩道を広げる予定。
同時に、グループ観光がバスの乗り降りを行なうためのスペースとして教会から 少し離れた地域に停車スペースを分散する事となる。

エスペランサ・アギーレ、新動物保護条例を撤回

マドリッドのエスペランサ・アギーレ知事は、10月の頭に発表した 新動物保護条例の撤回を発表した。
同条例は1990年以降施行されていたものを改正したもので、 主な内容として、特に危険と見なされる動物をマスコットとして飼うこと、 飼い主を持たない動物に餌を与える事、動物をショーケースに飾る事などの禁止が 盛り込まれていたが、これでは本当に動物を保護する事にはならないとして 動物愛護協会を含む様々な方面から避難の声を浴びていた。
新条例に対し、去る11月1日にマドリッド市内中心、プエルタ・デル・ソル広場にて 抗議デモが行なわれたが、その僅か48時間後に知事からの撤回発表があったため、 デモに参加した人々は、その効果があったと解釈している。
 アギーレ知事は、撤回の理由として、同条例は、その内容について更に深く検討する 余地が残されており、現時点で急を要するものでは無い事もあり、その施行は先に 延ばす事にしたとコメントしている。

引き続き、全国的な悪天候

気象局ではスペイン各地に各種注意報、警報を発して注意を呼びかけている。
大雨注意報が出ているのは、ウエスカ、タラゴナ、バルセロナ、ヘロナ、マジョルカ、 イビサ、フォルメンテラ、コルドバ、セビージャ、ウエルバ、カディス、マラガ、 グラナダで、ウエルバ、カディス、アルメリア、セウタでは強風注意報も出されている。
 また、ポンテベドラ、ア・コルーニャでは波浪警報が、ルゴ、イビサ、 フォルメンテラ、マジョルカ、アルメリア、グラナダ、カディス、カナリアス諸島でも 波浪注意報が出されている。


11月3日(木)

エル・イエロ島、新たな噴火の可能性高まる

カナリアス諸島の一つ、エル・イエロ島では昨日、連続した小さな揺れに加え、 午前7時54分頃にマグニチュード4.3の地震が、午後にはマグニチュード4.4の 地震が観測された。
10月の半ば前に始まった1度目の海底火山の噴火のレプリカではなく、専門家達の 間では、新たな噴火の予兆であるとの見方が強まりつつある。
今回、危惧されるのも前回同様に海底での噴火で、前回が島の南方であったのに対し、 今度は北側となる事が予想されており、政府は4000人と言う、島内で最も 人口の多いフロンテラ市の住民の避難の必要性を検討中。
付近の海水は地下から噴出す有毒ガスが溶け込んでいるため、島民には沿岸でとれた 魚を食べないよう警告している。

車の販売数、26年前のレベルに

スペイン国内における消費は沈滞したままで、車業界においてもその影響が 顕著に見られる。
去る10月の新たなナンバープレート登録数は57278件で、前年度同時期比較 6.7%のマイナスとなっており、現在使われている同じシステムによる統計が 取られ始めた1989年以降、最悪の数値となった。
また、それ以前と比較する場合、統計システムが異なるため、幾つかの点において 比較対象するための調整を行なう必要があるが、今年度と同じレベルであった年を 探すとなると1985年まで、また、今年度以下の数値となると、1984年度まで 遡らねばならない。
 1979年から1985年までの10月の平均販売数は 45000台だった。


11月2日(水)

エル・イエロ島でマグニチュード4の地震

カナリアス諸島の一つ、エル・イエロ島では依然、頻繁に揺れが続いており、 今朝7時45分ごろにはマグニチュード4の地震が観測された。
現在のところ、島からの噴火は無く、海底からの小さな噴火に留まっているが 今後、陸地からの噴火がある可能性も充分にあるとして警戒を強めている。
昨日の朝方だけでも島の沿岸部で31回の地震が観測されており、4時15分には マグニチュード3.9の地震が記録された。
現時点で島の住民の島外への避難は行なわれていないが、政府は必要に応じて 避難出来るよう、船会社と航空会社とのコンタクトを取り始めている。

レウスの空港、春まで旅客機の運行停止

タラゴナのすぐ傍にあるレウスの空港から、11月6日から4月までの間、旅客機が 姿を消す。
レウス空港では昨年同時期には9つの目的地をつなぐ旅客機が週に54便、運行されて いたが、これらを担っていた航空会社ライアン・エアーが、冬場の運航を停止したため 春の訪れまで、事実上、幽霊空港と化す。
これにより空港で働く従業員が88名失業し、また、間接的な影響により出る失業者は 300名に及ぶ見込み。
スペイン空港事業団AENAは、ライアン・エアーに代わる航空会社を見つけるため、 13社と交渉を続けているとのこと。

全国的な悪天候

スペイン全土で天気が悪化しており、気象局では注意を呼びかけている。
ア・コルーニャ沿岸部、ポンテベドラ、アビラ、 サラマンカ南部、カセレス北部に大雨警報が、ア・コルーニャ内陸部、オレンセ、 レオン、パレンシア、サモーラ、バジャドリ、サラマンカ、マドリッド北西部、 セゴビア南部、トレド、カセレス、バダホス、ウエルバ、セビージャ、カディス、 コルドバ、そしてマラガの一部に大雨注意報が出されている。
また、アストゥリアス南部、カンタブリア南部、バスク3県内陸部、ア・コルーニャ 沿岸部に強風警報が、ア・コルーニャ内陸部、ポンテベドラ、オレンセ、ルゴ、 カスティージャ・イ・レオン全県、アラバ南部、ギプスコアとビスカヤの沿岸部、 ナバーラ、リオハ、バルセロナとジロナの一部、ウエスカ、サラゴサ、グアダラハラ、 マドリッド、クエンカ、トレド、シウダ・レアル、カセレスの一部、バダホス、 ハエン、コルドバ、カディス、マラガ、セビージャ、ウエルバで強風注意報が出されて いる。


11月1日(火)は、諸聖人の祝日にあたるためニュースはお休みさせて頂きます


10月31日(月)

第3四半期の経済成長率ゼロ

スペイン銀行の発表によると、今年7〜9月の経済成長率は0.0%、第2四半期と比較すると 0.2ポイント下がった。
一方、昨年同時期との比較では0.7%増となった。
同行ではこの原因を国内需要の停滞とみており、特に建設業の需要や公共事業の減少などを 挙げている。
また家庭の消費もわずか0.1ポイント上昇に止まった。
逆に海外の需要はわずかながら上昇しており、商品の輸出や旅行業などがこれに貢献している。
同行では、これらの傾向が続き税収が伸び悩むと、年内の国内総生産欠損を6%以下に 抑えるのが困難になると警告している。

次期首相は民主政治以降最高齢

来月22日に迫った総選挙で、次期首相として最も有力視されている、民衆党(PP)ののラホイ党首(56歳) と社労党(PSOE)のルバルカバ前内務大臣(60歳)。
どちらが首相となってもスペイン民主主義政権では、最高齢での就任となる。
これまでで最も高齢で首相の座に就いたのは、1981〜1982年に政権を執ったカルボ・ソテロ氏で、 55歳だった。
一方、民主主義政治初の首相となったアドルフォ・スアレス氏は、就任当時44歳、後継者のフェリペ・ ゴンサレス氏は50歳だった。
最年少は、1996年に首相となったPPのホセ・マリア・アスナル氏と現職のサパテロ首相で、 ぞれぞれ42歳だった。

プラド美術館、来年から月曜日もオープン

マドリッドにある国立プラド美術館は、来年1月16日より現在休館日となっている月曜日も開館すると 発表した。
これにより、クリスマスの12月25日、1月1日と5月1日以外は毎日オープンとなる。
また、これまで閉館していたイースターの聖金曜日も開館が検討されている。
一方、月曜日の入場無料時間帯は、火曜から土曜日と同様午後6時から8時まで、日曜日は従来どおり 午後5時から8時までが無料。


10月28日(金)

失業者数、500万人目前

今年の7月から9月にかけて、スペインにおける失業者数は更に144000人の増加となり、 その数は4978000人を越え、500万人の壁を目前にするまでに至った。
これにより失業率は21.56%となり、1996年以降、最悪の記録となった。
これは、2007年の終わりに経済危機が始まって以来、状況は底をついた訳ではなく、 更に悪化し続けていることを表している。
経済危機が始まった直前、2007年の第1・四半期には、失業率は統計が取られ始めて以降、 最低値となった8.02%を示していた。
地方別に見ると、失業率が最も低いのがナバーラで、11.68%。
これに対し、最も高いのがアンダルシアで30.93%に上る。

交通局、特別取り締まり体制に入る

11月の1日が諸聖人の日の祝日にあたるため、10月31日の月曜日を挟んで 飛び石4連休となる。そのため、交通局ではおよそ560万台の車による移動があるとして、 本日、金曜日の午後15時より交通特別取り締まり体制に入る。
最も交通量が多くなることが予想されるのはミニバカンスに突入する本日、金曜日の午後、 そして多くの人々がお墓参りに出かける火曜日の終日となることが予想される。

セビージャ、本日より買春行為に罰金

セビージャ市では、本日より買春行為に対し、罰金を課せられる事となった。
金額は750〜3000ユーロ。
同市の警察は今年8月末より路上売春の取り締まりを行ってきたが、この間に100人以上の 売春婦を確認している。
同時に売春行為の犠牲者となっている女性を救済するための対策として、様々な情報を 盛り込んだ案内書のスペイン語から他言語への翻訳や、警察の介入なしの相談窓口の設置を 行っている。


10月27日(木)

グラナダの地下鉄工事、2013年まで延長

2007年に始まったグラナダの地下鉄工事は、2012年内の完成が 予定されていたが、経済危機の続く中、工事は大幅に遅れており 完工予定時期は、新たに2013年とされた。
アンダルシア自治州政府から工事請負業者への支払いは2011年分から 完全に滞っており、すでに未支払い額は5500万ユーロに達しているとのこと。

スペインのAVE、サウジアラビアに進出

スペインの超高速列車AVEがサウジアラビア国内を走る事が決定した。
サウジアラビアは数年前に、超高速鉄道の建設における参加企業の募集を開始したが 世界中から集まった企業の中で、スペインとフランスが候補として残っていた。
そして、最終審査でスペインが選ばれ、サウジアラビアのメディナからジェッダ、 そしてメッカを結ぶ全長450キロのルートをAVEがつなぐ事となる。
同事業はサウジアラビアとスペイン、両国の複数企業による共同事業となるが、 サウジアラビアの企業が占める割合は12%、スペイン企業の占める割合が88%と、 そのほとんどがスペイン企業のコントロール下に行なわれる事となる。
「砂漠のAVE」、または「巡礼者のAVE」と呼ばれるこの鉄道は、年々増え続ける 巡礼者の移動には不可欠なものとしての位置づけがされており、その予想利用者数は 一日あたり166000人、年間にして6千万人に達すると言う。
当初の予定では、同事業の契約には、450キロの線路の建設、 35の列車の導入、そして運行開始後12年間の線路、列車のメンテナンスサービスが 含まれており、その契約額は67億3600万ユーロにのぼる。
時速320キロで走る「砂漠のAVE」が開通すると、メッカとメディナの間を 2時間半以内で移動する事が可能となる。
サウジアラビアへのAVEの輸出は、AVE(スペイン高速鉄道)の名、その実績を 世界に向けてアピールするのに大きく貢献すると期待されている。


10月26日(水)

ペドラフィタで初雪

スペイン全国を覆った低気圧の影響により各地で雨が見られたが、 ガリシアのオス・アンカレスでは今シーズン初雪となり、昨日は 白いマントに覆われての夜明けを迎えた。
サンティアゴ巡礼路が通るこのあたりでは、今も歩く巡礼者が多く 見られるが、夏の陽気の中で始めた巡礼が、突然、雪景色となった事に 戸惑う姿も多く見られた。
本日、ルーゴ県の山岳地帯では悪天候による注意報が、また、ア・コルーニャ、 ポンテベドラの沿岸部では警報が出されている。

スペインでの退社時間、ヨーロッパ諸国の平均より2時間遅い

スペインにおける社会生活の時間帯管理、研究を行なっている国立機関ARHOEは ドイツ、ベルギー、フランス、フィンランド、イタリア、ルクセンブルグ、英国、 スエーデン等、各国における労働時間帯について、金融業、サービス業、 オフィスワーク全般、行政機関、商店、工場などを対象に調査を行なった。
これによると、デパートなどの大型ショッピングセンターの平均が 19時〜22時となっているのを例外として、その他の平均退社時間は、 夕刻17時〜18時となっており、スペイン国内の平均退社時間19時と比較すると 他のヨーロッパ諸国では、およそ2時間早く退社している事が判る。
 また、昼休みを取らず、午後までの継続労働シフトの実例があるのはスペインだけで、 他の諸国では例を見ないことも判明した。
この継続労働シフトは、スペインにおいて特に夏場に銀行、行政機関、一般企業などで 採用されている。
 退社時間について、スペインが他の国々よりも遅くなっている理由の一つとして 考えられるのは昼食に費やす時間の違いで、ヨーロッパ平均が30〜60分であるのに 対し、スペインでは1時間半〜2時間となっている。


10月25日(火)

ワールド・ユース・デイのミール・クーポン600万ユーロ分未払い

8月中旬にマドリッドで開催されたカトリック教会のワールド・ユース・デイで、巡礼者が利用したミール・クーポン の支払いが遅れていることがわかった。
このクーポンは、ユース・デイ主催者と契約した大手ファーストフードチェーンや地元のバルなど マドリッド州内の飲食店で利用された。
契約では、このクーポンの請求は9月の19日と10月3日の2回にわけて支払われる事になっていたが、 現在の所このクーポンによる全収益のおよそ20%にあたる600万ユーロが未払いとなっている。
市内中心部でバルを経営する男性は、我々のような個人経営の店にとっては支払いの遅延は致命的であるとし、 すみやかな措置を望むと述べた。
また、マドリッドのレストラン協会によると、店によって全額受け取った所、一部、または全く支払われていない所 などばらつきがあるという。
ユース・デイ主催者側は、送られてきたクーポンの読み取り作業や、事前に登録されている 番号とクーポンの番号が一致しないケースなどにより予想外の時間がかかっていると説明している。

アルメリアで2度の地震

今朝未明、アンダルシア州アルメリア県の2箇所で地震が発生した。
これらの地震があったのは、同県クエバ・デ・アルマンソーラとスルヘで、マグニチュードはそれぞれ 3.7と3.8だった。
現在の所、この地震による家屋の損壊やけが人などは報告されていないが、多くの住民が揺れを感じたという。
またクエバ・デ・アルマンソーラでは午前3時ごろマグニチュード1.6の余震も観測されている。
この町では今月14日にがけ崩れが発生し、洞窟住居に住んでいた親子3人が亡くなる事故が起きたばかり。

経済危機により、飲食店の利用者減少

NPDコンサルタント社の調査によると、バル、カフェテリアやレストランなどを訪れる回数は、年平均 118回で、前回の調査より6%減少した。
またこれらの施設での消費も1人あたり5%減っている。
NPDによると、消費者の80%が、個人経営の店を利用しているが、大手が経営するチェーン店なども経済危機により 需要が増えている。
これらの飲食店は、オフィス街で、ランチのほか朝食やディナーメニューで様々なサービスを展開し、 集客に効果を挙げている模様。
また、特定の料理やメニューなどを看板にしている店の人気も上昇しているという。


10月24日(月)

9月の宿泊所占有率8.4%上昇

国家統計局(INE)の発表によると、9月にホテルなどの宿泊施設利用日数は、 昨年同月より8.4%上昇した。
この上昇の理由は主に外国人観光客によるもので、前年比12.4%増加している。
国別でみると、最も多く旅行者を輩出したのはドイツとイギリスで、それぞれ6.8%と10%増加している。
外国人が最も訪れたのはバレアレス諸島で、これにカタルーニャとカナリアス諸島が続く。
一方、国内居住者が最も多く訪れたのは、アンダルシア、バレンシアとカタルーニャだった。
また宿泊費は、8月と比較すると0.6ポイント下がったが、昨年同月比では2.3ポイント 上昇した。

49県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、49県に強風や大雨などによる警報・注意報を発令した。
それによると、カンタブリア、ナバラ、アラバ、ビスカヤ、ギプスコアとアストゥリアスには、 強風警報が出ており、最大風速110キロが予測されている。
一方、大雨注意報は、カステジョン、カディス、コルドバ、グラナダ、ウエルバ、ハエン、 セビージャ、マラガ、サラゴサ、ウエスカ、カンタブリア、アストゥリアス、シウダ・レアル、クエンカ、グアダラハラ、トレド、 パレンシア、サラマンカ、アビラ、レオン、セゴビア、バジャドリ、サモラ、バルセロナ、ジローナ、 レリダ、タラゴナ、セウタ、マドリッド、バダホス、カセレス、ルーゴ、オレンセ、 マジョルカ、メノルカ、フォルメンテーラに発令されており、1時間に40立方メートル の降雨となる見込み。
また、アンダルシアやカンタブリアの海沿いでは、強風と共に高波注意報も出ている。

週末の交通事故死者14人

総合交通局の発表によると、先週金曜午後3時から日曜午前零時までに起きた交通事故による 死者は14人だった。
また4人の軽傷者が出たが、重傷者はいなかった。
最も死者が多かったのは日曜日で7人が亡くなっている。 今年に入ってから昨日までの累計数は1222人で、昨年の同時期より11.8%減少している。


10月21日(金)

ETA、武力活動の完全放棄を宣言

バスク独立を掲げて武力活動を続けてきたテロ組織ETAが、昨日、WEBを通じて 世界に向け、武力活動を完全に放棄する事を宣言した。
組織の解散や武器の引渡しについては触れられていないが、今後は武力による闘争を やめ、会話による交渉を行なうとしている。
ETAは1960年に最初のテロを行なって以来、40年以上に渡って武力による 殺戮を繰り返してきた。
これまでに殺された人の数は829名に上り、その内の506名が軍人、警官など、 治安維持に携わる者、48名が企業家、39名が政治家となっている。
また、現時点でETAのメンバーとして世界中で703名が投獄されており、 その内、スペイン国内に監禁されているのは559名。
その中の438名がテロ活動を行なった罪で服役中で、残りの121名は 判決待ちとなっている。
 同組織がテロ活動の主舞台としてきたスペイン、フランスを始め、国際社会は 民主主義の勝利と見なし、ETAの武装放棄宣言を祝福しているが、組織そのものの 完全な解散、そしてこれまでに入手した武器、弾薬、火薬などの引渡しが行なわれる までは、信用に値するものでは無いとの見方もある。

マドリッド、ラバピエスでタパス祭り

マドリッドの中心にあるラバピエス地区で今月20日から30日までの間、 タパピエスと称して、タパス祭りが行なわれる。
ラバピエス付近にある30店以上、11国籍の店が参加しており、 それぞれが固有のタパスを出品、どれも一つ、1ユーロで楽しむ事ができ、 一つ食べるごとに、更にもう1品、或いは10ユーロ券などが当たる可能性もある。
また、どのお店のタパスが一番美味しかったかを投票する事が可能で、 これによって、参加店によるコンクールが行なわれる。


10月20日(木)

EU、スペインを鉄道交通の入り口に

スペインはEUに対し、ヨーロッパ鉄道計画の一環として5つの企画を 持ち込んでいたが、その中で地中海ラインと大西洋ラインの2企画が 最優先プロジェクトとして取り上げられる事が決定した。
地中海ラインはスペイン国内のアルヘシラスからポルトボーまでを 地中海岸沿いに結ぶものでポルトボーから南フランスに入ったあと イタリア北部、スロベニア、ハンガリーを通り、ウクラニア国境までを つなぐ事となる。
また、大西洋ラインはポルトガルのリスボンからスペインのバジャドリ、ビトリアを 経由しフランスに入ったあと、パリからストラスブルグまでをつなぐ形となり、 これら二つの最優先プロジェクトについては、2020年の完成を目指す事となる。
 その後の第2段階として予定されているのが中央ラインと呼ばれるもので、 アルヘシラスからマドリッド、そしてサラゴサから地中海ラインに接続してフランスへ 抜けるルート、そしてカンタブリアと地中海との接続ライン、大西洋と地中海との 接続ラインの建設が予定されている。
いずれも、EUが構想するヨーロッパ鉄道網の基本ラインとして組み込まれており、 それぞれの国の予算とEUからの援助金による共同事業となる。
 特に経済的効果が期待されるのが地中海ラインで、アジア方面からヨーロッパへ 入ってくる物資の流通が飛躍的に向上する事が予想されている。
現在、スエズ運河を通って地中海まで運ばれたアジア発の商品は、スペインの 港湾都市の交通が充実していないため、その77%が更にジブラルタル海峡を抜け 大西洋を北上したあとヨーロッパ北部の港湾都市に陸揚げされており、鉄道を使って ヨーロッパ各国へ運ばれるのは全体の僅か4%程度となっている。
こう言った状況に対し、ヨーロッパ鉄道の地中海ラインが完成すると、カルタヘナ、 バレンシア、タラゴナ、バルセロナの4つ港が主要陸揚げ港となり、輸送船による 運搬所要日数は3日から4日ぐらい短縮される事となる。
これらヨーロッパ鉄道網は高速列車でつながれる予定で、貨物運搬を第一の目的と しているが、同時に旅行者による利用も可能となる。

スペイン人の21%が貧困生活

国家統計局の本日発表によると、スペイン人の21%が貧困に苦しんでいると言う。
貧困の境界線は平均収入の60%とされており、年収がこれを下回る場合、 貧困生活者の枠に数えられている。
具体的には大人一人暮らしの場合、年収が7533.3ユーロを下回る場合、 大人二人暮しの場合だと年収11.300ユーロ、大人二人に14歳以下の子供一人の 3人暮らしの場合、13,560ユーロ未満である場合に貧困生活を送っていると 見なされる。
経済危機が続く中、2009年と2010年とでは、貧困生活者の数は 1%の増加を見せ、全体の21.8%にまで達している。
 地方別に見ると、こう言った状況にある家庭が最も多いのはエクストレマドゥーラで 全体の38%。
これに続いてカナリアスが31%、そしてアンダルシアでも30%を 越えている。
逆に貧困生活者が少ないのはナバーラの7.3%、これにバスクの11.6%、 アストゥリアスの12.3%が続く。


10月18日(火)

第3四半期の住宅価格、5.6%下落

勧業省の発表によると、第3四半期の住宅価格は、昨年の同時期より5.6%下落、 2008年末に始まった値下がり傾向は当分続くことが予測される。
今年7月から9月の平均価格は1平米あたり1729.3ユーロで、2005年の第1四半期 以来最も低い数値となった。
また今年第2四半期と比較しても1.3%下がっている。
新築物件の平均価格は、1平米1747.5ユーロで昨年より5.4%下落、中古物件は1719ユーロ で、5.9%下がった。
自治州別でみると、最も下落したのはアラゴンとマドリッドでそれぞれ8.4%、これに ムルシアとリオハが続く。
逆に下落が小さかったのはバレンシア、バレアレス、カナリアス、ガリシアだった。

8月の債務不履行率、7%超

スペイン銀行によると、8月の金融機関に対する個人及び企業の債務不履行率は7%以上となり、 1995年1月以来の高い数値となった。
また、7月と比較しても0.2%増加し2ヶ月連続の上昇となった。
一方、昨年の同時期との比較では1.5ポイント増加となっている。

ミゲル・エルナンデスの資料、市の経費削減で遺族に返還

スペインを代表する詩人ミゲル・エルナンデスの作品や遺品などの膨大な資料が、保管されていた アリカンテ県エルチェ市の資料館から遺族に返還された。
これらの資料は社労党政権時代に遺族と協定が結ばれ、同資料館に保管・展示され、これに対して 遺族に一定の報酬が支払われていた。
昨年その協定の更新が行われ、さらに20年間の契約が交わされたが、今年の地方選で 民衆党に政権が交代、予算削減の一環としてこの契約を破棄した。
現政権は、やむをえない措置としているが、遺族側はこれを不服として法的手段に訴える準備を進めている。
遺族代表の1人は、政治的な意図があり納得できない、市民に我々が、税金で暮らしているかのような誤った イメージを植え付け、精神的苦痛を受けたと訴えた。
また、5千点以上に上るこれらの資料は、当面銀行の貸し金庫に預けられるため、この詩人の研究者らにとっても これからの研究は困難になるであろうと述べた。
ミゲル・エルナンデスは、スペイン内戦中に投獄され、31歳の若さで獄中死した。


10月17日(月)

8月の公共交通機関利用者3.2%上昇

国家統計局(INE)によると、8月に国内移動のためなんらかの公共交通機関を利用した人は、 昨年の同月より3.2%上昇した。
それによると中・長距離列車の利用は、昨年より0.2%上昇、 一方飛行機で移動した人は、0.3%減少した。
また都市部の交通機関の利用は4.5%、都市と郊外を繋ぐ路線は1.3%上昇した。
このうち鉄道利用者は2.5%上昇したが、バスの利用者は0.5%減少した。
また沿岸航海の船舶利用者は0.5%上昇している。

PPとPSOEの差、さらに拡大

全国紙エル・パイスが行った調査によると、今総選挙が行われた場合野党民衆党(PP)に投票すると答えた 人は、与党社労党(PSOE)とした人より15.8ポイント多く、その差は1ヶ月前の調査より1.7 ポイント拡大した。
この調査によると、PPは45%の得票率で185〜190議席を獲得する見込み。 一方のPSOEは115〜120議席どまりとなり、2000年に当時のアルムニア候補の時に 獲得した同党最低値の125席を下回る可能性も出てきた。
また87%の国民がPPの勝利と絶対過半数を予測している。
首相候補を正式表明した前後にはかなり評価が高かったPSOEのルバルカバ氏も、2調査連続で ポイントを下げており、政治家としての評価が低かったラホイPP党首を下回る評価となった。

週末の交通事故死者8人

総合交通局(DGT)によると、先週金曜午後3時から日曜午前零時までの間に起きた交通事故 で亡くなった人は8人だった。
またこれらの事故で4人の重傷者と1人の軽傷者が出ている。
最も死亡者が多かったのは土曜日で5名が亡くなっている。
今年に入ってから昨日までの累計数は1184人で、昨年の同時期より179人、すなわち 13%の減少となった。


10月13日(木)

ヨーロッパ都市ビジネスランキングでバルセロナにマドリッドが接近

毎年、Cushman & Wakefield コンサルタント社が500人の企業家に対し、 ヨーロッパの中で最もビジネスを行なうのに適した都市はどこであるかについて アンケート調査を行なっているが、今回の発表では、バルセロナが降格、 マドリッドが上昇し、二都市間の差が大きく縮まった。
前回、第5位に位置していたバルセロナはベルリンに抜かれ第6位に落ち、 第8位に甘んじていたマドリッドが7位に上昇。
トップ3は、例年通り1位がロンドン、そしてパリ、フランクフルトと続き、 今回、第4位、第5位にはアムステルダムとベルリンが食い込んだ。
尚、同じ国の二つ以上の町がトップ10入りしているのは、ドイツとスペインだけ。

マドリッド、40日間晴天続き

気象局によると、マドリッドで最後に雨が降ったのは9月3日で、それも レティロ公園内の測定によると、僅か0.4リットル/u であった。
雨が降らない事も影響してマドリッド市内の大気汚染は進む一方で、 大気中における二酸化窒素の含有量は、現時点ですでに1年間のリミットを 越えている。
1年間のトータル含有量として定められている限界値を、24箇所に設置された 測定器のうち、7箇所においてすでにオーバーしており、同状況を前に、行政は 何等、対策を打ち出すことも無く傍観しているのが実情。
昨夜を例に挙げると、22時現在でマドリッド市内のエリプティカ広場に 置かれている測定器が292マイクログラムを示しており、これに続いて ラモン・イ・カハルで227マイクログラム、エスクエラス・アギーレスで 222マイクログラムの二酸化窒素が観測されている。
気象局の予想では、現在、イベリア半島を覆っている高気圧の影響による好天は まだ続き、少なくとも向こう1週間は雨の降る確立は無いため、大気汚染は今後、 更に悪化する事が予想される。
 尚、長い旱魃が続く中、マドリッドの貯水量は比較的、安全圏を維持しており 現時点で、平均、そのキャパシティーの74%を維持しているとのこと。


10月12日(水)は、「柱の聖母」の祝日にあたるためニュースはお休みさせて頂きます。


10月11日(火)

9月のCPI3.1%

国家統計局(INE)の発表によると、9月の消費者物価指数は3.1%で、 8月よりも0.2%上昇した。
INEでは上昇の原因をアルコール飲料、タバコ及び交通機関の値上がりと見ており、 それぞれ0.2から4ポイント上昇している。
また、燃料、清涼飲料や生鮮食料品もやや上昇したほか、8月のバーゲンシーズンの終了に伴い、 衣料品なども値上がりしている。
一方、ユーロ通貨圏全体のCPIは3%で、8月よりも0.3ポイント上昇した。

昨年のマドリッド公共交通機関利用率2.42%減少

マドリッド自治州の調査によると、昨年公共交通機関のチケットを購入枚数は2009年より 2.42%減少し、1993年以来最も低い数値となった。
交通機関別でみると、郊外と市内を繋ぐ路線バスの利用は3.6%、地下鉄は3.3%下がった。
また鉄道近郊線は1.3%、市内循環バスは0.8%下がっている。
同州ではこの理由を経済危機と失業率の増加によるものとし、買い物やレジャーに交通機関の利用を 避ける人が増加したと見ている。
また、昨年はチケットの値段が平均7.21%上昇しており、この点も利用者の減少に 大きな影響を与えていると見られる。

プラドで細密画展

マドリッドのプラド美術館では、本日より細密画展を開催する。
この特別展は、同館のムリージョ門近くの展示室で来年2月26日まで行われる。
これらの作品は36の細密画と3つの小さな肖像画で、主に私的なプレゼントとして 贈られることが多かったが、条約などを取り交わした外国大使らに文書と共に 送られる事もあったという。
肖像画のひとつはゴヤによって描かれているが、ほとんどの作品は一般には知られていない画家 の作品。


10月10日()

8月の住宅売買、38%減少

国家統計局(INE)によると、今年8月の住宅売買件数は、2万7038件で、 昨年同月比38%の減少となった。
これで6ヶ月連続の減少となり、また史上2番目に低い数値となった。
今年の7月と比較しても4.8%減少した。
一方、新築物件は41.4%、中古物件は34.2%それぞれ減少している。

週末の交通事故死者10人

総合交通局(DGT)によると、先週金曜日午後3時から日曜午前零時にかけて起きた 交通事故による死者は10人だった。
また、これらの事故で4人が重傷を負った。
最も死亡者が多かったのは土曜日で8人が命を落とした。
今年に入ってから昨日までの累計数は1162人で、昨年の同時期よりも12.5%少ない数値 となった。

デュラン・ジェイダ氏の発言に批判集中

カタルーニャの保守系政党CIUのデュラン・ジェイダ党首の発言に対して、 アンダルシアなどの各党や中央政府からの批判が集中している。
これは先週バルセロナで行われた会議での発言で、カタルーニャの農家が苦労している一方で、アンダルシアの 農民は補助金をもらって一日中村のバルで過ごしている、と述べたもの。
アンダルシア出身でPSOE(社労党)のアルフォンソ・ゲラ氏は、高級ホテルで生活している人に限って月々 400ユーロの手当てしかない日雇い労働者を批判する、と会期中はマドリッドのパラス・ホテルに滞在 するデュラン:ジェイダ氏に対し皮肉を交えて批判した。
また前アンダルシア自治州知事のマヌエル・チャベス副大臣は、カタルーニャを擁護するために、 他の地方を攻撃する必要はない、デュラン・ジェイダ氏はエリート主義、階級主義で、 ある意味人種差別主義者とも言えると痛烈に批判した。
また中央政府の閣僚としてではなく、アンダルシア人の1人として抗議すると述べた。
一方、PP(民衆党)カタルーニャのホルヘ・フェルナンデス氏は、非常に残念な発言であるとし、 世論調査の結果が芳しくないのでCIU党は神経質になっているのでは、と述べた。


10月7日(金)

スペインの人口、10年後には50万人減

国家統計局発表によると今年1月から7月までに、スペインの人口は 27771名の減少を見せた。
この傾向が続いた場合、スペインの人口は向こう10年間で1.2%の マイナスとなり、約50万人減る事となる。
このマイナス傾向の主な原因となっているのは、外国からの移民の減少で 過去10年間、急激な経済成長にのって記録的な伸びを見せた移民の増加に ここ数年の経済危機の影響でブレーキがかかり、職を失い自国へと 引き上げていく外国人が、新たにやってくる移民の数を上回ったためと見られる。
また、出生率についても、これまで移民が支えてきた面が大きく、移民の減少と ともに大きく下がることが予想される。
現時点での出生率は、女性一人当たり1.38人。

ハトに餌をやると1500ユーロの罰金

マドリッド自治州では、動物に関する条例の改正を検討中で、これによると 鳩や野良犬、野良猫などに餌をやったり、動物をショーケースに入れて陳列したり すると、最大1500ユーロの罰金が課せられることとなる。
また、動物を虐待したり、極めて悪い環境に放置したりした場合、最大で 30000ユーロの罰金が課せられる事となる。
 これに対し、動物愛護協会などから、野良犬、野良猫などに餌をやっては いけないと言う点について、動物を見殺しにしても良いと意味であるとして、 大きな反論が出されている。

イベリア航空、6ヵ月後にローコストの別会社を設立

イベリア航空は、より低料金のフライトを運航する別会社設立の検討を 続けて来たが、去る火曜日にスペイン航空委員会の許可を取り付けた。
これにより6ヵ月後の新会社(仮称:イベリア・エクスプレス)の設立は ほぼ確実となった。
同社は、これまでの低料金航空会社とは違って、ビジネスクラスも維持するとの こと。
マドリッドを本拠地とし、稼動するにあたって約500名の雇用があると言う。


10月6日(木)

アルハンブラ、アクセス用トンネルとエレベーターの建設か

昨日、グラナダ市とアルハンブラをつなぐトンネルの建設と エレベーターの設置をめぐる第一回目の会議が行なわれた。
これは以前よりPP党が提示してきたグラナダの産業促進案の目玉となっていたもので、 PP所属のホセ・トーレス・ウルタド市長が11月20日に予定されている 総選挙を前に、精力的にプッシュし始めたと見られる。
同氏によると、グラナダを訪れる観光客は多いがその大半が、アルハンブラ宮殿の 観光のみを行なったあと、そのまま他都市へ移動してしまうため、グラナダ市が 受ける経済的恩恵は少ないが、トンネルとエレベーターの設置を行なう事によって より大きな経済効果が期待できるとのこと。
 同プランに対し、アルハンブラ財団代表のマリア・デル・マル・ビジャフランカ女史 は、それらの建設が、アルハンブラ宮殿の建築に悪影響があるかどうかについて 細心の注意を払う必要があるのは論じるまでも無い事だが、それに加えて、 世界遺産の指定を受けるアルハンブラ宮殿の持つオリジナル性を維持することの 重要性も忘れてはいけないとの警鐘を発している。
 同プランの実現については、今後も討議が続けられる予定。


10月5日(水)

セビージャに溶融塩システム採用の太陽発電所オープン

セビージャ県、フエンテス・デ・アンダルシア市で、昨日、ドン・フアン・カルロス国王の 出席の元、新型太陽発電所のオープン式典が行なわれた。
同発電所は溶融塩蓄熱システムを採用しており、24時間発電が可能で 約27500世帯の電力をカバーする。
スペイン企業のSener社(60%)とアブ・ダビ企業のMasdar社に よって1億7100万ユーロの経費をかけ完成に至ったが、同様のものが カディス県に2箇所、建設される予定。

マドリッド、中等教育教員によるスト続行

マドリッド州政府が発表した教員に対する経費削減プランに反対して マドリッドでは教職員等による抗議が行なわれているが、昨日に続き、 本日、5回目のストが行なわれている。
労組側は、5回目のストに参加しているのは全教職員の70%に達していると 発表する一方で、文部省は全体の30%程度としている。


10月4日(火)

9月の失業者数、9万5817人増加

労働・移民省の発表によると、先月の失業者数は新たに9万5817人増加し、 9月としては1996年以来最悪の数値となった。
この増加に最も影響を及ぼした業種はサービス業で3.1%増加の7万4590人で、 全体の80%を占めた。
また工業でも3776人増加したが、農業と建設業ではやや下がっている。
自治州別では、バレアレスとカンタブリアで最も増加しており、これらの州では 全国平均を上回っている。
逆に減少したのはリオハとラ・マンチャ、カナリアスだった。
エレナ・サルガド経済大臣はこれについて、9月は夏の観光シーズンの終焉とともに 労働契約も終了し元々増加しがちな月ではあるが、今回の数値が非常に悪いことを認め、 年末までには減少することを期待すると述べた。

カタルーニャの公共医療、手術の順番待ち4.6%増加

昨年のCIU党政権発足以来カタルーニャ自治州では様々な予算削減が行われ、特に 医療費は10%カットされた。
その結果、公立病院の手術の順番待ちリストの患者数も6ヶ月で23%増加し、現在 7万人近い州民が何らかの手術を待っている。
同州保健担当大臣のルイス氏は、経費削減によりある程度の増加は想定内としながら、 状況を緩和するために患者の病気や病状による優先順位のリストを作成することを発表した。
この制度により、心臓手術などは最高45日以内に手術されるが、逆に膝の手術のように急を要さない 場合は、最高期限が1年、もしくは定められないこととなる。

マドリッドで「ソロージャのグラナダ」展

マドリッドのソロージャ美術館で昨日より特別展「ソロージャのグラナダ」展が、 始まり、マドリッド州のアギーレ州知事やトーレスグラナダ市市長らが式典に参加した。
バレンシア出身のホアキン・ソロージャは、1902年に初めて立ち寄ったグラナダの街に一目ぼれ、 その後三度訪問し、計46作品を描いた。
今回はそのうちの24点が展示される。
これらの作品には、アルハンブラ宮殿の広間やヘネラリーフェの庭園などのほか、アルバイシンの 小道などソロージャが愛したグラナダの風景が描かれている。
同展は来年2月22日まで。


10月3日(月)

9月の新車販売数1.2%減少

自動車販売・製造協会連合の発表によると、先月の自動車新規登録台数は5万5572台で、前年同月比1.2%減少 した。
これはこの15年間で最も低い数値で、同連合はこの傾向が続けば来年には42%の乗用車が10年以上の古い 車両となり、交通安全や公害問題に大きな影響を与えると警告している。
またこれらの問題を解決するには政府が率先して新たな新車購入援助措置を行うべきであるとした。
販売状況を購入者別でみると、自家用車の販売は減り続けており、15ヶ月連続の減少となった。
一方企業向けでは、先月の販売台数は2万3456台で前年比15.6%、1〜9月までの 販売数でも前年比7.4%の増加となった。 またレンタカー会社への販売も26.6%上昇している。

自転車を毎日利用する人、4年間で100万人上昇

総合交通局(DGT)の調査によると、自転車を毎日またはほぼ毎日移動手段として利用すると回答した人は、 この4年間で100万人増加し、現在300万人に達している。
同局のナバロ局長は、利用者増加の一方で、その死亡事故は減少していることに触れ、自転車は最も 安全な交通手段のひとつであると述べた。
また、増加の理由については経済危機を挙げたが、環境に優しく健康にも良い自転車の利用をさらに促進するためには、 道路交通法の改正を急ぐ必要があると訴えた。

週末の交通事故死者11人

DGTによると、先週金曜午後3時から日曜午前零時の間に起きた交通事故で亡くなった人の数は11人だった。
死亡者のうち3人がバイクを運転しており、また、1人の重傷者と4人の軽傷者も出ている。
一方、最も死亡者が多かったのは日曜日で6人が亡くなっている。
今年に入ってから昨日までの累計数は1137人で、昨年の同時期よりも148人、すなわち11.51%の減少 となった。


9月30日(金)

サンティアゴの新ターミナル、近日オープン

サンティアゴ・デ・コンポステーラのラバコージャ空港では 13日後に新ターミナルがオープンする予定となっているが、それに先立って 正常に機能するかどうかのシミュレーションが行なわれた。
350人の利用者を装った人々がチェックインカウンターに並んでのテストと なったが、これは2度目のシミュレーションで、1回目は今週の火曜日に終了。
オープンに向けての最終テストは10月7日に予定されており、これら3度に わたるシミュレーションにかかる総費用は45万ユーロ。
2度目のテストが終わった現時点では、特に問題は無いとのこと。

12月12日よりマドリッドのタクシー、値上げ

12月12日よりマドリッドでは2012年度のタクシー新料金の適用が始まる。
これによると、これまでの料金より平均1.63%の値上がりとなる。
また、テレフォンタクシーを呼んだ場合、一律、5ユーロの追加料金となる事が 今回の料金改正から組みこまれた。
新料金では月曜から土曜日の初乗り料金が2.15ユーロ、 日曜、祝日の初乗り料金が2.2ユーロ、そしてそれぞれの深夜料金 (21時〜6時)までが2.2ユーロ、3.1ユーロとなる。
また、鉄道駅やバスターミナルのタクシー乗り場から乗った場合の追加料金が 3ユーロ、空港サプルメントは5.5ユーロと現状維持、クリスマスイブと 大晦日のサプルメントが6.7ユーロとなる。


9月29日(木)

イベリア航空、低価格便運航の別会社を設立か

イベリア航空は10月4日、火曜日に短、中距離ルートをカバーする 低価格便運行の別会社設立についての決定を行なう模様。
新会社設立計画については、すでに2009年に発表されており、 当初の予定では2010年内にはオペレーションを開始する事になっていた。
新会社にはA−320型機、37機を充てる予定。
イベリア航空は、これまで、ローコストのフライト運航については、 系列会社であるエアーノストラムや、45,85%の株を有するブエリングに 委ねる形をとってきたが、来春まで契約を延長したブエリング社との関係は イベリア航空利用者等から受けたクレームが原因で破綻となり、すでに イベリアのフライト網からはずされている。

RENFE、ストライキ

去る26日に行なわれたストは参加率5%と、大きな影響は無かったが、 本日、第2回目の部分的ストが予定されている。
ストは11時〜15時と18時〜22時の2回に分けて行なわれ、 前回よりも大きな影響が出るものと見られている。
しかしながら、RENFEはミニマムサービスとして、AVE他、長距離列車に ついては平常の73%の運行を、近郊線については75%の運行を保証すると している。


9月28日(水)

エル・イエロ島、火山噴火の恐れ

カナリアス諸島西部に位置するエル・イエロ島では7月19日以降 8000回、昨日の火曜日だけで100回以上の地震が観測されている。
揺れの規模が徐々に大きくなってきており、専門家の間で噴火の可能性が 高まっているとの見解が強まりつつある。
そう言った状況下、カナリアス地方政府は今朝、中央政府防衛省に向け、 住人を避難させるため、軍による特別班の派遣を要請した。
これを受け、本日正午、テネリフェ島の港より軍人31名、トラック6台、 バス4台、4輪駆動車2台を乗せた船がエル・イエロ島に向けて出発する。

マドリッド、2012年の祝日を発表

マドリッド市は来年、2012年のローカル祝日の発表を行なった。
これによると来年、マドリッドにおいて祝日と見なされるのは、 1月6日(主の御顕現)、3月19日(聖ヨゼフの日)、 4月5日(聖木曜日)、4月6日(聖金曜日)、5月1日(メーデー)、 5月2日(マドリッド州祝日)、5月15日(聖イシドロの日)、 8月15日(聖母被昇天)、10月12日(全国的祝日)、11月1日(諸聖人の日)、 11月9日(アルムデナの聖母の日)、12月6日(憲法記念日)、12月8日 (無原罪の御宿り)、12月25日(主の御降誕)となる。


9月27日(火)

マドリッド、ソル周辺以外の商業地区でも日曜祝日オープンへ

マドリッド市では現在中心部のソル広場周辺については日曜・祝日の商店オープンが許可されているが、 来月2日よりその他の商業地区での日祝オープンも可能となる。
新たに解禁となったのは、高級住宅街サラマンカ地区にあるカステジャーナ区とレコレトス区、 北はアロンソ・マルティネスから南はアトーチャまでを擁するフスティシア区とコルテス区。
また 旧市街のアウストゥリアからマドリッド・リオまで擁するパラシオ区も 含まれている。
同市の広報担当は、これはあくまで自由競争であり強制ではない、日曜・祝日に店を開けるかどうかは 商店主の判断に委ねられるとしている。

国内で最も空気がきれいなのはサンティアゴ・デ・コンポステーラ

世界保健機構の発表によると、スペインで最も大気汚染が少ないのはサンティアゴ・デ・ コンポステーラ、ログローニョとバダホスだった。
WHOは世界91カ国の1100都市でこの調査を行い、スペインでは28都市が対象となったが、 合格点を受けたのはこの3都市だけだった。
これらの都市に続くのが、ビトリア、パルマとバジャドリだった。
逆に最も大気汚染がひどいとされたのはグラナダ、セビージャとサラゴサだった。

マドリッド地下鉄、来春から非接触型ICカードを段階的に導入

マドリッド市の地下鉄は、来年4月より段階的に非接触型ICカードを 採用すると発表した。
さしあたり対象となるのは、23歳以下の若者向け定期券のAゾーン(主に市内)で、 その後徐々に他の定期にも導入していく。
またこの定期は現在月ごとの設定となっており、月の途中から購入しても同じ値段であるが、 新システム導入により月に関係なく30日間単位の料金設定に変更される。
同地下鉄の広報担当者は、ICカードの導入で改札をスムーズにすることにより、 ラッシュアワーの緩和が期待できるとコメントした。


9月26日(月)

カタルーニャ最後の闘牛、反対派と擁護派が小競り合い

昨日バルセロナのモニュメンタル闘牛場で行われたカタルーニャ最後の闘牛、満杯となった場内では2万人の観客が ホセ・トマスらの技に酔いしれた。
訪れた闘牛ファンは、ひとつの歴史が幕を閉じることを惜しみ、怒りや悲しみ、ノスタルジーを 口にした。
一方、闘牛場前には50人程の動物愛護団体の活動家が、この日の動物虐待行為に 抗議を表すため喪服姿で駆けつけ、闘牛禁止を祝った。
興行開始前には、入場者や場外にあふれたファンと反対派の間で罵り合いがあり、終了後も小競り合いが起こったが、 自治警察の介入により大事には至らなかった。

レンフェ午前中のスト、約4千人に影響

スペイン国鉄レンフェの労組は、本日予定通り部分ストを決行した。
前半にあたる午前7時〜9時までの運行停止により4千人以上の乗客の足に影響を及ぼした。
12本の高速及び長距離列車と40本の中距離列車が運休したが、 法律で制定されているミニマム・サービスは保たれ、大きな混乱も無かった。
本日は、この後午後8時から10時まで運休される予定。
このストは、貨物部門の私営化に抗議して行われているもので、今月29日にも午前11時から午後3時と 午後6時から10時に行われる予定。
一方、空の便でもエアーヨーロッパのストにより、本日26便が欠航している。

週末の交通事故死者11名

総合交通局(DGT)によると、9月最後の週末となった23日金曜から昨日までの間に交通事故で 亡くなった人は11名だった。
このうち4名はオートバイを運転していた。
また計6名が重軽傷を負っている。
死者が最も多かったのは日曜日で9名が亡くなっている。


9月23日(金)

カタルーニャ最後の闘牛、チケットほぼ完売

今週末にバルセロナで行なわれるカタルーニャ最後の闘牛では、 その最終日25日に稀代の闘牛士ホセ・トマスの出場が予定されているが、 この日のチケットはすでにほぼ完売となっている。
残っているのは当日券としての販売が義務付けられている全体の5%のみ。
このあと闘牛開始までがダフ屋の稼ぎ時となる。
インターネット上では、すでに一枚につき3500ユーロと言う高値も 見られるが、地元のダフ屋経由では100ユーロ程度から取引されており 当日の闘牛開始直前になってまだ売れ残っているようであれば更に値が下がる 可能性も残されている。

輸出増加により貿易赤字が15.8%減少

産業・観光・商務省発表のデータによると今年1月から7月までの 貿易赤字は257億800万ユーロとなり、前年度同時期と比較すると 15.8%の減少となった。
同期間の輸出総額は1249億9800万ユーロに達し、17.8%の伸びを 示したのに対し、輸入総額は1507億600万ユーロで10.3%の伸びに 留まった。
また、エネルギー類の貿易赤字が18.2%増加したのに対し、その他の分野では 82.3%の減少となった。


9月22日(木)

住宅ローン契約件数、95年以来の最低値を記録

去る9月9日、勧業省より今年第2・四半期における不動産販売件数が 40%ダウンを示したとの発表があったが、本日、7月における住宅ローンの 契約件数についての注目すべき発表が行なわれた。
これによると7月の住宅ローン契約数は僅か29.523件で、 47%のマイナス、また15ヶ月連続でのダウンとなっており、 1995年に統計局がその記録を取り始めて以来の最悪の記録となった。

国鉄近郊線、バラハス空港までの運行開始

国鉄近郊線セルカニアが今日、マドリッド市内からバラハス国際空港までを結ぶ 新路線の運行を開始する。
C−1と命名される同ラインはプリンシペ・ピオ駅から、ピラミデス駅、 デリシアス駅、メンデス・アルバロ駅、アトーチャ駅、レコレトス駅、ヌエボス・ ミニステリオス駅、チャマルティン駅、フエンテ・デ・ラ・モラ駅を経て バラハス国際空港第4ターミナルに至る。
第4ターミナルからその他のターミナルへの移動は空港内無料循環バスを利用 する事となる。
チャマルティン駅からターミナル4までの所要時間は およそ11分。
始発はプリンシペ・ピオ駅を5時15分に、最終が23時32分発となる。
また、空港からマドリッドへ向けての列車の最終は0時15分となる模様。 運行頻度は30分に1本。

Air Europa、パイロットのストに突入

Air Europa航空のパイロット組合によるストが本日より開始され、 今朝のマドリッドーバルセロナ間の2便、そして午後の同ルート2便が フライトキャンセルとなった。
ストを行なうかどうかについては、同社で働くパイロット全員の意思の確認が 行なわれたが98%の賛成により本日の開始となった。
今後の予定としては、毎週、月曜日と木曜日に行なわれ、カナリアス諸島、 バレアレス諸島方面のルートについてはその対象からはずされるとのこと。


9月20日(火)

昨年の夫婦の離別、4年ぶりの上昇

国家統計局(INE)の発表によると、2010年の離婚及び別居件数は11万321件で、前年より3.9%上昇した。 このうち離婚は10万2933件で4.7%上昇、別居は7248件でこちらは5.6%下がった。
また、140件が婚姻の無効だった。
一方、最も離婚率の高い年台は男女共に40〜49歳、平均年齢は男性が44.6歳、女性は42歳だった。
また平均結婚年数は15.5年で、前年の数値を僅かに下回った
。 人口千人あたりの数値を自治州別でみると、最も高かったのはカタルーニャ、次にカナリアス、3位はセウタだった。
逆に数値が最も低かったのは、カスティージャ・イ・レオン、エクストレマドゥーラとラ・マンチャだった。
国籍別では、86.2%がスペイン人同士、8.9%がどちらか1人が外国人、4.9%が外国人同士であった。
INEは、同性婚にも触れており、245件の離別のうち137件が男性同士、108件が女性同士だった。

ヒット曲の歌詞が現実に?マノロ・エスコバルさん、自宅で盗難

スペイン歌謡界の代表的な歌手の1人であるマノロ・エスコバルさんが自宅で盗難に遭っていた事がわかった。
エスコバルさんんのマネージャーによると、事件は先週金曜深夜から朝にかけて起こり、リゾート地ベニドルムの 自宅で本人と夫人、娘や孫らが就寝中に侵入した模様で、誰も気がつかなかったという。
被害総額は6000ユーロほどで、犯人は主に居間に飾られていたいくつかの金メダルやゴールドディスクなどを 盗んでいった。
これらの賞は金色であるが金で出来ているわけではなく、金銭的な価値はないものの思い出の品々を奪われて本人は落胆している という。
エスコバルさんの代表曲「Mi carro」は、「僕の馬車が盗まれた、昨夜、寝ている間に、、」というフレーズで始まるため この偶然の一致がインターネットを中心に話題となっている。

バスケスペイン代表、ユーロカップ優勝でマドリッド凱旋

先週日曜日にリトアニアで決勝が行われたバスケット・ボールのユーロカップで、フランスを下して優勝した スペイン代表選手らは、昨日マドリッドで凱旋パレードを行った。
午前中にサパテロ首相を表敬訪問し、市内のレストランで食事をした後、2階建てバスに乗りカステジャーナ 大通りをパレードして中心地のカジャオ広場に到着、ここには3千人近いファンが待ち構えていた。
セレモニーは特別な演出もなく、MVPを受賞したナバロ選手が司会進行、NBAのチームに所属するガソル兄弟 ら全員が一言づつコメント、歌をうたい冗談が飛び交うなど、終始和気あいあいとした雰囲気だった。
スペイン選抜はこれで2大会連続優勝となった。


9月19日(月)

保健省、マドリッド自治州の「いんちき」是正勧告

保健省は、マドリッド自治州の保健担当大臣に、同州の外科手術順番待ち日数の計測法を 是正するよう文書で要請した。
保健省は、今年から施行されている政令により、全国の自治体で順番待ちのシステム統一が制定されたにも関わらず マドリッドだけは異なった計測法を行っている事について、違法行為であると主張している。
公立病院においては、心臓関係や白内障などの手術の順番待ち日数は最高180日と定められ、 期間はリストに登録された日から数えられるが、マドリッドではこれを麻酔医との面談後からとしている。
同自治州では、この独自の方式は大成功を収めており、そのおかげでマドリッド州民は皆30日以内で 手術を受けているとし、システムを変更する考えは無いと回答している。

警察庁長官、防弾ベストの件について釈明

ベラスケス警察庁長官は、治安警察の新しい制服発表会の席で、先週マドリッドで起きた事件について説明した。
この事件は、不審者に職務質問した警官が撃たれたが、防弾ベストを着用していたため命に別状はなかった。
しかしながらその後、このベストは警官自身が個人的に購入したものであるあることが判明し、 労働組合などから批判を浴びていた。
同長官は、防弾ベストは十分に配布されているが、個人的見解から自分で購入する 警官もいると釈明した。
また、スペインでは通常の任務でこのような事件に巻き込まれる確率は低く、また、 気候上の問題から、重たいベストを常につけているわけではないとした。

ピカソの「玉乗りの道化師」プラドで展示

モスクワのプーシキン美術館が所蔵するピカソの作品「玉乗りの道化師」が、プラド美術館に3ヶ月間貸与される。
この作品は1905年、ピカソが22歳の時に描いたもので、バラ色の時代の代表作のひとつ。
同作品がプーシキン美術館を離れるのは1971年以来で、スペインでは初公開となる。
この絵画は今年12月18日まで同館に展示される。
一方、プラド所蔵のベラスケス作「皇太子バルタサール・カルロス騎馬像」はプーシキン美術館の100周年記念 イベントのため来年貸与される。


9月16日(金)

バルセロナ最後の闘牛ポスター、バルセロがデザイン

今月25日にバルセロナのモヌメンタル闘牛場で行なわれる闘牛は 今後、闘牛禁止の条例改正が行なわれない限り、バルセロナ最後の闘牛となる。
メルセ祭りのイベントとして、24、25日の二日間、闘牛が予定されているが、 24日は、エル・フリ、マンサナレス、モランテ・デ・ラ・プエブラの3闘牛士が、 そして、25日はフアン・モラ、ホセ・トマス、そして地元、カタラン人の セラフィン・マリン等の出場が予定されている。
このカタルーニャ最後の開催となる闘牛のポスターを、マジョルカ出身の画家、ミケル・ バルセロ氏がデザイン。 バルセロナの街頭に張り出されるが、同ポスターの 一般販売は行なわれない模様。

アルナルド・オテギ、ETAの指導者と見なされ服役10年の判決

違法政党バタスナのリーダー、アルナルド・オテギに対し、国家裁判所は 「テロ組織ETAの支持に従いバタスナの再建に従事したこと」、「テロ組織への 指導者レベルでの関与」を理由として10年間の服役と10年間の政治参加停止処分 を言い渡した。
同時にLABシンジケートの元指導者であったラファエル・ディエス・ウサビアガ に対しても同様の判決を、アララル党のリーダー、パチ・サラレタの娘、 ミレン・サバレタ、アルカイツ・ロドリゲス、ANV党の元財務担当ソニア・ハシント等に 対し、武装組織への所属を理由に8年の服役判決が下された。


9月15日(木)

不動産価格、急速に下落

不動産物件の売買が停滞する中、その価格の下落が更にスピードを 増しつつある。
国家統計局調べによると、今年の第1・四半期に比べ、第2・四半期には 不動産物件の価格が急激に下落した。
第1・四半期の前年度比較が4.1%の落ち率であったのに対し、 第2・四半期には6.8%に達し、2009年のバブル崩壊時に記録した 7.7%に次ぐ落ち率となった。
特に落ち率の高かったのが中古物件で8.3%。 新築物件については5.2%に止まった。
2010年度には、下落のリズムが緩和され、やや持ち直すかに見えたが この先、まだ下降線が続くことが予想される。

マラガの地下鉄、2013年まで延期

マラガの地下鉄工事は間もなく完了し、今年11月の11日からその サービスを開始する予定となっていたが、2013年の2月まで延期される事と なった。
地下鉄は1番線と2番線の2本のラインからなっており、これまでの予定通り11月 に運行を開始することは可能ではあるが、両ラインのコネクション工事が終わって いないため、未だ、乗り換えが出来ない状態にある。
同状況でサービスを開始しても、利用者の数が少なく、見込まれているだけの 収入に達しず、無駄な経費が嵩むばかりとなる事が予想されるため、 コネクション工事が完了してからのオープンが望ましいと言うのが延期の理由と されている。


9月13日(火)

8月のCPI、最終値は3%

国家統計局(INE)は本日、8月の消費者物価指数(CPI)の最終結果を発表した。
それによると先月のCPIは3%で、8月30日に発表された暫定値を0.1ポイント 上回った。
また、先月の数値を7月と比較すると0.1%下がっており、4ヶ月連続の下落となった。
INEでは下落の原因として、7月より0.5%下がった医薬品の価格とみている。
また、靴を含む衣料品も下落の原因としている。
一方、生鮮食料品や燃料を除いた数値は1.2%で、7月の数値と変わっていない。

マドリッドの病院で象徴的請求書配布へ

マドリッド自治州では、明日よりラ・パス病院でシンボリックな請求書を患者に配布する。
これは一般に影の請求書と呼ばれ、検査、手術などにどれくらいの費用がかかっているかを 市民に知ってもらい、公共医療はタダという意識を変えてもらう狙いがある。
当面対象となるのは、同病院で外科手術などを受けた患者に限るが、今後 段階的に他の分野や病院に広げていく予定。
同州保健大臣はこのシステムの導入は、あくまで市民への情報提供であり、将来的に 公的医療の有料化への足がかりではないことを強調した。

マドリッド訪問者の10人に9人が満足

マドリッド市観光局が毎月行っている調査によると、今年1〜7月に同市を訪れた観光客の 10人中9人が満足し、他の人に訪問を推薦できるとした。
この調査は、市内の観光案内所などで配布されるアンケート用紙によるもので、街の推薦 度を1〜10で評価するもので、1万386人の有効回答があった。
今回の平均値は8.63で、昨年の同時期を0.06%上回った。
同観光局の担当者は、84%の人が8点以上の満足度を示したことを高く評価している。


9月12日(月)

7月の住宅販売、34.8%ダウン

国家統計局(INE)によると、7月の住宅売買契約数は2万8391件で、前年同月比 34.8%減となった。
これで5ヶ月連続の減少で、6月と比較しても0.8%下がっている。
このうち中古住宅の売買は昨年の同時期と比べて29.5%減少して1万4827件、 新築は39.8%減って1万3564件だった。

DGT、交通事故被害者団体への支援は収益の0.09%

2009年より施行されている交通法により、総合交通局(DGT)が交通違反の罰金により得た 利益はすべて交通安全対策に充てる事が義務付けられているが、昨年の収益のうち 事故被害者及びその家族を援助する団体に充てられたのはわずか0.09%だった。
この法律では、被害者援助への割り当ては定められておらず、そのほとんどが 交通安全政策などに使われた。
遺族会の代表は、援助には感謝しており、また交通事故を防ぐための対策の必要性も理解しているが、 被害者援助の割り当てがもう少し増える事を希望すると述べた。

皇太子夫妻、9・11の追悼植樹式に出席

米国の同時多発テロから10年目を迎えた昨日、フェリペ皇太子夫妻はマドリッドのフアン・カルロス1世公園で 行われた追悼式典に出席した。
式典にはソロモン駐スペイン米国大使やガジャルドンマドリッド市長、ヒメネス外務大臣が 出席した他、在スペイン米国人とこのテロの唯一のスペイン人犠牲者であるシルビア・サン・ピオさんの父親 も招待された。
同公園には被害者を偲んで9本の樫の木が植えられ、最後の1本にあたる10本目の 植樹を皇太子夫妻や大使らが行った。
ソロモン大使はスピーチで、民主主義、人権、信教の自由などの大切さを訴えた。


9月9日(金)はサンタ・マリア・デ・ラ・カベサの祝日にあたるためニュースはお休みさせて頂きます


9月8日(木)

不動産売買数、2004年以降最悪の数値

不動産バブルがはじけてからすでに3年以上が経過したが、 スペインの不動産業界は未だに復旧の見通しが立たず、 ネガティブな記録を更新しつつある。
今年第2・四半期に行なわれた不動産物件売買件数は僅か90746件で 昨年度同時期と比較すると約41%のダウンとなり、2004年に統計が 取られ始めて以来、最悪の数値となった。
 昨年の同時期には260,243件の売買が行なわれていたが、 今年に入ってから今までの合計売買件数は165,286件で、バブルが はじける前、2007年度の400,000件に比べると大きく後退しているのが 判る。

ベルナベウスタジアムにコマーシャルセンターと高級ホテルを増築か

サッカーの名門、レアルマドリッドは、そのホームスタジアムである サンティアゴ・ベルナベウサッカー場の改装計画の一環として、スタジアムと カステジャーナ大通りとの間にある長さ150メートルのスペースに、 コマーシャルセンターと5つ星ホテルの建設を予定している。
これらの建設が可能となるかどうかは、今後のマドリッド市役所との協議の 行方次第であるが、同サッカークラブ会長のフロレンティノ・ペレス氏は、 今月25日に行なわれる会員会議において改装計画の詳細を発表する模様。


9月6日(火)

子供の新学期にかかる費用は平均796ユーロ

消費者団体FUCIの調べrによると、今年度の新学期にかかる諸費用の全国平均は796ユーロ で、昨年よりも3%下がった。
数値が下がった理由についてFUCIは、私立学校が経済危機を受けて授業料を下げたためと しており、平均額は7%下がって1095ユーロだった。
一方、公的補助を受けている私立学校(コンセルタード)は据え置き、公立学校は1.5%値上げで、 それぞれ773ユーロ、520ユーロだった。
また、教科書などの教材にかかる費用は平均192ユーロ、通学かばんや文具などは48〜120ユーロだった。
新学期の費用が最も高い自治州はマドリッドとカタルーニャで、それぞれ1000ユーロ以上、 これらに続くのがバレンシアで、940ユーロだった。
逆に最も安かったのはリオハで585ユーロ、カンタブリア(662)とガリシア(685)がこれに 続く。

カタルーニャ州内務相、「犯罪を犯す傾向のある国籍の人々がいる」

カタルーニャ自治州のフェリプ・プッチ内務大臣はマスコミの取材を受けた際、 偽善なしで話をすると、、犯罪を犯す傾向にある国籍の人々はいると発言した。
その中で同氏は、移民と犯罪を直接結びつけることはできず、犯罪イコール特定の人種、 宗教、肌の色ではない、しかしながら価値観、政治体制、文化などが異なる国の人々がスペインのような 自由と民主主義を尊重する国に来るとそれを悪用すると述べ、ルーマニア人やペルー人の 窃盗団などを例に挙げた。
また、カタルーニャ自治州内の刑務所で服役している犯罪者の半分はスペイン国籍ではないとし、 こういった事実を隠すべきではないと強調した。

イタリアスト、スペインの空港にも影響

イタリアで本日行われているゼネラル・ストライキの影響がスペインの空港にも及んでおり、 午前10時40分までにイタリア発着の30便以上が欠航となっている。
マドリッドのバラハス空港では、本日45の出発便と39の到着便が予定されているが、すでに10便が キャンセルされている。
バルセロナのプラット空港でも計73の発着便が予定されているが、出発10便と到着11便が キャンセルとなった。


9月5日(月)

今選挙が行われればPPが絶対過半数

全国紙エル・ムンドの調査によると、今選挙が行われた場合、野党民衆党(PP)に投票すると 答えた人は47.1%で、与党社労党(PSOE)とした人(32.3%)を14.8ポイント 上回った。
この通りの結果となれば絶対過半数となり、2000年に当時のアスナル首相(PP)が 獲得した議席を上回ることとなる。
一方、PSOE選出の首相候補ルバルカバ氏は、前回の調査と同様最も評価の高い首相候補となっている。 ただし、前回よりもその数値は僅かながら下がっている。
2位はUPyDのロサ・ディエス党首、3位はCIUのデュラン・ジェイダ党首で、PPのラホイ 党首は4位だった。
各紙が発表する世論調査では、最近PPの圧勝が目立ってきているが、総選挙の前倒しが発表 されて以来、特にその傾向が顕著になってきている。

週末の交通事故死者18名

総合交通局(DGT)によると、9月最初の週末であった先週金曜日の午後3時から日曜午前零時 までの間に交通事故で亡くなった人は18名だった。
また5名の重傷者もでている。
最も死亡者が多かったのは日曜日で10名が命を落としている。
また最も大きな事故が起きたのはセビージャ県のマルチェナで夏休み帰りの一家3人が、トラックと 衝突して亡くなっている。

国王の手術、無事終了

左足のアキレス腱手術のために昨日マドリッド市内の病院に入院したフアン・カルロス国王は、 今朝未明無事に手術を終えて退院した。
王室の発表によると、手術は部分麻酔であったため術後は入院の必要はなく、現在サルスエラ宮殿で 休養中という。
10日間ほどは手術した足で体を支えることはできず、完全な回復には7〜10週間かかるという。
そのため当分の間宮殿外の公務を行うことはできないが、内部での重要な公務に関してはその限りで はなく、今週中にサパテロ首相と宮殿内で会談する予定。
手術は病院の日常業務を妨げないよう明け方頃行われ、国王は午前7時過ぎには病院を後にした。


9月2日(金)

8月の失業者数、4ヶ月ぶりに増加

労働・移民省の発表によると、先月の失業者数は7月よりも5万1185人、 すなわち1.25%増加した。
これは4ヶ月ぶりの増加で失業者総数は413万927人となった。
特に増加が大きかった業種はサービス業で1.59%増えた。 これに続くのが建設業と工業だった。
同省の広報官はこれについて、残念な結果ではあるが、8月は元々増加傾向にある月であり、 ここ数年の同月と比べると増加率は低いと付け加えた。

エアー・ヨーロッパのパイロット9月22日よりストを予定

航空会社エアー・ヨーロッパの労働組合は昨日、今月22日よりストライキを行う予定であることを 発表した。
このストが決行された場合、22日以降毎週月曜日と木曜日に無期限で行われtる。
同労組はストの理由について、コードシェアをしている航空会社と契約している運航ルート はカンクンやプンタ・カナに限られているにも関わらず、労組への相談なしにそれ以外のルートも 運航させるなどの労働協定違反を訴えるためとしている。
なお詳細は今週木曜日に改めて記者会見が行われる予定。

国王、アキレス腱の手術へ

スペイン王室の発表によると、フアン・カルロス国王は来週にも左足のアキレス腱手術を 行う。
それによると、手術は6月に右ひざを手術したマドリッドのサン・ホセ病院で同じ医療チームが 担当する。
今回の手術は部分麻酔のため入院の必要はないが、リハビリには時間を要するという。
右ひざの術後経過は良好であったものの、右足をかばって歩行していたために左足に負担がかかり、 腱鞘炎を起こしたものと見られる。
手術後は当分の間国王の公務は休止される。


9月1日(木)

デモ集会、意見まとまらず

マドリッド自治州が経費節約のため、教員一人あたりの授業数を 18時間/週から20時間/週に変更しようとしているのに対し、 9月14日、新学年の始まる初日にストライキを行なうべく、 昨日、幾つもの労働組合、更には15−M(社会に不満をもつ者達)による 集会が開かれた。
教員、学生、学生の親などを含め、2000人以上の参加が見られ、 自治政府への抗議運動カレンダー、ストライキについての詳細が 検討されるはずであったが、集まったメンバーの意見は実に様々で まとまりが見られず、集会は5時間に渡って続けられたが最後まで 統一性に欠いた。
結果として、今月8日に再度の集合をかけ、新学年開始の初日に ストライキを行なうかどうかについて再協議が行なわれる模様。


8月31日(水)

EL15−M、明日の19時よりデモ

長引く経済危機の中で、EU全体の経済状態の悪化が続く中、 憲法によって各国の公共機関の借り入れ可能金額に制限を設けると言う フランス、ドイツの共同提案に応じるため、政府は憲法第135条の 改正手続きを進めている。
改正案については、与党PSOEと最大野党PPとの間で概ね、合意が 得られており、可決に持ち込むにあたって、政府は他党の説得に当たっているが これに対し、EL15−M(社会に不満を持つ者達)は、明日の木曜日、 デモを行なう予定。
デモは明日の午後19時にマドリッドのアトーチャを出発し、国会議事堂のすぐ横にある ネプトゥノ広場へ向けて移動する。
同デモは、少数派野党の支持を受けており、今回の憲法改正についての 国民投票の必要性を掲げている。

サンセの牛追い終了

およそ6500人が見守る中、マドリッドのサン・セバスティアン・デ・ロス・レジェスで 今朝、今期牛追い祭りの最後の牛追いが行なわれた。
最終日と言う事もあって、参加者は比較的少なく、1700名が牛追いに参加。
参加人数が少ないため、人と牛との大きな混乱も無く、ホセ・ルイス・マルカ牧場の牛は、 スムーズに牛追いのゴール地点である闘牛場へと到達。所要時間は僅か1分49秒だった。
この最終日、牛追い参加者の中で3名だけ怪我人が出たが、2名は軽い打撲で、現地での 応急処置だけを受けて帰宅、残りの1名が打撲と外傷があり、近くの病院へ搬送された模様。


8月30日(火)

アルハンブラに落書きで1〜3年の刑

1984年にユネスコの世界遺産に指定されたグラナダのアルハンブラ宮殿に落書きをしたとして ヨルダン軍将校が逮捕された。
この将校は今月13日、仕事でセビージャを訪れた後にグラナダに立ち寄りアルハンブラを 観光した。
その際カルロス5世宮殿の壁に先の尖ったもので自分の名前を刻んでいる所を見た他の 入場者が係員に通報した。
将校は駆けつけた国家警察官に逮捕されたが、落書きが違法行為であるとは知らなかったと話している。 同将校は重要文化財損壊罪の容疑で告訴されており、有罪となれば1〜3年の禁固刑となる。

8月のCPI2.9%

国家統計局(INE)は本日、8月の消費者物価指数(CPI)の暫定値を発表した。
それによると今月のCPIは2.9%で、7月と比較すると0.2%下がった。
これで4ヶ月連続の下落となる。
INEでは下落の主な原因を燃料、食料品と清涼飲料の値下がりであると見ている。
またINEはユーロ通貨圏CPIの暫定値も発表、こちらは2.7%で7月よりも 0.3%下がっている。
CPIの最終結果は9月13日に発表される。

マドリッド循環観光バス14%値上げ

暫定的にマドリッド市が運営していた市内循環観光バスが、明日より観光バス会社の 運営となり、それと共に14%値上がりする。
すなわちこれまで17.5ユーロだった1日乗車券が20ユーロとなる。
観光ルートはこれまでのものに加えて新たにマドリッド・リオ、モンクロア、ラス・ベンタス 闘牛場などにも立ち寄る。
運営会社の広報担当は、より良いサービスのために値上げはやむをえないとし、パリ(26ユーロ) ロンドン(29ユーロ)など他のヨーロッパ都市のバスの値段を引き合いにだし、それよりも安い 値段で提供していることを強調した。


8月29日(月)

住宅ローン契約数6月も減少

国家統計局(INE)の調べによると、今年6月の住宅ローン契約数は、前年同月比42.4% 減少して3万2680件だった。
これで1年以上連続の下落となり、また調査開始以来最も低い数値のひとつとなった。 また6月の数値を5月では13.1%、今年1〜6月を昨年の同時期では 24.9%下がっている。
一方、平均契約価格は10万9431ユーロで、こちらも昨年6月より8.2%下がった。
自治州別では人口10万人あたりの契約数が最も多かったのはカンタブリアだったが、 すべての州で数値は下がっている。
また契約価格が最も高かったのはナバラだった。

旅客機の副操縦士、教皇訪問日にコカイン密輸を試み逮捕

治安警察は、ローマ教皇がマドリッドに到着した今月18日、メキシコの航空会社の 副操縦士をコカイン密輸未遂で逮捕していたことを発表した。
それによると、この男は教皇到着日にはほとんどの警官らがそちらの警備に 動員され、入国審査の荷物検査は手薄になると見込んで42キロものコカインを持ち込もうとした。
航空会社の乗務員にしては大きすぎる荷物に不審を抱いた係官が、男を呼び止めかばんを開けた所、 何の隠蔽工作もされていない、袋に入っただけのコカインが詰め込んであったという。
この航空会社は、この副操縦士を即解雇したと発表した。

Uターンラッシュの週末、交通事故死者15名

総合交通局(DGT)によると、夏休みのUターンラッシュのピークを迎えた先週末の 交通事故による死者は15名重軽傷者は10名だった。
死亡者が最も多かったのは土曜日で9名が亡くなっている。
土曜日の明け方頃ラ・コルーニャで起きた事故では、巡礼中の家族3名が車にはねられて 死亡、このうち1名は昨年大きな交通事故で九死に一生を得、奇跡の聖母に感謝の意を表すため巡礼路を 歩いていた。


8月26日(金)

サッカー選手組合のスト終了

およそ200名の選手への給料が支払われていないとして スペイン・プロサッカー選手組合が、今期リーグ戦の時期が始まっているにも 関わらずストライキを続行、先週末の第一試合がキャンセルとなり、 更には今週末の第2試合もキャンセルになる可能性が高まっていたが、 昨日、ようやく、サッカークラブ連盟と選手組合が同意に達し、ストが終了した。
両者間の協議は計30時間に及び、昨日の早朝5時ごろに一度中断されたあと、 最後の協議は同昨日の10時半から再開。 今週末の第2試合にぎりぎり 間に合った形となった。
プレー出来なかった第一試合については、一部リーグは来年1月の22日に、 2部リーグは今年の10月26日に振り替えとなる予定。
 選手組合がストライキを行なったのは、スペインプロサッカーリーグの 27年間の歴史の中で初めてのこと。

サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス、牛追い祭り始まる

本日、マドリッドのサン・セバスティアン・デ・ロス・レジェスで恒例の 牛追い祭りが始まった。
初日の牛追いは、参加者約1400名、見物客約6500名で、 スタートから終了まで2分58秒と、比較的スムーズな流れとなったが、 4人が怪我をし、その内、3名が重症となった。
3名は打撲で、2名が重症として病院へ搬送。
1名は、牛の角が背中に刺さったため、現場(闘牛場)の手術室での オペとなった。
明日、二日目も午前8時から牛追いが行なわれる。

航空会社、JMJ(世界カトリック青年大会)による経済的損害賠償を訴え

先日、マドリッドで行なわれたJMJマドリッド大会で、マドリッド郊外にある クアトロ・ビエントス空港が、その会場の一部として使われたが、 同空港で運行している航空会社から、多額の損害があったとして訴えが出されている。
JMJ開催のため、同空港で働く職員、およそ2000名は、開催期間中、オフィスへの 出入りも禁止され、2週間の休業を強要される形となった。
この間、キャンセルとなったフライトは一日あたり10〜15便。
同空港でのオペレーションを行なう航空会社の一つ、Soko Aviation社は この2週間における損害額は30000ユーロ近くにのぼるとコメント。
150万人もの巡礼者が集まる会場となったこの空港には、今でも ブロックや柵、仮設トイレ、その他仮設施設など、何トンにも及ぶ残骸が 滑走路に残されている。
また、滑走路の照明なども取り外されたままで、これらの再設置と点検などの 作業が残されている。


8月25日(木)

スペインサッカーリーグ、選手協会ストライキのため未だスタートの見通しつかず

スペイン・プロサッカーリーグ連盟とスペインサッカー選手協会との間で 6回にわたる協議が重ねられたが、未だ、両者間に同意は得られず、 今シーズン第2試合にあたる今週末の試合開催についても、未だ確定して いない。
本日、10時30分より再協議が行なわれているが、今日の夕刻までに 同意に達しない場合、第2試合についても中止となる可能性が高まっている。
現在、受給が滞っている選手は200名ばかりあり、その総額はおよそ 5千万ユーロに達している。
協議の焦点となっているのが、この滞った支払いを行うことと、 今後の対策として、4千万ユーロの保証金を確保する事。
第2試合が無事、行なわれた場合、キャンセルとなった第一試合については 年末、12月の23日か28日あたりの穴埋めとなる可能性が検討されている。

アルバリーニョの収穫始まる

ガリシアのポンテベドラ県、サルバテラ・ド・ミニョにおいて昨日、 ブドウの収穫が開始された。
同地域での今シーズン最初の収穫を行なったのはワイナリー La Valで およそ40000キロの収穫となった。
このあたりは、リアス・バイシャスと呼ばれる、ブドウの産地で 白ワイン、アルバリーニョの名で世界に知られている。
今年の総収穫量は去年の3200万キロを大きく上回る4000万キロ程度が 見込まれており、質、量、共に最高の年となりそう。


8月24日(水)

マラガのローマ劇場、20年ぶりの再オープン

マラガ市に残る起源1世紀のローマ劇場跡は、1991年の夏に行なわれた 活動を最後に、修復工事が開始され、20年間、使用されることは無かったが、 ようやく工事が完了し、野外劇場としての再オープンを迎えることとなった。
オープニングセレモニーを担うのはバリトン歌手のカルロス・アルバレス、 画家であるアンドレス・メリダ、そしてギターリストのダニエル・カサレス等の アーティストが予定されている。
カルロス・アルバレスは今回のセレモニーでは歌うわけではなく、 地元マラガの作家フベナル・ソトが同セレモニーのために書いた散文や マヌエル・アルカンタラやピカソの残した詩の朗読を行なう。
また、ギターリストのダニエル・カサレスが奏でるメロディーに合わせて 画家アンドレス・メリダが音楽と絵画のフュージョンを作り上げる。
同セレモニーは入場無料だが、会場が小さいため、席について鑑賞出来るのは 僅か220名で、その他は劇場が面したアルカサビージャ通りから見守る形と なる。
屋外会場であることから、この劇場は基本的に夏用の会場となるため、 本格的な活動は来年夏からとなる予定。

サッカースペイン代表、世界ランキング2位に降格

現世界チャンピオンでありヨーロッパチャンピオンでもあるスペインのサッカー代表チームは 1年以上の間、FIFA世界ランキング1位の座を守ってきたが、最後に行なわれたイタリアとの 親善試合での敗北が影響し、ついに2位への降格となった。
スペインを抜いてトップの座に躍り出たのがオランダ代表チームで、史上初のトップ入りとなった。
現在のランキングトップ10は次のとおり。
オランダ、スペイン、ドイツ、英国、ウルグアイ、ブラジル、イタリア、ポルトガル、アルゼンチン、 クロアチア。


8月23日(火)

外国人観光客数、ほぼ経済危機前の数値に

産業・観光・商業省の発表によると、今年1月〜7月までにスペインを訪れた外国人観光客数は、 3200万人を超え、昨年同時期よりも7.4%上昇した。
また7月だけの数値をみても、観光客数は750万人で前年同月比7.2%上昇し、最高値を記録した 2007年7月の数値に近づいた。
同省では、このままいけば2011年は経済危機以降最も高い数値を記録するであろうと予測している。 この7ヶ月間に最も外国人が多く訪れたのはカタルーニャとバレアレスで、これにアンダルシア、 バレンシアとマドリッドが続く。
一方、最も上昇率が高かったのはカナリアス諸島だった。
同省ではこの数値を評価しつつも、上昇の大きな理由として、チュニジアやエジプトの安いリゾート地に まだ観光客が戻っていないことをあげ、この状況が永遠に続くわけではないので国、各自治体とも 安定した観光客の誘致に励むべきだとしている。

世界カトリック青年大会期間中の地下鉄利用客400万人増加

先週マドリッドで開催されたカトリック教会のワールド・ユース・デイの期間中に 地下鉄を利用した人は前の週より400万人、すなわち62%の増加となった。
最も利用客が多かったのは17日と19日でそれぞれ190万人が利用した。
一方、最も上昇率が高かったのは21日の日曜日でその前の日曜より102%の増加となっている。 特に午後1時から4時までの利用率は300%上昇した。
同地下鉄では期間中特別警戒体制をしいて警備にあたったが、特に大きな問題は 起こらなかった。

バルサ会長、モウリーニョを告発せず

サッカーFCバルセロナのサンドロ・ロセル会長は昨日、先日の試合でレアル・マドリッドの モウリーニョ監督が起こした暴力行為について告発しない事を正式発表した。
ロセル会長は、心の中では何かしたいという気持ちもあるが、理性的な判断を選択したと述べ、 これ以上火に油を注ぐ考えはないとした。
また、我々は空いばり屋でも口が軽いわけでもない、とレアル監督を暗に批判した。
同会長によると、この決断は同クラブの上層部及び監督を始めとした指導部の間で協議されたが、 特に今回の被害者であるビラノバコーチのたっての要望により決断されたという。
ビラノバ氏は、これ以上試合以外の事で注目されるべきでないと延べ、クラブ側も、モウリーニョ の暴力の場面は生中継で放映され、誰が悪いのかは世論にも十分伝わっているとの 見解から告発しない事を決めた。
この試合は、スーパーカップ第2戦で、後半の終盤に判定をめぐって両チームの選手らがもみ合いとなった際、 モウリーニョ監督が、ビラノバコーチの目を手で突き、同コーチも これに反撃した。


8月22日(月)

ワールド・ユース・デイ経済効果は?

エル・パイス紙は、昨日閉会したカトリック教会の世界青年大会における経済効果 について報じた。
それによると、開会前の主催者側は1億ユーロの利益を予測していたが、マドリッド経営者協会 のフェルナンデス氏は昨日、宿泊施設、交通機関と商店の利益は1億6千万ユーロに 上るであろうとの見解を示した。
しかしながらこれらの業界では、収益予測を5280万ユーロと約3分の1に下げている。
最も利益が上がったのはファーストフードなどの飲食店で、特に主催者が巡礼者に配布した 食券を受け入れ、特別メニューを用意した所には大勢が詰め掛けた。
宿泊施設は、多くの巡礼者は体育館、神学校や一般家庭などを利用しており、大きな収益とは ならなかったが、それでも通常の8月よりも宿泊率はアップしたという。
公共交通機関で最も利用が多かったのは地下鉄で、通常の216%の利用率となった。
しかしながら自治体が巡礼者向けに通常のチケットより84%安い地下鉄バス共通定期券を 販売したため、大きな利益にはならなかった。
一方タクシーは、格安券と道路の交通規制のあおりで売り上げが下がったという。
小売店でも一部の土産物店などを除いて売り上げ高に大きな変化は無かったとしている。
また国公立の美術館やモニュメントには大勢の人が詰め掛け、数時間待ちの行列ができたが、 こちらも巡礼者の入場は無料であったため、カフェテリアやミュージアムショップの売り上げ以外の 収益はゼロだった。

プラドの一般入場料、10ユーロに統一

マドリッドのプラド美術館は昨日、9月4日より一般入場券の料金を10ユーロに統一すると 発表した。
これまでは常設展示のみ入場可能のチケット(7ユーロ)と期間限定の特別展示にも入れる 10ユーロのチケットの2種類があったが、前者を廃止し10ユーロのチケットのみとなる。
プラドの広報担当は、これまで入場者はチケット売り場でどちらにするかを決めねばならず、 入場後に見たい特別展示を見つけても変更することができず、不便を感じるという声が上がっていた。
これからは自由に好きな展示を鑑賞することができ、美術館の運営もより良いものに なるとコメントしている。

西部で引き続き天候不順の予報

気象局は本日もイベリア半島北西部を中心に悪天候が続き、ガリシアでは大雨に見舞われ 気温も下がるとしている
。 特にポンテベドラ、オレンセ、コルーニャでは大雨による警報が発令されている。
一方で南東部を中心に高気温による注意報も出されており、レリダとマジョルカ島では38度に まで達する見込み。
またバルセロナでは37度、テルエル、ウエスカ、サラゴサ、タラゴナなどでも36度との 予報が出ている。
これらの地域以外の気温は全般的にやや下がる模様。


8月19日(金)

バルセロナ、9月に最後の闘牛

2012年1月よりカタルーニャでは闘牛の禁止令が施行され、 同地方における闘牛の歴史が終わる。
これに先立って今年9月のメルセ祭りにカタルーニャ最後の闘牛が 予定されている。
闘牛は9月24日と25日の二日間にわたって行なわれるが、 24日はヌニェス・デル・クビージョ牧場の牛、そして闘牛士は モランテ・デ・ラ・プエブラ、エル・フリ、ホセ・マリア・マンサナレスの 出場が、25日にモヌメンタル闘牛場での最後を飾るのがエル・ピラル牧場の 牛、そして、フアン・モラ、ホセ・トマス、セラフィン・マリンとなる予定。

マドリッドの地下鉄、大混雑

世界カトリック青年大会に世界中から集まった巡礼者達の数はおよそ150万人と 言われており、マドリッドの地下鉄は、普段よりもその運行数を増やしているにも 関わらず、大混雑となっている。
昨日は町の中心部にあるバンコ・デ・エスパ−ニャ駅と、ソル駅が閉鎖となっていたが そのため、その周囲にある駅に利用者が集中し、地下へ降りるのにすでに長蛇の列を 成していた。
地下鉄利用者の数は、夕刻5時から6時の間に通常の67%増、朝方には普段の2倍以上に 達していたとの地下鉄側からの情報。
 マドリッド地下鉄は18日、20日、21日に、ストライキを予定していたが、18日は 部分的なストで、大きな影響は出ず、20日、21日については、いずれも回避された模様。
 ソル広場付近の商店は、今年、「社会に不満を持つ者達」による広場占領による影響で その売り上げに多大な損害を受けていたが、今回のカトリック世界大会に集まった 夥しい数の巡礼者達の出現についても、売り上げに効果があったのは飲食関係の店のみで 営業妨害にしかならなかったとコメントするショップも多い。
また、救急活動にについても、昨日だけで628名の巡礼者のアテンドを行なっており、 その内の18名が病院へ搬送されている。


8月18日(木)

無宗教派デモ、巡礼者と衝突、11名が負傷

世界カトリック青年大会が行なわれているマドリッドで昨夜、19時半ごろ 無宗教派グループによるデモが行なわれた。
国民の一部が信仰する特定の宗教に関連した行事に、公庫から莫大な出費が 行なわれる事に対し、「カトリック教に対する特別扱いは無くすべきである」 との主張を掲げて約5000人(警察当局発表による)のグループが マドリッドの中心、ソル広場近辺を行進した。
ソル広場では、一部の青年大会への参加者がこれらデモ隊を待ちうけており、 両者間に衝突が生じた。
警官隊の介入により、8名が拘束され、11名の怪我人が出た模様。

ローマ教皇、マドリッドに到着

マドリッド世界カトリック青年大会が開催される中、本日12時に ローマ教皇ベネディクトXVIのマドリッド、バラハス国際空港への到着が予定されている。
到着後、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相、国王夫妻等による歓迎の儀が執り行われ、 ホセ・ボノ国会議長、憲法裁判所長官、最高裁長官、法務長官、マドリッド州知事、マドリッド市長 他、2000人の若者達の出席が予定されている。
その後、19時過ぎにアルカラ門からシベレス広場へと移動後、世界中から集まった若者達との 交流が行なわれる。
その後引き続いて、明日から21日までマドリッドにおける多忙なスケジュールが予定されている。

フランス警察、マドリッド市内を巡回

世界カトリック青年大会の開催期間中、マドリッド市内をフランス警察が そのユニフォーム姿でパトロールを行なっている。
これは、ユーロ警察と呼ばれるもので、スペインで見かけるのは初めてのこと。
ユーロ国家間における警官の相互派遣は2008年より行なわれており、 これまでにスペインの警官も26名のフランス語を介するメンバーが フランスにおけるブドウの収穫期や、トゥール・ド・フランスの開催時、 或いは、ユーロディズニー、オルレアン、ボルドー、アビニョンやカルカソンヌの フェスティバルなどの警備に参加している。


8月17日(水)

フライトの遅延、ヨーロッパでスペインがトップ

ユーロコントロール管轄下にあるフライトの遅延時間合計は、昨年同時期に比べると 今年の7月は約半分に減少し、スペインのマドリッドやバルセロナの空港についても 改善が見られた。
しかしながら全体の中で、バルセロナがワーストランキング、トップの位置にあり、 マドリッドが5番目に続いている。
遅延の原因として、その半分以上が、航空会社に問題があると見られているが、 交通コントロールに起因するとされる遅延については、そのほとんどが 過剰交通、つまり、空港のキャパシティーを超えた交通量に問題があるとされ、 これによる遅延の36.5%がスペインの空港に集中している。
しかもこれは昨年に比べて、マドリッド、バルセロナ共に、それぞれ10%、38%の 改善が見られた結果である。
過剰交通量による遅延時間が、これら2空港を上回ったのは、マルセーユの空港だけ。


8月16日(火)

第2四半期の経済成長率0.2%

国家統計局(INE)によると、第2四半期の経済成長率は0.2%、 第1四半期と比べると0.1%マイナスとなった。
INEによると、海外からの需要は増えつつあるものの、国内の需要は頭打ちで、 一般家庭の消費、公共事業や企業による投資の減少などが成長を 鈍らせる原因とみている。
経済成長率の足踏みに最も影響を及ぼしている業種はサービス業で、6月には5.9%下がり、 4ヶ月連続の減少となっている。
特に自動車やオートバイなどの販売や整備の需要の減少が影響しているという。

30県で猛暑による警報・注意報

気象局は本日高気温による警報・注意報を10自治州の30県に発令した。
警報はラ・マンチャのトレドで出されており、最高気温は39度に達する見込み。
また普段比較的温暖な気候のカナリアスでも37度まで上昇するという。
一方アンダルシアのコルドバ、ウエルバとセビージャでは39度、アルメリア、カディス、 グラナダ、ハエン、マラガ、シウダ・レアル、クエンカ、カセレス、バダホスとオレンセでも 38度となる。
市民保護局では、日中の激しい運動や日向を避け、十分な水分補給や軽めの食事を撮るなどの暑さ対策を 呼びかけている。

ワールド・ユース・デイに世界中から150万人

本日よりマドリッドで開催されるカトリックのワールド・ユースデイのため、先週末より世界各地から若者が 集まっており、最終的には150万人に達する見込み。
ローマ教皇の到着は木曜日だが、本日より市内のあちこちで交通規制が行われており、地下鉄を 中心とした公共交通機関の利用を市民に求めている。
午後8時からはロウコ・バレラ枢機卿による歓迎ミサがシベレス広場で行われ、 教皇到着までの間、巡礼者達は今回のために企画された様々な催しに参加できる。
また懺悔を行う告解室も200箇所に設置される。
ワールド・ユースディは今週日曜日にクアトロ・ビエントス空港で行われるミサを最後に閉会となる。


8月15日(月)は、聖母被昇天の祝日にあたるため、ニュースはお休みさせて頂きます


8月12日(金)

  タラゴナのアウグストゥス神殿、世界最大級か

タラゴナの大聖堂地下で発見された紀元1世紀、アウグストゥス帝時代の 神殿跡の第2次発掘調査作業が8月5日に終了し、その調査結果がまとめられつつ ある。
これによると、この神殿の規模は幅27メートル、長さ46メートルに及んでおり、 ローマ帝国時代の建築物の中でも世界最大級のものの一つと見られる。
オリジナル建築の上に一部、後期ローマ人や西ゴートによる形跡が認められる事から 5世紀頃に一度、発見されていた事が判明。

アンティ教皇グループのデモによるソル通過を許可

今月18日から予定されているローマ教皇ベネディクト16世の訪西に対し、 これを望まない人々によるデモが17日に予定されているが、すでに世界中から 続々と集まり始めているカトリック巡礼者達との衝突を避けるため、同デモが マドリッドの中心、プエルタ・デル・ソル広場を通過する事について、自治政府は 禁止する態度を示していた。
これに対し、デモグループは納得出来ないとして、自治政府との間での交渉を 続けていたが、最終的にソル広場でデモを終えず、通過すると言うことでその許可を 取り付けた。
これにより17日のアンティ・教皇デモは、ソルのすぐ傍にあるティルソ・デ・モリナ 広場から始まり、まっすぐソルへ向かい、ソルを通過したあと、セビージャ通りから 再度、出発地点のティルソ・デ・モリナ広場へ戻ると言うルートを辿る事となる。
彼等が掲げるスローガンは「我々の税金を教皇に使うな!」。


8月11日(木)

スペイン・サッカーリーグ、選手協会のストにより試合中止か

スペインサッカー選手協会は、一部リーグ、2部リーグ共に、 間もなく始まろうとしている今期のリーグ戦の第一試合、第2試合について 参加を拒否するとのストライキ宣言を行なった。
これは、一部の選手への給料未払いが続いている事と、それに対する対処の 遅れに対する抗議。
選手側によると、昨年から今年にかけて、給料が契約どおり支払われていない 選手の数が100名から200名に拡大しており、その額は1200万ユーロから 5000万ユーロにまで達しているとの事。
レアルマドリッドのキャプテンでありスペイン代表チームのキャプテンでもあり、 また選手協会の副会長をも務めるイケル・カシージャス選手は、「実際にこれだけの 被害者があると言う事実の前に、全員が彼等の立場になって同問題を受け止めるべき である。問題解決に向けてスペインプロリーグ側との必要な交渉は続けるが、 現状のままではストは行なわれるであろう。」とコメント。


8月10日(水)

2年間、テロ起きず

バスク独立を謳うテロ組織ETAが停戦宣言を行なって1年が経つが、 最後のテロがあってからはすでに2年の月日が流れており、 ETAにとって、大きな転換期を迎えているとの見方が強まりつつある。
治安当局の追跡によってその勢力を失いつつあるETAであるが 彼等にとって常に宿敵であった警察とは別に、大きな障害が現れたことも その弱体化の理由として考えられる。
バスクで行なわれた自治州選で、新党として参選したBildu党が バスク愛国左翼の筆頭として多数の議席を獲得した事によって バスク地方における愛国主義者の政治力が急激に強まったが、 これに伴ってETAによる武力闘争の必要性が無くなり、 彼等に武力放棄と完全なる解散とをせまる声が高まりつつある。
「政界での成功がテロ活動を無用化し、隅へ追いやろうとしている」 そう言った時期であると治安当局のテロ対策課はコメントしている。
しかしながら、すでにETAが完全にその活動を停止している訳では 無く、表面的なテロについては過去2年間、起きていないが、 新たな隠れ家や武器類などの摘発は今も続いている。

コルクの収穫終了

毎年夏にアンダルシアで行なわれるコルクの収穫が、今、終わろうとしている。
コルク樫の森全体の色が変わる時である。
6月1日から開始された今年の収穫は明日の朝7時からカディス県のヒメナ市で行なわれる 収穫作業でその終了を迎える。
斧を手にしたものが木に登り、表皮を剥き取りこれを地上へ落とすと、ナイフを手にした者が これを適切な大きな切り分ける。
別の係りがこれを背負ってラバが待機している所まで運んで、次へバトンタッチ。
今度は集められたコルクをラバの背に積み山を降りると言う流れ作業が行なわれているが、 これは200年前から伝統産業として続いている。
車両が入れない山の中であるため、運搬にラバを利用しているが、1頭のラバにつき、200キロ程度の コルクを運ぶことが可能。
 同じコルク樫の木からコルクを収穫するのは10年おきの作業となっている。
これは、木を守るため、そして山火事での被害を抑えるために必要な期間とされている。
小さな山火事であれば、コルク樫の木は、その表面を厚いコルクで覆われている事により 難を逃れる事が出来るが、収穫が終わったあとでは、あっという間に燃えてしまう。
森を守る理由で、これら、収穫の規制がおかれてはいるが、それでも尚、収穫によって 木の寿命が縮まるの事実で、通常、自然の状態にあれば400年生きるコルク樫が、 収穫を行なう事によって、その寿命は200年以内になってしまう。
また、植樹をした場合、最初の収穫は、樹齢25〜30年程度まで待たねばならない。
スペインで生産されるコルクの量は世界の30%を占めており、その80%が アンダルシア産。
カディスからマラガ県にかけて広がるコルク樫の森は 国定自然公園となっており、12万ヘクタールの面積を持つ世界最大のコルク樫の森と なっている。
コルクの市場価格は、1キンタル(46キロ)あたり80ユーロ程度で、スペインのコルク産業に よる収入は年間総額15億ユーロ程度。

ガリシアの貯水量、南部を下回る

雨の大地ガリシア、と言うイメージを持つ緑豊かなガリシア地方であるが、 近年、その降水量に大きな変化が生じつつある。
同地方の大西洋岸貯水池には、その収容量の57.2%しか水が無く、 国内で最も水不足となっているJucar川の貯水池に次いで、スペイン国内で 2番目に少ない貯水量を示している。
また、同じくガリシアにある別の貯水池でもその水位は60.4%となっており スペインの全国平均70.1%を大きく下回っている。
 一方、通常、夏場を中心に深刻な水不足に悩まされる南部では、 グアダルキビール川の貯水池が82.1%、アンダルシア地中海貯水池の 水位が85.5%と、全国平均を大きく上回る数値となっている。

ローマ教皇訪問に合わせ、マドリッド中心部で交通規制

カトリック・ワールドユースデー・マドリッド大会の開催に伴い、 マドリッド市内中央部の交通規制が行なわれる。
来週火曜日の午前10時半より23日の午前6時半までの間、 コロン広場からアトーチャ駅までの間(レコレトス通りープラド通り)、 スペイン広場からシベレス広場までの間(グランビア−アルカラ通り)が 完全車両通行止めとなる。
この間、60線以上のバスがその路線変更の対象となり、混乱が予想される ため、マドリッド市では、地下鉄の利用を勧めている。


8月9日(火)

住宅価格、2007年から22.3%の下落

住宅価格査定会社TINSAの調べによると、バブルが崩壊した2007年後半から先月までの間住宅の値段は 22.3%下がった。
また先月の数値は6.4%下がり、7ヶ月連続の下落となった。
住宅価格は全国で下がっているが、地中海沿岸地域の下落が特に顕著で、2007年以降先月までで 29.7%のマイナス数値となっている。
一方大都市部の7月の平均価格は前年同月比7.5%、中小都市でも同6.1%下落している。
それ以外の地域では5.4%、バレアレスとカナリアス諸島では2.5%下がっている。
またここ数ヶ月で最も下げ率が大きかったのは6月で6.6%だtった。

今月18、26日に空港地上係員スト

UGT、CCOOなどの労働組合は、今月18日と22日に全国の空港の地上勤務スタッフのストを 行うと発表した。
それによると、両日とも24時間ストで、すべての地上係員に適用されるという。
組合側はこのストの理由について、度重なる会社側の労働協定の不履行を挙げた。
またそれに対する勧業省の受身な姿勢を批判した。

ワールド・ユース・フェスティバル警官1万人動員で警備

今月16日から22日までマドリッドで開催されるカトリック教会のワールド・ユース・フェスティバル の警備のために1万人以上の警察官が動員されることとなった。
その内訳は、国家警察と治安警察が6150人、マドリッド市警察が4000人ほど配置される。
特に、最近活動が再び活発になってきた「5月15日運動」の抗議活動などを避けるためにこれだけの 警備が行われるとみられるが、政府関係筋は万全を期す構えであるが、特に大きな問題は 起きないであろうとしている。
一方、ローマ教皇のエル・エスこりアル訪問や到着・出発時などの特別セレモニーの 時には、1000人の救急隊員や市民警備隊を待機させ緊急時に備える。


8月8日(月)

欧州中央銀、スペインなどの国債購入へ

欧州中央銀行は昨夜、ユーロ通貨圏に加盟するスペインやイタリアの国債を積極的に購入すると発表した。
これは、市場の混乱を抑える目的があるが、同行では両国が発表した新たな財政再建対策を評価し、 競争力と柔軟性を持ってさらなる赤字削減への努力を求めた。

敬虔なカトリック信者を表明する人は71.7%

社会学研究所(CIS)の調べによると、自分は敬虔なカトリック信者であると答えた人は全体の71.7%で、 10年前の調査(82.1%)と比べて10ポイント以上下がった。
一方、4人に1人が無心論者、または敬虔な信者ではないと答え、前回の14.6%から24.3%に上昇した。
またカトリック以外の宗教を信じると答えた人は2.4%だった。
年齢層別でみると、65歳以上の人では10人中9人が信者であると答えたのに対し、18〜24歳の 若者の間では56.8%に止まった。
CISによると、信者であると答えた人のうち毎日曜日ミサに行くと回答した人は13%、週に何度か訪れる とした人は2.7%だった。
10年前の調査ではそれぞれ19%と2.9%で、信仰と実行の間の差が、以前よりも広がっていることが伺える。
また10人に1人が結婚式、葬式などのセレモニー以外では教会に足を運ばないと答えた。

ローマ教皇訪問記念トイレットペーパー発売

今月半ばにマドリッドで開かれるカトリック教会のワールドユースフェスティバルのローマ教皇訪問を記念して、 特製トイレットペーパーが発売された。
これは、バチカン市国の国旗をイメージした黄色と白のトイレットペーパーで、3層構造でアロマつき、パッケージ にはI love el Papaと印刷されている。
このトイレットペーパーを販売している会社では、教皇のパレードの際に巨大な紙テープとして使用すること を推奨しているが、本来の目的にも使用可能であるという。


8月5日(金)

プエルタ・デル・ソル、厳重な警戒態勢

5月15日にマドリッドの中心、プエルタ・デル・ソルに集結し、 その活動が開始された「社会の現状に不満を持つ者」による抗議運動、 15−Mだが、昨夜、警備にあたっていた警官隊との間で初の衝突が 生じた。
その結果、7名の警官を含む20名の怪我人が出た模様。
およそ800名の15−M集団は昨日、プエルタ・デル・ソル広場への 進入、占領を試みたが、警官隊に阻まれこれに失敗。
その後、カステジャーナ通りにある内務省の前に20時ごろ集結し 警官隊との衝突に発展した。
ここ数日、プエルタ・デル・ソルの地下鉄、近距離鉄道の駅が閉鎖されると 言う事態が続いているが、今日は朝から平常どおり機能している。
しかしながら、状況次第でいつでも閉鎖される可能性もあるとのこと。
また同広場は、一般車両を除いて、通常、タクシーや市バスが出入りしているが、 これらの通行止めが続いている。
 昨夜、15−M集団は本日の午後20時にアトーチャからソルに向けて デモ行進を行なう事を通達し、正午以降、2時間おきにソルへ詰めかけて 警官隊にプレッシャーをかけるよう呼びかけを行なった。

スペイン経済、伸び悩み

今年第2四半期の国内総生産は前期比較、僅か0.2%に留まり、 第1四半期よりも更に0.1ポイント少ない伸び率となった。
年間比較では、第一四半期が0.8%であったのに対し、第2四半期では 0.7%に留まり、スペイン経済が未だ、危機から抜け出られずにいるのが 伺われる。


8月4日(木)

一般車道の制限速度、100キロから90キロへ

総合交通局は昨日、高速道路を除く、一般車道における制限速度を 現行の時速100キロから、90キロへ変更する予定である事を発表した。
スペイン国内の、幅1,5メートル以上の路肩がある一般車道では 最大速度が時速100キロに設定されているが、死亡事故の多くは 高速道路以外のこれら一般車道で起きている。
2010年を例に挙げると、交通事故による死亡者数は1730名で そのうち、一般車道での死者数が1331名であった。
総合交通局では、総選挙が予定されている11月20日までに 新しい制限速度の施行に持ち込む構え。

アンダルシア、今年7ヶ月間での臓器移植21%増加

交通事故死亡者の臓器ドナーが減少した事に伴い、脳死によるドナー数が 9%減少したにも関わらず、アンダルシアにある公共の病院において行なわれた 臓器移植手術は、今年に入ってからの7ヶ月間で21%の増加となった。
同州でこの7ヶ月間に行なわれた移植手術は420件で、これらは 死亡者による741件の提供と、生存者による31件の提供によって実現した。
このリズムが年末まで維持された場合、アンダルシア州が持っていた これまでの臓器移植手術数の記録を塗り替える可能性が高い。

ブランカ・デル・レイ 引退

マドリッドにあるタブラオ・デ・フラメンコの老舗、コラル・デ・ラ・モレリアの トップダンサーとして踊り続けて来た世界的なダンサーであるブランカ・デル・レイが 今日、同タブラオで踊る最後の夜を迎える。
ブランカは14歳にして同タブラオにやって来たが、その後、オーナーのマヌエル・デル・レイと 結婚。これまで他のタブラオへ移ることも無く、モレリアの歴史を作り続けてきた。
本当に最後の後援となるのは、月曜日に予定されている国際フェスティバルであるが これまでの人生のベースとなってきたモレリアでの最後の後援は今夜となる。


8月2日(火)

失業者数、4ヶ月連続で減少

労働・移民省の発表によると、7月の失業者数は4万2千59名、すなわち1.02%減少 した。
これで4ヶ月連続の減少となり、総失業者数は407万9742人となった。
自治州別でみると12州で減少したが、最も下がったのはガリシアで1万557人、2位が バレンシアで9622人、これにカタルーニャの5625人が続く。
逆に失業者数が増えたのは、カナリアス(1666人)、アラゴン(601人)と マドリッド(446人)だった。
同省では、この数値を評価し、これからも失業問題の対応に努力し続けていくとした。

7月のイワシの値段、8.12%上昇

産業・観光・商業省の発表によると、先月最も値段が上昇した食料品はイワシで8.12%だった。
また、オレンジ(2.97%)、カタクチイワシ(2.23%)、アジ(1.81%)と リンゴ(1.24%)もそれぞれ上昇した。
逆に最も値下がりしたのはサラダ用のトマト(6.01%)とピーマン(5.94%)だった。 一方昨年の7月と比較すると、最も上昇したのはカナリア産バナナで24.47%、これに アジ(8.10%)と鮭(6.6%)が続く。
また前年比最も値下がりしたのは、レモンで18.91%、これにサラダ用トマトとオレンジが 続く。

バレンボイム、マジョール広場の観客を魅了

マドリッドの8月恒例行事となりつつあるウェスト・イースタン・ディヴァンオーケストラが、 今年もマドリッドのマジョール広場で演奏を行った。
世界的なピアニストで指揮者のダニエル・バレンボイム氏率いるこのオーケストラは、パレスチナ人、 ユダヤ人とスペイン人で構成されており、スペイン国内はもとより世界各地で活動を行っている。
毎年大勢の人が詰め掛けるこのコンサートには3500席が用意されたが、午後7時半の開場後 まもなく満席となり、席を確保できなかった人たちは立ち見で鑑賞した。
開始時間の午後10時丁度に激しいにわか雨に見舞われたが、1時間半ほどのコンサートは 滞りなく行われた。
今年の演目はグスタフ・マーラーの交響曲第10番アダージョとベートーベンの交響曲第5番ハ短調 だった。


8月1日(月)

PPとPSOEの差、14ポイント

エル・パイス紙が行った調査によると、今総選挙が行われた場合野党民衆党(PP)に 投票すると回答した人は44.8%、社労党(PSOE)とした人は30.8%だった。
次期総選挙の日程は、先週金曜日サパテロ首相により投開票日の前倒しが発表されているが、 この調査の通りとなると、2000年の結果には 及ばないものの、PPが過半数を獲得する可能性も高い。
また、保守系のラ・ラソン紙の調査では、この差は16ポイントとなっているが、 これらの調査は、首相発表の前日に行われている。
一方、社会学研究所(CIS)が行った調査では、PPとPSOEの差は7.1ポイントに止まっている。
こちらの調査はPSOEのルバルカバ氏が、首相候補の出馬を正式表明した直後に行われている。

7月の自家用車登録数、前年比4%減

自動車製造連合及び販売連合の発表によると、7月の新規自家用車登録数は7万8千913台で 前年同月比4%の減少となった。
また、今年に入ってから先月までの累計数では前年比26.4%のマイナスとなっている。
同連合では、昨年の減少率が非常に大きかったことから、下げ幅は安定しつつあると見ている。
ただし、経済危機に陥るまでは7月は例年販売数が多い月だったため、ピーク時と比較すると半分以下の数値となっている。

マドリッド地下鉄・バスの1回券、50%上昇

マドリッド自治州交通局は、地下鉄と路線バスの1回券を現在の1ユーロから1.50ユーロに引き上げると 発表した。
同局のベテタ局長は、今回の値上げにういて、インフレなどによりこのままでは公共交通機関の 正常な運行を維持するのが困難であると判断したためと説明している。
一方、消費者団体はこれを言語道断であると強く批判、市民にとって不可欠な公共サービスに対しては、 法的制限を設けるべきであると述べた。
尚、10回使用の回数券及び定期券の値段は据え置きとなる。


7月28日(木)

初のフラメンコ国際会議、セビージャで開催

世界初のフラメンコ国際会議が今年11月にセビージャで開かれる。
会場となるのはセビージャ市内、サンタ・クルス地区にある サンタ・クララ修道院で、11月の10、11、12日の三日間が 予定されている。
フラメンコ国際会議の開催は、フラメンコが2010年11月に ユネスコにより世界文化遺産として指定された事がモチベーションとなった。
会場には二つの丸テーブルが置かれ、一つにはフラメンコ・アーティスト達が もう一つには各界の代表や企業家達が着席し、フラメンコ文化の現状と 今後の発展のために必要な措置、プロモーションなどについての談義を 行ない、フラメンコ白書作成のベースとされる。
第一回国際会議開催の予算として6万ユーロが見込まれているとのこと。

テオティウアカン展、マドリッドに到着

メキシコシティ北東約50キロ地点にあり、紀元前2世紀から紀元後6世紀まで存在した と言われる宗教都市テオティウアカンはその起源も、終焉についても依然、神秘に 覆われているが、同文化についてメキシコの主要国立博物館等に保存されている 遺跡類が11月半ばごろまでマドリッドのカイシャ・フォーラムで展示される。
同展示会は今年4月にバルセロナで始まったあと、パリ、ベルリン、チューリッヒ、ローマの 各地で行なわれ、すでに50万人の入場があった。
マドリッドでの展示が最後となり、そのあと展示された遺跡類はメキシコへ戻される。


7月27日(水)

一日に300人がスペイン人国籍に変更

スペインに居住するために国籍を変更し、スペイン人になる移民が多い中、 その数が近年、急速に増加を続けている。
2000年にスペイン国籍をとった移民の数が11,996名であったのに対し、 2010年には123,718名となった。
2011年については、現在のところ、1日あたり300人がスペイン国籍を 入手しつつある。
国籍を変える移民で最も多いのは中南米諸国民(ブラジルを含む)。
中南米諸国民やフィリピン人、ギネア人、ポルトガル人、アンドラ人、 セファルディ(1942年にスペインから追放されたユダヤ人の子孫)等については 他の外国人に比べ優遇されており、スペインに合法的に2年間住めば、国籍を申請する 権利が生じることになっているため、これらの国民による国籍変更は常に多く見られる。
その他の国民については合法的に10年以上スペインに居住していないとスペインの 国籍申請は出来ない。


7月26日(火)

マドリッド州民の3分の1が外食

マドリッド自治州が、成人した社会人及び学生に対して行った調査によると、3分の1が、 常時外食すると答えた。
また食事にかける平均時間は55分、定食の費用は平均10.6ユーロだった。
マドリッド州民に最も人気の高いメニューは1皿目がサラダ、メインディッシュは牛フィレのステーキ とポテトフライの付け合せ、デザートはプリンだった。
一方、食事に欠かせないものとしては、パンを挙げた人が、22%、、野菜とした人は15%だった。
また13%が肉類、10%が乳製品を挙げた。

警察庁、テロ攻撃に対する警戒レベルは引き上げず

警察庁のベラスケス長官は会見で、ノルウェーで先週起きたテロ事件に触れ、 警戒レベルは、現在の2を保持すると述べた。
この事件の容疑者は、事件前に公開した文書のなかでスペインに触れており、サパテロ首相の 移民に対する寛容な政策や初の女性防衛大臣となったチャコン氏が、就任当時妊娠中で、 大きなお腹で勤務していたことなどを批判しており、スペインに対する攻撃をほのめかす箇所もあった。
しかしながら同長官は、この事件はあくまでノルウェー国内の事件で、国際性は低いと し、現在の所警戒レベルを引き上げる考えはないと述べた。
ただし、これからもノルウェー政府と協力して、情報収集は続けると付け加えた。

連休の交通事故死者11人

総合交通局(DGT)の発表によると、サンティアゴの祝日のためいくつかの自治州で連休となった 先週末、9件の交通事故で11人が亡くなった。
このうち4名がオートバイに乗っていた。
また、これらの事故で計4名が重軽傷を負っている。
今年に入ってから昨日までの累計数は796名で昨年の同時期より10.46%減少している。


7月25日(月)は使徒サンティアゴの祝日にあたるためニュースはお休みさせて頂きます


7月22日(金)

上半期の外国人ツーリスト数、7.5%の増加

今年6月までにスペインを訪れた外国人ツーリストの数は 2480万人に達し、2008年上半期の2650万人に次ぐ好記録となった。
また、昨年同時期比較では7.5%の増加となり、過去10年間では最大の伸び率と なった。
6月単独での年間比較では8.5%の伸び率を示しておりツーリスト数は570万人と なり、最も多かったのは英国人ツーリストで訪問者数は150万人。
その訪問地で最も人気があったのはカナリアス諸島、バレアレス諸島、そしてアンダルシア。
次いで多かったのがドイツ人とフランス人。

プラド美術館、カラバジョの「キリストの埋葬」を展示

プラド美術館、中央展示通路にカラバジョの代表作の一つ、「キリストの埋葬」の展示が 始まった。
バチカン美術館所蔵の同作品は、8月末にローマ教皇ベネディクト16世がマドリッドを 訪れ、同地にてカトリック青年世界大会が催されるのに合わせて貸し出されたもの。 プラド美術館内における展示は9月18日まで。


7月20日(水)

スペイン政府、ルーマニア人労働者に対し、再度、労働許可証を要求

ルーマニアとブルガリアが2007年1月にEUに加入した際、両国民が EU諸国内で自由に労働出来るようになるまで、7年間の試行期間が 設けられたが、スペイン政府は、2年後の2009年1月の時点で、 それ以上の施行期間延長の必要は無いとの判断をし、両国民のスペイン国内における 労働の自由を認めていた。
これにより経済危機が続く2010年に外国人労働者の 数が17000人のマイナスとなった中で、ルーマニア人の人口は33043名の プラスと言う、異常とも言える増加を示し、今年1月時点の統計では864278名となり、 スペイン国内の外国人移民総数570万人の15.1%を占めるに至った。
これはドイツ、フランス、イタリア、英国などが、未だルーマニア人に対し、 労働許可証取得を義務付けているため、スペインが最も移民しやすい国となったためと 考えられる。
一方、長引く経済危機の中、現時点でスペインの失業率は21.29%と、 EUの中でも最も高い数値に達しており、こう言った状況下で政府は、ルーマニア人への 労働許可証取得義務を復活させることを決めた模様。
まだ正式な手続きは取られていないが、来週にも改正される見込み。

カタルーニャ、今年最大規模の山火事発生

昨日の午後14時ごろ、タラゴナ県のラ・リバ市の森林地帯で火災が発生し、 消防車90台、消火飛行機6機、ヘリコプター数機による消火活動が続いている。
火災現場は地形が複雑で、消防車が入れないところも多く、消火作業は難航、 すでに400ヘクタールの緑地帯を焼き尽くした。
昨日の午後は風速30〜70メートルと強風が続いた事も火災の拡大に繋がった模様。
本日早朝には、火の勢いも衰えを見せ、徐々に収拾に向かっている様子。
当初、タバコのポイ捨てが原因ではとの疑いが強かったが、火元が道路沿いではなく ラ・リバ市から900メートルばかり離れた森の中で、アクセス困難なエリアで あると見られることから、原因は他にあるとの見方が強まっている。
この火災によりC−14、TV−7044などの車道が通行止めとなり、 今日も通行規制が続いている。
また、マドリッドーバルセロナ間を走る超特急AVEも Lleida と Camp de Tarragona 間で運行不能となり、臨時バスの運行を行なっていたが、 本日8時半ごろより、運行を再開。 徐々に平常を取り戻しつつある。


7月19日(火)

5月の債務不履行値6.49%

スペイン銀行によると、5月の金融機関との間に交わされたローン契約の債務不履行値は、 6.5%、1995年5月以来もっとも高い数値となった。
これで2ヶ月連続の上昇となるが、3月に数値が下がるまでは5ヶ月連続で上昇していた。 これにより不履行総額は、1175億9200万ユーロとなった。
スペイン銀行によると、これらの債務は、基本的に自動車、旅行、テレビなどの消費財の 購入に当てられているため、返済される可能性は低いと見ている。

9自治州で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、大雨や強風による警報をカタルーニャに、注意報をアラゴン、カンタブリア、ナバラ、 バレンシア、リオハ、パイス・バスコ、アストゥリアスとカナリアスにそれぞれ発令した。
カタルーニャのジローナでは、海沿いの地域で1時間に40立方メートルの降雨が予測されており、 警報が出されている。
またピレネー山脈付近でも大雨による注意報が、 タラゴナでは風速80キロの強風が予測されている。
アラゴンのウエスカ、テルエルとサラゴサでも強風注意報が出ているほか カンタブリア、リオハ、アストゥリアスなどの北部地域やバレンシアのカステジョンでも 風速95キロの強風が予測されている。
一方、今朝未明に降った集中豪雨のため、カタルーニャとバルセロナ消防局は、60件 以上の出動を余儀なくされた。
消防活動のほとんどが、家屋の浸水への対処だった。

プラド美術館、中央ギャラリーに大型絵画を集結

マドリッドのプラド美術館では、ビジャヌエバ館中央のギャラリーにヨーロッパ絵画の大型作品を 集中して展示し、本日より公開している。
ここには、ベラスケスを始めルーベンス、ティツィアーノ、スルバラン、ゴヤなど、 同美術館を代表する作品が展示されている。
また、今回の再編成により、同館の展示スペースが大幅に増加したため、これからも未公開作品などが展示されていく 見込み。


7月18日(月)

第2四半期の住宅価格5.2%下落

勧業省の発表によると、今年の第2四半期の住宅価格は昨年の同時期に比べて5.2%下がり、 これで24ヶ月連続の下落となった。
また、第1四半期と比較しても1.4%下がっている。
このうち新築物件は前年比4.1%下がって1平米あたりの平均価格は1770.7ユーロ、 中古物件は、1739.4ユーロで6.2%の下落となった。
最も下げ幅が大きかった自治州はムルシアで−8.4%、2位はマドリッドの−7.9%、 3位はバレンシアで−7.1%だった。
逆に下げ幅が小さかったのはセウタとメリージャ、アストゥリアス、ガリシアだった。

10人に4人が失業した移民の追放を支持

労働移民省の人種差別オブザーバーの調べによると、国民の10人に4人が、長期間失業している 外国人の国外退去を支持、また80%が現在国内には移民が多い、または多すぎると答えている。
また42%が、現行の移民法は寛容過ぎると答え、移民から受けるものよりも彼らが受ける社会 保障などの恩恵のほうが大きいとしている。
一方、移民の急増により学校など、公共サービスの質が低下していると答えた人も多くいた。
しかしながら、外国人が居住することによる多様性を評価すると答えた人の数値はあまり変化していない。

週末の交通事故死者数、今年最悪の数値

総合交通局(DGT)によると、先週金曜午後3時から日曜午前零時までに起きた交通事故に よる死亡者は28人で、現在の所、今年最悪の数値となった。
このうち35歳以下の若者は16名、また重軽傷者は31名だった。
最も大きな事故が起きたのはグアダラハラ県のハドラケで、4人の若者を乗せた乗用車が 他の車と正面衝突し計5名が亡くなっている。


7月13日(水)

2020年オリンピック開催地にマドリッド市、再度の立候補

2012年オリンピックの開催地選抜では3位に終わり、2016年オリンピック 開催地選抜では2位に甘んじる結果となったマドリッド市は、再度、2020年の 開催地として立候補する事を明らかにした。
これまでの2度の立候補に伴って全ての準備が行なわれて来たため、オリンピック開催 に必要な設備のほとんどが完成している事から、今後、更なる設備投資はほとんど 必要無く、2020年への立候補を行なう事による大きな出費は無い、と、 マドリッドのアルベルト・ルイス・ガジャルドン市長は語っている。
また、今回の立候補では、確実にマドリッドが開催地として選ばれるまで、 1ユーロたりとも、設備投資は行なわないと発表した。
2020年候補地としては、マドリッドの他にローマ、イスタンブールがすでに名を 連ねており、更に東京、ダーバンの参加についても声が挙がっている。


7月12日(火)

悪天候により27県に警報・注意報

スペイン気象局は本日、イベリア半島北部を中心とした27県に悪天候による警報・注意報を発令した。
それによると、アストゥリアス、カンタブリア、バスク、リオハ、カスティージャ・イ・レオン、 ナバラとカタルーニャに大雨注意報が出されている。
またカステジョン、バレンシア、テルエル、カスティージャ・イ・レオン、カタルーニャと リオハには強風を伴った嵐の注意報も発令されているが、サラゴサ、ウエスカとナバラでは警報と なっている。
これらの地域では気温も急激に下がる見込み。 一方、バレアレス諸島のマジョルカ島とメノルカ島では高気温による注意報が出されている。

DGT、飲酒運転取締りキャンペーン開始

夏休み特別道路警戒体制を続けている総合交通局(DGT)では、昨日より飲酒運転取締りキャンペーンを 開始した。
全国1000箇所に検知所を設け、1日2万件のアルコール検査が行われる。
またこれらの検知所には、今年も事故により半身不随などの障害が残った人たちがボランティアで 交通警備隊員に同行し、ドライバーたちに安全運転を呼びかけている。
このキャンペーンは今週日曜日まで続けられる。
一方DGTでは、これまで利用されてきた電話による道路交通情報サービスの番号を011に 変更するとともに有料化した。
これには同局の経費削減とイタズラ電話防止の狙いがあるとしているが、利用者からは不満の 声が多く上がっている。

W杯優勝1周年、マドリッドで記念式典

サッカーワールドカップ南アフリカ大会でスペインが優勝して1周年となった昨日 ビセンテ・デル・ボスケ監督やマドリッド市のガジャルドン市長出席のもと、記念式典が行われ、 た。
会場は、市内のマンサナレス川沿いにあるプエンテ・デル・レイ公園で、優勝の翌日祝賀イベントが 行われた場所でもある。
この公園は昨日よりスペイン代表に敬意を表して「ワールドチャンピオン・スペイン代表公園」と 改名された。
デル・ボスケ監督は、7月11日は一生忘れることのできない特別な日であるとし、 マドリッド市民が一丸となって代表チームを応援してくれたことに非常に感謝していると述べた。


7月11日(月)

新内務相にカマチョ氏就任

先週土曜日のルバルカバ内務大臣の次期首相候補正式発表を受けて、 ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は本日内閣の一部変更を発表した。
それによると、ルバルカバ氏の後任には現内務長官のアントニオ・カマチョ氏が就任する。
また、ルバルカバ氏が兼任していた副首相のポストには、これまでエレナ・サルガド経済大臣ら 計3名が就いていたが、2名に縮小する。
一方、広報官は、ホセ・ブランコ勧業大臣が兼任する。
サパテロ首相は、カマチョ氏について、同省の反テロ政策にこれまで携わってきた 経験豊富な人物であり、適任であると評した。

5月の住宅販売数18.3%減少

国家統計局(INE)の発表によると、5月の住宅販売数は3万797件で、 昨年同月比18.3%の減少となった。
一方で4月と比較すると27.7%上昇している。
中古住宅は昨年と比べて13.8%、新築は22.3%減っており5月に販売された 住宅の47.7%が中古だった。
最も販売数の多かった自治州はアンダルシアで5947件、これにバレンシアが4332で続き 3位はマドリッド(4231)4位はカタルーニャ(4198件)だった。

カンプ・ノウで結婚式サービス開始

サッカースペインリーグFCバルセロナの本拠地カンプ・ノウサッカー場で結婚披露宴を行う サービスが開始され、先週土曜日に初めてバルサファンカップルによる式が行われた。
同クラブによると、披露宴にかかる費用は招待客の人数に応じて1800から2400ユーロで、 宴席の費用は1人あたり110ユーロ程度、最大750人招待することが可能という。
バルサでは昨年このサービスを行う事発表したが、国内のファンだけでなく、日本や中国からも 問い合わせが来ているという。
記念すべき初の披露宴を行ったカップルの新郎はFCバルセロナのアイスホッケーチームの 元選手で、彼らが挙式にかけた総費用は6万ユーロだった。 。


7月8日(金)

バスクで波力発電実用化

バスクのギプスコア県、ムトゥリク市に設置された波力発電所の オープニングセレモニーが本日、バスク州知事パチ・ロペス氏の出席の元に 行なわれる。
現在、ヨーロッパで試験的に運転されているものはいくつか存在するが、 商用としての完全な実用化と言うのはこれが初めて。
同発電所設置にあたって、スペイン政府は670万ユーロ(内、バスク政府が 230万ユーロを分担)出資したが、この装置により約600人分の電気消費量を 100%カバーする事が可能となり、およそ80ヘクタールの森林が浄化する量に 相当するCO2の発生を防ぐ事が出来る。

世界の大企業リストからスペイン企業の数、減少

経済マガジンFortuneが毎年発表する世界の大企業500社リストの中に 昨年まではスペイン企業10社が名を連ねていたが、今年、発表されたリストでは 1社減の9社となった。
また、残った9社も順位が落ちており、世界経済においてスペインが占める 地位が下がりつつある。
昨年度に続いて、スペイン企業として最も上位にランク入りしたのが サンタンデール銀行であったが、売上高は1.003億5千万ドルで、昨年度の 37位から51位に落下。
その後を追うのがテレフォニカで、売り上げ高は804億4千4百万ドル。
ランキングは昨年度の68位から78位に下がった。
その他の企業でランク入りしたのは Repsol YPF(94位), Banco Bilbao Vizcaya Argentaria(196位),Iberdrola(212位), Cepsa(368位), Gas Natural Fenosa(372位), Mapfre Group(394位), ACS(450位)の 各社。


7月7日(木)

最古のサンティアゴ巡礼ガイドブック、盗まれる

世界初のサンティアゴ巡礼に関する手引きとして知られる 12世紀の書物、Codice Calixtino (Codex Calixtinus)が姿を消した。
同書は、サンティアゴ・デ・コンポステラの大聖堂内にある金庫の中に保存 されていた。
金庫のある部屋への出入りは厳しく管理されており、常時、出入りを許されていた のは、管理を任されていたホセ・マリア・ディアス司祭と、同大聖堂所蔵古書の 研究者2名の計3名だけだった。
最初にCodice Calixtino が無くなっているのに気づいたのは2名いる研究者の一人で、 火曜日の夕刻、ホセ・マリア・ディアス司祭に報告。
司祭は4名の協力を得て探したが見つからず、警察に通報した。 通報を受け、警察が現場に駆けつけたのが22時で、盗難届けが正式に受け付け られたのが昨日の午後となった。
Codice Calixtino は、サンティアゴ巡礼路についてその道中に存在する宿泊所や 道に関する説明、地元の習慣や巡礼路上に残る芸術作品に関する解説、巡礼者への 助言などをまとめた世界初のサンティアゴ巡礼ガイドブックとも言われるもので 12世紀にまとめられたもの。
225枚の羊皮紙に綴られており、高さ30センチX横21センチ。
 その歴史遺産としての価値は計り知れないもので、これまでスペインで起きた 遺産盗難事件の中でも、最悪のものと見られる。

マドリッド市、ビカルバロで巨大な西ゴート時代のネクロポリスを発掘

マドリッド市のビカルバロ区で西ゴート時代のネクロポリスが発見されてから 1年が経つが、昨年12月よりその本格的発掘調査が進められている。
発見当時、これがどれだけ巨大なものであるか、誰も知る善しも無かったが 調査が進むにつれ、驚くべき規模を持つことが判って来た。
現時点での調査結果によるとその面積は1.5ヘクタールにも及び、900体以上の 遺体が埋葬されていると見られる。
すでに700体の確認が終わっており、一つ一つの墓は長さ160〜170センチ、 深さ50センチ程度。 
どれも頭が東を向く形で埋葬されている。
また、これら成人用の墓以外に、子供用の墓が20個程度確認された。
マドリッド近辺で発見された西ゴート時代の遺跡としては間違いなく最大規模の ものであるが、今後の調査により、スペイン国内最大のものとなる可能性も高い。


7月5日(火)

第2四半期の中古住宅価格、2.2%下落

不動産情報サイトフォトカサの調査によると、中古住宅の平均価格は1平米当たり2180ユーロで、 第1四半期よりも2.2%下がった。
また6月の価格を昨年の同月と比較すると、6%の下落となった。
これで中古住宅の価格は44ヶ月連続の下落となる。 自治州別でみると、最も下がったのはカンタブリアで3.8%、2位がリオハで3.7%、 これにカスティージャ・イ・レオンが3.3%で続く。
逆に下げ幅が小さかったのはパイス・バスコとガリシアでそれぞれ1%、バレアレス諸島は1.1%だった。
一方、価格が最も高かったのは前回の調査と同様1位がパイス・バスコで1平米あたりの平均は 3641ユーロ、2位がマドリッドで同2872ユーロ、3位はカタルーニャの2844ユーロだった。

国会議事堂、短パンでは入場不可

スペイン国会の下院議会では、議事堂入場者の衣服規定を初めて定めた。
それによると、入場者は長ズボンまたはスカートを着用することとし、 ショートパンツでの入場は許可されない。
またTシャツや、男性の場合タンクトップのような袖のない服での入場も不可となる。
この規定は、通常出入りしている関係者だけでなく外来の見学者にも適用される。
同議会ではこれまで衣服に関する規定は特になかったが、夏場に訪れる学生などの見学者のなかには 短パンにサンダル履きやタンクトップなどの軽装で訪れる人がしばしばいるという。
同議会副議長は、個人の自由を尊重する一方で、議会の品格を損なわない規定であると述べた。

マドリッド地下鉄、5ユーロ以下のキップは現金のみに

マドリッド地下鉄では、これまで券売機で販売されているチケットすべてをカードで購入できたが、 これからは5ユーロ以下のチケットの購入は現金のみとなる。
これは地下鉄運営会社が銀行に支払う手数料を減らすためで、1回券や特別路線への割り増し料金 などが対象となる。
ただしバラハス空港駅では外国からの旅行者なども多いため、従来どおり5ユーロ以下のチケットもカードで購入 できるという。
同社では最近までカードでのチケット購入を奨励するキャンペーンを行っており、カードでしか使えない 券売機も多く存在する。


7月4日(月)

失業者数、3ヶ月連続で減少

労働省によると、6月の失業者数は前月より6万7千858人減少した。
これで3ヶ月連続の減少となったが、4、5月よりも下げ幅は縮小している。
先月の失業者数は男女共に減少、男性は2.01%、女性は1.24%それぞれ下がっている。
職種別でみると、農業で上昇した以外はすべての業種で下がっており、特にサービス業と建設業で減少している。
自治州別では、エクストレマドゥーラとリオハ以外のすべての自治州で減少した。
特にマドリッド州では前月比1.34%、昨年の同時期と比べても0.30%減少している。

6県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、カタルーニャ、アラゴンとカナリアス諸島内の6県で大雨や強風などによる 警報・注意報を発令した。
それによると、カタルーニャのレリダ県では大雨警報がでており、1時間に35立方メートルの降雨が予測されている。
バルセロナ県のジローナとタラゴナでも大雨による注意報が出ている。
またアラゴンのウエスカでは1時間に15立方メートルの降雨が予測されており、こちらも注意報が出されている。
一方、カナリアス諸島のグラン・カナリア島、フエルテベントゥーラ島とランサロテ島ではそれぞれ強風注意報が発令されている。

週末の交通事故による死者18名

総合交通局(DGT)の夏休み特別警戒体制開始後初の週末であった週末の交通事故による死者は18名、重軽傷者は 15名だった。
最も死亡者が多かったのは日曜日で10件の事故で14名が亡くなっている。
今年に入ってから昨日までの累計は686名で、昨年の同時期より11%減少している。


7月1日(金)

スペインのシンボル、黒い牛

Osborne社のブランデー、Veteranoのロゴマークとして 1956年に使われ始めた「黒い雄牛」は、1997年に最高裁より 「国のシンボル」、「国の風景」としてのカテゴリーが与えられ、その他の看板とは 別格の扱いを受けるようになったが、2年前から、Osborne社は雄牛のデザイン の商品化を開始している。
これまでに同社は、雄牛のデザインを使用するためのライセンスを30件、認可して おり、これらの商品を集めて販売するためのToro Tienda(雄牛ショップ) がマドリッドのプレシアードス通りにオープンした。
同店は、すでに1ヶ月近く前より営業を開始していたが、昨日、正式なオープンが 行なわれた。
 同社によると、長年、Tシャツ、ピン、シール、バッグなど、イミテーションによる 違法商品から権利を守るための戦いが続いており、過去10年間に警察が介入した イミテーション商品は50万件(約300万ユーロ相当)にのぼると言う。
Toro Tienda(雄牛ショップ)は、マドリッド店を始まりとし、 今後、5年計画で40店に広げられる予定。

バカンスシーズン開始

本日の午後より、夏のバカンスシーズンが始まる。
7月、8月の2ヶ月間におよそ8300万台の車の移動が予想され、 総合交通局では今日の午後より特別取り締まり体制に入る。
スペインでは、ここ数ヶ月間、燃料節約の目的で、国道での速度制限が 110キロに下げられていたが、バカンス開始日にあたる本日より、 従来どおりの120キロに戻される事となった。
 昨年同時期には2009年度よりも18名少ない362名が交通事故で 死亡しており、一日平均にして6名が亡くなっている。


6月30日(木)

現代ロマニコ

バルセロナにある国立カタルーニャ美術館が大きくイメージチェンジをして 本日、再オープンする。
同美術館はカタルーニャ・ピレネーに残るロマニコ(ロマネスク)教会に 保存されていた壁画などをその主なコレクションとしている。
20世紀初頭、ロマニコ教会に残る美術品の充分な管理が出来ておらず、 美術品マフィア等によってピレネーに残る貴重な美術品が姿を消し始めたため、 これらの流出を防ぐため、博物館理事会は特異とも言える決断に踏み切った。
1919年から1923年にかけて同理事会はピレネーのロマニコ教会に残る 全ての壁画を買い取り、イタリア人技術者に依頼して、それらをそっくりそのまま バルセロナ市へ移動することに成功。
本来の場所から壁画を引き剥がす事についての賛否両論があったが、結果的に カタルーニャの貴重な美術作品は、海外へ流出する事もなく、バルセロナで管理 されることとなった。
 「12世紀に画かれた壁画はロマニコ美術であるが、同時に現代美術でもある。
なぜならば長年、ゴシックの祭壇に隠されて人目に触れる事の無かったものが 20世紀初頭になって発見され、ようやく現代人の目に触れたからである。
今回行なわれた同美術館改造プランにより、山中の教会の壁を飾っていた壁画の 持つ神秘性、精神性が、より良く感じられるようになった。」と、 マイテ・オカーニャ館長はコメントしている。

AVEによるサグラダ・ファミリアへの影響は無し

バルセロナにあるサグラダ・ファミリア教会のすぐ傍を超特急AVE用のトンネルが 通過しているが、これが同教会に与える悪影響と危険性について、国家裁判所は 「全ての必要な措置は取られており何等危険は無い」との判断を下した。
 すでにサグラダ・ファミリア付近のトンネル工事は終わっており、UNESCOも 1年前に、「問題なし」との見解を示していたが、サグラダ・ファミリア建設委員会が 危険が無いとの勧業省の判断に対し、納得できないとして訴えを起こしていたもの。
今回の判決に対し、異議がある場合は、更に最高裁判所へ控訴する可能性が残されて いる。


6月29日(水)

サン・セバスティアン、2016年のヨーロッパ文化都市に決定

昨日行なわれた最終選考で、サン・セバスティアンが、2016年の ヨーロッパ文化都市に決定した。
立候補していたのは、コルドバ、ブルゴス、ラス・パルマス、セゴビア、サラゴサ、 サン・セバスティアンで、コルドバが有力候補とする見方が強かったが、 2016年欧州文化都市選考委員会、会長の口から発せられたのはサン・セバスティアン の名だった。
同年、サン・セバスティアンはポーランドのヴロツワフ市と共にヨーロッパ文化都市 の名誉を分かち合う事となる。


6月28日(火)

AVEトレドーアルバセテ、客不足で廃止

スペイン国鉄レンフェは昨日、7月1日よりトレドークエンカーアルバセテ間のAVEを廃止すると発表した。
それによると、この路線は昨年12月マドリッドーバレンシア線の開通とともに運行開始し、1日 往復2190人の輸送能力がありながら、この6ヶ月間の1日平均乗客数はわずか9人だった。
来月よりこの路線を利用する人はマドリッドでの乗り換えが必要となるが、レンフェによると電車の種類により 所要時間は変わるものの、あまり大きな差は生じないとし、料金も少し安くなるという。
また、この路線を廃止する代わりに、利用客の多いマドリッド-トレド間の運行を2便増やすという。

スペイン版「ウォーク・オブ・フェーム」誕生

ハリウッドのエンターテイメントで活躍したスターのプレートが埋め込まれたいわゆる「名声の歩道」 のスペイン版がマドリッドに誕生し、昨日記念セレモニーが行われた。
スペイン映画アカデミー25周年を記念して25個のプレートが埋め込まれたが、今後年に2から3個づつ 増やしていく予定。
マドリッドのハリウッドストリートとなったのは、いくつかの映画館がならび、スペイン映画との関わりも深い マルティン・デ・ロス・エロス通り。
名誉ある最初の25人のひとりとなったオスカー女優のペネロペ・クルスは、ハリウッドの歩道に自分の名前が刻まれた時も とても感激したが、マドリッドは自分の街、スペインは自分の国なので、ここに名前が残るのは感慨深いものがあると 述べた。
夫でやはり米アカデミー男優賞を受賞したことのあるハビエル・バルデムは、これからもスペイン映画に貢献した人々の 名前を刻み続けていかなければならないと述べた。
アカデミー外国語映画賞受賞経験のあるアレハンドロ・アメナバル監督は、生まれて初めてサインを求められたのが この通りで映画を見た後だったので、ここに名前が残るのはうれしいと述べた。
一方、日本でも有名なペドロ・アルモドバル監督は、自分はこのような名誉に値するかどうかわからないが、回りが そう評価してくれたのは非常にうれしいと述べた。

ティッセンでアントニオ・ロペス展

マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館では、本日よりアントニオ・ロペス特別展を開催する。
アントニオ・ロペスは、マドリッド・リアリズムの中心人物のひとりで、現在生きているスペイン人画家の中では、 その作品に最も高値が付くことでも知られている。
同展では絵画および彫刻130点が展示されるが、この中には未公開作品や現在製作中のものも含まれている。
同展は9月25日まで開催され、その後10月には縮小版がビルバオ美術館で開かれる。


6月27日(月)

各地で猛暑続く

週末は今夏初の猛暑となりセビージャでは最高45度を超えるなど、各地で真夏並の気温となった。
気象局によると、この高気温は明日頃まで続く模様で、本日も各地に警報・注意報が発令されている。
熱波による警報が出されているのはオレンセ、アラバ、ギプスコア、ビスカヤ、カンタブリア、シウダ・レアル、アビラ、 サラマンカ、サモラ、マドリッド、バダホス、コルドバ、ハエンとセビージャの各県。
またルーゴ、ポンテベドラ、アストゥリアス、リオハ、サラゴサ、ウエスカ、テルエル、 ナバラ、レオン、パレンシア、セゴビア、ソリア、バジャドリ、アルバセテ、クエンカ、グアダラハラ、 カセレスとグラナダには注意報が出ている。
一方、カディスでは高気温のほか強風による注意報も発令されている。
本日もほぼ全国的に快晴となるため、同局では海水浴場や日差しの強い場所では、紫外対策を心がけるよう呼びかけている。

最も平均年収が高いのはバスク

国家統計局(INE)によると、2009年のスペイン人の平均年収は2万2511ユーロで前年比 2.9%の上昇となった。
しかしながら、男性の平均が2万5001ユーロであるのに対し、女性は1万9502ユーロと性の78%程度、 男女格差は前年比をやや上回った。
格差が最も大きかったのはナバラとマドリッドで、逆に差が少なかったのはカナリアスとエクストレマドゥーラだった。
一方、平均収入が最も高かったのはパイス・バスコで2万6162ユーロ、これにマドリッドが2万5860ユーロで 続き、3位はカタルーニャの2万3851ユーロだった。
逆に最も低かったのはカナリアスで1万8926ユーロ、これにエクストレマドゥーラ(1万9099ユーロ)、ガリシア)1万8806ユーロが続く。
また年収の上昇率が最も高かった自治州はムルシア、エクストレマドゥーラとカスティージャ・イ・レオン、 低かったのはナバラ、カタルーニャとマドリッドだった。

週末の交通事故死者12名

総合交通局(DGT)によると先週金曜午後3時から昨日午前零時までの間に12件の 交通事故で12名が亡くなった。
また、これらの事故で他に12名の重軽傷者が出ている。
今月の交通事故による死者は昨日の時点で92名、現在の所昨年よりも47名減少している。
また、今年1月からの累計では、前年比12%減少している。


6月24日(金)

AVE、ア・コルーニャとオレンセ間の運行、12月に開始

新幹線AVEのガリシア線開通工事は、遅れを生じながらも続けられているが 昨日、ホセ・ブランコ勧業大臣は、ア・コルーニャとオレンセを結ぶ路線が 12月10日に運行開始する予定である事を明らかにした。
これまで、両市間の移動には2時間15分を要していたが、AVEの開通により 所要時間は55分に短縮される。
また、サンティアゴーオレンセ間の移動は僅か25分で可能となる。
しかしながら、首都マドリッドとガリシアを結ぶ路線の開通は少なくとも 2015年まで待たねばならない。

マドリッド地下鉄、ローマ教皇の来訪に備え、ボランティア運転手を募集

8月16日から21日にかけてマドリッドで開催される カトリック青年世界大会では、ローマ教皇を初め、世界各国から100万人以上 の人々がマドリッドに集結すると予想されている。
そのため、同市の地下鉄は、運転手組合に対し、バカンスの時期をずらすよう 協力を求めると共に、年間45日しか働いていない、半リタイヤスタッフ等に対し、 ボランティアとして出勤してくれるよう打診しており、出勤してくれた スタッフには、特別手当として日当100ユーロを支給すると しているが、労働組合は、地下鉄側の要求に応じないよう、 運転手等に呼びかけている模様。

5月のホテル宿泊数、1.6%増加

5月のスペイン国内におけるホテル宿泊数は合計2460万泊となり、 昨年同時期に比べると1.6%のアップなった。
プラスの原因となったのは外国人ツーリストの増加で、昨年に比べて 9.3%のプラスとなった。
一方、スペイン人ツーリストについては、10.6%のダウンを示した。
旅行者一人当たりの5月における平均宿泊数は3.2泊で、2010年に 比べて2.5%のアップとなっている。
外国人旅行者が最も多く訪れた地は、バレアレス諸島で昨年比較10.2%の プラスとなった。
次いで多かったのはカナリアス諸島で13.4%のプラス。
スペイン人旅行者にとって最も人気があったのがアンダルシア、カタルーニャ、 バレンシアであるが、それぞれ、昨年比較−13.9%、−18.4%、 −12.9%と減少を示した。


6月23日(木)は御聖体祭の祝日にあたるため、ニュースはお休みとさせて頂きます


6月22日(水)

OCU,牛乳の質の低下を指摘

昨日、消費者団体OCUが行なった発表の中で、スペインの牛乳の質が 大きく低下している事が指摘されている。
OCUがスペインの主な牛乳メーカー47社についてその成分を分析したところ、 その多くが、必要な脂肪分をほとんど含んでいない、カルシウム不足、 安定剤の乱用によると考えられるリンの過剰含有、加熱のしすぎによる全般的な 栄養素不足などの問題を抱えていることが判明した。
OCUによる審査の結果、比較的、高いポイントを獲得したメーカーは Pascual, Hacendado, Consum, Kaiku などで、逆に、成績が悪かったものとして Polesa, Llet nostra, Carrefour, Discount, Condis, Puleva, Ram, El Castillo などが挙げられ、同団体はこれらの製品の消費は推薦できないとしている。

カタルーニャ・カリタスに寄せられる救済願い、152%の増加

長引く経済危機の中、経済的な破綻をきたし、援助を求める家庭が増え続けている。
カトリック教会の関連慈善団体カリタスに頼る家庭も多く、同団体カタルーニャ支部調べでは、2010年に同支部が援助を行なった数は、過去5年間で152% の増加を示している。
更に状況は悪化を続けており、2011年の1月から5月までの間に、すでに 42000人が同支部の援助を受けており、昨年度同時期比較4%の増加と なっている。
また、2010年に援助を受けた人々の内、80%が、それ以前にも援助を 受けており、こう言った貧窮が慢性化しつつあるのが危惧されている。
また、同支部が行なった経済援助のうち、61%が、住宅ローンの支払い、 水道光熱費、賃貸住居の家賃など、住居に関連した出費を補うものであった。

4月の住宅ローン契約数、38%ダウン

不動産業の活性化を促すために行なわれていた税務上の優遇措置期間の終了に 伴ない、3月時の住宅ローン契約数年間比較が20%のダウンであったのに対し、4月にはマイナス38%と、過去2年間で最大のマイナス値を示した。


6月21日(火)

夏の開始は真夏日

本日スペイン時間午後7時16分より正式に夏入りとなるが、アンダルシアやカナリアス諸島を中心に 各地で真夏並の暑さが予測されている。
スペイン気象局では、カナリアスのテネリフェ、グラン・カナリア及びランサロテ 島に高気温による警報を発令、これらの地域の最高気温は37度にまで達する見込み。
また、コルドバ、セビージャ、グアダルキビル峡谷では38度、タホ峡谷では37度、カナリアスの ゴメラ島やパルマ島西部では最高34度の予報が出ている。
一方、ウエスカ、テルエル、ソリア、サラゴサ及びカステジョン、バレンシアの内陸部では、 嵐など悪天号が予測されている。
一方、今週末から週明けにかけては今夏初の熱波到来となる見込みで、アンダルシア西部では40 度に達する見込み。
今年の春は、1951年以来最も暑い春だったが、夏も平年以上の暑さが予想されるため 市民保護局では、水分の補給や日向を避けるなどの注意を呼びかけている。

スペインで最も自家用車が多い家庭は?

自動車保険の比較サービスを行っているウェブサイトの調査によると、家庭に最低1台自家用車があると 答えた人は全体の77.4%だった。
1家庭の平均台数が最も多かったのはガリシアとエクストレマドゥーラで、それぞれ1.89台だった。 逆に最も少なかったのはアラゴンで1.64台だった。
自家用車が1台もないと答えた人は22.6%だったが、一方で少なくとも4台所有しているとした 人は5%おり、家庭により不均衡さが見られる。
職業別でみると、4台以上所有している人のほとんどが会社経営者や自営業者だった。
逆に車の所有台数が少ないのはジャーナリストとセールス業だった。

白夜祭、2年ごとの開催に

毎年9月中旬に行われるマドリッドの白夜祭が、今年から2年後との開催に変更となった。
これは、市の財政再建のため文化行事への予算が削減されたためで、次回の開催は2012年となる。
白夜祭は2006年に始まり、美術館などの施設が朝まで解放されるほか、屋内外で様々な イベントが一晩中行われ多くの市民が参加、毎年恒例の行事となりつつあった。
しかしながら市の財政難により、予算は2008年以降毎年削減されていた。


6月20日(月)

エクストレマドゥーラでもPP知事誕生へ

左派連合(IU)エクストレマドゥーラの党幹部らは昨日会議を開き、同州知事の叙任式で棄権することを 決めたと発表した。
5月22日に行われた自治州選挙では、野党民衆党(PP)が勝利したが、IUが与党社労党(PSOE)を 支持すれば、バラ知事の再選も可能であった。
IUエクストレマドゥーラ代表のエスコバル氏は会見で、48名の会議参加者のうち28名が棄権を支持、 残り19名はPSOEに投票を支持した。
これにより28年間続いたPSOE支配はエクストレマドゥーラでも終焉を迎えた。

全国で20万人がデモ

EU協定と呼ばれ欧州連合の競争力を高めるための協定に反対した若者らが国内各地で昨日デモを行った。
特に大規模な集会が行われたのはマドリッドとバルセロナで、マドリッドでは、州内の数箇所から出発したデモ行進が 国会議事堂近くの広場に集結、マニフェストを読み上げゼネストと国民投票の実施を呼びかけた。
バルセロナではカタルーニャ州議会近くでデモが行われ、先週の議員の初登庁時にいくつかの暴挙が起きたこと から厳重な警備体制が敷かれたが、集会は平和裏に終わった。
その他サラゴサ、グラナダ、サラマンカなど全国50都市以上で大小様々な集会が行われた。

今夏のバーゲン平均予算は50ユーロ

消費者連盟FUCIの調査によると、この夏のバーゲンに消費者が使う予算の平均額は昨年より23%低い50ユーロ、 2002年のユーロ導入以来最も低い数値となった。
2006年の数値(130ユーロ)をピークに平均額は毎年下がっており、今回と5年前の調査では61.6%の差が出た。 同団体代表のラグーナ氏は、経済危機により消費者の傾向が「バーゲンごとにクローゼットの中身を新しくする」 から「必要最小限の買い物に留める」に変化しつつあると指摘した。
自治州別でみると、最も平均額が高かったのはマドリッド、パイス・バスコとカタルーニャで、それぞれ 60、58、57ユーロだった。
逆に最も低かったのはムルシアとエクストレマドゥーラの40ユーロ、これにカナリアスが42ユーロで続く。
一方、今回のバーゲンで何か買うつもりかという質問については、女性の94%がそうすろと答えたのに対し、 男性の回答は84%だった。
今年のバーゲンはマドリッド州では明日から、それ以外の地域では7月1日から開始となる。


6月16日(木)

キュウリ危機による失業者、47000人

労働組合連合UGT調べによると、5月にドイツの誤報によって起きた 「キュウリ危機」が原因で失業した人の数は、アンダルシア全体で47000人に のぼる。
実際にはドイツ国内で生産されていた野菜から広まったバクテリアを、 何等調査を行なう事も無く、スペイン産キュウリが原因であるとドイツが発表 したために、スペイン産の野菜や果物の需要が激減し、これがスペイン経済に 膨大なダメージをもたらした。
これによる失業が最も多かったのがアンダルシアのアルメリア県で、 約25000人が失業。
続いてグラナダ県で12000人、そして マラガ県で10000人が職を失う事となった。
この数字は、事件発生後1ヶ月経った時点のもので、同組合連合は、更に 状況は悪化するものと予測している。


6月14日(火)

5月のCPI発表

国家統計局(INE)は本日、先月の消費者物価指数(CPI)の最終報告を発表した。
それによると先月のCPIは3.5%で、4月よりも0.3%下がった。 INEによると、減少の要因となったのは交通・運輸関係の値下がりで、4月より1.5ポイント低い 7.9%だった。
これに続くのがレジャー・文化で1ポイント下がっている。
一方、食料品及び清涼飲料は0.3%上昇して2.5%だった。
特に鮮魚や鶏肉、乳製品の上昇が顕著だった。
生鮮食料品を含まないCPIの数値は2.1%で、こちらは前月値と変わらなかった。
また、ユーロ通貨圏全体のCPIは4月より0.1%下がって3.4%だった。
これらの数値は5月30日に発表された暫定値と一致する結果となった。

4月の住宅価格5.9%下落

住宅査定会社TINSAによると先月の住宅価格は前年比5.9%下がり、2005年5月と同レベルの 数値となった。
TINSAによると、地中海沿岸地域の価格の下落が最も顕著で8.1%、これに次ぐのが大都市圏の6.7%だった。
TINSAでは下落の要因を公定歩合の上昇や住宅の購入が、今年1月より確定申告の控除対象外 となったことなどを挙げている。
同社では、住宅価格はこれからも下がり続けると予測している。

カンタブリア縦断豪華列車、本日より運行開始

ガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラとバスクのサン・セバスティアンを結ぶ豪華列車が本日より 運行開始した。
この列車は既存のカンタブリア縦断列車のサービスを改良したもので、7泊8日の旅には 5ツ星ホテルなみの豪華なサービスが含まれている。
各車両には4つの客室があり、ベッド、テレビ、パソコン、インターネットやサウナ付きのバスルームなどが 完備されている。
一方、公共ゾーンには食堂車、バル、パブやパノラマ風景が楽しめる喫茶室もある。
サンティアゴとサン・セバスティアンの他フェロル、ヒホン、サンタンデール、ビルバオなどを通過または停車する。
この列車の特徴のひとつは夜間停車することで、乗客の眠りを妨げないよう考えられている。
料金は、1人3550〜7550ユーロで、現在の所ほとんどの予約は外国人の中高年・高所得層で占められているという。


6月13日(月)

ソルの野営撤収

5月15日運動の名の下に、抗議活動を行ってきた若者らがテントなどを張って野宿していた ソル広場から昨日撤収した。
先月15日に始まり、22日の自治州・地方選挙後もソルで抗議活動を行うとしてきたが、最終的に撤収が決まり、 テントやプラカードなどの撤去が行われた。
この運動は、投票日前日の集会などを禁止する法律に違反する可能性があるとして、物議を醸した。
マドリッドから全国に広がって行き、海外のメディアからも注目されたが、選挙後は自然解散に向かうと見る向きもあった。
しかしながら、バルセロナやバレンシアにおける警察の強制排除で起きた暴力行為に対し抗議活動が再過熱していた。
一方で、ソル広場周辺の商店などからは商売に差し支えるとの抗議があり、商店主らは28日間に渡る広場占拠中に こうむった損失に対する賠償を政府に求めている。
この運動の活動家らは、ソルからは撤退したものの、、これからも様々な形で活動を続けていくという。

スペインで最も高い住居があるのは?

ドイツの高級不動産会社はヨーロッパで最も高い住居を調査、トップ15を発表した。
これはヨーロッパの341都市を対象に行ったもので、スペインは2箇所がランクインしている。
それによると、スペイン国内で最も高い住宅があるのはバルセロナのグラシア通りで 一平米あたりの価格は 1万4千ユーロ、総合では14位だった。
2位はマジョルカ島の最北部にあるフォルメントール岬界隈の住居で、1平米あたり1万2千ユーロ、 総合では15位だった。
総合1位はモナコのモンテカルロにあるオステン通りの住宅で1平米当たりの価格は14万8千ユーロだった。

週末の交通事故死者9名

総合交通局(DGT)によると先週金曜午後3時から日曜午前零時までの間に起きた交通事故による死者は9名、 このうち2名はオートバイを運転していた。
最も事故が多かったのは日曜日で4件の事故で4名が死亡、金曜日は0件だった。
今年に入ってからの総数は599人で昨年の同時期より71名、すなわち10.59%の減少となった。


6月10日(金)

プラド美術館の入場者数減少

マドリッドにあるプラド美術館を訪れる人の数は年々、増加を続けていたが エロスキー・コンスーマー調べによると、2010年には前年度比較、 1.2%(32000人)の減少となり、過去5年間で初めてのマイナスと なった。
一方、同じくマドリッドにあるソフィア王妃近代芸術センターでは 208万人から230万人へと10.8%の伸びが見られ、また、 これら二つの美術館と合わせて、マドリッドのアート三角地帯を成す ティッセン・ボルネミッツァ美術館でも2.5%のプラスとなり 821.099名の入場者数を記録した。
その他、ソロージャ美術館では3.8%のマイナスとなった。

失業に対する不安、更に拡大

社会調査センターの最新の統計によると、国民がかかえている不安のトップ として「失業への不安」が、2月時の83.9%を上回り、84.1%と 更にその記録を更新した。
これは過去14年間の最高記録であるが、これを上回る数値としては、 97年の4月に87.6%、同年10月に85.3%が記録されており、 さらに、80年代半ばにまでさかのぼれば、94%と言う記録が残っている。
今回の調査では、失業不安に次いで多かったのが「経済的な不安」で、 46.6%、そして「政治・政党に対する不安」の22.1%であった。


6月8日(水)

第1四半期の住宅販売30.4%減少

勧業省の発表によると、今年の第1四半期の住宅売買契約数は7万4540件で、 昨年の同時期より30.4%少なかった。
住宅購入の援助があった昨年の第4四半期は15万268件で今年第1四半期のほぼ倍の数値だった。
また中古住宅の販売は新築を上回り、全体の64.8%だった。
自治州別でみると、最も下がったのはナバラで55%、これにセウタとメリージャが続く。
一方最も売買契約が多かったのはアンダルシアの1万5千件、2位がバレンシアで1万502件、 3位はカタルーニャの9183件だった。

旅行業界の雇用、4ヶ月で1万人

旅行業界団体excelturによると、今年の第1四半期の同業界の雇用は1万人増加した。
この理由についてexcelturでは、アラブ諸国の混乱でこれらの地域の安いリゾート地を避けて、 安全なスペインに行き先を変更した外国人が多いためとしている。
現に雇用が増加した地域のほとんどは海辺のリゾート地だった。
exceltur副会長のソレダ氏は、こういった現象は一時的なものであり、各自治州はこの状況に甘んじることなく、 これからも観光業の促進に力を入れてほしいと述べた。

マドリッドの通りでキュウリを無料提供

先日のキュウリ騒動で大きな損害を受けた農場主らが、今朝マドリッドに集まりキュウリを始めとした農作物を 無料で配った。
フェリペ2世通りには屋台が設置され、4万キロの野菜や果物が並べられたが、キュウリは最も目立つ所に置かれていた。
通りには長蛇の列ができ、およそ500人が並んだ。
これらの農作物を配ったのはアルメリア、ムルシア、グラナダとエクストレマドゥーラの農場主らで、スペイン産の農作物は 安全なだけでなく、質も非常に良いものであることアピールしに来たと述べた。


6月7日(火)

第1四半期の住居立ち退き令最高記録

司法総評議会によると、今年第1四半期に 不動産の差し押さえや家賃の滞納などで住居立ち退き命令を受けた家族数は1万5491で、 前年比36.3%の上昇、集計始まって以来の最高記録となった。
経済危機が始まった2008年の同時期は5000件程度だった。
同評議会では、差し押さえから退去令までに時間がかかることや2010年の 差し押さえ件数が記録的だったことから、今年は昨年の4万7809件を越えると予想している。
一方、今年第1四半期の差し押さえ件数は昨年の2万7千597件から2万1787件に減っている。

引き続き35県に大雨注意報

スペイン気象局では本日も引き続き各地に大雨や強風による注意報を発令した。
それによると、アンダルシアではアルメリアで強風による注意報がでている他、カディス、グラナダ、 ハエンとマラガには大雨注意報がでており、1時間に15立方メートルの降雨が予測されている地域もある。
また、アラゴン、ラ・マンチャ、カスティージャ・イ・レオン州の各県にも同様の注意報が出ている。
一方、カタルーニャでは、バルセロナなどで1時間に20立方メートルの降雨となる模様。
ほぼ全国的な悪天候のため、市民保護局では車の運転や移動には十分注意するよう呼びかけている。

交通違反の男、警官買収試み逮捕

国家警察によると、今朝未明、マドリッドのラ・ラティーナ地区で、制限速度をオーバーし、 シートベルトを着用せず、携帯電話で話しながら運転している男を発見。
追跡して調べた所、まっすぐ立てないほど泥酔していたため、市警察を呼びアルコール検査を行った。 取調べ中男は札束をだし、150ユーロで警官を買収しようとしたという。
調査の結果、この男のアルコール摂取量は基準値の3倍を超え、また無免許であることも判明したため、 道路交通法違反及び買収罪で起訴された。


6月6日(月)

PSOE、ルバルカバ氏擁立でも効果なし?

エル・パイス紙の調査によると、今総選挙が行われた場合、野党民衆党(PP)に投票すると答えた人は 与党社労党(PSOEとした人を13.8ポイント上回った。
この調査は、先日の自治州・地方選及びルバルカバ氏の首相候補出馬表明後初めて行われたが、 前回の調査よりも両党の差は広がっており、期待されたルバルカバ効果は現れなかった。
また、エル・ムンド紙の調査でもPPに投票と答えた人は45.9%、PSOEに入れるとした人は32.1%で、 ほぼ同様の結果となった。
エル・パイス紙のアンケートでは、首相として好ましい人物としてルバルカバ氏を挙げた人が42%であったのに対し、 ラホイPP党首とした人は36%だった。
しかしながら57%の社労党支持者がルバルカバ氏の擁立だけでは勝利は不可能と回答している。

39県で悪天候による注意報

スペイン気象局は本日、暴風雨などの悪天候のため13自治州の39県に注意報を発令した。
それによると、イベリア半島中央部を中心にかなり荒れる模様で、アンダルシア、アラゴン、ラ・マンチャ、カスティージャ ・イ・レオン、マドリッド、ナバラ、バレンシア、エクストレマドゥーラ、リオハ、パイス・バスコ、アストゥリアスとムルシアの 各州で、多い所で1時間に2リットル半の降雨が予測されている。
また、半島西部では日中の気温もかなり下がる見込み。

週末の交通事故死者10名

総合交通局(DGT)によると、先週金曜午後3時から日曜午前零時の間の交通事故による死者は10名、 重軽傷者は8名だった。
最も死者が多かったのは日曜日で 5名が死亡した。
最も大きな事故が起きたのはアリカンテ県のエルチェで、国道を走行中の自家用車が 2台の自転車をはね、自転車に乗っていた2名が死亡、自動車の運転手も重傷を負った。


6月3日(金)

キュウリ騒動により農作物の価格、50%ダウン

ドイツが発した誤報により、スペイン産キュウリが、新種の バクテリアE.Coliの感染源であるとの風評が広まったため、 スペイン産の野菜や果物の値段が暴落している。
キュウリ騒動以前と、騒動後の1キロあたりの卸値を比較すると、 アルメリア県ではキュウリの値段が0.45ユーロから0.3ユーロに、 スイカの値段が0.45ユーロから0.21ユーロに、茄子の値段が 0.58ユーロから0.32ユーロに、ズッキーニに至っては 0.35ユーロから0.1ユーロに落ちている。
ハエン県での例を見ると、昨年には1キロあたり0.6ユーロまで 達していた玉ねぎが、今では0.1ユーロと、壊滅的な打撃を受けている。
 一方、問題のバクテリアの感染者は増え続けており、ドイツで 2000名程度、英国で5名、デンマークで7名、スエーデンで15名、 米国で感染の疑い有りとされているのが2名、スペインで1名、 報告されている。
感染拡大の震源地は、未だ解明されていないが、各国で確認された感染者を 調べたところ、いずれも、最近ドイツ北部を訪れた人々で、その内 2名だけがドイツへは行っていないが、ドイツからやって来た人と接触を 持っていた事が判明している。


6月2日(木)

スペイン産キュウリ疑惑、解消

ドイツで16名、スエーデンで1名の死亡者を出している バクテリア、E.Coliが、スペイン産のキュウリから 広がったものだと主張していたドイツであったが、世界保健機構WHOが 行なった調査により、スペイン産キュウリが原因では無かった事が 判明した。
この発表を受け、欧州ではスペイン産野菜に対するアラームを 解除した。
 スペインに対する疑惑は晴れたものの、ドイツ側の、あたかも スペイン産野菜が原因であったかのような発言により、欧州をはじめ、 広範囲に渡るスペイン野菜輸入禁止措置が取られため、スペイン国内、 特に農業が盛んなアンダルシア地方を中心に失業者が続出。
毎日、数百万キロの野菜が無駄になり、アンダルシアのキュウリ産業 だけでも1週間に7500万ユーロ相当の損害が出ており、スペイン経済は 大きな打撃を受けている。
ドイツ側の無責任な言動に対し、スペイン政府はその責任を追及する構え。 同バクテリアによる感染者は、スペインでは唯一、ドイツのハンブルグから 帰国した男性1名に確認されているだけで、感染源は、すでに 2000名以上の感染者が確認されているドイツであった、との見方が 益々強まりつつある。

失業率、減少

毎年、5月は夏に向けて観光業が活発化するため、失業率が下がる時期 であるが、今年もその例外ではなかった。
本日の労働省発表によると、職業安定所に登録している失業者の数は 4月に比べて79701名、1.87%の減少となった。
2007年末に経済危機が始まって以来、5月としては最も大きく 下がった月となり、同時に、経済危機開始後、2番目の大きな減少を 示した月となった。
これにより、現時点で職安所に登録している人の数は418万人となった。


5月31日(火)

フランコは独裁者にあらず?

王立歴史アカデミーが発刊したスペイン伝記事典の記載事項が、大きな議論を呼んでいる。
先週フアン・カルロス国王によって発売記念式が行われたこの事典には偏った内容の記載が多く含まれているとして、 左派連合(IU)のメジェル代表は、政府に内容の変更を同アカデミーに促すよう求めている。
この中で特に際立っているのはフランコ将軍に対する記述で、「敬虔なカトリック、聡明で穏健な指導者」 と説明、「不安定な共和制政府」に対してクーデターを行ったと記述している。
また、独裁政権であったことへの記述はひとつもなく、権威主義ではあったが全体主義ではないと書かれている。
メジェル代表は、共和制政権のフアン・ネグリン首相はクーデター主義者として扱われているのに対し、 独裁者、犯罪者であるフランコに対する記述は極めて甘いのは許しがたいと怒りを露にした。
また同代表は、発行に際して教育省から多額の援助が出されているにも関わらず、このような内容のチェックを怠った政府を批判した。
一方、同アカデミー会長は、現在の所、事典の記述内容を変更する考えはないとしている。

ルバルカバ内相、チャコン氏との関係は良好

来年行われる総選挙の首相候補として出馬を表明したルバルカバ内務・副大臣は、昨日、初の記者会見を行った。
その中で内相は、首相からの直接指名があった、又は首相を追い出すための陰謀があったなどと噂をする向きもあるが、どちらも間違いであると述べた。
また首相の不出馬宣言後に、ルバルカバ氏を推薦する声が多く上がったのは事実で、そういう意味では、多くの同僚から「指名」されたと言えると述べた。
また直前に不出馬を表明したチャコン防衛大臣との関係については、我々は昔から非常に良い関係を保っており、今回の事でもその関係には何の変化もないことを強調した。
一方、現在の所は副首相・内務大臣を辞職することを否定したが、首相候補であるために公務に支障が生じると考えられれば辞職すると述べた。

大雨により500戸で停電、バジャドリ市

昨日昼過ぎにカスティージャ・イ・レオンのバジャドリ市で大雨と雹が降り、市内各地で冠水などの被害が出た。
5分間で14.4立方メートルの集中豪雨があり、雹が降った地域では地面に20センチ近く積もった所もあった。
この大雨により各地で道路が寸断され通行止めとなったが、現在はほとんどの地域で平常に戻っている。
一方、電力会社によると500戸の家庭で停電が起き、同社では現在も復旧作業を続けている。


5月30日(月)

5月のCPI、8ヶ月ぶりに下降予想

国家統計局(INE)は、今月の消費者物価指数(CPI)の暫定値を3.5%と予測。4月より0.3%低い数値となり、8ヶ月ぶりの減少となる見込み。
INEによると、IPCが下がった主な原因は原油の下落とパッケージツアーの値下がりによるものであるという。
またユーロ通貨圏全体の5月のIPCは3.4%と予測されており、こちらも0.1%下がっている。
今月のIPCの最終結果は6月14日に発表となる。

ルバルカバ氏予備選出馬を正式表明

アルフレド・ペレス・ルバルカバ内務・副大臣は、先週末に開かれた社労党(PSOE)中央 執行部会で、首相候補として予備選に出馬することを明らかにした。
ルバルカバ内相は、常に党や国のために尽くしてきたことで、党の支持を得ていると感じていると出馬の動機を語り、国と党のために選挙運動を展開していくと述べた。
アンケート調査ではPPの勝利が予測されているため、一部の間からは、PSOEがルバルカバ氏を支持するのは総選挙で大敗を喫しないためと言う声も上がっているが、同氏は負けるために出馬するのではなく、民主主義的勝利を得るために戦っていくことを強調した。
今後他の候補者がでなければ、来月18日に正式候補となる。

AVEマドリッドーバルセロナ、事故で遅延

今朝7時15分、サラゴサ県のカラタユス駅付近で起きた脱線事故のため、高速列車AVEの 運行が一時停止。同9時には再開されたが、事故のあった区間付近では徐行運転が続いており、マドリッドーバルセロナ間で遅延が発生している。
事故現場では現在も復旧作業が行われているが、この事故による怪我人は出ていない。


5月27日(金)

チャコン防衛相、予備選不出馬を表明

与党社労党(PSOE)の時期首相候補の1人とされていたカルメ・チャコン防衛大臣は昨日、 緊急会見を開き、予備選に出馬しないことを明らかにした。
マドリッドの党本部で会見したチャコン氏は、2月に出馬の意思を固め、サパテロ首相や関係者に伝えていたが、 先週の選挙結果を受けて、今の党に必要なのは結束であると考え、出馬断念に至ったと述べた。
また、未来を勝ち取るには力が必要だと考える人がいるが、寛容さも必要であるとし、党の結束のために 自らを犠牲にしたことをほのめかした。
一方で、不出馬の意向はあくまで自分の意志であり、圧力は一切無かった事を強調した。
チャコン氏は、史上初の女性防衛大臣で、若さと新鮮さで若者や女性へのアピールが期待されていた。

タバコ販売25%減少

タバコ販売業協会の調べによると、反タバコ法が導入された今年1月から3ヶ月の間にタバコの販売は25%近く 減少した。
これによりタバコ税による税収もこの3ヶ月で8.63%下がった。
一方、新法により飲食店では大幅な減益が懸念され、業界では30%の損失を予測していたが、 実際には、この期間の減収は3.6%に止まり、職を失った人も1.2%程度だった。
また喫煙者の間では、50%の人が公共施設で再び喫煙を許可することに反対し、36%が今回の法施行を きっかけに禁煙を考えていると回答した。

悪天候でバラハスで遅延

昨日夜マドリッド東部で起きた嵐のため、バラハス空港ではフライトの離陸を一時調整したため、 遅延が発生した。
スペイン空港公社(AENA)によると、午後8時から1時間の離陸数を通常の48から43に制限した。
AENAでは、遅延はあくまで天候によるもので、インターネットのソーシャルネットワークツイッターでつぶやかれて いたような管制官のストによるものではないと強調した。


5月26日(木)

4ヶ月間の外国人観光客1308万人

ミゲル・セバスティアン産業・観光・商業相によると、今年1〜4月にスペインを訪れた外国人 観光客は、1308万人で前年比8.5%上昇した。
また4月だけでも470万人が訪問しており21%上昇、この10年で最も高い数値となった。
ただし、昨年の4月はアイスランド火山灰の影響があり、またセマナサンタも3月と4月に またがっていたため、今年の数値が急上昇したものと見ている。
外国人の訪問先で上昇率が最も高かった自治州はカナリアスで52.5%、次がバレアレスで31.5%、 3位はアンダルシアの27%だった。
訪問者を国籍別でみると、イギリスが42%と最も多く、続いてオランダの40.8%と ドイツの16%となっている。
一方、最も上昇率が高かったのは北欧諸国で72.5%、フランスも11.4%伸びた。

OECD、今年の成長は0.9%

経済協力開発機構(OECD)の発表によると、スペインの今年の経済成長予測は0.9% を保持しているものの、失業率に関しては20.3%を超えるという悲観的な見方をしている。
また、2012年については経済成長は1.6%と11月の報告よりも0.2%低くなっている。
失業率に関しては、19.3%と僅かに下がっているが、こちらは前回の見積もりより少し高くなっている。
スペインはOECD加盟34カ国の中で最も失業率が高く、経済回復のためには失業率を 下げることが必至であるが、経済危機前の数値に戻るには15年かかると同機構では見ている。

王宮でスペイン初公開のダヴィンチ作品展示

マドリッドの王宮では、来月3日よりポーランドの芸術作品展が開かれるが、 その中で、スペインでは初公開となるレオナルド・ダヴィンチの「アルミーニョの貴婦人」 が展示される。
この作品は1490年ごろ作成とされ、セシリア・ガレラニという若い女性が、スペイン風の 髪飾りや衣装で描かれている。
同展では他に、絵画、彫刻、家具、タペストリーなど190点が展示される。


5月25日(水)

バスク州知事、党大会開催を提案

社労党(PSOE)選出のパッチ・ロペスバスク自治州知事は昨日会見し、年内に党大会を開くべきだとの見解を示した。
先日の選挙は同自治州では行われなかったが、党の大敗を受けて、社労党バスクの幹部会議が開かれ、全員一致でこの結論に達したという。
ロペス知事は、計画性のない予備選は意味がない、大敗の要因を分析し、どのようなプロジェクトを進めるかを検討した上で、誰が指揮を執るかを決めるべきだと述べた。
これについてルバルカバ内務兼副大臣やブランコ勧業大臣はコメントを控え、サパテロ首相も記者団の質問に対して、ロペス氏と話し合い、お互いに予備選の重要性については意見が一致していると述べるに止まった。

ドイツースペイン間、火山灰で20便が欠航

スペイン空港公社(AENA)の発表によると、アイスランドの火山灰の影響で本日午前11時現在、 ドイツとスペインを結ぶフライトのうち20便がキャンセルとなった。
火山灰は現在の所ドイツ北部上空のみで観測されているが、ポーランド上空にも広がっていく可能性があるという。
ドイツ当局によると、ハンブルグとブレーメンの空港は正午ごろ再開され、ベルリンも午後2時ごろには再び平常に戻る見込み。
AENAによると、スペイン上空には火山灰の影響は見られず、国内の空港はすべて正常に機能しているという。

バルサ、「念のため」ロンドン入りを前倒し

サッカースペインリーグのFCバルセロナは、今週土曜日にイギリスのマンチェスター・ユナイテッド とチャンピオンズ・リーグの決勝で対戦するが、火山灰の影響を懸念して、予定より早くロンドン入りした。
本来は木曜日に現地に向かう予定だったが、昨年に続くアイスランドの火山噴火により、 昨日現地時間深夜にロンドンに到着、木曜まではアーセナルズのサッカー場で練習することが決まっている。
同クラブは、昨年の決勝でも火山灰の影響で決勝開催地のイタリアまで陸路で向かうことを余儀なくされており、その教訓から今回は早めの措置を取った。
後は火山灰の影響が出た場合、現地で応援予定の2万4千人のサポーターを無事到着させられるかが課題となる。


5月24日(火)

3月の住宅ローン契約20.2%減少

国家統計局(INE)によると、今年3月の住宅ローン契約数は4万3176件で、前年同月比20.2%減少となった。
これで12ヶ月連続の下落となるが、1月(7.9%)、2月(8.6%)と比べても大きく下がっている。
3月に契約されたローンの平均価格は11万2454ユーロでこちらも昨年の同月と比べて3.8%下がっている。
自治州別でみると、最も契約数が多かったのはムルシアで人口10万人あたり229件だった。
しかしながら、契約数が上昇したのはエクストレマドゥーラの0.7%だけで、逆に極端なマイナス数値が出た州はアラゴンのマイナス44.5%とカンタブリアのマイナス43.3%だった。
一方、最も平均価格が高かったのはナバラで19万8千779ユーロだった。

PSOE上層部から首相候補一本化の声

日曜日に行われた自治州・地方選挙で歴史的大敗を喫した与党社労党(PSOE)の上層部から、来年の総選挙の首相候補を一本化すべきとの声が上がっている。
今回の選挙でIUとの協定が必要だが、かろうじて勝利を得たエクストレマドゥーラのフェルナンデス・バラ知事は、今の状況で予備選を行い、党の内部分裂や意見の違いを見せるのは好ましくないと述べた。
また、社労党ハエン県代表のガスパール・サリアス氏や元マドリッド州知事候補のラファエル・シマンカス氏も予備選を避けるべきとの意見を述べた。
一方、ホセ・ブランコ勧業大臣は、党の規則にあくまで従うべきで予備選は避けるべきでないとし、二人以上の候補がいる場合は、予備選が行われなければならないとした。
現在も、首相の後継候補として有力視されているのはルバルカバ内務大臣とチャコン防衛大臣であるが、党幹部の多くは人気の高いルバルカバ氏の候補を期待している模様。

AENA、火山灰のスペイン到達可能性は低いと予測

昨年ヨーロッパ中の空の便を麻痺させたアイスランドの火山だが、今年は昨年とは違う火山が噴火しており北欧の一部では欠航が相次いでいる。
スペイン空港公団(AENA)では灰は南東に向かっており、スペインに到達する可能性は低くなってきているとしている。
しかしながら、当初の予想では木曜以降にスペイン北部に到達と見られており、また気象状況は刻一刻と変わるので、ユーロコントロールと連絡を緊密にして、状況を把握し続けていくとしている。
昨年の噴火では、ヨーロッパ中で17000便以上が欠航となった。


5月23日(月)

自治州・地方選、PPが歴史的大勝利

昨日投開票が行われた自治州・地方選の結果は民主主義が始まって以来の民衆党(PP)大勝利となった。 自治州では、選挙が行われた13州のうち10州で勝利を収めた。
特にカスティージャ・ラ・マンチャでは、党ナンバー2のコスペダル氏を送り込み、28年間のPSOE支配を終わらせた。
コスペダル氏は全国で3人目の女性知事となる。
また、現職のカンプス知事を始め、グルテル汚職事件の容疑者が選挙人名簿に含まれていたバレンシア州でもPPが勝利を飾った。
大勢が判明した夜半マリアノ・ラホイPP党首は、マドリッドの党本部で大勢の支持者の前に過半数の大勝利を飾ったマドリッドのアギーレ州知事とガジャルドン市長と共に現れて挨拶した。
其の中でラホイ氏は、本日は我々の党にとってすばらしい日であると述べ、PPに投票した有権者に謝意を表した。
一方、サパテロ首相も党本部で会見、惨敗を認めその理由を経済危機のためとしたが、来年の総選挙を前倒しする考えはないと述べた。

バルセロナ市でも歴史的変化

バルセロナ市議会選の結果は、CIU党が過半数には遠いものの15議席を獲得し、 32年間の社労党政権に終止符が打たれた。
社労党カタルーニャの議席は11だった。
市長候補のトリアス氏は、3度目の出馬で初めて市長となることが決まり、長年の夢が叶った、と喜びを露にした。
また、ジローナでも同じくCIUが勝利し、こちらも32年間の社会党政権が終わった。

白紙票は第4勢力?

昨日の選挙では、全体の2.57%にあたる55万2910人が白紙で投票し、こちらも前例のない結果となった。
また無効票も前回の選挙より上昇して36万179票あった。
これらを総合すると91万3089票となり、数字の上ではPP、PSOE、IUにつぐ第4勢力となる。


5月20日(金)

サパテロ首相、デモの権利を尊重

昨日ソリアの社労党集会に出席したホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は3月15日運動と呼ばれているマドリッドを中心とした若者のデモについて、平和な集会である限り尊重すると述べた。
一方で、彼らが要求していることを実現するには、努力と投票に行く事が重要であると強調した。
セビージャで同じく党集会を行った民衆党(PP)のマリアノ・ラホイ党首は、市民には物事を改善するよう要求する権利があるが、その要求は適切であるべきだと強調した。
このデモの主催者は、自治州・地方選挙の投票日前日である今週土曜日にあらたな抗議集会を行う予定だが、 中央選挙管理局は、選挙の前日及び当日に集会を行うことを禁止する決定を下した。

アレナス夫妻、税務署からの文書に死亡と記載

民衆党(PP)アンダルシア代表のハビエル・アレナス氏と妻のマカレナ・オリベンシアさんが、 確定申告の書類を税務署から取り寄せようとした所、戸籍登録所からの連絡で2人とも死亡しているという 内容の文書が届いた。
夫妻の会計士が戸籍登録所に確認した所、2人とも生存しており有権者名簿も取り消されていなかった。
再び税務署に問い合わせた所、今度は税務署のデータでも生存が確認された。
アレナス夫妻は、この件について怒りを露にしており、税務署に対して明確な説明を求め、納得が行かない場合は法的手段に訴える構えであるという内容の文書を送付した。

交通警備隊長、時速250キロで走行

ソリア県交通警備隊のクラウディオ・アルグエジョ隊長は、国道を時速250キロで走行したとして、 市民警備隊連合に告発された。
それによると、アルグエジョ隊長は昨年の1月26日、ナバラ国道のソリア付近で速度オーバーをして走行中、 移動レーダーに違反を検知された。
それに気づいた同隊長は後戻りし、レーダー搭載車の隊員に逃亡しようとした不審者を追いかけていたと弁明したという。
しかしながら同連合関係者は、追跡していたのならサイレンを鳴らすはずであるとし、県の交通警備の最高責任者にあるまじき行為であると述べた。


5月19日(木)

デモ参加者のソル野宿、4日目に突入

先週日曜日に、社会の現状と市民を置き去りにした政治家の選挙運動などに憤慨する若者たちが全国主要都市でデモを行ったが、マドリッドの中心にあるソル広場ではその後、一部の参加者がテントを張って野宿、警察の介入や中央選挙管理委員会の禁止通達にもかかわらず、野営4日目を迎えた。
このデモはインターネットのソーシャルネットワークなどで呼びかけられ、若者を中心としたネット利用者が多く参加、ソルでの野営初日には警官隊が強制退去を行い20名近くが逮捕された。
しかしながらその様子がかえって多くの市民の反発をあおり、ソルに集まる人々の数は増え続けている。
今週末に自治州・地方選を控え、中央選管では選挙運動期間中のこのような行動は選管法違反に触れるとして集会や野営の解散を求めているが、主催者側は日曜日の選挙までソルに居座り続ける構えを示している。

4月の社会保険加入外国人、2万6542人

労働・移民省の発表によると、先月社会保険に加入した外国人労働者は2万6542人だった。
総数は全体の10.3%にあたる180万3980人となったが、昨年の同月よりは1.51%少なかった。
職種別でみると、最も多かったのはサービス業で、これに自動車などの修理工が続く。
国籍別では、ルーマニアが最も多くこれにモロッコ、エクアドルが続く。
自治州別では、カタルーニャが最も多く全体の22%を占めた。
次がマドリッドで21.37%、3位はアンダルシアで12.5%だった。

コルドバの村、大雨で被害

昨日午後、コルドバ県のカニェテ・デ・ラス・トーレスで降った大雨により各地で冠水や洪水の被害が発生、水に流されて行方不明になっていた80代の女性が遺体で見つかった。
またビジャ・デル・リオではでは国道が一部閉鎖、列車も立ち往生し140人の乗客が救出された。


5月18日(水)

第1四半期のGDP0.3%上昇

国家統計局(INE)の発表によると、今年の第1四半期の国内総生産(GDP)は昨年の第4四半期と比べて0.3%、昨年の同時期と比較すると0.8%上昇した。
海外向けの生産及び輸出は5%、昨年の同時期比では11.2%上昇したが、国内消費の落ち込みは続いており、数値の伸びに歯止めをかけている。
特に、個人消費や投資の伸びはゼロに近い数値で、また建設への投資は2.5%のマイナスとなった。
雇用についても第1四半期には24万の職が失われており、経済回復への見通しに不透明感 を与えている。

債務不履行数5ヶ月ぶりに減少

スペイン銀行によると、3月に金融機関で契約されたローンの債務不履行率は6.11%だった。
前月比0.08ポイント下がり、5ヶ月ぶりの減少となったが、それでも1995年10月以来の高い数値を維持している。
金融機関別でみると銀行の不履行率が最も高かったが、2月の6.35%からやや下がって 6.26%だった。
また信用金庫も2月の6.06%から5.96%に下がったが、信用組合や地方信金などでは前の月より0.17%上昇して24%、1996年2月以来の高い数値に到達した。

本日12県で大雨・荒天注意報

スペイン気象局は、本日アンダルシア、カスティージャ・イ・レオンとエクストレマドゥーラ州の10県とセウタ、メリージャに悪天候による注意報を発令した。
それによると、アンダルシアのカディス、コルドバ、ウエルバ、マラガとセビージャでは1時間に15立方メートルの降雨が予想され、強い風も伴う見込み。
またカスティージャ・イ・レオンのレオン、サラマンカ、サモラとエクストレマドゥーラのバダホスとカセレス、そしてセウタとメリージャでも強い風を伴った大雨の予報がでている。
各自治体では歩行や車の運転の際、雷や浸水に十分気をつけるよう呼びかけている。


5月17日(火)

若者の10人に8人が同性愛を容認

社会学研究所(CIS)の調査によると、若者の10人中8人が同性婚や成人の 性転換手術などを認めているという。
それによると、86%が性の多様性についてもっと自然に話せるようになるべきだとしている。
また、81%が男性同士、84%が女性同士の関係を認め、76%が同性婚を容認しており、54%が同性愛 の友人がいると答えた。
一方で、同性愛に対する悪口を聞いたことがあると答えた人は79%、自らが同性愛者であるため 差別的な発言を受けたという人が77%、暴力を受けたことがあると答えた人も18%いた。
この調査は、15〜19歳の若者1411人を対象に行われた。

ロルカ、2棟の建物を解体へ

先週起きた地震で9名の死者をはじめ、多くの被害がでたムルシアのロルカ市では、 専門家による建物の被害状況の調査が行われていたが、損傷の大きかった建物のうち2棟の 取り壊しが決定した。
しかしながら調査が行われた建物の75%は再入居が可能であるという。
一方、同市では安全が確認された28の学校で昨日より授業を再開したが、余震などへの 恐怖から出席した生徒の数は非常に少なかった。

レアル、ムルシアで慈善試合

サッカースペインリーグのレアル・マドリッドは、今週水曜日にムルシアでサッカーのチャリティー 試合を行うと発表した。
対戦相手はムルシア出身選手選抜で、監督はやはりムルシア人で元スペイン代表監督の ホセ・アントニオ・カマチョ氏。
収益はすべて先日の地震による被害の義捐金として送られ、試合開始前にはレアルの選手らが、 被災地を訪問するという。


5月16日(月)

ワインの輸出量増加

スペインワイン市場調査機構の調べによると、今年の1、2月のワイン輸出量は40%、 収益は26%上昇した。
これにより輸出量の最高記録となった昨年と同様の結果が期待される。
D.O.と呼ばれる原産地証明書つきワインの販売は38.5%、D.O.のないものは20%上昇した。
またバルクワインの輸出量も65%上昇した。
一方、すべてのワインの値段の平均は10%下がり、D.O.は1リットルあたり平均3.01ユーロ、 バルクワインは同0.31ユーロだった。
同機構のラファエル・デル・レイ氏によると、D.O.ワインの輸出量が多いのは北米で、バルクワインはイタリア、フランス などEU諸国が多いという。
同代表はこれからの課題は、スペインで瓶詰めされたワインの輸出量をいかに増やすかであると 話している。

レイナ・ソフィアで草間弥生展

マドリッドのレイナ・ソフィア美術館では長野県出身の芸術家草間弥生の特別展を、 9月12日まで開催する。
草間は、水玉模様や光などを駆使した前衛的な作品から日本のウォーホールと呼ばれているが、 スペインでの知名度は低く今回が全国初の作品展で、約150点の作品が展示される。
草間弥生展は今後パリのポンピドゥー・センターやロンドンのテートモダンなどでも 開催される。

週末の交通事故死者13人

総合交通局(DGT)によると、今週末交通事故により死亡した人は13人、このうち 5人がオートバイに乗っていた。
また、他に4人が重軽傷を負っている。
この3日間のうち最も死者が多かったのは日曜日で7名が亡くなっている。
今年に入ってから昨日までの総数は488人で、昨年の同時期より10.6%減少している。


5月12日(木)

ムルシア県ロルカ市で地震

昨日、16時50分頃、ムルシア県ロルカ市でマグニチュード4.5の地震が あった。
人口92000人のロルカ市に住む住民の多くが住居を飛び出し、 その後の余震を恐れ屋外に避難していたところ、その2時間後に マグニチュード5.1の地震が同地を襲った。
小さなものを含めると、昨夜、ロルカ市では30回の揺れが観測された。
地震による死者は8名と報告されており、子供が1名、妊婦2名が含まれている。
怪我人は約120名で3名が極めて重症、45名が重症とのこと。

消費者物価指数、過去3年間で最大の上昇

4月の消費者物価指数は前月比較、1.2%の上昇となり、月間上昇率としては 2007年10月以来の最高値を示した。
また、前年度同時期比較では3.8%の上昇となる。
特に物価上昇が目立ったのは衣類や履物の値段で、これに続いて夏に向けての 旅行費用が挙げられる。
これらは統計局では娯楽文化、衣類・履物のグループに含めているもので それぞれ前月比にして9,6%、1,5%の増加となっており、原油価格高騰と 共に、インフレ率上昇の主な原因となった。


5月10日(火)

サラゴサの女性に孫の育児休暇を許可

アラゴン州サラゴサ市の司法裁判所は、娘の死に伴い孫娘の保護者となった女性に、 母親と同様の育児休暇の権利を認める判決を言い渡した。
この女性は、勤務先に養育者として育児休暇を申請したが、拒否されたため裁判を起こしていた。
現行法では、新生児の両親や養子縁組を行った親権者にのみこの権利が与えられており、保護者であっても 養子縁組が成立していない祖母に対して育児休暇が認められるかが注目されていた。

60年間で最も暑い4月

気象局の発表によると、先月の平均気温は例年を3.9度上回り、この60年で最も暑い4月となった。
最高気温を記録したのはムルシアで、同州の平均を5度上回る37.4度に達した。
それ以外の地域では平均1〜2度上回っている。
一方最低気温もほぼ全国的に上昇しており、霜が降りた地域も例年より少なかった。
この現象は、大型高気圧の停滞やアフリカからの熱波などによるもので、特に8〜10日ごろの気温が最も高かった。
また、トレドなどでは集中豪雨が見られたが、ガリシアやカンタブリアなど雨の多い地域での降水量は例年より少なかった。

マドリッド地下鉄、携帯利用可能駅さらに増加

マドリッド市地下鉄は現在、116駅で携帯電話で通話やメッセージの送信が可能であるが、 今後6ヶ月の間にさらに7駅で利用が可能となる。
新たに電波が届くのは、2番線のサント・ドミンゴ、5番線のラティーナ、プエルタ・デ・トレドと 9番線のドゥケ・デ・パストラーナからクルス・デル・ラジョ間の各駅。
現在の所、全体の約39%で携帯電話が使用できるが、同社が発表していた「来年までに全駅で通話可能」という目標に達するのはまだ時間がかかる模様。


5月9日(月)

倒産、破産宣言、更に増加

国家統計局発表によると、今年第1・四半期に確認された企業倒産、個人破産の数は 1803件にのぼった。
この数字は統計局が2005年に同件に関する統計を取り始めて以来の最高値で 昨年度同時期比較5.9%の増加となった。
今回の数値に次いで多かったのは2009年の第2・四半期で1762件。
経済危機が表面化する以前は、3ヶ月間の平均がおよそ250件であったことからも 未だ、スペイン経済が低迷を続けているのが判る。


5月6日(金)

憲法裁判所、Bildu新党を合法化

テロ組織ETAの分身であるとして、最高裁より違法化判決を受け、 5月22日に予定されている地方選参加への道を閉ざされていたBildu党は 憲法裁判所へ控訴していたが、本日、最高裁は6票対5票と、僅か1票差でBildu党を 正式な政党として認め、参選を許可する判決を下した。
これにより、Bilduが提出していた立候補者リストにある254名が 選挙に出馬する事となる。
Bildu党の本拠地であるバスクでは、この勝利を祝う声も多いが 全国的には、テロ組織ETA絶滅とは逆行する行為であるとする、 批判と不安の声が高い。
憲法裁判所が、最高裁の判決を覆した例は、これが2度目。

スペイン経済、緩やかな上昇を維持

スペイン銀行の発表によると、今年第1・四半期は、昨年末に引き続き、緩やかな 回復を見せている。
2010年度 第4・四半期に比べ、国民総生産は0.2%のプラスと、僅かながらも 成長を遂げ、昨年同時期比較では0.7%の伸びを示した。
経済成長に最も大きく貢献しているのは、輸出部門で前四半期比較0.3%のプラス、 前年度同時期比較1.4%のプラスとなった。


5月5日(木)

スパンエアー、9月よりジロナーマドリッド間の運行開始か

スパンエアー社は2008年までジロナーマドリッド間のフライトを運行していたが ライアンエアー社の同ルートへの参入が始まったため、同ルート運行を廃止していた。
ところが、ライアンエアーによる運行が、1昨日のフライトを最後に停止したままとなっている。
これは、ライアンエアー社とカタルーニャ州との間での協定のもつれから生じたものだが、 もしも9月になっても同状況が打開されず、ジロナーマドリッド間を結ぶルートが再開 されない場合には、同ルート運行を再開する旨をスパンエアー社が発表した。
ただし、再開の条件としてスパンエアー社は他社の参入が無い事を挙げている。
再開される場合、1日に一往復の頻度で運行される予定。

アルハンブラで「禁じられたアート」を発見

アルハンブラ宮殿内の修復作業の中で思わぬ発見があったと、アルハンブラ財団が 発表した。
これによると、ナサリー宮内、ライオンの中庭に面した部屋の一つに「ニ姉妹の間」と 呼ばれるものがあるが、その奥にある「リンダラハの間」の修復中、使用されている木材と石膏の 内側に80点以上もの絵画作品が発見された模様。
これらの作品群はナサリー宮が建築された当時、その装飾に携わった者達によって残されたもので その後の繰り返し行なわれた修復により、木材や石膏により覆いかぶされたため、描かれた当時の オリジナルのまま保存されていた。
モチーフとして、動物や人物など、コーランの教えを文字通り解釈するのが 普通だった時代のイスラム文化では通常禁じられているものが多く見られるのが特徴。


5月4日(水)

バルセロナのピカソ美術館でピカソのリトグラフ展

バルセロナのピカソ美術館では昨日よりピカソが残したリトグラフ、約30点を 展示している。
ピカソはおよそ400点の作品を残したが、その内の3分の2は同美術館所蔵と なっており、今回の展示会ではその中から1945年〜1956年までの間の 作品を選んで公開している。
展示会は10月2日まで。

マドリッド、4月の気温、過去最高値

今年の4月、マドリッド州の気温は気象局が持つデータの中では 最も高いものとなった。
1971年から2000年までの平均と比較すると今年4月の平均気温は 4.5度高く、最も寒かったのが4月22日でナバセラダで0度を記録、 また、最も暑かったのは8日で、アランフエスで31度に達した。


5月3日(火)

首相、オバマ大統領に祝電

ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者 殺害の報を受け、昨日オバマ米大統領に祝電を送った。
その中で首相は、スペイン政府と国民の名の下に、今回の作戦の成功を祝福するとし、 テロ組織との戦いの中で重要な一歩であると述べた。
また、スペインもテロによる多くの犠牲者を出したことを踏まえて、ビンラディン死亡に対する 満足感は、これらの犠牲者と共にあり、テロ組織壊滅のための協力体制を各国と共にこれからも 続けていきたいとした。
一方、ラモン・ハウレギ官房長官はラジオ番組のインタビューで、アルカイダの指導者が 死亡したことは、対テロ戦争において非常に重要であるが、平和への道のりはまだ長いとの見解を示した。
また政府としては、決して一人の人間の死を祝っているわけではないと付け加えた。
民衆党(PP)選出のエスペランサ・アギーレマドリッド州知事は、テロに対する勝利である、と ビンラディン容疑者殺害を高く評価したが、左派連合(IU)のガスパール・ジャマサレス氏は、 テロに対して国家レベルのテロを行っただけ、人権や国際法を無視した行為であると批判した。

PP、TVEのニュースを訴え

今月22日に自治州・地方選を控え各党は全国で集会などを行っているが、最大野党の民衆党は、 先週末放映された国営放送のニュース番組で、サパテロ首相の演説に関するニュースが、マリアノ・ ラホイPP党首のものよりも長かったことを客観性に欠けるとし、中央選挙管理委員会に 訴えることを表明した。
それによると、4月30日夜のニュースにおいて、カナリアスで行われた社労党(PSOE)の集会 の様子が2分48秒、そのうち首相が映っていたのは1分46秒であったのに対し、PPの集会は 1分11秒で、ラホイ氏の登場はわずか18秒だったという。
この日のニュースは、音声の不具合のため通常は夜9時に開始する番組が、30分遅れて始まった。

結婚式の平均費用は1万4390ユーロ

消費者団体FUCIの調べによると、スペイン人カップルが今年結婚式にかける費用は平均1万4390ユーロで、昨年より12.7%下がる見込み。
この理由について同団体では、結婚式場などが生き残りをかけて安値合戦を行っていることや、 経済危機が続く中、消費者側も以前より細かく値段の比較をするようになったためと見ている。
自治州別でみると、最も高いのはマドリッドで平均1万7550ユーロ、次がカタルーニャの 1万7000ユーロで、3位はバレンシア(1万6000ユーロ)だった。
逆に最も平均が安いのはエクストレマドゥーラとカナリアスで、それぞれ1万2000ユーロだった。
この調査は招待客100人程度の結婚式に対して30都市以上で行われた。


5月2日(月)は祝日のためニュースはお休みさせて頂きます


4月29日(金)

失業者数4.910.200人に

国家統計局、本日発表によると、今年第1四半期終了時点での 失業者数は490万人を越え、更に記録を更新した。
失業率は約1%プラスとなり、21、29%に達した。
1月から3月までの3ヶ月間に新たに失業した人の数は256.500名で 50歳以上の雇用についてのみ、増加が見られた。
また、家族全員が失業している世帯数は1.386.000件にのぼる。

新速度制限により3週間で9400万ユーロの節約

石油価格高騰の中、スペインでは3月7日より高速道路や主要国道での最高速度制限を 従来の120キロから110キロに変更されているが、新道路法が施行されてからの 3月における3週間で、前年度同時期と比較してスペイン国内で消費された燃料は 8.4%減少し、およそ9420万ユーロの節約に繋がったと、ミゲル・セバスティアン 産業・観光・商務大臣が発表した。
同法案を可決した際には、最高速度を10キロ落としたところで、大した効果は無いと 言う声も上がっていたが、今回の数値を元に計算すると年間にして約11億5千万ユーロの 節約になると言う。


4月28日(木)

ETA,革命税の強制徴収停止を宣言

ナバーラ企業連のホセ・アントニオ・サリア会長宛てに今月26日付けで テロ組織ETAから書簡が届き、これまで同組織が行なってきた革命税と 銘打ってのテロ活動資金調達を止めることが記されていた。
これまでETAは、バスクの諸企業に対し、革命税と称して、 多額の支払いを強要し、これに従わない場合は、その企業の関連施設を 爆破したり、事業主を殺害するなどの行為を繰り返していたが、1月に 行なわれた恒久的停戦宣言に続いての、今回の革命税廃止通達となった。
しかしながら、依然、これまでのテロ行為による被害者への謝罪は無く、 また、武装解除や解散宣言は行なわれていない。

政府、失業者数が500万人に達する事は無いと予想

2007年以降、スペインの失業率は急激な増加を続けており 2010年は失業者数4,696,600人、失業率にして20,33%で幕を閉じた。
明日、国家統計局により今年第一4半期のまとめが発表される予定となっているが、 ポジティブな数値は期待出来ない。
これについて、エレナ・サルガド第二副首相は、例年、第一4半期は失業率が 上昇する時期であるため、今年もこれを逃れられないとしつつも、500万人に 達する事は無いとの予想を強調した。
同時に、500万人以下であっても、これはすでに歴史的に見ても最悪な状況である ことに変わりはなく、政府としては改善に向けて全力を尽くす必要があるとコメント。

住宅ローン契約数8.8%ダウン

今年2月の住宅ローン契約数は8.8%ダウンとなり、10ヶ月連続でのマイナス値と なった。
国家統計局発表によると2月に行なわれた契約は50,361件で、1月のマイナス8%を 上回る値となった。
ローンによる借り入れ金額については、1件につき平均122,749ユーロとなっており、 4%の増加を示した。


4月26日(火)

社会保険の収益30ヶ月ぶりの上昇

労働・移民省の発表によると、今年第1四半期の社会保険の収益は60億8900万ユーロ で、前年比2.44%の上昇となった。
これは国内総生産(GDP)の0.6%にあたり、実に33ヶ月ぶりの黒字となった。
第1四半期の収入は308億3500万ユーロで前年比2.61%、一方支出は247億4600万ユーロ で、2.66%の上昇となった。
社会保険局長のグラナド氏はこの理由について社会保険加入者の増加を挙げ、経済の回復について 非常に前向きな結果であると述べた。

5人に1人が、自分で薬を処方

マドリッドのレイ・フアン・カルロス大学薬学部の調査によると、20%のスペイン人が 医者を通さずに自分で薬を選択し購入すると回答した。
特にこの傾向が強いのは大卒者と独身女性で、どちらも平均値を上回っていた。
素人の判断で薬を購入する事には否定的な見解もあるものの、自己管理の一環と見る向きも多く、 事実健康の自己管理を推奨する団体も存在し、医者の処方箋なしで購入できる薬剤のリストなどを 管理している。
この団体の関係者によると、ここ数年、国の補助がないこれらの薬の販売は上昇しており、 これは国庫にとっても有益な事であると述べた。
また、自分で薬を選ぶことの危険性については、むしろ処方された抗生物質を多用したり、 勝手に服用するほうが危険であると付け加えた。

今週末も雨模様のお天気

多くの地域で悪天候が続いたセマナ・サンタの連休が明けて以降、比較的穏やかな日が続いているが、 気象局によると、週末は再び崩れてくるとの予報を発表した。
同局によると、ここ数日は晴れたり曇ったりが続き、地域によっては夕立や小雨に見舞われるが、 気温はあまり変わらないと予測している。
しかしながら週末が近づくにつれ、イベリア半島全域とバレアレス諸島では厚い雲に覆われ、 特にエクストレマドゥーラ、アンダルシア西部とカタルーニャ北部では大雨が予想される。
気温も地域によってはかなり下がる見込みで、この傾向は来週初めごろまで続く模様。


4月25日(月)

3月のホテル宿泊日数4.9%上昇

国家統計局(INE)の発表によると、先月のホテル等の宿泊施設の利用日数は、昨年の同月より4.9% 上昇した。
INEによると、外国人のホテル滞在は13.5%上昇したが、スペイン居住者の数値は4.5%の 上昇に止まった。
また、旅行者ひとりあたりの平均宿泊日数は3.1泊で、やはり前年比を3.9%上回った。
これにより今年の第1四半期の数値も昨年の同時期を5%上回った。
一方、先月スペインを訪れた外国人で最も上昇率が高かったのはイギリス人とドイツ人で、それぞれ4.9%と4.6%上昇している。
また、非居住者の訪問、宿泊が最も増加したのはカナリアスで21.6%、カタルーニャが7.7%でこれに続き、3位 はアンダルシアの6.7%だった。
INEでは、今年は昨年と違ってセマナ・サンタ(イースター)の休暇が3月にかかっていないにも 関わらず上昇していることについて、経済回復の兆しの表れであると評価している。

ナダル、プロ500勝目達成

マジョルカ出身でテニスの世界ランキング1位のラファエル・ナダル選手は、週末にバルセロナで行われた ゴドー杯の準決勝で勝ち、プロ通算500勝目を挙げた。
この数字自体は、ジミー・コナーズの通算1242勝に遠く及ばず、また現役のロジャー・フェデラーの767勝からも 離れている。
しかしながら、24歳での500勝は、ビヨルン・ボルグの23歳8ヶ月の最年少記録に次ぐもので、 まだこれから多くの勝利と様々な記録更新が期待される。
日曜日に行われた同決勝では同胞のフェレールを破って6度目の優勝を果たした。

セマナ・サンタの交通事故死者、昨日までで37人

総合交通局(DGTI)によると、セマナ・サンタ特別警戒期間が始まった15日から昨日までの 事故による死者は37人で、重軽傷者は41人だった。
カタルーニャやバレンシアなどでは本日も祝日のため、警戒期間は午前零時まで続くが、 現在の所、死亡者は昨年の同時期よりも7人少ない数値となっている。
昨年は44人の死者と249人の重軽傷者が出ている。


4月21日、22日は聖木曜日、聖金曜日の祝日にあたるためニュースは月曜日までお休みとさせて頂きます



4月20日(水)

セマナ・サンタ、全国的に雨

明日、木曜日はセマナ・サンタの「聖なる木曜日」にあたり、各地で多数の 宗教行事が予定されているが、あいにくスペイン気象局ではカナリアス諸島を除く、 ほとんどの地域で雨が降ると予測している。
このため、各地で多くの行事が中止となる可能性が高い。
大西洋から接近している低気圧と地中海側で発達している低気圧の影響で 全国的に雲が多くなっているが、今後、雨雲はバレンシアからカタルーニャ南部、アラゴンへと 広がっていく見込み。
このため、セマナ・サンタが終わるまで天気の全面的な回復はのぞめない模様。

サッカー国王杯決勝戦に向けバルセロナの地下鉄深夜2時まで運行

今夜、バレンシアのメスタージャスタジアムにおいてレアル・マドリッドとバルサによる 国王杯決勝戦が行なわれるが、バルサが優勝した場合には、深夜まで街中に多数のファンが あふれかえる事が想定されるため、地下鉄の運行時間を深夜2時まで延長する事を発表した。
また、カタルーニャ広場をはじめ、ファンが集結する場所にガラスボトルや凶器類などが 極力持ち込まれないようにするため、600名の地元警察が監視にあたる模様。
警官隊は従来のゴム弾ではなく、強化スポンジ弾を使ったGL−06型銃を装備し 必要とあれば、直接、人体に向けて発砲するとのこと。

マドリッド、国王杯優勝に備え準備万端

バルセロナでの優勝ムードが高まる中、マドリッドでも同様に国王杯で優勝した 場合に備え準備が進められている。
ファンが詰め寄せるシベレス広場の周囲には、今夜22時より2重のフィルターが儲けられ、 広場内へガラス製ボトルなど、危険物が持ち込まれないよう、優勝祝賀会が安全に 行なわれるよう、およそ500人の警官隊が警備にあたる。
試合はバレンシアで行なわれるが、レアル・マドリッドが優勝した場合、選手達は 深夜2時か3時ごろ、マドリッドに戻り、そのままファン達が集まるシベレス広場へと 向かう事になる。
レアル・マドリッドは、リーグ優勝やチャンピオンズリーグ優勝を優先する事により、 国王杯においては長年優勝しておらず、今回、勝てば実に18年ぶりの優勝となる。


4月19日(火)

第1四半期の住宅価格4.7%下落

勧業省の発表によると今年に入ってから3月までの住宅価格は、全国平均4.7%下がった。
最も下がった自治州はマドリッドで8.9%、次がナバラで8.3%、3位はカンタブリアの7%だった。
しかしながら、マドリッドは一平方メートルあたりの価格が最も高い地域のひとつであり、 同州のポスエロ市では2964ユーロ、マドリッド市では2021ユーロだった。
一方、今回の調査で最も高かったのはバスク自治州のサン・セバスティアンで1平方メートル当たりの価格は 3762ユーロだった。

サグラダ・ファミリアで放火騒ぎ

ガウディ建築の世界遺産、サグラダ・ファミリアで火事が起き、同教会を見学中の 観光客ら約1500人が避難する騒ぎとなった。
事件が起きたのは、本日午前10時45分頃、いくつもライターを持った不審な男が、地下 礼拝堂に展示してあった司祭服に火をつけた模様。
男はその場にいた観光客らに取り押さえられ、警察に逮捕された。
現場には消防車や救急車が駆けつけ、45分後に火は消し止められたが、煙を吸った消防隊員らが 病院に運ばれた。
それい以外にけが人は出ていないという。
この火災による被害の程度は現在の所明らかにされておらず、本日は終日閉鎖となる見込み。

ティオ・ぺぺ、改修工事でしばらく「お休み」

ソル広場にある酒造会社ゴンサレスビアスのシェリー酒「ティオ・ぺぺ」の広告が、 飾られている建物の改修工事のため本日撤去された。
この看板は、シェリー酒のビンにアンダルシア風の衣装と帽子をかぶせたユーモラスなデザインで、 同広場のシンボルのひとつとして定着している。
ティオ・ぺぺがソルに登場したのは1937年、ゴンサレス・ビアスが100周年記念の 一環として、看板の掲示を市に提案、796ペセタの広告権料が支払われ、3万ワットの電飾が使用された。
「アンダルシアの太陽ビン詰めしました」のキャッチフレーズが書かれたこの看板は、今年の秋終わりごろには 復帰する予定で、大晦日のカウントダウンには間に合う模様。


4月18日(月)

2月の債務不履行率6.19%

スペイン銀行の発表によると、2月の債務不履行率は6.19%で前の月より0.3%上昇した。
これは1995年9月以来最も高い数値で、5ヶ月連続の上昇となった。
金融機関別でみると、最も不履行率が高かったのは銀行で6.35%上昇、次が信用金庫 で6.06%だった。

先週のクラシコ、史上2番目の視聴率

先週土曜日に行われたサッカーレアル・マドリッドとバルセロナの伝統の一戦「クラシコ」 の視聴率が本日発表された。
それによると、放送した各局の総視聴者数は1千112万3千人で62%の視聴率だった。
これは、サッカー放送史上2番目に高い数値で、1位は1997年の国王杯で1千1770万人が 視聴したとされる。
試合を放送した全国ネットの民放局ラ・セクスタの視聴者数は880万6千人で49.1%、 同局始まって以来の最高値を記録した。
また、この試合を放送した他の地方局も軒並み高視聴率だった。
マドリッドとバルセロナは、今週水曜日に国王杯の決勝で対決する他、今月27日と 来月3日にもチャンピオンズリーグで対戦する。

セマナ・サンタ前半の週末、11人の交通事故死者

総合交通局(DGT)は本日、セマナ・サンタ特別警戒体制最初の週末の交通事故による死亡状況を発表した。
それによると、この3日間の死者は11人、このうち5人がオートバイに乗っていた。
また、最も死亡者が多かったのは土曜日で、7件の事故で7名が亡くなっている。
今年に入ってから昨日までの総数は378人で、昨年の同時期より6.3%減少している。


4月15日(金)

Sortu新党、参選は不可能

バスク愛国主義グループAbertzaleが送り出した新政党Sortuは 4月7日に違法政党としての判決を受け、その後、最高裁に控訴していたが、 昨日、最高裁が再び違法であるとの判決を下した。
これに対し、Abertzaleは憲法裁判所に持ち込む構えを示しているが 控訴を行なう期限は4月18日となっており、この日が5月22日に行なわれる 地方選への立候補登録期限と一致している。
憲法裁判所が控訴を受理したあと、結論を出すまでに数ヶ月を要するため、 5月の選挙へのSortuの参選は完全に不可能となった。

Madrid Rio オープン

マドリッド・リオ計画は、マドリッドのアルベルト・ルイス・ガジャルドン市長が 推進して来た壮大な都市開発計画で、2004年に開始された工事は7年間を経て ついに完成、1ヵ月後に選挙を控え、本日、その全域がオープンした。
同計画に要した費用は41億ユーロ。
工事が行なわれたのは、マンサナレス川に沿ったエリアで、長さ約8キロ、面積にして 120万平方メートルに及んだ。
32の橋が修復、または新設され、3万3千本以上の木が植えられ、新たに429ヘクタールの 緑地帯が生まれた。
24箇所に噴水が作られ、水深を浅くしてあるため、水浴は出来ないまでも3つの浜が作られ 霧状の水を散布する事によって涼を取ることが出来るようになっている。
自転車道や散歩道の他、テニス、パドルテニス、サッカー、バスケットボール、ハンドボール、 スケートボード、ローラースケートなどを行なう設備もある。


4月13日(水)

ETAメンバー、最長服役年数を終え釈放

テロ組織ETAのメンバー、ホセ・マリア・サガルドゥイ、通称ガツァが、今日、 30年と9ヶ月の服役を終え、ハエン市の刑務所から釈放された。
ガツァは1978年に起きた二つの殺人事件の主犯として1980年に逮捕されており、 服役中、2度、脱走を試みたがこれに失敗。
脱走行為により減刑を受けることも無く、21歳で入所したガツァは ETA囚人としては服役の最長記録を作って本日、52歳で退所を迎えた。
ガツァはETAのシンボル的存在となっている服役囚5名の内の一人で、このあと、 4月から5月にかけて、他の4名についても出所が予定されている。

マドリッドの大気汚染、昨年より悪化

環境保護団体が発表した統計によると、今年第1四半期におけるマドリッド市内の 大気汚染レベルは昨年度同時期に比べて更に悪化している。
マドリッド市は、汚染の現状を隠すため、2009年に二酸化窒素測定器の位置を より交通量の少ない場所へと移動させたため、それまでに収集されたデータと それ以降のデータとを比較する意味が失われてしまったが、昨年と今年とであれば 同じ場所での測定値を比較する事が出来る。
今回の調べによると、昨年同時期には、市内数箇所に置かれた測定器が示した 二酸化窒素の平均濃度が45ミリグラム/立方メートルであったの対し、今年は 53ミリグラム/立方メートルと、明らかに環境が悪化しているのがわかる。
また、EU規定によると、1年間に同じ場所で計18時間以上、200ミリグラムを 越える状態があってはならない事になっているが、今年は、僅か3ヶ月たった時点ですでに 5箇所の測定器がこれを越える数値を示している。


4月12日(火)

バスクでETAメンバー2人逮捕

治安警察は今朝未明、バスク自治州のギプスコア県でETAメンバーと思われる2人の男を逮捕した と発表した。
逮捕されたのはアイトール・エスナオラ、イゴール・エスナオラ兄弟で、ETAのテロ活動における 物資の調達や配給に関わっていたと見られる。
警察の捜査が始まったのは午前3時ごろだが、現在も家宅捜査が続けられている。
両容疑者は、バスクの伝統的なスポーツ活動を積極的に行っており、様々な大会に参加していた。
またそれぞれ会社経営にも携わっており、イゴール容疑者は子羊肉の生産、アイトール容疑者は、 チーズの生産会社を経営している。

3月のCPI最終結果発表

国家統計局(INE)は本日、3月の消費者物価指数(CPI)の最終集計結果を発表した。
それによると、先月のCPIは0.7%、前年比では3.6%上昇し、先月30日に 発表された暫定値を確認するものとなった。
同局によると、この上昇の主な原因は、コーヒー、カカオ、清涼飲料や果物の上昇(1.8%) で、これにより飲食店やサービス業での価格も上昇した。
一方で、レジャーやカルチャーなどは、パッケージツアーの値下がりによりわずかに下がっている。
地域別でみると、ほとんどの自治州で上昇しているが、バレアレスでは0.3%下がっている。

インパクトの強い写真付きタバコ販売開始

パッケージに喫煙の結果肺癌などになった患者の生々しい写真が印刷されたタバコが、昨日より全国で販売開始となった。
これは、昨年可決された新タバコ法の一環で、現在は一部のメーカーで販売を始めたが、 5月26日までには全てのメーカーでこれらを導入しなければならない。
EU諸国でこのデザインを最初に導入したのはベルギーで2006年から販売開始、その後ルーマニアとイギリス でも導入された。


4月11日(月)

PPとPSOEの差12ポイント

エル・パイス紙系列のラジオ局カデナ・セルの調査によると、今選挙が行われた場合野党第一党の 民衆党(PP)に投票すると答えた人は47%、社労党(PSOE)の35%を12ポイント 上回った。
サパテロ首相の不出馬表明後初の調査だったが、両党の差は前回よりも3ポイント広がり、 首相の決断は党の盛り返しに貢献しなかった事が伺える。
また、67%の人がサパテロ首相の采配を不合格としているが、マリアノ・ラホイPP党首に対しても 66%の人が不合格としており、多くの人がラホイ氏よりも、PSOEの次期首相候補と 見られるルバルカバ内務大臣やチャコン防衛大臣を評価している。
また、社労党支持者の間では、ルバルカバ氏の人気が最も高く70%の人が支持しており、 2位のチャコン氏(54%)を大きく引き離した。
一方、同党支持者の80%以上が首相の決断を支持しているが、PP支持者も64%が評価している。

コーヒー1杯の値段、全国平均は?

消費者団体FACUAは、全国主要都市のバル・カフェテリアでコーヒー、生ビールと 清涼飲料の値段調査を行った。
これによるとコーヒーの平均は1.18ユーロ、 最も高かったのはマドリッドの店で2.5ユーロ、逆に安かったのはセビージャの80セントだった。
一方、生ビール一杯の全国平均は、1.46ユーロだが、最も高かったマドリッドの飲食店では 3.50ユーロで、最も安かったセビージャの店(80セント)との格差は338%だった。
また清涼飲料の平均は1.65ユーロ、最も高かったのはコルドバのバルで5ユーロ、 安かったのはセビージャ、マラガ、カディス、ウエルバ、バジャドリッドとムルシアで1ユーロ、 この場合の格差は400%に及んだ。
この調査は1〜3月にかけて13都市580軒で行われたが、地域や店舗によってかなりの差が 見受けられる。

全国で最も交通事故が多いのはマドリッド

自動車保険会社の調査によると、全国で最も交通事故を起こす人が多いのはマドリッドで全体の49.15%だった。
しかしながら修理費などが3万ユーロを超える重大事故については1.3%で、全国平均をかなり 下回った。
一方、マドリッドでは女性ドライバーの事故数は50.3%で男性の47.2%を上回った。


4月8日(金)

ポルトガル救済措置、スペイン負担分は50億ユーロ

1年の間にユーロ圏で経済救済措置を受ける事になった国はポルトガルで 3つ目となるが、その救済に必要な予算はおよそ8000億ユーロと見られており、 その中で、スペインが負担するのはEUによる救済とIMFによる救済とを合わせて 50億ユーロにのぼると予想される。
スペインはこれまですでに、アイルランド救済措置において26億ユーロ、 ギリシャ救済措置において100億ユーロを負担している。

好天によりバルセロナの大気汚染更に悪化

バルセロナでは去る2月にも高気圧に覆われ好天が続いた際に EUで定められた大気汚染のリミットを大きく越える事態と なったが、ここ数日の好天により、更にその記録を更新するに 至った。
EU内で定められているリミットは1立方メートルの大気中に 含まれる二酸化窒素の最大量を40マイクログラムまでとしているが 2月には高いところで79マイクログラムに達した。
また、昨日には最も交通量の多い地域で187マイクログラムにまで 達しており、緊急事態と見なされる200マイクログラムに極めて 近い数値となった。
カタルーニャ州環境汚染研究高等委員会のメンバーであるシャビエル・ケロル氏は このような状況においても、バルセロナ市行政は、雨か風が大気汚染を 洗い流してくれるのを待っているだけであると強く批判。


4月7日(木)

失業者数に関する政府予想値、更に悪化

政府は失業者数の動向について示していたこれまでの予測を変更し、 新たな予想値を発表した。
失業率20.3%で幕を閉じた2010年のあと、これまでの政府予想では 2011年末には19.3%まで下がるとしていたが、これを19.8%に 予想値を変更。
2012年は17.5%まで下がるとしていたがこれを18.5%に、 2013年は16.2%としていたのを17.3%に、そして 2014年には16%まで下がるものとしている。

マドリッド、成績の優秀な生徒を集める特別高等学校を設立

エスペランサ・アギーレ マドリッド州知事は昨日の記者会見で、 中等教育で優秀な成績を修めた子供達のために、より高度な教育を 受けることが出来る公立の特殊高等学校を設立する事を発表した。
この目的に当てられるのは、マドリッド市の中心、フエンカラル通りや バルセロ広場の近くにあるサン・マテオ校で、マドリッドのどの方向から 通う場合でも交通の便が良い事から、ここが選ばれたとの事。


4月5日(火)

3月の消費者好景気感減少

スペイン金融公庫(ICO)によると、先月の消費者好景気感は2月より5.1ポイント下がって 68.3ポイントとなった。
昨年の同月と比較しても4.4ポイント下がっており、2ヶ月連続の上昇傾向に歯止めがかかった。
ICOによると、国際情勢への不安や原油の高騰などから、物価の上昇や利息の引き上げなどを予測している 消費者が多いという。
それにより、経済一般や雇用に対する期待感は著しく減少しているが、家計に対する期待は さほど下がっていない。
また、今後6ヶ月間の見通しも先月や昨年の同時期と比べてかなりさがっているが、 現在の状況については、下げ率は低くなている。
一方、今年の第1四半期を昨年の第4四半期と比較すると、景気に対する期待感は高くなっている。

首相の顔にETAのマークを合成した画像を放送

マドリッド自治州が運営する放送局テレマドリッドの労働組合は、先日放送された報道番組で、 サパテロ首相とルバルカバ内相の顔写真とテロリスト集団ETAのロゴマークを合成した画像を放送した ことに抗議、アグスティン・デグラド報道局長の解雇を要請した。
労組側は、テロリスト集団と政府の長であるサパテロ首相らが繋がりがあるような画像を捏造するのは、 露骨で下品な行為、報道倫理に反すると強く批判している。
同放送局側はこれについてのコメントをせず、これまでも労組からの訴えはたびたびあったと述べるにとどまった。
一方、本日ラジオ番組に出演したルバルカバ内務大臣は、このような不謹慎な行為を市民の税金を使って行うのは 許しがたいとし、厳密な調査が行われることを期待すると述べた。

地下鉄2番線一部区間で終電前倒し

マドリッドの地下鉄は、昨日より2番線のソル駅とゴヤ駅の間の終電時間を通常より1時間半早めた。
これはこの路線の改修工事によるもので約2ヶ月間行われるが、セマナ・サンタの連休である今月の20〜 23日までは通常どおり午前1時30分まで営業する。
同地下鉄運営会社は、この時間帯にはあまり需要もなく、また同区間は他の路線の駅もいくつか至近距離にあるため 工事期間中に代替バスなのどサービスは行わないとしている。


4月4日(月)

サパテロ首相の後継者は、、

ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、先週土曜来年行われる総選挙に首相候補として出馬しない 事を明らかにした。
また後継者については、予備選を行うとし、自ら候補者を指名する可能性を否定し、 複数立候補者が出た場合は、中立の立場をとると述べた。
兼ねてからサパテロ氏が出馬しない場合の有力候補として、アルフレド・ペレス・ルバルカバ内務・副大臣とカルメ・チャコン 防衛大臣の名前が挙がっているが、正式発表は5月22日の自治州・地方選終了後となる模様。
今年60歳になるルバルカバ内相は、フェリペ・ゴンサレス政権時代からの豊かな経験と党の内外、有権者の支持政党 を問わず広く信望があり、世論調査でもサパテロ首相やラホイPP党首よりも高い評価を得ている。
一方、史上初の女性防衛大臣となったチャコン氏は3月に40歳を迎えたばかりだが、そこそこの経験と若々しい感覚で 刷新のイメージを特に若者や女性にアピールしている。

3月の失業者数また上昇

労働・移民省は、先月の失業者数は2月よりも3万4406人すなわち0.8%上昇したと発表した。 これにより失業者総数は433万3669人となり最高記録を更新した。
また同省によると、この1年間で失業者数は4.01%増加している。
一方、職種別でみるとすべての業界で上昇しているが、最も多かったのはサービス業で0.59%だった。
男女別では男性が0.73%、女性が0.87%それぞれ上昇している。
また、25歳以下の若者の間では2.73%、外国人労働者では1.83%増加している。
3月の失業者数は13自治州で上昇しているが、最も多かったのはカタルーニャとアンダルシアだった。
逆に減少したのはバレアレスとカスティージャ・イ・レオンだった。

プラドで「若きリベラ」展開催

マドリッドのプラド美術館では、明日からバレンシア出身の画家ホセ・デ・リベラの特別展が開催される。
「若きリベラ」と題されたこの展示は、リベラがローマに到着した1610年頃や1616〜22年のナポリ時代など、 初期の作品32点を7月31日まで展示する。


4月1日(金)

3月の自動車販売数29.1%ダウン

先月の自動車販売台数は 8万8396台で、昨年の同月より29.1%減少した。
これで昨年7月以降9ヶ月連続の減少となった。
特に個人の購入が減っており、前年比48%マイナスとなっている。
またレンタカー会社による購入数も昨年より18%少なくなっている。
ただし、今年はイースターの休暇が昨年より遅いためレンタカー業界向けの販売は今月上昇すると 見られる。
唯一上昇したのはそれ以外の企業向け販売で、前年比0.4%増加した。

ユーロ圏の失業率、スペイン以外は減少

ユーロスタットの発表によると、ユーロ圏の2月の平均失業率は前月より0.1%下がって9.9%だった。 一方、スペインの失業率は逆に0.1%上昇して20.5%に上った。
EU27カ国の平均でみても、2月の数値は0.1%下がって9.5%となっている。
ユーロ圏の数値が二桁を割ったのは2009年10月以来だが、EU全体では同年の9月以降9.6% 前後を維持している。

バルサ会長の「予想」に波紋

サッカーFCバルセロナのサンドロ・ロセル会長は昨日、同クラブとレアル・マドリッドが対戦する 国王杯決勝の結果予想について、「例によって5対0でしょう。」と述べた。
これは、前回のクラシコ対決がバルサの圧勝であったことから出た発言だが、最大のライバルを見下した 発言とも取れ、物議を醸している。
これについてバルサのグアルディオラ監督は、この発言は途上国に食糧などを送る慈善イベント におけるもので、予想の数字が高いほど寄付金額が高くなるためだったと聞いている、と擁護。
会長は普段から常識を持って行動している人だが、どうせなら60対0とでも言えば問題は 起きなかったであろうと述べた。
また、この試合はバレンシアのスタジアムで行われるため、ホームのように大差で勝つことは不可能であると付け加えた。
一方、常に挑発的な発言が話題となるレアルのモウリーニョ監督は、あくまで個人の見解なので 気にしないとしたが、自分がこんなことを言ったら刑務所行きだろう、と皮肉った。


3月31日(木)

ガス料金、明日から値上がり

産業・観光・商業省は、4月1日よりガス料金を値上げすると発表した。
それによると、ガスを調理および湯沸しとして利用の契約では平均3.3%上昇、さらに暖房用にも 使用している場合上昇率は4.3%にのぼり、両者の平均は4.1%。
またブタンガスのボンベは6%上昇し、1本につき税込14ユーロとなる。
一方電気料金に関しては3ヶ月間据え置きとなる。

ガジャルドン市長、マドリッド市内の車両制限

本日朝、民放のラジオ番組に出演したマドリッドのアルベルト・ルイス・ガジャルドン市長は、 市中心部の自家用車乗り入れは、原則居住者に限定されるであろうと述べた。
これは、市中心部で車両の制限があるのかという質問に答えたもので、昨年11月にも同様の発言をしている ことから5月22日の地方選挙で再選されれば、実現の可能性がある。
ただし、同市長は以前にも2008年以降、歴史地区の保全と環境汚染を軽減するため、 15年以上の古い車両の乗り入れを禁止すると発表したが、実現には至らなかった。
一方、対立候補である社労党(PSOE)のハイメ・リサベツキー氏も同様の公約を行っており、 どちらが当選してもマドリッド市内の交通状況が変化する可能性がある。

チャールズ英皇太子にマドリッド市の鍵を授与

昨日よりスペインを公式訪問中のチャールズ英国皇太子は、本日サパテロ首相と会見後、 マドリッド市内のビジャ広場で行われた記念式典に出席し、ガジャルドン市長により市の黄金の鍵を 授与された。
これは、主に外国の元首や皇太子などが訪問した際に授与される象徴的なものだが、同皇太子は 今後(この鍵の)錠前が架け替えられないことを希望します、とイギリス人らしいジョークを交えたスピーチを行った。


3月30日(水)

インフレ、8ヶ月連続で上昇

国家統計局発表によると3月の消費者物価指数は年間指数3.6%のプラスとなり、 前月とほぼ同程度の変化、そして8ヶ月連続での上昇となった。
上昇を続ける最も大きな原因となっているのは、石油価格の高騰と、それに伴う 燃料費の値上がりで、インフレ率は2008年10月以来の高いレベルに達している。

ジャイアントパンダの赤ちゃん、初の外出

マドリッドの動物園で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃん、ポーとデデは ずっと室内で保護されてきたが、生後7ヶ月経ち、体重12キロ、体調50センチに 達した今、もう屋外に出ても大丈夫との判断が下され、昨日の朝、初めて飼育室から 外の世界にお目見えとなった。
2匹の雄パンダの初外出はソフィア王妃も同伴の元に行なわれた。


3月29日(火)

選挙運動開始前に駆け込み公式行事

5月に行われる地方選挙の公式選挙運動期間が本日より開始された。
新しい選挙法の施行により、選挙運動期間中に公共施設の落成式や訪問などが禁止されたため、 最終日の昨日は全国の自治体で候補者による落成式や、新設備への訪問ラッシュが起きた。
マドリッドでは州知事と市長が地下鉄新駅の開通式に出席、パイス・バスコでは 改装したばかりのサン・テルモ美術館で記念式典が行われた。
一方、カンタブリアでは昨日一日で6箇所で様々な式典が行われ、このうち2つの 行事に同州知事が参加した。
しかしながらこれらの公式行事のいくつかは、未完成であったり、すくには機能しない施設も あるという。
この新法では他に、期間中のポスターなどの広告掲示やマスメディアへの出演、バッジや ライターなどの配布も禁止している。

社会保険の黒字17.4%減少

労働・移民省によると、2月の社会保険の経常収支は昨年の同時期に比べて17.4%減少した。
この数値は国内総生産(GDP)の0.35%にあたる。
また同省によると、収入は1.43%減少し、支出は3.24%上昇した。

スペイン代表、じゃがいも畑でプレー?

2012年に行われるサッカーヨーロッパカップの予選で本日リトアニアと対戦するスペイン代表だが、 リトアニアのサッカー場のコンディションの悪さで、選手の怪我が憂慮されている。
芝生がほとんどなく土が剥き出して固く、フィールドというよりもジャガイモ畑と呼ばれても仕方がない代物だが、 UEFAの判断により試合は行われることとなった。
ビセンテ・デル・ボスケ監督は、決していい条件ではないことを認めたが、選手の中には、子供の時にはこんな所でプレー したこともある、ビーチみたいだ、などユーモアを交えたコメントがあった。
本日当地ではかなり気温も下がる模様。


4月28日(月)

カステジョンの空港にはPPのカモメが着陸?

ホセ・ブランコ勧業大臣は昨日、まだフライト運航の予定がないカステジョン空港で、先週開港式典が行われたこと を批判、飛行機のない滑走路に着陸するのは5月の地方選で敗れて行き場が無くなったマリアノ・ラホイ民衆党( PP)党首が操縦するカモメたちの着陸場となるであろうと揶揄した。 これは、PPのロゴマークがカモメであることを皮肉ったものだが、同大臣は他に、ラホイ党首の政府に対する非協力的な 態度なども批判した。
同空港の開港式にあたって会見を行ったカステジョン市長は、現在離着陸する飛行機が存在しないおかげで 市民は空港内を見学したり、滑走路の散歩を楽しむことができる、と利点を強調した。
しかしながら、実際には新しい選挙法により 明日以降選挙運動期間中は新施設の落成式などを行うことが禁止されたために、まだ利用できない空港の 開港式に踏み切った模様。

マドリッド地下鉄に新駅完成

マドリッド市の地下鉄9番線に新たにミラシエラ駅が完成し、本日行われる記念式典にはガジャルドン市長、 アギーレ州知事らが出席の予定。
この駅は9番線の最北の駅となり、20年近く前から地域住民により新駅の要望があったが、 当初の計画に反対の声が上がり、着工までに時間がかかった。
ミラシエラ駅の開通により同路線は全長38キロ、26駅と、最も長い路線の一つとなる。

週末の交通事故死者5人

総合交通局(DGT)によると、週末の交通事故は4件で、死者は5人、けが人はいなかった。 最も死者が多かったのは日曜美で3名が亡くなっている。
逆に金曜日は死亡事故ゼロだった。
今年に入ってからの交通事故による死亡者は306名で、昨年の同時期より4.4%減少している。


4月25日(金)

1月の住宅ローン契約数、7.9%ダウン

スペインの不動産売買は依然、低迷が続いており、今年1月の住宅ローン契約数は 前年度同時期に比べてマイナス7.9%となった。
昨年の1月から4月までの4ヶ月間、やや上昇の兆しを見せていたが、その後、 今年の1月まで9ヶ月連続でのマイナス値が続いており、昨年12月には マイナス17%と言う大きな落ち方を見せている。
今年1月時点での住宅ローンによる平均借り入れ額は、118.519ユーロとなっており、 2010年同時期に比べると5%プラス、また、前月比では3%のプラスとなっている。

エル・グレコの家、新装オープン

トレドの旧市街にある Casa-Museo de El Greco は、全面的な改装工事のため 5年間、閉館となっていたが、工事が完了し、昨日、再オープンした。
今回の改装は、文化省から620万ユーロの予算を受け、行なわれたもので、 画家が残した「トレドの風景」や12使徒の作品などが、以前よりも はるかに良い状態で展示されるようになったとの事。
尚、実際には、エル・グレコとその家族は、この家から約200メートル離れたところに あった建物に住んでいたが、それは火災によって失われている。


4月24日(木)

最高裁、Sortu党の違法化判決

昨日、最高裁で10時間に渡って行なわれた審議の結果、9票対7票と、 僅か2票の差でSortu党を「合法的な政党としては認められない」との判決が 下った。
Sortuは、バスクの愛国左翼アベルツァレが、今年5月に行なわれる地方選に向け、 新たに設立し政党として登録しようとしたものであるが、最高裁はこれを、テロ組織 ETAの分身として違法化されたバタスナ党の継続であるとの判断を下した事になる。
最高裁がアベルツァレが送り出す新政党の違法化を決定したのはこれで8度目。
 今後、Sortuは、憲法裁判所へ上訴する事は出来るが、5月に参選するための 立候補登録期限となっている4月18日までに、上訴の結果が出るという事は、ほぼ 時間的に不可能と見られる。

マラガにティッセン美術館オープン

本日、マラガにおいて、ティッセン美術館がオープンする。
オープンにあたって、19世紀のスペイン絵画、172点が公開されるが、 今後、その基本コレクションとしては230点となる模様。
新美術館の企画はコレクションのオーナーであるカルメン・ティッセン女史と マラガ市との間で進められてきたが、2008年の時点で向こう15年間のコレクション 貸し出しと言う形でサインが行なわれた。
美術館を設置するための場所として、マラガ市内にある16世紀建築のビジャロン宮を 改装し、更に5つの建物を合わせる形で準備が進められ、ようやく、オープンに 漕ぎ着け、本日より向こう12年間、カルメン・ティッセン女史の持つ230点のコレクションが この美術館に置かれる事となる。


4月22日(火)

マドリッドの犯罪率、7年間で13ポイント減少

アルフレド・ペレス・ルバルカバ内務大臣は、マドリッドの犯罪率がこの7年間で13ポイント減少、 また昨年の犯罪率も3%下がったと発表した。
同内相は、マドリッド州に新たに配属された1750人の警察官の就任式でこれを明らかにし、 「諸君の平素の努力の賜物である」と賞賛した。
またルバルカバ氏は、スペインの犯罪率は人口1000人につき45件で、スウェーデン、 ベルギー、英国などの数値を下回っており、世界でも最も安全な国のひとつであることを強調した。

1、2月の外国人観光客4.5%上昇

産業・観光・商業省によると、1月及び2月にスペインを訪れた外国人観光客は550万人で、 前年比4.5%上昇した。 特に2月の増加が顕著で280万人が訪問している。
訪問者数を国籍別でみると、英国とドイツが最も多く、それぞれ108万人と87万8千257人 となっている。
ただし、これらの国からの観光客はこの2ヶ月間減少しており、英国が5.6%、ドイツが0.5%減った。
一方、最も増加したのはオランダで23%、これにイタリアが18.3%で続く。

在日スペイン人らを乗せた特別機、マドリッドに到着

昨日午後2時30分ごろ、日本発のスペイン政府のチャーター機がマドリッドのトレホン空港に 到着した。
同機は300人乗りだが、実際に搭乗したのは154人で、うち80人がスペイン人、35人が日本人 だった。
到着後、放射線検査を受けるかどうかは自由であったが、全員が検査を受けた結果、 手荷物に問題はなく、また搭乗者全員が陰性であると発表された。
帰国したスペイン人の多くは、自分の意志よりも家族の説得で帰ってきたという人が多く、 また日本に家庭や仕事があるので少しでも早く日本に帰りたいという人もいた。
政府によると、日本には約2000人のスペイン人が在住している。


3月21日(月)

サパテロ首相、4月に不出馬を表明?

エル・パイス紙は、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相が来年の総選挙で首相に再任するための 社労党(PSOE)候補者名簿筆頭の座を辞退し、その発表も5月の地方選挙前となる見通しが 党内で広まっていると報じた。
サパテロ首相は現在まで進退を明らかにせず、5月22日に複数の自治州で行われる地方選挙後に発表する姿勢をとって いたが、下がり続ける党や同氏への支持率を考慮し、出馬を断念するだけなく、発表も前倒しする模様。
その場合まず予備選が行われることとなるが、党関係者の多くは、有権者の間で最も評価の高いアルフレド・ペレス・ ルバルカバ内務大臣の一人候補となり、無投票で当選となる可能性が高いと見ている。
これらは、同党執行部役員らに行った聞き取り調査等を元にしている。

ソル広場の自家用車制限時間、さらに拡大

マドリッド市役所交通局は、市中心のソル広場への自家用車通行制限時間を毎日午前8時から午後11時までに拡大し、先週 土曜日から適用した。
これまでは、平日は午前8時から午後10時まで、土日祝日は午前11時から午後2時までとなっていた。
市ではこの措置について、2年前に施行された商業法により、この近辺の商店は日曜祝日でも開店できるため、それに合わせて 歩行者がより歩きやすい環境を整えるため、としている。
また車の通行量を減らすことにより、歴史的なモニュメントを公害から守り、市民や観光客ら 歩行者に優しい広場になると強調した。
尚、付近住民の車、公共交通機関や救急車などは対象外で、午前零時から翌朝11時までの運送トラックなどの搬入出も これまでどおり許可される。

ハポンの街で震災犠牲者追悼

仙台市と姉妹都市提携を結び、歴史的にも非常につながりの深いセビージャ県のコリア・デル・リオで昨日、 東北大震災の犠牲者を追悼する式典が行われた。
同市にある支倉常長像の前にはたくさんの花束が置かれ、市民は5分間の黙祷を行った。
ホセ・ビセンテ・フランコ市長は、今回の惨事は他人事とは思えず、様々な形で援助活動を行いたいと述べ、 募金のためのチャリティーイベントの他、原発の問題が収まるまで国を離れたいという日本人がいれば、住居を 提供することも考えているとした。
またこれから数週間の間、市役所には弔旗が掲げられるという。
同市は、支倉常長率いる慶長遣欧使節が、ローマに行く前に滞在したことで知られ、そのままこの地に残った一部の人々が ハポン(日本の意)姓を名乗ったとみられる。
現在もこの姓を父方、母方、もしくは両方に持つ末裔が、千人近くいるという。


3月18日(金)

スペイン、NATOに空軍基地を2箇所提供

国連やNATOによるリビアへの介入が始まろうとしている中、 スペインのカルメ・チャコン防衛大臣は、南部のカディス県にある Rota空軍基地とセビージャ県にあるMoron空軍基地の2箇所を NATOの前線基地として提供する事を発表。
こう言った状況の中、ホセ・ルイス・サパテロ首相は今日、明日と予定していた レオンへの出張を中止し、北アフリカへ向かう途中でスペインに立ち寄る バン・キ・ムーン国連事務総長と会見を行なう予定。

銀行へのクレジット未返済率、過去16年間で最大値に

今年1月末にスペインの金融機関がかかえる「返済が滞りがちなクレジット」は 1.106億8.900万ユーロにのぼり、前年度同時期比較14%増となった。
未返済額は全体の6%に達し、1995年以来の最悪の数値を記録した。
また、不動産部門だけに限って見た場合、ローン未返済率は14%にのぼった。
専門科等らは、主な原因として、雇用の悪化、不動産価格下落を挙げている。


3月17日(木)

労組合とスペイン空港公団、同意に達しスト回避

空港公団の民営化に反対する労働者側は、セマナ・サンタの連休など、 ネックとなる日を中心に22回に及ぶストライキを通告し、これにより 連休に向けてのスペイン方面への観光客の予約キャンセルが相次ぎ、 旅行業界は大きなダメージを受けつつあったが、昨日、17時間に渡って 行なわれた協議の結果、空港公団と労組合との間に、おおまかな同意が得られ、 予定されていたストはひとまず回避される可能性が高まった。
まだ、スト回避が正式に決まった訳ではないが、両者間で得られた同意が 後戻りをする可能性は低いとして、昨日、ホセ・ルイス・ロドリーゲス・サパテロ首相 は、「ストは回避され、連休の空の交通は保証された」とのコメントを発した。

日本在住のスペイン人160名が日本を脱出

福島の原発事故による状況が深刻化する中、スペイン政府は 日本在住のスペイン国民に対し、日本から離れるべきとの指示は出していないが、 福島から120キロ以上離れた場所に避難するよう呼びかけている。
現在、日本に住むスペイン人はおよそ2000人いるが、その中の160名が 今週、土曜日に日本を発つ予定で、更に50名がフライトチケットを手配中とのこと。
スペイン政府は、国外避難を勧めている訳ではないが、自発的に国外へ出ようとする スペイン人で、フライトチケットの確保が困難であるような場合は、スペイン政府が 専用機の手配を行ない、誰もが帰国出来るよう保証すると発表した。


3月15日(火)

昨年の住宅価格、1.9%下落

国家統計局(INE)によると、2010年の住宅価格は前年と比べて1.9%下がった。
2008年は5.4%、2009年は4.3%であることから、下落が緩やかになってきていることが伺える。
また、新築物件は2.1%、中古は1.6%下がっている。
一方自治州別でみると、ほとんどの州で下がっているが、マドリッドとエクストレマドゥーラのみそれぞれ 1.7%上昇した。
最も価格が下がったのはカンタブリアでー7.2%、これにリオハ(−6.2%)、ナバラ(−5.9%)、 アラゴン(−4.3%)が続く。
逆に下げ率が少なかったのはラ・マンチャ(−0.8%)、アストゥリアス(−1%)、 メリージャ(−1.1%)だった。

PPの市会議員、飲酒運転で辞職

ガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市議会の民衆党(PP)選出議員であるアンヘル・ エスパダ氏が昨日議員辞職及び、次期市議選への不出馬を明らかにした。
エスパダ議員は次期選挙の候補者リスト第3位だったが、飲酒運転が発覚し逮捕されたため自ら辞表を提出した。
警察関係者によると、サンティアゴ市内の交差点にエンジンをかけたまま停まっていた車の 運転席で居眠りしていたエスパダ議員に警官が職務質問し、アルコール検査を行った所、許容量の3倍のアルコールが 検知された。
エスパダ氏はアルコールの臭いがし、運転席から立ち上がると、千鳥足で明らかに飲酒の形跡が見られたという。
同議員は、ボテジョンと呼ばれる、若者が買い込んだアルコールを屋外で飲みながら騒ぐ行為 の禁止を以前から訴えており、数年前にはボテジョンに潜入して、警察の対応の甘さなどを告発するほどだった。

AVE乗務員、セマナ・サンタにスト

鉄道会社レンフェ系の労働組合によると、高速鉄道(AVE)やその他の長距離列車の乗務員が、今月の18、19日、セマナサンタにあたる4月20,21日とメーデーやマドリッドの祝日と重なる5月1、2日にそれぞれ24時間ストライキを行うと発表した。
レンフェによると、これらの乗務員は車内のカフェテリアやお客様サービスなどを担当しているため 列車の運行には全く差し支えないが、スト中はカフェテリアなどの車内サービスが利用できなくなる。
セマナ・サンタ中のストを発表したのはAENA職員に続き二団体目。


4月14日(月)

回数券の存在否定の州交通担当者、辞任も否定

マドリッド自治州の交通担当大臣ホセ・イグナシオ・エチェベリア氏は、先週の閣議での失言を認めたものの 辞任はしないと述べた。
同氏は木曜の閣議で、社労党マドリッド(PSM)の議員によるメトロブスと呼ばれる回数券の値下げ提案に対し、 そんなものは存在しないと述べ、存在しないものについて議論するのは無意味である、と一蹴した。
本日公務に出席した同大臣は報道陣に対し、発言は大きな過ちであったが、言葉尻をとらえられ  大げさに扱われたために、自分の政治生命を大きく傷つけられたと強調した。
そして、自分の処遇はエスペランサ・アギーレ知事の判断に任せるとしたものの、自ら辞任することは否定した。
この行事に同席したアギーレ知事は何もコメントしなかったが、エチェベリア氏の失言直後に同氏を擁護する 発言をしており、解任はないと見られる。
メトロブスは、地下鉄と市内の路線バスの10回券を13年前に一体化したチケットで、多くの市民が利用しているが、 エチェベリア氏が担当大臣となってから21.6%値上げされている。

1月の住宅販売、19.6%上昇

国家統計局(INE)によると、1月の住宅売買数は昨年の12月より43.1%上昇、昨年同月比では 19.6%上昇した。
これで4ヶ月連続の減少に歯止めがかかることとなった。
全部で4万5千13件の売買契約が行われたが、このうち51.5%が中古住宅だった。
自治州別では、最も多かったのはリオハでこれにカンタブリア、アラゴン、アンダルシア、バレンシアが続く。
逆に最も少なかったのはカナリアス、マドリッド、アストゥリアスとバレアレスだった。

スペインサッカー、大地震被災者にエール

昨日セビージャの本拠地で行われたスペインリーグのセビージャーバルサ戦で、試合開始前に「がんばれ日本、僕らは君と共にいる」 と日本語で書かれた大きな横断幕が掲げられ、東日本大震災の被災者にエールを送った。
またその他の試合でも開始前に1分間の黙祷が行われ、スペインサッカー界全体が犠牲者の冥福を祈った。


3月10日(木)

ヨーロッパで2番目の規模を持つ風力発電所稼動

スペインのイベルドロラ社はウエルバ県に建設を進めていた 風力発電所エル・アンデバロの運転を昨日開始した。
これはスコットランドのホワイトリーにある同じくイベルドロラ社の発電所に 次いでヨーロッパで2番目の規模を持つ設備で、14万世帯、およそ40万人分の 消費電力をカバーする事が出来る。
また、これによりこれまでよりも二酸化炭素の放出量を50万トン以上、減らす事が 出来るとの事。

バルセロナ市、使用済み食用油回収用容器を無料配布

バルセロナ市は、市民宛てに、使用済みの食用油リサイクルへの協力を呼びかけ、 使用済みオイルを入れるための容器を無料配布する旨を書いた手紙を送付した。
これによると、市内数箇所に受け取る場所が設置され、各自、最寄のポイントで 容器を受け取ることになっていたが、最初の配布が始まった昨年12月28日の 6日後には、在庫切れとなった。
バルセロナ市には2009年調べで約655.300世帯があるのに対し、 市が最初に用意した容器の数は僅か2万個。
その後、更に8万個を用意したがこれも1週間も経たないうちに姿を消し、 次の配布が始まるのは今月末以降になる見込み。
同容器は4分の3リットルの容量を持つもので、使用済みの油をこれにため、 リサイクルのため、各家庭から所定の場所へ運ぶと言った形で使われる予定。


3月8日(火)

昨年の住宅販売、5.9%上昇

勧業省の発表によると、昨年の住宅売買契約数は49万1千件で、前の年より5.9%上昇、 ここ数年の減少傾向に歯止めがかかった。
またこのうち40.7%にあたる19万9803件が新築住宅だった。
一方自治州別でみると、最も上昇したのはパイス・バスコで30%、逆にムルシアは−16.3%で最も下がった。
パイス・バスコに続くのがカタルーニャ(15.9%)、セウタとメリージャ( 15.6%)だった。
またムルシアの次に数値が低かったのはナバラ(−12.3%)、リオハ(−10.4%)だった。
今回の調査で目立ったのはスペイン在住外国人による売買契約の増加で、前年比20.8%増と なっている。
外国人の契約が最も多かったのはアリカンテで7204件成立している。

セマナ・サンタの空港、さらにストの可能性

スペイン2大労働組合であるCCOOとUGTは、本日、スペイン空港公団(AENA) の職員によるストライキの予告書を提出した。
それによると、先日発表した4月21日の聖木曜日の他に、7月までの間にさらに18回の ストが予定されている。
特に間近に迫ったセマナサンタ(イースター)の連休には21日の他20、24、25日 も含まれているため、さらなる混乱が予想される。
今回は管制官は含まれていないため、昨年起きたような大混乱にはならないと思われるが、 離陸前、着陸後の飛行機のコントロールや、搭乗口の指定などといった業務に影響が出ることになる。
このストはAENAの民営化に反対して行われるものだが、労組、国側共にまだ交渉の時間は十分に あるため、スト回避の可能性は高いとしている。

ティッセンで女性をテーマにした絵画展

国連により制定されている「国際女性の日」である本日より、マドリッドのティッセンーボルネミサ 美術館とカハ・マドリッド財団では、女性が主役の特別展を開催する。
カラバッジョ、ルーベンス、ゴヤなどを含んだルネッサンス以降の計120点が展示されるが、 ほとんどの作品は現代のもの。
これらの作品の共通点は、女性が主人公であることで、神話のアルテミス、メディアから ジャンヌ・ダルク、サンタ・テレサやフリーダ・カーロなどが描かれているが、どれも女性の 強さや自己主張を表している作品である。
この特別展示は、6月5日まで。


3月7日(月)

69%が制限速度110キロを不支持

高速道路などでの最高速度を120から110キロに下げる新法が 本日より施行されるが、エル・パイス紙の調査によると69%の国民がこれに反対している。
また、与党社労党(PSOE)の支持者の中でも57%がこの対策に否定的な見方をしている。
政府が示した制限速度を下げる理由についても納得していない国民が多く、80%の人がこれがガソリンの 節約になるとは思わないと答え、71%が交通事故の減少には繋がらないと答えた。
一方、多くの人が公用車の数を減らすことや、公共施設、街灯の照明を減らしたり電球を省エネタイプのものに 変えるといった対策は支持するとしているが、車のナンバーによって交通規制を行うことに関しては、58%の人が 反対している。
この多くの国民の理解を得られない対策のためか、今回の調査で野党第一党の民衆党(PP)とPSOEの差は 先月の調査より1ポイント増え、15.9ポイントとなった。

アギーレ知事、手術後初登庁

乳がんの手術後療養していたエスペランサ・アギーレマドリッド州知事が本日より復帰、ソル広場にある州庁舎に 初登庁した。
アギーレ知事は先月22日に市内の公立病院で手術を受けた後約2週間自宅で療養していた。
術後初の公務とあって多くの報道陣が詰め掛けた中、同知事は当分の間は公務の数を通常の一日5〜6件ではなく 1〜2件程度に抑え、徐々に増やしていく意向を示した。
また、まだ100%の状態ではないとしたものの、マドリッドの素晴らしい公共医療のおかげでかなり回復できたと述べた。

週末の交通事故12件

総合交通局(DGT)によると、先週末は12件の交通事故により12名の死者が出た。 このうち4名はオートバイを運転していた。
また、他に4名の重傷者と6名の軽傷者が出ている。
最も事故が多かったのは日曜日で8件の事故で8名が亡くなっている。


3月4日(金)

AENA従業員、聖木曜日にスト

スペイン空港公団(AENA)の従業員らが加盟する労働組合は、聖木曜日にあたる4月21日に全国の空港で24時間ストライキ を行うことを発表した。
この日は多くの自治州で祝日となっておりセマナ・サンタ(イースター)の連休で目的地への移動がピークとなる。
今回のストは、公団の民営化に反対したもので、本日バルセロナのプラット空港では100人近い従業員が集結 して抗議デモを行った。
この集会に参加した同組合の広報担当者は、今日のデモは来月のストへのウォーミングアップであると語った。
このストライキの正式発表は今月8日となる見込み。

悪天候で20キロ以上の渋滞

総合交通局(DGT)によると、昨日からの寒波、特に雪の影響でマドリッドでは各地の国道で渋滞が起きた。
特に北部では早朝に最高20キロの渋滞となった所もあったが、ラッシュアワーにはほぼ通常の金曜並に回復した。
一方、市内では路線バスの故障のためネプチューン広場付近で一時渋滞した。

17万人の主婦が家計のために就活

アデコ財団の調べによると、昨年なんらかの就職活動を行った主婦は全国で17万人、前年の10万人を大幅に上回った。
職探しの最大の理由は家計で、夫の失業や減給などの影響が伺える。
また、アデコによると、パートタイムの77.2%が女性で、その半数近くは全日勤務を希望しているが、 オファーがなかなか無いとしている。
一方、パート勤務の女性の4人に一人は子供や病人などの世話のためにこの勤務体制を選んでいるが、 同じくパート勤務の男性で、そのように回答したのは100人につき3人だけだった。


3月3日(木)

消費者景況感、2ヶ月連続で上昇

スペイン金融公庫(ICO)によると、2月の消費者景況感は前の月より2.7ポイント高い73.4ポイントで 昨年同月比では2.3ポイント上昇した。
これは昨年の8月以降もっとも高い数値で、2ヶ月連続の上昇となった。
上昇の理由は、国内経済や雇用に対する好況感が回復したためだが、一方で家計についての好況感は下がっている。
また今後の見通しについては、国の経済よりも家庭の経済に期待をする人が多かった。

グアルディオラ監督、腰痛で入院

サッカーFCバルセロナのペップ・グアルディオラ監督は昨日、腰痛のためバルセロナの病院に緊急入院した。
同監督は数日前から腰痛で休養しており、昨夜のバレンシア戦出場も危ぶまれていたが、 結局チームと共にバレンシアに向かった。
試合はなかなかゴールの入らない展開であったため、グアルディオラはその体調にも拘わらず何度もベンチから立ち上がって 、チームを指揮した。
何とか勝利を収めたもののバルセロナに到着後すぐに病院に向かった模様。
関係者によると同監督は、本日か遅くとも明日には退院する見込みだが、土曜日にホームで行われるサラゴサ戦に出場 できるかは微妙だという。

マドリッドの山間部でマイナス8度

スペイン気象局は本日午前4時〜11時頃にかけて、マドリッドの山間部に低気温による注意報を発令した。
それによると北部の山間部ではマイナス8度まで下がる模様。
また、マドリッド市内では最低気温が1度、最高10度、南部のアランフェスではそれぞれ2度、11度となっている。
気象局によると、この低温注意報は明日未明にも発令される可能性があるため、特に北部の住民は車の運転に注意し、 屋内でも水道管の凍結をはじめ、非常事態に備えるよう呼びかけている。


3月2日(水)

2月の失業者数、また上昇

労働省の発表によると、2月の失業者数は6万8千260人で、総数は429万9263人に達し、 集計を開始した1996年以降最も高い数値となった。
先月の失業者数はすべての業種で上昇しているが、最も多かったのはサービス業で3万9569人(3.81%)で、 これに製造業、建設業、農業が続く。
一方、男女別でみると、男性は1月より2万9373人、女性は3万8887人それぞれ増加している。
昨年1年間では、男性が1.6%、女性は6.6%増えている。
自治州別では、バレアレス以外のすべての州で上昇しており、特にアンダルシア、とカタルーニャでの上昇が顕著。
ロドリゲス労働副大臣はこれについて、非常にネガティブな数値であることを認めたが、2009年、10年の2月と 比較すると上昇率が低くなっていることを付け加えた。

ルバルカバ内相、アロンソの発言に反論

ルバルカバ副首相兼内務大臣は昨日、高速道路での最高時速は多くの先進国で110キロに制限されていることを 強調、先日のF1レーサー、フェルナンド・アロンソの発言を牽制した。
アロンソは、制限速度を120から110キロに落とすことは集中力を欠く原因になり得るとし、他にもっと良いガソリン 節約方法があるはずだと述べていた。
同内相は、スゥエーデン、イギリス、アイルランドや米国などの先進国でも高速の制限速度は110キロで、 自分が知っている限りでは居眠り運転している人は見たことがないと述べた。
そして、職業柄これらの国をしばしば訪れており、それぞれの国の事情も把握しているであろうアロンソの発言は驚くべきもの であるとした。
またこの法律は、アラブ諸国の状況が落ち着くまでの暫定的なものであるが、個人消費だけでなく国レベルの節約をすることにより 経済の回復に歯止めがかかる事を防ぐための重要な措置である述べた。

プラドでスペイン初のシャルダン展

マドリッドのプラド美術館では昨日より、ジャン・シメオン・シャルダンの特別展を開催している。
シャルダンは18世紀のフランス人画家で、セザンヌ、マティスやピカソに影響を与えたといわれるが、 スペインではあまり知られておらず、今回が全国初の特別展となる。
今回は、代表作のひとつ「エイのある静物」をはじめ57点が展示される。
開催は5月29日まで。


3月1日(火)

2月の自動車販売、27.6%減少

スペイン自動車製造協会によると、先月の自動車販売台数は昨年の同時期と比べて27.6%減少、 これで8ヶ月連続の下落となった。
2月に売買契約がされた6万6120台のうち、3万120台が自家用車だったが、前年比46.4%の減少となった。
一方、企業向けの販売は増加しており、一般企業が3.3%で2万738台、レンタカー会社向けは1.5%上昇して 1万5272台だった。
また、国内の自動車生産は昨年10%上昇したが、このうち国内で販売されたのは1.3%に満たなかった。
業界関係者は、これはスペイン経済がまだ危機を脱していないことの現れであるとした。
また、昨年7月で自動車購入の援助を打ち切ったり、車を環境汚染の権化のように扱い、販売促進どころか 消費者の購買意欲をなくすようなことばかりしている、と政府の政策を批判した。

フェルナンド・アロンソ、新道交法を批判

政府は、アラブ諸国の混乱による燃料の高騰と大都市の環境汚染問題を踏まえて、高速道での最高時速を110キロに 制限する政令を出したが、F1自動車レースの世界選手権で2度総合優勝していレーサーの フェルナンド・アロンソは、この政策を疑問視する発言をした。
昨日行われた記者会見でアロンソは、高速道路の制限時速を110キロに落とすことよりももっと燃料を節約する方法 があるはずだとした。
また、環境汚染の問題についても、他の国でやっているようにナンバープレートの末尾で制限するなどもっと効果的な 方法をさがすべきであるとし、 4車線の高速道で時速110キロで運転すると、集中力を欠き、眠気に襲われる危険性があることを指摘した。

レアル、スペインとマドリッドを世界に宣伝

昨日サッカーのレアル・マドリッドは、マドリッド市、同自治州及び中央政府の産業・観光・商業省と、マドリッド 及び国を世界的に宣伝する観光プロモーションの契約を結んだ。
レアルの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウサッカー場でガジャルドン市長、ゴンサレス副知事、 セバスティアン産業相とレアルのフロレンティーノ・ペレス会長との間で3年間の契約が交わされた。
この契約は、レアルの選手を観光大使として宣伝活動に起用するほか、リーグ戦や国王杯の試合が ベルナベウで行われる場合に広告することも検討されている。


2月28日(月)

PP、アンダルシアで過半数か

エル・パイス紙の調査によると、来年行われルアンダルシア自治州選で野党民衆党(PP)に投票すると答えた人が 社労党(PSOE)とした人を12.3ポイント上回った。
これが現実となれば、同州の30年に及ぶPSOE支配に終止符が打たれることとなる。
同調査によると、PPは47.5%の得票率で、絶対過半数を2議席上回る57議席を獲得することとなる。
これに対しPSOEは35.2%で45議席、左派連合(IU)は8.4%で7議席、 PPは現在より10議席増え、逆にPSOEは11議席落とすこととなる。
また72%の人が政権交代を望んでおり、半数近くがPPの勝利を期待している。
一方、2008年の自治州選でPSOEに投票した人のうち、わずか54%が次も同党に入れる、としているのに対し、 PP支持者は86%が次回も同党に投票すると答えている。
さらに、今回の調査で初めてPPアンダルシア代表のハビエル・アレナス氏に対する評価が、ホセ・アントニオ・グリニャン 知事を上回った。

マドリッド市長、話題になったウェブ写真を変更

現職で、5月に行われるマドリッド市選挙の市長候補であるガジャルドン氏は、自身のツィッターで選挙活動用の ホームページの写真を変更した事を発表した。
最初の写真は今月22日に同ページにアップされたが、 マドリッド市民と思しき男女に囲まれて中央に市長が立っているもの。
しかし写真はデータバンクで購入したものにフォトショップで市長の写真を貼り付けたもので、 写っている人たちがデンマーク人で、しかも同じ男性が2回登場していることなどからネット上で物議を醸していた。
新しい写真はモザイクのように並べられた本物のマドリッド市民の写真が並べられ、その前に市長の写真が挿入されている。
市長はツィッターで、「これが私達の写真ですが、お気に召さないというのであれば、、他にもあります。」 というグルーチョ・マルクスの名言をもじったフレーズを書き込んでいる。
このページの写真は変更されたものの、「私達はマドリッドが好きです。あなたが好きです。」というスローガンは 変わっていない。

22県で荒れ模様のお天気

スペイン気象局は本日雨、雪、強風による注意報を12自治州の22県に発令した。
カンタブリア、ナバラ、パイス・バスコ、アストゥリアスとブルゴスでは積雪警報が出されている。
また、アストゥリアス、カンタブリア、ギプスコアとビスカヤでは大雨と風速注意報も発令されている。
これらの地域の海岸沿いでは高波注意報もでている。
またアラゴン州の山岳地帯では風速80キロの強雨風雨と大雪による注意上が出ており、4〜18センチの 積雪が予測されている。
カスティージャ・イ・レオンでも10センチ程度の雪となる模様。


2月25日(金)

アリカンテ、エルチェへのAVE開通工事、予定通り進行中

新幹線AVEがアリカンテやエルチェをつなぐためのネックとなる工事と されていたエル・カルスのトンネル掘削作業が昨日、完了した。
長さ1288メートルのトンネルを掘るのに5000万ユーロの費用が費やされたが、 これの完了により、予定通りアリカンテへは2012年に、エルチェには2014年に AVEが開通する見通し。

プラド、エルミタージュ、初の共同企画イベントを開催

マドリッドのプラド美術館とサン・ペテルスブルグのエルミタージュ美術館による これまでに無い大規模な共同企画展示会が開催される事となった。
まず初めにプラド美術館からデューラー、ラファエロ、ボッシュ、ティツィアーノ、 エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤなどの作品66点が貸し出され、 5月29日まで、「エルミタージュのプラド」展が行なわれる。
そして、その後、今度はエルミタージュより6月に、12世紀のイコンから カンディンスキーに至るまでの作品150点がプラドに貸し出される予定。


2月24日(木)

ガルシア・ロルカ センター プロジェクト、暗礁に

2004年に始まったガルシア・ロルカ記念館建設計画についての協議が、 昨日マドリッドで行なわれた。
当初、同記念館建設に必要な予算として1850万ユーロの費用が組まれたが そのうち、75%をスペインの中央政府が、25%をアンダルシア自治州政府が、 負担することとなり、グラナダ市は建設用地を提供する事となっていた。
ところが、実際には予算よりも更に350万ユーロの費用が必要となり、 いずれの政府もこの負担を拒んでいるため、計画は完全にストップした状態が 続いている。
昨日、マドリッドで行なわれた協議で、打開策が模索されたが、結果は同じで 予算オーバー分の捻出どころか、中央政府においては、最初に組まれた予算分の 捻出すら不可能な状態に陥っている。
ロルカ記念館は、予定では2010年にオープンするはずであったが、現在のところ 資金面での建設続行の目処は全く立たず、暗礁に乗り上げた状態となっている。

ETA囚人、30年と9ヶ月ぶりに出所

今年4月に、テロ組織ETAのメンバーであるホセ・マリア・サガルドゥイが 30年と9月の服役を終え、出所する予定となっている。
スペインの法律では30年9ヶ月が最長の懲役年数となっており、ETAメンバー の中でも、服役の最長記録となる。
ホセ・マリア・サガルドゥイは1980年に3件の殺人により逮捕され、 その後、減刑を受ける可能性があったが、1993年におこした脱走未遂などが 原因となり、法が定める最長期間、服役する事となった。


2月22日(火)

強風でカタルーニャの列車一時運休

スペイン国鉄レンフェによると、本日朝7〜8時ごろ強風の影響でタラゴナーカステジョン間で一時運転を 見合わせた。
この間レンフェでは、代替バスを用意して対応した。
その後運休区間はタラゴナからトルトサまで縮小され、午前10時ごろには平常運転に戻った。
一方、バルセロナーバレンシア間などの長距離列車は60〜100分の遅れで運行し、計5本の列車に 影響がでた。
カタルーニャでは最大風速126キロが予測されており、またバレンシアのカステジョンでも 強風による警報が出されているため、昨夜から警戒が続けられている。

アラブ諸国の混乱でスペイン観光上昇

産業・観光・商業省の発表によると、1月にスペインを訪れた外国人観光客は、266万人で 昨年の同月より4.7%上昇した。
ミゲル・セバスティアン大臣は、チュニジアやエジプトを予定していたツーリストが、太陽や ビーチを求めてスペインに流れ込んだのが上昇理由の一つと見ている。
観光客を国別でみると、常にスペインに多くの観光客を送り出しているイギリスは5.3% 下がったものの、ドイツは5.5%、イタリアは36.1%上昇している。
また、北欧諸国も10.7%上昇している。
自治州別では、カナリアスが最も観光客が多かった州で、上昇率も一番高かった。
またカナリアスを訪れたのは、ドイツ、イギリスと北欧諸国からがほとんどだった。
次に多かったのはカタルーニャで、全体の21%を占め特にイタリア人の増加が目立った。
アンダルシアは第三位につけたものの前年比では3%減少、 これはイギリス人観光客の減少によるものと見られる。 一方マドリッドでは前年比6.6%増加しており、こちらはイタリア人観光客の急上昇 が理由とされる。

ボアディージャ市役所、遅刻・早退なければボーナス

民衆党(PP)が政権を握るマドリッド州ボアディージャ・デル・モンテ市役所では、遅刻や早退 をしなければ1ヶ月にそれぞれ50ユーロづつのボーナスが職員に支払われていたことがわかった。
これは、野党の告訴により明らかになったもので、パネロ元市長時代の2008年4月に 公務員の労働協約に新たに盛り込まれた。
その後、次のシゲロ前市長にも受け継がれたが、両氏ともPPの政治家をとりまく汚職事件 「グルテル事件」の容疑者として取調べを受けている。
このような協約が議会で審議されなかった理由は、内容が決められていない改正案が可決され、 その後詳細を付け足すというトリックが使われたためと見られる。
同市議会野党のガリンド議員は、ボアディージャは、法的にも資金面でも窮地に陥っているとし、 州政府に早急な議会の解散を求めている。


2月21日(月)

アギーレ知事、乳がんの手術を表明

本日新しい自動車道の開通式に出席したエスペランサ・アギーレマドリッド州知事は、胸部のしこりの 摘出手術を受けるためしばらくの間休職すると発表した。
同知事によると、定期検査で腫瘍の存在が明らかになり手術が必要だが、発見が早かったため医者の見通しも 良好であるという。
アギーレ氏は、癌は他の病気と同様治り得るものであるが、早期発見が重要なポイントであり、男女共に、 定期健診を怠るべきでないが、特に女性はその重要性を認識すべきであると訴えた。
知事の休職中は、イグナシオ・ゴンサレス副知事が代理を勤める。

85%の働くお母さん、「もうひとり」は断念

国家統計局(INE)とEU統計局ユーロスタットの調査によると、スペインの働く女性はEUの中でも 最も仕事と家庭の両立が難しい状況におかれている。
そのため子供がいながら働いている女性の85%が次の子を諦めているとしている。
その理由のひとつは、労働時間と子供の就学時間との調整が困難であることや 職を失うことへの不安などだった。
また、49%の働く女性が子供をもたず、27%は一人だけ、20%が2人、3人か それ以上と答えた人はわずか4%だった。
ユーロスタットによると、スペインはポルトガル、ギリシャと並んで最も出産・育児に対する保護政策が少ない国で、 逆に最も多いのは、ノルゥエー、フィンランド、デンマークなどだった。
これらの国では産休が最高1年なのに対して、スペインでは16週間しか取ることができない。

マドリッドに欧州最大級の中国商業団地

マドリッド州フエンラブラダ市に先週、ヨーロッパ一の規模を誇る中国人経営の問屋などが 並ぶ商業地区がオープンし、ホセ・ブランコ勧業大臣らが出席してオープンセレモニーが 行われた。
マドリッドの南東に位置する同市のオリエンテ広場に出来たこの商業地区は、、現在80棟の倉庫や オフィス用の建物が建設されているが、2013年には3つのショッピングセンターと高級ホテル 1軒、また1500台収容の駐車場の建設が予定されている。
これらの施設の目的は中国製品の輸入とスペイン製品の中国への輸出で、ブランコ大臣は、 両国の友好関係は非常に良好であることを強調、「世界の工場」から「世界の市場(しじょう)」 へと変化しつつある中国への市場拡大の期待感を露にした。
同団地には現在中国系企業377社が入居、3000人が働いているが、このうち40%が 中国人で残りはスペイン人であるという。


2月18日(金)

未返済ローン、全体の5.8%に

2010年12月の各金融機関へのローン未返済率は、3ヶ月連続での 増加となり、5.81%に達した。
前月比にすると0.13%の増加、前年度同時期比較では0.74%の増加と なっている。
昨年度中、未返済率が例え僅かでも下がったのは3月、6月、9月の三月だけで、 依然として、過去16年間で最悪のレベルを維持している。


2月17日(木)

内務省、Sortu党をETAの分身と判断

バスク愛国左翼集団が新たに打ちたてようとしている新党Sortuの 実質的内容について政府は調査を進めてきたが、国家警察、治安警備隊から 出された報告は、共に、これをテロ組織ETAの分身と判断するに充分なもの であった。
これを受け、内務省は、その調査報告を添えてSortuの違法化を 最高裁に要求することとなる。
調査によると、新党として登録申請されているSortuの立ち上げを 準備してきたのは、テロ組織ETAそのものであり、武力放棄発表に伴って 政治への足がかりを得るための道具とする目的で設立したものと思われる。
Sortuの登録申請は、2月7日にビルバオにて提出されたが、申請手続きを 行なったのはイニゴ・イルイン、ルフィ・エチェベリアの2名で、両名とも 過去に違法化されたETAの分身団体バタスナの指導者であり、懲役12年の 求刑を受けている。
また、Sortu設立の裏には、これまで警察の記録に見られなかったメンバー 以外に、すでに違法化された政党、Herri Batasuna, Euskal Herritarrok, Batasuna, ANV などの元党員や指導者等の名前が確認されている。

2010年の新会社設立数、2.2%アップ

国家統計局発表によると、2010年に新しく登録された会社の数は 79.963件で、前年度比較、2.2%のプラスとなった。
新設数の前年度比は、2007年がマイナス3.9%、2008年が マイナス27%、2009年がマイナス24.5%と、3年連続で 下がり続けていたが、2010年になってようやく上向きとなった。


2月16日(水)

ライアンエアー、ジロナ発の18ルートを廃止

低料金を売りにしているライアンエアー社は、これまでジロナの空港から 64ルートの運行を行なっていたが、これらを徐々に減らし、年内には 18ルートが削減され、計46ルートになることを発表した。
同社とカタルーニャ自治州との間には昨年12月に協定が交わされており、 ジロナを拠点に航路を充実させるため、自治州政府より750万ユーロの 支援金が出される事になっていたが、同社が更なる援助を求めたため カタルーニャ政府はこれを却下し、すでに確約していた援助についても これを取り消す決定を下した模様。
これにより、ライアンエアーは、ジロナからの運行ルートの削減と共に、 運行を続行するルートについても、その便数を減らさざるを得なくなり、 結果として、約1700人の失業が予測される。

名シェフ サンティ・サンタマリア氏、急死

スペインを代表する名シェフの一人、サンティ・サンタマリア氏が 53歳にして亡くなった。
シンガポールのリゾート地、マリナ・ベイ・サンズに持つレストラン にて世界中のメディアに対しプレゼンテーションを行なっていた最中、 現地時間の20時30分ごろ、突然、気分が悪くなり倒れた模様。
同氏が持つバルセロナのSant Celoni にあるレストランEl Raco de Can Fabesは 1994年よりミシェランの三ツ星を持つレストランで、一つ目の星は 1988年に受けていた。


2月15日(火)

1月のCPI、前年比0.3ポイント上昇

国家統計局(INE)によると先月の消費者物価指数(CPI)は3.3%で、昨年の同月より 0.3ポイント上昇した。
バーゲンシーズンの効果で、前の月よりは0.7ポイント下がっているものの、アルコールやタバコ の値上がり(16%)などが影響して、3.6%だった2008年10月以来もっとも高い数値となった。
経済省によると、最も数値の上昇に影響を与えたのは電気代の値上がり(最高9%)で 0.3ポイントのうち0.2ポイントが電気代の上昇によるものであるとしている。
また、住宅価格や電気代引き上げの原因となった原油の値上がりも数値上昇の一因として挙げている。

舞台の演出で喫煙も不可?

バルセロナ市保健局は、現在アポロ劇場で上演中のミュージカル「ヘアー」の関係者にに対し 劇場内での「喫煙」をやめなければ罰金を科す、との警告文書を送った。
これは、観客と見られる一般市民からの訴えを受けたもので、舞台上で喫煙することは 新禁煙法の屋内の公共施設での喫煙を禁じるという部分に該当するとしている。
このミュージカルの監督は、この訴えに驚いている、
役者達が吸っているのはタバコではなく、いくつかのハーブなどを混ぜたもので、 あくまで役柄上必要なために吸っているだけで、タバコを賞賛しているわけではない と主張した。
また同監督は、この要求は常軌を逸しており馬鹿げている、このままいけば、 昔の映画のタバコも禁止になってボガートから葉巻を取り上げなければいけなくなる、と辛辣なコメントをした。
「ヘアー」は60年代アメリカのヒッピー文化を象徴する作品のひとつで、 12月22日より同劇場で上演されている。

ティッセンでジャン・ルイ・ジェローム展

マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館では、本日から5月22日までフランスの画家ジャン・ルイ・ジェロームの特別展を 開催する。
ジェロームはフランスアカデミック主義を代表する画家でありながら、印象主義派と対立したためフランスでは 軽蔑され、ヨーロッパでも忘れられた存在となっていた。
今回はアメリカのポール・ゲティ美術館とフランスのオルセー美術館で展示された作品の中から57点 が展示されるが、スペインでの特別展は初めてで、東方や歴史をテーマとした作品が中心となる。


2月14日(月)

悪天候で各地に警報・注意報

スペイン気象局は、本日15自治州の33県で強風、雪や雨による警報及び注意報を発令した。
それによるとガリシアのア・コルーニャ、ルーゴ、ポンテベドラとカンタブリア、アストゥリアス、ギプスコアと ビスカヤの海岸沿い地域では、強風や高波による警報が出されている。
またアンダルシアのアルメリアでは最大風速90キロが予測されている。
またグラナダとマラガでも最大風速70キロで注意報が発令されている。
同じくアンダルシアのハエンでは雪による注意報が出されており、5センチ程度の積雪 となる見込み。
アラゴン、ナバラ、リオハ、アストゥリアスとレオン、パレンシア、サラマンカ、サモラ、カセレス、ルーゴと オレンセでも5〜18センチの積雪との予報がでている。
一方、ムルシア、メリージャ、バレンシア、アルバセテとクエンカでも最大風速80キロとなる 見込み。
カタルーニャでも最大風速80キロと5〜15センチの積雪が予測されている。
一方、雨による注意報はア・コルーニャとポンテベドラに出ており、12時間で40立方メートルの 大雨が予測されている。

昨年の経済成長率0.1%下がる

国立統計局(INE)の発表によると、2010年第4四半期の経済成長率は0.2%上昇したが、 年間の数値では0.1%下がった。
今回のデータは先日スペイン銀行が発表したものとほぼ同じ結果となったが、 政府の予想よりも0.2ポイント低い下げ率となった。
同銀行は、数値が政府の予想よりも良好だった理由について、国民の消費がアップしたことと、 外国の景気が回復し、通商面での収益が上昇しつつあることを挙げた。
一方、国内総生産は、2009年の同四半期より0.6%上昇した。

禁煙法施行後、屋外の騒音に対するクレーム増加

マドリッド市役所の公安・防犯委員会の担当者によると、先月同市警察に寄せられた屋外における 騒音のクレームは、昨年の同月より16%上昇した。
このデータを禁煙法と関連付ける証拠はないものの、バルやレストランなどの飲食店や公共施設で 全面禁煙になって以来、喫煙者が建物の外にタバコを吸いに出るため、騒音や 吸殻のポイ捨てなどのクレームが増えてきている。
最もクレームが多かった地区はセントロ、サラマンカ、ラティーナ、カラバンチェル、 テトゥアン、チャンべりとモンクロアだった。
一方、ディスコやパブなどの屋内の騒音についてのクレームは僅かに減少しているという。


2月11日(金)

マドリッド、AVE専用トンネルの掘削作業が完了

9ヶ月前に開始された、マドリッド市内を通るAVE専用トンネルの掘削作業が 本日、13時半ごろに完了した。
このトンネルは、マドリッドの2大鉄道駅であるチャマルティン駅とアトーチャ駅とを つなぐもので、超特急AVE専用に使用される。
作業は、1分間につき8センチ、一時間あたりにして約5メートルと言う速度で進められ、 9ヶ月たった今日、ようやく7キロに及ぶトンネルのスペースが確保された。
実際にこのトンネルをAVEが通過できるようになるのは、2012年の末頃とされている。
こが開通すると、スペイン国内を新幹線で移動する際に、マドリッドで乗り換える必要が なくなるため、国内移動がより能率よく行なえるようになる。

アルハンブラ宮殿、地下に更に古い建築跡を確認

グラナダにあるアルハンブラ宮殿内の心臓部とも言えるライオンの中庭とその周囲の王宮部分の 発掘調査が続いているが、14世紀後半、ムハンマッド5世の時代に築かれたこれら ライオン宮が、それ以前にあった建造物の上に建てられたものであると言う事を アルハンブラ財団が発表した。
今回の調査にあわせ、損傷が激しかったライオンの彫刻などの修復も進められてきたが、 年内には修復作業が終わり、再びライオンの噴水が戻ってくる見込み。
同噴水の損傷については、その主な原因となっていたのが、流れ出ていた水の質で、 今後、同様の問題が起きないよう、フィルターの設置や水質管理が行なわれると同時に 冬場に凍結したりすることが無い様、温度管理も行なわれる予定。


2月10日(木)

プラッツ空港、夜間閉鎖を延期

バルセロナのプラッツ空港には、20名以上のホームレスが住みついており、 これまでにも、空港利用者との間でのトラブルが何度か報告されている。
多くはターミナル2に寝泊りしており、中にはすでに6年もの間、ここを住居として いるものも確認されている。
これらの問題を解決するため、2月15日より、深夜0時より午前5時までの間、 各ターミナルへのアクセス制限が行なわれる予定となっていたが、同問題が 空港だけの問題ではなく、社会的問題であるとして、一旦、延期される事が決まった。
現在、空港に寝泊りしている20数名のホームレスについては、カタルーニャ自治州政府、 空港事業団、そして空港があるEl Prat de Llobregat市等の間で、ホームレスそれぞれの 事情を調査した上で、今後の措置を考えることとなり、夜間の空港アクセス制限は そのあとの課題となる。

バレンシアーマドリッド間の移動、3人に2人が飛行機からAVEに変更

昨年12月19日よりマドリッドとバレンシアを結ぶ超特急AVEの運行が開始 されたが、それから2ヶ月が経とうとする今、それまで同区間の移動に飛行機を 使っていた人々の3人中2人までがAVEの利用に変更していると言う。
12月19日までは、マドリッドーバレンシア間を飛んでいたフライトの座席の 70%が埋まっていたのに対し、現在では20%程度での運行となっている。
国内線利用者が減少することは、航空会社の予想するところではあったが、ここまでの 急激な変化は予期していなかったため、各航空会社はその対応に迫られている。
イベリア航空は、これまで同ルートを毎日6便、運行していたが、3月からこれを 中止し、当面は系列会社であるAir Nostrum社に委ねる予定をしており、 Air Nostrum社は、イベリアの同ルートからの完全撤退が無い限りは 以前より運行していた一日4便と合わせて、計10便を飛ばすこととなる。
Ryanair社は、AVEの運航開始と同時に、すでに同ルートの運行便数を 減らしており、Spanair社は、他社の動向に合わせて、今後の方針を決める構え。

バレンシア、うなぎの放流

バレンシアの潟湖アルブフェラでは、5年前よりシンボリックなうなぎの放流が 行なわれているが、今年も、昨日、バレンシアのリタ・バルベラ市長により同行事が 行なわれた。
近年、アルブフェラではその水の汚染により、様々な生物がその存続を脅かされているが うなぎについても毎年、その数が減る一方となっている。


2月9日(水)

企業、個人の破産、7.2%減

国家統計局発表によると、2010年の企業、及び、個人の破産は 前年度比較7.2%減となった。
経済の後退が続いた2009年度には、前年度比較80%の増加となったが 2010年になって徐々に回復を見せ、破産件数は企業、個人を合わせて5750件 となり、企業については、前年比較6.4%減、個人は11.4%のマイナスとなった。
また、企業については10件中6件までが、年商200万ユーロ以下のものであった。


2月8日(火)

1月の住宅価格、5%下落

不動産価格査定会社TINSAの調べによると、先月の住宅価格は昨年の同月と比べて5%下がった。
地域別で見ると最も下落が大きかったのは地中海沿岸部で、8.4%、昨年より1.6ポイント下がった。
これに次ぐのがマドリッドなどの大都市で、6.5%だった。
一方下落率が平均より低かったのは、中小都市やバレアレス、カナリアス諸島だった。

国民が最も心配するのは失業

社会学研究所(CIS)が先月行った調査によると、スペイン国民が最も憂慮しているのは失業問題で全体の 82.4%だった。
これに続くのが経済問題で、53.1%の人が心配であると答えた。
3位は政界および政党で20.6%、上位3位までは12月に行われた前回の調査より大幅に上昇した。
しかしながら将来の見通しに関しては楽観的で、1年後に経済はよくなると回答した人は、前回の16.6%に対し、 今回の調査では20.3%だった。
また、仕事を持っている人に対する、この1年間で失業する可能性があると思うかという質問では、その可能性は少ない、 又はないと答えた人が76.3%だった。

全国初の性転換議員候補誕生

活動家で性転換者のカルラ・アントネリさんが、5月に行われるマドリッド の地方選挙に出馬することが決まった。
社労党マドリッドの市長候補トマス・ゴメス代表の議員リストに指名され、まだ順位は明らかになっていないが、 当選すれば、初の性転換女性議員となる。
アントネリさんは、70年代後半に国内で初めて性転換手術を受けた事を公表、2007年にはやはり 初めて身分証明書の名前と性別を変更した人物として知られている。
テネリフェ島出身で1997年に社労党員となったアントネリさんは、初の性転換議員となる可能性があることを非常に誇りに 思う、自分と同じ立場の人が、もっと表舞台に出られるように努力していきたいと抱負を語った。


2月7日(月)

ルバルカバ氏ならPPとの差が縮小?

エル・パイス紙が行った調査によると、来年行われる総選挙で、サパテロ首相が再出馬した場合、勝利が確実視されている 民衆党PPとの差は14ポイントだが、ルバルカバ内務大臣であれば、その差は10ポイントとなる。
わずか4ポイントの差ではあるが、支持者の間では投票までの1年余りの間に盛り返せるという希望が持てる数値である。
PPの支持者が堅固であるのに対し、PSOEの支持者は、政策への不信などから、他の左翼系へ 票が流れる可能性が高まっている。
一方、同党支持者は、ルバルカバ氏が首相候補であれば投票すると答えた人が3分の2を占めたのに対し、 サパテロ氏の場合は半分以下であった。
またサパテロ氏が立候補しない場合の有力候補とされているのは他にカルメ・チャコン防衛相と ホセ・ブランコ勧業相だが、ルバルカバ内相支持とする人が 59%なのに対し、チャコン氏の支持率は14%、ブランコ氏と答えた人は3%だけだった。
PSOEの支持者に限らず、多くの国民が首相は再出馬すべきでないと考えており、この調査では 47%の人が早く進退の意向を表明すべきであると回答しているが、首相は5月の地方選が終わるまでは 公にしない方針を覆していない。

ピケ、シャキーラと写っている写真を公開

サッカースペイン代表でFCバルセロナ所属のジェラール・ピケ選手は昨日、フェースブックの自身のアカウントに コロンビア出身の歌手シャキーラと写っている写真をアップ、兼ねてから噂のあったふたりの交際を事実上公にした。
2人が知り合ったのは、昨年の南アフリカワールド・カップ開催前に、シャキラが歌った大会の公式ソングの ビデオにピケが出演したことが交際のきっかけとなった模様。
公開された写真は、先日あった2人の誕生日パーティで撮影され、他に同僚のカルレス・プジョルとその交際相手 ら参加者が写っている。
公開に踏み切った背景には、世界的人気歌手のシャキーラとW杯の英雄ピケの交際が噂されて以来、ゴシップ誌の追跡が 加熱、バルセロナにあるピケの自宅には24時間パパラッチが待機し、ツーショット写真には15万ユーロの値がつけられ ているという。
このため、バルサのグアルディオラ監督ら周囲の人が、それぞれの仕事に専念できるよう交際を公にすることを薦めた模様。

ギタリストのゲイリー・ムーアさん、マラガのホテルで急死

アイルランドの伝説的バンド「シン・リジー」の元メンバーで、日本でも人気のあったギタリストの ゲイリー・ムーアさんが滞在先のエステポナで死去、58歳だった。
ムーアさんは休暇で同市のホテルに土曜日から滞在していたが、昨日未明室内で遺体で発見された。
死因はまだ明らかになっていないが、当局によると、犯罪に巻き込まれた様子は見られないため、 司法解剖の結果に不審な点がなければ特に調査をする予定はないとしている。
ムーアさんは休暇でコスタ・デル・ソルを訪れていた模様だが、同伴者がいたかどうかは不明。


2月4日(金)

ビセンテ・デル・ボスケ氏、侯爵に

サッカー、スペイン代表チームの監督を努めるビセンテ・デル・ボスケ氏に対し、 ドン・フアン・カルロス国王は、侯爵としての爵位を授与した。
これより、ボスケ氏は、マルケス・デル・ボスケ(ボスケ侯爵)となる。
同時に、ノーベル文学賞受賞者であるマリオ・バルガス・ジョサ氏、元憲法裁判所裁判官 であったアウレリオ・メネンデス氏、企業家のフアン・ミゲル・ビジャ氏ら、計4名に 新たに侯爵位が与えられた。


2月3日(木)

カタルーニャ美術館、ロマネスクコレクションをマドリッドに貸し出し

バルセロナのモンジュイックの丘にあるカタルーニャ美術館は、現在 その一部が、改装工事中であるため、工事が続く間、コレクションの一部の 貸し出しを行なう事となった。
工事を行なわない部分については、一般公開を続けているが、ロマネスク美術の 展示コーナーが全面的に閉鎖となる。
今回、同美術館が持つロマネスク美術の充実したコレクションは90万ユーロと 引き換えに、マフレ基金に貸し出される事となり、来週の水曜日から5月15日 までの間、マドリッドのマフレ・ファンデーションで観る事が出来る。

サッカー国王杯、21年ぶりのバルサーレアル・マドリッド対決

昨夜行なわれたサッカー国王杯順決勝戦で、バルサとレアル・マドリッドが勝ち残り 4月20日に行なわれる決勝戦は、これら両チームによる対決となった。
バルサはセウタ、アスレティック・デ・ビルバオ、ベティス、アルメリアを 下して決勝戦に進出。
一方、レアル・マドリッドはムルシア、レバンテ、 アトレティコ・マドリッド、セビージャを下しての決勝進出。
4月20日の試合は、今シーズン最初のタイトルをかけた試合となるが、 国王杯で、バルサとレアル・マドリッドが優勝を争うのは、実に21年と15日ぶりの こととなる。


2月2日(水)

世界闘牛祭、中止

今月の17日から20日までセビージャでの開催が予定されていた 世界闘牛祭が、資本不足により中止される事が確定した。
世界闘牛祭は、隔年で開かれてきたもので、今回で12回目を迎えるはずだった。
これまで、政府機関やセビージャ、ウエルバ、カディス、ハエンなどの地方政府、 更には闘牛牧場などからの協賛金によって開催に必要な資本が集まったが、 長引く経済危機により、どこも経済的なゆとりが無く、開催に必要な費用が 約100万ユーロであるのに対し、30万ユーロ程度の見込みしか立っておらず、 今回の開催中止決定に至った。

第19回 カハ・マドリッド フラメンコフェスティバル開催

カハ・マドリッドが主催するフラメンコフェスティバルが本日より12日まで マドリッドにおいて開催される。
2日から5日までは、フラメンコ関係者、フラメンコ関連の記事を専門とする記者陣、 作家などを招いて、昨年12月13日に亡くなったカンタオール、エンリケ・モレンテ氏を 偲ぶ会がもたれ、それに続いてクーロ・デ・ルイサ、アルベルト・サン・ミゲルのギターに 合わせ、マリア・バルガス、インディア・マルティネス、ディエゴ・アグヘタスらの リサイタルが行なわれる。
また、これの最後には、若手アーティストをテーマにしたコンサートが行なわれ カンタオールのキコ・ペニャ、ギターリストのフアン・アビチュエラ等の出演が予定 されている。
 8日から12日までは、伝統的フラメンコをテーマに、ミゲル・ポベダ、 フアン・バルデラマ、カルメン・リナレス、ルイス・デ・コルドバ、マリナ・エレディア などのカンタオールや、ギターリストのトマティートなどによるプログラムが組まれている。


2月1日(火)

学業放棄率、EU平均の倍

EU委員会の発表によると、スペインの18〜24歳までの若者のうち31.2%が中途で 学業を放棄、中には義務教育すら終えない者もいるという。
これは、EU27カ国平均(14.4%)の倍以上の数値で、 スペインはEU加盟国中唯一この10年間で数値を下げることが出来なかった国だった。
最も放棄率が高かったのは、マルタで38%、ポルトガルはスペインと同じパーセンテージだった。
逆に最も低かったのはスロバキアとスロベニアでそれぞれ5%前後だった。
同委員会は、スペインの高い放棄率の原因として移民の増加や地域格差などを挙げたが、 最大の理由はバブル期に建設関係の仕事が増大し、多くの若者が勉強をやめて就職した事にあるとしており、
経済危機が始まったあと、仕事が激減し、働きもせず勉強もしない若者が急増しているという。
委員会では、スペイン政府に放棄を減らすために生徒にとって魅力的なカリキュラムを作ることや 一度学校を辞めても再び学業に戻りやすい環境を整えるよう要求。
その他の国々にも、いかなる場合でも教育費の予算を削減しないよう求めた。

ショパンが住まなかった部屋に弾かなかったピアノを展示

ポーランドの作曲家ショパンが滞在した事で有名なマジョルカ島のカルトゥハ修道院。
ここでショパンがジョルジュ・サンドと共に生活していたという個室の所有者は 何十年にも渡りショパンの部屋と彼が弾いたピアノを一般公開し続け、多くの観光客がここを訪れている。
しかしながらパルマ裁判所の判事は昨日、ショパンが住んでいたのは同じ建物の別の部屋で、 ピアノはショパン没後に作られたものでであるとし、所有者に訂正とピアノの撤去を命じた。
この判断材料となった資料のひとつは、サンドが知人に宛てた手紙で、窓から見える中庭の 様子を描写している。
この風景はこれまでショパンの部屋とされてきた2号室ではなく、4号室からしか見ることができないという。
またサンドの息子が描いたスケッチも2号室からは描けないものだった。
これらの状況から判事は、どの部屋であるか見極めることは困難だが、2号室でないことは 明確であると判断した。
この部屋の真偽に対する訴えは、4号室の所有者より出されていた。

トーレス、スペイン人選手で最も高い契約金でチェルシーへ

サッカースペイン代表で、英プレミア・リーグのリバプールに所属していたフェルナンド・ トーレス選手が、同リーグのチェルシーへの移籍を発表した。
契約金は推定5800万ユーロで、スペイン人選手としては最高の契約金額、世界でも 6番目となった。
契約は2016年6月までで、トーレス選手はチェルシーに移籍できてうれしい、 今季もそれ以降もチームメートたちを助けてがんばって行きたい、と新チームの ホームページに抱負を語った。
一方、リバプールでは、サポーターらが同選手のユニフォームや写真を燃やす姿が報道された。


1月31日(月)

1月の暫定CPI、0.3%上昇

国立統計局(INE)の発表によると、1月の消費者物価指数(CPI)の暫定数値は3.3% で、前の月より0.3%上昇した。
この数値が最終的に確認されれば、2008年10月以来最も高い数値となる。
今月のCPI上昇の主な原因は、光熱費と食料品の値上がりと見られているが、原油の上昇や それによる運輸費の値上がりも影響している模様。
特に原油は、産出国のひとつであるエジプトの混乱により急激に高騰している。
一方、経済の専門家は、来月もCPIは上昇を続けるが、3月以降徐々に上昇率が緩やかに なっていくと見ている。

マドリッド・ビジョン本日より再開

マドリッド市内の主要観光地を巡回する観光バスのマドリッド・ビジョン が28日ぶりに運行を再開した。
それまで委託されていた会社と市の契約終了後に新たな契約が交わされなかったために運休となっていた。
3月頃に公共入札が行われ、7月には新たに委託された会社によるサービスが開始される予定だが、それまでの暫定措置 として同市の市バス運営会社が代行する。
このバスは毎日10時から19時まで20分間隔で運行、今までと同様ネプチューン広場から出発して、 ヒストリック・マドリッド、とモダン・マドリッドの二つのルートを走行する。
ただし、新しい運営会社のサービス開始以降は一部のルートが変更される予定。

週末の交通事故死者16人

総合交通局(DGT)によると、先週末の交通事故による死亡者は16人、 重傷者は3人、、軽傷者は1人だった。
また、死亡者のうち少なくとも3人と重傷者の1人はバイクを運転していた。
最も死者が多かったのは土曜日で8人が亡くなっているが、この中には、アルモドバルの映画 などに出演した俳優トニー・カントさんとエバ・コボさんの長女も含まれている。


1月28日(金)

失業率、過去13年間で最悪に

国家統計局発表によると、2010年度第4半期の失業率は 1997年以来、最悪の数値となった。
2010年第3四半期には、経済危機が始まって以来、初めて失業率が僅かながらも 減少を見せたが、それも束の間で、第4半期には再び増加となり、20.33%に 達した。
過去にこの数値を上回ったのは1997年の第2四半期の20.72%と言う前例が あるだけ。
また、失業者総数は470万人近くに達し、統計が取られ始めた1976年以来、 最悪の数値となった。

バルセロナ市内、早急な交通規制が必要

2005年にEU共通の基準が布かれて以降、バルセロナ市における大気汚染は 同基準を大きく上回ったままで、早急な対策が必要とされている。
そのため、同市では同市出入り口付近の高速道路の速度制限を80キロに落とすなどの 対策をすでに行なってきたが、これだけでは全く汚染度を基準値に下げることは不可能で 専門科等の間では、市内の車両通行に制限をかける方向で計画が進められている。
現時点での仮プランでは、2011年に、特に汚染度の高い車種についての通行を 制限し、2013年にその他の車両についても制限を開始すると言うもの。
制限の方法については、通行禁止と、通行料制度導入との2方向から検討されている。


1月27日(木)

政府と労組合、労働法改正案について基本的な合意得る

今週の金曜日に可決予定されていた労働法改正案について、 労働組合側の指示を得るため、政府は連日にわたって労組合代表等との 協議を重ねてきたが、昨日、ようやく、その最も大きな争点となっていた 年金制度についての大まかな合意を得る事に成功した。
主な変更点としては、第一に、退職年齢が現行の65歳から67歳に引き上げられることで、 2013年から、毎年1ヵ月半のペースで引き上げられ、最終的に2027年に67歳に 達する事となる。
例外として、すでに38年半の加入暦がある場合に限り、65歳での定年退職が 認められる。
次に、年金を100%受けるために、現行法では社会保険制度に35年間加入して いなければならないが、改正後、この必要年数が37年となり、これについても 2013年から2027年にかけて徐々に引き上げられる。
また、受給額の計算対象となる期間が、現行法では最後の15年間であったのが 25年間に変更となる。
また、早期退職制度についても、これまでの61歳から63歳へと2年の引き上げと なるが、これまでは、同システム適用のためには、失業している事が条件であった のに対し、今後は、自由意志がより尊重される事になる模様。
 更に、例外としては、奨学金などを受け、就学を続けていたような場合、その期間も 最大2年を限度として、社会保険制度の加入期間として計算される事や、出産・育児が 理由で、一時的に退職した女性についても、子供一人につき9ヶ月、最大2年を限度として これらの期間も加入期間として加算される事となる。

出生率、更に低下

国家統計局発表によると、2010年1月から6月にかけて、スペインで生まれた子供は 235.373人で、人口1000人につき10.57人と、前年度比較3.2%のマイナスと なり、過去最小値に達した。
また、その中で外国人女性を母親に持つ子が20.1%で、前年度比較0.1%の減少と なっている。
 一方、平均寿命については2009年後半から2010年前半にかけての統計によると 最も長かったのがマドリッドの82.96歳、ナバーラの82.89歳、 カスティージャ・イ・レオンの82.54歳で、最も短かったのがセウタの78.56歳、 アンダルシアの80.29歳、アストゥリアスの80.84歳、 ムルシア、エクストレマドゥーラの80.91歳であった。


1月25日(火)

IMF、スペインの成長率を0.6%と予測

国際通貨基金(IMF)は本日世界経済成長率予測を発表、スペインについては2011 年は0.6%、12年は1.5%であろうと報告した。
これは、スペイン政府が発表した数値、1,3%と2.5%、よりも低いもので、昨年10月に IMFが発表した数値より0.1%下がった。
一方、IMFは、ユーロ通貨圏の国内総生産(GDP)にういては、昨年10月の見通しと 変わらず1.5%、2012年については1.7%と前回の見通しより0.2%下げた。

バルセロナの近郊線2日連続で遅延

バルセロナの近郊線ロダリエス線で昨日は最高1時間の遅れ、本日も15〜30分の遅れが出ており、 約40万人の乗客に影響が出ている。
レンフェの運転士らが多く所属する労組の広報担当は、会社側が制定した新しい時刻表の労働シフトと旧シフトが錯綜し、混乱が起きたと説明している。
しかし別の労組は、新たなシフトでは休息時間が法定の最低ぎりぎりラインとなっており、これでは 遅延などが起きた時に対処できないと訴えている。
レンフェ側は、新しいタイムテーブルは法に基づいて作成されたものであり、違法ではない、 今回の出来事は隠れストであり、法的手段に訴える構えであると述べた。
この線では昨日44本の列車が、本日は現在の所39本が運休している。

男性の10人に4人が日常的に化粧品を使用

コルドバのレイナ・ソフィア総合病院の皮膚科医で、スペイン皮膚科学会の会員でもある ラファエル・ヒメネス医師によると、ここ数年男性用の基礎化粧品を使用する人が飛躍的に増えた という。
それによると、最近の男性は粗野で男性的とされる「マチョ・イベリコ」のイメージを捨て 美容に気を使う傾向が強まってきている。
主に男性が気にするのは顔の皺、腹部をシャープに見せる、肌のうるおいや目のクマなど。
また男性が好む製品は、使いやすく、効果がはっきりとしているもので、男性的なデザインの容器 で著名なブランドのものを購入する人が多いという。


1月24日(月)

寒波で33県に注意報

スペイン気象局は、本日寒波により内陸部を中心に予想最低気温がマイナス10度前後まで下がる ため各地に注意報を発令した。
最も低い気温が予測されているのはテルエルでマイナス12度となる見込み。
また、その他のカスティージャ・イ・レオン州とラ・マンチャ州のほぼ全域とウエスカ、サラゴサ、 バルセロナ、ジローナ、レリダ及びマドリッドでもマイナス10度が予測されている。
一方イベリア半島南部では気温がやや上昇するが、アンダルシアとガリシアの海岸沿い地域では強風 波浪による注意報が発令されている。

FITUR入場者21万人

19日から昨日までマドリッドで開催されていた国際観光見本市(FITUR)の入場者は 21万人で昨年の数値を上回った。
入場者数はまだ暫定的であるが、業界関係者の入場は昨年より1.5%上昇、一般の入場が可能となる第一日目 の土曜日の入場者は昨年より6%上昇した。
FITUR開催の責任者であるララニャガ氏は、入場者の増加は業界にとって喜ばしいことであり、 また見本市開催中の業界関係者の景気回復に対する期待感も概ね良好であったと述べた。
今回は、経済危機などの理由で2年間出展を見合わせていた大手が戻ってきたことから、開催前から 業界の「回復」への期待感は高まっていた。

37の鉄道駅で有料WIFIサービス

スペイン国有鉄道レンフェは、全国68駅に有料WIFIゾーンを設置すると発表、このうち 37駅ではすでにサービスが開始されている。
利用者は、アクセス用のカードを窓口などで購入し、各駅のWIFIゾーンで自分のパソコンなどを 使用してネットを利用する事ができる。
レンフェではこれからもこのサービス利用可能な駅を増やしていく構え。
現在の所、マドリッドのチャマルティン、アトーチャ、バルセロナのサンツやセビージャなどの 国内主要駅ではこのサービスは行われていないが、その他のAVEが停車する駅のうちタラゴナ、レリダ、 サラゴサのデリシアス駅、シウダ・レアルとプエルトジャノでは利用可能となっている。
将来的には車内での利用も視野に入れられており、今年から随時プロジェクトが進められて行く予定。


1月20日(木)

アントニオ・バンデラス、ボアブディルの足跡を追う

俳優のアントニオ・バンデラス氏は、昨日、チュニジアの映画プロデューサーの メンバーと共に、アルハンブラ宮殿内部を視察訪問した。
これは、アルハンブラ宮殿に住んだ最後のアラブ王ボアブディルをテーマにした映画を 撮るための視察で、アルハンブラ財団代表のマリア・デル・マル・ビジャフランカ女史、 アンダルシア州文化局長パウリノ・プラタ氏等の同行で、それぞれのスポットで 歴史的に何があったかなどについて詳しい説明を受けた。

寒波到来

本日より、スペイン北東部から徐々に寒波の影響を受けつつあり、明日には 全土に広がる見込み。
これにより、全国的に気温が下がり、内陸部中央以北では最低気温がマイナス4度〜 マイナス9度、ピレネー付近ではマイナス10度、その他の地域でも0度から マイナス3度ぐらいに達する予想。
また、標高100M以上で雨が雪に変わる他、全国的に凍結が予測されるため、 気象局では注意を呼びかけている。


1月19日(水)

ETA関係者を13人逮捕

テロ組織ETAが全面的・永続的停戦宣言を行なってから僅か1週間後、 ナバーラとアラバを中心に計13名のETA関係者が逮捕された。
その中の一人は、バスク愛国左翼のスポークスマン、チェルイ・モレノ氏の息子で、 目の前で治安警察に連行される24歳の息子の姿を見た彼は、「これが停戦宣言への 答えか」との叫びをあげた。
今回のオペレーションで、ナバーラとアラバで10名、 ギプスコアのアンドアインで1名、そして更に2名がフランスで逮捕された。
いずれもETA直属のメンバーでは無いが、ETA付属組織とされるEKINに所属 しており、ETAの予備軍とされている。

マドリッドのツーリスティックバス、6月より2.8ユーロの値上げ

マドリッド市内を周回していた観光バス、マドリッド・ビジョンは、市との契約切れに より、その運行を停止しており、新たな契約による運行が始まるのは6月になる見込み。
それまでの間、臨時的に市による運行が再開されるが、運行開始日は未だ確定していない。
臨時運行が始まると、その運賃は、これまでより僅かに値上がりするが、これは 6月から開始される新サービスに伴う新料金への移行に向けての一時的な値上げに 過ぎず、6月からは、更なる値上げが予定されている。
6月以降の新料金は、大人料金が現行料金の16.27%の値上げとなり、現行の 17.2ユーロから20ユーロとなる。
7歳から18歳まで適用される若者用料金、また65歳から適用されるシニア料金 については4.6%の値上げとなり、9ユーロとなる予定。


1月18日(火)

バラハスで霧による遅延続く

マドリッドのバラハス空港では、本日も霧のため発着便に遅れが出ている。
午前10時までの間に19便がキャンセルされているが、他の空港に迂回した便は今の所ないという。
バラハスでは視界不良のため1時間の着陸便数を30機に制限しており、最高で130分の 遅れがでている。
このため本日も引き続き遅延やキャンセル、着陸地の変更などが行われる見込み。 同空港では昨日70便のフライトがキャンセルされた。

昨年の不法入国者50%減少

ルバルカバ内務大臣によると、2010年にボートなどでスペインへの入国を試みた外国人の数は 3632人で前の年より50%減少、この10年で最も低い数値となった。
ルバルカバ内相は、経済危機により移民がスペインを避ける傾向にある他、国境警備の強化や 移民の主な出身国との協定の成果の現れであるとしている。
カナリアスは不法入国者が最も減少した自治州で2009年の2246人から196人と一気に90%減少した。
またそれ以外の地域でも32%減少している。
一方、昨年はセネガルからの移民はゼロだった。


1月17日(月)

昨年の住宅価格3.5%下落

勧業省の発表によると、2010年の住宅価平均は1平方メートルあたり1825.5ユーロで 前の年より3.5%減少した。
また、昨年の第1四半期と第4四半期を比較すると後者が0.4%下がっている。
一方、第4四半期の新築物件の価格は1平米あたり平均1829.9ユーロで昨年の同時期より3.7%、中古 物件は1819.5ユーロで3.2%それぞれ下落した。
自治州別でみると、価格が上昇したのはカンタブリア(3%)アストゥリアス(2.2%)で これにラ・マンチャとガリシアが続く。
逆に最も価格が下がったのはマドリッドで5.9%、次がナバラの5.7%、アラゴン(4.3%) リオハ(4.2%)、バレンシア(3.7%)の順となっている。

霧でバラハス空港遅延

マドリッドのバラハス空港では、今朝霧の為に多くの発着便に遅延がでている。
また空港事業団(AENA)の広報担当者によると、現在の所17便がキャンセルとなっている。
一方、ブラジルのサンパウロ発バラハス到着予定の便は、バレンシア空港への迂回を余儀なくされた。
同空港では通常1時間につき48機が着陸するが、正午現在22機に制限されている。
同広報官によると、着陸便優先の体制を取っているため、離陸便にもかなりの影響が出ているという。
また、パリ、フランクフルト、ウィーンの空港でも霧の為フライトの遅延が起こっている。
AENAでは、本日飛行機に乗る人は同公団のウェブページを参照して、自分のフライトが 現在どのような状況にあるかを把握するよう呼びかけている。

マドリッドの消防士、24時間ストライキ

労働組合CCOOの消防士担当オスカル・パスクアル氏はマドリッド市消防局の消防隊員が来週24日の月曜日に 24時間ストライキを行うことを発表した。
このストは午前8時45分から翌日の午前9時まで行われるが、来月10日までに合意に達さない 場合は無期限ストも辞さない構えであるとしている。
しかしながら、今後制定されるミニマムサービスは遵守し、緊急出動にも応じる。
今回のストの理由は労働条件の向上とされているが、マドリッド市役所の緊急、救急事態 担当官は、定義があいまいで政治的な意図がうかがわれると述べ、年間31日間の休日があり、 十分な給与をもらっている彼らが、このご時世に待遇や賃上げの要求をするのは不適切であると批判した。


1月14日(金)

アルハンブラ宮殿、入場者数トップを維持

スペイン国内にあるモニュメントの中で、2010年度年間入場者数が最も 多かったのは、プラド美術館でも、サグラダ・ファミリアでもなく、 前年度に引き続き、グラナダにあるアルハンブラ宮殿で、その数は計3.345.311名 となった。
アルハンブラを訪れた人々の76.73%がグラナダに宿泊しており、また、その中の 47%が3泊以上滞在している。
グラナダには空港があるが、国際線はほとんど飛んでおらず、また、鉄道も未だ 在来線のみの運行で新幹線は開通していないため、旅行者にとってアクセスが良いとは 言い難い状況にある。
そう言った悪条件の中、スペイン国内でアルハンブラ宮殿が最大の入場者数を維持 している事について、アルハンブラ財団では非常に満足していると同時に、今後の 新幹線AVEの開通に大きな期待を寄せている。

ゴミで作ったホテル、カジャオ広場に登場

今月19日から23日にかけて、マドリッドで行なわれる国際観光見本市に合わせ、 マドリッドの中心にあるカジャオ広場に、海岸で回収されたゴミによって作られた ホテルが設置される。
これはビール会社コロニータが2008年から行なっているセーブ・ザ・ビーチと 呼ばれるキャンペーンの一環で、「このまま海を粗末に扱い、ゴミを捨て続けると 将来のバカンスはこのようなホテルに泊まる事になる」と人々に訴えるもの。
同ホテルは100万個以上のゴミ(総重量12000キロ)を使って作られており、 高さ8メートル、幅12メートルあるその内部には5つのツインルームがある。
1月20日よりオープン予定で、宿泊希望者は下記URLより要応募。
www.coronitasavethebeach.org


1月13日(木)

旅客機利用者数3年ぶりに増加

2年続けて減少傾向にあった飛行機の利用者数であったが、2010年度の統計では 2009年度に比べて2.7%の増加、計1億9.280万人となった。
2010年は、4月から始まり数ヶ月にわたって影響を及ぼしたアイスランドの火山噴火 や、12月にあったスペイン全国の管制塔スタッフによる違法職場放棄と言った 航空業界にとっては深刻な事件が相次いだ年だが、それにも関わらず、前年度比較、 2.7%の伸びを示したのは、明るい復旧の兆しと見られている。

アンダルシア州、国内旅行客をターゲットに

1月19日〜23日にかけて、マドリッドで国際観光見本市が開催されるが、 これに向け、アンダルシア州政府は、これまでには無い形でのプロモーションを 計画している。
例年開かれる同イベントは、マドリッドの中心部から少し離れた見本市会場にて 行なわれるが、今回、アンダルシア州は、見本市会場内での参加に止まらず、 マドリッド市内中心部においてもそのプロモーション活動を繰り広げる構え。
具体的には、見本市開催中、アトーチャ駅、ショッピングセンター「ラ・バグアダ」、 地下鉄の駅など、多くの人々が集まるスポットにインフォーメーションセンターを置き、 通りかかる人々に、ホテルで使われているようなカードキーを配り、これにより 旅行を含め、様々な賞品が当たるとのこと。
また、マドリッド市内を南北につらぬく大通り、カステジャーナ大通りにある ホテル・インテルコンティネンタル内に、コスタ・デル・ソルの海岸沿いに並んでいる ようなチリンギート(出店)を設置し、アンダルシアの伝統的食文化を楽しんでもらう と言った企画も盛り込まれている。
多くの人が集まる首都、マドリッドの市内で、人々にダイレクトにアピールする事に よって、アンダルシア州は、スペイン国内旅行最大の観光地としての地位維持に 焦点を絞る構え。


1月12日(水)

年金100%の受給には37年の加入年数が必要

政府と労働組合との間で労働法改正についての協議が続いているが その中での大きな焦点となっているのが、年金制度改正案である。
現行の法律では、退職年齢65歳に達すると、直前過去15年間を 年金支給額計算期間として支給額が算出され、更に35年以上の年金加入年数が ある場合にのみ、100%の支給を受けられる。
これに対し、政府が行なおうとしている改正では、退職年齢を65歳から67歳へ 引き上げ、支給額計算期間を、直前過去15年間から25年間へ延長としているが、 更に、去る月曜日、サパテロ首相は、年金加入年数が36年以上なければ100%の 支給を受けることは出来なくなると通達した。
この際、「36年以上」と言った表現に留まり、具体的な年数は述べられなかったが、 政府側、労働組合側双方からの情報によると、政府の意図するところは、少なくとも 「37年以上」を目処に改正案を通し、その後、何年かかけて「41年以上」まで 引き伸ばすと言うもの。
ただし、41年以上の加入年数がある者については、67歳ではなく、65歳で 退職可能とされる。
 労働組合によると、これらの法改正は、将来の年金受給額を20〜25%カットするもので、 とても受け入れられるものでは無いとしており、両者の歩み寄りは未だ見られない。

禁煙法違反のバル、カタルーニャで初の罰金

今年1月2日より施行された禁煙法に違反したとして、カタルーニャ州、ジェイダ県、 モジェルサ市にあるバルに対し、罰金が課せられる。
金額は600〜10.000ユーロの範囲とされ、現在、通達待ち。
スペインでは、1月2日よりバルやレストランの中では完全禁煙となっているが、 このバルのオーナーは、「プライベートなビジネスであり、自己の権利を優先し、禁煙法は 適用しない」との張り紙を張っていた。
全国で、禁煙法を守ろうとしない幾つかの店に対し、すでに警告は出されているが、 実際に罰金の支払いが決まったのは、マラが県のマルベージャにあるレストランに次いで これが2件目で、カタルーニャ州では初となる。


1月11日(火)

ETA、また停戦宣言

バスクの独立を求めてテロ活動を行ってきたバスク自由と祖国(ETA)がふたたび停戦宣言を 発表した。
ETAは、今回の停戦宣言は恒久的で国際的に証明可能であるとしている。
しかしながら、武力闘争の放棄には触れているものの、完全な武装放棄やETAの解散には触れていない。
ルバルカバ内務大臣は記者会見で、今回の声明は、すべての民主主義党や国民が期待したものではない、
いつもと同じ利己的でご都合主義な声明であると強く批判、完全な武装解除と解散な しには和平交渉はあり得ないと断言した。
野党第一党のコスペダル氏は、ETAは今まで行ってきたテロ行為を全く反省しておらず、被害者に対する 謝罪も全くないと批判した。

昨年の外国人観光客1.4%増加

産業・観光・商業省の発表によると、昨年スペインを訪れた外国人観光客は前年より1.4%上昇し、2年 連続の減少に歯止めがかかった。
常に最も多く外国人を送り込んでいるイギリスとドイツはそれぞれ6%と1%減少したものの、イタリアとロシアからの 観光客が急上昇した。
一方、観光客の消費は平均930ユーロで、こちらも2.5%上昇。
また最も観光客が上昇した自治州はカナリアスで5%だった。
ミゲル・セバスティアン産業相は、昨年2500万人近い観光客がスペインを訪れ、 観光業は上昇傾向にあるとしたが、完全な回復とみることには慎重な態度を示した。

王様の携帯着メロは?

フアン・カルロス国王は昨日、マドリッドの王宮で、新たに駐スペイン大使として赴任してきた7カ国の 大使から外交信任状を受け取る公務に出席した。
関係者や報道陣が見守るなか、国王がモロッコ大使と謁見の最中、突如 赤ん坊の笑い声が室内に響き儀式の出席者は一瞬ぼうぜんとなった。
直後国王は慌ててその場を離れ、携帯電話の電源を切りにいった。
戻ってきた国王は大使らに謝罪、和やかな笑いに包まれた中、儀式は続けられた。
今まで公に知られていなかった王様の着メロは、インターネットの掲示板などで話題になっている。


1月10日(月)

スペインの失業率、11月もEU一

EU統計局ユーロスタットによると、昨年11月のユーロ圏及びEU加盟27カ国の 失業率には大きな変化はみられず、平均値はそれぞれ10.1%と9.6%だった。
スペインの数値にも目だった変化はなかったが、失業率は20.6%で3ヶ月連続で EU諸国のなかで最も高い数値となった。
昨年の同時期の失業率は、ユーロ圏が9.9%、EU加盟国が9.4%、スペインが19%だった。
スペインに次いで失業率が高いのはリトアニアで18.3%、これにラトビアが18.2%で続く。
逆に最も低いのはオランダで4.4%、これにルクセンブルグ(4.8%)、オーストリア(5.1%) が続く。
一方、EU経済の要であるドイツの失業率は4ヶ月連続で6.7%を維持、 フランスは9.8%だった。

サグラダ・ファミリア無料デー初日は2万人

バルセロナを代表するモニュメントのひとつサグラダ・ファミリアが、先週土曜日に無料公開され、 多くの人でにぎわった。
サグラダ・ファミリア財団によると、この試みは昨年11月7日にローマ教皇が訪れ、同教会で ミサを行った際、厳戒な警備体制がしかれ周辺住民に迷惑をかけたことへのお詫びのしるしであると 説明している。
通常なら12ユーロする入場料金が無料とあって、早朝から付近の住民や観光客が長蛇の列を 作った。
同財団によると1時間につき約4千人が入場しており、無料公開時間中約2万人が訪れた計算となる。 入場した人たちの中には、普段外観しか知らなかった教会の内部を教皇のミサの中継で始めてみた という人も多く、改めて内部の美しさに見入っていた。
この無料公開は今月15、22、29日の午前9時〜午後2時まで行われる。
尚、この時間中はガイドツアーやエレベーターのサービスは行われない。

クリスマス休暇中の交通事故53件

総合交通局(DGT)によると、先月23日〜昨日までのクリスマス休暇期間中の死亡事故は53件で58人が死亡、 昨年の同時期よりも1日多かったにも拘わらず14人減少した。
DGTでは、12月22日の午後3時〜1月9日午前零時までクリスマス特別キャンペーンを行い警戒にあたっていたが、 この期間最後の週末の死者は7名で6件の事故があり、ほかに7名の重軽傷者がでた。
事故の原因で最も多かったのは衝突で、また全死亡者のうち4名がバイクを運転していた。
一方、最も事故が多かったのは元旦で、これにクリスマス当日が続く。


1月6日(木)は、祝日のため、週明けまでニュースはお休みとさせて頂きます。


1月5日(水)

アルハンブラ宮殿、ワシントン・アービングが使った部屋を公開

アルハンブラ物語の著者、ワシントン・アービングが滞在した部屋が アルハンブラ宮殿内、2姉妹の間の傍にあるが、これまで、一般公開されることも無く、 閉ざされたままであった。
が、1月からこれの一般公開が始まり、通常の入場券を持っていれば見学できるように なった。
この部屋は、カトリック両王がアルハンブラ宮殿を征服したあとに建築が始められたが 完成したのはカルロス皇帝の時代とされる。

プラド美術館、入場者数減少

マドリッドにあるプラド美術館の2010年度入場者数は前年度比較、32155名の マイナスとなった。
2009年には2.764.155名であったのが、2010年には2.732.000名に とどまった。
一方、レイナ・ソフィア美術館では2.313.532名となり、前年度比較、 226.117名増と、10%近い伸びを示した。
同美術館では2007年度の1.570.390名以来、年々、入場者数が増えつつある。
マドリッドの黄金の三角地帯と呼ばれる地区で、もう一つの芸術の拠点となっているのが ティッセン美術館であるが、こちらは821.099名と、2007年度に記録した これまでの最高入場者数976.150名に達しないまでも、それに次ぐ数となった。


1月4日(火)

昨年の失業者410万人

労働省の発表によると、2010年の失業者数は410万73人で前年より4.5%上昇した。
これは、1996年に集計を開始して以来最も高い数値であるが、上昇率に関しては 2008年及び昨年と比べてかなり下がっている。
また12月の失業者数はこの10年で最も低い数値となっており、11月と比較しても0.25%減少している。
昨年1年間の数値を性別でみると、男女共に上昇しているが特に女性の失業者の上昇が 目立っており、男性が2%の増加なのに対して7.1%上昇している。
職業別でみると、産業や建設業ではそれぞれ3.3%と3.6%下がった。
それ以外の業種ではすべて上昇したが、最も顕著だったのは新卒などこれまで職業経験の ない人々の数値で24.7%、農業も19.5%上昇した。

Madrid Vision再開のめど立たず

マドリッド市内を毎日定期的に循環する2階建て観光バスMadrid Visionが マドリッド市との契約終了のため昨日で運行を終了、現在の所再開のめどは立っていない。
Madrid Visionは複数のバス会社が共同出資しており、2001年にサービスが始まった。
当初より契約期限は決まっていたにも拘わらず市は新たな競争入札を行っておらず、新規の契約も交わされなかった。
市の担当者は当分の間市交通局の管理下で営業を行う構えを示していたが、Madrid Vision側が、28台ある 観光バスの受け渡しを拒否しているため、ただちに再開することは困難。
同社の広報担当は、契約の文面には車両の受け渡し義務は書かれていないとし、これを拒否し続ける構えだが、 一方の市側も、受け渡しがなければ話し合いに応じないとしている。

FACUAに新タバコ法違反の告発800件以上

消費者団体FACUAが開設した新タバコ法違反の告発用ウェブページには、昨日までに800件以上の書き込みがあった。
FACUAではこの2日間で200件程度の書き込みを想定していただけに、予想以上の書き込みの 多さに驚いているという。
このページに不正を告発するには、自分の姓名と身分証明番号を記入する必要があり、簡単な不正 チェック機能も備わっているが、データの信憑性は100%ではないが、 レストランやバルなどで最も違反が多かったのはアンダルシアで、2、3位のマドリッドとバルセロナを 大きく引き離している。
飲食店以外では、鉄道駅やバスターミナルでの違反が多く、鉄道ではマドリッドのアトーチャ駅での違反が多かった。
ただし新法では、駅などの公共スペースでの喫煙は禁止されているが、屋外スペースは例外としている。
アトーチャのような大きな駅の場合ホームは大きな屋根と壁に囲まれているが、列車の出入りする線路の部分は当然 開いておりこれを屋内とみなすかどうかは、法律の文面では明瞭ではない。
また近郊線などの小さな駅のように雨よけ程度の小さな屋根しかない駅は完全に屋外とみなされるのか、なども これからの議論の的となりそうだ。


1月3日(月)

12月の暫定消費者物価指数発表

国立統計局(INE)によると、先月の消費者物価指数の暫定値は2.9%で11月よりも0.7%上昇した。
これは2008年10月の3.6%に次ぐ高い数値。
同局では上昇の主な理由をタバコと燃料類の大幅な値上がりによるものと見ている。
消費者物価指数の正式発表は今月14日に行われる。

新タバコ法違反を告発するページ開設

消費者団体FACUAは、昨日より施行された新タバコ法がきちんと守られていない施設をインターネットユーザーが 告発できるよう新たなウェブページを開設した。
このページでは、客や従業員などの喫煙を許している飲食店や、違反が行われている公共施設、児童公園などの 具体的な所在地などを記入することができる。
FACUAはこれらのデータを関係機関に送り、違反が実証されれば罰則を適用するよう求める。
一方同団体は、中央政府や地方自治体に対し、新法の遵守を確実にするため、厳しいチェックを行うよう要請していく方針。

年末年始、19件の交通事故

総合交通局(DGT)によると、クリスマス特別警戒体制第2フェーズであった12月31日から 昨日深夜までに、19件の交通事故で21名が死亡した。
また、 これらの事故により他に8名の重傷者と10名の軽傷社が出ている。
この特別体制の第3フェーズは、東方の三賢人の祝日の前日にあたる5日から9日日曜日の5日間。



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