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スペインのニュース

現地のメディアよりスペインのニュースを毎日更新でお伝えします
土日、祝日はお休みです。


業務過多のため、当分の間、不定期の更新となります。



2019年7月16日(火)

プーチデモン、指名手配中のETAメンバーと夕食

ベルギーに逃亡中の元カタルーニャ州知事、プーチデモンは先週の火曜日、同じくEU指名手配を受け、ベルギーに逃亡中のETA主要メンバー、ナティビダ・ハウレギの招待を受け、彼女の自宅での夕食会に参加していた。
夕食会には、プーチデモン以外にも彼の同伴者数人、そして彼やナティビダなど、スペインからの逃亡者の支援をしている弁護人Paul Bekaert氏なども参加していた模様。
また、プーチデモンはこの夕食会以外にも、去る6月の初めごろ、ナティビダの自宅で同じくベルギーに逃亡中のラッパー、バルトニックとも食事を共にしている。
バルトニックはソーシャルネットワークを利用して、スペイン治安警備隊員の殺害や法廷の爆破などを啓蒙する内容のビデオを公開しており、2018年にテロ啓蒙、テロ被害者への侮辱や恐嚇の罪で逮捕状が出されたあと、ベルギーに逃亡している。
また、彼等が集まる場として自宅を提供しているETA主要メンバーの一人であるナティビダは、1978年に20歳でテロ組織ETAに加わっており、僅かな半年の間に少なくとも6名を殺害した。
ETAビスカヤ部隊の一員として活動中、治安警備隊員ラモン・ロメロ氏の首筋を後方、至近距離から1発の弾丸で殺害し、フランス、メキシコと逃亡生活を続けたあと、ヨーロッパへ戻り、ベルギーに亡命中。
ナティビダに対しスペイン政府によりEU指名手配が出されているが、ベルギーはプーチデモンのケースと同様に、これを拒絶。
これに対し、先週火曜日、プーチデモン等との夕食会があった同じ日に、EU指名手配令に背いたベルギーに対しEUから、彼女に殺害されたラモン・ロメロ氏の遺族への慰謝料として、25000ユーロの支払いが命じられた。

RENFE スト続行を予告

昨日、スペイン国鉄RENFEのストライキが行われたが、今回のストはこれで終わりではなく、昨日午後、労組はスト続行と新たな日時を発表した。
それによると、この夏のバカンスによる大移動のタイミングに合わせる形で、7月31日、8月14日、 8月30日、9月1日の計4日間、12時から16時と20時から24時の時間帯でストが行われる予定。

今夜22:30より月食

今夜見られる月食は部分的に欠ける部分月食であるが、スペイン時間では22:30に始まり、隠れる部分が最大面積に達するのが23時31分、そして終わるのが1時となる。
マドリッドのプラネタリウムでは入口付近に20台の天体望遠鏡が設置され、無料で月食を楽しむことが出来る。
また、あくまでも天候次第ではあるが、木星や土星も観測できるとのこと。


2019年7月15日(月)

マドリッド、ボテジョン法違反摘発数73%の増加

路上での飲酒を禁止するボテジョン法の取り締まりにより罰金を科せられるマドリッド市民の数は増加する一方で、2017年が14.049名であったのに対し、2018年は24.327名と73%の増加率を示した。
ボテジョン法を無視して、特に若者等が集まっての路上飲酒が目立つ地域は、マドリッドのセントロ地区、テトゥアン地区、チャンベリ地区、モンクロア地区などで、これにチャマルティン地区、レティロ地区、サラマンカ地区などが続く。
ボテジョン法違反による摘発を受けた場合に科せられる罰金は100〜600ユーロで、通知を受けたあと10日以内に支払を済ませれば半額となる。

スペイン国鉄RENFEスト

本日7月15日(月)に予定されていたスペイン国鉄RENFEのストライキの回避は無く、予定どおり実行される。
これによりAVEを含む長距離列車の運行は全体の72%となり、107便がキャンセル、中距距離列車の運行は全体の65%となり、213便がキャンセルとなる。
また、近郊線列車についても、マドリッドではラッシュ時が通常の75%の運行、その他の時間帯は50%の運行となる模様。


2019年7月9日(火)

オレンセなどで大雨による被害

ガリシア州のオレンセでは昨日午後から大雨警報が発令され、各地で様々な被害が出た。
特にオ・バルコ、ベリンやモンテレイなどでは、家屋の浸水、道路冠水などが起こり、消防隊が住民の救助活動にあたった。
また道路の閉鎖や農作物の損害なども発生した。
一方、ナバラでも大雨警報が昨日午後発令され、様々な被害が発生したが、特にタファジャでは自動車を運転中の男性が川の氾濫により流され死亡する事態となった。
尚、これらの地域では本日も大雨が予測されている他、アラゴン、カタルーニャやカンタブリアでも豪雨が予測されており、各自治体は注意を呼び掛けている。

プライド・パレード事件、シウダダノスの証言と警察調書に食い違い

中道右派シウダダノスの主力メンバーが先週末のプライド・パレードでボイコットを受けた件について、党メンバーの証言と警察調書の内容に様々な食い違いがあることがわかった。
エル・パイス紙の報道によると、この調書では、メンバーの行進を阻止するため座り込みを行ったグループがあり、これにより行進が1時間以上にわたって停止、この間まわりの参加者が「出ていけ」などと罵声を浴びせた。
しかしながら、暴力を受けたという証言については、水鉄砲を撃ったり、空のペットボトルを投げた者はいたが、いずれも当たることはなく、シウダダノスが訴えているようなビールの缶が投げられたり、身体の接触もなかったという。
また、警察の警備が甘く、行動も遅かったと言う指摘についても、事前に党からパレード参加の通知を受けており、私服警官を多数配備して不測の事態に備えたとしている。
さらに、パレードに参加した党員らに再三列から離れるよう促したり、危険行為を避けるよう勧告したが、一切受け入れられなかったという。

先月の天候、20年で最も乾燥

気象局は、先月の天候についてのデータを発表した。
それによると先月は、6月としてはこの20年で最も降雨量が少ない月であった。
特にイベリア半島中央以南とバレアレスでは状況がより深刻で、月平均の25%にも達しない地域もあった。
また気温も軒並み平均以上であったほか、コントラストの激しい月でもあった。
なかでもアラゴンのテルエルでは、最も高い最低気温と最も低い最低気温の両方を記録するという珍現象が起きた。


2019年7月8日(月)

マドリッドセントラルの罰則、1週間で再開

マドリッド市役所は、先週月曜日から停止していたマドリッド・セントラルの罰則規定を本日より再開した。
前政権が施行したこの制度は、市中心部の交通規制を強化し、大気汚染を軽減する狙いがあったが、新市長はこれを無効にすることを公約にしており、就任早々罰則の一時停止を発表した。
しかしながら、大手の環境保護団体がこれに抗議して裁判所に訴え、判事がこれを受けて、一時停止を暫定的に無効とする旨を通達した。
これについて市側は、提訴するとしているものの、裁判所の裁定には従うとし、本日からの再開となった。
これにより、この地域に許可なく進入した車両は、再び90ユーロ(即払いの場合は45ユーロ)の罰金を科せられる事となる。

プライド・パレード、シウダダノス・メンバーに罵声

毎年恒例のLGTBIプライド・パレードが先週土曜日マドリッドで開催され、多くの人が詰めかけた。
今年は中道右派シウダダノスが、同性愛者を排除する政策を公約している極右政党ボックスと、市議会選や地方選挙後に様々な自治体で協定を交わした事を受け、イベント主催者が、シウダダノスの参加を拒否していた。
しかしながら、党広報担当で下院議員のイネス・アリマダ氏やボックスとの協定により副市長に就任したベゴーニャ・ビジャスシス氏らは、これを無視して参加を強行した。
そのためこれを阻止しようとしたグループが乱入し、「出ていけ」「シウダダボックス」など罵声が浴びせられ、水をかけたり缶ビールを投げつける者もあり、あたりは騒然となった。
このためパレードは1時間あまり停止、市警察が介入し、アリマダ氏らは警官に伴われて列を後にした。
同氏はメディアに対し、自由のためのパレードで我々を追い出そうとするのは遺憾であるとし、左派政党の仕業であると批判した。

サン・フェルミン初日、6名が重軽傷で搬送

牛追いで世界的に有名なパンプローナのサン・フェルミン祭が昨日から始まった。
初日の牛追いでは6名が重軽傷を負い、パンプローナの総合病院に搬送された。
負傷者はいずれも男性で、このうち最も重傷だったのは闘牛場で牛の角に刺された 46歳の米国人男性。
やはり米国出身の23歳も牛に刺されたが、前者より軽傷であるという。
さらにスペインのリオハ出身の46歳男性も牛の一突きを受けたが、こちらも軽傷。
これ以外にも走行中の転倒などで3名が搬送されている。


2019年7月2日(火)

5月の外国人観光客、1.6%減少

今年5月の外国人観光客数は、前年同月比1.6%減少した。
しかしながら、滞在中の消費額は同0.5%増加している。
国家統計局(INE)が昨日発表した。
観光客数は8ヵ月連続で上昇していたが、これに歯止めをかける形となった。
一方、一人当たりの平均消費額は1030ユーロで前年同月比2.2%増、一人一日当たりの平均額は163ユーロで、同9.5%増加している。
訪問者を国籍別でみると、例によって英国がトップであったが、昨年の同月よりも0.3%減少している。
2位はドイツ、3位はフランスで、こちらも8.8%と10.7%それぞれ下がっている。
訪問地別では、1位がカタルーニャ、2位はバレアレスで、いずれも減少している。
また、首都マドリッドでは訪問者数が14.4%と急上昇しているのに対し、バレンシアでは4.8%、カナリアスでは8.1%それぞれ下がっている。

先月の失業者数、6万3805人減少

労働省の発表によると、先月の失業者数は6万3805人減少した。
これで総数は301万5686人で、昨年11月以来の低い数値となる。
これらの数値を業種別でみると、農業以外のすべての業種で減少したが、最も下がったのは就職希望の無業者で、これに続くのが、サービス業、工業と建設業だった。
男女別では、男性が3万2756人、女性は3万1049人と男性の数値が女性のそれを上回っている。
自治州別では、全ての州で下がっているが、特にカタルーニャ、カスティージャ・イ・レオンとマドリッドが顕著だった。

マドリッド・セントラル処罰停止初日、一部で渋滞

マドリッド・セントラルの通行規制に対する処罰の一時停止が昨日より開始した。
初日は、朝から市民団体や環境保護団体などのメンバーが集結し、抗議活動を行った。
特に環境保護団体は、アルカラ通り付近にピケを張り、車両の進入を阻止しようとしたため、一部で渋滞が起きた。
これについてアルメイダ新市長は、「彼らにそんなにも暇な時間があるのが羨ましい、渋滞が増えるほどに大気汚染も増加する」と皮肉交じりのコメントをした。
尚、この停止措置は少なくとも9月30日まで継続される。


2019年7月1日(月)

PP党首、サンチェス氏の選出反対も再選挙は「無責任」

民衆党(PP)のパブロ・カサード党首は、社労党(PSOE)のペドロ・サンチェス氏の首相選出を助けるようなことはしないと改めて宣言した。
メディアの質問に答えた同氏はその理由について、我が党は野党第一党であり、PSOEとは別の選択肢である、その党が左派の首相選出を(棄権により)促すことは断じてできないと述べた。
しかしながら、首相選出に失敗し、再び総選挙を行うのは国民に対して無責任な行為であると付け加えた。
一方で、再び総選挙に至ったとしても同党はそれを恐れることはないとコメントした。
尚、新首相選出のための協定が難航するなか、PP党内では棄権票を投じて、サンチェス氏の就任を促すべきであるとの声が高まっている。

バカンスシーズン最初の週末、各地で渋滞

夏のバカンスシーズン最初の週末であった先週金曜日午後3時より、総合交通局(DGT)は、今夏最初の特別警戒態勢を開始した。
開始直後から、マドリッドやバルセロナといった大都市の出口付近で渋滞が起きたが、夕方には解消された。
逆に多くの旅行者の目的地であるレバンテなど海沿いの地域の入り口における混雑は、遅くまで続いた。
この特別態勢は、来月末まで続けられ、レーダーや治安警備隊員の数を大幅に増加して対応する。
同局によると、今夏に国内を移動する車両は、昨年より150万台多い9千万台を見込んでいるという。

プラドでベラスケス、レンブラントとフェルメール特別展

マドリッドの国立ブラアド美術館では、創立200周年記念の一環として、16世紀後半から17世紀初頭のスペイン及びオランダを代表する画家たちをテーマにした特別展を開催する。
「ベラスケス、レンブラント、フェルメールの共通するまなざし」と題されたこの特別展では、これら両国を代表する画家の他にフランス・ハルス、リベラ、ムリージョなどの計72作品が展示される。
これらの作品はプラド及びアムステルダム国立美術館所蔵の作品が中心だが、世界各国から貸与された作品も展示される。
同展は9月29日まで公開。


2019年6月25日(火)

サンチェス首相、AVEマドリッド―グラナダ試乗

ペドロ・サンチェス暫定首相は本日、明日から正式に開通する高速列車AVEマドリッド―グラナダに試乗した。
首相はホセ・ルイス・アバロ勧業大臣らを伴って、写真撮影に応じたのち、列車に乗り込んだ。
この列車は9時15分、定刻通りにアトーチャ駅を出発した。
その後経由地であるマラガのアンテケーラに11時7分頃停車し、ここからアンダルシアのフアン・マヌエル・モレノ州知事らアンダルシア関係者が乗車する。
尚、同駅では開通記念プレートの除幕式が行われる。
グラナダ到着は12時36分で、ここでもプレートの除幕式が行われるほか、首相や州知事らによる演説が予定されている。
この区間の所要時間は3時間から3時間20分で、これまで利用されていた列車とバスの乗り継ぎより50分、アルタリアと比較すると1時間20分短縮される。
そのためAVEグラナダは住民や利用客の悲願であったが、工事の困難さや予算の大幅な超過などの問題により、構想からほぼ20年近くを経ての開通となった。

熱波の影響で10県に高温注意報

明日アフリカから到達する熱波の影響により、地中海東部、カンタブリアやカナリアスを除いた地域で高気温が予測されている。
特にレオン、サモラ、サラマンカとカセレス北部では24時間で気温が7度以上上昇するという。
また、ウエスカ、テルエル、サラゴサ、アルバセテ、クエンカ、レリダ、マドリッド、ナバラ、マジョルカ、リオハには高温注意報が発令されており、最高気温は34〜39度に達する見込み。
このうち、レリダの予想最高気温が最も高く39度とされているほか、注意報は発令されていないものの、アンダルシアのコルドバ、グラナダ、ハエンやラ・マンチャのトレド、シウダ・レアルなどでも高気温が予測されているため、気象局では日中は屋外活動を可能な限り控えるよう呼びかけている。

ボックス、マドリッド市役所のレインボーフラッグ掲揚を批判

市議会選挙で得票数2位であったものの、極右政党ボックスなどとの協定により新市長に就任した民衆党(PP)のアルメイダ市長は、今年のゲイ・プライドフェスティバル開催中にLGTBIの象徴であるレインボーフラッグをこれまで通り市庁舎に掲揚すると発表した。
同市長は、これを批判する政党もいるであろうが、プライドは皆のお祭りであり、政治化すべきでないとコメントした。
ボックスは、これについて党のツイッターで批判、「LGTBIは、自分たちと考えが異なる者を一切認めないロビー団体である」とコメントしている。
また、皆のための旗を掲げるのであれば、スペイン国旗にすべきであると述べている。


2019年6月24日(月)

シウダダノス議員、党戦略反発で離党

「中道右派」シウダダノス党の経済部門広報のトニー・ロルダン氏は、本日同党の離党及び議員辞職を発表した。
会見を行ったロルダン氏は辞任の理由について、自分が変わったのではなく党が変わったから離党すると述べ、シウダダノスの右傾化を挙げた。
同氏は、シウダダノスが間接的に極右政党ボックスと交渉するようになって以来、常にこれを批判、執行部会議の度に是正を要求してきたが、聞き入れられなかったため、離党を決意したという。
ロルダン氏は、極右と協定を結んで、どのようにしてリベラルを追求していくのか、と訴えた。
また、同党が社労党のペドロ・サンチェス氏の首相選出を阻止しようとしている事について、反ナショナリズムの党として結成されたはずが、結局はカタルーニャ独立擁護派の入閣を助ける可能性があると警告した。
同党内には他にも右傾化を批判する声が挙がっており、ロルダン氏の訴えを支持している。

今週土曜日にマドリッド・セントラル維持訴えるデモ

市中心部の交通規制の継続を訴える市民団体によるデモ行進が、今週土曜日に行われる。
このデモは午後7時にカジャオ広場を出発して市役所のあるシベレス広場まで行進し、そこでネット上で集められた18万3000人分以上の署名を提出するという。
新市長は、前職が施行したこの制度の廃止を公約としており、来月1日より罰金制度の一時停止を発表している。

今夏初の熱波到来

夏が始まったばかりであるが、気象局は今週水曜に今夏初の熱波到来を予測している。
それによると、イベリア半島内陸部を中心に多くの地域で最高気温は35度を超えるという。
特に半島中央部、中央以南内陸部などでは40度を超える可能性も高い見込み。
さらにエブロ、タホ、グアディアナやグアダルキビル峡谷では42度を超える可能性も高いが、特にエブロ峡谷では木曜から土曜の間に42度超えとなる確率が高い模様。
同局によると、最低気温も軒並み上昇すると予想されており、殆どの地域で20度以上、半島中央以南内陸部や中央部では25度以下にはならないとみられている。


2019年6月18日(火)

新市長、マドリッド・セントラルの罰則廃止を発表

昨日からマドリッド市長に就任したホセ・ルイス・マルティネス・アルメイダ氏は、さっそく公約として定めていた項目の実施を開始すると発表した。
その中で、賛否を呼んでいた市中心部の交通規制マドリッド・セントラルについて、来月1日より罰則を廃止するとした。
この法規はマドリッドの大気汚染緩和のために施行されたが、公共交通機関や居住者の車両以外は厳しい規制が行われたことなどから、商店主などを中心に批判の声が挙がっていた。
一方で、大気汚染の数値を下げる事はEU諸国全体に課せられる義務であり、基準値を超えると罰則が科せられる事となる。
この点についてメディアからの質問を受けた新市長は、EUはマドリッド・セントラルを支持しているのではなく、汚染の緩和を求めているだけである、基準が守られればいかなる方法でも問題はないと断言した。

ボックス、PPの協定不履行を非難

先月のマドリッド自治州選挙で得票数2位であった民衆党(PP)は、政権獲得のために極右政党ボックスとの交渉を昨日行うはずであったが、ボックスはこれを拒否し、この件に関して当面PPとの会合はすべて中止すると発表した。
これは、やはりボックスやシウダダノス党との協定により成立したマドリッド市議会において、連立協定の契約書が交わされたにもかかわらず、PPがこれを遵守していないためという。
ボックスのロシオ・モナステリオス氏は、文書は公開できないとしているものの、契約内容には同党の議員に何等かの役職を約束しているという。
だが実際にはこれらの役職はすべてPPとシウダダノスの議員で占められており、ボックスには市の一部の地区の担当をオファーしている模様。
同氏は、市議会での契約が守られないのであれば、州議会の交渉を続ける意味はないとコメントした。

ジブラルタルなどで計339人の難民を保護

海難救助隊は昨日、ジブラルタル海峡及びアルボラン島付近において、ボートに乗った難民計339人を救助した。
それによると、ジブラルタルでは4隻の船に乗った228人のマグレブ系難民が救助船に保護され、アルヘシラス港まで移送された。
このうち7人が女性で、8人が未成年であるという。
一方、午後にはアルボラン島付近において、サブサハラ系難民111人が救助された。
こちらは女性が15人、年少者が3人であった。
同救助隊によると、難民の健康状態は概ね良好であるが、腕を骨折している者が1名、妊婦が1名おり、モトリル港に到着後全員が赤十字の簡単な健康診断を受けたという。


2019年6月17日(月)

各自治体の首長決まる

5月26日に議会選挙が実施された全国の自治体の首長が、先週土曜日に確定した。
今回の選挙では、社会労働党(PSOE)が多くの地域で勝利を収めたものの、中道右派の民衆党(PP)とシウダダノス、もしくはこれら2党と極右政党ボックスの協定により、政権を獲得できなかった自治体も複数ある。
それでもPSOEは2015年に行われた前回の選挙より3つ多い20州都で首長を獲得した。
このうちソリアとウエルバでは絶対過半数を超えている。
また、それ以外の州都においてはウニーダス・ポデモスやシウダダノスとの協定により政権を獲得している。
さらにシウダ・レアルとアルバセテにおいては、シウダダノスとの協約により4年の任期のうち前者は最初の2年、後者は後半の2年をPSOEが統治し、それ以外をシウダダノスが政権を取ると言うこととなった。
一方PPは前回の21州都から13州都に落とし、特に保守傾向の強いカスティージャ・イ・レオンの主要都市を失っている。
しかしながら、シウダダノス及びボックスとの協定により、首都マドリッドの市議会を手中に収めた。
自治体によってPP、PSOEの双方と協定を結んだシウダダノスは、3都市で政権を得ている。
またカタルーニャの独立擁護派は、ERCがタラゴナとレリダを獲得し、JxCatがジローナで再選された。

ブルゴスとウエスカ、想定外のPSOE市長誕生

複雑なパズルのような協定合戦が展開された今回の地方自治体体選挙だが、先週土曜日が政権樹立の期限であり、各地で新しい首長が次々と誕生した。
ほぼすべての自治体でメディアなどの予想通りの結果となったが、カスティージャ・イ・レオン州のブルゴスとアラゴンのウエスカでは投票段階でどんでん返しの展開となった。
まずブルゴスでは、PPとボックスがシウダダノスの市長候補に投票する事で絶対過半数を超えるはずであった。
しかしながら、ボックス選出の2議員が自党の候補に投票したため、絶対過半数が消滅し、選挙で最も得票数が多かったPSOEのダニエル・デ・ラ・ロサ氏が市長となった。
PPのハビエル・マロト氏は、これに抗議し、市長に対する不信任動議を起こす用意があるとしている。
一方のボックスは、これら2議員が党執行部の命令に背いたとして処罰を検討するとしている。
ウエスカでは、やはり右派3党が協定を結んでおり、ここではPPの候補が市長の座に就くはずであったが、白票が一票投じられたため、やはり得票数で勝っていたPSOEのルイス・フェリペ氏が市長に就任する。
これについて、同市議会の唯一のボックス選出議員は、白票を投じた事を否定している。
一方、前出のPPマロト氏は、白票はシウダダノス選出議員の「裏切り」によるものと判断しており、こちらも市長の不信任動議を提出するとしている。

環境保護団体、48のビーチにブラックフラッグ

環境保護団体Ecologista en accionは先週、国内の48のビーチに今年のブラックフラッグを「贈呈」した。
これは別の団体が毎年調査し、優良ビーチに与えるブルーフラッグと反対に、質の悪いビーチに与えられる。
判定の基準は汚水の流入などによる水質、自治体の管理、付近の開発による環境汚染、ゴミの散乱具合などで、 アルメリアのアルガロビコなどは繰り返しこの不名誉なフラッグを受けている。
同団体は近年問題となっている、一部の地区、都市などでの極端な観光客の集中なども汚染につながると警告している。


2019年6月11日(火)

タバコ、コーヒータイム、労働時間から差し引き可能に

先月より職場で各社員の労働時間登録が義務化されたが、労働省は昨日、喫煙やコーヒータイムといったちょっとした休憩時間について見解を表明した。
それによると、これらの休憩は、労働時間とはみなされず、経営者はこれを差し引く事が可能であるという。
ただしこれはあくまで各企業が労働組合などと話し合い、両者が折り合いをつけることが前提であるという。
また、労働者にとって必要不可欠なちょっとした休憩時間を企業側が理解し、柔軟な対応をすることも求めている。

右派3党、マドリッドとムルシアで仮合意

野党第一党民衆党(PP)のテオドロ・ガルシア・エヘア氏は本日、ムルシア州及びマドリッド州議会において、中道右派シウダダノス及び極右ボックスと政権樹立のための仮合意に達したと述べた。
ラジオ番組に出演した同氏は、これにより両議会とも中道右派が大勢を占める事になると評価し、これからそれぞれの議会で政権樹立に向けて調整を行っていくと述べた。
一方ボックスのロシオ・モナステリオス氏も別のラジオ番組に出演した際、この合意を認めた。
ただし、この協定がマドリッド市議会にも適用されるかとの質問については、こちらは国政レベルで協議しているため、関連性はないと否定した。

マドリッド地下鉄1番線、一時運休

マドリッド地下鉄1番線のピナール・デ・チャマルティンーソル間で今朝不具合により一時運行が停止されていたが、約2時間後に復旧した。
この区間の運行は午前6時から同8時まで停止されていたが、現在は平常通りの運転に戻っている。
1番線は最も古い路線で、停止があった区間には他の路線と乗り換えできる駅も複数あり、常に多くの市民や観光客が利用している。


2019年6月10日(月)

新築住宅価格、6.8%上昇

国家統計局(INE)の調査によると、今年第1四半期の新築住宅の平均価格は前年同期比6.8%上昇した。
これは2007年第4四半期以来の高い数値である。
一方中古物件は同6.2%上昇している。
これらの数値を自治州別でみると、ガリシア、カタルーニャ、カンタブリアとエクストレマドゥーラで下がった以外はほぼ全国的に上昇しているが、特にカナリアス、バレアレスとナバラでの上昇が目立っている。
ムルシア、バレンシアとラ・マンチャではほぼ横ばい状態である。
一方上記のガリシアとカタルーニャではかなりの下落を見せている。

PPとVox、複数の自治体で協定合意

中道右派の民衆党(PP)と極右ボックスは、先週会合を持ち、アルメリアやマドリッドのポスエロ・デ・アラルコンなどで協定を結ぶことで合意した。
これらは、先日の自治体選挙において両党の獲得議席数が、政権獲得に達する自治体を対象にしたもので、シウダダノスの票を必要とする所は含まれていない。
ボックスの広報担当イバン・エスピノサ・デ・ロス・モンテロス氏は、今回は口頭での合意であったが、近日中に再度会合を行い、具体的な内容を文書にして提出するという。
またそれ以降は、各自治体ごとに調整が進めれれると話している。
さらに中道右派のシウダダノスに対しては、政権獲得のためにボックスとの協定を必要とするのであれば、いかなる場合でも会合を持ち、話し合いに応じなければならないとし、ボックスの援助を望みながらも極右との会合を避けようとしている同党をけん制した。
一方のPPは、各自治体における左派政権樹立を阻止するための前向きな合意であると評価している。

マドリッド地下鉄4番線、今夏工事で閉鎖

マドリッド地下鉄は、4番線(アルグエジェスーピナール・デ・チャマルティン)を改修工事のため全線閉鎖すると発表した。
期間は2カ月間で開始日はまだ発表されていないが、関係筋によると、8月24日開始案が浮上しているという。
今回の工事は老朽化したカテナリーの交換などが主な目的であるという。
このような大規模工事の場合、夏のバカンスシーズンに行われることが多いが、今回は近郊線のレコレトストンネルの閉鎖とも重なるため、代替バスの準備など細かい調整を要する。


2019年6月4日(火)

5月の失業者数、8万4075人減少

労働省の発表によると、5月の失業者数は、前月比8万4075人減少した。
これで総数は307万9491人となり、2008年11月以来最も低い数値となった。
これらの数値を業種別でみると、最も下がったのはサービス業で、5万4762人減少、 2位は建設業で9040人減、これに工業と農業が続く。
自治州別では、全ての州で下がっているが、特にアンダルシア、カタルーニャとバレンシアで顕著であった。
また、先月の失業者のうち男性が4万7896人、女性が3万6179人で、 男性が女性を上回った。

4月の外国人観光客、5.7%増加

国家統計局(INE)によると、4月の外国人観光客数は720万人で、前年同月比5.7 %増加した。
またツーリストの平均消費額も7.2%上昇している。
スペインを訪問したツーリストを国籍別でみると、例によって最も多いのは英国で、これにドイツとフランスが続く。
訪問地別ではカタルーニャがトップで全体の23.4%を占めた。
また、2位はアンダルシアで同15.9%、これに次ぐのがカナリアスで同15.4%だった。
一方、旅行者一人当たりの平均消費額は990ユーロで、前年同月比1.3%上昇している。
尚INEでは上昇の主な理由について、今年はセマナサンタが4月にあたったことを挙げている。

AVEグラナダ、今月26日より開通

ホセ・ルイス・アバロ勧業大臣は、高速列車AVEのマドリッド―グラナダ、バルセロナーグラナダ間が今月26日に開始されると自身のツイッターで発表した。
報道によると、マドリッドーグラナダ間は1日3便、バルセロナ―グラナダ間は1日1便で毎日運行される。
ただし、マドリッドは土日の時刻が異なる。
マドリッドからの所要時間は一番速い便で3時間10分程度、これまでの所要時間は5時間であった。
尚、レンフェのホームページではすでに販売が開始されている。


2019年6月3日(月)

バラハス空港、1日の発着便最高記録

マドリッドのアドルフォ・スアレス・バラハス空港で昨日、1日の発着便がこれまでの最高記録を更新した。
同空港によると、内外の航空会社の1744便が運航され、その総利用者数は23万9379人であった。
これは、その前日に市内のワンダ・メトロポリタノスタジアムで、サッカーのチャンピオンズリーグ決勝戦が行われ、リバプールとトッテナムの対戦であったため、英国ーマドリッド間のフライトが大幅に増便されたことによる。
尚、これまでの記録は、2007年9月の1507便と2008年6月の23万4284人であった。
また、今回の決勝前後の5日間に計7278便が運航された。

カタルーニャ、自家用車とスタジアムでも禁煙検討

カタルーニャ自治州は、来年の導入をめどに、自家用車内とスタジアムなどの公共スポーツ施設、さらにバス停なども全面禁煙の対象にすることを検討していると発表した。
同州の保健担当官は、自らの母親を肺癌で亡くし、若者の禁煙を促進する団体を運営しているNBAのリッキー・ルビオ選手とともに会見した。
同担当官は、この禁煙範囲の拡大の理由について、同州では1990年以降喫煙者数はずっと減少傾向にあったが、2017年を境にふたたび上昇しているため、これに歯止めをかける狙いがあるという。
尚、自家用車の禁煙については、州交通局の協力が必要であるため、今後綿密に協議を行っていくと述べた。
新法では車内に未成年が同乗していない場合でも禁煙にする構えであるという。
現在スペイン全国で、屋内の公共施設は全面禁煙となっているが、スタジアムやバス停と言ったオープンスペースでは特別な規制はない。

アトーチャーレコレトス間、工事のため閉鎖

マドリッドの近郊線列車が通過するレコレトストンネルが改修工事のため昨日より不通となった。
この工事は11月まで続く予定で、レコレトス駅が閉鎖される他、このトンネルを通過する5路線(C1、C2、C7、C8とC10)に影響を及ぼす。
スペイン国鉄レンフェでは、アトーチャ駅からレコレトスやヌエボス・ミニステリオス駅付近までの無料バスを運行して 対処する他、この付近を運行する路線バスを増便する。
一方、地下鉄に関しては特に増便などは予定していないが、特別なイベント時など、状況に応じて対処するという。


2019年5月28日(火)

PSOE,C‘sとの協定も視野

社会労働党(PSOE)のホセ・ルイス・アバロス氏は、先日の自治州・市議会選挙について、昨日会見を行った。
その中で同氏は、同党が勝利した10自治州のうち、単独統治ができない州については、中道右派のシウダダノスと交渉する構えであることを発表した。
これらの州ではPSOEがトップであったが、民衆党(PP)、シウダダノスとボックスの右派3党が連立を組めば政権の獲得が可能となる。
アバロス氏は、どの州についても決してあきらめたわけではないとして、最後まで交渉を続けると述べた。
一方、PPのパブロ・カサード党首もシウダダノスはもちろん、極右ボックスとの連立協定も辞さないとしている。
これに対し、多くの選挙区でカギを握るシウダダノスはそれぞれのケースに応じて、PSOE、PPと交渉する用意があるとしているが、具体的な内容については明言を避けている。
先日アンダルシアで行われた自治州選の際にはほぼ無条件で右派を支持したボックスだが、サンティアゴ・アバスカル党首は、今回はタダでは何もやらないと明言、マドリッド市役所や同自治州などの重要ポストを要求してくる可能性もある。
今回最大の敗者となった左派ポデモスのパブロ・イグレシアス氏は、自己批判を行いつつも、PSOEと中央政府の連立協定を組む用意があるとしているが、惨敗により選挙前よりも厳しい立場に立たされることとなった。

前国王、すべての公務からの引退を表明

退位後も王族として公務を継続していたフアン・カルロス1世前国王は、来月2日以降一切の公務から引退すると表明した。
前国王が引退発表前に行った最後の公務は、今月17日にマドリッドのエル・エスコリアルで行われた賞の授与式で、公式外遊は、昨年ソフィア王妃とともに訪問したチリであった。
前国王が、息子であるフェリペ6世に送った文書には、昨年80歳の誕生日を迎えてから、引退の考えが熟してきたと綴られている。
尚、前国王がフェリペ6世に譲位してから今年で5年目となる。

プラドでフラ・アンジェリコ特別展

マドリッドの国立プラド美術館では、本日より初期ルネッサンスを代表する画家フラ・アンジェリコの特別展を開催する。
この企画は同館の200周年記念企画の一環で、アンジェリコの作品の他、同時期のイタリアの宗教画など40点以上が展示される。
なかでも、同館所蔵の至宝で最近修復されたばかりの「受胎告知」と2016年に同館が取得した「グラナダの聖母」が最も注目される作品である。
それ以外の作品も国内外から貸与された貴重な物ばかりで、そのほとんどがスペイン初公開である。
同展は今年9月15日まで開催。


2019年5月27日(月)

自治州・市議会選結果、PSOE勝利も政権は右派連立に

昨日、自治州・市議会・EU議会選挙の投開票が実施された。
社会労働党(PSOE)は、選挙が行われた12州のうち10州で勝利した。
しかしながらこれらの州では、2位の民衆党(PP)がシウダダノス党及びボックス党と連立政権を樹立することはほぼ間違いなく、政権を取ることはできない模様。
特に政権奪回が期待されたマドリッド自治州やマヌエラ・カルメナ市長との連立でマドリッド市議会の左派政権継続を狙っていたが、いずれも右派連立に阻止されることとなった。
一方、先月の総選挙で歴史的大敗を喫したPPのパブロ・カサード党首は、今回の結果によっては進退問題に発展した可能性もあったが、かろうじて息を吹き返した。
逆に左派のポデモスは、マドリッド市議会で議席ゼロ、バルセロナでも支持していた現職市長が敗退するなど、最悪の結果となり、今後中央政府のペドロ・サンチェス政権樹立に対する影響力が弱まった。
また、やはり総選挙で大きく票を伸ばした中道右派のシウダダノスは、今回各地でPPを上回る躍進が期待されていたが、不発に終わり、カタルーニャ発の比較的新しい政党であり、他の自治州や自治体の、特に小選挙区には根付いていない事が証明された。
一方、各地での議席数が注目されていた極右政党ボックスは、予測されていたほどの伸びは見せなかったが、マドリッド州・市議会を始め多くの自治体で右派連立を構成するための重要なカギを握ることとなった。
尚、EU議会選挙においては、PSOEが大勝し、2位PPとの差は21ポイントであった。

国王杯、バレンシアがバルサ破り優勝

先週土曜日に行われたサッカー国王杯決勝で、バレンシアがFCバルセロナを下して史上8度目の優勝を飾った。
試合開始から攻めに入ったバレンシアは、前半に2得点を挙げた。
逆にバルサは、リーグ優勝は果たしたものの、チャンピオンズリーグでの敗退がいまだに尾を引いているせいか、終始動きは鈍く、後半リオネル・メッシがゴールしたものの、1得点に終わった。
尚、バレンシアは今年クラブ創立100周年を迎えており、優勝はこれ以上ないお祝いとなった。

カンヌ映画祭、男優賞にアントニオ・バンデラス

先週土曜日に授賞式が行われた第72回カンヌ映画祭で、スペイン出身のアントニオ・バンデラスが最優秀男優賞を受賞した。
対象となった作品はやはりスペイン出身のペドロ・アルモドバル監督の「ドロール・イ・グロリア」(英題pain and glory) で、こちらも作品賞などにノミネートされていたが、受賞はならなかった。
大喜びでステージに上がったバンデラスは、デビュー当時からの付き合いであるアルモドバル監督に感謝の言葉を捧げた。
バンデラスは、ハリウッドでも活躍する世界的なスターのひとりであり、これまでもゴールデン・グローブ賞やエミー賞、スペインのゴヤ賞などに再三ノミネートされてきたが、大きな賞の受賞は初めてであり、感激もひとしおの様子であった。


2019年5月21日(火)

マドリッド市議会選世論調査、現職勝利も政権は不透明

今週日曜日に投開票が行われるマドリッド市議会選挙についての世論調査を20ミヌートス紙が行った。
それによると、マヌエラ・カルメナ市長率いるマス・マドリッドが31.4%の得票率で19議席を獲得するという。
民衆党(PP)は23.3%で、前回の選挙の21から14と大きく議席を落とすが、それでも2位につけている。
3位はシウダダノスで前回の11.4%から19.7%と躍進する模様。
社労党(PSOE)は先の総選挙の「サンチェス効果」の恩恵を受ける事はできないようで、4位に転落、得票率は13.5%となり、この通りの結果となれば、同党のマドリッド市議会史上最低の数値となる。
これに続くのが極右政党ボックスで、初めて同市議会入りとなり、5議席程度獲得する見込み。
この調査通りの結果となった場合、PP、シウダダノスとボックスの右派3党が連立協定を結べば、PPが政権奪回する可能性もある。

予防収監中の元州議員ら、下院で議員当選証書受け取り

ERCのオリオル・ジュンケラス氏、JxCatのジョルディ・サンチェス、ジョセップ・ルル、ジョルディ・トゥルルの3氏が昨日、 下院議会を訪れ、議員当選証明書を受け取った。
4氏は一連のカタルーニャ独立問題で予防収監中であるため、厳重な警備態勢の下、67分間滞在した。
党の同僚や私服警官に回りを固められて登庁した4氏に対して、メディアと話すことは禁じられていたが、このうち3名は自撮りなどでビデオを撮影し、それをSNSにアップしてコメントした。
4氏は証明書の受け取りは許可されたものの、本日行われる議会執行部の会議において、議員活動停止令を受ける可能性もある。

ジブラルタル沖で移民35人救助

海難救助隊は昨日、ジブラルタル沖にてマグレブ系移民35人が乗った小船を保護したと発表した。
それによると、昨日午前7時15分、タリファの調製施設に小船発見の報が入り、救助隊が出動、同8時5分ごろに小船を発見し、乗船していた35人を救助した。
報告によると、乗船していたのはいずれも男子でそのほとんどが未成年であったという。
上陸後はアルヘシラスの救護センターへ移送され健康診断を受けたが、状態は概ね良好である模様。


2019年5月20日(月)

PP党首、首相選出選の棄権を再度否定

自治州、市議会、欧州議会選挙を今週日曜日に控え、各政党の選挙戦も山場を迎えている。
野党第一党民衆党(PP)のパブロ・カサード党首は、先週土曜日アンダルシアのマラガで行われた党集会で演説を行った。
その中で同氏は、与党社労党(PSOE)から、ペドロ・サンチェス暫定首相の再選出を促すために、選出選挙での棄権を求められたことについて触れた。
同氏はPPやシウダダノスに棄権を要請しながら、一方でバスク国民党やカタルーニャの独立推進派との連立協議を水面下で行っていると強く批判した。
また、自分たちに投票した市民のために、あくまで「野党第一党」としての責務を果たすとし、棄権する意志がないことを改めて強調した。
一方で、前述の中道右派シウダダノスに対しては、PSOEが他の左派政党の手を借りて政権を握るよりは望ましいとして、同党に棄権もしくはサンチェス氏を支持するよう求めた。

アルプスで逮捕のETA元リーダー、パリに移送

先週木曜日にフランス側アルプス近郊で逮捕された、バスクの独立を標榜するテロリスト集団ETAの元幹部ジョシュ・テルネラことホセ・アントニオ・ウルティコエチェア容疑者は、先週末パリの刑務所に移送された。
これは、パリ市内唯一の刑務所で、4年間の改築を経て、最も警備が厳しい刑務所のひとつとなった。
テルネラ容疑者は、サラゴサの治安警備隊官舎爆破事件や同士の処刑令の責任者として知られる。
同容疑者は20年近く逃亡生活を続けていたが、当地で医療機関を訪問しようとした際に逮捕された。
アルプスのモンブラン付近の村近くの掘立小屋で隠遁生活を送っていたとみられ、逮捕時の所持品には4000ユーロの現金も含まれていた。
フランス及びスペイン警察では生活資金の出所や協力者の洗い出しを行っている。

マドリッド地下鉄24時間スト

マドリッド地下鉄では本日より23日まで24時間ストライキを行うが、影響する路線とミニマムサービスは日によって異なる。
本日は、1、2、5番線でミニマム・サービスは60%、明日21日は7、9、12とラマル線で同53%、22日は4、8、11とML1で同58%、最終日23日は3、6と10番線で同61%となっている。
尚地下鉄側は本日はミニマムサービス以上の運行を提供していると発表している。


2019年5月14日(火)

4月の消費者物価指数、1%上昇

国家統計局(INE)の調査によると、先月の消費者物価指数は1.5%で、前月比1%上昇した。
また前年同月比でも0.2ポイント上昇している。
INEでは上昇の理由をパッケージツアー、宿泊料金や航空運賃などの値上がりとしており、これはセマナサンタが今年は4月であった事が影響している。
自治州別では、すべての州で上昇しているが、最も上がったのはアラゴンで、これにナバラとリオハが続く。

カタルーニャ独立反対派、賛成を上回る

カタルーニャ州の世論研究所の調査によると、同州の独立反対派が48.6%と 賛成派の47.2%を僅差で上回った。
このような結果が出るのは2017年6月以来、約2年ぶりとなる。
前回の調査と比較すると、反対が4.5ポイント増加したのに対し、賛成は1.2ポイント下がった。
反対派の数値は調査始まって以来3番目に高いもので、最も高かったのは2015年6月の50%、これに次ぐのが2017年6月の49.4%だった。
また、同調査によると、40.4%がスペイン人であると同時にカタルーニャ人であると感じていると回答している。
一方、26.1%がカタルーニャ人としてのアイデンティティしかないとし、21.4%がスペイン人以前にカタルーニャ人と答えている。
さらに、5.1%はスペイン人でしかないと答え、3.1%はカタルーニャ人よりもスペイン人としてのアイデンティティが強いとしている。
この調査は、1000人の18歳以上のカタルーニャ人を対象に、4月30日から今月6日の間に実施された。

バレンシアでフェルナン・レジェ特別展

バレンシアの現代芸術院(Ivam)では、フランスのキュービズム芸術家フェルナン・レジェの特別展を開催中。
同時代のピカソやセザンヌに比べて知名度は低いが、前衛芸術の第一人者であり、キュービズムを変革したことで知られる。
今回の展示は、レジェの特別展としてはスペイン最大規模で、1918年から没年の1955年までの絵画、版画、デッサン、写真、映画など様々な作品が展示されている。
この特別展は9月15日まで開催される。


2019年5月13日(月)

ルバルカバ元副首相急逝

社労党政権で副首相、内務大臣などを歴任したアルフレド・ペレス・ルバルカバ氏が 先週金曜、収容先の病院で死去した。
享年67歳。
有機化学博士で、大学で教鞭をとっていた同氏は、1993年に下院議員となり、フェリペ・ゴンサレス政権で教育大臣等を務めた他、2004年からは、ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ政権で副首相や内務大臣を務めた。
特に内務相時代にはテロ集団ETAの終焉に大きく貢献したことで知られる。
一方で、サパテロ首相の後任として、首相候補となったが、民衆党(PP)に大敗するなど辛酸も舐めた。
政界から身を引いてからは再び教鞭をとり、脳卒中で搬送された先週水曜日も教壇に立っていた。
筋金入りの社労党員でありながら、その人柄から党やイデオロギーを問わず人望があり、 下院議会に設けられた遺体安置所には、政界の要人だけでなく、教え子や一般市民など約8000人が弔問に訪れた。

12県で30度超の予報

ほぼ全国的に乾燥し、安定した気候が続いているが、気象局は本日もアンダルシアなど南部を中心に12県で30度を超えると予測している。
また、東風の影響によりジブラルタル海峡付近やガリシア北部沿岸部では強風に見舞われる模様。
特に6県に強風や海上警報・注意報が発令されている。
そのうちカディス、ジローナ、ルーゴ、マジョルカとアストゥリアスでは高波注意報が、メノルカでは 強風注意報及び高波警報が出ている。

マドリッド地下鉄ソルーオペラ間再開

工事で閉鎖されていたマドリッド地下鉄2番線ソル ー オペラ間は、本日始発より再開された。
この工事は以前より閉鎖されているソル ー レティーロ間の工事に関連したもので、これらの区間は引き続き 閉鎖されているが、数週間後には再開できる模様。
尚、この区間の閉鎖は周辺の再開発工事でトンネルの一部が崩壊した事による。


2019年5月7日(火)

PP党首、サンチェス氏に反対票を通達

総選挙から1週間余り経った昨日より、ペドロ・サンチェス暫定首相は主要野党党首との会談を開始した。
初日は野党第一党民衆党(PP)のパブロ・カサード党首。
総選挙後に行われるこれらの会談では、議会における首相選出選挙での支持を訴えたり、意向を質したりするのが通例だが、カサード氏は、いかなる場合もサンチェス氏に賛成票を投じたり棄権することはないとし、反対の投票を行う事を表明した。
会談後に行われたカサード氏の単独会見で同氏は、サンチェス氏にくれぐれもカタルーニャの独立推進派やバスクのPNV党などと連立政権を樹立しないよう要請したと述べた。
一方で、中道の座を争っているシウダダノス党との連立については批判はせず、むしろ好ましい組み合わせであるとした。
仮にサンチェス氏の社労党(PSOE)とシウダダノスが組めば、過半数を超えて比較的安定した政権となるだけでなく、PPの野党第一党の座もゆるぎないものとなる。
総選挙でPPとの差を大きく縮めたシウダダノスのアルベール・リベラ党首は、自分達が新しい野党第一党であると宣言したが、カサード氏は、いかなる場合でも選挙で2位となった政党が野党第一党であると改めて主張した。

今年のブルー・フラッグ、27本減少

ビーチやマリーナの質が一定以上であることを示すブルー・フラッグ2019が、海水浴シーズンを前に発表された。
スペインのフラッグ数は669で、昨年より27落としている。
自治州別でみると、最も多くフラッグを失ったのがアンダルシアで17、このうちマラガとウエルバがそれぞれ8本ずつと最も多かった。
カナリアス諸島でも計7本失っており、最も多かったのはフエルテベントゥーラの4本であった。
また、ガリシアでは5か所のビーチで失われており、そのうちア・コルーニャは2か所であった。
さらにカタルーニャでも3本のフラッグが失われており、全てバルセロナであった。
ブルー・フラッグは水質の他、監視員や救護室といった設備などを含めて審査されるもので、1985年フランスで発祥、現在は欧州を中心とした49カ国で展開している。

アストゥリアスのカブラレス・チーズ、世界最高値でギネス入り

アストゥリアス原産のブルーチーズ、カブラレスが、世界で最も値段の高いチーズとしてギネス・ブックに認定された。
このチーズは、毎年8月に同地で開催されるカブラレス・チーズの品評会で優勝したもので、その後行われた競売で 1万4300ユーロで競り落とされた。
この製品の重量は約2キロ余りであったため、キロあたりの値段は6085ユーロである。
関係者は今回の認定について、我々は常に質の良いチーズの生産を目指しているが、このようにして、カブラレスが世界的ニュースになるのは素晴らしい事であると述べている。
尚、この昨年の品評会には地元アストゥリアスの他、マドリッド、マジョルカ、グラナダ、トレドのカブラレス製造業者が参加したが、優勝はカブラレス地方のValfriuで、落札したのもオビエドのレストランであった。


2019年5月6日(月)

4月の失業者数、9万人以上減少

労働省の発表によると、先月の失業者数は前月比9万1518人減少した。
これは4月としてはこの11年で最も大きい減少率であるが、その主な理由は今年のセマナサンタが4月であった事による。
事実、最も減少した業種はホテルやレストランなどのサービス業で、地域別でもアンダルシア、カタルーニャやバレアレスといったリゾート地での減少が目立っている。
一方、農業、工業でも減少しているが、建設業では上昇している。
前年同月比では5.17%減少しているが、昨年のセマナサンタは3月であった。
また、社会保険への登録数も2008年7月以来最も高い数値となっている。
しかしながら、期限なしの雇用契約数については、全体の10%にとどまっており、前年同月比17.75%減少している。
大手労働組合では、雇用の不安定さがさらに増大している事を危惧している。

最高裁、プーチデモン氏の件を差し戻し

スペイン最高裁判所は昨日、全会一致でカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事、アントニ・コミン、クララ・ポンサティ前州議員の欧州議会選挙出馬是非に関する審議をマドリッドの裁判所に差し戻した。
最高裁は、この件はマドリッドの係争裁判所で裁かれるべきであるとしているが、プーチデモン氏らが出馬する事に異議はない模様で、最終的には出馬できる可能性が高い。
この件については、スペインの選挙管理委員会が、プーチデモン氏らがスペインに在住していないことなどを理由に、出馬無効を訴えていた。
ただし、正式出馬するにはスペインまで出向く必要があり、その場合逮捕される事となる。
また世論調査によれば、議席を獲得する可能性は低い模様。

マドリッドのスペイン広場、改修工事で閉鎖

マドリッドの有名観光スポットのひとつであるスペイン広場が、改修工事のため先週より閉鎖されている。
工事自体は今年初めから開始しているが、現在はフェンスが張り巡らされて入場できなくなっている。
この改修では60年代に建設された地下駐車場の整備や、同じく地下にあった商業施設の解体などが行われるが、これについてはリニューアルして新しい店舗が建設されるという。
また、同広場とプリンセサ通りの間には、東京・渋谷ばりのスクランブル交差点も設置される。
さらに一部の遊歩道化や植樹、エレベーターの設置など様々な改修が予定されている。
尚、工期は約21ヵ月とされており、改修終了は来年末頃となる模様。


2019年4月30日(火)

PP,野党第一党党首はカサード氏

日曜日の総選挙で66議席に終わり、歴史的大敗を喫した民衆党(PP)のテオドロ・ガルシア・エヘア幹事長が、昨日会見を行った。
その中で同幹事長は、結果は非常に悪いものであったが、敗北の原因は右派の票が分散したことによるとし、自己責任には触れなかった。
また、パブロ・カサード党首にとっては初めての総選挙で、良い結果を出すのはこれからであると評した。
さらに、信頼回復に努め、4年間野党第一党として社労党政府に立ち向かうことを強調した。
これは一昨日、3位となったシウダダノスのアルベール・リベラ党首が、数値的に躍進した自分たちこそが野党第一党であると宣言したことをけん制したものである。
一方で、123議席を獲得した社労党(PSOE)の勝利については「ペドロ・サンチェス首相は危険人物であり、スペイン中が悲しみに包まれている。」と述べた。

DGT、連休の大移動780万台を予測

明日のメーデーの祝日及び明後日のマドリッド州の祝日を控えて、総合交通局(DGT)では本日午後3時より自動車道の特別警戒態勢を開始する。
また、この週末へレスではオートバイの世界選手権が開催され、多くのライダーがバイクで集合するため、周辺の交通規制や安全対策も行うという。
特に混雑が予測されるのは、マドリッドからバレンシアのビーチリゾートへ向かう自動車道とその中間地点にあるラ・マンチャ州付近で、本日午後と明日午前がピークとみている。
またUターンラッシュは土曜午後及び日曜午後以降となるため、DGTでは5日午前零時まで警戒態勢を続ける。

バルセロナ地下鉄、ストにより一部の駅で入場制限

昨日部分ストライキが行われたバルセロナ地下鉄では、一部の駅で大混雑が起こり、一時的に入場制限が行われた。
朝のラッシュアワーに合わせて午前6時から同9時まで行われたストでは、サグラダ・ファミリア、ディアゴナルとサグレダの各駅で入場制限が行われたため、通勤や観光などの利用客に影響が出た。
また1番線では、トンネル内に何者かが侵入して落書きをしようとしたため、さらに列車の運行に支障をきたした。
尚、午後4時からもストは行われたが、大きな混乱はなかった模様。


2019年4月29日(月)

総選挙、PSOEが123議席獲得で勝利

昨日投開票が行われたスペイン総選挙で、与党社労党(PSOE)が下院議会の全350議席中123議席を獲得した。
一方パブロ・カサード新党首体制で政権奪回に挑んだ野党第一党の民衆党(PP)は66議席に終わり、前回の137議席から71議席を落とし、歴史的大敗を喫した。
一方3位につけた中道右派シウダダノスは、57議席でPPに接近、4位の左派ウニーダス・ポデモスは42議席、5位には極右政党ボックスが24議席で初めて下院の議席を獲得した。
PSOEは勝利を得たものの過半数には届かず、他党との連立を模索することなる。
3位のシウダダノスと連立政権を樹立すれば過半数を超えるが、同党のアルベール・リベラ党首は再三PSOEとの協定を否定している。
またPSOE党内からも右派との連立に否定的な声が挙がっている。
ウニーダス・ポデモスと組んだ場合は過半数に届かず、バスクやカタルーニャの独立派政党と協定を結ぶ可能性もある。
今回の選挙で専門家らは、PPの大敗の主な理由について、右派政党が乱立し、PPの票の一部が極右に流れ、一方で党の極右化を嫌った支持者が中道のシウダダノスに投票したことなどを挙げている。
一方、今回の選挙の投票率は75.75%で、前回より9%上昇した。
これについては極右を含む右派3党が連立政権を樹立する可能性を危惧した若者など、左派支持の有権者がこれまで以上に投票に駆け付けたためとみられ、結果社労党に有利に動いた。

PSOE,単独統治を検討

投開票から一夜明けた本日、カルメン・カルボ暫定副首相は、獲得した123議席で統治する事を検討していると述べた。
これは右派のシウダダノスやカタルーニャの独立派政党と協定を結ぶ事を避ける狙いがあるが、過半数に達しない議席数での単独統治は困難な道となる事が予測される。
ラジオ番組のインタビューに応じたカルボ氏は、全ての人に敬意を表し、すべての人と話し合いをしたい、スペインの政治にも協力の文化が芽生えるようにしたい、とコメントした。

マドリッド地下鉄2番線、さらに1駅閉鎖

付近の工事のミスにより閉鎖を余儀なくされているマドリッド地下鉄2番線のレティーロ ー ソル間だが、先週よりソルの隣のオペラ駅まで工事が延長された。
これらの区間の閉鎖の原因は、カナレハス広場で行われている高級ショッピングセンターの工事で、 地下駐車場の掘削を行っていた機械が地下鉄のトンネルを破壊したためである。
地下鉄関係者は、閉鎖はソル駅の2番線ホームだけで、それ以外は通常通り運行しているという。
すなわち、2番線において、始発のクアトロ・カミーノス駅から出た列車は、オペラ止まりとなり折り返し運転を行うこととなる。
尚、オペラまでの閉鎖は来月14日までだが、レティーロ ー ソル間は引き続き工事が行われ、再オープンするのは来月末頃になるという。


2019年4月26日(金)

4月27日、第42回マドリッド・マラソンに名画が参加

明日、4月27日に第42回マドリッド・マラソンが開催されるが、土曜日の開催はこれが初めてのこととなる。
4月28日の日曜日に予定されていたイベントであるが、総選挙と重なったため、1日早めて土曜日の開催となった。
42キロ、21キロ、10キロの3カテゴリーに分けて行なわれるが、明日の午前8時頃より短距離カテゴリーからスタートする予定。
出発地点はマドリッド市内を南北に走るカステジャーナ大通りと、オルテガ・イ・ガセット通りの交差点あたり。
今回は第42回目の開催と言うことと、フルマラソンで走る距離である42キロと言う数字にかけた新たな企画として、アートマラソンをテーマにしたアイデアが取りこまれ、プラド美術館とイベルカハ銀行の協力により、プラド美術館所蔵の名画42点が屋外へ運び出され、マラソンコースに展示されるとのこと。

マドリッドの各公園、入場可能に

最近降り続いた雨や強風の影響により、木が倒れたり枝の落下の危険があるとして、昨日、レティロ公園をはじめ、ラ・キンタ・デ・ロス・モリーノス公園、ラ・キンタ・デ・トーレ・アリアス公園、サバティーニ庭園、パルケ・デ・オエステ薔薇園、フエンテ・デル・ベーロ公園などが閉鎖されたが、その後の安全性確認を行なった結果、問題は無いとして、本日より全ての公園で入場が再開された。

第1・四半期 93.400人解雇、失業者数50.000人増

国家統計局の本日の発表によると、2019年の第1・四半期は前四半期と比べて93.400件の解雇、49900人の失業者数増加となり、経済成長の低迷に伴って雇用にもブレーキがかかったことが明らかとなり、政府も雇用のリズムが昨年比較41%減となったことを認めた。
93.400人の解雇により就業者総数は19.471.100名、失業率は労働人口の14.7%となった。


2019年4月23日(火)

党首討論第1回目、明確な勝者なし

今週日曜日に投開票が行われる総選挙を前に、昨日第1回目の4大政党党首討論が行われた。
マドリッドにある国営放送のスタジオには午後9時前にまず民衆党(PP)のパブロ・カサード氏が到着、続いてシウダダノスのアルベール・リベラ党首、社労党(PSOE)のペドロ・サンチェス首相、最後はポデモスのパブロ・イグレシアス氏であった。
野党各党党首はそれぞれの政策を訴える一方で、サンチェス政権のこれまでの政策を非難、一方の首相もPPの政策や党に蔓延している汚職問題を取り上げて反撃した。
一方、ポデモスのイグレシアス氏は憲法の条文を取り上げて、社会的政策の必要性を再三訴えた。
どの政党も単独で政権を握ることはほぼ不可能と予測されるなか、選挙後にどのような協定が成立するかが大きく注目されている。
しかしながらPPはサンチェス政権阻止の重要性を訴える一方で、リベラ氏が申し出たシウダダノスーPP連立へのラブコールには答えずじまいであった。
またサンチェス首相は、右派2党の党首に対し、極右ボックスとの協定の有無を質したが、 こちらも回答はなかった。
一方のサンチェス首相もポデモスのイグレシアス氏から、中道右派であるシウダダノスとの協定があるかとの質問には明確な答えを示さなかった。
党首討論2回目は、本日民放のAtresmediaグループに属する2局で放送される。

地下鉄グランビア駅、再オープンのめど立たず

マドリッドの目抜き通り、グランビアにある同名の地下鉄駅は、工事のため昨年8月から閉鎖されているが、同地下鉄によると再オープンの日時は現在未定であるという。
このプロジェクトは、修士号不正取得疑惑で辞任したクリスティーナ・シフエンテス前州知事の発案で、本来は今月初めに終了するはずであった。
遅延の主な原因は、地下鉄が建設された1920年当時のエレベーターが発見された事、また構造上、重大な浸水が起こる可能性があることが発覚した事による。
またこれらの事情により予算も大幅に膨れ上がっている。

セビージャでルーベンスの作品展示

セビージャのレブリハ宮殿では、ルネッサンスの巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスの2作品を展示中。
これらはイタリアの美術館などから貸与されたもので、「フリアに誘惑されたデヤニラ」と「エスペリデスの庭のヘラクレス」 。
尚、この展示は9月22日まで公開されている。


2019年4月22日(月)

世論調査、PSOEの得票率は29.1%

20ミヌートス紙が行った世論調査によると、与党社労党(PSOE)の得票率は29.1%で獲得議席は115〜128議席程度と予測される。
2位の民衆党(PP)は19.6%で議席数は76〜88となっている。
28日に実施される総選挙の結果がこのとおりとなれば、2015年のこれら2大政党の議席が逆転することとなる。
これにシウダダノスとウニーダス・ポデモスがほぼ同じ得票率で続くが、議席数は前者と後者の間にひらきがある。
PSOEが左派のウニーダス・ポデモスと連携しても絶対過半数には及ばず、カタルーニャ独立推進派ERCの助けが必要となる。
一方、中道右派のシウダダノスと組んだ場合は政権樹立も可能となるが、同党のアルベール・リベラ党首はPSOEとの連立を再三否定しており、非常に困難な組み合わせと言える。
また、各党党首に対する評価は先月の調査より軒並み上昇しているが、1位は引き続きペドロ・サンチェス首相で46%、これに続くのがアルベール・リベラ氏で45%だった。
これに続くのがウニーダス・ポデモスのパブロ・イグレシアス氏で、前回の調査より6ポイント上昇して34%。
4位はPPのパブロ・カサード氏で30%、5位はボックスのサンティアゴ・アバスカル氏で21%だった。

ボックス党首、徴兵制の再導入を提案

極右政党ボックスのサンティアゴ・アバスカル氏が、徴兵制度の再導入を提案していることがわかった。
民放の報道番組に出演した同氏は、2001年に廃止された徴兵制度の義務化を復活させるべきであると訴えた。
同氏はその期間などの詳細には触れなかったが、1、3、6カ月のいずれかであろうと述べ、社会奉仕活動を代替措置とする事にも言及した。
また、学校などで国歌斉唱を行うことを推奨、但しスペイン国歌には現在歌詞がないため、作詞されるまではスペイン外人部隊の愛唱歌である「死の恋人」を歌う事を提案している。
さらに同氏は、パイス・バスコについて言及、自治権をはく奪し、独立推進政党を違法化して解体し、憲法155条を適用すべきであると述べた。

9県で悪天候による注意報・警報

気象局は本日、カタルーニャやバレンシアといった地中海沿岸地域の9県に、悪天候による注意報・警報を発令している。
それによると、ジローナ、タラゴナ、カステジョン、イビサ、フォルメンテーラとマジョルカには高波、しけなどの海上注意報が、メノルカには同警報が発令されている。
またバルセロナ、アリカンテとバレンシアには海上注意報の他に強風・大雨注意報も出ている。


2019年4月16日(火)

レンフェ、明日のストで49便運休

スペイン国鉄レンフェは、明日水曜日に予定している24時間ストライキにおいて中・長距離と高速列車AVEの計46便を運休すると発表した。
このうち長距離のほどんどはマドリッドとバルセロナ、セビージャ、マラガやバレンシアを結ぶ便で、詳細については、レンフェのウェブや携帯アプリ、ツイッターなどで調べることが出来る。
またレンフェでは24日にも同様のストを予定しており、こちらも詳細はウェブなどで確認できる。
これらのストは労使交渉が停滞している事に抗議するものであるが、レンフェでは利用者への影響は最小限であるとしている。

エア・ノストゥルムのスト解除

昨日よりパイロットのストライキを開始していたエア・ノストゥルムだが、労使が合意に達したためストを解除すると発表した。
これにより、今月22、23と24日は通常通りの運行となる。
ただし、本日キャンセルを予定していた47便についてはそれを維持するという。
昨日より行われていた労使交渉は17時間以上に及び、合意に達したのは午前3時であった。
このため本日分のフライト・スケジュールを再プログラムするのは不可能とみて、欠航便を維持する事となった。

マドリッドの高層ビルで避難騒ぎ

マドリッドの高層ビル群クアトロ・トーレスのひとつであるトーレ・エスパシオで本日正午ごろ、避難騒ぎがあった。
警察発表によると、事件は正午を少し回ったころ、この建物の24階に入居しているオーストラリア大使館の警備責任者が警察に通報したため発覚、この責任者は電話で爆破予告を受けたと言う。
このため、警察、消防や救急隊員が駆け付け、このビルに入居している企業などの従業員らを避難させた。
付近は一時閉鎖され、警察犬によって爆発物の捜索が行われたが、何も発見されず、予告は偽物であったことが判明した。
警察では現在この電話の出所について調査している。
尚、この建物にはオーストラリアの他、オランダ、英国、カナダ大使館や多くの有名企業が入居している。


2019年4月15日(月)

セマナサンタ、交通機関のスト相次ぐ

セマナサンタの連休開始とともに、様々な交通機関やその関連業務のストライキも始まった。
バレンシアに本部を置く航空会社エア・ノストゥルムは、本日よりスト期間中、148便を欠航する。
このストは同社のパイロットによるもので、フライトの外注増加に抗議するもの。
勧業省によって設定されたミニマム・サービスは行先や日にちによって22〜45%となっているが、カナリアス・バレアレス両諸島、セウタ、メリージャなどの遠隔地やバダホス発着の国内便などは100%サービスが保障されている。
また、マドリッドのアドルフォ・スアレス・バラハス空港では、先週金曜日から警備請負会社のストが始まっており、多くの旅行者が利用した昨日はセキュリティ・チェックに長蛇の列ができ、待ち時間は1時間半にも及んだ。
また、17日には鉄道及び海上交通や海難救助隊従業員による24時間スト、18日には長距離列車などのセキュリティ・チェック担当スタッフのストが予定されている。
さらにUターンラッシュピークの今月21日には全国の空港地上係員によるストも予定されている。

5党首討論会、民放で生放送

民間放送のアンテナ3とラ・セクスタが所属するA3メディアは、主要5政党の党首による討論会を生放送すると先週発表した。
放送は総選挙の投開票を5日後に控えた来週火曜夜で、2時間に渡って行われる。
各党首のディベートの順番や立ち位置などは抽選で決められ、ペドロ・サンチェス首相が最初に話を始め、最後はウニーダス・ポデモスのパブロ・イグレシアス党首となる。
討論の進行役はこの2局のアナウンサーが務め、討論の内容については必要に応じて、専門のジャーナリストが放送中にその真偽を確認するという。
ペドロ・サンチェス首相は国営放送が提案した野党第一党民衆党(PP)のパブロ・カサード氏との1対1の討論を拒否し、民放の5者討論を受け入れたため、国営放送側はこの決断を遺憾とする声明を発表している。

PP党首の宣伝ポスター、設置中に落下

マドリッドの中心部ヘノバ通り13番地にある民衆党(PP)の総本部で、選挙活動のための巨大ポスターの設置が行われた。
このポスターはパブロ・カサード党首の顔写真と今回の選挙戦のスローガンが書かれたものであるが、設置作業中に建物の壁の一部が崩れ、ポスターが落下した。
落ちた場所は、本部内のテラスであり、通行人や車両への被害はなかったが、警察は念のために一時付近を通行止めにした。
尚、このテラスは選挙に勝利した時などに、党の政治家が現れて、党員らに挨拶するために使われる事が多い。


2019年4月9日(火)

世論調査、左派の連立政権も可能に

社会学研究所(CIS)が行った世論調査によると、今月28日に投開票が行われる総選挙でペドロ・サンチェス首相率いる社労党(PSOE)が30.2%の得票率で123〜138議席を獲得するという。
これは野党第一党の民衆党(PP)の予想得票率17.2%(66〜76議席)の2倍近い数値である。
各党の獲得議席を高い数値で予測した場合、PSOE、ウニーダス・ポデモスとエン・コム・ポデムの合計は179議席となり、絶対過半数を3議席上回り左派系連立政権誕生も可能となる。
逆に低い数値で予測した場合は、カタルーニャの独立推進派との協定が必要となる。
一方中道右派及び極右(PP,シウダダノス、ボックス)の合計は一番高いもので166議席に達する。
得票率3位はシウダダノスで13.6%(42〜51議席)、4位はウニーダス・ポデモスで33〜41議席だった。
躍進が目覚ましいボックスは11.9%で27〜29議席が予測されている。
今回の調査は3月半ばに実施され、選挙前最後の公式世論調査となる。

スペイン人が最も憂慮するのは失業問題

CISによると、スペイン人が最も憂慮している問題は失業、汚職や脱税などの不正行為とそれに準ずる政治問題であった。
それによると、61.8%の人が現在のスペインの最重要課題は失業であると答えた。
一方33.3%が汚職や不正であるとし、29.1%が政治家、政党を含めた政治全般であると回答した。
一方でカタルーニャの独立問題であると答えた人は11%にとどまった。
さらに今月28日の総選挙の投票に行くかという質問については、76.3%が確実に行くと答え、10.3%がおそらく行くであろうと答えた。
逆に確実に行かない・おそらく行かないと答えた人はそれぞれ6.2%と3.6%だった。

エア・ノストゥルム、セマナサンタにスト

バレンシアに本拠地を置く航空会社エア・ノストゥルムの労働組合は、今月15、16、17、22、23と24日にパイロットの24時間ストライキを行うと発表した。
また地上係員も同じく20、21と24日にスト及びデモ集会を予定している。
これらのストは昨日行われた労使交渉決裂を受けたもので、セマナサンタの連休を直撃するため、多くの利用者に影響が出るとみられる。


2019年4月8日(月)

PSOEとポデモス、安楽死法を提案

先週起きた難病の妻に対する夫の自殺ほう助事件を受けて、総選挙に向けてキャンペーン中の各政党が、安楽死についてのそれぞれの見解を示した。
与党社労党(PSOE)は、安楽死法の制定を提案、ただし安楽死を望む当事者からそれを執行する医師まで、それぞれのケースに応じた厳重なコントロールと慎重な対応の必要性を訴えている。
また、左派ウニーダス・ポデモスもその公約に「尊厳死」を認める法律の制定を含めており、不治の病で苦しんでいる人々の死を選ぶ自由という権利の重要性を強調した。
極右政党ボックスはこれと真逆で「安楽死」法を完全に否定、総選挙における100の提案のなかで、この件については一切触れていない。
さらにサンティアゴ・アバスカル党首は、尊厳死を「左翼の発明品」と一蹴している。
一方中道右派で野党第一党の民衆党(PP)は、この件についての言及を避けている。
事実、パブロ・カサード党首は「安楽死」についての議論は存在しないと再三発言している。
同じく中道右派のシウダダノスは、将来的には安楽死法を認める可能性を示しているものの、現在のところは、末期治療の改良などを目指すとしている。

昨年の住宅価格、マドリッドとカタルーニャで最も上昇

価格査定協会によると、昨年住宅価格が最も上昇したのはマドリッドとカタルーニャの2自治州であった。
それによると、マドリッドでは前年比9%上昇し、1平米あたりの平均価格は2389ユーロに達した。
一方カタルーニャでは同7.8%上昇、平均価格は2297ユーロだった。
どちらの上昇率も全国平均(5.5%)を大きく上回る数値となった。
同調査によるとマドリッドでは今年に入ってから上昇率が下がっているのに対し、カタルーニャでは横ばいであるという。
自治体別では、バルセロナ県の上昇率が8.9%で、1平米平均2607ユーロと全国一高かった。
また、カタルーニャでは平均収入の市民が平均レベルの住宅を手に入れるには、その8.3年分の収入が、マドリッドの場合は7.9年分が必要となる。

マドリッド地下鉄、セマナサンタのミニマムサービス発表

今月は毎週土曜日に部分ストライキが行われているマドリッド地下鉄だが、セマナサンタの祝日にあたる18、19日にもストを予定しており、自治州はそのミニマムサービスを57%に設定した。
このストは運転士によるもので、地下鉄の石綿隠ぺい事件に抗議するもの。
ストの時間帯や路線は日によって異なるため、同地下鉄では構内の掲示板や公式サイト、携帯アプリなどで詳細を表示している。


2019年4月4日(木)

カタルーニャ議会、トーラ州知事の不信任決議か前倒し選挙を要求

カタルーニャ社会党が出したトーラ州知事に対する不信任動議について、社会党、PP、Ciudadanos、Comunes等が賛成票を投じ、更に過激独立派政党であるCUPが棄権票を投じたことにより、賛成62票、反対61票と1票の差で動議が可決された。
これによりカタルーニャ州議会はトーラ州知事に対し、不信任決議、または選挙の前倒しを要求する形となったが、これに対しトーラ州知事は、最高裁命令によって投票権を失っている4人の議員が投票出来ていれば、今回の動議可決はあり得なかったとして、同決定を無効であると主張している。

多発性硬化症の妻の自殺を援助

昨日、マドリッドのモンクロア・アラバカ地区に住む男性より通報を受け、救急車が駆けつけると、男性の妻、マリア・ホセ・カラスコさんが亡くなっていた。
調べによると、62歳のマリア・ホセさんは30歳の時に多発性硬化症の診断を受けており、それ以降、夫のアンヘル・エルナンデスさんに依存する生活を送って来たが、病の末期を迎え、その命を絶ってくれるよう頻繁に夫に懇願するようになっていたとのこと。
夫、アンヘルさんは安楽死についての法改正案が可決されるのを待っていたが、それが叶わなかったため、昨日、彼女に死の覚悟についての確認を取ったあと、ヒ素を飲ませることによって彼女の苦しみに終止符を打ったとの事。
彼女が死を望んでいる事を確認するシーンやヒ素を飲ませるところは、後でその状況が確認出来るよう、全てビデオで録画してあった模様。
救急隊員と共にやって来た警察は、殺人罪により夫を逮捕。
詳しい調査が始まるが、安楽死についての議論が再燃することが予想される。


2019年4月2日(火)

2月の外国人観光客、3.8%増

国家統計局(INE)の調査によると、2月の外国人観光客は440万人で、前年同月比3.8%増加した。
また、旅行者の消費総額は466万ユーロで、こちらも2.9%増加した。
今年に入ってからも観光客数は上昇傾向にあり、これで6カ月連続の増加となる。
2月の訪問者を国籍別でみると、最も多かったのは例によって英国人で88万人(2.5%増)、これに次ぐのがフランスで56万人(3.1%増)、3位がドイツで55万人(2.4%増)だった。
その他米国、イタリア、アイルランドからの観光客も伸びている。
訪問地別ではカナリアス諸島が最も多く、全体の27.3%を占める。
2位はカタルーニャで22.6%、3位はアンダルシアだった。

3月の失業者数減少も2014年以来の低水準

労働省の発表によると、先月の失業者数は3万3956人で、前月比1%減少したが、3月としては2014年以来最も低い減少率であった。
ただし、一時雇用の増加に大きな影響を与えるセマナサンタ(イースター)が昨年は3月であったのに対し、今年は4月である事が影響しているとみられる。
3月の減少により、失業者総数は325万5084人となった。
これらの数値を業種別でみると、最も失業者が減少したのはサービス業でマイナス1.4%、これに続くのが建設業と工業だった。
逆に増加したのは就職希望の無業者と農業だった。

25〜29歳の若者、半数以上が親と同居

国家統計局(INE)の調査によると、25〜29歳の若者の両親らとの同居率は53%で、2013年の調査では48.5%であったのが、5年間で4.6ポイント上昇している。
この数値を男女別でみると、男性の同居率が60.5%と女性(45.6%)を上回った。
また、30〜34歳代では5年前の20.5%から24.7%に上昇している。
INEではこの理由について、若者の雇用が非常に不安定で賃金も安い事、一方で住宅価格、特に賃貸の高騰が主な原因とみている。


2019年4月1日(月)

AVEマドリッドーバルセロナ、本日より無料WIFI開始

スペイン国鉄レンフェは、高速列車AVEのマドリッドーバルセロナ間でWIFIの無料サービスを本日より開始する。
レンフェによると、当初はこの路線の70%で提供をを開始、徐々に他の列車にも導入していくという。
レンフェでは約2年前に最も古い路線であるマドリッド―セビージャ間でこのサービスを導入、その1年後にはバレンシアとカステジョン、さらに昨年はマラガ路線にも拡大した。
このサービスを利用するにはプレイレンフェというアプリケーションが必要で、ネット接続だけでなく、音楽や映画、電子書籍などのサービスを利用することもできる。

ボックス党首、「セウタとメリージャに壁の建設を」

極右政党ボックスのサンティアゴ・アバスカル党首は、モロッコとの国境にあるセウタとメリージャに壁の建設を提案し、その費用はモロッコが持つべきであると主張、ドナルド・トランプ米大統領が隣国メキシコに訴えている事と同様の発言をしている。
同氏はさらに、建設が完了するまではこれらの国境は軍隊によって警備されるべきであると述べた。
これは、作家のフェルナンド・サンチェス・ドラゴ氏の著書「サンティアゴ・アバスカル、スペインの中核」に記されているもので、同党首と著者のインタビュー形式で綴られている。
アバスカル氏はさらに、マフィアと「協力」して海上の国境付近に接近し、不法移民の入国を助けるNGO団体を取り締まり、一方では公共医療の利用など、不法移民でも得られる権利を法律改正により一切剥奪し、スペインへの入国を思いとどまらせるようにすべきであると主張した。

マドリッドの地下鉄ストライキ

マドリッド地下鉄では本日、午前9時から午後10時までの間、全路線で4時間づつストライキを行う。
尚、ミニマム・サービスは54%に設定されている。
このストはアスベストの被害で死亡した社員の遺族が起こした訴訟を支持するもので、本日が裁判初日となる。
この訴訟は、地下鉄側がアスベストの存在を知りながら、それを隠蔽していたことを訴え、損害賠償を求めるもので、他にもこの被害により死亡したり、発病したとされる社員が数名いる。
尚、労働組合は、裁判所前での集会も予定している。


2019年3月26日(火)

政府、メキシコ征服に対する謝罪拒否

スペイン政府は昨夜声明文を発表し、メキシコ政府から同国征服に対する謝罪を要求する文書を受けていた事を認め、それを拒否した事も明らかにした。
この文書は、メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領がフェリペ6世国王宛てに送付したもので、今月1日に届いたという。
この文書の存在は、メキシコ大統領自身がSNS上にアップしたビデオの中で明らかにしており、その中でも謝罪を要求している。
これについて政府は、文書の存在とその内容の流出は遺憾であるとコメントしている。
そのうえで、500年前にスペイン人が現在のメキシコの地に到着した史実を現代的観点で判断するべきでないとしている。
さらに両国国民はこれまで過去について憎しみを抱くことなく、共通の遺産と素晴らしい未来のプロジェクトを建設的に共有してきた、とコメントしている。

最高裁、州知事の訴えを却下

スペイン最高裁判所は、カタルーニャのキム・トーラ州知事が起こしていた訴えを却下し、 州の公共施設からの独立シンボル撤去令を維持すると発表した。
この訴えは、中央選挙管理委員会の撤去令に対して同州知事が起こしていたもので、撤去令の撤回を要求しているほか、同選管を背任罪で告訴している。
トーラ知事の訴えは特別な急を要する場合に摘要され、それが認められた場合には、相手(この場合選管)の意向を聞くことなく受け入れられる。
尚、州知事は独立シンボルは撤去したものの、制限時間を超えた時点で行っており、検察は不服従で起訴する準備を始めている。

ジャドロ、集団解雇を発表

陶器の人形などで有名なジャドロ社は昨日、その役員会と労働組合に対し、集団解雇を協議する審議会とその準備期間の必要性があることを通達した。
それによると、この措置は同社と同じグループに属する3社にも適用され、計500人程度の従業員が影響を受けるという。
同社ではすでに昨年から倉庫の在庫量調整のため、工場労働者の一時解雇措置をとっており、270人の従業員が待機状態にあり、来年3月まで継続されるという。


2019年3月25日(月)

PP、アドルフォ・スアレスJr.をナンバー2に起用

中道右派民衆党(PP)のパブロ・カサード党首は、スペイン民主化移行期に首相を務めた故アドルフォ・スアレス氏の長男であるアドルフォ・スアレス・イジャナ氏を来月の総選挙でカサード氏に次いで、マドリッドの候補者名簿ナンバー2に起用すると発表した。
同党首は今朝、全国紙エル・ムンド主催のフォーラムに出席、ナンバー2が誰であるかをメディアから尋ねられた際、スアレス氏の起用を発表した。
カサード党首によると、スアレス氏の起用は昨年8月にすでに決まっていたという。
同党首は、移行期に重要な役割を果たした元首相は、自分にとって若い頃から模範的存在であり、政界入りを決心するきっかけであったと述べた。
また、息子のスアレス・イジャナ氏は、愛国心、献身的態度、そしてなによりも和合への情熱といった父の遺志を受け継ぐ人物であり、自分はその後継者である、と首相就任への意気込みを隠さなかった。

極右党首、市民の武器所持を再び主張

先日、「善良なるスペイン国民は武器を所持するべき」と発言して物議を醸した極右政党ボックスのサンティアゴ・アバスカル党首だが、週末に行われた集会で、それを覆すことはなかった。
シウダ・レアルのラ・マンチャ大学で行われたこの集会で同氏は、市民は強盗に襲われた場合、その場にあるナイフや棒や重たい灰皿、または狩猟用など正式なライセンスを得た武器を使って正当防衛を行う権利がある、自分の財産が奪われ、家族が傷つき、娘たちが襲われるのを警察が来るまで手をこまねいて待つことはできないであろう、と述べた。
そのうえで、このような自己防衛を行った人物が、加害者として裁判沙汰になるのは言語道断、むしろ名誉市民として表彰されるべきであると訴え、武器所持合法化の必要性を改めて主張した。
同氏の武器所持発言については、主要政党すべてから反論の声があがっており、政治評論家らはこれまで一度も議論となったことのないテーマに対する不可思議な主張であると評している。

サラマンカーバルセロナの直通列車開通

スペイン国鉄レンフェは、本日よりサラマンカとバルセロナを直通で結ぶ列車の運行を開始した。
これまでこの区間を利用するには、バジャドリで下車して乗り換える必要があった。
運行は毎日往復1便づつで、サラマンカ発は月〜土曜日が午前6時5分発でバルセロナ到着は午後2時20分、日曜のみ午前10時15分発となっている。
一方バルセロナ発は毎日午後2時10分で到着は午後10時12分。
途中の停車駅はメディーナ・デル・カンポ、バジャドリ(カンポ・グランデ)、ブルゴス(ロサ・デ・リマ)、ミランダ・デ・エブロ、アロ、ログローニョ、カラオラ、カステホン・デ・エブロ、トゥデラ・デ・ナバラ、サラゴサ(デリシアス)、ジェイダ・ピリネウスとカンポ・デ・タラゴナで、サラゴサーバルセロナ間は高速列車の線路が利用される。
尚、レンフェは直通の開通により中距離のサラマンカーバジャドリ間のサービスを廃止するが、この区間の利用者はこれまでと同じ料金で新しい列車を利用できるという。


2019年3月19日(火)

選管、独立シンボル撤去にさらに24時間猶予

スペイン中央選挙管理委員会は昨日、カタルーニャのキム・トーラ州知事に対し、独立シンボルである黄色いリボンを州管轄の公共施設から撤去の指示を下すよう改めて命じ、さらに24時間の猶予を設けると発表した。
また、これに応じない場合は刑事責任を追求される可能性があると警告している。
これと同時に1度目のの撤去命令に対して同州知事が起こしていた上告も退けられた事ととなる。
同選管は先週月曜日に公的施設における黄色いリボンの掲揚は選挙運動期間中における中立性を欠くとして、48時間以内の撤去令を求めていたが、トーラ州知事はこれに対し、リボンは特定の政党と関連づけられるものではないとして上告していた。

バルセロナで反極右デモ予定

バルセロナの反ファシズム・反人種差別団体は、今週土曜日に極右政党ボックスの台頭に抗議するデモ行進を行うと発表した。
記者発表を行った同団体代表は、このデモは国内外の複数の都市で同時に行われる反極右デモであるが、国内では極右政党ボックスの台頭に対する抗議に特化すると説明した。
同代表は、スペインでは以前、極右政党は影の存在であったが、現在は堂々と存在し平和を脅かそうとしていると訴えた。
極右だけが問題なのではないが、これを排除することにより、その他も自然淘汰されるであろうと述べた。
尚、昨日の時点ではカタルーニャを中心に大小様々な人権団体や政党・政治団体が参加を表明しているが、その中にはカタルーニャ独立派も含まれている。

マドリッド州民、他州でも処方箋薬購入可能に

マドリッド自治州では昨日より医者によって処方された薬を健康保険証の提示だけで、他の自治州でも購入することが可能になった。
これは以前から導入されている電子処方箋システムに新たなサービスが加えられたもので、これまでは他州で購入する場合は、印刷された処方箋が必要であった。
アンヘル・ガリード州知事は、これで市民の生活がより便利になるとし、専門医の処方薬もホーム・ドクターを通さずに直接薬局で購入できるようになったことも付け加えた。
このシステムは、すでに他州で導入済みであるが、さらに国内のどこにいても自分の病歴、治療歴などを閲覧でき、他州の医師もこれらのデータを元に診療できるという。


2019年3月18日(月)

独立推進派のマドリッドデモに1万8000人

先週土曜日午後、首都マドリッドの中心部において、カタルーニャの独立推進派によるデモ行進が行われた。
このデモは現在最高裁判所で行われている違憲州民投票の裁判に抗議するもので、警察発表によると1万8000人(主催者発表では12万人)が参加した。
行進の先頭にはカタルーニャのキム・トーラ州知事も参加、「自主決定は犯罪ではない」と書かれた横断幕が掲げられたほか、(独立するのでマドリッドまで)「お別れに来ました」というものもあった。
行進開始前には、裁判中の政治家らの解放を求める声があがり、エステラーダ旗や黄色いリボンといった独立のシンボルが掲げられたが、最高気温25度で晴天のこの日、参加者らは付近のバルのテラス席に陣取り、観光客さながらにシベレスやアルカラ門の写真を撮るなど、終始お祭りムードであった。
唯一の逮捕者は、独立派団体ANCのメンバーであったが、この男は、このデモに抗議していた人からスペイン国旗を奪おうとした際、警察に身元確認をされ、ジローナにおいて裁判所の出頭命令に背いていた事が発覚したため一時逮捕された。

電力の不具合でAVE立ち往生

今朝午前9時50分ごろ、マドリッドのアトーチャ駅で電気系統の不具合が発生し、運行中の高速列車AVEに影響が出た。
影響を受けたのは主にマドリッドーサラゴサやマドリッドーアリカンテなどを結ぶ便で、列車が駅付近で停車したため、乗客らは40分近くにわたり車内に閉じ込められることとなった。
尚、午前11時頃には通常通りの運行に戻った。

全国的に気温が低下

気象局によると、イベリア半島東部及びバレアレスを中心に引き続き気温の低下が見られるという。
また、7県では悪天候による注意報が発令されており、ナバラとレリダでは大雪、タラゴナとカステジョンでは強風、マジョルカとメノルカでは高波、ジローナには高波と強風による注意報がそれぞれ出されている。
同局によると、木曜以降気温は再び上昇に向かう見込み。


2019年3月12日(火)

中央選管、48時間以内に公共施設の独立シンボル撤去を指示

中央選挙管理委員会は昨日、カタルーニャ州のキム・トーラ知事に対し、州管轄の公共施設における独立のシンボルであるエステラーダ旗と黄色いリボンについて、48時間以内の撤去を指示するよう命じた。
同選管は、これらのシンボルは政治的意味合いを持ち、特定の政党や政治家のプロパガンダに相当するとして再三撤去を指示してきたが、選挙運動期間中は選挙違反にあたると判断されたためとしている。
これは、中道右派シウダダノスの訴えを受けたものであるが、一方で民衆党(PP)が、選挙期間中の政府に対し、記者発表を控えるよう求めた件については認めなかった。

独立推進派、首都でデモ行進計画

カタルーニャ州の独立推進団体ANCは、今月16日土曜日にマドリッドで抗議デモを行うという。
これは現在マドリッドで行われている違憲州民投票の裁判に対する抗議で、今年1月に集会の申請が行われた模様。
報道によると、行進は午後5時から9時にかけて行われ、アトーチャ駅前の広場からプラド通りを経てシベレス広場で終了、ここでマニフェストが読み上げられる模様。
ANCはその他の独立派団体や政党と協力して、5万人の参加を計画しており、カタルーニャからマドリッドまでの貸し切りバスを手配しているという。
政府は市民や参加者の安全確保のため、正確な参加人数の把握など、情報収拾に務めている。

レアル監督にジダン氏復帰

スペインサッカーリーグ一部のレアル・マドリッド会長フロレンティーノ・ペレス氏は、サンティアゴ・ソラーリ監督の解任とジネディーヌ・ジダン氏の就任を発表した。
スペインの名門として世界に知られるレアルだが、今季開始前、当時スペイン代表監督であったジューレン・ロペテギ氏の起用を発表して話題となったが、これがサッカー協会の怒りを買い、ワールドカップ開始直前にロペテギ氏解雇という前代未聞の事態となった。
鳴り物入りで就任したロペテギ監督であったが、当初からおもわしい成績を残せず、 シーズン途中で解任、ソラーリ氏が後を継ぎ、一時的に復活の兆しがみられていた。
しかしながら、チャンピオンズと国王杯からは敗退、リーグも首位バルサに10ポイント以上の差をつけられて3位と、3月初めの時点でタイトル争いから離脱という惨憺たる結果となった。
ジダン氏は昨シーズンまで2年半にわたって同クラブの指揮官を務め、チャンピオンズ・リーグ3連勝と5年ぶりのリーグ優勝という輝かしい成績を残している。
レアル・ファンの間での人気も高く、選手からの信望も厚いとされるが、昨シーズン終了後自ら退任を表明した。
尚、今回の契約は2022年6月30日までと報道されている。


2019年3月11日(月)

マドリッド同時多発列車テロから15年、各地で追悼式典

2004年3月11日に発生したマドリッドの同時多発列車テロから15年を迎えた本日、マドリッド州内各地で追悼式典が行われている。
午前9時からは、ソル広場の州庁舎前で式典が行われ、ペドロ・サンチェス首相、アンヘル・ガリード州知事、マヌエラ・カルメナ同市市長やパブロ・カサード民衆党党首らが出席した。
これに先立ち首相は、スペイン最悪のテロ事件から15年が経った、あの事件で被害を受け、今も苦しんでいる人たちの事を我々は現在も、これからも忘れることはない、と自身のツイッターでコメントしている。
午前10時からは事件現場のひとつであるアトーチャ駅で式典が行われ、州知事、市長や3.11被害者の会メンバーらが参加した。
また、正午からはレティーロ公園で、テロ被害者の会(前述の会とは別の団体)が、ヨーロッパテロリズム被害者の日を記念して式典を行う。
この記念日は、この事件を機にEU議会によって制定された。
午後からは、その他の事件現場であるサンタ・エウヘニア、エル・ポソ駅や被害者の多くが居住していたアルカラ・デ・エナレスなどでも記念式典が行われる。
尚、この事件では、殉職の警察官を含む192人が死亡した。

保守系紙の世論調査でもPSOEトップ

全国紙ABCが行った世論調査によると、来月28日に行われる総選挙で、与党 社会労働党(PSOE)が33%の得票率で134議席を獲得する事となる。
保守系紙の調査でもPSOEの上昇傾向は変わらず、先月行われた調査より1.7%増加している。
これに続くのが野党第一党の民衆党(PP)で87議席、3位は中道右派のシウダダノスで38議席、以下極右ボックス(同36)、左派のウニ―ドス・ポデモス(同30)となっている。
尚、この調査は今月4日〜8日にかけて1000人を対象に行われた。

PSM、市長候補に元バスケ監督を選出

社労党マドリッド(PSM)は、5月24日に行われるマドリッド市議会選挙の市長候補を選出する予備選を先週行った。
その結果、バスケット・ボールのスペイン代表元監督であるペプ・エルナンデス氏が圧倒的に勝利し、候補の座を手にした。
予備選には他に元フエンラブラダ市長ら2名が出馬したが、エルナンデス氏が50%以上の票を獲得したため、決戦投票は行われない。
投票前に行われた討論会では、敗れた2氏はエルナンデス氏がペドロ・サンチェス首相から直々に指名を受けた事や政治の経験が皆無であることを批判していたが、2006年にスペイン代表を世界選手権初優勝に導いた著名人に勝つことはできなかった。
尚、サンチェス首相はエルナンデス氏以外にもサッカースペイン代表元監督のビセンテ・デル・ボスケ氏にも立候補を要請したが、断られたという。


2019年3月5日(火)

スペイン議会解散、総選挙に向けて始動

スペイン政府官報は本日、上院及び下院議会の解散と総選挙の実施を正式発表した。
これにより、今後公共施設などのオープニング・セレモニーや公式行事における選挙活動などは一切禁止される。
また、今後議員として職務を遂行できるのは常任議員に限定される。
そして、すでにペドロ・サンチェス首相によって明らかにされていた総選挙の日程(4月28日)も正式に発表、これにより15日間の選挙運動期間も決定した。
今回の総選挙では、4月12日金曜日の午前零時から同26日午前零時までとなる。
尚、今回の選挙キャンペーン期間は19日の祝日を含めたセマナサンタ(イースター)と重なることとなる。
さらに同官報では、総選挙後の議会の設立のための初閣議を5月21日午前10時に定めることも発表している。

10県で悪天候による注意報

2月は各地で記録的な高気温と晴天に恵まれ、北部地方も例外ではなかったが、気象局は本日、10県で大雨や強風などによる注意報を発令している。
それによると、ブルゴス、レオン、パレンシア、ナバラ、アストゥリアス、ルーゴ、オレンセ、ア・コルーニャとポンテベドラでは午後6時頃から強風注意報が出され、1時間あたりの最大風速は70〜90キロに達する見込み。
また、ア・コルーニャ、オレンセとポンテベドラでは大雨注意報も発令されているほか、ア・コルーニャとポンテベドラの沿岸部では高波注意報も出ており、波の高さは4メートルに達する模様。
尚、悪天候は明日も続き、雨雲は上記以外の地域へと広がっていくと予測されているが、木曜には回復に向かうという。

マドリッド近郊線の駅、国際女性デーをアピール

マドリッド中心部にある近郊線の駅で、地下鉄とも隣接しているヌエボス・ミニステリオス駅の表示に今週金曜日の世界女性デーをアピールする表示が昨日より追加されている。
駅構内、ホーム、通路などに掲示されているすべての駅名とともに8 de marzo(3月8日)と女性デーの日付が添えられている。
関係者は、この併記は数日間続けられるとしているが、具体的な終了日は明らかにしていない。
尚、スペインでは当日、男女同権を訴えるデモ行進など様々なイベントが開催される他、昨年に引き続き女性労働者によるストライキも予定されている。


2019年3月4日(月)

2月の失業者数、0.1%上昇

労働省の発表によると、先月の失業者数は3279人増加、前月比0.1%上昇した。
2月としては2013年以来最も悪い数値となった。
またこれで失業者総数は328万9040人となった。
一方、業種別でみると先月最も失業者数が多かったのは農業で6.9%増加している。
逆にサービス業、建設業と工業では下がっている。

2018年の住宅賃料、9.3%上昇

住宅情報ポータルサイト「イデアリスタ」によると、昨年の住宅賃料の全国平均は1平米あたり10.6ユーロで、前年比9.3%上昇した。
同サイトによると、最も家賃が高かった自治州はマドリッドで1平米あたり15.1ユーロ、2位はカタルーニャで同14.6ユーロ、これに続くのがバレアレスとパイス・バスコだった。
逆に最も安かったのはエクストレマドゥーラで同4.1ユーロ、以下ラ・マンチャとリオハが続く。
また2017年の数値と比較して家賃が下がったのはエクストレマドゥーラ(0.1%)のみで、それ以外のすべての自治州で上昇している。
一方、同じく住宅情報サイトのフォトカサは、2大都市の上昇率を地区別で調査しており、それによると首都マドリッドで最も上昇したのはセントロ地区で29.2%、以下ビジャ・ベルデ(18.3%)、アルガンスエラ(17.7%)、ビジャ・デ・バジェカス(14.3%)、サラマンカ(13.4%)とカラバンチェル(11.7%)が続く。
一方バルセロナでは1位がノウ・バリス(10.1%)、以下オルターギナルド(8.2%)、エイシャンプル(4.8%)、サン・マルティ(4.6%)などとなっている。

レアル、4日間で2度目のクラシコ、またも敗戦

スペイン・サッカーリーグ1部の第26節レアル・マドリッド―FCバルセロナ戦が、先週土曜日マドリッドのサンティアゴ・べルナベルサッカー場で行われた。
先週水曜日の国王杯準決勝に引き続きレアルの本拠地で宿敵バルサとの対戦とあって大きな注目を浴びたが、結果はレアルが0対1で敗戦した。
これで首位バルサと3位レアルの勝ち点差は12となり、シーズン終了までの間最も厳しい試合とされたクラシコを制したバルサは、優勝に王手をかけたといえる。
一方のレアルは、先日のクラシコでも0対3と惨敗し、国王杯決勝に進むことができなかった。


2019年3月1日(金)

世論調査、PSOEとPPの差やや拡大

社会学研究所(CIS)が先月行った世論調査によると、与党社労党(PSOE)に投票すると回答した人は33.3%だった。
2位は民衆党(PP)で16.7%、以下シウダダノス(15.3%)、ウニ―ドス・ポデモス(14.5%)が続く。
2大政党のひとつであるPPは、1月の調査の4位から2位に返り咲いたが、PSOEとの差は拡大した。
また3位の中道右派シウダダノス、4位左派ウニ―ドス・ポデモスと6位の極右ボックスは、ぞれぞれ前回の調査より数値を落とした。
一方、各党党首に対する評価では、ペドロ・サンチェス首相が前回に引き続きトップで4.3ポイント、2位はシウダダノスのアルベール・リベラ氏(3.9)、これにPPのパブロ・カサード氏とポデモスのパブロ・イグレシアス氏が続く。
尚、この調査は解散総選挙の実施が発表されて以来初めての公式調査。

1月の外国人観光客、2.2%増

国家統計局(INE)によると、1月にスペインを訪れた外国人観光客は420万人で、前年同月比2.2%増加した。
これらの観光客を国籍別でみると、例によって英国とドイツがトップを占め、観光客数も増加している。
一方、3位のフランスは8.7%下がっている。
訪問地別では、カナリアスが全体の27.6%でトップをキープ、2位はカタルーニャで、同21.7%だった。
また、観光客ひとりあたりの平均消費額は1117ユーロで、前年同月比1.4%増、1日の平均消費額は138ユーロで、同5%増加した。
ただし、平均滞在日数については8.1日で、昨年の1月より0.3日減少している。

国王夫妻、ARCO訪問も二ノットには近寄らず

フェリペ6世国王夫妻は昨日、例年通り近代アート見本市(ARCO)を訪問した。
しかしながら、今回大きな波紋を呼んでいる国王をモデルにした火祭り人形二ノットを鑑賞することはなかった。
国王夫妻は二ノットの展示されている第9パビリオンに入場したが、展示されているギャラリーとはパネルで区切られている通路を通過したため、人形と直接「ご対面」することはなかった。
但し、二ノットは4メートルの大きさで、パネルから頭部の一部がはみ出している様子が報道されている。
このギャラリーのオーナーは、国王夫妻の訪問順路は事前に決められており、このギャラリーは元々訪問先に入っていなかったとコメントした。
尚、国王夫妻は、やはりフェリペ6世が描かれているフィンランド人芸術家の作品「我々が大好きな王様たち」 と題された作品も鑑賞することはなかった。
この作品は素描で描かれた国王の肖像の横に、それ以外の王の名前、東方の3賢人(ガスパール王、メルチョール王とバルタサール王)、ライオン・キング、マーティン・ルーサー・キングとバーガー・キング、が連ねられている。


2019年2月28日(木)

マドリッド州知事候補、殺人犯と元州知事の刑を比較

民衆党(PP)マドリッドの広報担当で、次期州知事候補のイサベル・ディアス・アジュソ氏の発言が波紋を呼んでいる。
同氏は昨日開催されたイベントに出席した際、子供を殺害した容疑者への求刑が3年で、公文書偽造容疑のクリスティーナ・シフエンテス前州知事に対する求刑が3年3カ月なのはおかしい。これは正当化できないリンチである、と発言した。
同氏が言及した児童殺害事件は、交際していた男性の年少の息子を殺害した容疑で告訴されているアナ・ケサーダ容疑者についてだが、この発言は誤りで、実際には検察は無期懲役を求刑しており、3年の刑を求めているのは弁護側である。
一方シフエンテス氏の件は、すでに公職についていた時代に修士号を不正取得したとして、公文書偽造の罪に問われている。
多くの専門家やジャーナリストらは、ディアス氏の間違いを指摘した他、そもそもまったくタイプの違うケースを混同して比較する事自体が非常識であるとし、児童の遺族に対する配慮に欠けた発言であると激しく非難している。
尚、ディアス氏の発言内容が誤解であるのか、州選挙を控えての戦略的なものなのかは不明である。

マドリッド地下鉄、20年前に建設の駅を来月オープン

マドリッド自治州は、来月23日に7番線のアロジョ・フレスノ駅をオープンすると発表した。
この駅は1999年のアルベルト・ルイス・ガジャルドン州知事時代、同線が北部に拡張された際に建設され、ラ・コマ駅とピティス駅の間にある。
建設が完了した後に利用されなかったのは、この地域周辺にはあまり需要がないと判断されたためで、文字通り「お蔵入り」となっていた。
しかしながらこの20年でこの近辺も開発が進み、数年前から地域住民がこの幻の駅のオープンを求めていた。
アンヘル・ガリード州知事は、22万人の利用客を見込んでいるが、20年経ち未使用のまま老朽化した駅の修復費用は500万ユーロに上ると言う。

ARCOで国王の二ノット販売

マドリッドで毎年2月末に開催される現代アートの見本市ARCO。
なんらかの騒動や議論を巻き起こす作品が毎年のように展示されるが、今年の「目玉」はフェリペ6世国王の二ノット。
二ノットはバレンシアで行われる火祭りのために作られる人形で、その殆どは火で焼かれる。
国王の二ノットは4メートルに達する巨大なもので、20万ユーロで販売されているが、購入の条件は1年以内に焼却するこで、契約書にサインし、その様子をビデオ撮影しなければならないという。
この像を製作したのはサンティアゴ・シエラ氏とエウヘニオ・メリーノ氏で、両者とも過激な作品が多い事で知られる。
特にシエラ氏は昨年のARCOで、違憲州民投票などで収監された政治家らの写真を展示し、それがいったん撤去され、再び展示されるなどし、大きな話題となった。


2019年2月26日(火)

2018年の住宅価格、8.2%上昇

スペイン登記士会の調査によると、昨年の住宅価格は、前年比8.2%上昇した。
また、住宅売買件数は、51万6680件で、経済危機が始まる前の数値にほぼ回復した。
専門家らは、来年も価格、売買件数ともに上昇し続けると予測している。
売買契約が行われた住宅のほとんどが中古物件で42万6542件、新築物件は9万138件にとどまった。
自治州別では、バレアレス以外のすべての州で売買契約が増加した。
一方、外国人の購入者を国籍別でみると、主に海辺のリゾート地の住宅を購入する英国人、ドイツ人がトップにつき、以下フランス、ベルギー、イタリア、スウェーデンと欧州勢が上位を占めた。

バルセロナ地下鉄スト、ミニマム・サービス拡大

バルセロナ自治州政府の交通担当官は、昨日より行われている地下鉄の部分ストライキのミニマム・サービスを拡大すると発表した。
それによると、ラッシュアワーの午前7時〜9時と午後4時〜6時については当初の50%から65%に、午後10時半〜午前零時半については30%から45%に拡大した。
同担当官はこの理由について、マイカーや代替バスなどの増加により、大気汚染のパーセンテージが極端に上昇する恐れがあるためとしている。
一方、昨日午前大混雑したサグラダ・ファミリア駅では本日も引き続き入場制限を行っている。

マドリッド市バス、愛犬の同乗許可を検討

 マドリッドの市バスは、飼い主と共にペットの犬も乗車できるよう法改正を進めている。
それによると、同乗のための条件は、必ず口輪をつけリードでつなぐ、飼い主や同伴者の座席下に座らせる、などで、バス1台につき1匹しか乗車できない。
また時間帯については、月〜金曜日のラッシュアワー(午前7時〜同9時と午後4時半〜同7時)までは乗車できないほか、車内が混雑している場合は、乗車できるかどうかは運転手の判断に委ねられる。
これまで犬の乗車はケージに入れられる場合に限られていたが、この条例が可決されれば、ケージで運べない大きな犬でも乗車できることになる。
尚、マドリッドでは地下鉄でも愛犬と乗車することが出来る。


2019年2月25日(月)

CDR、国王の公務ボイコット

本日よりバルセロナで開始したモバイル・ワールド・コングレス(MWC)の前夜祭が昨日、カタルーニャ美術館で行われた。
この行事には毎年フェリペ6世国王が出席するが、独立推進派集団CDRは、国王の公務の妨害を試みた。
午後5時ごろスペイン広場に集結したメンバーらは、マリア・クリスティーナ大通りから前述の美術館付近まで行進したが、州警察によって張り巡らされたフェンスに阻まれ、それ以上進むことはできなかった。
そのためデモ隊はスペイン広場に戻り、午後6時ごろグランビア通りなど付近の道路を封鎖した。
さらに参加者たちは、国王や中央政府を罵倒・中傷するような言葉を口々に叫びながら、フェリペ6世の写真を燃やしたり、警官に卵や塗料などを投げつけるといった蛮行を続けた後、午後6時頃に解散した。

バルセロナ、地下鉄部分スト開始

バルセロナ市地下鉄の労働組合は、本日より部分ストライキを開始した。
今回のストは地下鉄運営会社の経営体制に抗議するもので、28日までの期間中毎日午前7時〜同9時、午後4時〜同6時、さらに同10時半〜午前零時半の3回に分けて行われる。
初日の本日は、サグレラ駅及びサグラダ・ファミリア駅で、一時入場規制が行われていたという。
バルセロナでは本日よりMWCが開催されるため、今後も混雑が予測される。
このためカタルーニャ州政府は、ラッシュアワーにあたる最初の2回については50%、最後の回については30%のミニマムサービスを設定している。
一方MWCについては、市バスのサービスを強化するほか、タクシーもフル回転で対応する。
尚、州政府の規制政策に抗議して大手VTC(運転手付きレンタカー)2社は、バルセロナ市におけるサービスから撤退している。

スペイン初の無人家具店、マドリッドに登場

家具のオンライン販売において、スペインで草分け的存在の家具店が、マドリッドに無人のショップをオープンした。
利用者は、無料のアプリケーションを携帯にダウンロードし、これを使ってショップのドアを開けることができる。
およそ30平米ほどのスペースには様々な家具が置かれ、1時間ほどの間、利用者はこれらを見たり触れたりすることができる。
また壁には商品の材質や色見本、引き出しの取っ手の見本などが陳列されている。
そして購入を決めた場合は、備え付けのタッチパネルや自分の携帯から購入できるという。
経営者によると、利用者は基本的に1年365日、午前10時〜午後10時までの間、店員に煩わされることなく自由に家具を品定めできる。
一方で、説明などが必要な場合には、コンサルタントの申請やビデオ電話による相談も受け付けている。
オープンは昨年11月で、これまで一日平均20人程度が訪れているという。
雇用促進の妨げや労働条件の悪化などにつながるのではという質問についてこの経営者は、自分はいつでも家のサロンから息子たちと共に店の状態を把握できるので、家族とより長く過ごせるという利点があると述べた。
また、ビジネスは常に改革が必要で、それを恐れては先に進めないとしたうえで、時代と共に消滅していく職種があることも認めなければならないと付け加えた。


2019年2月19日(火)

バルセロナ市長、今年のMWCでも国王に謁見せず

 バルセロナのアダ・コラウ市長は、来週月曜から開催される世界規模のモバイル見本市モバイル・ワールド・コングレス(MWC)の前夜祭において、昨年に引き続きフェリペ6世国王への謁見を行わないと発表した。
同市長は、前夜祭そのものには出席し、国王を含めた要人に挨拶はするが、このような公式行事で儀礼として行われる謁見には参加しないと述べた。
コラウ市長は昨年も謁見だけを行わなかったが、その際にはこのように規範的で従属的な行為は21世紀の民主主義にはふさわしくないと述べている。

マドリッド市中心の交通規制、パスの違法販売も?

 マドリッドのセントロ地区で昨年末より開始した交通規制だか、これについてこの地区の商業施設経営者や運送会社などで作るマドリッド・セントロ被害者の会は、昨日声明を発表した。
それによると、商業施設に割り当てられる通行許可証は月に10枚だけであるため、月に20枚の訪問者用パスが配布される地区の住民が、利用しないパスを商店などに無償提供しているという。
同会は、これら住民の協力に感謝を述べるとともに、マドリッド市に対し、パスの増加や時間制限の緩和などを要求している。
一方で、パスの売買や架空の住民登録などの違法行為が行われていると指摘した。
これについて市側は、そのような事態は把握していないとその存在を否定している。

ティッセンでバルテュス展

 マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館では、ピカソにより20世紀最後の巨匠と称えられたフランス出身の画家バルテュスの特別展を本日より開催中。
バルテュスだけを扱った特別展はスペイン初で、少女のエロチックな描写が論争を呼んだ「夢見るテレーズ」など47点が展示される。
この作品は2017年にニューヨークのメトロポリタン美術館で展示された際、撤去を求める署名が9000近く集まったが、同美術館はこれを拒否したというエピソードがある。
他にスペイン初公開の「街路」やティッセン所蔵で同館で修復された作品も展示される。
尚、昨日のオープニングセレモニーには未亡人のセツコ夫人も駆け付けた。
この展示は5月26日まで。


2019年2月18日(月)

前倒し総選挙、4月28日に投開票

ペドロ・サンチェス首相は先週金曜日、総選挙の前倒しを4月28日に実施すると発表した。
この日はセマナサンタ(イースター)の翌週にあたり、また自治州選や欧州議会選など複数の選挙が行われる5月24日の約1カ月前となる。
サンチェス首相は、昨年6月2日にマリアノ・ラホイ前首相に対する不信任動議可決後に首相に就任したが、スペイン民主化後、最も短命の首相となった。
サンチェス氏は今年度予算について保守系政党だけでなく、不信任動議で支持を得た左派系やカタルーニャの独立推進派からも合意を得られなかったことに触れ、状況を真摯に受け止め、国民に信頼を問うと述べた。
同氏は就任前には、即座に総選挙を招集するとしていたが、6月半ば頃になって会期満了、すなわち2020年まで解散しないとの意向を示し、野党各党から反発の声が挙がっていた。

総選挙世論調査、PSOE勝利も政権樹立は不透明

20ミヌートス紙の世論調査によると、今総選挙が行われた場合、与党社労党(PSOE)は1カ月前の調査より4ポイント上昇して27.6%獲得してトップとなる。
2位は民衆党(PP)で20.5%、こちらは極右ボックスの台頭で一時数値を落としたが、ここ2カ月は上昇傾向にある。
一方、3位の新進中道右派シウダダノスは前回の調査よりやや数値を落としているが、この票は他の党ではなく棄権に流れた模様。
4位のポデモスは、前回の調査(17.1%)から13.8%に下がった。
これは同党としてはこの1年で最も低い数値であるが、内紛がその原因の一つであるとみられる。
ポデモスからわずか1ポイント差にボックスがつけ上昇傾向は続いているが、以前ほどの勢いはなく、1月の12.1%から0.6ポイントの上昇にとどまった。
この調査の通りの結果となれば、PSOEが政権を取り続ける可能性もあるが、この調査が実施されたのは総選挙の前倒しが発表される以前であるため、今後の動向が注目される。

マドリッドにドッグカフェ登場

マドリッド市のプエンテ・デ・バジェカス地区にドッグ・カフェが先月よりオープンした。
このカフェはマドリッド最初のドッグ・カフェであるが、飼い犬を同伴できるだけでなく、動物愛護団体などによって保護された店の仔犬たちと戯れることもできるほか、これらの犬の飼い主となることもできる。
開店以来人気は上々で、ウエブで予約を受け付けているが、常に数週間から1カ月の順番待ちであるという。
またこれまでに11件の「養子縁組」が成立した。
訪問客は、コーヒーやビールといった飲み物と共に100%ビーガンのメニューを楽しめる。
また、ショップや犬の散髪、散歩や調教といったサービスも行っている。


2019年2月12日(火)

カタルーニャの元州議員ら、裁判開始前にSNSでコメント

本日よりカタルーニャ州の違憲州民投票により逮捕され、予防収監中の元自治州議員らの裁判が開始するが、司法裁判所に入廷直前にこれらの議員は自身のツイッターでコメントした。
カルレス・プーチデモン元州知事がベルギー逃亡中であることから、検察より最高責任者とみなされているオリオル・ジュンケラス元副知事は、団結と勇気を訴え、我々は強気であり、くじけることはないと強調した。
また、元自治州外務担当官のラウル・ロメバ氏は、「今日始まるこの裁判は、数か月ではなく数年に渡るであろう、そして我々は勝利を手に入れる」とツィートした。
また、元教育担当官のドロールス・バサ氏は、「今刑務所から出て最高裁への道中、我々は真実を語る用意が出来ている、厳しい道であるが、我々は無実を証明してみせる。」と述べるなど、いずれも無実の証明、真実を語るといった内容であった。

首相、総選挙の前倒しに言及

今年度予算案の投票を水曜に控えたペドロ・サンチェス首相は昨日、予算が可決しなければ今年4月14日に総選挙前倒しする可能性を示唆した。
予算案の可決は当初から険しいものであったが、カタルーニャの独立擁護派2党が先日予算案の全面修正を要求し、可決の道はさらに困難なものとなった。
尚、4月14日に投開票が行われる場合、今月19日には議会を解散させる必要がある。

オムニウム、無料新聞をカタルーニャで配布

カタルーニャの独立推進団体オムニウムは、本日から始まった元自治州議員らの裁判にあわせて、州内で無料新聞を12万部配布した。
この新聞は全8ページで、「民主主義への裁き」というタイトルが掲げられている。
その内容はスペイン政府による基本的人権の侵害を批判したものであり、極右政党ボックスについても言及している。
また、国内で行われたいくつかの裁判の不透明性なども訴えている。
さらには人権活動で知られる俳優のインタビューも掲載している。
この新聞はバルセロナを始めとした都市部や周辺の42自治体で配布されたが、オムニウムのホームページでも無料でダウンロードできるという。


2019年2月11日(月)

昨年の国内航空利用者、10%増

 国家統計局(INE)の調査によると、2018年に国内移動に航空機を利用した人は420万人で、前年比10%増加した。
一方、高速列車AVEの利用者は213万人で3.8%増だった。
従って空の便の利用者の増加率は鉄道の約2倍という結果になった。
また2017年の増加率は航空機が8.7%、AVEが3.7%であった。
さらに、主要都市などの市内交通機関は2.7%、都市やその周辺地域などを結ぶ交通機関は3.6%それぞれ増加した。   

コロン広場で右派政党主催の大規模デモ

昨日マドリッドのコロン広場において、中道右派の民衆党(PP)とシウダダノスが主催し、極右政党ボックスが支援するデモ集会が行われた。
この集会は、スペインの団結を訴え、ペドロ・サンチェス政権に総選挙の前倒しを求めるのが主な目的で、政府発表では4万5000人、主催者発表では20万人が参加した。
広場にはマドリッドだけでなく、全国からPPやシウダダノスが手配したバスで乗り付けた人々が集結し、特設ステージではジャーナリストらがマニフェストを読み上げた。
会場にはPPのパブロ・カサード党首、シウダダノスのアルベール・リベラ党首、さらにボックスのサンティアゴ・アバスカル党首も姿を見せ、メディアの質問に答えたが、いずれも特設ステージに上ることはなかった。
カサード氏は、「サンチェス政権はもう終わっている。この100日間に各地で実施される自治体の選挙で、それが証明されるであろう」と述べた。
一方、リベラ氏は、首相に解散・総選挙を訴え、この集会が現政権のこれまでとこれからの分岐点となるであろうと述べた。
ボックスのアバスカル氏は、カタルーニャの州知事らを拘束してクーデターを阻止し、自治権をはく奪せよと訴えた。

マドリッドでマン・レイの特別展

 マドリッドのカナル財団では、アメリカ出身でダダイズムやシュールレアリズムの芸術家として知られるマン・レイの特別展を開催中。
今回は国内及びヨーロッパから貸与された主に個人所蔵の作品107点が展示される。
そのなかでもメトロノームに元愛人の眼の写真を張り付け、その使用法の説明を添えた「破壊のためのオブジェ」 は有名な作品。
「マン・レイ、夢想のオブジェたち」と題されたこの展示は4月21日まで開催。


2019年2月5日(火)

マドリッドのタクシースト、継続を問う投票開始

15日目を迎えたマドリッドのタクシーストライキだが、主要タクシー組合は本日午前10時から午後6時まで、組合員の投票を実施し、ストを継続するか否かを問う。
昨日マドリッド自治州との間で行われた協議は、タクシー側の提案を州が拒否したため、再び物別れとなった。
しかしながら長期に渡って収入を得られないタクシー運転手たちの間で疲労感が見えはじめ、中には困窮状態に陥り独断で仕事を開始して、他の同業者との間でトラブルが起きた例もあるという。
同組合では、結果のいかんに関わらず今後も戦いは続く、と訴えているが、このままストを続けるのは困難とみて、投票に踏み切った。
一方、アンヘル・ガリード知事は、州民には選択の自由という権利があり、タクシー業界は、VTCを規制する提案ではなく、より利用者が増加するような提案を示すべきであると批判、カタルーニャの様にVTCが撤退して多くの家族が路頭に迷うような事態は起こさないと断言した。

地下鉄2番線、一部閉鎖継続で利用者の不満続出

マドリッドの地下鉄2番線のソルーレティーロ間が不通となってから11日目となり、利用者の不満が日ごとに増加している。
この閉鎖は先月25日、カナレハス広場の工事により地下トンネルがずれる事故が起こったためで、この区間はただちに運行停止された。
当初はその週末だけの閉鎖とされていたが、10日以上たった現在もまだ再開のめどは立っていない。
そのうえ、地下鉄側は通常の工事などで提供する無料バスなどの代替サービスを一切行っておらず、通勤客らは毎日迂回などルートの変更を余儀なくされている。
また、多くの利用者は、いつ終わるのかなどの情報も全くないとして、地下鉄の説明不足も訴えている。

DGT、運転免許の有効期限、2カ月前に通知

総合交通局(DGT)は、本日より運転免許の有効期限が2か月後に迫ったドライバーに対する通知の郵送を開始した。
この措置は、民衆党(PP)政権時代に廃止されたものだが、免許が切れたまま運転を続ける人を少しでも減らそうという狙いがある。
DGTによると、このような状況にあるドライバーは全体の約10%にあたるという。
また、今年は250万枚の通知が失効の2カ月前に郵送される予定だが、3月に失効する免許に限っては今月の発送となる。
尚、スペインの運転免許は、一般免許は10年で失効するが、65歳以上の場合は5年ごとの更新となる。
またプロ用の免許は5年ごとの更新で、65歳以上は3年ごととなる。


2019年2月4日(月)

首相、ベネズエラのグアイド氏を暫定大統領として承認

スペインのペドロ・サンチェス首相は本日、ベネズエラのフアン・グアイド国会議長を同国の大統領として正式に承認すると発表した。
グアイド氏はニコラス・マドゥーロ大統領に対し、自ら暫定大統領就任宣言を行っていたが、これに対しスペイン政府は、マドゥーロ氏に8日以内に解散総選挙を決断するよう求めていた。
しかしながら同大統領がこれに応じなかったため、グアイド氏承認に踏み切った。
会見でサンチェス首相は、この承認の目的はベネズエラにおいて自由で民主的な選挙の実施が保障されることであり、誰も疎外されることなく、すべての国民が自分たちの将来を誰からも脅されたり恐怖を感じることなく選択できることであると述べた。
首相の会見はモンクロア宮で午前10時より行われたが、数分程度の短いもので、質問は受け付けなかった。

マドリッドタクシースト、3週間目に突入

マドリッドのタクシーによるストライキは、本日で3週間目に入ったが、同自治州は大手タクシー協会に対して、本日午後からの協議に応じるよう要請した。
先週木曜日にはタクシー側から、運転手付きレンタカー(VTC)の規制についての提案が示されていたが、予約から乗車までに1時間以上、利用者と車両の距離が5キロ以上という条件を州側が拒否していた。
一方、カタルーニャでは州とタクシー組合の合意を不服とした大手VTC2社が、同州からの撤退を検討すると発表し、その場合数千人が解雇されることになるとみられる。

18県で引き続き悪天候による警報・注意報

 先週末北部地域を中心に悪天候をもたらした暴風雨は去ったものの、本日も18県で悪天候による警報及び注意報が発令されている。
気象局によると、ウエスカ、カンタブリア、ブルゴス、レオン、パレンシア、ソリア、セゴビア、バルセロナ、ジローナ、レリダ、マドリッド、ナバラとリオハでは低温注意報が出ており、これら殆どの地域では最低気温が0度以下となる見込み。
特にレオン、パレンシアではマイナス4度、パンプローナ、セゴビア、ソリアとテルエルではマイナス5度、ビトリアでマイナス7度、ブルゴスではマイナス8度まで下がる模様。
一方、ジローナ、タラゴナ、カステジョンとメノルカでは強風注意報が発令されている。
また、ランサロテでは高波注意報が、ジローナ、マジョルカ及びメノルカでは同警報が出ており、波の高さは3〜7メートルに達すると予測されている。


2019年1月29日(火)

2018年の失業者数、12.3%減少

国家統計局(INE)の調査によると、昨年の失業者数は46万2400人減少し、その総数は330万人であった。
前年比12.3%減少し、これで6年連続の減少となった。
また失業率は14.45%で2008年以来の低い数値となった。
しかしながら、一時・短期雇用は26.8%増加しており、前年の数値を1ポイント上回っている。
一方、雇用の増加率を自治州別でみると、最も増加したのがアンダルシア、2位がマドリッドで3位がカタルーニャだった。

マドリッドタクシースト、抗議行動続く

昨日で8日目となったマドリッドのタクシーストライキは、カステジャーナ大通りから追い出されたタクシー運転手らが、民衆党(PP)本部前で抗議デモを行った後、午後にソル広場の州庁舎前で集会を行い、さらにゴヤ通り近くで行われたPPの集会でも抗議活動を行った。 また9日目の本日は、午前9時からアメリカ通りにある労働組合本部前に集結したあと、PP本部前まで徒歩で移動し、昨日と同様に抗議した。
尚、マドリッドでは自治州と市が協議の結果、利用者とVTCの車両の距離が300メートル以上であることという制限を先週金曜日に提案したが、これはコントロールするのが困難であるとしてタクシー組合に即座に却下された。
一方、カタルーニャでは州とタクシー組合が合意に達し、タクシーストは終結したが、運転手付きレンタカー(VTC)を利用する場合に契約から乗車までの時間を最低15分と定めた勅令が適用される事に反発し、今度はVTCのドライバーらが抗議活動を行っている。

PSOEとPP、政府専用機の利用で罵り合い

昨日行われた閣議において、PP選出のベアトリス・エスクデロ議員は、ペドロ・サンチェス首相が、政府専用機ファルコンを私的に利用したとして、政府に説明を求めた。
この中で同議員は、首相は国のために何かをしているかは不明だが、国を利用している成り金である事は明らかである、と中傷する事も忘れなかった。
これについて社労党(PSOE)のソフィア・エルナンス議員は、サンチェス氏はPP選出のホセ・マリア・アスナル氏やマリアノ・ラホイ氏を含めた歴代の首相と全く同じように公用機を利用している、ただしラホイ氏のように積み荷にワインとウィスキーを追加注文するような事はしていない、自分たちの時代を棚に上げて首相を揶揄するべきでない、と辛辣に批判した。


2019年1月28日(月)

マドリッドタクシー、カステジャーナ大通りを占拠

昨日で7日目を迎えたマドリッドのタクシーストライキ、土曜日までは国際観光見本市会場周辺に集結していたが、土曜夜から多くの車両がマドリッド市内を南北に縦断するカステジャーナ大通りで一夜を過ごし、昨日は一日中央部の数車線を占拠した。
集結したタクシードライバーたちは、口々に「これは戦いだ」と叫び、最後まで戦う決意を改めて示した。
マドリッドタクシー組合の広報担当は、この大通りを抵抗の拠点とし、ここで野営を続ける構えであると述べた。
しかしながら本日午前、国家警察機動隊が3時間かけて車両やテントの撤去を行ったため、多くのドライバーは前もって申請されていたヘノバ通りの民衆党(PP)本部前での抗議デモに向かった。
尚、本日午後からはソル広場での集会が予定されている。

内紛のポデモス、今度はマドリッド代表が辞任

創設者のひとり、イニゴ・エレホン氏の問題で揺れる新進左派ポデモスだが、先週金曜日には同党のマドリッド代表で、上院議員でもあるラモン・エスピナル氏が、すべての役職及び議員職を辞すると発表した。
文書でこれを発表した同氏は、これらの役職を務めるのは非常に重い責務であり、現在の自分にとってはこれらの職を辞する事が、責務であるとコメントしている。
エスピナル氏は、エレホン氏の代わりに同党の州知事候補となるのではと一時噂されていたが、同氏が党執行部派であるのか、またはエレホン氏に賛同しているのかは明らかでない。

36県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日36県で強風や大雪などによる警報・注意報を発令している。
それによると、テルエル、サラゴサ、カンタブリア、アルバセテ、アビラ、ブルゴス、レオン、パレンシア、セゴビア、サモラ、バルセロナ、タラゴナ、メリージャ、マドリッド、カステジョン、バレンシア、アリカンテ、イビサ、フォルメンテーラ、マジョルカ、リオハ、アラバ、ビスカヤ、ギプスコア、アストゥリアスとムルシアには強風注意報が、ウエスカ、ジローナ、レリダとナバラには同警報が発令されている。
また、ウエスカとレリダでは大雪警報が、カンタブリア、レオン、ジローナ、ナバラ、アラバとアストゥリアスには同注意報が出されている。
このうちウエスカ、レリダとナバラには雪崩注意報も出ている。
さらにアルメリア、グラナダ、メリージャ、カステジョン、ア・コルーニャ、ルーゴ、ポンテベドラ、イビサ、フォルメンテーラ、マジョルカ及びメノルカには高波などの海上注意報が、カンタブリア、ジローナ、タラゴナ、ビスカヤ、ギプスコアとアストゥリアスでは同警報が発令されており、注意を呼びかけている。


2019年1月22日(火)

マドリッドタクシースト2日目、M40を一時封鎖

2日目を迎えたマドリッドのタクシー無期限ストライキだが、前日から待機していたタクシーが、早朝から見本市会場付近の道路を占拠し、環状道路M40にバリケードを築き、一時封鎖した。
駆け付けた警官隊がこれらをただちに撤去したため、道路のブロックは数分であったが、職場に向かう人や明日から始まるフィトゥールの準備に訪れた人などの車両でかなりの渋滞が発生した。
一方、バルセロナでも引き続きタクシーによるストが行われており、グランビアやディアゴナル通りの封鎖が続けられている。
また、本日正午よりカタルーニャ広場からデモ行進が予定されているという。

ポデモス、新たな州知事候補擁立を発表

内紛で揺れる新進左派ポデモスの広報官は本日、イニゴ・エレホン氏に代わり、マドリッド自治州選挙の知事候補者を新たに擁立すると発表した。
候補者名については明らかにしなかったが、決まり次第発表すると約束した。
一方、エレホン氏がマヌエラ・カルメナ市長の市民団体から出馬することは裏切りであるか、との質問が出たが、これには答えず「新天地で新しいプロジェクトが成功することを祈ります」とコメントするにとどまった。
さらに、内紛について党内から批判が挙がっている事については、党の最重要課題は、最低賃金の引上げ、家賃や光熱費の値下げなどといった社会問題であると述べた。

昨年の観光客訪問数、世界第3位をキープ

世界観光機関の発表によると、2018年にスペインを訪問した観光客は8260万人で、フランスと米国に続く 第3位をキープした。
2位の米国はまだ最終報告を提出していないが、順位変動の可能性はない模様。
同機関の関係者は、3位を維持することの困難さに触れ、スペインは観光業で世界をリードし、誰もが訪れたい国であり、業界では、お手本にして見習いたいと思われる国であると主張した。
尚、訪問者を国籍別でみると、インドとロシアからの旅行者が急増しているほか、アラブ諸国やアジアの小国からの訪問も増加しているという。


2019年1月21日(月)

マドリッドのタクシースト、参加率100%

本日から始まったマドリッドのタクシーによる無期限ストライキだが、タクシー運転手らが参加する労働組合によると、正午現在の参加率は100%で、空車は一台もないという。
また、今週水曜から開幕する世界最大級の観光見本市フィトゥールの会場では、付近をタクシー車両で封鎖する予定で、イベントの参加者やスタッフは、タクシーが利用できないだけでなく、自家用車やバスの利用も困難となる模様。
このストは、運転手付きレンタカー(VTC)の規制強化を訴えるものであるが、開始に先立つ先週土曜日には、VTCの車両を追跡し、追いつめて動けないようにしたとして2名のタクシードライバーが逮捕されている。
尚、バルセロナでもこれに賛同して本日ストが行われている。

ポデモス内紛、エレホン氏が反論

新進左派ポデモスの創設者のひとりであり、同党の次期マドリッド自治州知事候補のイニゴ・エレホン氏は、党に無断でマドリッド市長の市民団体マス・マドリッドからの出馬を発表し、党執行部より強い批判を受けている。
これについてエレホン氏は昨日、民放の報道番組に出演してこれを説明した。
党内部から同氏に離党を要求し、別の候補をたてることを求める声が挙がっている件について同氏は、熟慮すべきだと訴えた。
また、マス・マドリッドからの出馬については、ポデモスや左派連合のどちらの政策にも同意できないという市民をも取り込み、自治州の政権を獲得する狙いがあったと説明した。
また、自分は党創設者の一人であり、現在も要職についている、従って離党はあり得ないと強く否定した。

マドリッド地下鉄6番線、一部で10時間不通

マドリッドの地下鉄6番線のオドンネルーアベニーダ・デ・アメリカ間は昨日、10時間以上にわたって列車の運行が休止された。
これは同線のマヌエル・べセラ駅のホームで天井部分が剥がれ、線路内にその一部が落下したためで、除去作業にはさほど時間がかからなかったが、石綿が使用されていた事が発覚した駅であるため、大事をとって長時間の運休措置をとったという。
一時はサインス・ デ・バランダ駅も不通となっていたが、マヌエル・べセラ駅の2番線については通常通り運行していた。


2019年1月17日(木)

マドリッドのタクシー、21日より無期限スト

マドリッドのタクシー組合は、「Uber」や「Cabify」など運転手付きレンタカー(VTC)サービスの規制強化を求めて、今月21日午前6時より無期限ストに突入する。
ストを行なうべきかどうか、今週火曜日と水曜日の二日間に渡り、タクシードライバー等による投票が行われたが、95%がスト決行に賛成票を投じた。
マドリッドでは22日から世界観光見本市の開催が予定されており、国内外から多数の訪問者が同市を訪れる事が予想され、これに合わせたスト開始と見られる。

フアンマ・モレノ・ボニージャ氏、アンダルシアの新州知事に就任

昨日、アンダルシアの新州知事としてフアンマ・モレノ・ボニージャ氏の就任が決定した。
ボニージャ氏はPP所属で、今回の可決はPPの26票、シウダダーノスの21票、Voxの12票による、計59票によって可能となった。
反対票は50票で、棄権票は無かった。
これまでアンダルシア州では常にPSOEが政権を維持して来たが、今回、その歴史上始めて他党が政権をとることとなった。
今回の可決には極右政党Voxの協力が不可欠となり、これと手を組んだ事に対し、左翼勢力よりPPへの強い批判の声が上がっている。


2019年1月15日(火)

中道右派支持者、大多数が極右との協定容認

20ミヌートス紙の調査によると、中道右派の民衆党(PP)及びシウダダノス支持者の70%が、アンダルシアで政権を獲得するために極右政党ボックスの支援を得た事に同意しているという。
特にPPは新州知事に同党選出の候補が就任する見通しとなっており、支持者の90%がこれを容認している。
これに対し、シウダダノス支持者のこの件についての支持度は74%にとどまっている。
一方、全般的には54%の有権者がこの右派連立に異議を唱えているが、特に社労党(PSOE)支持者は87%が反対している。
一方、左派ポデモスの支持者は80%が反対している。
この調査の結果を見る限りでは、アンダルシアの選挙において左派・右派共に有権者の意向に従った判断を下したといえる。

タクシー業界、VTCと国を相手に訴訟を検討

スペイン各地のタクシー組合は、合同で国と運転手付きレンタカー(VTC)業者を相手取った民事及び刑事訴訟を起こす構えであると発表した。
記者発表を行った代表者によると、この訴訟は業界がVTCにより被った損害を訴えるものであるという。
また、「欧州連合で保護されているタクシー業を消滅させようとする陰謀が感じられる。我々を抹殺しようとする者がいるが、そうはさせない。」、と断言した。

住宅価格、上昇止まらず

国の調査によると、昨年の第4四半期の住宅価格は、前年同期比5.8%上昇した。
これは2007年第3四半期以来の高い上昇率で、不動産バブルさなかの当時の平均価格は1平米あたり2044ユーロであった。
現在の数値は、同1337ユーロで34.7%低いが、上昇傾向は止まらない模様。
2015年の第1四半期に最低値を記録して以降、再び価格は上昇を続けており、毎年平均11.7%上がっている。
自治州別でみると、最も上昇しているのはマドリッドで10.8%、これに続くのがバレンシアで7.8%、以下アストゥリアス、カスティージャ・イ・レオンとアラゴンの順となっている。
また、価格が最も高いのもマドリッドで、これにバレアレスとパイス・バスコが続く。


2019年1月14日(月)

ボックス党首、極右政策をあらためて強調

極右政党ボックスのサンティアゴ・アバスカル党首は、報道番組に出演し、その極右的政策をあらためて示した。
そのなかで同氏は、スペインでは合法化されている「同性婚」について触れ、婚姻関係は男女の間で交わされるものであるとし、同党が政権を取った際にはこれを覆すと述べた。
さらにDV法については、無実の男性が多くいるとして、改正を行う必要があるとした。
そして人工中絶についても、死を擁護する悪法であるとして廃止を訴えた。
しかしながら、同党は女性蔑視の政党ではないとしている。
一方、同党に対するマスコミの報道については、虚偽であると批判したものの、報道されるほど自分たちに有利に働くと余裕をみせた。
最後に、同党はこれまで見捨てられてきた普通の市民たちによって支持されている政党である事を強調した。

セントロ地区の商店主ら、クリスマスの売り上げ減を訴え

マドリッド商店主協会によると、去るクリスマスシーズン期間中の売り上げは、市全体としては2.5%上昇したが、中心部セントロ地区のそれは15%減少したという。
同協会ではこれを、セントロ地区の車両通行規制によるものであるとし、違反に対する罰則適用が開始すると、さらに売り上げが下がるのではと危惧している。
また、規制開始当初は一部で混乱がみられ、地区の商店主らから問い合わせが殺到したとして、市の情報提供不足を非難した。
尚、市全体としては、ホテル、レストランなど観光業や運送業の売り上げ増が目立っているほか、特定の商品を販売する商店も伸びを見せているという。

ティッセン、所蔵作品関連のレシピ本出版

マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館は、所蔵作品にインスピレーションを得た料理のレシピ本を出版した。
国内外で有名なスペインの一流シェフらが参加し、それぞれがその作品を選んだ理由や、どのようなインスピレーションでレシピを考案したかという説明も記載されている。
レシピのなかには、作品のイメージに忠実なものから、かなり自由なインスピレーションのものもあるという。
ティッセンでは以前から食文化と芸術のマッチングに力を入れており、デリカティッセンと名付けられたブランドから、様々な製品を販売している。
また、今後海外のシェフによるレシピ本の出版も検討しているという。


2019年1月9日(水)

バルセロナの空港、ワールド・モバイル・コングレスに合わせて警備員のスト

バルセロナのエル・プラッツ空港で働く警備員等は、2月24日から3月3日まで、バルセロナで開かれるワールド・モバイル・コングレスに合わせる形で24時間ストを行なうことを発表した。
またバルセロナのタクシー組合も、UBERやCabifyなどによるサービスに違法性が無いかどうか厳重な取り締まりが保障されない場合は、同時期にストを行なう可能性もあるとして地方行政に圧力をかけつつある。


2019年1月8日(火)

マドリッド、年明け後7日目に大気汚染による交通規制解除

首都マドリッドでは、空気中に含まれる二酸化窒素の量が増えすぎた事から、新年に入っても6日間連続で車両交通規制が布かれ、街を取り囲む環状線M30、そしてM40から市内へのアクセス道路での最大走行速度が時速70キロに制限されていた。
昨日、7日になってようやく二酸化窒素の量がEUが指定する上限を下回り、同交通規制が解除された。

アンダルシア州、医療サービスの遅延深刻化

アンダルシア自治州では、年が明けた現時点で、公的医療サービスを受けるための順番待ちをしている患者数が336.000人を超えており、すでに過去最多記録を更新した昨年と比べ、更に26.033名の増加となった。
同州の規定によると、700種の外科治療については、最大でも180日以内にそれを受ける権利が保障されている。
また、71種の治療を含む11種の最も頻繁に行なわれる診療については最大で120日以内に、そして心臓関連の外科手術については最大で90日以内に受ける権利を保障している。
そう言った最大待ち時間をすでに超えて待ち続けている患者の数も、昨年では36788名であったのが、今年に入って40.000人を越えている。


2019年1月4日(金)

マドリッド市、9年連続で大気汚染EU規制違反

昨年、クリスマスの週もそうでったが、新年開始後もマドリッド市では大気汚染度が高く、車両通行規制レベル1が維持されたままの状態が続いている。
レベル1では、マドリッド市の中心部を囲むように走る環状線M30や、マドリッド市へのアクセス経路となっている主要道路などの制限速度が時速70キロとなる。
クリスマス休暇、年越し休暇と重なるこの時期、普段に比べると車両数は減少するが、それでも大気中に含まれる二酸化窒素の量は規定量を上回る状態が続いている。
EU規定によると、市内に設置された測定器の中の一つでも年間平均含有量が40マイクログラムを越えた場合、ペナルティーの対象となるが、2018年、マドリッドでは24か所に設置された測定器の内、7つが許容範囲を超える数値を観測している。

マドリッドのグランビアで観光バスによるデモ

マドリッド中心部の交通を規制する新条例マドリッド・セントラルに対し、昨日、観光バスなどのバス業界は3度目のデモを行った。
11時から13時に渡ってグランビアの交通が影響を受ける事となったが、その中で、グランビアにおけるツアー客の乗り降りや荷物の積み下ろしが可能なエリアを設置することなどを要求。
グランビアにはホテルなどたくさんの宿泊施設が集まっており、現行の通行規制が続くとマドリッドにおける観光業に多大なる悪影響が出るとして、道行く人々に現状況を説明したパンフレットなどを配って社会に訴えかけた。

カタルーニャ、2018年の新企業登録数2012年以降最悪の数値に

カタルーニャでの違憲独立運動が続く中、同地における政情に不安を持つ企業家が多く、2018年度にカタルーニャで登録された新企業の数は前年度比較7.6%の後退となり、17.383件にとどまった。
これにより2012年以降、最低レベルを更新したことになる。
スペイン全国レベルでは、2018年に登録された新企業数は94.587社で前年度比マイナス0.4%となっており、地域別で最も多かったのはマドリッド自治州の21.628件だった。


2019年1月3日(木)

PSOE支持者の半分がキム・トーラ氏との対話に反対、155条の再適用を支持

エル・ムンド紙の依頼によりSigma Dos社が行ったアンケート調査によると、ペドロ・サンチェス首相率いるPSOE党の支持者の46.9%が、首相が続けているカタルーニャのキム・トーラ州知事との対話政策に難色を示しており、47.6%がこれを支持している。
また、PP党やCiudadanos党等が求めている、憲法155条の再適用によるカタルーニャ自治権の部分的な停止処分についても、PSOE党支持者の44.7%がその必要性を認める一方で、44%が現時点では法的根拠に欠けると考えており、与党PSOEの支持者の間で大きな分裂が生じているのが見て取れる。

過去12カ月間に失業者数6.17%減少

2018年は、失業者総数3.202.297名をもって幕を閉じた。
これは同年1月と比較すると6.17%のマイナスとなっており、2013年以来6年連続での減少となった。
2013年、2014年、2015年、2016年、2017年の統計は、それぞれ147.000人減、253.000人減、354.203人減、390.534人減、290.193人減となっており、経済危機が始まった2007年以降続いた失業者数増加問題を修復しつつある。
雇用が回復し始める前の2010年、2011年、2012年にはそれぞれ176.470人増、322.286人増、426.364人増 と失業者が急増していた。


2019年1月2日(水)

国鉄の故障により160名以上が暗闇の中で立ち往生

2019年はスペイン国鉄RENFEにとって、そしてその利用者等にとってトラブル続きのスタートとなった。
昨日、元旦の17時18分にバダホスを出発したマドリッド行き列車は、不具合によって二つ目の停車駅、メリダに遅れて到着。
利用者等はそこで別の列車への乗り換えをさせられたあと、旅を続けることとなったが、ナバルモラル・デ・ラ・マタ(カセレス)あたりで再び故障。
一度は動きかけたが、1分後にはモーターが停止し、電気供給も止まり、そのまま2時間以上の間、利用者等は暗闇と寒さの中に閉じ込められることとなった。
タラベラ・デ・ラ・レイナから呼び寄せた別の列車が到着し、故障した列車を最寄り駅のナバルモラル・デ・ラ・マタまで牽引し、ナバルモラル・デ・ラ・マタに到着したのが深夜の1時15分ごろ。
そこから約100名がタラベラから到着した同列車に乗り換えてマドリッドへ。
列車の収容人数が100名であったため、これに乗れなかった人々は3台のバスに分乗し、それぞれの目的地へ向かう事となった。

サグラダ・ファミリアに弾倉とナイフを持ち込もうとした男性、仮釈放

口径9ミリのピストルの弾倉5個、そして複数のナイフなどが入ったリュックをバルセロナのサグラダ・ファミリア内に持ち込もうとした男性が逮捕されていたが、バルセロナの地方裁は定期的な出頭を命じた上で仮釈放した。
男性はフランス国籍の軍人でバルセロナを観光目的で訪問しており、リュックから銃器を取り出しておくのを忘れていたと供述している。
逮捕当時、サグラダ・ファミリア付近の駐車場に置かれていた彼の車からピストルも発見されている。
内務省ではこの男性について、テロリストとしての危険性は無いと見ているが、クリスマスシーズンをターゲットにしたテロの可能性が高まっているとの指摘もあるカタルーニャでは、来週まで特別警戒態勢が維持される。


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