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スペインのニュース

現地のメディアよりスペインのニュースを毎日更新でお伝えします
土日、祝日はお休みです。


20年10月19日(金)

元大臣、アンダルシアの子供たちを中傷

マリアノ・ラホイ政権で農業大臣を務めた民衆党(PP)のイサベル・ガルシア・テヘリノ氏が、アンダルシアの子供たちを中傷する発言を行い、波紋を呼んでいる。
国営放送の朝の報道番組に出演した同氏は、PPが統治する自治州の子供たちは学力が非常に高いとしたうえで、社労党(PSOE)が長期に渡って統治するアンダルシアの10歳の子供の学力は、カスティージャ・イ・レオンの8歳と同等であると発言した。
この発言により、ただちに各界から批判の声が挙がったが、PP内部からもアンダルシア出身の党員を中心に反発が広がっている。
PPでは以前にも当時の保健大臣であったアナ・マト氏が、アンダルシアの子供たちは実質的に非識字者である、とコメントして物議を醸したことがある。

気象局、カステジョンなどの特別警報を引き下げ

大西洋からの低気圧により、地中海沿岸部を中心に悪天候が続いているが、気象局は本日、カステジョン、テルエルとタラゴナに発令していた暴風雨特別警報を警報に引き下げた。
これらの地域では家屋の浸水が起き、体育館などに住民が避難した地域もある。
また、一部の道路では水が溢れ、消防隊員は乗っていた車に閉じ込められた人達の救出作業などに追われた。
同局では引き下げたとはいえ、警報は続いているため、十分警戒するよう呼び掛けている。

バルセロナでロートレックとモンマルトルのエスプリ展

バルセロナのカイシャ・フォーラムでは「ロートレックとモンマルトルのエスプリ」展を開催中。
この展示ではフランスの画家トゥールーズ・ロートレックと彼が主に活動したパリのモンマルトルに集った画家たちの作品345点が公開されている。
このうちロートレックの作品は61点で世界中のコレクションから貸与されたもの。
同展は来年1月20日まで。


2018年10月18日(木)

バルセロナ市議会選、世論調査でERCがトップ

カタルーニャの地方紙エル・ペリオディコは、市議会選挙に関する世論調査の結果を発表した。
それによると、今選挙が行われた場合、独立推進派のERCが全41議席中、10〜11議席を獲得してトップとなる。
これに続くのは現職のアダ・コラウ市長が所属するBコムで8〜9議席。
また、マヌエル・ヴァルス元フランス首相が設立し、シウダダノスが後援する市民団体は3位で、前回の選挙のシウダダノスの議席より2議席多かった。
さらに社労党カタルーニャも前回より2議席増加すると予測される。
一方、民衆党(PP)はこの調査によると、1議席も獲得できず、これはスペイン民主化後、初めてとなる。
この調査通りの結果となれば、コラウ市長の政党の単独政権も、独立派の連立も困難であるとみられる。

保健省、禁煙の公共スペース拡大を検討

スペインでは現在、屋内の公共施設、飲食店などのレジャー施設などでの喫煙が禁止されているが、保健省はこれを屋外施設にも拡大する事を検討しているという。
同省が、専門医や主要政党の担当議員らと作る諮問機関は、国民の健康とタバコに関する会議を行った。
その中で、これまでの屋内施設だけでなく、ビーチや飲食店のテラス席、病院の周辺や自家用車内などでも禁煙にすることが提案された。
スペインでは屋内公共スペースが全面禁煙になって以来、多くの国民がタバコを止めたが、それでも喫煙者は全国民の25%にあたるという。
また、昨年禁煙を試みた人の95%がいかなる公的支援も受けてないとしており、禁止政策だけでなく援助の面でもサポートしていく事で一致した。

国王地下鉄乗車、記念式典で

来年操業100周年を迎えるマドリッド地下鉄では、1年間にわたって様々なイベントが行われるが、99年目にあたる昨日、記念行事開始の特別式典が行われた。
出席したフェリペ国王夫妻は、アンヘル・ガリード州知事と共にソル駅から乗車した。
駆け付けた報道陣から、地下鉄のユーザーではないですね、と尋ねられた国王は、「手近にないものですから」とユーモラスに答え、その場を沸かせた。
国王は、皇太子時代に路線の延長の式典などで乗車経験はあるものの、国王としては初乗車であった。
同駅の1番線ホームで一般乗客と同じように電車を待っていた国王は、特別にリザーブされた一番前の車両に乗り込んだ。
殆どの人は国王が同じ電車に乗っている事を知らず、他の車両がガラガラなのになぜ1号車だけ混んでいるのかわからなかったとコメントした乗客もいた。
また、バルデアセデラス駅から一駅だけ国王と同じ車両に乗ることを許された女性は、良い記念になったと喜んでいた。
尚、国王夫妻らはチャマルティン駅で下車した。


2018年10月16日(火)

スペイン人の7人中6人が汚染された空気を呼吸

環境保護団体の調査によると、スペイン国民の24.6%が大気汚染に晒された状態で生活しているという。
それによると、約1150万人の国民が悪い空気を吸っており、これは7人中6人という計算になる。
今年は特にラ・マンチャ、エクストレマドゥーラ、マドリッドとムルシアでの汚染が際立っているという。
逆に汚染が低かったのは、カンタブリア、エブロ峡谷、カスティージャ・イ・レオンとカナリアスであった。
この団体の代表らによると、スペインでは、大気汚染が急激に悪化した際の緊急対策が無いに等しいという。
また、大気汚染のレベルや健康被害の危険性に対する情報が乏しいうえ、専門家でないとわからないような難解なデータしか提示されていないと批判している。
そのため、公的機関は市民にわかりやすい情報提供を行う努力をするべきだと強調している。

政府、カタルーニャ州議会の王室非難決議を上告へ

スペイン政府は、カタルーニャ自治州議会が先週可決した国王及び王室制度に対する非難決議を司法裁判所に上告すると発表した。
この決議は王制の廃止を要求するものであるが、王室問題は自治州の管轄ではないため、法的有効性はない。
中央政府のカルメン・カルボ副大臣は、前述の点を踏まえたうえで、法的有効性はないが、政治的責任は重大であると指摘した。

スペイン、イングランドに敗れる、ネーションズ・リーグ

セビージャのベニート・ビジャマリンサッカー場で昨日、ネーションズ・リーグのスペイン対イングランド戦が行われた。
ルイス・エンリケ監督就任以降、大量得点で順調に勝ち星を挙げてきたスペイン選抜であったが、昨日は2対3で敗北を喫し、同監督にとっては初黒星となった。
これにより、スペインがグループ・リーグを突破するには、次回のクロアチア戦が大きなカギとなる。


2018年10月15日(月)

イスパニア・デーの式典、首相に罵声

イスパニア・デーの祝日であった先週金曜日、毎年恒例の軍事式典がマドリッドで行われた。
ペドロ・サンチェス首相にとっては就任以来初の式典であったが、詰めかけた観衆からは、拍手もあったものの、その多くは罵声であり、不信任動議により選挙なしで首相に就任したことから、「不法占拠者」、「出ていけ」などとヤジる声が挙がった。
これについて首相は、フェリペ・ゴンサレス氏やホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ氏といった歴代の社会労働党選出首相は皆、この日に罵声を浴びており、自分も例外には当たらないとして、さほど重要視しないとコメントした。
式典にはサンチェス政権の閣僚がほぼ全員出席したほか、野党のパブロ・カサードPP党首やシウダダノスのアルベール・リベラ党首らも出席したが、ポデモスのパブロ・イグレシアス代表は今年も欠席した。
一方、レオノール王女は、貴賓席においてこれまでは母レティシア王妃と妹のソフィア内親王との間に座っていたが、王位継承者として、今年は父であるフェリペ6世国王の右側に着席した。
式典とその後の軍事パレードは恙なく進行したが、雨天のため軍用機による航空ショーは中止となった。

16県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日16県に大雨や強風などによる警報・注意報を発令している。
それによると、ウエスカ、バルセロナ、ジローナ、レリダ、マジョルカとメノルカには大雨警報が出されている。
また、バルセロナ、ジローナ、マジョルカとメノルカには高波注意報が、ジローナとレリダには強風注意報も出ている。
さらに、カディス、サラゴサ、ナバラ、イビサとフォルメンテーラにも大雨注意報が出ているが、特にフォルメンテーラでは暴風雨に対する注意報も発令されている。
アルメリア、グラナダ、タラゴナ、マジョルカ、ポンテベドラとア・コルーニャにも時化による注意報が出ているが、コルーニャでは強風にも注意が必要という。

マドリッド地下鉄、列車ブレーキで発電

マドリッド地下鉄は、列車がブレーキをかける際に発生するエネルギーを地下鉄運営の電源に再利用するプロジェクトを発表した。
このエネルギーの利用はこれまで非常に限定的なものであったが、新しいシステムにより、他の車両への利用以外にも、駅の照明、エスカレーター、改札などあらゆる設備の電源として利用が可能となった。
このシステムは第一段階として10B線のラ・モラレハ駅に設置され、来年夏までには バリオ・デル・プエルト、ラ・ペセタとオスピタル・デ・モストレスの各駅に設置される予定。
同地下鉄の関係者によると、このシステムにより、1年間で一般家庭1千軒の年間電気消費量分を節約できるという。
尚、これと類似したシステムは、国内ではビルバオやバルセロナ、海外ではベルギーのブリュッセルなどですでに導入されている。


2018年10月9日(火)

アンダルシア、自治州選挙の前倒し発表

アンダルシアのスサーナ・ディアス州知事は昨日、自治州選挙の前倒しを発表した。
同州知事は、州議会の閣僚会議で選挙実施の勅令にサインした後に記者会見を行った。
それによると、会期満了は来年3月であるが、州選挙は今年12月2日に実施するという。
前倒しはかねてから噂されていたが、連立政権を樹立していたシウダダノスが、約1カ月前に協定破棄を通告して以来、解散は時間の問題とみられていた。
シウダダノスのアルベール・リベラ党首は破棄の理由について、州政府が公約を守らず、また歩み寄りの努力を怠ったためなどとしている。
ディアス州知事は、このままでは自治州予算の成立に支障をきたすため、解散・選挙に踏み切ったとしている。

連休のお天気、低気圧の発達で荒れ模様

今週金曜日はイスパニア・デーの祝日であるため3連休となるが、気象局によると大西洋上で低気圧が発達するため、多くの地域で悪天候に見舞われる模様。
それによると、木曜日には大西洋前線の到来により、雨雲がイベリア半島を西から東へと移動、そのため半島中央以西、特にガリシアではかなり激しい雨となる模様。
この前線は地中海沿岸部まで達するものの、そのころには勢力を弱めており、局地的な小雨程度となる見込み。
また、最高・最低気温ともに全国的に上昇するという。
金曜日から土曜日にかけて、前線通過後は、天気も徐々に回復に向かうが、日曜日には大西洋上でサイクロンが発生するため、再び不安定な天候が見込まれるが、イベリア半島に接近するかは不明。

イスパニア・デー、軍事パレードのルート発表

今週金曜日にマドリッドで開催されるイスパニア・デーの軍事パレードの時間やルートなどが発表された。
それによると、午前11時には、フェリペ6世国王夫妻がリマ広場に到着し、ここから式典が開始、軍事礼式、国旗掲揚やパラシュート部隊の演習後にパレードが始まり、上空では航空ショーも行われる。
パレードはクスコ広場から始まり、国王夫妻や政府閣僚らが列席するリマ広場に到着し、式典の終了は午後1時頃となる。
パレードや式典が行われるのはカステジャーナ大通りの北部クスコ広場から、リマ広場の間で、国王夫妻らの来賓席はサンティアゴ・ベルナベウサッカー場の正面付近に設置される。
この付近では当日だけでなく木曜日も警備や予行演習のために通行止めとなり、市バスのルートも変更される。
このため政府は、木曜から金曜にかけてはなるべく地下鉄を利用するよう呼び掛けている。


2018年10月8日(月)

モンセラット・カバジェさんの葬儀、首相と州知事も出席

先週土曜日に死去した世界的ソプラノ歌手、モンセラット・カバジェさんの葬儀は本日正午よりバルセロナの葬儀場で行われるが、芸能界だけでなく政界からも多くの人が参加を表明している。
特に現在中央政府とカタルーニャ州の関係が緊迫状態にあることから、ペドロ・サンチェス首相とキム・トーラ州知事の接触が注目されている。
また、そのほかにも政府からはホセ・ギラオ文化大臣、野党民衆党(PP)からはパブロ・カサード党首、シウダダノスからはカタルーニャ代表のイネス・アリマダ氏、バルセロナ市長のアダ・コラウ氏、ソフィア皇太后らが出席する予定。
カバジェ氏は85歳で死去、世界最高のソプラノ歌手の一人として知られ、40年以上のキャリアを持つ。
クラシック音楽だけでなく、ポップス歌手らとも共演、バーブラ・ストライザンドやフランク・シナトラ、またバルセロナ・オリンピックのテーマソングでは故フレディ・マーキュリーとコラボしたことでも知られる。

7県で悪天候による注意報

本日はイベリア半島の多くの地域で雨や強風に見舞われると予測されているが、気象局は7県に注意報を発令している。
それによると、ナバラとギプスコアには大雨注意報が出されている。
またカタルーニャのバルセロナ、ジローナとタラゴナ、バレアレスのマジョルカとメノルカにはそれぞれ暴風雨による注意報が発令されている。
同局では、それ以外の地域でも外出や車の運転時には十分注意するよう呼び掛けている。

マドリッド、極右集会に1万人

マドリッドのビスタ・アレグレコンベンションセンターでは昨日、極右政党ボックスの集会が開かれ、主催者発表によると1万人が参加した。
サンティアゴ・アバスカル党首が、次期選挙での議席獲得を目標に掲げ、不法移民の送還、反女性蔑視法や歴史記憶法の廃止などを訴えると、スペイン国旗で染まった会場からは、大きな歓声が挙がった。
また同党首は、カタルーニャの独立派や社労党政権を批判するだけでなく、民衆党やシウダダノスなどの中道右派についても日和見主義である、と槍玉にあげた。
会場には著名人の姿もみられ、作家のフェルナンド・サンチェス・ドラゴ氏、ジャーナリストのヘルマン・テルツィ氏、闘牛士のモランテ・デ・プエブラ氏、さらには左派政党ポデモス創始者のひとりであるフアン・カルロス・モネデロ氏の父親、サルバドール・モネデロ氏も参加していた。
尚、ビスタ・アレグレはポデモスが初めて集会を行った場所としても知られている。


2018年10月5日(金)

アギーレ元知事「9万ユーロのために収監は残念」

民衆党(PP)のエスペランサ・アギーレ元マドリッド州知事は、地方テレビ局テレマドリッドのインタビューに応じた。
その中でアギーレ氏は、先日横領罪で4年半の実刑判決を受けたロドリゴ・ラト元経済大臣について語った。
同氏は、最高裁の判決は尊重するとしたうえで、「9万ユーロのために、しかも返還したにも拘わらず、収監されるのは残念な事である」とコメントした。
さらに、ラト氏が判決を受けたブラックカード事件では、PPの政治家だけでなく、社会労働党(PSOE)、左派連合(IU)や労働組合関係者なども名前を連ねているにも拘わらず、ラト氏の事だけを取り上げるのは不公平であると締めくくった。

ライアンエアー告訴のカップルが敗訴

バルセロナの地方裁判所は、ストによるキャンセルで被害を被ったとしてローコスト航空ライアンエアーを告訴していたカップルの訴えを退けた。
このカップルは去る4月1日にポルトガルのポルトからバルセロナに飛ぶはずであったが、客室乗務員のストに巻き込まれてフライトがキャンセルとなった。
そのためこのカップルは他の航空会社のチケットを新たに購入して旅を続けたが、その後ライアンエアーを相手取って500ユーロの損害賠償を求める訴訟を起こした。
これに対し同社は、内部ストライキは不可抗力であると反論、さらに利用客には事前にメールでキャンセルを通知し、代替案の提案やチケット代の返金など、航空会社としての責務は果たしている事を強調した。
判決文によると、政情不安、悪天候や今回のようなストライキなど安全な運航に支障が出る可能性があるケースの欠航は不可抗力であり、免責事項であるとし、損害賠償の支払い義務を否定した。
この判決は決定的なものであり、上訴は出来ないという。
尚、スペイン国内では同航空会社に対する訴訟において、バダホス、オレンセとポンテベドラでも同様の判決が下されている。

ティツィアーノの宗教画が落下、エル・エスコリアル

マドリッドのエル・エスコリアル修道院の聖具室に保管されているティツィアーノの「キリストの磔刑」が落下するアクシデントが起きた。
国家遺産局によると、原因はこの絵画が飾られていた壁のしっくいの劣化によるものとみられ、絵の部分を下にしてうつぶせに倒れたという。
242x137センチのこの油彩画は、下部にかなり大きな傷がついたが、キリストが描かれている部分には損傷はないという。


2018年10月4日(木)

欧州人権裁判所、独立派の訴え「根拠なし」

欧州人権裁判所は、カタルーニャの違憲州民投票に関連して、独立推進派の女性がスペイン政府に対して起こした訴えを棄却した。
この女性は州民投票の選挙管理委員の一人であったが、投票自体が違憲であることから、国の憲法裁判所から出頭命令を受けていた。
だが女性がこれに応じなかったため、同裁判所は違反に対する罰金支払いを命じた。
これに対してこの女性は、個人的に支払い命令を受け取っておらず、また個人では支払えない高額の罰金であることから、国から差別的行為を受けたとして、欧州連合の人権問題を扱うこの裁判所に訴えを起こしていた。
同裁判所は、最終的な罰金の通告を個人的に受け取っていなかったのは事実であると認めたが、それまでの過程において個人宛てに文書が送付されていたと指摘。
また他のメンバーはこれらの通告に対して控訴しており、この女性も裁判所令に従わないとどのような結果が生じるかを把握できたはずであるとしている。
さらに、この女性が選挙管理委員の職を辞した時点で憲法裁判所も訴えを取り下げており、罰金も発生しなかった事から、経済的困難な状況にも陥らなかったと指摘した。
そして、人権無視という訴えは「全く根拠がみられない」としている。

元経済大臣、横領で4年半の実刑

スペイン最高裁は、ロドリゴ・ラト元経済大臣に対し「ブラックカード事件」における横領罪で4年半の実刑判決を言い渡した。
この事件では、金融機関カハ・マドリッド(現バンキア)の頭取であったミゲル・ブレサ氏(故人)が、役員らの経費の支払いのために特別にクレジットカードを作製したもので、限度額がなく、利用明細や領収書の提出も必要なかった。
ブレサ氏の後任となったラト氏は、このシステムを継続しただけでなく、利用者などの拡大を行った。
ラト氏は、元々あったものを利用しただけであると、責任を否定したが、最高裁はこのシステムにより1200万ユーロ以上が流用され、カハ・マドリッドの資産に甚大な損害をもたらした、民衆党政権で経済大臣、その後IMFの総裁を務めた同氏がこの状況を把握していなかったとは考えにくいとしている。
ラト氏は直ちに収監されるのではなく、最高裁が判決の執行を命じてから数日以内に自主的に入所することとなる。

戦没者の谷訪問者、113%増

独裁者フランシスコ・フランコ将軍が埋葬されている戦没者の谷を訪問する人が、急増している。
このモニュメントは、ペドロ・サンチェス政権が、内戦で犠牲となった人たちと同じ地に埋葬されているフランコの遺体を移転させようとしていることで大きな注目を浴び、7月ごろから徐々に増加していった。
そして、遺体掘り起こしに関する勅令が出された8月に急増し、先月の訪問者数は5万3097人に達した。
これは前年同月比113%の増加である。
尚、このモニュメントの入場料は9ユーロとなっている。


2018年10月2日(火)

CDRの抗議活動、さらに激化

昨日早朝よりカタルーニャ州内各地で道路や線路の封鎖などの抗議活動を行っていたCDRのメンバーら独立推進派は、キム・トーラ州知事の激励を受けたものか、その行為は午後以降さらに激化していった。
午後8時半過ぎには州議会前に集結したメンバーらが州知事らを罵倒し、議会を囲っているフェンスを外し、侵入しようとする者もいた。
自治州警察は事態の収拾に努めたが、メンバーらは外したフェンスや塗料などを投げつけて応酬した。
さらに午後9時頃には、国家警察本部に向かうグループもあり、州警察の機動隊と衝突が起きた。
騒ぎは午前零時過ぎまで続いた。

9月の失業者数、2万441人増

 労働省は本日、9月の失業者数のデータを発表した。
それによると先月の失業者数は前月比2万441人増加した。
これは9月としては2014年以来の低い増加率であるという。
これらのデータを業種別でみると、サービス業で増加したものの、農業、建設業と工業で減少した。
男女別では、2万441人のうち男性は6157人、女性は1万4284人と圧倒的であった。
年齢層別では25歳以下の失業者が増加したのに対し、26歳以上は減少している。
また外国人労働者の失業も増加した。
自治州別では、バレアレスで5.49%、カンタブリアで4.88%と最も増加している。
一方、リオハ、ラ・マンチャ、カナリアス、パイス・バスコ、カタルーニャとマドリッドでは減少している。

8月の外国人観光客減少

国家統計局(INE)によると、8月にスペインを訪れた外国人観光客は、1020万人で、前年同月比1.9%減少した。
同局によると、減少の主な原因は、英国とドイツからの観光客が減少したためという。
それでも訪問者の国籍別ランキングでは英国が1位をキープ、これにフランスとドイツが続く。
観光客の訪問先を自治州別でみると、カタルーニャが1位で、全体の23.9%を占めた。
ただし、訪問者数については前年同月比5%下がっている。
2位はバレアレス、3位はアンダルシアだった。


2018年10月1日(月)

CDR、カタルーニャの交通網寸断、各地で混乱

当時のカタルーニャ州政府による違憲州民投票から1年を迎えた本日、独立推進団体CDRのメンバーが、州内で交通妨害を行っており、各地で混乱が起きている。
タラゴナでは高速道路の一部に古タイヤなどが置かれ、約2キロにわたって寸断されている。
バルセロナでは、午前7時よりカタルーニャ広場をはじめとする市内3か所で無届のゲリラ集会が行われた。
また、同市内では早朝から主要道路の一部が封鎖されたため、路線バスが急遽ルート変更するなどした。
さらに高速鉄道AVEでもフィゲラスーマドリッド間の線路を複数のメンバーが占拠したため、一時運行不能となった。
キム・トーラ州知事は、1周年を受けてカタルーニャ州民に、「その日」が来るまで最後まで戦うよう求め、またCDRの交通妨害などを称えるメッセージを送った。

フランコの遺体、発掘ならアルムデナ大聖堂に埋葬

マドリッド郊外の戦没者の谷に埋葬されている独裁者フランシスコ・フランコの遺体の処遇について、遺族が法務省に文書を送付した。
それによると、フランコの孫にあたるフランシスコ・フランコ・マルティネス・ボルデュウ氏は、遺体の所有権は遺族に限定されており、掘り起こしと移送は違法行為であると訴えている。
さらに、最終的に移送が決まった場合は、アルムデナ大聖堂の納骨堂に埋葬するとしている。
同大聖堂は、市の中心部に位置し、現国王の挙式が行われた事でも知られている。

ライアンエアーのスト、スペインでも大きな影響

先週金曜日に欧州6カ国で、アイルランドのローコスト航空ライアンエアーの客室乗務員のストライキが実施された。
スペインでは100便近いフライトがキャンセルとなったが、このうち64便はストを見越して事前に欠航扱いとなっていた。
それ以外の便は当日キャンセルとなり、事情を知らずに空港に出向いた利用客が、同航空会社のカウンターに長蛇の列を作った。
この突然のキャンセルは、同社が労働組合に対してミニマムサービスの設定を通達しなかったためで、従業員らはキャンセル便を自由に設定した模様。
スペイン国内だけでも1万7000人の乗客に影響が出たとされるこのストであるが、同航空会社は、事前キャンセルを数値に含めていないため、遅延や欠航はごくわずかであったと説明している。


2018年9月27日(木)

AVE グラナダ線 2019年6月に開通

高速列車AVEの開通工事が長引き、グラナダが鉄道網から孤立して3年半になるが、ようやく開通時期の発表が行われた。
ホセ・ルイス・アバロス勧業大臣によれば、来年6月にはAVEグラナダ線が運行されているとのこと。
実際には必要な工事は完了しており、セキュリティー面での試験運転が行われている。
安全の確認が終わったあと、スペイン国鉄RENFEは運転士の準備に必要な期間として14週間を予定しており、これら全ての準備が整ったところで、鉄道安全局への運行認可申請が行われることとなる。
AVEの運行が開始されるまでの間、今年11月から、マドリッドとグラナダを結ぶ便としてタルゴ特急のサービスが提供される模様。

マドリッド自治州の2019年祝祭日カレンダー確定

マドリッド自治州政府は、2019年の自治州内共通祝祭日カレンダーを可決した。
それによると、1月6日(主の御顕現)の祝日が日曜日に当たるため、翌7日の月曜日が振り替え休日となる。
また、12月8日(無原罪の御宿り)の祝日が日曜日に当たるため、これも翌9日の月曜日が振り替え休日となる。
これにより、2019年度のマドリッド自治州内共通の祝日は次の12日に決定となる。

1月1日(火)新年、1月7日(月)主の御顕現の祝日の振り替え、4月18日(聖木曜日)、
4月19日(聖金曜日)、5月1日(水)労働者の日、5月2日(木)マドリッド自治州の日、
8月15日(木)聖母被昇天、10月12日(土)イスパニアデー、
11月1日(金)諸聖人の日、12月6日(金)憲法記念日、12月9日(月)無原罪の御宿りの振り替え休日、
12月25日(水)クリスマス。

これら12日の祝日に、マドリッド自治州内の市行政がそれぞれに決める祝日が2日、追加されることとなる。


2018年9月25日(火)

PSOE、PPに10ポイント差

社会学研究所(CIS)が行った世論調査によると、与党社会労働党(PSOE)の予想得票率は30.5%で、2位の民衆党(PP)の20.8%を10ポイント近く上回った。
この調査は今月1日〜11日の間に行われており、パブロ・カサードPP党首にとっては就任後初の国家レベルの世論調査となる。
3位はシウダダノスで19.6%、ウニ―ドス・ポデモスは16.1%で4位だった。
前回の調査と比較すると、PSOEとPPは、0.6ポイントと0.3ポイントそれぞれ上昇、シウダダノスは0.8ポイント下がり、ウニ―ドス・ポデモスは0.5ポイント上昇している。
1996年以降、予想得票率は4か月ごとに発表されていたが、CISの新しい責任者の意向により毎月発表される事となった。

各政党党首評価、サンチェス首相が首位キープ

エル・パイス紙が全国の有権者に対して行った調査によると、社会労働党(PSOE)党首のペドロ・サンチェス首相を評価すると回答した人は44%で、7月の調査より1ポイント上昇した。
2位は中道右派シウダダノスのアルベール・リベラ氏で、こちらは前回より2ポイント落としている。
一方、有権者のイデオロギー別でみると、左派系の有権者の76%がサンチェス氏を支持しているのに対し、左派連合と連立しているポデモスのパブロ・イグレシアス氏への評価は29%に留まった。
右派系の有権者の間では、リベラ氏が79%で1位、民衆党(PP)のパブロ・カサード氏は68%だった。

6県で悪天候による注意報

気象局は本日、6県に悪天候による注意報を発令している。
それによると、バレンシア州のアリカンテとバレンシアには大雨注意報が、バレアレス諸島のマジョルカ島及びメノルカ島とガリシアのア・コルーニャには海上注意報が出ている。
さらにカディスでは海上注意報の他に強風注意報もでているため、同局では注意を呼び掛けている。


2018年9月24日(月)

世論調査、PSOEがトップ

エル・パイス紙は、今総選挙が行われた場合どの政党に投票するかという世論調査を実施した。
それによると、不信任動議により政権の座についた社会労働党(PSOE)は得票率27.7%でトップであったが、7月に行われた前回の調査より僅か1ポイント上昇しただけであった。
一方民衆党(PP)は22.2%で2位だったが、前回より2.2ポイント下がっており、パブロ・カサード新党首の就任は現在のところ功を奏していない模様。
また、これまではPPの票は新進右派のシウダダノスに流れる傾向にあったが、今回の調査では新進極右のボックスにも流れている。
3位はシウダダノスがキープしており、こちらは比較的安定を保っている。
逆にウニ―ドス・ポデモスは前回より1ポイント落として15.1%、この調査の結果通りとなれば、党としては史上最低の得票率となる。
左派連合と新進左派の連合であるウニ―ドス・ポデモスの票はPSOEに流れたとみられる。
尚、この調査は今月17〜19日に行われている。

マドリッド地下鉄、早朝に2路線で故障騒ぎ

マドリッドの地下鉄では本日早朝、10番線のカサ・デ・カンポ ー プエルタ・デル・スール駅間で故障が起き、上下線とも一時不通となった。
また、同6番線もレガスピ ー サインス・デ・バランダ駅間でやはり故障のため不通となった。
10番線は市の南北を横断する長い路線で、6番線も環状線であることから、月曜の早朝から多くの通勤客の足が乱れる事となった。
尚、どちらの路線も正午前には復旧したという。

8月のホテル宿泊率、0.6%減少

国家統計局(INE)によると、先月の宿泊率は前年同月比0.6%下がった。
このうちスペイン居住者の宿泊率は2.9%上昇したが、非居住者のそれは2.5%減少している。
これで3カ月連続の減少となるが、この期間でみても、居住者の宿泊は増加し、非居住者は減少している。
一方、居住者の訪問先で最も人気が高かったのは、アンダルシア、カタルーニャ、バレンシアとカナリアスで、非居住者ではバレアレスが1位だった。
旅行者を国籍別でみると、英国とドイツがそれぞれ全体の25.4%と18.2%を占めたが、英国は前年同月比4%、ドイツも同11.3%減少している。


2018年9月21日(金)

検察局、カサード事件審理の棄却を要求

検察局は、修士号不正取得の疑いがある民衆党(PP)のパブロ・カサード党首に対する審理の棄却を最高裁判所に要求した。
この事件では、予審判事が修士号取得過程に不正があった可能性が高いと判断し、下院議員としての特権に守られている同氏の審理のため最高裁に申し立てを行っていた。
検察の要求は決定的なものではないが、審議の際重要視される事が多い。
最終的な判断は最高裁によって決定されるが、審議を行う5人の裁判官のうち4人が保守系である。
カサード氏の修士号については、授業に出席した形跡がなく、論文も公開しないなど、不透明な点が多い。

今秋の天候、気温は高め

スペイン本土では今週日曜日の午前3時54分から秋となるが、気象局はこれに伴い今秋の長期予報を発表した。
それによると、イベリア半島全域とバレアレス諸島では予想平均気温は15〜16度で、平年よりやや高めの気温となる模様。
尚、今夏の平均気温は23.6度で平年より0.6度高いものであったが、熱波の到来は1度だけであった。
また非常に湿度が高く、暴風雨が多い夏であった事も特徴的である。

プラド美術館、200周年のイベント発表

マドリッドのプラド美術館は来年200周年を迎えるが、これを記念して様々なイベントが計画されている。
それによると、まず今年11月19日よりプラド美術館の歴史をテーマにした特別展が開催され、開会セレモニーには国王夫妻の出席も予定されている。
また、プラドの至宝はマドリッド市民だけでなく全国民のものであるという観点から、全自治州とセウタ、メリージャを巡回して特別展を行う。
期間中には17の特別展が開催される他、27の書籍も刊行される。
さらに国内外の専門家によるセミナーなども開催されるという。
尚、華々しいイベントの唯一の汚点は同美術館の正門のファサードに修復工事のための足場が組まれている事だが、同館の館長は、200歳という高齢なので致仕方ないとコメントした。


2018年9月20日(木)

改修工事中のホテル・リッツで事故

全面改装中のマドリッドの高級ホテルリッツの床スラブが倒壊し、作業員1名が死亡、11人が重軽傷を負った。
事故が起きたのは今週火曜日の午後4時過ぎで、床スラブが倒壊し、その勢いで足場の一部が崩れ、そこで工事を行っていた作業員らが巻き込まれた。
負傷者のうち5人はその場で治療を受けたが、残り6人は市内の複数の病院に搬送された。
消防ではまだ事故の原因を特定するに至っていないが、建物の6階部分で過積載があった可能性があるとみて調査を続けている。
同ホテルはマドリッドで最も有名な歴史的ホテルのひとつであるが、今年2月28日より完全に閉鎖され、大規模な改修工事が行われていた。
工期終了は来年末とされているが、この事故の影響で遅れる可能性もでてきた。

オペラ、シーズン初日にカタルーニャ騒動

マドリッドの王立劇場では、昨日がオペラ「ファウスト」の公演初日で、今シーズン最初の上演とあり、国王夫妻も観劇に来ていた。
上演後、観衆の拍手喝采を受けて歌手やスタッフが再び舞台に現れたが、そのうち舞台監督などスタッフ2名がカタルーニャの独立のシンボルである黄色いリボンをつけて登場したため「出ていけ」などの怒号と、他のメンバーや国王に対する拍手が入り混じり一時騒然となった。
一方劇場から出てきた国王夫妻に対しては、観衆や通りがかりの野次馬の間から拍手や「スペイン万歳」などの声が挙がった。

判事、汚職疑惑の元マドリッド州知事の公職復帰許可

エル・ムンド紙の報道によると、マドリッド地方裁判所のマヌエル・ガルシア・カステジョン判事は、イグナシオ・ゴンサレス元同州知事の公務員復職に問題はないとの判断を下した。
ゴンサレス氏は、収賄疑惑などで昨年201日間収監されていたが、政治活動のため1996年より休職していた市役所で公務員職への復帰を申請していた。
同市役所は、同氏の収監歴などが、問題となるかどうかを裁判所に照会していた。
この結果により、同市役所はゴンサレス氏のカテゴリーなどに応じた職に任命する事となる。
尚、同氏が中心人物の一人とみなされているレソ事件は現在も国家裁判所が捜査中である。


2018年9月18日(火)

バルサ会長、カタルーニャ問題におけるクラブの姿勢を説明

サッカースペイン・リーグの名門、FCバルセロナのジョセップ・マリア・バルトメウ会長はラジオ番組に出演し、カタルーニャの独立問題について語った。
同会長は、バルサはカタルーニャのクラブであり、伝統的にカタルーニャの独立、自分で決断する権利のために投票を行う事を擁護してきた、と述べた。
しかしながら、バルサは世界中に会員を持つクラブであり、どの政党にも所属せず政治的思想に偏向することもないと述べた。
さらに、同クラブは表現の自由を最も尊重しており、本拠地カンプ・ノウは開かれた場であるとし、法律を冒すことがない限りは、あらゆる主張を受け入れる事ができる場所であると述べた。
またクラブとしては、これまで紛争の解決には常に対話を行うよう要求してきた事を付け加えた。

22県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日も引き続き、悪天候による警報・注意報を11自治州の22県に発令している。
それによると、バレンシア州ではカステジョンとバレンシアに大雨警報が出ており、沿岸地域では40立方メートルの降雨が予測されている。
またカタルーニャではタラゴナで同様の警報が出ているほか、バルセロナ、ジローナとレリダにも注意報が出されており、20立方メートル程度の降雨となる模様。
さらにムルシア、パイス・バスコ、リオハ、バレアレス、ナバラとアラゴンの各州、アンダルシアのアルメリアとグラナダ、ラ・マンチャのアルバセテとクエンカ、カスティージャ・イ・レオンのブルゴスとソリアにもそれぞれ大雨注意報が出ており、予想降雨量は15〜20立方メートル。

汚職事件で収監の元州知事、市役所への職場復帰申請

マドリッド州をとりまく汚職疑獄レソ事件の中心人物として収賄容疑で201日間収監されていたイグナシオ・ゴンサレス元州知事が、マドリッド市役所の公務員職への復帰を申請していた事がわかった。
ラジオ局カデナ・セールの報道によると、申請は7月に行われ、市の人事担当課は、同氏にその資格があるかを裁判所に照会中であるという。
問題がないと判断されれば、ゴンサレス氏が有する公務員資格のカテゴリーに応じた職に任命される。
元州知事は水道局長時代、公共入札において巨額の手数料を不正に受け取ったとされ、昨年11月まで収監されていた。


2018年9月17日(月)

首相、博士号論文の不正疑惑を改めて否定

就任から100日を迎えたペドロ・サンチェス首相は昨日、民放テレビ局の報道番組に出演した。
1時間程インタビューを受けた首相は、野党シウダダノスのアルベール・リベラ代表が訴えた首相の博士論文の疑惑についてその一切を否定した。
首相は、この論文は自らが執筆したもので、無断で引用した部分もなく、論文を提出した大学における特別扱いも受けていないと断言した。
またリベラ氏や民衆党(PP)のパブロ・カサード党首に対し、自分の政策への批判や意見はいつでも受け入れるが、個人的な学術論文に対する根拠のない攻撃はすべきでないと批判した。
そして、盗作疑惑を報道した保守系のABC紙やエル・ムンド紙に対して撤回を要求した。
ただし一部で報道されているように、これらのメディアに対して法的措置に訴える予定はないとしている。
この件は、議会での質疑の際、リベラ氏が急遽内容を変更し論文に対する疑惑について問うたもので、この時点では大学の図書館での閲覧のみが許可されていたこの論文を政府はウェブページで公開、不正引用のチェックも問題なくパスしたとして、この問題は解決済みであると発表した。
しかしながら、リベラ氏は不明瞭な点がまだあるとして首相に議会で説明するよう求めている。
尚、リベラ氏もプロフィールに学歴詐称の疑惑があがっているが、所属する党の広報官は、大きな問題ではないとコメントしている。

サン・クガット・デル・バジェス、広場の名前を10月1日広場に改称

バルセロナ県のサン・クガット・デ・バジェス市は、先週土曜日から市内にあるレイ(国王)広場の名称を10月1日広場に変更した。
改称の式典にはキム・トーラ州知事も出席し、昨年10月1日に行われた違憲州民投票を誇りに思うとコメントした。
また、収監中の前州議会議員らについて、法の裁きを受け入れることは共和国推進のプロセス自体を否定する事であるとし、無罪以外は容認しない事を改めて訴えた。
広場には市長をはじめとした関係者や改称を祝う人が集まったが、一方でスペイン国旗を手にした反対派も抗議集会を行ったため、両者の間で怒号が飛び交い、州警察が介入する騒ぎとなった。

マドリッド地下鉄、車内で携帯発火、けが人の情報も

マドリッド市の地下鉄9番線で今朝、利用客の携帯電話(ノートPCとの報道もあり)が発火する事件が起きた。
この事件は午前9時15分ごろ、同線のプリンシペ・デ・ベルガラ駅付近を通過中に起き、鞄に入れられた携帯が突然発火し、煙が立ちこめたという。
これにより、持ち主の女性やその付近にいた乗客数人が軽い怪我を負った模様。
また、爆発音によりテロと勘違いした乗客らは一時パニックとなり、駆け付けた救急隊員の手当を受ける人もいた。
同線はサインス・デ・バランダ ー アベニーダ・デ・アメリカ駅間で一時運行を見合わせたが、午前10時ごろには平常に戻った。


2018年9月14日(金)

フランコの遺体、バジェ・デ・ロス・カイードスから移動決定

マドリッドから約55キロ離れたところにあるエル・バジェ・デ・ロス・カイードスは、スペイン内戦時代の戦没者の霊を祭るための国のモニュメントとなっているが、その中にフランコ総督の霊廟が置かれている。
国のモニュメントに、多くの犠牲者を出したかつての独裁者が埋葬されている事について異議を持つ人は多く、昨日の国会で、その遺体の移送についてのエクスプレス決議が行われた。
結果は賛成172票、棄権164票、反対2票で可決された。
賛成票を投じたのはPSOE,Podemos,ERC,PDeCAT,PNV,CC,Compromis,Bildu等所属の議員で、棄権票を投じたのがPPとCiudadanos。
2票の反対票については、PP所属の議員が間違って投票したとのこと。
PP,そしてCiudadanosは、フランコの遺体がエル・バジェ・デ・ロス・カイードスにあること自体、適正なことだとは言えないかもしれないが、その移送をエクスプレス決議を行なってまで決める必要性は無く、それよりも重要な議題が山積みになっていると主張。
同決議は、PSOEのペドロ・サンチェス首相が、その無能な政治の粗隠しに利用しているだけであると強く批判している。
今回の移送可決により、ミイラ処理されているフランコの遺体をどこへ移すのかなど、今後、フランコの親族との話し合いにより進められる事となる。


2018年9月13日(木)

2019年の祝日情報

スペインにおける来年の祝日についての公式発表は10月に行われる予定となっているが、現時点ですでに確定しているものがある。
スペインでは1年に14日の祝日があり、基本的にその内の12日が全国共通の祝日で、残り2日が各地方行政が決めるローカル祝日となっている。
12日ある全国共通の祝日の中で、2019年分としてすでに確定しているのは1月1日(火曜)、4月19日(金曜)、5月1日(水曜)、8月15日(木曜)、10月12日(土曜)、11月1日(金曜)、12月6日(金曜)、12月8日(日曜にあたるため地方によっては他の日に振り替えとなる)、12月25日(水曜)の計9日で、残り3日分と、地方別祝日としての2日分は今後の決定となる。
これらすでに確定している全国共通の祝日から、来年は11月1日、2日、3日、4月18日(多くの州で祝日)、19日、20日、21日、そして12月6日、7日、8日、9日(多くの州で振り替え休日) が連休となる。

7月の不動産売買、16.2%の増加

国家統計局本日発表によると、スペインにおける7月の不動産売買件数は45900件で、昨年同時期比較16.2%のプラスとなり、前月の僅か1.8%プラスに比べ飛躍的に増加した。
この契約数は2007年7月の63731件、2008年6月の46533件に次いで、過去約10年間における3番目の記録となった。
長く続いた経済危機のあと、マドリッド、カタルーニャ、そして一部の島々などだけで見られた復旧に続き、その動きがスペイン全国規模に広がりつつあり、7月の統計では、前年度と比べて最も増加したのがアラゴン(32%増加)で、これにガリシア(28.6%)、カスティージャ・ラ・マンチャ(27.1%)、バレアレス(21%)が続いた。


2018年9月12日(水)

サンティアゴの大聖堂、栄光の門見学を有料化

サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂の修復工事が続く中、建物の正面を覆っていた工事用足組やネットなどが取り外され、正門から入ったところにあるロマネスク様式による「栄光の門」の再公開が、去る7月27日から開始されている。
修復された「栄光の門」は、再公開以降、すでに65000人の入場者を数えており、これを見るためには大聖堂にある幾つかの出入り口の内、正門から入る事となり、長蛇の列に並ばなければならない。
このまま9月18日まで現状の入場システムが維持されるが、その翌日より「栄光の門」へのアクセスは再び閉ざされることとなる。
今後も続けられる聖堂内の修復工事によって損傷を受けることを防ぐため、木製の壁のようなものを設置し、大聖堂のその他のスペースと分離される予定となっており、この作業が完了するのが11月ごろの予定とのこと。
そしてその後は、所要時間45分程度のガイド付き見学のシステムが導入され、それに伴って有料化される模様。
入場料は現時点ではまだ発表されていないが、入場券は予め、大聖堂のHPよりオン・ライン購入出来るようになるとのこと。


2018年9月11日(火)

カタルーニャ州政府、首相に政治的解決を要求

カタルーニャの日である本日、州内各地で記念行事が行われている。
州政府のエルサ・アルタディ広報官は、カタルーニャ軍総司令官であったラファエル・カサノバの像に献花を行った。
メディアのインタビューに応じたアルタディ氏は、中央政府に対し収監中の前州議員らの即時釈放を求めた。
また、カタルーニャの独立は政治的目標であるとし、政府にも政治的解決の実現を訴えた。
さらに本日午後に予定されているデモ行進は、大規模で平和的かつ公共心に富んだものになるであろうと述べ、少なくとも200万人が自主的決定権を訴えるために参加するであろうと付け加えた。
一方、シンボルである黄色いリボンを掲げる独立推進派とそれを撤去する反対派との諍いについては、どちらも表現の自由である、カタルーニャの公道はニュートラルではなく多元性を有するとコメントした。

保健相、修士課程取得に関する疑惑を否定

カルメン・モントン保健大臣は、先日浮上した修士課程取得に関する疑惑について改めて釈明した。
ラジオの報道番組に出演した同大臣は、言い訳をしに来たのではない、正式な修士号取得を証明するための書類はすべて揃っている、文書を作成したパソコンも保持しており、公式文書もある、と訴えた。
さらに、特別扱いを申請した事はなく、もし書類提出後に誰かがその内容を書き換えたのだとしたら、それは自分の責任ではないと主張した。
同大臣の修士号は、フアン・カルロス・1世大学で取得したものであるが、同大学ではこれまでも修士号に関する不正疑惑が浮上しており、辞任したクリスティーナ・シフエンテス前マドリッド州知事やパブロ・カサード民衆党党首なども不正取得の疑いが持たれている。

サエンス・デ・サンタマリア前副首相、政界引退

マリアノ・ラホイ政権で副首相などを務めたソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア氏が、政界引退を発表した。
ラホイ前首相の右腕として重要な役割を果たしてきた同氏は、一時期スペインで最も権力を持つ女性と謳われ、党首選挙でも有力候補とされていた。
一方で、民衆党をめぐる一連の汚職事件で疲弊したラホイ政権の中心的人物であった事から、党のイメージを一新するのは困難とみなされ、事実、若手のカサード氏に敗れる結果となった。
引退の報告を受けたカサード党首は、前副首相のこれまでの功績を称え、引退しても、我々は彼女に対する援助を惜しむ事はないであろう、と自身のツイッターでコメントした。


2018年9月10日(月)

独立推進派、児童向け書籍発行

カタルーニャ公民権協会は、物語を通じて子供たちにカタルーニャ独立教育を行うための書籍を出版した。
「自由になるための物語」と題されたこの書籍には、挿絵入りの11の短編が含まれており、著者は前オムニウム代表のジョルディ・クイシャール氏、シンガー・ソング・ライターで前州議会議員のルイス・ジャック氏、レストラン経営者のアダ・パレジャダ氏ら。
クイシャール氏は、集会やグループに参加する権利について語り、ジャック氏は公的な事象に参加する権利について話す。
一方のパレジャダ氏は自由の権利を、さらにジャーナリストのエンパル・モリネル氏は、結婚や家庭を築くことに触れている。
ジャック氏の作品では、人間が理性や文化を持つようになり、いかにして野蛮な生き物から社会性や人権、公民権といったものを得るようになったかを皮肉交じりに語る。
「民主主義がなかった頃には、国王を批判する詩を謳った吟遊詩人らは火あぶりにされた。
現代の偽りの民主主義の王たちは、道化師、ラッパー、市長、議員や物語の語り部たちを刑務所に閉じ込めようとする。」
そしてジャック氏は子供たちに向けて、「この物語には続きがある、そしてそれは君たちが作り出していくのだ」と呼び掛けている。
一方、料理人のパレジャダ氏は、南国産の黄色い果物「スターフルーツ」を主人公にして、自由の権利について語る。
「それまで楽しく暮らしていたスターフルーツたちは、黄色い糞が頭に落ちてきた事に立腹した皇帝が、あらゆる黄色い物を禁止する国に来てしまいました。
そこでは黄色い物は壊され、廃棄され、牢屋に閉じ込められてしまうのです。
そしてスターフルーツたちも冷蔵庫に閉じ込められ、ジュース工場に送られる事になりました。
でも工場の人たちは彼らを助ける事にし、おいしい缶詰にして外国に送りました。
そこでは、世界で最もおいしい黄色いフルーツとして重宝されました」
尚、この書籍の収益は、収監中及び海外逃亡中の独立推進派の家族の援助に充てられるという。

悪天候、各地で被害

先週末イベリア半島に到達した局地的低気圧の影響により、各地で浸水などの被害が起きた。
最も大きな被害を受けたのはトレドのセボージャで、川が氾濫し家屋などの浸水が起きた。
またグラナダ県では、大雨によりモトリルの海岸沿いの建物が浸水した。
一方、リオハでは崖崩れにより国道の一部が通行止めになっており、通行可能な道路でも十分に注意するよう呼び掛けている。
さらにクエンカでも国道の通行止めが起きたほか、ひまわり畑が大きな被害を受けている。
さらにマジョルカ島の空港では、安全確保のためフライトの調整が行われたため、一部で遅延が起きた。

マドリッド市長、来年の選挙に出馬表明

マドリッドのマヌエラ・カルメナ市長は、来年5月に行われる同市長選に出馬し、続投を目指すと発表した。
本日記者会見を行った市長は、再出馬について迷っていた事を認めたが、現在の任期にやり始めたプロジェクトは全て終わらせるべきである、と周囲に説得されたという。
市長は、まだ選挙キャンペーン期間ではないので、詳細のコメントは避けるとしたうえで、選挙運動のために支援グループを発足させる事を提案するが、自分は無所属で出馬し、グループの人選にも関与しないとしている。
さらに市政の運営にはイデオロギー云々ではなく、仕事をする人が必要であるとし、どの政党に所属していても参加する資格はあると述べた。


2018年9月7日(金)

バルセロナのホテル、今夏の収益14%減

バルセロナホテル協会によると、今年7〜8月の収益平均は前年同期比14%減少した。
同協会によると、宿泊率は前年の数値とさほど変わらないが、高級ホテルを中心に集客のために値下げした事により収益が下がったという。
そのため特に高級ホテルの減益が目立っており、7〜8月は前年同期比18.5%、今年1〜8月の平均も同9.6%下がっている。
同協会のジョルディ・クロス会長は、これら高級ホテルの利用客が減少した理由について、政情不安によりメディアがカタルーニャは危険であると報道したこと、安いホテルや民泊の台頭で、街が騒がしくなり、道を汚染したり、半裸で歩き回るなど非道徳的な行為が頻発し、これらの利用客がバルセロナを敬遠したことなどを挙げた。
さらにこれらの行為をうけて観光客をボイコットする地元民が増え、自治体もこれを支持しているためとしている。
クロス会長は、バルセロナの評判が著しく下がり、現に世界で最も魅力的な観光地ランキングで、8位から15位に後退したと嘆いている。
そして自治体は観光税の100%をバルセロナの再活性に充てるべきであると主張した。

カタルーニャ派遣の機動隊、住環境のひどさを告発

国家警察の労働組合は、公式ツイッター上で、カタルーニャに派遣された機動隊員の住環境の劣悪ぶりを告発した。
それによると、特にひどいのはそのスペースで、狭い官舎の部屋に20台以上の2段ベッドが所せましと設置され、なかには廊下に置かれているものもあるという。
バス・トイレの数も非常に少なく、大人数で共有しなければならないという。
カタルーニャでは今月11日のディアダ以降、独立問題に関連したあらゆる事態を想定し、内務省が警官の増員を始めているが、同労組は大切な住環境がこのような状態では士気も上がらないと批判している。

気象局、低気圧による大荒れに注意呼びかけ

気象局は土曜日以降、ハイレベルの局地的低気圧の到来により、各地で大雨や強風の予報を出している。
特にイベリア半島東部及び南東部とアルボラン海付近では暴風雨となる見込みで、十分注意するよう呼び掛けている。
この低気圧は大西洋側から侵入し、地中海の熱く湿った気流と交わって不安定な天候が発生する。
特にカタルーニャ、バレアレス、バレンシア、アラゴン南部とその周辺では警戒が必要という。
さらにセントラル山系付近、ラ・マンチャ東部とムルシアでも規模はさほどではないが、大雨に見舞われる模様。
この悪天候は少なくとも週末いっぱい続く見込み。


2018年9月6日(木)

カタルーニャ州知事、無罪放免以外の判決受け入れず

ベルギー逃亡中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事との会合のため現地を訪問中のキム・トーラ州知事は、カタルーニャで予防拘束中の前州議員らについて改めて言及した。
その中でトーラ氏は、裁判の判決は、無罪放免以外はいかなるものも理解しないし受け入れないと述べた。
ただし、カタルーニャ・ラジオのインタビューで言及した、独立問題による「政治犯」専用の刑務所建設については触れなかった。
また、今月11日のディアダにおいて、「政治犯」の解放を訴える集会に、より多くの人が参加するよう、州民に呼び掛けた。
さらにトーラ氏は、「亡命中」の前州知事との前回の会談はベルリンであった事を挙げ、今回はブリュッセルで会合ができたことは、欧州内を自由に行き来できるということで、非常にポジティブな点であると評価した。
そしてプーチデモン氏と同様、州民のために最後まで戦う覚悟であると断言した。
一方、共同会見を行ったプーチデモン氏も、カタルーニャは「政治犯」と「政治亡命者」を抱える特異な状況にあると述べ、集会への参加を呼び掛けた。

ミネラル・ウォーター大手、黄色いキャップと独立支持の関係を否定

大手ミネラル・ウォーター製造企業フォン・ベジャ社は、最近発売された製品のデザインについてSNS上で釈明した。
新しいデザインではボトルのキャップにカラーバリエーションがあり、消費者は好みの色を選ぶ事ができる。
この中に黄色があったことから、ツイッター上でこれを指摘し、カタルーニャ独立のシンボルカラーである事から、同社製品の不買運動を訴える声が挙がっている。
これを受けて同社は、カラーバリエーションは様々であり、黄色はその一つに過ぎない、これは販売キャンペーンの一環であり、独立問題とは無関係である、と反論しているが、現在の所不買運動のツイートは削除されていない。
尚、同社の製品はカタルーニャ州ジローナの水を原料としている。

マドリッド州、薬局の営業時間を自由化

マドリッド自治州は今週、薬局法の改正法案を可決した。
この法案は1998年の現行法に代わるもので、これまで細かい制限のあった営業時間について、基本自由化する。
また、高齢者や動けない病人などを対象に薬剤師が家庭を訪問し、薬品を届けるだけでなく、薬の効果の状態をみるなど、補助的な医療行為も許可される。
同州では法改正により、それぞれの地域に即した薬局の展開を目指すとしている


2018年9月4日(火)

下院議長、「トーラ州知事は議会で説明を」

スペイン議会のアナ・パストール下院議長は、カタルーニャのキム・トーラ州知事に、下院議会で政治的姿勢を説明するよう求めた。
今朝報道番組に出演した同議長は、州知事が説明を行うべき場所は議会である事を強調した。
また、話し合いは非常に重要であるとし、他の政党の意見にも耳を貸す必要があると訴えた。
さらに議会では合憲である限りはあらゆる政治的提案を受け入れる余地があり、必要であるとみなされれは、改憲が行われる可能性もあるとした。
一方で不信任動議により政権に就いた社労党のペドロ・サンチェス首相について、非常に脆弱な政府であると批判した。

8月の失業者数、4万7047人

労働・移民・社会保健省の発表によると、先月の失業者数は4万7047人で、これは8月としては2011年以降最も高い数値であった。
これで失業者の総数は318万2062人となった。
これらの数値を自治州別でみると、ムルシア、バレアレス、カタルーニャといった海辺のリゾート地がある地域で失業増加が目立っている。
これは夏のバカンスシーズン終了とともに短期雇用契約が終了したためで、例年この時期に見られる傾向であるが、外国人観光客の減少も影響しているとみられる。
職業別でみると、サービス業と建設業で増加しているが、農業では減少している。

元ブラジル代表ロナウド、バジャドリの経営権獲得

サッカーの元ブラジル代表でレアル・マドリッドやFCバルセロナなどでプレーしたロナウド・ルイス・ナサリオ氏が、スペイン・リーグ1部のレアル・バジャドリの株を51%購入し、筆頭株主となった。
バジャドリ市役所で記者会見を行ったロナウドは、ファンのために競争力があり、率直で革新的かつ社会性のあるクラブを目指すと述べた。
これによりロナウド氏はクラブの経営権を獲得したが、会長職については17年間務めてきたカルロス・スアレス氏が引き続き行うという。


2018年9月3日(月)

93%のスペイン人が夏・冬時間廃止に賛成

先日欧州委員会が各国の市民を対象に行った調査では、84%が、夏・冬時間の変更廃止に賛成していると発表されたが、このうちスペインでは93%が賛成している事がわかった。
その理由の多くは、健康被害や交通事故の増加、さらにはこれまで言われてきたほどには、省エネ効果が実感できない、というものであった。
ペドロ・サンチェス首相は、これは非常に重要な懸案であるとし、専門家による評議会を設置して、EUにスペインの姿勢を示すと述べた。
一方、ジョセップ・ボレル外務大臣はさらに踏み込んで、スペインはこの地に適合した時間帯に戻るべきではないかと意見している。
スペインでは1940年、フランシスコ・フランコ独裁政権時代に、ドイツと同じ時間帯に変更されたが、本来は英国、ポルトガルやカナリアス諸島と同じグリニッジ標準時に属している。
尚、廃止が決まった場合、夏・冬どちらの時間を採用するかも議論の対象となるが、地域によっては午後10時ごろまで明るい夏時間を希望する人が多い模様。

7月の外国人観光客、7.2%減

国家統計局(INE)の調査によると、今年7月にスペインを訪問した外国人観光客は998万人で、前年同月比7.2%減少した。
同局によると、減少の理由は英国、ドイツ、フランスといった最もスペイン旅行者の多い国からの訪問が減ったためで、英国は5.6%、ドイツは6.2%、フランスは11.4%それぞれ下がっている。
同局では、中東などのリゾート地が、最近比較的安定している事を受けて、スペインより割安のこれらの国に戻りつつあるのではないかとみている。
また、一連の独立問題で揺れているカタルーニャを避けるツーリストも多いとみられる。
それでもカタルーニャは7月に最も外国人観光客が多かった自治州のひとつであった。
また1位はバレアレス州で、全体の24.4%を占めた。

マドリッド新グランビアの歩道開通式は11月

マドリッド市役所は、歩道の拡張などの工事が行われているグランビア通りについて、11月24日に開通式を行う予定であると発表した。
市の担当者によると、工事は予定よりやや早いペースで進んでおり、11月15日ごろ終了する予定であるという。
このため、24日に予定されているクリスマスのイルミネーション点灯式に合わせて開通のセレモニーを行うとしている。
グランビア通りは、歩道の拡大以外にも街路樹やベンチ、街灯なども新たに設置される。
尚、歩道については工事が終了した部分から順次通行可能となっている。


2018年8月31日(金)

各国政府、カタルーニャへの旅行に注意喚起

独立問題によるカタルーニャにおける政情不安、社会不安は依然続いており、独立派政党は「平和的な運動」のみを行なうと強調しているが、実際にはそうとは言い切れず、各地で事ある毎に独立派と反独立派との間で暴力を伴った衝突が起きている。
更に最近は、独立派のシンボルとも言える黄色いリボンを街中の公共スペースに設置する事をカタルーニャ行政が許可しているため、これを善しとしない反独立派住民との間に深い亀裂が生じ、緊張が高まりつつある。

そう言った中で、間もなく9月11日、 「カタルーニャの日」を迎えようとしている。
「カタルーニャの日」は、カタルーニャ全体の記念日であるが、特に民族主義、独立主義者によってカタルーニャ民族の独自性、そして独立の必要性を訴える日として、近年、その様相を変えつつある。
また、これに続く10月1日には、昨年の10月1日に行われた、違憲州民投票と一方的な違憲独立宣言から1周年を迎える事となり、これらの記念日に合わせ、独立派勢力による大規模な運動が繰り広げられる事が予測される。

そう言った状況下で、ドイツ、英国、米国、オーストラリア、カナダなどの政府は、カタルーニャへの旅行には充分に注意するよう警告を発しており、特に、9月11日、10月1日にカタルーニャ滞在が重なる場合は、より慎重な行動をとるようにと指導している。

キム・トーラ州知事、独立州民投票開催を要求

カタルーニャのキム・トーラ州知事は、9月4日に予定されている集会で、カタルーニャ独立の賛否を問う州民投票の開催要求と、独立派州民による路上での独立運動の活発化を求める演説を行なう模様。
これにより、その後にやって来る9月11日(カタルーニャの日)、10月1日(違憲州民投票と違憲独立宣言1周年)などの記念日を利用した、大規模な反政府運動を繰り広げるのが狙いと思われる。


2018年8月29日(水)

国家警察、黄色いリボン撤去の女性に暴行を加えた男性を逮捕

先週末、バルセロナ市内のシウタデラ公園で、公園を囲む鉄柵に結びつけられていた黄色いリボンを幾つか取り外した女性に対し暴行を働いた男性が、本日、国家警察により逮捕された。

カタルーニャ各地の公共スペースに見られる夥しい数の黄色いリボンは、近年、違憲独立運動を勧めて来た政治家で収監されているメンバーの釈放を求めて、独立派州民が取り付けたもの。
公共の場に政治的意味合いを持ったシンボルを設置する事に対し、反独立派州民から苦情が殺到しているが、独立派政党によって構成されるカタルーニャ州政府は、これを「表現の自由である」として、放置している。
これに対し、反独立派州民が「リボンを設置するのが自由であるなら、撤去する自由もあるはず」として、独立擁護のシンボルであるこの黄色いリボンを撤去しようとする姿も見られ、そこにそれを阻止しようとする独立派州民との争いが各地で生じている。
また、独立派政党率いるカタルーニャ州政府の元で機能しているカタルーニャ警察も、リボンの設置行為については黙認しているが、リボンの撤去作業を行なう者には身分証明書の提示を求めて、「嫌がらせ」をされたなどのクレームが出されている。

そう言った状況下で先週末、バルセロナ市内の公園を夫と二人の子供と一緒に散歩していた40代女性が、公園の鉄柵に結ばれた多数のリボンの幾つかを取り外したところ、傍を通りかかった男性が彼女に暴行を加えた。
被害者の訴えによると、去る土曜日の12時20分ごろ、彼女とその夫が幾つかのリボンを取り外したところ、車椅子を押しながら通りかかった男性が彼等の行為を批判し、警察に通報すると脅した。
夫が、「リボンを付けるのが自由ならば、撤去するのも自由だろう。 警察を呼ぶなら呼べばいい」と返答。
女性はロシア出身のスペイン国籍保有者で、居合わせた二人の子供達にロシア語で先に家へ帰るように指示したところ、男は彼女に向って 「このクソ外人め、さっさとお前の国へ帰れ!」などと怒鳴りつけた模様。
カタルーニャでは近年、独立運動だけでなく、極端に加熱した民族主義が異民族差別、そして外人ツーリスト追放運動へと広がりつつある一面が見られる。
男の悪態に対し女性が返事をしなかったため、男は「答えろ!」と再び叫び、これに対し女性が「私はロシア人だがスペイン人でもある」と応えた途端、男が彼女に飛びかかり、顔面を殴りつけたため、彼女は転倒。
起き上がった彼女に、すぐにまた男は顔や身体を殴りつけ、再び転んだ彼女に乗りかかって暴行を続けた。
夫は周囲の通行人等の力を借りて、何とか男の身体を妻から離す事に成功。
その後、男は車椅子を押しながら慌てて逃亡を開始したが、被害者がその後を追い、見失わないようにして警察へ通報した。
国家警察は憎悪犯罪として捜査を進めている。


2018年8月28日(火)

首相、判事の擁護は国家的問題

南米諸国を歴訪中のペドロ・サンチェス首相は、チリの首都サンティアゴで同国のセバスティアン・ピネラ大統領と会談後、共同会見を行った。
会見では、記者団からカルレス・プーチデモン氏らがパブロ・ジャレナ判事を民事裁判で告訴した件について、政府の見解に変化があったかとの質問があった。
これに対して首相は、スペインの法制度を擁護するのは個人的なものではなく、国家的問題である、従って当初から判事を擁護する立場を取ってきた、と政府の姿勢の変化を否定した。
この件については、ドローレス・デルガド法務大臣が告訴は個人的問題であると発言、保守系野党を中心に強い批判を受け、政府として判事を支援すると改めて表明した。
これに対しプーチデモン氏は、国費で弁護士費用が賄われる事を批判している。

州警察、黄色いリボン撤去者だけを事情聴取

カタルーニャ州内では、独立推進のシンボルである黄色いリボンを公道などに掲げる推進派とこれを撤去する反対派の市民の間で諍いが多発、傷害事件に発展したケースもある。
このさなか、今月17日と24日の夜、これらのリボンを外そうとした人物に対して自治州警察の警官が身分証の提示を求めるなどした事が発覚し、波紋を呼んでいる。
反対派からは、外そうとした人だけを聴取するのは不公平との批判が挙がっているが、キム・トーラ州知事は、州警察を擁護、逆にこの件を捜査しようとしている検察を批判した。
州知事は、独裁者フランコの墓参りをする人の捜査はせず、州警察官の行為を調べるのはおかしいと批判した。
また、国家警察官が独立推進派の議員に罵声を浴びせたとされる事件や非番の治安警備隊員がリボンを撤去した件について、武装グループがカタルーニャに入り込んで、州民の安全を脅かしていると自身のツイッターでコメントした。

バジェカス・スタジアム、10月半ばまで閉鎖

スペインサッカー協会とマドリッド州は、スペイン・リーグ1部のラジョ・バジェカノと協議の結果、10月中旬まで本拠地のバジェカス・スタジアムを閉鎖することを決定した。
同チームは今期1部に返り咲いたが、スタジアムの損傷が著しく、シーズン開始からクレームが出ていた。
特に第一節のセビージャ戦では、スタジアムの一部が剥がれ落ちたり、子供が穴に落ち込むなどの事故が起きており、速やかな対応を求める声が挙がっていた。
閉鎖が決まったため、工事期間中に行われるホームでの試合は、他のマドリッドのスタジアムで行われるか、または対戦相手の本拠地でホームとしてプレーする事になるという。


2018年8月27日(月)

政府、ジャレナ判事の全面的擁護を表明

スペイン政府のドローレス・デルガド法務大臣は、カルレス・プーチデモン前州知事らによってベルギーで告訴されたパブロ・ジャレナ判事について、全面的に擁護すると表明した。
この訴えはベルギー逃亡中の前州知事及び前州議会議員らが起こしたもので、一連のカタルーニャ独立問題において、公正な審議を怠り被告人の推定無罪の権利を侵害したというもの。
デルガド大臣は、現地の法律事務所と契約を交わしたと述べ、判事の擁護が強固なものであることを強調した。
しかしながら告訴が発表された直後は、個人的な問題であるとの見解を示したため、特に保守系の野党から強い批判の声が上がっていた。

各自治体、電動キックボードの歩道走行禁止を検討

若者やツーリストを中心に利用が急増している電動キックボードやセグウェイについて、各自治体が取り締まりを始めている。
これらの乗り物については、取り締まるための交通法規が存在しなかったため、歩道を走行する利用者が多く、増加に伴い、歩行者や商店主からのクレームも急増している。
取り締まりに最も早く取り組んだのはバルセロナ市で、これらの乗り物について、歩道の走行を禁止し、自転車専用道がある場合はそれを利用するよう促している。
しかしながらこの条令については、利用者だけでなく、自転車の利用者やレンタサイクルショップからも事故に?がるとの批判がでている。
一方で、環境を汚染せず、車の交通量削減にも貢献しているとして、規制強化を疑問視する声も上がっている。
バルセロナ以外の主要都市でも取り締まり条令を準備中、または施行済みであるが、概ねバルセロナの法規と類似している。
尚、グラナダでは世界遺産のアルハンブラ宮殿付近での利用も制限されている。

マドリッド地下鉄1番線、2019年までに全駅で2カ国語表記

マドリッド自治州政府は、地下鉄1番線の全駅にスペイン語に加えて英語での表記を併設すると発表した。
市の中心を通り、外国人ツーリストの利用も多いこの路線で全面的に英語表記が設置されるのは来年初めとなるが、空港と直結している8番線では昨年すでに全駅で2カ国語表記となっている。
同州の交通担当官は、英語表記以外にも、表示する看板の色や大きさ、デザインなどを変更し、利用者によりわかりやすいものにするとコメントしている。


2018年8月23日(木)

バスク警察、テロ警戒レベル維持を要求

バスク行政はスペイン中央政府に対し、同州警察によるテロ警戒レベルを「レベル4」から「レベル3」へ下げる許可申請を繰り返し行なっていたが、先日、月曜日にバルセロナのコルネジャ・デ・ジョブレガッツで起きたイスラム教徒による警察署襲撃事件を受け、バスク警察官組合は現行の警戒レベル「4」の維持を強く要求。
警戒レベルが「3」に下がると、勤務時間外の警察官は銃器の携帯が出来なくなるため、非常時の対応に大きな支障をきたす事となる。
また、「レベル4」と「レベル3」とでは、非常事態への対応速度が所用時間3分から15分へと長くなり、その差が何を意味するかは、ロンドンで起きたテロを見れば理解出来るはずとコメント。

デービスカップのマドリッド開催に向け、1千万ユーロの予算を確約

各国代表選手によって世界一が競われるテニスのデービスカップは、来年2019年度より、スペインサッカー代表選手として、またFCバルサの選手として知られるジェラルド・ピケ氏率いるコスモス社が提案した新システムにより生まれ変わるが、その開催地として、マドリッドが強力な候補地となっている。
これに向け、マドリッド州行政とマドリッド市行政はそれぞれ450万ユーロの予算組を確約した。
これにIFEMA(マドリッド公営催事管理機関)が100万ユーロを用意する事により、コスモス社は計1千万ユーロの予算の取り付けに成功。
マドリッドでは、2019年に続いて2020年もその開催地となれることを期待している。
新システム導入により、デービスカップでは18か国の代表等が1週間で優勝を競うこととなる。
新システム導入後の初のデービスカップは、2019年11月18日〜24日開催の予定。


2018年8月21日(火)

検察官、黄色いリボンの付け外しは犯罪にあたらず

スペイン国家検察のマリア・ホセ・セガラ検事は、カタルーニャ独立のシンボルである黄色いリボンを公共の場で掲げたり、またはそれを撤去したりする行為は、犯罪には当たらないという見解を示した。
同検事によると、いずれも表現の自由の範囲にあり、刑罰の対象にはならないと述べた。
一方で独立を推進するカタルーニャ州政府が、黄色いリボンや旗を撤去する市民に治安法を適用させようとしている事については、検察の管轄外であり、州政府がより適切な判断を下すことを期待するとコメントするにとどまった。
また、キム・トーラ州知事が「スペインを攻撃せよ」と呼び掛けた事については、これはあくまで、一政治家の発言に過ぎない、検察は実際に起こった事について捜査を行う機関であると述べた。
カタルーニャではこれらのシンボルを掲げる推進派と、それを撤去する反対派の諍いが各地で相次いでいる。

政府、モンクロア宮殿を9月から一般公開

首相官邸があり内閣の審議会なども行われるモンクロア宮殿の一部が、9月から一般公開される。
これはオープン・モンクロアというキャンペーンの一環で、入場は登録制で人数制限があり、ガイド付きで行われるという。
政府の広報によると、モンクロア宮は公共のスペースであり、市民に閉ざされてはならない、多くの人に国政が行われる場所がどのようなものかを知ってほしいとコメントしている。
尚、入場予約は、ウェブページで受け付けるが、詳細についてはこれから随時同ページで発表されるという。

英国人女性、スペインのリゾート地にスペイン人が多すぎると訴え

バレンシア州アリカンテの有数のリゾート地ベニドルムは、英国をはじめとした欧州各地の外国人観光客が多い事でも知られている。
この地で今年6月にバケーションを過ごした英国人女性が、スペイン人が多くいた事に立腹し、旅を購入した母国のエージェントに返金を訴えている。
この女性は81歳で、友人と2週間の休暇を同地で過ごしたが、滞在先のホテルには予想外に多くのスペイン人が滞在しており、騒がしくて品がない彼らに非常に不快な思いをさせられ、せっかくの休みを台無しにされたと訴えた。
そしてこの旅行会社に支払ったおよそ1200ユーロの全額返金、もしくは同等の旅行への招待を要求している。
尚、地中海沿岸のリゾート地では、英国人の主に若者が、泥酔して大騒ぎし、迷惑行為や事故などが毎夏後を絶たず、これらの地域では社会問題となっている。


2018年8月20日(月)

カタルーニャ州知事「スペインを攻撃せよ」

カタルーニャのキム・トーラ州知事は、先週金曜日、バルセロナのテロ1周年追悼式典に出席後、同県の刑務所に収監中のジョアキム・フォルム氏を訪問した。
この刑務所では、テロ事件の際に州政府の内務担当官を務めていたフォルム氏を称える式典が開かれ、トーラ州知事もこれに出席した。
演説を行った州知事は、独立推進派は日ごとにその力を増しており、共和国を実現するまで戦い続けると述べ、「不平等な政治を行うスペイン政府を攻撃せよ」と呼びかけた。
一方、オムニウムのマルセロ・マウリ氏は、事件当時のフォルム氏や自治州警察の対応を称賛、そのような人物を収監しているスペイン政府を批判した。
州知事のこの発言について中央政府のカルメン・カルボ副首相は、あるまじき発言であると苦言を呈した。

マドリッド空港警備会社、労使交渉決裂

マドリッドの空の玄関アドルフォ・スアレス・バラハス空港の警備を請け負う企業の社員が所属する労働組合は、先週金曜日に会社側と交渉を行ったが、物別れに終わった。
このため今月24日から来月3日までのストライキは予定通り行われる見通しとなった。
今回のストは勧業省と空港公社の間で取り決められた空港警備員の待遇改善が実施されていたい事に抗議するもので、労組は本来介入すべき公社が無関心であることも批判している。
一方、この労組によると、マドリッドのほかに、サンタンデールとバルセロナの空港警備員もストに参加する可能性があるという。

地下鉄グラン・ビア駅、工事で8カ月閉鎖

マドリッドの目抜き通りグラン・ビアにある同名の地下鉄駅が、工事のため本日から来年4月13日まで閉鎖される。
この工事は同駅のエレベーターや付近を通る近郊線の工事などによるもの。
同駅は1番線と5番線が乗り入れているが、列車は同駅には停車せず通過するため、路線の運行自体には大きな支障はない。
但し1番線に関しては、今週水曜日から来週29日までの間は通過ができないため、北はピナール・デ・チャマルティンからトリブナル駅まで、南はソルからバル・デ・カロス間の運行となる。


2018年8月16日(木)

カタルーニャ州知事、明日の追悼式典に出席表明

カタルーニャ州のキム・トーラ州知事は、明日行われるバルセロナのテロ1周年を受けて行われる犠牲者追悼式典に 参加すると発表した。
それによると、午前中州議会議員らと会合を行った後、ランブラス通りのミロのモザイク前で献花を行い、その後バルセロナ市が主催する追悼式に出席する。
当初は国王夫妻の列席を拒否し、式典出席の代わりに、収監中の前州議会議員らを訪問するとしていたが、これは午後に延期された。
明日の式典には国王夫妻の他、ペドロ・サンチェス首相以下、シウダダノス党のアルベール・リベラ党首、PPのパブロ・カサード党首らが出席する予定。

7州で悪天候による注意報

気象局は本日、7自治州の15県に、大雨、強風、雹などによる注意報を発令している。
アンダルシアではアルメリア、グラナダとハエンに大雨注意報が出ている。
また、ラ・マンチャではアルバセテ、クエンカ、グアダラハラ、カスティージャ・イ・レオンではソリア、カタルーニャではレリダにそれぞれ注意報が発令されている。
さらにムルシア、バレンシアとアラゴンでは全ての県に注意報が出ている。

UEFAスーパーカップ、アトレティコが優勝

チャンピオンズ・リーグとヨーロッパ・リーグの勝者が対戦するUEFAスーパーカップの決勝が昨日、エストニアで行われた。
今回の決勝はレアル・マドリッド対アトレティコ・デ・マドリッドというマドリッド・ダービーであったが、アトレティコが2対4で試合を制した。
試合ではブラジルとスペインの2重国籍を持つディエゴ・コスタが2点を挙げるなど優勝に大きく貢献した。
一方のレアルは、国際大会の決勝における連続優勝記録が13でストップした。
また、今年のワールド・カップ開始前にレアル監督就任を発表し、W杯開始直前に代表監督を解雇されて話題となったジューレン・ロペテギ監督は、就任後初の公式戦を白星で飾ることは出来なかった。
今回は両クラブ間で、優勝後に祝勝を行わないという取り決めがなされていたが、試合終了後多くのアトレティコ・ファンがネプチューンの噴水に集まって、優勝を祝った。


2018年8月14日(火)

バラハス空港、警備員スト

マドリッドのバラハス空港の警備を担当する会社の社員らが所属する労働組合は、今月24日からストライキを行う予定であると発表した。
これは、勧業省と空港公社が昨年空港勤務の警備員の労働条件改善の合意に達したにも関わらず、この決定が順守されていない事に抗議するもので、来月3日まで毎日午前5時から午後2時まで行われる予定。
尚、これらの警備員は、金属探知システムを含む、搭乗前のセキュリティ・チェックも担当している。
現在のところストはマドリッドでのみ予定されているが、それ以外の空港にも拡大する可能性があるという。

フォルム氏も記念式典での表彰を辞退

カタルーニャの独立に関する一連の事件により収監中のジョアキン・フォルム前州議会議員は、今週金曜日に行われるバルセロナのテロ事件1周年記念式典において、表彰を受ける事を辞退した。
ラジオ番組のインタビューに応じた同氏の夫人は、この式典は被害者とその家族や救助などに携わった人々、そしてテロを糾弾した市民のためのものであり、表彰を受ける場ではないとのメッセージを伝えた。
この式典での表彰については、やはり独立問題で捜査を受けている前州警察長官のジョセップ・ルイス・トラペロ氏も同様の理由で表彰を辞退している。
この式典での表彰は、独立推進団体などが要求していたもので、州議会野党からは式典の政治化であると強い批判が出ている。

DGT、お祭りシーズンで飲酒運転取り締まり強化

総合交通局(DGT)では、昨日から明日15日の祝日まで、飲酒運転取り締まり強化キャンペーンを行う。
聖母被昇天の祝日である15日には、多くの自治体で祭りが行われ、飲酒や薬物摂取後の運転が増加する。
特に交通の便が悪い地方の村などでは、飲酒運転が極端に増加する傾向にあるため、これらの村を結ぶ一般道を中心に取り締まりを行うという。


2018年8月13日(月)

バルセロナで配車サービス中の車襲撃の男逮捕

カタルーニャ州警察は、先月サービス中の運転手付きレンタカーを襲撃した容疑で39歳の男を逮捕したと発表した。
この事件は先月25日、バルセロナのアラゴン通りで起きたもので、抗議集会を行って道路を封鎖していたタクシー運転手らによって襲撃された。
レンタカーのドライバーが、子供が乗車していることを訴えて車から降りると、襲撃者の一人がスプレー塗料を吹き付け、その缶をドライバーに投げつけるなどした。
このレンタカーを所有する会社の訴えによると、この襲撃による修理費は7000ユーロにのぼるという。
同警察によると、捜査は継続しており、それ以外の容疑者も特定されているため、さらに逮捕者が出る模様。

11県で悪天候による注意報

気象局は本日、7自治州の11県に大雨や高気温による注意報を発令している。。
それによると、アンダルシアではマラガで高温注意報が出ており、最高気温は38度に達する見込み。
カナリアスではテネリフェ島に大雨注意報がでており、北部では15立方メートルの降雨量に達するという。
ラ・マンチャではアルバセテで36度に達する模様で、注意報が出されている。
カタルーニャでは、バルセロナ、ジローナとタラゴナで大雨と暴風雨の注意報がでており、こちらは20立方メートル程度となる見込み。
一方バレンシア州ではアリカンテとバレンシアで高温注意報が、カステジョンでは大雨注意報がそれぞれ発令されている。
またバレアレスのマジョルカでも大雨注意報がでているほか、ムルシアでは高温注意報が出ており、最高気温は38度に達するとみられ、日中の外出には注意するよう呼び掛けている。

アトレティコ本拠地、クルトワのプレートに落書き

先日スペイン・サッカーリーグの名門レアル・マドリッドに入団したベルギー出身のティボ・クルトワ選手だが、アトレティコ・デ・マドリッドのファンはこれに大きな不満を抱いている模様。
英国のチェルシーに在籍していた同選手は、一時期アトレティコにレンタルされ、同チームのリーグ優勝にも貢献している。
このため、アトレティコの新本拠地ワンダ・メトロポリタノサッカー場には、他の選手とともに同選手を称える記念プレートが埋め込まれている。
先日このスタジアムで行われた親善試合では、このプレート付近に警備員を配置して警戒していたが、それでもスプレー塗料で同選手を罵倒する落書きが見つかった。
クルトワ選手は入団会見で、レアルのファンであり、ここでプレーするのが夢であったなどとコメントしている。
尚、今週水曜日に行われるヨーロッパ・スーパーカップでは、この2チームが対戦するが、クルトワがスタメン出場する可能性は低いとみられる。


2018年8月10日(金)

ガリシア州知事、「カサード事件」に言及

ガリシア州のアルベルト・ヌニェス・フェイホー知事は、所属する民衆党(PP)のパブロ・カサード党首の修士号などの不正取得疑惑について言及した。
マリア・ヘスス・モンテロ税務大臣との会談後に記者会見を行った州知事は、「カサード事件」についてメディアから質問を受けた。
知事は、カサード党首とは党首選前後に話し合っており、その際カサード氏はこの件については非常に落ち着いた気持ちでいると語ったという。
そのため、「本人が平静であるなら、私も同じである」と述べた。
但し他の党幹部のように、他の党を攻撃するようなコメントはしなかった。
その一方で、メディアに対してどの政治家についても平等な報道を行うよう求めた。
フェイホー知事は、PP統治の自治州で唯一絶対過半数を維持しており、党首選の最有力候補とされていたが、結局出馬しなかった。
このため、新党首の疑惑を利用して改めて党首の座を狙うのではとの声も一部から出ている。

一部屋の賃料が最も高いのはバルセロナ

住宅情報ポータルサイトのイデアリスタの調査によると、他の人と共同スペースをシェアするタイプの住居で、一部屋当たりの賃料が最も高いのはバルセロナで、平均429ユーロだった。
これに続くのがマドリッドの403ユーロ、マジョルカ島のパルマ(402ユーロ)とサン・セバスチャン(390ユーロ)だった。
逆に最も安いのはサモラで150ユーロ、2位はルーゴの156ユーロ、3位はカセレスで160ユーロだった。
一方、最も値段が上昇したのはトレド、マラガ、ムルシアとバレンシアだった。
賃料が下がったのは2都市だけで、レリダとログローニョで、1%と0.9%それぞれ下がっている。
全国平均は331ユーロで、昨年より7%上昇している。
また、店子の平均年齢は31歳で、昨年よりわずかに上昇している。

ライアン・エアーのスト、スペインでは82便が欠航

アイルランドの格安航空ライアン・エアーのパイロットは、本日24時間のストライキを行っている。
ストに参加しているのはドイツ、ベルギー、スウェーデン、アイルランドとオランダのパイロットであるが、 スペイン発着の82便にも影響が出ている。
キャンセルが出ているのはテネリフェ・スール、グラン・カナリア、マドリッド、バルセロナ、ジローナ、アリカンテ、マラガ、セビージャ、パルマ、イビサ、アルメリア、へレス、サンタンデール、ビトリアとサラゴサの各空港で、このうち最も影響を受けているのはアリカンテで14便が欠航となっている。


2018年8月9日(木)

企業研究所、新設部門の責任者に首相夫人起用

企業研究所(IE)は、今秋から新設されるアフリカ・センター所長に、ペドロ・サンチェス首相夫人であるベゴーニャ・ゴメス氏を起用すると発表した。
同研究所はIE財団に属し、公的援助を受けている機関であり、同センターは、アフリカ大陸の技術革新や企業創設などを援助する。
ゴメス氏はこれまでも、NGO団体の資金集めのプランナーなどの職歴があり、こういった分野には20年以上の経験がある。
しかしながら野党からは、首相のコネによる起用であると強く批判が出ている。

サンティアゴ大聖堂の落書き消去完了

世界遺産であるガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街にある大聖堂で、今週月曜日に落書きが発見された。
落書きが見つかったのは12世紀に製作された大理石の像で、目の周りなど顔がマジックペンで塗られ、胸元にはKissと書かれていた。
これはアメリカの往年のロックバンドKissのメンバーのメイクアップを模したものとみられている。
この事件を受けて、ただちに落書きの消去が始まり、昨日午後に終了した。
作業中に設けられていたフェンスは本日より撤去されるが、像に触れないよう書かれた看板が設置されるという。
この大聖堂には数か所防犯カメラが設置されているが、ちょうどこの付近にはカメラがないため、犯人の特定は非常に困難であるが、見つかった場合は6001〜15万ユーロの罰金が科せられるという。
尚、このロックバンドは、7月に行われた同州の音楽祭に出演していた。

レティーロ公園のクリスタル宮とベラスケス宮、夜11時までオープン

マドリッドのレイナ・ソフィア美術館は、レティーロ公園内にあるクリスタル宮殿とベラスケス宮殿のオープン時間を夏の間夜11時まで延長すると発表した。
クリスタル宮では、スペイン初公開のイランの芸術家の作品を展示中で、来月30日まで時間延長が行われる。
一方のベラスケス宮ではボップアートのパイオニア、ベアトリス・ゴンサレスの作品が展示されており、こちらは来月2日まで。
同美術館によると、夏期に時間延長することにより、日中とはまた違った雰囲気でアートを楽しんでもらう狙いがあるという。


2018年8月8日(水)

カタルーニャ独立主義者等、国王ボイコットの準備

昨年8月17日にバルセロナ、カンブリルスでイスラム系テロが起きてから間もなく1年を 迎えようとしており、来る17日、金曜日にはバルセロナにおいて同テロで無くなった方々への 追悼式が予定されている。
これにフェリペ6世国王、そしてペドロ・サンチェス首相の両名も出席の意を表明しているが これに対し、カタルーニャのキム・トーラ州知事は、「フェリペ6世は招かれざる客であり、 スぺイン王家が主催する全ての行事に参加するつもりは無い。」と、自らの国王ボイコット の意思を表明するだけでなく、「カタルーニャは国王を持たない。」として、カタルーニャ住民 全体による国王ボイコットを勧めている。
これを受け、各独立主義団体は組織的な国王ボイコットの準備を進めており、 その始まりとして国王がバルセロナを訪れる17日の前日からバルセロナの中心部、 グラシア地区での大規模デモが計画されている。
CUPなどの過激派政党他、ANC、Omnium、CDRなどの独立派団体がこぞって ボイコット運動の計画を立てているが、その詳細は未だ公表されてない。
カタルーニャ州政府は、「平和的デモである限り、国王へのボイコットは推奨されることである」と しているが、大勢の独立派住民の参加が予想されるため、16日、17日における バルセロナ市内での行動には注意が必要。

最大速度1200キロのハイパーループ列車、マラガで開発へ

ハイパーループ列車を開発中の米国企業Virgin Hyperloop One社とスペイン鉄道インフラ管理局、スペイン鉄道事業団との間で、浮遊式超高速列車ハイパーループの開発センターを マラガに置く事でサインが交わされた。
ハイパーループは、減圧されたチューブ内を走る磁力を利用した浮遊式列車で 時速1200キロで旅客、そして軽量の貨物を運ぶ事が出来るとのこと。
19000平米の敷地を持つ開発センターは2020年の稼働予定で200名から300名程度の 技術者の雇用が見込まれている。


2018年8月7日(火)

PP党首の修士不正取得疑惑、最高裁へ

先月民衆党(PP)の党首に就任したパブロ・カサード氏だが、選出される前から浮上していた修士号不正取得疑惑を捜査しているカルメン・ロドリゲス判事は、犯罪の可能性が高いと判断し、最高裁に上訴した。
これは、カサード氏が上院議員であるため、特権により最高裁判所以外では裁くことができないためである。
カサード氏は、修士号取得に必要な授業への出席や試験などを受けた形跡がないほか、議員に当選した直後に驚異的な速さで学士号を取得するなど、様々な疑惑がもたれている。
また、同氏と同じ時期に修士号を取得した女性は、先日裁判所に出頭して不正を認め、修士号は「プレゼント」であったと証言している。
一方、渦中のカサード氏は、外遊直前に記者会見を行い、自分は潔白であり、精神的にも非常に落ち着いた状態であると述べ辞任の可能性を否定した。

ライアン・エアー、今度はパイロットのスト

アイルランドのローコスト航空ライアン・エアーのベルギーとスウェーデンのパイロット組合は、今週金曜日にストライキを行うと発表した。
また、ドイツとオランダのパイロットもストを検討しているという。
現在の所、スペインのパイロットはストを予定していないが、ベルギーの労働組合は、世界各国のパイロットに参加を呼び掛けている。
また前述の国々とスペインとの発着便にも影響が出るとみられている。

23県で悪天候などによる警報・注意報

気象局は本日、10自治州の23県に悪天候や高気温による警報及び注意報を発令した。
それによると、アンダルシアのセビージャとコルドバには高温警報が出ており、最高気温は41度に達する見込み。
またカディス、グラナダ、ウエルバとハエンには同注意報がでている。
アラゴンのウエスカ、テルエルとサラゴサには大雨・暴風雨注意報が出ており、気温も37度に達する模様。
カナリアス諸島でも高気温による注意報が発令されており、各島で34度程度まで上がると予測されている。
ラ・マンチャでは高気温と大雨注意報が各県に出ており、37度に達する地域もあるという。
カスティージャ・イ・レオンではアビラにだけ高気温注意報が出ている。
マドリッドでも南部を中心に最高気温は38度に達する。
それ以外にもバレンシア、ムルシア、カタルーニャ、ナバラ、リオハで高気温による注意報がでているため、屋外での活動には十分注意するよう呼び掛けている。


2018年8月6日(月)

カタルーニャ州、バルセロナテロ1周年に国王招待せず

カタルーニャ州のキム・トーラ知事は、今月17日に1周年を迎えるバルセロナとカンブリルスのテロのいかなる記念式典にもフェリペ6世国王を招待していない、と述べた。
同州知事は、我々カタルーニャ人には国王はいない、これらの式典は被害者とその家族、彼らの救助に当たった人々のためのものである、と断言した。
さらに昨年10月に国王が行った演説の内容についての謝罪を待ち続けているが、いまだに何の返事もないと、不満を示した。
一方、州政府の広報担当官も国王を招待していない事を明言したが、メインの式典はバルセロナ市役所との共同開催であるため、同市役所が国王を招待するかどうかは、州の管轄外であると述べている。
尚、ペドロ・サンチェス首相はすでに自身と国王の式典出席を表明している。

内務省、プーチデモン氏の警護要請を却下

スペイン内務省は、国外逃亡中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事の警護をカタルーニャ州警察が要請していたが、これを拒否したと発表した。
拒否の最大の理由の一つは、同氏が現在公職についていない事、さらにスペイン国内では指名手配を受けており、配属された警察官は、警護ではなく同氏の逮捕を行うべき立場にあると説明した。
プーチデモン氏はベルギー逃亡後、ドイツで拘束されるまでは州警察の警官によって警護されていたが、この警官は休暇を利用して同氏に同行していたため、公職法違反で政府より処分を受けた。

地下鉄で移民少女差別の女性、ビデオがネットで話題に

先日マドリッドの地下鉄で起きた移民少女差別事件が、ネット上で大きな話題となった。
この事件は、同地下鉄5番線で起きたもので、駅から母親と共に乗ってきた6歳の少女が、譲られた席に座ろうとした瞬間、その付近にいた女性が、「この娘を座らせるの?外国人に座る権利はない」と怒鳴りつけた。
それを聞いた別の女性が、「この娘に座る権利がないというなら、あなたは人種差別者だ。」となじった。
するとこの女性は、ここはスペイン人の居場所であり、今スペイン人がどれほど大変であるか、と反論した。
そこでさらに別の乗客が、あなたのような人がいるからスペインは大変なのだと叱責、さらに多くの乗客が加勢し、車内は一時騒然となった。
この騒ぎで移民の少女が怯えたため、母親は予定より早く下車した。
この時の様子がビデオに撮影され、SNSにアップされたため、小さな子供に対す女性の尊大な態度がネット上で大きな話題となった。


2018年8月2日(木)

タクシーのスト解除

バルセロナやマドリッドなど大都市を中心にタクシーのストライキが続いていたが、勧業省の提案をタクシー組合が受け入れた事により「一時休戦」となった。
これによりマドリッドのカステジャーナ大通りやバルセロナのグラン・ビアを封鎖していたタクシー車両も撤退した。
勧業省は、争点となっている運転手付きレンタカーの調整を各自治州の管轄とする事を提案した。
ただし、これを受け入れるかどうかは各州の判断に委ねられ、拒否した場合は引き続き中央政府の管轄となる。
タクシー運転手らは、「勝利」に喜びつつも、9月に行われる政府と自治州州知事らの会合をじっくり見守っていくと慎重な姿勢を示し、取り決めに納得がいかなければさらなる闘いも辞さないと訴えた。
尚、スト期間中、バルセロナでは小さい子供を伴った外国人観光客を乗せた運転手付きレンタカーがタクシー運転手らによって襲撃されるなど多数の事件が起きており、現在のところ3人の運転手が逮捕され、レンタカー車両の破壊などが160件の被害が通報されている。

救急車などの回転灯、青に統一

総合交通局は、昨日より道路交通法の改正を実施した。
そのひとつは、救急車や消防車など緊急事態に対応する車両の回転灯をこれまでの黄色から青に変更する事。
これは、これまでパトカーなど警察の車両にのみ許可されていた青に変更する事で、その緊急性と道路の優先順位を明確にする狙いがある。
また黄色灯は、道路工事や清掃など、ゆっくり移動したり停車している車両にも使われているため、ドライバーなどの混同を避けるためでもある。
これらの変更は2年間かけて行われる。
それ以外にもタクシーや運転手付きレンタカーのナンバープレートを青地にする事も改正に含まれているが、タクシー運転手からは、これらのレンタカーと同等扱いされる事に拒否感を訴える声も上がっている。

レイナ・ソフィア、今秋「戦後」や「民主化」をテーマに特別展

マドリッドのレイナ・ソフィア美術館ではこの秋に2つの特別展示を開催する。
ひとつは第2次世界大戦終了直前の1944年から1968年にかけてパリで活躍した外国人アーティストに焦点をあてたもので、ピカソやカンディンスキーなどの作品が展示される。
一方、今年スペインの憲法制定から40年を迎えるのを記念し、独裁政権から民主化への過渡期に活動したアーティストらを取り上げる。
また同美術館ではこれらの展示に関連した映画の上映やセミナー、講演会なども予定している。


2018年7月31日(火)

交渉決裂、引き続きタクシーのスト

バルセロナやマドリッドなどの大都市を中心にタクシーのストライキが続いている。
昨日大手タクシー組合は管轄の勧業省と話し合いの場を持ったが、物別れに終わった。
今回のストは、運転手付きレンタカーへの処遇に抗議して、バルセロナで開始、その後マドリッドをはじめとした大都市を中心に拡大している。
特にこれら2大都市では、空港や駅などで利用ができないだけでなく、バルセロナのグラン・ビアやマドリッドのカステジャーナ大通りといった大動脈がタクシー車両によって封鎖され、旅行者だけでなく一般市民の日常生活にも支障をきたしている。
さらに本日から明日にかけては、バカンスで行楽地などに向かう人とUターンラッシュが重なり、より大きな混乱が予測される。
一方で運転手付きレンタカー会社を運営する大手2社は、タクシーの「脅迫」に屈しないよう 政府に求めている。

熱波到来、最高39度の地域も

気象局は本日、13県に高気温による注意報を発令している。
それによると、アンダルシアのコルドバ、ウエルバ、ハエン、アラゴンのウエスカ、テルエル、サラゴサ、ラ・マンチャのアルバセテとクエンカ、カタルーニャのバルセロナ、ジローナ、レリダとタラゴナ、バレアレスのマジョルカにそれぞれ発令されている。
この熱波は当分続く模様で、同局では日中の行動には十分注意するよう呼び掛けている。

マラガにアントニオ・バンデラス監修の劇場オープン

マラガ出身のハリウッド・スター、アントニオ・バンデラス氏は、同地に自身がプロデュースする劇場をオープンすると発表した。
オープンは来年9月の予定で、工事中の現場を訪れた同氏は、メディアに対しプロジェクトの内容について説明した。
それによると、同劇場は大手銀行がスポンサーとなり「ソーホー・カイシャバンク劇場」と名付けられる。
同劇場では、ブロードウェイのミュージカルをまず字幕付きの英語で上演し、その後スペイン語に訳されたバージョンを上演する予定で、このような試みはスペインでは初めてという。
またそれ以外にも、オペラ、サルスエラ、バレエなども上演、ガルシア・ロルカやロペ・デ・ベガといったスペイン人作家による戯曲の上演も予定しているという。
バンデラス氏は、マラガ発、マラガのための劇場を目指したい、と抱負を語った。


2018年7月30日(月)

スペイン、主要政党党首の平均年齢でEU2位の若さ

先日民衆党(PP)の新党首にパブロ・カサード氏が選出された事により、スペインの主要政党党首の平均年齢は、欧州連合内で、クロアチアに次ぐ2番目の若さとなった。
4大政党の党首の年齢は、与党社労党(PSOE)のペドロ・サンチェス首相が46歳、PPのカサード氏は37歳、ポデモスのパブロ・イグレシアス氏が39歳、シウダダノスのアルベール・リベラ氏が38歳。
マリアノ・ラホイ前首相(63歳)がPP党首であった時期は平均年齢が46.5歳であったが、カサード氏の就任により41.5歳と一気に引き下がった。
1位のクロアチアには、EU全域の主要112党で最年少(27歳)の党首がいる。
尚、EU平均は49.5歳で、最年長はイタリアのシルビオ・ベルルスコーニ元首相(81歳)。

マドリッドのタクシー、予告なしに無期限スト

マドリッドのタクシーは、先週土曜日から急遽無期限ストライキを開始した。
これは、運転手付きレンタカーへの処遇に抗議してストを行っているバルセロナのタクシーと連動したもので、事前の予告なしに開始した。
タクシードライバーが所属する大手組合によると、ミニマムサービスは、障害者や病院に行かなければならない利用者などに限定され、特にバラハス空港や鉄道のアトーチャ駅などに大きな影響がでている。
ストは本日も続いており、抗議集会を行うために空港などの乗り場から勧業省に向かっているタクシーが多数ある模様。

飲酒運転の男性、警官の目前で屈伸運動

ムルシアの市警察によると、昨日市内の大通りで、男性が運転していた車が衝突する事故があった。
駆け付けた警察官は、男性が負傷していない事を確認した後、1回目のアルコール探知検査を行った。
結果は許容値の3倍以上であったため、規定通り2回目の検査を受けるよう命じた。
すろとこの男性は、いきなり警官の目の前で屈伸運動を始めた。
2回目の決定的な検査の数値を下げる試みであったとみられるが、数値に影響が出る事はもちろんなく、罰金と減点が課された。


2018年7月17日(火)

首相、フランコの墓移転は「すみやかに」

本日下院議会で演説を行ったペドロ・サンチェス首相は、フランシスコ・フランコ将軍の遺体の掘り起こしと移動について説明を行った。
それによると、掘り起こし作業は決定的なもので、最終的な調整が終わり次第開始するとし、「すみやかに」行われるとした。
首相は、あまりにも長い間癒されずにいた傷口がある、とフランコ独裁政権の犠牲者や遺族について触れ、民主主義においては、いかなる理由でも独裁者が称えられる事があってはならないと述べた。
また我々の過去は平和裏に静謐さを持って終わりを迎えなければならないと結んだ。
フランコ将軍の遺体は、1975年の死没後、マドリッド郊外の戦没者の谷に埋葬されているが、ここには多くの共和制側で戦った人々の遺体も埋葬されており、これまでも再三その処遇が取り沙汰されてきた。
一方で、ネオナチなどの極右団体にとっては聖地として扱われている。

PP、サンタマリア候補攻撃のビデオを批判も調査はせず

党大会における新党首選出を今週末に控えた民衆党(PP)。
先日何者かによって作製された、有力候補であるソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア氏を攻撃するプロモーションビデオが出回り、反響を呼んだ。
これについて党大会運営本部は、強く非難したものの、出所についての調査は行わないと発表した。
このビデオは、サンタマリア氏の支持を公にしている党の重鎮らが登場し、汚職事件や不祥事などに関わった人物らである事を伝えている。
また、バックには独裁政権後半以降のスペインの日常を扱った人気テレビドラマの主題歌が流され、「過去」を象徴している。
このビデオがネットで流された直後、サンタマリア氏は、ライバルのパブロ・カサード陣営に説明を求めるとともに、党大会運営本部にも調査を要求していた。
一方のカサード氏はビデオについて、一切の関与を否定している。

バルセロナで今秋ピカソ・ピカビア展

バルセロナのマフレ財団は、今秋ピカソーピカビアの特別展を開催すると発表した。
この特別展では、キュービズムの父パブロ・ピカソとダダイズムの第一人者であるフランシス・ピカビアに焦点を当て、それぞれの作風の共通点や相違点、ダダイズムがピカソに、キュービズムがピカビアに与えた影響などにも注目する。
今回の展示では絵画、グラフィック・アート、書簡や写真など150点以上が公開される。
この展示は10月11日から開催予定。


2018年7月16日(月)

前防衛相、カサード候補支持表明

新党首の選出が行われる党大会を4日後に控えた民衆党(PP)幹事長で前防衛大臣のマリア・ドローレス・デ・コスペダル氏は本日、パブロ・カサード候補の支持を正式に表明した。
朝の報道番組に出演したコスペダル氏は、カサード氏について「強く、結束して確固たる信念を持った党を目指すためには理想的な選択肢である」と評した。
一方のカサード氏もコスペダル氏を「自分の指導者であり、良き友人である」として関係の良さをアピールした。
党首選は、第一回投票で2位につけたカサード氏と1位のソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア前副首相との決戦となったが、3位に終わったコスペダル氏は、サンタマリア氏と犬猿の仲とされ、その動向が注目されていた。

マドリッドで日本の百鬼夜行展

マドリッドの王立サン・フェルナンド・アカデミーでは、明日より日本の百鬼夜行絵巻展を開催する。
この展示は日西外交樹立150年記念イベントの一環で、スペインではまだあまりなじみのない日本の妖怪が初めて紹介される。
今回の展示品は民俗学者湯本豪一氏のコレクションの一部で、江戸時代の絵巻の他、浮世絵、印籠、着物なども展示される。
公開は9月23日まで。

アンダルシア沿岸部で850人の移民救助

海難救助隊は今週末、アンダルシアの沿岸地域に到着した移民850人を保護したと発表した。
その多くはジブラルタル海峡付近で発見されたが、アルボラン沖でも見つかっている。
救助隊によると、最も多く到着したのは土曜日で339人、このうち269人はジブラルタル海峡付近に到着している。
これらの移民の中には、年少者や妊婦も含まれているという。
これらの地域の国家警察や治安警備隊の労働組合は、移民の殺到により、収拾がつかない状態になっていると指摘、政府に状況の改善を訴えている。


2018年7月13日(金)

空港でストの可能性高まる

今月29日より、スペイン全国の空港で、地上ハンドリングスタッフ等によるストが行なわれる可能性が高まりつつある。
来週、再度の交渉が行われる予定であるが、これで大きな進展が見られない場合はストに突入するとのこと。
ストの期間など、詳細はまだ発表されていないが、スペイン全国の空港で計60万人が参加すると見られ、空港におけるチェックイン、搭乗、荷物の積み下ろしなどのサービスに深刻な影響が出る事が予想される。

プーチデモン元カタルーニャ州知事の反逆罪による引き渡しを拒絶

ドイツ、シュレースヴィヒ・ホルシュタインの高等裁判所は、プーチデモン元カタルーニャ州知事の身柄をスペインの法廷へ引き渡すことについて、公金横領罪でのみ裁かれることを条件とした。
  スペイン最高裁は国家反逆罪による同氏の引き渡しを要求しているため、条件付きのドイツからの引き渡しを拒否する構え。
スペイン最高裁は、今回のドイツの対応を受け、EU法廷に対し「EU指名手配」の意義やそのあり方についての説明を要求する模様。


2018年7月10日(火)

首相とカタルーニャ州知事、初めて会談

ペドロ・サンチェス首相とカタルーニャ自治州のキム・トーラ知事は昨日それぞれの就任以来初めての会談をモンクロア宮の首相官邸で、行った。
トーラ州知事は午前11時40分ごろモンクロアに到着、サンチェス首相の出迎えを受けた後、約2時間半にわたって会談を行った。
トーラ氏はいつものように、収監中のカタルーニャの政治家たちの釈放を求めるシンボルである黄色いリボンをスーツの襟元につけて登場した。
会談後に記者会見を行ったトーラ氏は、首相とあらゆる件について話しをした、これは数か月前には不可能な事であった、と会談そのものは評価した。
また、彼らが「政治犯・政治亡命者」と呼んでいる収監中もしくは海外逃亡中の政治家たちの解放や帰国を訴えたと述べた。
さらに、彼らにとっては昨年の時点でカタルーニャは独立宣言を行っており、それを続けるためにはどのようなプロセスも諦めないとコメントした。
しかしながら会談の具体的な内容については語らなかった。
首相と州知事の2回目の会談は9月にカタルーニャで行われる予定。

サッカー代表監督にルイス・エンリケ氏就任

スペインサッカー協会のルイス・ルビアレス会長は昨日、代表監督にルイス・エンリケ・マルティネス氏が就任すると発表した。
ルイス・エンリケ氏は、現役時代レアル・マドリッドやFCバルセロナでプレーし、代表としてワールドカップにも参戦している。
指揮官としてもバルサをリーガなどで優勝に導いたが、現在の代表チームは、ワールド・カップ直前の監督交代劇やイニエスタ、ピケといった主力の引退などもあり、課題は山積している。

マドリッドでソロージャの庭をテーマに特別展

マドリッドのソロージャ美術館では、ホアキン・ソロージャの自宅の庭をテーマにした特別展を開催中。
ソロージャ自身のアトリエ兼邸宅であったこの美術館の庭園は、彼が何度も描いたグラナダのアルハンブラ宮殿やセビージャのアルカサバをイメージして設計され、彼自身の製作のインスピレーションの源でもあった。
今回の展示ではこの庭を描いた絵画の他、ソロージャ一家が居住していた当時の写真、オリジナルの装飾タイルや彫刻なども公開されている。
同展は来年1月20日まで。


2018年7月9日(月)

カサード氏、討論会を正式要請

先週行われた民衆党(PP)党首選挙で、得票率2位で予備選を通過したパブロ・カサード氏は、1位のソラジャ・サエンス・ デ・サンタマリア前副首相との討論会を党大会開催委員会に申請した。
同党ではこれまで前任の党首が後任を指名するなど、単独候補が党大会で承認されるのが恒例で、今回のように複数の候補が競う形式は異例であった。
そのため党内部の保守層からは、首位のサンタマリア氏を単独候補にする事を望む声があがっており、同氏もカサード氏に対し役職と引き換えに辞退を促していた。
しかしながらカサード氏はこれを陰謀であると批判し、最後まで戦うと宣言、討論会の実施を訴えていた。
一方のサンタマリア氏は、メディアの質問に対し、討論には慣れているので問題はないが、同じ党のメンバーとしては、討論よりも話し合って理解する事のほうが重要であるとコメントした。

フェリペ6世、オバマ前大統領とゲルニカ鑑賞

フェリペ6世国王は、先週土曜日にスペイン訪問中のバラク・オバマ前米大統領と共に マドリッドのレイナ・ソフィア美術館を訪問した。
鑑賞はおよそ30分に及び、同美術館で最も有名なピカソの「ゲルニカ」やダリの作品などを鑑賞した。
その後国王は、オバマ氏に「この偉大な作品を前大統領と一緒に鑑賞できた事を光栄に思います」と英語で書き添えたゲルニカに関する書籍を贈呈した。
オバマ氏は、同地で開催された技術イノベーション会議に出席のため極秘で来西、前日金曜日にはペドロ・サンチェス首相とも短い会談の場を持ったが、記者会見などは一切行われず、サンチェス首相のツイッターにアップされた写真が数少ない画像の一つであった。

カタルーニャ美術館でガラの特別展

バルセロナのカタルーニャ美術館では、巨匠サルバドール・ダリの妻、ガラに焦点をあてた特別展を開催中。
ダリの妻として彼に甚大なインスピレーションを与えた事で知られているが、今回は芸術家としての活動や彼女の変遷も紹介、ダリの作品のほか、写真、文書、ガラの洋服、書籍などといった個人的所有品も展示される。
これらの展示品の多くは、ガラ・サルバドール・ダリ財団からの貸与であるが、それ以外にも個人所蔵や世界各国の美術館から貸与されたものも展示される。
同展示は10月14日まで開催。


2018年7月6日(金)

バルセロナのホテル業界売り上げ、7.2%のダウン

400件のホテルと50件のアパートメントホテルが加入するバルセロナのホテル協会によると、2018年1月から6月までの平均稼働率は78.8%で昨年同時期比較3%ダウン、価格は4.3%ダウン、そして売り上げが7.2%ダウンとなった。
特に減少が目立ったのが豪華ホテルで、売り上げは平均10%のダウンとなった。
また、同ホテル協会のクロス会長は、ツーリストによる利用者減よりも、商用による利用者の減少に大きな危機感を感じているとしている。
カタルーニャでは違憲独立運動が続く中、この僅か数か月の間に4000以上の企業がその本部をスペインの他州へ移動しており、それと同時にこれら企業による会合なども他州で開催されるようになったため、バルセロナのホテル利用が激減している。
クロス会長によると商用利用者の数は2016年に36%ダウン、そして2017年には更に30.6%の減少を見せたとのこと。

パンプロナ、サン・フェルミン祭開始

牛追い祭りとして知られる、パンプロナのサン・フェルミン祭が本日始まった。
正午12時、大勢の人で埋め尽くされた市役所前広場で開会式が行われ、これより9日間にわたる祭りがスタートする。

7月25日、26日、ライアンエアー ストライキ

アイルランドのローコスト航空会社、ライアンエアーの客室乗務員等が、スペイン、イタリア、ベルギー、ポルトガルなど、それぞれの国に持つ労働組合が連携する形で今月25日、26日に48時間体制でのストを予定している。
スペインだけでも1800人のスタッフが、そして他の国も含めると約4600人のスタッフがストに参加する事となり、スペインだけでもおよそ23万人の利用者が影響を受ける事となる。


2018年7月5日(木)

スコットランド検察、クララ・ポンサティ氏のスペインへの引き渡しを要請

クララ・ポンサティ元カタルーニャ州政府閣僚は、昨年10月30日にブリュッセルへ逃亡したあと、今年3月10日以降、スコットランドにて逃亡生活を送っているが、同国検察は、昨年10月1日の違憲カタルーニャ州民投票開催においてポンサティ氏が取った行動は、スコットランドに置き換えても国家への背信、或は犯罪行為を伴った陰謀に当たるとして、スペインへの引き渡しを要請した。
これを受け、エディンバラにおける裁判が7月30日より開始される予定で、8月末ごろまで続くと見られる。

キム・トーラ州知事、独立プロセスによる収監者等を優遇

カタルーニャの違憲独立プロセスに関わり、反逆罪などの罪に問われスペイン各地の刑務所に予防収監されていたメンバーがカタルーニャの刑務所に移動したが、カタルーニャのキム・トーラ州知事は、彼等に対する特別優遇措置を命じた。
カタルーニャ内の最新設備を持つ刑務所が選ばれ、個室が無いためにツインルームのシングルユースとしての利用が認められる模様。
キム・トーラ州知事は、6日後にマドリッドでペドロ・サンチェス首相との会見を控えているが、「これら元カタルーニャ州政府メンバー等のカタルーニャ内刑務所への移動は、法が定める義務を遂行しただけであり、政治的に何ら友好的姿勢を見せたものでは無い。彼等全員の即釈放と彼等に対する訴訟の取り下げを要求する」と、サンチェス首相に警告を発している。

オルグージョ・ゲイ 2018、マドリッド市行政と警察との合意無しに開催

毎年、マドリッド中心部で開催されるオルグ―ジョ・ゲイ(LGTBI ワールド・プライド)が、今年も6月28日(国際LGTBIプライドデー)を皮切りに始まったが、その主なプログラムが昨日4日からスタートした。
例年、同フェスティバルには世界中から多数のLGTBI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス)が集まるが、この開催中のセキュリティー確保について、警察組合とマドリッド市行政との間で合意が得られておらず、市行政はテロ対策を含む安全は確保されているとしているが、警察組合は人材不足を理由にこれを否定しており、充分な治安確保が出来ていないことを警告。
オルグ―ジョ・ゲイは7月8日まで続く予定。


2018年7月3日(火)

6月の消費者景況感、9.3ポイント増

社会学研究所は本日、先月の消費者景況感の結果を発表した。
それによると、6月の数値は前月比9.3ポイント上昇し、107ポイントとなった。
これは昨年8月以降最も高い数値であるという。
同研究所によると、上昇の理由は、現況感、将来に対する期待感共に上昇したためという。
現況感は10.7ポイント、期待感は7.9ポイントそれぞれ上昇している。
期待感の上昇は、経済、雇用と家計に対する期待が高まったためである。
また現況感においてもこれら3つの要素の上昇が見られた。
これにより景況感は4カ月ぶりに100ポイントを超えることとなった。

PP党首候補、若手候補の経験不足を指摘

党首選挙を今週に控えた民衆党(PP)では、6人の候補の選挙運動が過熱している。
最有力候補の一人とされるマリア・ドローレス・デ・コスペダル前防衛大臣は、ラジオ番組に出演し、最も若い候補であるパブロ・カサード氏を批判した。
コスペダル氏は、37歳という若さイコール党の再生に適しているとは言えない。
若さはしばしば経験や知識の不足と同義であり、どのように選挙に勝つか、どのように国を治めるかといった事は、政党の運営に不可欠であるとし、政府で大臣を務めた自分の経験を強調した。
さらに、カサード氏について、元首相でPP名誉党首であるホセ・マリア・アスナル氏と近い人物である事を指摘し、新生PPには不向きであるというニュアンスのコメントをした。
コスペダル氏はその場で、アスナル氏に近いと言うことは良い事でも悪い事でもない、と釈明したが、党重鎮の影響をネガティブに捉えた発言として話題となった。

サグラダ・ファミリアに巨大十字架設置

バルセロナのサグラダ・ファミリア教会では昨日午前、十字架の石像の設置作業が行われた。
この十字架は「栄光のクルス」と呼ばれ、高さ7.5メートル、幅4.25メートルで、重さは18トンに達するという。
作業は午前7時から、周辺道路の一部を閉鎖して行われたが、予定より30分早く終了した。
受難のファサードに設置されたこの十字架は、オリジナルの設計図に基づくもので、1892年にガウディが作成したクロッキーにも描かれている。


2018年7月2日(月)

政府、収監中の前州議員らの移送を承認

政府は先週金曜日、マドリッドで予防収監中のカタルーニャ州議会の前議員ら25人について、カタルーニャの刑務所への移送を承認した。
これは、現在のところマドリッドの刑務所に拘置されている前議員らについて、最高裁判事がこれ以上特定の刑務所に拘束する理由はないと判断した事を受けたもの。
移送の条件は、本人がこれを申請することと、移送希望先との地縁を証明する事としている。
一方政府は収監中のテロリスト集団ETAのメンバーについては、一人ひとりの状況に応じてバスクの刑務所への移送を検討するが、釈放されることはないとしている。

買い物袋、今月から完全有料化

国内のスーパーなどでは、レジ袋の有料化がかなり浸透しているが、今月からは、有料化が義務付けられる。
レジ袋による環境汚染が深刻化するなか、政府は、一定の条件下で分解されるものを除き2021年には全てのナイロン袋の使用禁止を目指している。
これらの袋は重さによって3種類に分けられ、値段は5〜15セントに設定されている。

アンダルシア沿岸で271人の移民を救助

海難救助隊は、先週末アンダルシア沿岸地域で計271人が乗った9隻の移民船を救助したと発表した。
それによると、昨日日曜日は160人を乗せた船を救助、このうち57人はタリファに、103人はアルヘシラスに移送された。
また土曜日には2隻の船で到着した58人がカディス港に移送された。
この日はアルボラン海付近でも53名が救助され、アルメリアに移送された。
これら移民の健康状態は比較的良好という。


2018年6月29日(金)

PP党首選、投票できるのは全党員の7.6%

来月5日に党首選を控えた民衆党(PP)は、全党員のうち投票権があるのは6万6384人であると発表した。
同党は、公式党員数を86万9535人と発表しているため、党首を選ぶ権利があるのは全体の7.6%にすぎない。
6人の候補者のうち、このシステムが不利となるパブロ・カサード氏ら3名はこれに抗議し、登録期限の延長や条件の緩和を求めたが、党執行部はこれを拒否している。
尚、投票権を得るには年会費の支払いが必要で、これを怠っている党員が多いものとみられる。

DGT、バカンスシーズンの特別警戒態勢開始

総合交通局(DGT)は、本日午後3時より、夏のバカンスシーズン特別警戒態勢を開始する。
全国各地の主要道路には、治安警備隊交通課の警官1500人が動員され、地上だけでなく上空からもヘリコプターやドローンで監視を行う。
この2か月の間、特に移動が多いと予測されるのはシーズン開始の今週末の他、月替わりでUターンラッシュともぶつかる7月31日〜8月1日、そして特にUターンが増加する8月31日〜9月2日で、これらの期間はさらに警戒を強化する。
また8月15日は多くの自治体で地元の祭りが開催されるため、地方の国道などを中心に飲酒運転の取り締まりを強化する。
一方、欧州各国の出稼ぎ先からスペインを通過してアフリカ大陸に帰省するアフリカ系移民のラッシュも今月半ばから始まっているため、こちらも警戒を強化している。
DGTでは、今夏の移動台数を8930万台と見込んでいるが、これは2005年以来の高い数値であるという。

スミソニアン・フェスティバル、大使と州知事の演説を取りやめ

米国のワシントンで開催中のスミソニアン・フォークライフ文化祭の主催者は、本日予定されていた参加者による演説をすべて取りやめると発表した。
前日に行われたイベントにおいて、招待されていたカタルーニャのキム・トーラ州知事が、カタルーニャの現状や 収監中の政治犯について触れた後、ペドロ・モレネス駐米スペイン大使が自らの演説で政治犯の存在を否定するなど反論した。
州知事以下州関係者らは、これに抗議して、叫んだり州歌を歌うなどしたあと席を立った。
この事件を受けて主催者は、再びこのような事が起こらないよう、両氏だけでなく、アルメニアから参加していた関係者の演説も中止すると発表した。
このイベントは1967年から行われており、毎年様々な国や地域がテーマとなるが、今年はカタルーニャとアルメニアが招待されていた。


2018年6月28日(木)

カタルーニャ州知事、駐米スペイン大使の解任を要求

カタルーニャ州のキム・トーラ州知事は、ペドロ・サンチェス首相に対し、ペドロ・モレネス駐米スペイン大使の解任を要求した。
これは、米ワシントンで開催されていたスミソニアン・フォークライフ文化祭に招待されていた同州知事が、やはり出席していたモレネス大使の演説に抗議したもの。
州知事は、自分がカタルーニャの現状や「政治犯、政治亡命者」について正しい説明を行った直後に、政治犯の存在を否定するなど公衆の面前で嘘つき呼ばわりされたと主張、あるまじき侮辱行為であると訴えた。
モレネス大使は民衆党(PP)所属でPP政権時代に防衛大臣を務めた事のある人物であるため、トーラ氏は、社労党のサンチェス首相に、大使と同じ意見であるのかを問いかけたうえで、解任を要求した。
尚、大使の演説の最中に州知事と同伴の州関係者は、抗議の意を表してその場を退場した。

セルバンテスの生家でドン・キホーテ関連作品の特別展示

マドリッドのアルカラ・デ・エナレスにあるモニュメント、セルバンテスの生家では、ミゲル・デ・セルバンテスの生涯やドン・キホーテに関連した映画の上映や舞台などの写真を扱った特別展を開催中。
なかでも、知られている限りでは最も古いドン・キホーテの映画とされる1903年のフランスの無声映画や150年前の写真などが話題を呼んでいる。
また、今年公開されたばかりの最新映画のスチールも公開されている。
この展示は11月18日まで。

マドリッド地下鉄、ゲイ・プライドの日にスト予定

マドリッド地下鉄の労働組合は、来月7日に24時間ストライキを行うと発表した。
この週末はマドリッド市内で行われる最大級の祭典LGBTプライドの2日目にあたり、世界中から訪れる大勢の観光客の利用が見込まれている。
同地下鉄運営会社は、この日の営業時間の1時間延長を予定し、この日に勤務した社員には50ユーロの手当と 1時間の休みを与えると発表、これに対し労組側は70ユーロの報酬と1日の休暇を要求している。
当初は、この時間延長をボイコットする形で1時間のストを行うとしていたが、労使折り合いがつかず、最終的に24時間ストに踏み切った。
尚、昨年のプライドでは24時間営業されていた。


2018年6月26日(火)

マドリッド前州知事、裁判所に出頭せず

修士号不正取得疑惑の渦中の人物であるクリスティーナ・シフエンテス前州知事は、本日マドリッドの裁判所にて予審判事の聴取を受ける予定であったが、病気を理由に出頭しなかった。
具体的な病名は片頭痛であるが、これを受けて予審判事は医者をシフエンテス氏の自宅に送り、診断させる事を決めた。
前州知事は文書偽造と贈賄罪の疑いで告発されているが、同氏の弁護人はこの件を最高裁判所でやり直す事を要求、これは昨日却下された。
尚、シフエンテス氏の聴取は来月23日に延期された。

6県で高気温・悪天候による注意報

本日も引き続き各地で高気温となる模様だが、気象局は6県に高温や暴風雨による注意報を発令している。
それによると、サラゴサではエブロ川流域を中心に最高36度に達する見込み。
マドリッドでは山間部でも34度、都市部で36度、南部及び西部では37度まで上昇するという。
一方、カンタブリア山脈付近のレオン及びアストゥリアス、さらにバジャドリには暴風雨注意報がでており、2センチ程度の雹を伴う地域もある見込み。

ティッセンでモネ・ブーダン展

マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館では、クロード・モネとウジェーヌ・ブーダンの特別展を開催中。
ブーダンは、19世紀フランスの外光派の画家の一人で、若きモネの才能を見出し、屋外で絵を描く事を薦めた事でも知られている。
この師弟だけを扱った特別展はスペインでは初めてであり、100点ほどの絵画のうち80%程度が国内で初公開という。
これらの作品は、パリのオルセー、ロンドンのナショナル・ギャラリー、ニューヨークのメトロポリタン、ブラジル国立美術館といった世界有数の美術館から貸与された。
同展は9月30日まで開催される。


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2018年6月25日(月)

サンチェス首相、流暢な英語の応答が話題に

昨日EU首脳会議に初めて出席したペドロ・サンチェス首相だが、その後の記者会見での応答が話題となった。
スペイン語での質問に答えた直後に英語での質問が浴びせられたが、首相は流暢な英語で答えた。
この件がニュースで取り上げられるのは、歴代の首相はこれまで誰も公式の場で英語を話した事がなかったためで、特にマリアノ・ラホイ前首相は、毎月公費でレッスンを受けていたにも関わらず、英語で話すことを頑なに拒否していたことで知られる。
尚、ラホイ政権時代には年間1万3400ユーロが英語クラス代に充てられていた。

マドリッド地下鉄スト、ミニマムサービスは68%

マドリッド自治州は、今週水曜日に実施されるストライキについて、ミニマムサービスを68%に設定すると発表した。
このストは今週水曜日の営業開始時間午前6時〜同7時15分までで、影響を受けるのは1、5、6と9番線。
これは前回に続き、地下鉄運営会社の対応の悪さに抗議するもので、大手労働組合と運転士組合が共同で行う。
同州では、利用者になるべく迷惑がかからないよう、この数値を設定したとコメントしている。

7州で高気温による注意報

気象局は本日、7自治州の17県に高気温による注意報を発令している。
それによると、ラ・マンチャのアルバセテ、クエンカとグアダラハラでは最高気温は34〜37度に達する見込み。
アラゴンではほぼ全域で36度に達する模様。
マドリッド州でも引き続き高気温となり、南部を中心に34〜36度に達し、最も暑い時間帯は正午から午後6時までの間という。
さらにバレンシア、アストゥリアスでも高気温による注意報が出ているが、カスティージャ・イ・レオンでは暴風雨による注意報が出されている。


2018年6月22日(金)

CDR、カタルーニャ州政府機関を占領

CDR(カタルーニャ共和国防衛委員会)のメンバー約30名が今朝8時頃、バルセロナのタウラ通りにあるカタルーニャ自治州政府の公的機関である労働・社会局の建物を占拠した。
CDRは中央政府や憲法に対し、不服従を持ってカタルーニャの独立を推し進めようとする組織と言えるが、今回の占拠は、カタルーニャ州政府に対する、より強硬な形での独立宣言を要求する抗議運動として行われたもの。
また、CDRは同時にカタルーニャの保険局についても占拠を試みたが、こちらは失敗に終わり、独立宣言を要求する横断幕を掲げるのみに終わった模様。

スペイン 全世帯の3分の1が1週間のバカンスを取れず

国家統計局の昨日の発表によると、スペインでは住民の21.6%、つまり5人に1人が年収8.522ユーロ以下となっており、貧困生活を送っている。
そこまで貧しくなくても、全体の34%が1年間に1週間、外出してバカンスを過ごすゆとりを持てずにいる。
また、全体の10%が毎月、月末を迎えるのが困難であるとし、37%が予定外の出費があると対応することが出来ないとしている。


2018年6月20日(水)

独立派グループArran、グエル公園のトカゲを封鎖

過激独立派政党CUPの付属団体であるArranのメンバー等が昨日、グエル公園内にあるトカゲのオブジェに鎖をかけ、「ストップ 過剰ツーリズム」と書いた横断幕を掲げた。
通報を受けた地元警察が現場へ急行し、鎖を外した模様。
Arranは昨年夏にも、カタルーニャだけでなくバレンシアやマジョルカなどでもツーリストに対するボイコット運動を行なっており、バルセロナでは運行中の観光バスを襲いタイヤをナイフで切る、街中に設置されていた観光用レンタサイクルを軒並みパンクさせて使えなくする、またマジョルカでは海辺のカフェテリアに発煙筒が投げ込まれるなど、反ツーリズム行為を繰り返し行なっていた。

スペインにおける億万長者、経済危機勃発以降76%の増加

経済危機が始まった時期と重なって、2008年以降、スペインにおける億万長者の数は76%の増加を見せており、2017年時点で224200名の裕福層が計5.657億ユーロの資産を有している。
また、2016年と2017年を比較すると、この1年間だけで10.9%(22.100名)の増加を見せており、6年連続で増加傾向が続いている。
億万長者の数では、欧州諸国の中でスペインはドイツ、フランス、英国、スイス、イタリア、オランダに次いで7番目に位置しており、そのあとノルウェー、オーストリア、スェーデンが続く。
また世界ランキングでは、韓国に次ぐ14番目で、これにロシアが続いている。


2018年6月19日(火)

サンチェス首相、仏大統領と会談へ

昨日国営放送の特別番組に出演したペドロ・サンチェス首相は、就任後初の海外訪問先はフランスで、今週土曜に同国のエマニュエル・マクロン大統領と会談すると発表した。
この会談では両国に関するテーマの他、今月28、29日にブリュッセルで行われるEU首脳会議を前に、欧州の問題もテーマに取り上げるという。
またサンチェス氏は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相やポルトガルのアントニオ・コスタ首相とも近々会談を行うと述べた。
さらに今週金曜日にタラゴナで行われるスポーツの祭典「地中海大会」の開会式に国王と共に出席し、その席で初めてキム・トーラ カタルーニャ州知事と顔合わせすると話した。
尚、トーラ州知事との正式会談は7月初めにマドリッドで予定されている。

PP党首立候補6人に

マリアノ・ラホイ氏の辞任により、新党首選出を控えた民衆党(PP)であるが、本日マリア・ドローレス・デ・コスペダル前防衛大臣が出馬を表明、これで候補者は6人となった。
前政権時代に副首相を務め、コスペダル氏の党内最大のライバルとされるソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア氏も、今朝出馬を表明している。
その他の候補では、ラホイ政権で外務大臣を務めたホセ・マヌエル・ガルシア・マルガジョ氏が予想外の出馬表明をしたが、逆に最有力候補とみられていたアルベルト・ヌニェス・フェイホー ガリシア州知事は、昨日の会見で州に尽くすために立候補を断念すると発表し、こちらも予想外の不出馬であった。

バルセロナのテロ、1周年追悼式はカタルーニャ広場

バルセロナのアダ・コラウ市長は、テレビ番組に出演し、昨年8月17日にランブラス通りで発生したテロ事件の1周年追悼式典は、カタルーニャ広場で行うと発表した。
その中で市長は、同広場は式典にふさわしい場所であるとしたうえで、その内容は簡潔で美しく、そして何よりも被害者を中心にしたものでなければならないと述べた。
そのため、政治家の演説などは一切行わないとし、またマドリッドのようにいくつかの団体や政党がバラバラにセレモニーを行うのではなく、可能な限り統一した式典としたいと述べた。


2018年6月18日(月)

国王義兄、アビラの刑務所に収監

フェリペ6世国王の姉、クリスティーナ王女の夫で元ハンドボール スペイン代表のイニャキ・ウルダンガリン氏は、今朝カスティージャ・イ・レオン州アビラにあるブリエバ刑務所に収監された。
ウルダンガリン氏は、代表を務めていた非営利団体をとりまく一連の汚職疑獄「ノース事件」で、公金横領などの罪で5年10カ月の判決を受けた。
前日まで妻子が居住するスイスのジュネーブで過ごしたウルダンガリン氏は、深夜スペイン入りし、今朝、同刑務所に到着した。
尚、この刑務所への収監はウルダンガリン氏自らの選択によるものだが、安全面など受刑者にとってふさわしい環境であるかどうか、司法によって判断され、場合によっては他の刑務所に移送される可能性もある。
元オリンピック代表のウルダンガリン氏は、クリスティーナ王女と結婚後も実業家として活躍し、理想の娘婿と呼ばれたこともあったが、事件発覚後パルマ公の称号を妻と共にはく奪されるなど、凋落の一途をたどり、民主化後のスペインで王族関係者では初めての受刑者となった。

アクエリアス号、バレンシアに到着

年少者や妊婦も含めた630人の難民を乗せた救助船アクエリアス号は、昨日未明、バレンシア港に到着した。
難民の国籍は20カ国に及ぶとされているが、一番に上陸したのは南スーダン出身の20代の男性で、過酷な旅による疲れを見せながらも、やっと安全な地域に上陸出来た事への喜びを隠せない様子であった。
上陸した難民たちは、健康診断や国籍調査などを受け、45日間有効の特別ビザが支給される。
一方、大人の同伴がない年少者たちは、一時的に里親に引き取られて保護される。
また、難民の処遇については、国内の各自治体の他、フランス政府も受け入れを表明している。
尚、難民船到着時には、政治家の出迎えは禁止され、直接指示を行ったり、救助にあたる職員だけで行うよう指令が出ていたため、「写真撮影」に出迎えた政治家はいなかった。

マドリッドのタクシー、勤務時の服装の色統一を検討

マドリッドのタクシー組合は、本日行われる会議において、勤務時の服装のタイプや色を統一するかどうかを議論する。
同協会の広報によると、上衣は薄いブルーのTシャツもしくはポロシャツで夏は半袖、冬は長袖、下はジーパン以外のマリンブルーのパンツ着用で、ネクタイやジャケット、ベストの着用は個人の自由で義務付けはないという。
同協会は、これは制服ではないが、色や洋服のタイプを統一することで、正式なタクシードライバーである事を明確にアピールし、きちんとしたイメージで利用者に安心感を与える狙いがあるとしている。
また、短パンや袖なしのシャツなど極端にラフな服装は禁止する意向であるという。
今回は、電話やネットなどで予約できるテレタクシーの運転手を対象に協議するという。


2018年6月15日(金)

内務省、カタルーニャへ567名の新米警官を補充派遣

独立運動が続く中、カタルーニャからの転勤を希望する国家警察官が多く、カタルーニャにおける警察官不足が顕著となりつつある。
6月に行われたカタルーニャ勤務の警察官募集では500人の募集があったのに対し、応募があったのは僅か29名だった。
更には同月、すでにカタルーニャで働いていた警察官の内、260名が他地方への移動を申請している。
そう言った中で、訓練を終え、昨日、警官としての任に就く事を誓った新米警官等1298名の内、43.7%に当たる567名が、7月からカタルーニャへ送られる。
国家警察がカタルーニャに持つ警官隊は本来3946名の構成となっているが、現在では2859名しかおらず、28%にあたる1100名近くの欠員となっている。

バスク、2061年には10人中3人が65歳以上に

労働力人口の減少と出生率の減少により、バスクでは、社会のバランスを保つためにより多くの移民を受け入れる必要がある。
調べによると、2061年にはバスク人口の内の10名中3名、全体の33、5%が65歳以上の高年者となり、現時点での割合よりも12%も増加するとのこと。


2018年6月14日(木)

カタルーニャ州政府、国外における州政府支部を再開

カタルーニャ独立派政権の復活に伴い、カタルーニャ自治州政府のエルネスト・マラガル外務局長は、諸外国に置かれており、憲法155条適用中に閉鎖されたカタルーニャ自治州政府の出先機関を早急に再オープンすることを発表した。
これは、スペイン中央政府から各国へ派遣される外交官とは全く別にカタルーニャ独立派州政府が独自で作り上げていた外交システムで、まるで一つの独立国としてのカタルーニャが持つカタルーニャ国大使館のような形で、他国にそのオフィスを構えていたもの。
これに対し中央政府は、他国におけるスペインの公式政府機関はスペイン国大使館であるとして、憲法155条適用によりカタルーニャ自治州権停止処分を行なうと同時に、それらカタルーニャ自治州政府出先機関のオフィスを閉鎖した。
ところが、カタルーニャ州に新政府が成立し、155条による自治州権停止処分が解かれた今、2〜3週間のうちに、違憲として閉鎖されたそれらのオフィスの内、ロンドン、ローマ、ベルリン、ジュネーブに独自の外務局オフィスを復活させ、新たにパリ、ワシントン、ポルトガル国内、北欧諸国などにオフィスをオープンするとの事。
また、地中海から中近東の国々、アジア諸国、中南米諸国、マグレブ諸国などへの設置も年内に終える予定であるとのこと。

ラス・ベンタス闘牛場大改築工事開始

サン・イシドロの闘牛祭が終わり、マドリッドのラス・ベンタス闘牛場の大改築工事が始まった。
同闘牛場は1929年に建築が始まり、1994年には文化遺産指定を受けている。
今回の改築工事に充てられた予算は151万ユーロで、その工期として、改築に必要な期間として24カ月、更に屋根の修復工事に必要な期間として6カ月の計30カ月が予定されている。
実際には、主要な闘牛イベントを開催しつつ、工事は断続的に行われるため、終了するのは4年後となる模様。
今回の改築により座席はより快適なものとなり、また、車椅子によるアクセスにも対応することになるが、収容人数は現在の23700名より2700〜3000名の減少が予定されている。


2018年6月12日(火)

最高裁、国王の義兄の量刑を軽減

フェリペ6世国王の姉、クリスティーナ王女の夫で実業家のイニャキ・ウルダンガリン氏は、一連のノース事件において、公金横領や公文書偽造などの容疑で起訴され、昨年パルマ地方裁判所に6年3カ月の判決を言い渡されていた。
これについて、検察は最高裁に上告していたが、同裁判所は本日、地裁の判決より5カ月少ない5年10ヵ月の判決を下した。
これは、公文書偽造の罪状が明確でないためという。
一方、ウルダンガリン氏の元共同経営者であるディエゴ・トーレス氏についても3年近い減刑が言い渡された。

スペイン政府、地中海漂流の難民救助船受け入れ

ペドロ・サンチェス首相は昨日、600人以上の難民を乗せて地中海を漂流中の救助船アクエリアス号の受け入れを発表した。
同船には妊婦や乳児も多く含まれており、複数のNGO団体が援助活動を行っているが、船内は食糧不足など危機的状態にあるという。
これまでイタリア及びマルタが入港を拒否しており、これを受けてスペイン政府が受け入れを申し出た。
政府は当初、バレンシアへの入港を指示していたが、船の位置からより近いマジョルカ島のパルマ港を検討しているという。
尚、マドリッド市をはじめとした各自治体はアクエリアス号の難民受け入れを申し出ている。

マヨール広場400周年で特別展

マドリッドのマヨール広場は昨年400周年を迎えたが、歴史博物館ではこれを記念した特別展を開催中。
同展では絵画、版画のほか写真やポストカードなど300点以上が展示されている。
最も古いものとされる1630年の絵画や造園されていた時代の写真など、様々なものが展示されている。
同展は今年11月まで開催される。


2018年6月11日(月)

PP、新党首選び始動、ガリシア州知事が有力か

マリアノ・ラホイ前党首の辞任を受けて、民衆党(PP)は新党首の選出に向けて動き始めた。
現在誰も正式に立候補はしていないが、党執行部では単独候補を目指している。
しかしながら党内で、は複数の候補による予備選を求める声も挙がっている。
最も有力視されているのはガリシア州のアルベルト・ヌニェス・フェイホー知事で、PP選出の州知事の中では、現在唯一絶対過半数で統治している。
また、同郷人でありながらラホイ氏とは一線を画しており、汚職まみれのPPのダーティなイメージを払拭できる事が期待される。
フェイホー氏以外では、ソラジャ・サエンス・デ・サンタマリア前副首相、ドローレス・コスペダル前防衛大臣やアナ・パストール前下院議長らの名前も挙がっているが、いずれもラホイ氏の腹心であり、党のイメージチェンジに貢献するのは難しいとみられる。

サンチェス内閣、女性閣僚の割合は欧州一

先週、ペドロ・サンチェス首相の内閣が発表され、新政権が発足した。
18閣僚のうち11人が女性となり、欧州で最も女性閣僚の多い政権が誕生した。
男女平等を促進する担当大臣の他、これまで男性が担当してきた税務省や法務省で女性大臣が就任、さらに防衛大臣も歴代3人目の女性が担当する。
一方、男性閣僚のなかでは、スペイン人で唯一宇宙での経験がある宇宙飛行士のペドロ・ドゥケ氏やジャーナリストで報道番組の出演も多いマクシム・ウエルタ氏の起用が話題となった。

マドリッド地下鉄、改修中の駅で20年代の広告発見

マドリッド地下鉄2番線のセビージャ駅は今年4月から改修工事を行っているが、先月下旬に1920年代のものとみられる広告が見つかった。
同地下鉄によると、この広告はタイル製で、当時の服装に身を包んだ女性が描かれた石鹸の宣伝であるという。
1924年に建設された同駅は、エレベーターの設置などバリアフリーの改修工事が行われているが、この広告も修復を施し、工事終了後には同駅のメインホールに展示されると言う。


2018年6月8日(金)

カタルーニャ州政府、スペインからの断絶政策を維持

本日、カタルーニャ州政府スポークスマンのエルサ・アルタディ氏は、キム・トーラ州知事率いる同州政府は、昨年9月6日、7日に可決された(スペインからの)断絶法を復活させることも視野に入れていることを明らかにした。
この断絶法は昨年10月1日に行われた州民投票開催を可決し、また、州民投票の結果、カタルーニャ独立賛成派の票が多かった場合には、自動的にカタルーニャ独立を意味することとしており、すでに憲法裁判所より違憲、且、無効なものとしての判決を受けている。
エルサ・アルタディ氏は去る月曜日にも、カタルーニャ州民による自決権の主張と、それを守るための独立プロセス続行は不可欠なものであるとコメントしており、また昨夜もテレビ局のインタビューの中で、キム・トーラ州知事は今後も、カタルーニャ州民の権利を守るために必要とあれば、引き続き不服従の姿勢を貫くべきであるとしている。

マドリッドに登記を移す企業の71%がカタルーニャから

カタルーニャのカルラス・プーチデモン元州知事、そしてキム・トーラ新州知事によるスペインからの独立主義政策が続く中、カタルーニャを離れる企業は後を絶たず、すでに4000社を越えている。
そしてそれら企業の多くは、その移転先としてマドリッドを選んでおり、マドリッド自治州政府によると、過去8か月間にマドリッドへの登記移転申請を行なった企業の内、その71.6%がカタルーニャからのもので、違憲州民投票が行われた昨年10月1日以降だけで、マドリッドに 移転したカタルーニャ企業の数は2849社にのぼる。
マドリッド自治州が持つ記録によると、昨年10月にカタルーニャからマドリッドに移った企業数は39社で、そのあと11月には228社、12月が512社、1月が524社、2月が257社、3月が273社、4月が95社、そして5月は22日までの統計で112社となっている。
またカタルーニャからマドリッドへ移転した企業を業種別に見た場合、農業関連が全体の0.4%、工業が9.7%、建設業が5.3%、そしてサービス業が圧倒的に多く82.9%を占めている。
そしてサービス業の中でもその23%を占めるのが、金融・保険関連企業とのこと。


2018年6月7日(木)

PNV、バスク独自の法廷と刑務所システムを要求

PNVとEH Bilduのバスク独立派2政党は、ゲルニカ憲章に代わる新バスク憲章の草案を作成中であるが、新条項として、スペインの法廷から独立したバスク独自の法機関と刑務所システムの設立と運営を盛り込む構え。
これにより、バスクにおける法的最高機関は、スペイン最高裁判所ではなくバスク高等裁判所となり、また有罪判決があった際の収監についても、バスク独自のシステムを適用出来るようにするのが目的。
これらの条項を含む新バスク憲章の草案作成は、EH Bildu党の賛同のみによって可決され進められるが、7月には完成の予定。

カタルーニャ新州知事、ペドロ・サンチェス首相に警告

カタルーニャのキム・トーラ新州知事は、同州政府の新しい閣僚等の発表を行なうと同時に、ペドロ・サンチェス新首相に対し、カタルーニャ独立プロセスの続行を警告し、一刻も早くカタルーニャ問題についての対話を開始するよう要求した。
これに対しカタルーニャ社会党のイセタ代表は、「対話には常に法の順守が必要であり、去る10月1日の違憲州民投票と違憲独立宣言をベースに始めようとするのは大きな間違いである」と指摘した。
また、カタルーニャ州議会で最多議席数を持つ第一党のCiudadanosのイネス・アリマーダス代表は、新州知事が常に独立賛成派の州民のみのための政治を行なっており、これではカタルーニャ内での対立を深めるだけであると非難。


2018年6月5日(火)

サンチェス首相、外務大臣にボレル氏起用

ペドロ・サンチェス首相は、新政府の外務大臣にジョセップ・ボレル氏を起用すると発表した。
ボレル氏は現在71歳、フェリペ・ゴンサレス政権時代に大臣の経験があり、EU議会の議長も務めた。
カタルーニャ出身であるが、独立反対を明確に表明しており、社労党カタルーニャのなかでも最も反独立色の強い人物とみなされている。
このためカタルーニャの独立推進派政党からは同氏の起用を警戒する声が挙がっており、海外逃亡中のカルレス・プーチデモン前州知事もこれを批判するコメントを自身のツイッターにアップしている。

マドリッド地下鉄スト、参加率100%?

マドリッド地下鉄運転士が参加する労働組合は、昨日午後1時20分〜同9時30分に行われた部分ストライキの参加率を100%と発表し、大成功であったと評価した。
一方の地下鉄側はこの数値を26%としている。
今回のストは、同地下鉄内で石綿が使用されていたにも関わらず、会社側がそれを隠蔽していたことに対する抗議や人員増加を訴えるもので、今週金曜日にも同じ時間帯に行われる予定。

ネオ・ムデハル美術館でエクアドル現代アート展

マドリッドのネオ・ムデハル美術館では、エクアドルの現代アート展を開催中。
元宗主国のスペインでも、この国の現代アートにスポットがあてられることは少なく、貴重な特別展といえる。
今回は18人のアーティストや団体による20点以上の作品が展示されるが、その多くはビデオアートやビデオパフォーマンスなどの映像が主体であるという。
この展示は8月5日まで開催される。


2018年6月4日(月)

ポデモス、首相に大臣職を要求

先週就任したペドロ・サンチェス首相は、新内閣発足に向けて人選の調整中であるが、大臣は全員社会労働党(PSOE)内から選出するとみられている。
これについて新進左派ポデモス党のパブロ・エチェニケ氏は、賢明な措置とは言えないと批判、同党選出議員の大臣職を要求している。
党幹部会議の後に記者会見を行った同氏は、少数派与党であるPSOEが社会政策を進めていくには、ポデモスとの協力は不可欠であると訴えた。
ポデモスはマリアノ・ラホイ前首相に対する不信任動議を支持したが、新政府の政策については、ひとつひとつ検討し、議論を重ねていくつもりであることを改めて強調した。

DGT、本日より飲酒運転取り締まり強化キャンペーン開始

総合交通局(DGT)は、本日より飲酒運転取り締まり強化キャンペーンを開始する。
DGTでは全国各地の主要な自動車道や街道に治安警備隊交通課の警官を配備し、期間中毎日2万5000件の検査を行うという。
同局によると、飲酒や薬物の服用による死亡事故は、全体の3分の1に達するといい、特に今回は、ここ数カ月事故が増加傾向にある宅配業者への取り締まりを強化する。
このキャンペーンは今週日曜まで行われる。

4県に大雨注意報

北部地域を中心に不安定な天候が続いているが、イベリア半島最北部及び北西部では、本日もにわか雨や暴風雨などに見舞われる地域がある模様。
カタルーニャのジローナ、ガリシアのア・コルーニャとポンテベドラ、さらにアストゥリアスでは大雨注意報が発令されている。
気象局はこれらの地域について、道路の冠水や川の増水などが見込まれる地域もあるとして、車の運転や屋外での活動には十分注意するよう呼び掛けている。


2018年6月1日(金)

首相不信任決議可決によりペドロ・サンチェス氏、新首相に就任

グルテル汚職事件を最大の理由としてPSOE党が提出した首相不信任動議の決議が、本日行われた。
結果は、首相の交代に賛成票が180票、反対票が169票、棄権票1票により、PPのラホイ氏が後退し、代わってPSOEのペドロ・サンチェス氏が首相の任に就く事が決定した。
これによりサンチェス氏が、民主国家としてのスペインにおける第7代目の、そしてPSOEから出る3人目の首相となる。
また、選挙で選ばれるのではなく、不信任決議による交代劇からなる首相就任はこれが初めて。
このあと、アナ・パストール議長がこの結果を国王に報告し、明日には新首相就任の正式な発表が行なわれ、これが有効となる。
続いてサンチェス氏は内閣を構成するメンバーを早急に決定し、新政府の誕生と言った流れになるが、選挙で選ばれた訳でないサンチェス氏率いるPSOEは、下院の中で僅か84議席しか有していない。
また、上院ではPPが過半数を占めており、更には今回の首相不信任決議に勝つために、ポピュリズム主義のポデモスをはじめ、違憲カタルーニャ独立プロセスを進めて来たERC、PDeCAT、そしてバスク民族主義政党であるPNVやバスク独立の名のもとでテロ活動を続けて来たテロ組織ETAの分身とも言えるBilduなどの協力を乞うての強引な新政府樹立となったことから、新政府の今後が前途多難であることが案じられる。

カタルーニャ新州政府発足

カタルーニャのキム・トーラ新州知事は、新州政府内閣のメンバーに、違憲独立プロセスに関連する反逆罪、扇動罪、公金横領などの罪で法廷から追われる元閣僚等を含めていたために政府の承認を得る事が出来ずにいたが、ようやく問題があるとされるメンバーを外した新リストが提出され、スペイン政府はこれを認め、本日付けでカタルーニャ州政府広報上で公布された。
これにより、本日より憲法155条を通じた中央政府によるカタルーニャの代理統治が終わり、カタルーニャ自治州政府による統治と言う正常な状態に戻る事となる。


2018年5月31日(木)

ラホイ首相不信任決議はバスク次第

本日朝より、国会においてラホイ首相不信任動議についての激しい論争が続いている。
動議を提出したPSOEのペドロ・サンチェス党首は、全野党とのコンタクトを通し、昨夜時点で自党が持つ84票の他に、ポデモスの67票、ERCの9票、PDeCATの8票、Compromisの4票、Bilduの2票、Nueva Canariaの1票による、計175票の支援を得ており、不信任動議を可決するのに必要な176票まであと1票と言う状況で本日の討論に臨んだ。
アルベール・リベラ氏率いるCiudadanos党は、不信任動議可決によるサンチェス氏の首相就任ではなく、国民の投票による新首相就任を望んでおり、サンチェス氏が首相となった場合、ただちに総選挙を行なうと言う条件付きでなければ、動議への賛同は無いとしているため、今回の不信任動議の行方の鍵は、5議席を有するバスク国民党(PNV)が握る事となりそう。
PNVは動議を推すのか拒絶するのか、未だ、その姿勢を明らかにはしておらず、本日の政府、そしてPSOEの論争を見守ったあと、明日の決議までに決断を下す模様。
尚、これまでに不信任動議により首相が解任に追い込まれた例は無く、今回可決されれば、スペイン史上、初の出来事となる。
また、ラホイ首相は辞任の意思は無いとしているが、史上初の解任を強要される首相とならないために、そしてまた、サンチェス氏が首相の任に就くのを防ぐために、明日の決議が行なわれる直前になって辞任を発表する可能性も残されている。

マドリッドの地下鉄ストライキ

マドリッドの地下鉄は、6月1日、4日、8日、15日にストライキを予定している。
地下鉄車両の一部にアスベストの存在が確認され、特に車両のメンテナンススタッフ等がこの発癌性物質との長時間に及ぶ接触被害の危険にさらされいたことが判明しているが、そう言った中で、先週、スタッフの中に最初の死亡者が出た。
マドリッド地下鉄による管理不行き届き、そして問題発覚後のずさんな対応などに対し、労組によるストが発表された。
ストが行われる時間帯は6時〜10時15分と13時20分〜21時30分で、ミニマムサービスは午前中が69%、午後が55%となる予定。


2018年5月30日(水)

ラホイ首相不信任動議に向け、カタルーニャ州政府樹立へ

カタルーニャのキム・トーラ新州知事が示した新州政府閣僚メンバーリストには、収監中のジョセップ・ルル氏、ジョルディ・トゥルル氏、そしてベルギーに逃亡中のトニ・コミン氏、ジュイス・プーチ氏等が含まれていたため、中央政府はこれを承認せず、その結果として、カタルーニャでは憲法155条の適用が続き、自治政府が無い状態が続いていた。
しかし、与党PPを取り巻くグルテル汚職事件に関する判決が出たことにより端を発したラホイ首相不信任動議に向け、これに参加すべくトーラ新州知事は昨日、問題があるとされる4名の名を閣僚リストから外し、スペイン法廷から追われていない別のメンバーによる補充を行なった。
これにより中央政府にとってカタルーニャ新政府の樹立を否定する理由が無くなり、必然的に憲法155条適用の終焉を迎える事となる。
キム・トーラ氏を中心とする独立派のカタルーニャ新州政府は、汚職事件により疲弊する与党PPに対し、昨日までカタルーニャ州新政府を承認しなかったことや、155条適用そのもの、そして155条が適用された間に行われた諸々の政策に対し、法的攻撃を仕掛ける構え。

ブラック チューズデー、首相不信任動議により株暴落

イタリアの政情不安に加え、スペインでのPSOE党首ペドロ・サンチェス氏によるラホイ首相不信任動議提出を受け、スペインのIBEX35株式市場を始め、欧州全体が大荒れとなった。
昨日、イタリアの危険指数は300ポイントに達し、スペインもまた140ポイントを上回る結果となった。
特に大きな影響を受けたのが金融機関で、ペドロ・サンチェス氏が先週金曜日に動議を提出してから僅か4日間に、IBEX市場におけるスペインの銀行は155億2400万ユーロの損失を記録。
サンタンデール銀行は僅か5日間で85億1200万ユーロのマイナス、BBVA銀行は35億4700万ユーロ、カイシャ・バンクが12億5500万ユーロ、サバデル銀行が7億3400万ユーロ、そしてバンキアが4億9800万ユーロのマイナスとなった。


2018年5月29日(火)

グルテル汚職事件、バルセナス氏らを予防収監

スペイン国立裁判所は昨日、与党民衆党(PP)を取り巻く汚職疑獄、グルテル事件の容疑者らに判決を言い渡した。
このうち元PP会計士であったルイス・バルセナス氏ら3名については即時収監を命じた。
その理由について同裁判所は、この3名の量刑は重く、上告中に逃亡や証拠隠滅の危険性があると判断したためという。
一方、33年4か月の刑を言い渡されたバルセナス氏の妻ロサリア・イグレシアス氏は、やはり同事件への関与で15年の判決を受けている。
イグレシアス氏が予防収監されるかの判断は明日水曜日に発表されるが、同氏はメディアに対し一人息子について触れ、「(息子が)父親を奪われてしまうのであれば、せめて母親(自分)だけでも側にいてやらなければ」と訴え、確定判決までは収監されたくないと述べた。
尚、この息子は年少者ではなく29歳の成人で音楽バンド活動などをしている。

民泊流行で部屋貸しバブル

大都市や観光地では、民泊などツーリスト向けの賃貸増加により、家賃の極端な高騰が問題となっているが、 このほどバルセロナ市の調査で、部屋だけの賃貸料も大幅に値上がりしていることがわかった。
同市役所は、40件程度の賃貸情報サイトを調査した所、中には一部屋910ユーロといったアパート一軒分の値段を提示している所もあった。
これは稀なケースであるが、部屋の状態や条件などが劣悪なものもあり、貸す対象は部屋のみで、キッチンやバスルームの利用を制限している広告もあったという。
部屋貸しという形態は、元々学生など一定期間に安く居住したい人向けであったが、最近では家賃の高騰と安い賃金により、30代以上の社会人なども多く利用している。
同市役所では民泊を主要に扱っているサイトと協力して不法賃貸を取り締まっているが、法外な家賃についてもそれを検討している。
尚、これらの傾向はマドリッドでも起きており、一部屋1000ユーロという広告が見つかっているという。

プラドで修復完了のブリューゲル公開

マドリッドの国立プラド美術館では、修復を終えたピーテル・ブリューゲルの絵画「死の勝利」の展示を昨日より開始した。
ブリューゲルは、レンブラントやボスに匹敵するほど重要な画家と考えられている。
その生涯には知られざる部分も多いが、生年と没年、晩年に多くの作品を残したと言うことは明らかになっている。
同美術館ではもう一点ブリューゲルの作品を所蔵しており、「死の勝利」と共に展示されている。
さらにこの展示室には、ブリューゲルの息子たちによって描かれた複製画も公開されている。


2018年5月28日(月)

PSOE、ラホイ首相の不信任動議を議会に提出

野党第一党である社会労働党(PSOE)のペドロ・サンチェス代表は先週金曜日、マリアノ・ラホイ首相の不信任動議を下院議会に提出した。
これは、与党民衆党(PP)を取り巻く汚職疑獄、グルテル事件の判決を受けたもので、 国政の汚れたイメージを払拭するためには必要な手段であるとし、ラホイ氏の代替候補として出馬する事を表明した。
サンチェス氏は、選出されれば数か月後に総選挙を招集するとコメントしているが、具体的な日程については明らかにしていない。
これについては左派のポデモス党も支持を表明しているが、中道右派のシウダダノスは、ラホイ首相に即時解散総選挙を要求している。
一方PSOEでは、党内部でも不信任動議に反対する幹部らもおり、これは、サンチェス氏が選出されるには、カタルーニャやバスクの独立擁護派の票が必要となるためで、これらの党との協力を警戒する声が上がっている。
一方のラホイ首相は、この動議を国の安定を脅かし利益を損なうものであると批判している。

21県で悪天候による注意報

イベリア半島ほぼ全域で不安定な天候が続いているが、気象局は本日、21県に大雨や暴風雨による注意報を発令している。
それによると、クエンカ、グアダラハラ、セゴビア、ソリアとナバラには大雨注意報が出ている。
また同注意報はウエスカ、サラゴサ、テルエル、アビラ、サラマンカ、サモラ、レリダ、タラゴナ、カステジョンとリオハにも発令されている。
一方、これらの地域には暴風雨による注意報も出されている。
悪天候は少なくとも今週水曜まで続く見込みで、総合交通局では道路の冠水などに注意するよう呼び掛けている。

レイナ・ソフィア、入場者数世界ランキングで17位

昨年の美術館・博物館の入場者数世界ランキングが先週発表された。
それによると、マドリッドのレイナ・ソフィア美術館は17位で、スペインの美術館では唯一トップ20にランクインした。
ランキングの第1位はパリのルーブル美術館だが、今回の調査では中国の美術館・博物館の躍進が目立っている。
尚、ヨーロッパだけのランキングではレイナ・ソフィアは8位で、やはりマドリッドのプラド美術館も13位に入った。


2018年5月24日(木)

カタルーニャ、公金不正使用で少なくとも22名を逮捕

本日、カタルーニャで大規模な捜査が展開され、少なくとも22名が逮捕された。
捜査にあたったのはUDEF(対 経済・財政犯罪特別部隊)で、カタルーニャ州政府やバルセロナ県行政の関連機関、不正使用に関わったとされる企業のオフィスなどを対象に、一斉家宅捜査を行なった。
逮捕者の中には、元バルセロナ県マルトレール市長で、バルセロナ県議会議長を務めたこともあるサルバドール・エステベ氏が見られる。
捜査はバルセロナ県、タラゴナ県、ジロナ県と広範囲にわたって行われており、30名程度の逮捕者が出ると見られる。
本日の一斉家宅捜査に至るまで、UDEFは2年に渡る捜査を続けて来た。

スペイン人の平均月収1639ユーロ

2017年度の統計によると、スペイン人の平均月収は1639ユーロで、EU諸国の中では、上から13番目、下から16番目となった。
最も月収が高いのがデンマークの3807ユーロで、これにルクセンブルク(3228ユーロ)、アイルランド(2790ユーロ)、オランダ(2729ユーロ)、フィンランド(2724ユーロ)、ドイツ(2719ユーロ)、スウェーデン(2710ユーロ)、ベルギー(2608ユーロ)、オーストリア(2504ユーロ)、英国(2381ユーロ)、フランス(2356ユーロ)、イタリア(2033ユーロ)、スペイン(1639ユーロ)、キプロス(1291ユーロ)、マルタ(1265ユーロ)、スロベニア(1190ユーロ)、ギリシャ(1023ユーロ)、ポルトガル(1017ユーロ)、etc. と続く。
また、EU平均は2000ユーロで、スペインの平均月収と比べると361ユーロ高くなっており、前年度に比べるとその差は104ユーロ増大した。


2018年5月23日(水)

最高裁、ジョセップ・ルル氏、ジョルディ・トゥルル氏の釈放を拒絶

キム・トーラ新カタルーニャ州知事は、予防拘禁処分を受けているジョセップ・ルル氏、ジョルディ・トゥルル氏等を新州政府閣僚メンバーとして任命し、その職務を果たせるよう両氏の釈放を要求したが、最高裁のジャレナ判事はこれを拒絶した。
両氏共に、国外逃亡や再犯の可能性が高いとして予防拘禁法が適用されているが、ジャレナ判事は、トーラ新カタルーニャ州知事による「カタルーニャ独立政策を進める」と言った内容の宣言があった後、収監中の両氏による国外逃亡の可能性も再犯の可能性も、以前より更に高まったとしている。

マドリッド中心部、11月より地域住民以外の車両通行止めに

市内の大気汚染を軽減すべく、今年11月より、マドリッド中心部を通行出来る車両に大きな制限が設けられる事となった。
マドリッド市行政発表によると、通行出来る車両は同地域の住民が所有する車、電気自動車、タクシー、公共交通機関、自転車のみとなる。
11月より監視カメラによるコントロールが開始されるが、最初の3か月間は違反をしても警告を受けるだけで、罰金が課せられるのは来年2月からとのこと。

若者用定期券所有者、プラド美術館、ティッセン美術館、レイナ・ソフィア美術館の入場無料

プラド美術館、ティッセン・ボルネミサ美術館、ソフィア王妃近代芸術センターは、マドリッド自治州公共交通機関の若者用定期券所有者に対し、入場料を無料とする事を決定した。
これにより、26歳以下の若者は、月額20ユーロの定期券を持つだけで、これら3大美術館に無料で入場できるようになり、また、この定期券所有者専用のチケット窓口が設置される模様。


2018年5月22日(火)

ドイツ検察、最高裁にプーチデモン氏の引き渡しを要求

ドイツ検察は、現地に滞在中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事について、反逆罪によるスペインへの引き渡しをドイツ最高裁判所に要求した。
前州知事は一方的な同州の独立宣言を行った後ベルギーに逃亡、訪問先のヘルシンキからベルギーに戻る途中、ドイツで身柄を拘束され、一時収監されていた。
スペインの判事は反逆罪と公金横領罪による身柄引き渡しを要求したが、現地の地方裁判所がこれを拒否した。
ドイツ検察は、スペインが求めている公金横領罪でも訴える準備をしているとメディアに説明している。
一方、前州知事の弁護士は自身のツイッターで、検察が最高裁に訴えるのは慣例的なことであり驚いていない、ベルギーの裁判所と同様にこの訴えが却下されることを期待しているとコメントした。

サプラナ元労働大臣、マネーロンダリングで逮捕

治安警備隊は本日、エドゥアルド・サプラナ元労働大臣をマネーロンダリング及び公金横領の疑いで逮捕した。
同警察は、サプラナ氏がバレンシアにある自宅から出てきた所を逮捕、他に6人の関係者も逮捕されたという。
サプラナ氏は、1995年から2002年までバレンシア州知事を務め、その後当時のホセ・マリア・アスナル首相時代に労働大臣に任命され、政権が交代した2004年4月に退任し、その後は下院議会で所属する民衆党(PP)の広報担当も務めた。
PPを巡る複数の汚職事件でたびたび名前が挙がり、レソ事件では起訴されているが、今回の逮捕はいずれの事件とも無関係の別件であるという。

プラド美術館、新規購入の3作品を公開

マドリッドの国立プラド美術館では、新規購入した3点を昨日より公開している。
このうち、1点はフアン・バウティスタ・マイノの油彩画「風景の中の洗礼者ヨハネ」で17世紀前半の作品。
2点目は18世紀で最も重要な水彩画のひとつとされるルイス・パレ・イ・アルカサルの 「セレスティーナと恋人たち」。
もう1点は、1680年、カルロス2世統治下にマドリッドのマヨール広場で行われた宗教裁判の様子を描いた銅版画で、版画家グレゴリオ・フォルマン作。
これらの作品はビジャヌエバに展示され、今秋にも再展示されるという。


2018年5月21日(月)

カタルーニャ新州知事、閣僚に収監中の議員ら任命

先週カタルーニャ州の新知事に就任したキム・トーラ氏は、先週土曜日に新政府の閣僚14名を発表した。
その中には、マドリッドの刑務所に収監中のジョルディ・トゥルル氏とジョセップ・ルル氏、さらにベルギー逃亡中のトニー・コミン氏とルイス・プーチ氏も含まれている。
これについて中央政府は、非常に挑発的な人選であると批判した。
さらに、就任直後に州知事がマリアノ・ラホイ首相に宛てた書状で即時に対話を要求しているにもかかわらず、このような人選を行うのは信用を失うものであると述べた。
一方、就任後の初公務としてベルギー逃亡中のカルレス・プーチデモン前州知事を訪問したことに対し、PPのアンドレア・レビィ氏は、プーチデモン氏の操り人形であると批判した。

15県で悪天候による注意報

本日は全国的に不安定な天候となる見込みだが、気象局は15県に悪天候による注意報を発令している。
それによると、ウエスカ、サラゴサ、テルエル、ナバラ、アラバ、ビスカヤとギプスコアでは大雨及び暴風雨による注意報が出ている。
また、コルドバ、ウエルバ、セビージャ、シウダ・レアル、ソリア、カセレス、バダホスとリオハにも暴風雨注意報が発令されている。

バレンシアでソロージャの宗教画展

バレンシアのバンカハ財団では、同地出身の画家ホアキン・ソロージャの特別展を開催中。
「ソロージャと宗教性」と題された今回の展示では、数少ない彼の宗教画に焦点を絞っている。
特に注目すべき作品は、ジャドロ家所蔵の「私が命のパンである」で、元々はチリの資産家の注文で製作され、チリのバルパライソにあったが、最終的にバレンシアに戻ってきた。
その間、多くが個人所蔵などで、一般に公開されることはほとんどなかった。
この作品の他に、プラド美術館、ビルバオ美術館やバレンシア美術館などから貸与された作品も展示されている。
同展は9月2日まで。


2018年5月18日(金)

ATマドリッド優勝パレードのため、マドリッド中心部で通行止め

去る5月16日、水曜日に行われたサッカー ヨーロッパリーグ決勝戦でアトレティコ・デ・マドリッドがマルセイユを下し、優勝に輝いたが、その数日前、 5月12日にはスペインサッカー 女子リーグでアトレティコ・デ・マドリッドが2連覇を遂げている。
男女両チーム共にチャンピオンとなったことを祝う祝賀パレードが本日午後、マドリッドで予定されており、これに伴ってマドリッド市内中心部では、一部、車両通行止めとなる。
両チームの選手を乗せた2階建てバスが明日の16時半ごろ、マハダオンダ市を出発し、モンクロアからマドリッド市内に入ったあと、プリンセサ通りからグラン・ビア、アルカラ通りを経てシベレス広場にある市役所に向かう。
17時頃、市役所でマヌエラ・カルメナ市長をはじめ市政府閣僚等のレセプションがあった後、18時頃に出発し、アルカラ通り、グラン・ビア、サン・ビセンテ坂、バイレン通りを経てアルムデナ大聖堂へ向かう。
大聖堂でマドリッドの守護聖母、アルムデナの聖母に優勝を捧げたあと、19時頃に出発。
マジョール通りを経てソルへ向かい、マドリッド自治州政府のレセプションの後、20時頃出発し、サン・ヘロニモ通りからネプチューンの噴水へと向かう。
プラド美術館の前、ネプチューンの噴水があるカノバス・デ・カスティージョ広場はそのまま祝賀会の会場となるため、準備のため15時から車両通行止めとなる模様。

ポンテベドラ、36回の揺れを観測

ガリシアのポンテベドラ州では連続した弱い地震が観測されており、去る火曜日の午後から水曜日の早朝にかけて、32回の揺れが記録された。
いずれも弱い揺れで、最も大きかったのがマグニチュードは3.2で、水曜日の5時13分頃、ポンテ・カルデラス市の地下17キロ地点で起きた。
その後、同地域で4回、微震が観測されている。
専門家等は特に心配する必要は無いとしているが、過去にこの地域でこれだけの頻度で地震が観測されたことは無いとのこと。


2018年5月17日(木)

アルベール・リベラ氏、ラホイ首相に憲法155条適用続行を要求

カタルーニャ問題について協議すべく、去る火曜日にPSOE党首のペドロ・サンチェス氏が首相官邸を訪れたが、これに続いて今朝、Ciudadanos党首のアルベール・リベラ氏が同じく官邸を訪れ、ラホイ首相と約1時間に渡って協議が行われた。
その中でリベラ氏は、憲法155条の適用の続行を要求した。
カタルーニャでは、州政府の新州知事が決まった事により、憲法155条適用による自治州権の一時的停止とその間の中央政府による代行統治が終わり、同地における自治権が復活する事となるが、新州知事が、その承認決議に向けた演説の中で、スペイン憲法への不服従、そしてスペインからの独立運動の続行を述べた事から、今後もスペイン国内の協調と調和を乱す事が確実であるとして、直ちに155条適用の再発令を出すべきであるとしている。
また、その際、カタルーニャ州予算が不当に独立プロセス資金として使われていないか厳しく監視する事、カタルーニャ警察やカタルーニャテレビをはじめとする広報システムの厳密な監視を怠らないこと、そして国外におけるカタルーニャ独立の宣伝活動を展開する独自の外交機関の監視、取り締まりの必要性などを強調した。
リベラ氏は、新州知事の任に違憲独立運動を進めて来た独立派勢力が就くことを防ぐため、プーチデモン元州知事他、海外逃亡中の元州政府閣僚等による委任投票を違憲として阻止するよう政府に求めていたが、政府はこれをせず、その結果として、スペインとの断絶運動を続ける意向の新州知事の就任を招く事となった。
政府が取ったこの消極的な態度に対し、リベラ氏は、2018年度予算案を可決するために必要なバスク国民党の賛成票を得るための取引であるとして、強く批判。
バスク国民党は、政府への協力条件として、カタルーニャへの政治介入を辞めるよう求めていた。

トーラ新州知事、スペイン国憲法と国王を無視する就任式

本日、キム・トーラ カタルーニャ新州知事の就任式が行われた。
通常、各自治州の新知事承認式には大勢の出席者が招かれるが、今日行われた就任式ではカタルーニャ州議会議長や新知事の家族と側近のメンバーなど、限られた僅かな出席者しか見られなかった。
また、マスコミについても、招かれたのはカタルーニャの報道陣のみ。
式典の形式について、数日前からカタルーニャにおける中央政府出先機関とも交渉が続けられていたが、両者間に合意は得られず、中央政府やスペインの王制を無視する形となったため、中央政府は同式典への出席を拒絶した。
こう言った自治州の州知事就任式では、必ず新州知事によりスペイン国憲法と国王への忠誠が誓われるが、憲法や国王の名は一切、語られず、カタルーニャの民とそれを代表するカタルーニャ議会への忠義の宣誓のみが行われた。


2018年5月16日(水)

ベルギー法廷、元カタルーニャ州政府閣僚等の引き渡しを拒絶

ベルギーに逃亡中でEU指名手配を受けている元カタルーニャ州政府閣僚のコミン氏、セレット氏、ジュイス・プーチ氏等に対する事情聴取が今朝9時よりブリュッセルの法廷にて行われ、約1時間続いた後に出された結論は、「3名のスペインへの引き渡しの拒絶」であった。
関係筋によると、スペイン最高裁のジャレナ判事によってユーロ指名手配令が出された時に、スペイン国内では逮捕令が出されていなかったことが理由に挙げられるとのこと。
ユーロ指名手配により他国で逮捕後、スペインへの引き渡しを要請するのであれば、スペイン国内で起訴されているだけでなく、逮捕令が出ている必要がある。
最初、国家裁判所のカルメン・ラメラ判事がユーロ指名手配令を発した際にはスペイン国内における逮捕令が出されていたが、後に最高裁のジャレナ判事の担当となったあと、国内での扱いが「起訴」から「逮捕令」への手続きが終わっておらず、そのタイミングでのジャレナ判事によるユーロ指名手配の再発令となったために生じた、形式上のミスと言える。
これは、ジャレナ判事がカタルーニャ独立プロセスに関わり、国外逃亡したメンバー全員に出した指名手配令について、同様の影響を及ぼす可能性があると見られる。

マドリッド市、清掃サービスのスト回避

本日より始まる予定となっていたマドリッド市内清掃サービスのストライキは、昨夜、その中止が決まった。
市行政より清掃サービスを委託されている業者が提示した「3年間で10%の昇給」に対し、労組側がこれを受け入れ、和解した模様。
昇給があったのは6年ぶり。

マンション賃貸料高騰率は昇給率の12倍

スペインのマンション賃貸料は、38か月間連続して上がり続けており、その高騰率は昇給率を大きく上回っている。
2016年末のスペインにおける平均月収は2010.73ユーロで、2017年末では2020.14ユーロと、1年間で僅か0.5%の上昇であったのに対し、マンション賃貸料の変化を見ると、今年4月の前年度同時期比較、6.2%の増加と なっており、実に昇給率の12.4倍の高騰となっているのが判る。
地方別に見ると、今年4月時点での前年度同時比較で、最も大きな高騰となったのがマドリッドの9.6%。
そしてこのあとにバレンシア(9.5%)、カナリアス(8.1%)、カスティージャ・ラ・マンチャ(5.9%)が続いた。


5月15日(火)は、マドリッドの守護聖人 サン・イシドロの祝日にあたるため、ニュースはお休みさせていただきます。


2018年5月14日(月)

全国紙世論調査、C’sがトップ維持

全国紙エル・パイスは、今月の世論調査の結果を発表した。
それによると、新進中道右派のシウダダノス(C’s)が得票率29.1%でトップ、これにウニドス・ポデモスが19.8%で続く。
C’sは2位との差を9.3ポイントに広げており、110議席程度を獲得できる計算となる。
一方のウニドス・ポデモスは前回の調査よりも数字を上げたものの、2016年の総選挙で獲得した21.1%には及ばなかった。
3位は与党民衆党(PP)、2大勢力の一翼であった社労党(PSOE)は4位で、2党の得票率を合わせた数値は38.5%となり、上位2党の数値(48.9%)を下回る史上最悪の調査結果となった。
今月7日〜9日に行われたこの調査では、「野党各党は政府に総選挙の前倒しを強要すべきか」という質問があったが、50%がそうすべきであると回答し、40%がこれを否定している。

州議会議長、州知事選出を国王に報告せず

カタルーニャ州議会では本日、州知事候補のキム・トーラ氏が選出される予定であるが、同州議会のロジェール・トレント議長は、選出後フェリペ6世国王に直接報告しないと発表した。
通常、各自治州の知事が選出されると、州の議長が国王に謁見を申請し、正式に報告するのが慣例となっているが、同議長はこれを文書による通達に留めるという。
トレント議長はこの理由について、「国王が前議長との会合を拒否して以来、伝統は途絶えた。」と説明している。
さらに、国王は10月1日の違憲住民投票時の「被害者」への支持を表明しておらず、スペインにおける「政治犯」の存在を認めていないことも、謁見を行わない理由として挙げている。

マドリッド前州知事、修士号不正事件で起訴

マドリッド地方裁判所は先週金曜日、クリスティーナ・シフエンテス前州知事を修士号不正取得疑惑に関連して起訴、来月26日に同裁判所への出頭を命令した。
この事件で前州知事は、自身の修士号不正疑惑が明るみに出た直後にビデオ映像で修士号の証明書を見せるなどしたが、その後この書類のサインのほとんどが偽造である事が判明した。
担当教授らの一人は、すでに同裁判所に出頭して判事の聴取に応じている。
この事件の発覚後もシフエンテス氏は辞任を拒否していたが、数年前の万引き未遂のビデオがテレビやネットで放映され、辞任に追い込まれた。
しかしながら先週、政界に入る前に勤務し、休職扱いとなっていた大学への復帰が発表され、批判を浴びている。

続報: カタルーニャ新州知事にキム・トーラ氏が就任

本日行われた第2回目の承認決議において、賛成票66 対 反対票65、棄権票4によって キム・トーラ氏のカタルーニャ州知事就任が決定。


2018年5月11日(金)

ジャレナ最高裁判事、扇動罪での引き渡し要請の可能性を提示

ドイツに逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事の身柄引き渡しについて、これまでスペイン最高裁は国家反逆罪の罪状での引き渡しを要請して来たが、同国のシュレースヴィッヒ・ホルシュタイン地方裁は一旦、これを拒絶したあと、今もスペインの要請に応じずにいる。
理由は、スペインの法律による反逆罪と同様のものがドイツには存在しないためで、同罪状による引き渡しが難航するのが明らかであると判断したジャレナ最高裁判事は、反逆罪よりも軽度な罪とされる、扇動罪としての引き渡しにも応じる可能性をシュレースヴィッヒ・ホルシュタイン地方裁に対し提示した。
扇動罪扱いであれば、ドイツの法に照らし合わせた場合、「国家に対する重度な背信行為としての罪」として解釈しやすいとの判断と思われる。
扇動罪扱いの場合、スペインで適用される懲役は最大で15年。

カタルーニャ新州知事候補は独立派議員、キム・トーラ氏

憲法裁判所による判決により、欠席者の遠隔承認議決制度が無効化されたことで、ドイツに逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事による再就任は不可能となった。
これを受け、プーチデモン氏は次なる候補として、同氏の側近の一人であるキム・トーラ氏を立てることを発表。
1度目の承認決議でキム・トーラ氏の就任が承認される可能性は無きに等しいが、2度目の決議では、賛成票が反対票を1票でも上回れば可決される。

プーチデモン氏やコミン氏など、海外逃亡中の議員による他議員を通じた委託投票の違法性を中央政府が訴えれば、独立派勢力の持ち票が減り、2度目の決議でも可決される可能性は少なく、新州政府が成立しないまま今月22日のタイムリミットを迎えたあと、自動的に再選挙へ突入することが予想されるが、中央政府は委託投票の違法性に目を瞑る姿勢を維持している。
これについて中央政府は再選挙を望まず、カタルーニャに独自の州政府が成立し、憲法155条による「中央政府による臨時統治」と言う異常な状況が、一日も早く終わる事を優先した判断であるとしているが、Ciudadanos党を中心に強い非難の声が上がっている。
中央政府の海外逃亡中の議員による「違憲委託投票」を黙認すると言う政策により、キム・トーラ氏の2度目の承認決議では、賛成派と反対派の票が66対65と、まさに1票差で可決される事が予想されており、それが来週の水曜日となる。
これにて昨年12月21日に選挙が行われて以来、タイムリミットぎりぎりの約5か月目にして、カタルーニャに新州知事と新州政府が誕生する事となり、全てが正常に進めば、スペインの民主憲法史上、初めて適用された155条を通じた「自治州権の停止とそれに伴う中央政府による管理統治の時代」に終止符が打たれる。

しかしながら、独立反対派から「プーチデモン氏の操り人形」としての評価を受けるキム・トーラ氏は、独立過激派として知られており、反独立派の人々にとっては、今後のカタルーニャの行く末についての不安が尽きない。

マドリッド市の清掃サービス、5月16日より無期限スト

マドリッド市の公園や道路の清掃を行っているスタッフ等による無期限ストが、今月16日から開始される。
労働組合によると、同職業に就く約6000人の給料は、2013年以来5年間、凍結されたままとのこと。
2013年にも同様のストが行われたが、その時には13日間続いており、今回も市との折り合いがつくまで、それぐらいの時間がかかるものと予想される。


2018年5月10日(木)

憲法裁判所、カタルーニャの遠隔承認決議改正法に対し違憲判決

カタルーニャ州議会が、「指名手配を受けドイツに逃亡中のプーチデモン元州知事が、スペイン国外にいてもカタルーニャの新州知事としての承認決議を受ける事ができる」とする遠隔承認決議改正案をエクスプレス可決(議会で読み上げるだけで可決する)したのに対し、中央政府は昨日、憲法裁判所にその違憲性を提訴したが、憲法裁判所は政府の言い分を認め、即日、違憲判決を下し、同日夕刻には同改正案の無効化を発表した。
これにより、この改正法案は施行される事なく終わる事となった。
また、憲法裁判所はカタルーニャ州議会のトレント議長を始め、執行部を構成する全ての独立推進派メンバーに対し、同判決に従うよう警告を発した。

10年後には、65歳以上、一人暮らしの女性が190万人に

マドリッド コンプルテンセ大学 社会学教授のダビ・レエエル氏、UNED(国立通信教育大学)の社会学教授であるミゲル・レケナ氏等による研究によると、スペイン国内で一人暮らしをしている65歳以上の女性の内、その40%が子供を持たないため、社会からの孤立や健康面での大きな危険を抱えていると言う。
そしてこの傾向はどんどん悪化しており、1981年には65歳以上の女性の一人暮らしは19%であったのに対し、現在では30%に達しており、2031年にはその人数は190万人に達すると予想される。
また、一人暮らしではなく、夫婦など、二人暮らしをしている老年世帯では、65歳までは女性が男性の世話・介護をしているケースが多いが、65歳を過ぎると徐々に状況が変わり始め、80歳以上になるとその関係が逆転し、女性を介護する男性が、男性を介護する女性よりも多くなる。
平均寿命は女性の方が男性より長いが、80歳以上になると男性よりも女性の方が様々な助けを必要とするようになる例が多いとのこと。
尚、男女を合わせると、一人暮らしをしている85歳以上の人口は385000人に達している。


2018年5月9日(水)

政府、カタルーニャ州の法改正を違憲として提訴

カタルーニャ州は、独立派議員等による票により、議会に出席しなくても州知事への立候補やその承認決議投票に参加出来ることなどを可決したが、これを受けて中央政府は、本日の臨時閣僚会議でその違憲性を憲法裁判所に提訴することを決定した。
カタルーニャ州が行なった今回の州法改正については、すでに憲法裁判所だけでなく、カタルーニャ州が持つ州法監査委員会もその違憲性を指摘しているが、州議会執行部はそれらを全て無視する形で州議会における決議を行なった。

バレアレスの医療、カタラン語能力が必須

バレアレス諸島では、州政府運営の医療施設で働くための必須条件として「カタラン語を話せること」が挙げられており、これが原因となって医者不足が深刻化してきている。
今回行われた募集に応募した医師等の72%にあたる1100名が、「カタラン語が話せない」ために書類審査落ちとなった。
特に顕著だったのが放射線治療科の応募者で、166人中148名が、カタラン語を話せないと言う理由だけで一次選考で外された。
同状況が続くと、バレアレス諸島における医療サービスに支障が生じる事は明らかで、バレアレス州政府も今回初めて、足らない部分を一次審査で落ちた応募者の中から補充すると言う政策に転じた模様。
バレアレスでは医療サービス従事者に対する「カタラン語能力の必須化」を取り入れたあと、多くの名医が同地を後にする結果を招いており、同時に、医大を卒業したばかりだがカタラン語を話せると言う新米医師の数が増えつつあり、医療サービスの質の低下が危惧されている。


2018年5月8日(火)

PP、マドリッド知事にアンヘル・ガリード氏任命

民衆党(PP)は、不祥事で辞任したクリスティーナ・シフエンテス前州知事の後任に アンヘル・ガリード氏を任命すると発表した。
同氏はシフエンテス政権のナンバーツーで、前州知事辞任後は暫定的に知事職を請け負っていた。
前知事と非常に近い人物であることから、起用を疑問視する声は党内でも上がっていたが、PP執行部は、シフエンテス氏の不祥事はいずれも個人的なものであるとし、これまでの政策を続けていくためにはガリード氏の選任が適当であるとコメントしている。
一方、新知事には汚職や不祥事に関わっていない「清潔」な人物の起用を求めていたシウダダノス党も同氏を適任であるとし、支持を表明した。
これに対し社労党は、前知事の右腕であったガリード氏では何も変わらないとし、かねてから表明していた不信任動議を提案するとしている。
ただしシウダダノスとPPの票で絶対過半数となるため、ガリード氏の選出は確実とみられる。

年金受給者侮辱の女性議員が謝罪

アリカンテ県議会の通信担当官で民衆党(PP)選出のカルメン・マルティネス・カストロ議員は、先日年金受給者らを侮辱した発言が発覚し、これを謝罪した。
同氏は先週金曜日、現地においてマリアノ・ラホイ首相を迎えた際に、年金受給者の団体が抗議集会を行い、首相を非難している場に居合わせた。
PPの同僚議員に対し同氏は「(彼らを)侮辱してやりたい、ざまあみろってね」とオフレコで話したつもりであったが、近くにいたメディアのマイクに拾われてしまった。
同氏はこの件について、「謝罪するのみ」であり、上品な発言であったとは言い難いとコメントした。
一方で「この言葉はプライベートな会話のなかでの他愛のない表現であったが、公になったことで不適切な表現となってしまった。不快な思いをした人がいるのであれば謝罪する。」と結んだ。
尚、同議会の野党各党は同氏の辞任を要求している。

今年のブルーフラッグ発表

夏のバカンスシーズンを前に、世界各地のビーチやハーバーの質を認証する国際環境基金のブルーフラッグ認証が発表された。
スペイン国内では、昨年より11多い、590のビーチが認定された。
今年の話題は、海のないマドリッドで初めてブルーフラッグが認定されたことで、これは同州サン・マルティン・デ・バルデイグレシアスにあるサン・フアン貯水池のビーチに与えられた。
尚、ブルーフラッグが最も多かったのはバレンシア州で、これにガリシアとカタルーニャが続く。
また101のハーバーと5つの埠頭も認証を受けた。


2018年5月7日(月)

JxCat、再びプーチデモン氏を州知事候補に

カタルーニャ独立推進派のJxCat党は、先週金曜日の州法改正を受けて、ドイツ滞在中のカルレス・プーチデモン氏を改めて州知事候補として擁立すると発表した。
同党は先週土曜日にベルリンで幹部会議を行い、同氏擁立で一致した。
この改正は、州知事候補が選出討議に直接出席できなくても遠距離から参加できるよう変更され、いわば逃亡中もしくは収監中の前閣僚らのために改正されたと言えるが、中央政府がこの決定を提訴するのは間違いないとみられる。
同党の広報担当者は、状況は厳しいが、プーチデモン氏以外の候補者は視野になく、14日までに正式発表する構えであるとコメントしている。

カタルーニャ警察のパトカー、黄色に

カタルーニャ自治州警察の広報担当官は、パトロールカーの色を順次黄色に塗り替えていくと発表した。
これは、公道などで、ドライバーがパトカーを見分けやすくするためで、イギリスやオランダでも導入されているという。
尚、この色への塗り替えは治安警備隊も検討しているとのことで、同州独立推進派のシンボルカラーとは無関係である模様。

伝説的アナウンサー、ホセ・マリア・イニゴさん死去

スペイン国営放送をはじめとするテレビやラジオで活躍したアナウンサーのホセ・マリア・イニゴさんが先週死去、享年75歳。
ビルバオ出身のイニゴさんは、15歳の時に地元のラジオ局で働き始めた。
その後イギリスのBBCで3年間勤務し、その経験を生かしてスペインで初めてトップ40形式の音楽番組を導入した。
テレビでは、音楽番組以外にも情報番組などに出演し、当時世界的に有名だったユリ・ゲラーがスペインで出演した番組でも司会を務めた。
その後も多くの番組に出演し、雑誌や書籍の出版も行っていたが、近年はヨーロッパ各国から代表が参加する歌謡祭「ユーロビジョン」のナレーターとしてもおなじみだった。


2018年5月4日(金)

1月〜3月にスペインを訪れた外国人ツーリスト、1370万人

国家統計局調べによると、今年第1・四半期にスペインを訪れた外国人ツーリストの数は1370万人を超え、昨年同時期と比較すると6%の増加となった。
また、その消費総額は147億3500万ユーロと、昨年同時期に比べて7.7%のプラスとなった。
更に、3月だけの統計では540万人がスペインを訪れており、前年度比9.6%の増加、そして消費総額も57億2700万ユーロと、前年度比12.1%増しとなった。
国籍別に最も多かったのが英国人で、これにドイツ人、フランス人が続いた。

4月、失業者数86.683名減

今年4月には失業者数が86.683名の減少となり、失業者総数は3.335.868名と、2009年1月以来の低い数値となった。
また、社会保険は176.373名の新規加入者を迎え加入者総数18.678.461名と、前年度同時期比較3.07%のプラス、そして2008年11月以来の高い数値となった。


2018年5月3日(木)

ETA、解散を発表

約60年間にわたってバスク独立を掲げテロ活動を続けて来た集団ETAは、本日をもって解散する旨を国際社会に向けて宣言した。
しかし、ETAが所有している武器や資料のすべてが放棄されたわけでも、公開されたわけでも無く、表面的な解散宣言とは裏腹に、選ばれたメンバー20名が全ての遺産管理を行なう手はずが整っているとの裏情報も流れている。
ETAはこれまでに800人以上の殺人を行なっており、その内、358件が未だに未解決事件となっている。
今回の解散発表において、ETAはこれら全被害者への謝罪も行っておらず、また、未解決事件の真相解明への協力についても触れられていない。
テロ被害者協会他、多くの団体が、ETAの一方的な解散宣言を単なる国際社会に向けた政治的宣伝効果を狙ったものとして受け止めており、また、政府もこの解散宣言によってETAが何らかの特別な扱いを受ける事はあり得ず、今までどおり犯した罪に対する法による追及は続けられるとコメント。

Cs、プーチデモン氏とコミン氏による投票権委任を告訴

カタルーニャ州議会で最大議席数を有するイネス・アリマーダス氏率いるCs党は、ドイツに逃亡中のプーチデモン氏、ベルギーに逃亡中のコミン氏等による投票権委任を違憲であるとし、これを事前に阻止できるよう、憲法裁判所に訴えを起こした。
カタルーニャ独立派政党であるJxCat党、そしてERC党はこれらスペインの法を逃れ、国外逃亡者となっている議員等の票を委任票として得る事によって独立派の意図に沿った決議を行なおうとしているが、1月27日の判決ですでに「議員でありながら指名手配、逮捕令を受けている者は投票権の委任は出来ない」と明記されている。
これまで、こう言った違憲行為を防ぐ手続きは中央政府が行なって来たが、今回、海外逃亡者の票を有効にする事によって、法の咎めを受けない者が新州知事として承認を受け、一日も早くカタルーニャ州政府が成立することを優先すべきであるとして、中央政府は、敢えて海外逃亡者による委任投票の違憲性を追及しないことにしたが、政府に変わってCs党がこれを行なう結果となった。
これにより、カタルーニャ新州知事の承認決議は引き続き難航する事が予想される。

マドリッド州の都市間バス、ストライキ開始

マドリッド自治州内の都市間を結ぶ路線バスのストライキが本日より始まった。
ストはこのあと、4、5、7、8、9、10、11日に0時〜10時、16時〜21時の時間帯で行われ、14、16、17、18、21、22、23、24、25、28、29、30、31日には24時間ストが予定されている。
ミニマムサービスは、ラッシュ時で普段の50%、その他の時間帯は35%。
ただし、子供達の登校ルートをカバーする路線などは80%に設定されているとのこと。


2018年5月1日、5月2日は祝日のためニュースはお休みとさせていただきます。

 


2018年4月30日(月)

シウダダノス、バルセロナ市長候補に元フランス首相を擁立か

新進中道右派のシウダダノス党のアルベール・リベラ氏は先週金曜日、バルセロナ市長選挙にマヌエル・バルス元フランス首相を擁立する考えであると発表した。
リベラ氏によると、詳細の合意には至っていないものの、バルス氏が前向きに検討していると述べた。
バルス氏はカタルーニャ出身であるが、フランスの国籍を取得して同国の社会党に所属し、フランソワ・オランド大統領時代に首相を務めたが、2017年にエマニュエル・マクロン氏率いる共和国前進が政権を握った直後に中道右派の同党に入党した。
シウダダノスは一方で、来年選挙が行われるマドリッドの州知事候補には、ノーベル賞作家のマリオ・バルガス・リョサ氏の擁立を検討していると報道されている。
同氏はペルー出身で、1990年にアルベルト・フジモリ氏と大統領選を戦ったことでも知られている。
近年は、歌手フリオ・イグレシアスやミゲル・ボジェール元経済大臣らの元妻として知られるイサベル・プレイスレルさんとの交際を表明し、女性週刊誌などの表紙を飾る事も多い。

マドリッド前州知事、党代表も辞任

修士号不正取得疑惑や万引き未遂ビデオの発覚でマドリッド州知事の職を辞任したクリスティーナ・シフエンテス氏だが、所属する民衆党(PP)の同州代表も辞任すると発表した。
当面は知事職と同様、PPマドリッドナンバー2のアンヘル・ガリード氏が暫定的に代表を務める。
党中央執行部宛てに発送した文書の中でシフエンテス氏は、「半生以上党のために献身的な努力をしてきた。辞任は非常に残念であるが、愛する党とマドリッド、スペインのために、やむを得ない決断である。」と記している。

カタルーニャ音楽堂でアントニオ・ロペス展

バルセロナのカタルーニャ音楽堂では、ラ・マンチャ出身の画家、アントニオ・ロペスの特別展を開催中。
ロペス氏は現代スペインリアリズムの巨匠と世界的に評され、生存している画家のなかでは、その作品に最も高値がつく芸術家の一人とされているが、バルセロナでは彼の作品に限定した展示は画廊以外では初めてとなる。
マドリッドの美術学校で学び、マドリッドの風景を描いた作品も多いが、これを機にバルセロナの風景を描く計画があるという。
同氏は、「バルセロナは絵になる街である。風景写真で非常に気に入っているものがあり、同市在住の友人らに撮影場所の特定を依頼しており、場所が判明すればそこで製作を行うつもりである。」と述べた。
今回の展示は彫刻3点、素描が4点、油彩4点とレリーフが1点で、音楽堂の入り口には孫娘をモデルにした巨大な赤ん坊の頭像が展示されている。
この展示は6月24日まで。


2018年4月27日(金)

スイス、“マルタ・ロビラ、アンナ・ガブリエル両人の政治亡命受け入れはあり得ない”

カタルーニャ違憲独立プロセスを進めて来た主要メンバーであるアルタ・ロビラ氏、アンナ・ガブリエル氏の両名は現在、スイスに逃亡中でスイスへの政治亡命を希望しているが、これについてスイスのイグナチオ・カシス外務大臣は同国のLe Temps紙のインタビューの中で「政治亡命を受け入れるための諸条件を満たしていない」とコメントした。
カシス外務大臣によると、政治亡命者として受け入れるのは、その者の祖国が基本的人権の保障が無く、その国へ戻ると言う事が生命の危険につながると言う場合であって、スペインはその条件を一切満たしていないと説明し、これは彼の私人としてのコメントであって、最終的に亡命を受け入れるかどうかの判断は担当機関が決める事であると結んだ。
マルタ・ロビラ氏は今年3月にジュネーブへ逃亡し、現在、国家反逆罪の罪で国際指名手配を受けている。
また、アンナ・ガブリエル氏は今年2月にジュネーブへ逃亡しており、現在、憲法不服従の罪でスペイン国内での指名手配を受けている。

シフエンテス問題、PPに大打撃

クリスティナ・シフエンテス元マドリッド州知事の修士号不正取得疑惑、そして2011年にあったスーパーでの万引き事件による辞任劇は、与党PPに大きな打撃を与える事となった。
El Pais紙が今月18日から25日にかけて2600人を対象に電話によるアンケート調査を行なったところ、今、マドリッド州選挙が行われれば、2015年の選挙で48議席を獲得したPPは25議席まで落ち、第1党の座から3番目の勢力に後退するとの結果が出た。
また、その他の政党はPSOEが37議席から33議席、Podemosが27議席から23議席といずれも議席数を失う傾向にある中、2015年には17議席しか取れなかったCiudadanosが48議席まで伸ばし、一気に第1党にのし上がる予想となった。

イベリア航空、長距離ルートにも預け荷物無しのローコストチケット導入

イベリア航空は、荷物のチェックインをしない利用者に対し、これまでは短・中距離ルートのフライトだけにローコストチケットを用意していたが、今後は長距離フライトについても同様のタリフ形態を導入することを発表。
預け荷物無し、機内持ち込み手荷物だけで搭乗する利用者を対象にしたタリフをベース料金とし、その金額はこれまでの料金と比べると40ユーロ程度下がるとの事。
同タリフはすでにマドリッドーボストン間、マドリッドーシカゴ間、マドリッドーダラス間の路線でその適用が始まっている。


2018年4月26日(木)

失業者数29400人増

国家統計局の本日の発表によると、今年第一4半期に行なわれた解雇数は124100件にのぼり、失業者総数は前4半期よりも29400人の増加となった。
例年、第一4半期はポジティブな時期では無い事が多いが、今年はセマナ・サンタが3月に重なったこともあり、それに伴う雇用も期待されたが、予想外の悪い数字となった。
17200名の増加となった昨年と比べても悪化しており、今年より悪かった例を見つけるためには2014年まで遡らねばならない。
最も解雇が目立ったのはサービス業と工業で、それぞれの分野で110.500名、34.900名の就労者数減となった。
逆に就労者が増加したのは農業と建築業で、それぞれ13.100名、8.200名のプラスとなった。
また地域的に見た場合、今年第一4半期に最も就労者が増えたのがマドリッドとカナリアスで、それぞれ21.900名、7600名のプラス。
逆に最も失業者が増えたのはバレンシア、バレアレス、カスティージャ・ラ・マンチャで、それぞれ38200名、31600名、21900名の増加となった。


2018年4月25日(水)

クリスティーナ・シフエンテス マドリッド州知事、辞任

マドリッド州知事、クリスティ−ナ・シフエンテス氏は、レイ・フアン・カルロス大学で不正に修士号を取得したとして各方面より厳しい批判と辞任を要求する声があがっていたが、これに加え、本日付けのOK Diario紙は、同氏がマドリッド州議会副議長であった2011年に、スーパーマーケットでの万引き行為が発覚し、警備員と共に別室へ通され、その追及を受けた結果、万引き行為を認めていたことを暴露した。
シフエンテス氏はその場で代金を支払い、告訴には至っていなかった模様。
OK Diario紙は、この事実をスーパーの監視カメラが捉えた動画と共に公開したが、そこには、取り調べを受けるシフエンテス氏がはっきりと映っている。
このビデオの公開を受け、シフエンテス州知事は今朝、記者会見を開き、州知事職の辞任を発表した。

シウダダノス党、海外逃亡中の元カタルーニャ州政府閣僚等の代理投票を告訴

独立派メンバーが過半数を占めるカタルーニャ州議会執行部は、ドイツに逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事がカタルーニャ州議会での投票権を行使出来るよう、その委任状を認め、代理投票を認める決定を行なったが、これに続いてベルギーに 逃亡中のカタルーニャ州政府元閣僚の一人であるトニ・コミン氏についても本日、同様の決定が下された。
これにより、カタルーニャ州独立派勢力はこれまで失効していた2票を取り戻す事となり、過激独立派政党CUPが持つ票に頼らずとも過半数を獲得出来るようになる。
カタルーニャ自治州はその政府樹立までのタイムリミットがあと1カ月を切っており、期限内に政府樹立が無かった場合、自動的に再選挙となる。
独立派勢力は、再選挙となる前に、過半数票を持ってドイツに逃亡中のプーチデモン氏の州知事就任の承認決議を行なう構え。
これに対し中央政府は、カタルーニャ州議会執行部が逃亡中の議員による委任投票を認めるような場合、これの違憲性を憲法裁判所に訴える旨、通告していたがこれをせず、カタルーニャの新州政府が成立することを優先すると発表。
ただし、スペインの法廷から逃れ海外逃亡中の議員による就任は違憲であるとし、罪を犯していない候補者を立てることを要求しており、そうでない場合は法的措置に訴えることを通告。
委任投票を認める決定を下した中央政府に対し、カタルーニャ選挙で最多票獲得により勝利した反独立派政党シウダダノスは、中央政府の消極性を批判し、独自に委任投票の違憲性を憲法裁判所へ訴えることを発表した。

バルセロナ、3月の国内旅行者数12%ダウン

国家統計局の発表によると、政情不安が続くカタルーニャの中心、バルセロナにおける観光エリアでは、今年3月の国内旅行者数(スペイン人による訪問者数)が昨年の同時期よりも11.8%減少した。
今年のセマナ・サンタによる大型連休は4月ではなく3月にかかっており、これに伴って国内旅行者数は増えるのが普通であるが、バルセロナでは昨年の3月に163.088名のスペイン人旅行者を受け入れたのに対し、今年の3月は143.844名に止まった。
また、ホテルの宿泊数も昨年3月の307.153泊に対し、今年3月は264.391泊と13.9%のマイナスとなった。


2018年4月24日(火)

収監中の独立派政治家、カタルーニャへの移送を要求

マドリッドの刑務所に予防拘束中のジョルディ・クイシャール氏は、カタルーニャの刑務所への移送を内務省に要求した。
収監中の前議員らのうち移送を訴えたのはクイシャール氏だけであるが、オリオル・ジュンケラス前副知事らも移送申請を検討している模様。
弁護士によると、収監中の前議員の多くは子供がおり、定期的に遠隔地の刑務所を訪問することは情緒的に影響がある、またスペインの憲法でも国連憲章でも親と接する子供の権利が保障されており、これを遵守すべきであるとした。
一方、クイシャール氏のパートナーは、すでに国連にこの件を訴えている。
訴状には、「11カ月の息子と自分は、面会のためにすでに22回マドリッドを訪れた。多くの場合、ガラス越しに40分しか面会できず、直接触れ合えるのは月に一回だけ。これまでに私たち親子は3万キロを移動した。」と訴えている。
尚、移送を認めるかどうかの最終決定権はパブロ・ジャレナ判事にあり、これまでは訴えを却下している。

ブエリングのスト、ミニマムサービスを設定

スペインのLCCブエリングのパイロットは、今月末から4回にわたってストライキを行うが、昨日、勧業省はスト中のミニマムサービスを通達した。
それによると、イベリア半島内を結ぶ国内線で、同社のフライト以外の代替交通機関の利用で目的地まで5時間以上かかる地域と国際便については51%。
また半島内の国内線で上記の条件に当てはまらない路線は30%。
離島など半島外への発着便及びスト開始前に出発し、スト期間中に着陸する便については100%とするという。
尚、このストは今月25、26日と5月4、5日に予定されており、会社側の労働条件の不履行などに抗議するもの。

バルセロナ検察、高校教員9人を告発

バルセロナ検察は昨日、昨年10月1日の違憲州民投票後、授業中に不適切な行為を行ったとして高校教員9人を告発した。
容疑はこれらの教員が、授業で州民投票時の治安警備隊や国家警察の行動をテーマに生徒に討論をさせ、クラスにこれらの警察官の子息がいる事を知りながら激しく罵倒した事による。
教員らは、「治安警備隊は動物」「棒で殴ることしか知らない野獣」「狂犬」などと罵ったうえで、親が治安警備隊員である生徒に手を挙げさせるなどした。
同検察は、不敬罪だけでなく、教育者としてあるまじき行為であるとしている。


2018年4月23日(月)

国王杯決勝、今年も国歌にヤジの口笛

先週土曜日、マドリッドのワンダ・メトロポリタノ・スタジアムではサッカー国王杯決勝が行われた。
FCバルセロナは4季連続で決勝進出となり、それに伴い試合開始前の国歌斉唱時の抗議の口笛も4季連続となった。
さらに今年は、昨年の一方的独立宣言など、一連のカタルーニャ問題を受けてこれまで以上に政治色が強いものとなった。
独立擁護派は、収監中の議員らの解放をアピールするようバルサのサポーターらに呼びかけ、シンボルカラーである黄色のシャツや旗などを持ち込もうとしたファンも多くいたが、国家警察に没収された。
これについて独立派政党はツイッターなどで、中央政府が警察を政治的に利用したと批判した。
尚、試合は0対5でバルサがセビージャに圧勝した。

レイ・フアン・カルロス大学長「修士号は勝手に辞退できない」

マドリッドのレイ・フアン・カルロス大学の修士号を不正取得したと報道されるクリスティーナ・シフエンテス同州知事は、先週学位を辞退すると表明し、文書をハビエル・ラモス学長宛てに送付した。
これについて同学長はメディアの取材に応じ、修士号は一方的に自分で辞退できるものではないと述べた。
学長は、「修士号は公式に授与される学位であり契約などとは異なる。その無効性を認めたうえで取り消しを申請しなければならない。」とした。
一方、州知事側から圧力があったかとの問いには、事件について最初の報道があった日に、知事の顧問の訪問を受けたが、これを圧力であると証明するのは困難であるとした。
また、多くの学生から学長に対して辞任を求める声が上がっていることについては、辞任は間違いを犯した人間がする事で、自分の行いは正当で、辞める理由はないと強調した。

サン・ジョルディ、バラの花も黄色が販売増か

サン・ホルヘの聖人の日である本日、カタルーニャではサン・ジョルディと呼ばれ、バラの花を買って家族やパートナーなどに贈る習慣がある。
同州の生花業者組合では、今年のサン・ジョルディの販売を700万本以上と見込んでおり、これは前年比10%多い数値となる。
また、今年はこれまで以上にカタルーニャ独立問題が影響し、収監中の独立擁護派議員らの解放を訴えて黄色いバラの売り上げ増が見込まれており、同組合では昨年の6万本から60万本に伸びる可能性があるとみている。
一方で同組合は生花の違法販売が横行していると訴え、取り締まりの強化やライセンス数の縮小を自治体に求めている。


2018年4月20日(金)

ETA これまでのテロ行為について謝罪

バスク独立を掲げるテロリスト集団ETAは、これまで行なって来たテロによる死亡、負傷、拷問、誘拐、そして国外逃亡を止む無くされた被害者等に対し、取り返しのつかない苦しみを与えてしまったとして、その謝罪文を本日付でバスクのGARA紙に掲載した。
ETAは5月5日にフランス国内でその解散宣言を行なう旨を告知しており、今回の謝罪文はその直前の発表となった。
これに対し、テロ被害者協会等は表面的な謝罪に過ぎず、この期に及んで今一度、ETAが存在せねばならなかった事情を正当化しようとしているだけであると強く批判。

若者の長期失業者数、2008年時の5倍

労働組合UGT調べによると、若者層の失業率は、その最悪の事態となった2013年(53.1%)に比べると改善されつつあるが、今でも29歳以下の失業率は2008年時に比べると13%も高い数値となっており、その就労人口は約200万人のマイナスとなっているとのこと。
また、若者層の失業率とその他の年齢層の失業率との格差が当時は17%であったのに対し、現在は21%に広がっており、失業後、新たな雇用を見つけるまでに要する期間が2年に及ぶと言う例が当時は5%であったのに対し、今では22.6%と大きく増加している。
こう言った状況下、若者層の長期失業者(1年間以上失業が続いている)の数は、10年前と比較すると5倍に跳ね上がっている。


2018年4月18日(水)

カタルーニャ広場から独立主義者とホームレス等のテント撤去開始

バルセロナ市中心部のカタルーニャ広場には、数週間前から独立主義者等とホームレスによるテントが多数設置され、景観を損なうだけでなく、衛生面の問題も表面化しつつあったが、市行政は今朝より強制撤去を開始した。
撤去作業チームには、地元警察以外にソーシャルサービスや清掃局のスタッフなども含まれる。
バルセロナ市政は、来週月曜日がカタルーニャの守護聖人、サン・ジョルディの日に当たり、その前後に同広場で様々なイベントが予定されているため、今回の強制撤去に踏み切った模様。

バレアレス諸島、外国人在住者数23%減少

バレアレス諸島における外国人在住者の数は急速に減少しており、過去6年間で23%のマイナスとなった。
統計によると、外人在住者による住民登録数が最も多くなったのは2011年で、その時と比べると総数242.812名から186.933名へと、約56000人減となっている。
最も減少が目立つのが中南米人で、登録者数が最も多かった2010年と比較すると、2017年までに58.479名から34.241名へと、41%のマイナスとなった。
EU国籍を持つ在住者については、2012年の133.740名から2017年の92.733名へと30%のマイナスを示した。
また、アフリカからの移民については、減少したもののそれほど大きな変化はなく、2013年から2017年にかけて約2000名減にとどまった。
そう言った中、過去20年間増え続けているのがアジア系移民で、中国人は1998年当時僅か400名だったのが、現在では5200名を越えている。
ただし、これらの数値がそのまま、出身地別外国人在住者の動向を正確に表すものではないことを国家統計局は指摘している。
例えば、中南米からの移民による住民登録者数が減った理由は、彼等が立ち去ったからだけではなく、スペイン国籍を入手して、スペイン人としての登録に変わった例も多数見らるとのこと。


2018年4月17日(火)

マドリッド州知事、不正疑惑の修士号を辞退

修士号を不正に取得したとして疑惑の渦中にあるマドリッド自治州のクリスティーナ・シフエンテス知事は、レイ・フアン・カルロス大学の学長宛に文書を送付し、修士号を辞退する旨を伝えた。
この文書で州知事は、騒ぎについて謝罪しているものの、不正が行われていたとしても、それは大学内の問題であるとし、偽装への関与を一切否定した。
また、他の学生のように授業に出席しなかったのは、公職の責務を果たすためにやむを得ないことであったと釈明した。
また、偽造とされる修士号の成績証明については、疑惑が浮上した日に自ら調査を行うつもりであったが、学長からこれが届いたと述べ、予想外の出来事であったと主張している。
この証明書については、疑惑浮上直後に州知事自らがSNSでビデオをアップし、修士号の信憑性を主張しているが、修士論文の試験に出席したと証言する教官はおらず、また試験官のサインも偽造されている事が発覚している。

CCOO、春祭りの喧嘩は無関係

先週土曜日より始まったセビージャのフェリア・デ・アブリル(春祭り)だが、初日から早くも事件が発生した。
春祭り会場には、私設・公設のカセタと呼ばれる小屋が立ち並び、食事や飲み物が振る舞われ、着飾った男女がセビジャーナスを踊る。
このうち、大手労働組合CCOOが所有するカセタにおいて喧嘩が始まり、椅子を投げ合うなどの大騒ぎとなり、警察が駆け付ける事態となった。
この様子は一般人によって撮影され、翌日報道された。
これについてCCOOは、このカセタは私設の物と違い、誰でも入場できるものであるとし、喧嘩を引き起こした人物は同労組とは無関係であるとみなしているが、事実関係は調査中であるという。
一方、同フェリアでは馬や馬車で移動する人も多いが、日曜には一日中餌を与えられず馬車を引かされた馬が死亡し、所有者が書類送検されている。

パラドール90周年で特別展開催

スペインの国営ホテルパラドールは、最初のホテルがグレドスにオープンして以来、今年で90年を迎えるが、これを記念して本日よりマドリッドで特別展示が行われる。
オープニングセレモニーには観光大臣らも出席し、パラドールの歴史に関わる写真、文書の他、係員のユニフォーム、パンフレットなども展示され、パラドールや観光についてだけでなく、100年近く前のスペインの歴史を垣間見ることが出来る。
この展示は、マフレ財団のサラ・アスカで、本日から6月24日まで開催。
開館時間は火曜日〜土曜日までは正午〜午後8時、日曜日は午前11時〜午後3時までで、入場無料。


2018年4月16日(月)

プーチデモン氏、「再選挙の可能性は捨てきれない」

ドイツ滞在中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は、TV3のインタビューに応じ、自治州選挙の前倒しについて、完全に否定することはできないとコメントした。
そのなかで同氏は、「所属するJxCatは、新州知事擁立に尽力しており、我々はそれを目指している。しかしながら中央政府は、再選挙を視野に圧力をかけている。」と述べた。
この状況において、選挙の可能性を100%否定するのは楽観的過ぎると指摘した。
そして、今はカタルーニャに残ったメンバーの仕事ぶりを見守るしかないが、新州知事擁立には期限(5月22日)があり、現実を見据えなければならないとした。
一方で同党が、遠隔地からでも州知事選出討議に候補として参加できるよう、自治州の法改正に向けて調整を進めていることも付け加えた。
さらに、州議会の投票権を放棄する意志はない事を改めて強調した。

シウダダノス、マドリッド州知事の解任を改めて要求

シウダダノス党のホセ・マヌエル・ビジェガ氏は、先週土曜日に記者会見を行い、マリアノ・ラホイ首相に対し、マドリッド州のクリスティーナ・シフエンテス知事の解任を改めて要求した。
その中でビジェガ氏は、日を追うごとにシフエンテス氏の不正に対する首相の隠蔽疑惑が深まっていくと指摘、また、シウダダノスは新たな選挙を望んでおらず、同氏の解任と新たに清廉潔白な人物の選任を要求しているが、首相がそれに応じないのであれば、不信任動議もやむを得ないとした。
一方のラホイ首相はこれに対して沈黙を守っているが、与党民衆党の議会広報官であるラファエル・エルナンド氏は、シウダダノスにも学歴詐称疑惑のある議員がいると報道されており、知事の不正を訴える前に自分たちの足元を見るべきであると批判した。
シフエンテス知事は、公立大学の修士号を不正に取得したとされ、毎日様々な疑惑が報道されている。

マドリッド市、プラド通りとレティーロを世界遺産候補に

マドリッド市の芸術・文化担当課は、先週金曜日に行われた会議で、同市内中心部のプラド通りとレティーロ公園をユネスコの世界遺産候補とする事で一致した。
担当者によると、正式な立候補は来年2月までに行われるが、ユネスコによって審議の結果が発表されるのは2020年6月であるという。


2018年4月13日(金)

カタルーニャ警察、元内務大臣尾行行為を認める

先週木曜日の昼前頃、ホルヘ・フェルナンデス・ディアス元内務大臣の身辺を警備していたガードマン等が、バルセロナ市内にある同氏の住居前に駐車したままの不審な車があることに気付いた。
搭乗者が下車することも無く、ガラスにはカーフィルムを張られていたその車が長時間移動しないため、身分証明書の提示を求めた。
不審な車はそのあとすぐに立ち去ったが、ガードマンは車の特徴とナンバープレートなどを控え、すぐにそれらの情報を照会したところ、ナンバープレートをカモフラージュしたカタルーニャ州政府、州知事管轄の車であることが判明し、ただちに捜査が開始された。
ホルヘ・フェルナンデス・ディアス元内務大臣がスパイ行為の対象となったのはこれが初めてではなく、同氏が内務大臣として働いていた2014年、2015年にも、カタルーニャ地方警察所有の不審な車が頻繁に同氏の周囲を監視していたことが確認されている。
また、同氏が毎日、愛犬と共に散歩するコース付近で不信なワゴン車の存在が何度か確認されたため、当時、内務省は同氏が行なう通信が傍受されるのを防ぐための特別セキュリティーチームを派遣し、捜査を続けたところ、それら不信な車の目的がまさに、内務大臣の通信を盗み聞きするためのものであったことが判明。
同氏に対し、路上での携帯電話による会話を極力避け、また、電話以外でも家庭内のこまごまとした情報を含んだ内容の会話を避けるよう警告が発せられた。
また、これまでに国家警察は、カタルーニャ警察が全政党の動きを探る目的で定期的にスパイ部隊をマドリッドへ送り込んでいる事実があることをカタルーニャ警察の内部告発によって把握しており、一時、マドリッド市内にある上院議会の傍に、スパイ拠点としての賃貸マンションを持とうとした形跡もあるとのこと。

カタルーニャ州議会議長、ジャレナ判事に対しクレーム

カタルーニャ州議会のトレント議長は本日、執行部のみによる会議を開き、その中で、ジョルディ・サンチェス氏が州知事承認決議へ参加するための仮釈放を認めなかった最高裁のジャレナ判事に対し、カタルーニャ州議会の名前でクレームを出すことを独立派メンバーによる可決票により決定。
これに対し、州議会の顧問弁護士等は、判事の決定に対し不服申し立てを行なうのは、仮釈放を拒否されたジョルディ・サンチェス氏自身、または彼が所属する政党であって、州議会では無く、また、そのクレームを公式文書として作成する義務は州議会顧問弁護士等の役割では無い事を警告。
しかしながら、今回も議長と中心とする執行部独立派メンバーは法の専門家等の忠告に耳を貸す事は無く、州議会の名を持って公式に抗議文を提出するよう命じた。
これに対し、カタルーニャ州選挙で最多票を獲得したCiutadans、そしてPPの2党は、カタルーニャ州議会の弁護士団を個人的な目的に利用するのは、公金横領に当たるとして警告。

サッカー チャンピオンズリーグ準決勝戦の組み合わせ発表

本日昼過ぎに行われた抽選会で、ヨーロッパチャンピオンズリーグ、そしてヨーロッパリーグの準決勝戦の組み合わせが決定した。
チャンピオンズリーグではレアル・マドリッドとバイエルン・ミュンヘン、リバプールとロ―マがそれぞれあたり、第1戦が今月24日、25日に、第2戦が5月1日、2日に行われる。
ヨーロッパリーグではアーセナルとアトレティコ・デ・マドリッド、マルセーユとレッド・ブル・ザルツブルクがそれぞれあたり、第1戦が4月26日、第2戦が5月3日に行われる。


2018年4月12日(木)

治安警備隊、カタルーニャ外交局本部に立ち入り捜査

本日、治安警備隊はバルセロナ地方裁判所からの指令を受け、カタルーニャ外交局本部への立ち入り捜査を開始した。
担当判事は、昨年10月1日に行われた違憲州民投票の経費の一部がカタルーニャ外交局会計より捻出されていると見ており、今回の捜査はその証拠書類の押収が目的。
同外交局は10月1日の違憲州民投票に他国よりオブザーバーを招いており、その経費としてカタルーニャ州政府は12万〜20万ユーロの予算を見込んでいたとされる。
カタルーニャ外交局は、自称「カタルーニャ大使館」を諸外国に設置し、国際社会におけるカタルーニャ独立運動への支持を得るための活動を続けて来たが、憲法155条適用によるカタルーニャ自治権の一時停止処分がとられて以来、その機能を停止しており、明日にはその本部が閉鎖される予定。

2月の住居物件売買数、16.2%増

国家統計局、昨日発表によると、スペインの2月における住居物件の売買数は、1月時に比べるとその伸び率が落ちたものの、昨年同時期比較16.2%のプラス値となり、2011年以来の高数値となった。
今年1月には23.1%の増加となり、2008年5月以来の最高値を示した。
統計によると今年2月で10カ月連続での増加を見せており、約10年続いた経済危機に終わりが到来しつつあるのを感じさせる。
売買数の増加はスペインのほぼ全地域で見られるが、唯一、エクストレマドゥーラ州でのみ2.9%のマイナスとなった。
また、カタルーニャは続く政情不安のため伸び悩みを見せており、全国平均値よりもはるかに低い8.8%の増加に止まった。
最も大きな伸びを見せたのはカンタブリアの42.1%プラスで、これにカナリアス(+31%)、カスティージャ・ラ・マンチャ(+27.5%)が続いた。


2018年4月11日(水)

フェリア・デ・アブリル@マドリッド

今週末よりセビージャ春祭り《フェリア・デ・アブリル》の開始となるが、スペイン三大祭の一つに数えられるこの大イベントの一部が 、マドリッド市内でも行なわれる。
マドリッドにおけるフェリア・デ・アブリルの開催は、年々、大規模になりつつあるが、今年は地下鉄ゴヤ駅傍にあるパラシオ・デ・デポルテスにおいて、今週の金曜日と土曜日の二日間に渡って開催される。
4500平米の広さを持つ会場には、セビージャ春祭りを見立てたカセタやタブラオ・フラメンコなどが設置され、ケータリングサービスを利用したアンダルシア風タパスなどが用意されるとのこと。
オープン時間は13日(金曜日)の19:30から00:30、そして14日(土曜日)の12:30から17:30、19:30から00:30。
入場料は18ユーロのスタンダード料金以外に、よりステージに近いテーブル席料金の30ユーロ、VIP料金の45ユーロに分かれており、ネットでの前売りが開始されている。

スペイン検察とドイツ検察、プーチデモン氏引き渡しについての会合

ドイツに逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事の身柄引き渡しについて、スペインとドイツの検察省による会合が、オランダのデン・ハーグで間もなく行われる模様。
EU指名手配令の元、ドイツ国内で逮捕されたプーチデモン氏に対し、スペイン政府が国家反逆罪による引き渡しを求めたところ、ドイツ検察はこれを認め、法廷に要請を出したが、ドイツのシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州の裁判所はこれを拒絶。
これによりドイツとスペインの国交にやや不協和音が生じつつあるが、これを打開するために、両国の検察省による話し合いが持たれる模様。


2018年4月10日(火)

シウダダノス、マドリッド州知事の解任を中央政府に要求

シウダダノス党のマドリッド州議会広報担当であるイグナシオ・アグアド議員は昨日、中央政府に対し、クリスティーナ・シフエンテス州知事の解任を要求した。
これは同知事がレイ・フアン・カルロス大学の修士号を不正に取得したという疑惑を受けたもので、同党は州議会での調査委を行うことを提案していた。
これに対し民衆党(PP)は、シウダダノスが指定した期限を過ぎてから回答文書を送付した。
アグアド氏によると、その内容は、不正を行った人物やその協力者の調査ではなく、不正をリークした人物やマスコミを追い詰めようとするもので、シウダダノスの意図とは相反するものであったという。
これによりシウダダノスは、州知事の解任と来年の州知事選挙までの暫定的な知事の選任を中央政府に要求した。
尚、野党社労党はこの件について不信任動議を要求している。

仏・独の交通スト、スペインにも影響

フランスでは本日、国鉄とエール・フランス航空のストライキが予定されており、同国とスペインを結ぶ空の便と高速鉄道に影響が出る見込み。
フランス国鉄は国際列車の運行を25%に設定しているが、前回のストではマドリッド発着及びバルセロナ発着の路線はすべてキャンセルされた。
また、エール・フランスに関しては、主にマドリッドとバルセロナの発着便がキャンセルされるとみられるが、前回のストにおける影響は最小限であった。
一方ドイツではルフトハンザ航空の地上スタッフのストが行われ、フランクフルト、ミュンヘン、ケルンとブレーメン空港発着便に影響がでるが、スペインでキャンセルされるのはパルマ・デ・マジョルカーフランクフルト便のみという。

プラドでルーベンスの下絵73点特別展示

マドリッドの国立プラド美術館では、フランドルの巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスの油彩下絵73点の特別展示を開催する。
数多くの名作を残したルーベンスだが、完璧主義者で入念な下絵を製作したことでも知られており、その数は500点以上にのぼるという。
ルーベンス以前にもカラバッジョなどが油彩の下絵を残しているが、多くは素描画を重要視しており、ルーベンスほど多数の油彩下絵を残した画家はいないという。
この特別展は8月初めまで開催。


2018年4月9日(月)

ベルギー逃亡中の前州議員ら、保釈金なしで仮釈放

 ベルギーに引き続き滞在中の前カタルーニャ州議会議員3名は、先週現地の裁判所に出頭、スペイン検察による国際指名手配について最終的な判断が決定するまで保釈金なしの仮釈放が言い渡された。
仮釈放が決まったのは、トニー・コミン、ルイス・プーチ、メリチェル・セレの3氏で、裁判所前で報道のインタビューを受けたセレ氏は、自分たちにかけられた嫌疑は不当であると信じていた、ドイツ地方裁の判断も含めて、グッドニュースであるとコメントした。
一方コミン氏は、ドイツで反逆罪が認められなかった事を受けて、スペインもこの容疑で予防拘束されている「仲間たち」をただちに釈放するべきであると訴えた。

30県で悪天候による注意報

気象局は本日、30県で大雪や強風などによる注意報を発令した。
それによると、ウエスカ、クエンカ、グアダラハラ、アビラ、ブルゴス、サモラ、レオン、セゴビア、ソリア、レリダ、マドリッド、ナバラ、カセレスとリオハでは大雪注意報が出ている。
またアルメリア、イエロ、グラン・カナリア、ゴメラ、テネリフェ、カンタブリア、タラゴナ、コルーニャ、ポンテベドラ、イビサ、フォルメンテーラ、ビスカヤ、ギプスコアとムルシアの沿岸部では高波やしけなど海上注意報が出ている。
さらにカナリアス諸島全域で強風注意報も発令されている。
このため各自治体は海辺や屋外での活動には十分注意するよう呼び掛けている。

レティーロ公園、14日ぶりに再開

マドリッドのレティーロ公園は樹木の状態を検査するため閉鎖されていたが、先週土曜日より14日ぶりに再開された。
しかしながら、エレロ・パラシオ門とエルナニ門は閉鎖を続けており、また現在も調査を継続中の地域や定期的な検査を必要とする樹木には看板などを設置している。
このため同市では、入園者はこれらの表示に注意し、係員の指示に従うよう呼び掛けている。
同公園では先月、長雨や強風の影響で複数の樹木の倒壊や枝の落下が発生、4歳の児童が死亡する事故も起きた。


2018年4月6日(金)

ドイツ地方裁、プーチデモン元州知事の反逆罪を認めず

3月25日に逮捕されて以来、ドイツのノイミュンスターの刑務所に拘束されているプーチデモン元カタルーニャ州知事について、同地の地方裁はドイツの法に照らし合わせた場合、スペインの最高裁が示す反逆罪は適用されないとして、同罪によるスペインへの引き渡しを拒否する判決を下した。
これによりプーチデモン氏の他国への逃亡の可能性は低くなったと判断され、75000ユーロの保釈金による監視下における釈放が言い渡された。
同氏はパスポートを没収され、週に一度の出頭と、住居の連絡義務が課せられる。
このあと、同地方裁はプーチデモン氏の汚職、公金横領についての審議に移り、これらの罪状でスペイン法廷への引き渡しを行なうかどうかの判断を下す事となる。

最高裁、横領罪での引き渡しに応じるかどうかを検討

スペインの最高裁は、ドイツが汚職と横領罪のみで裁かれることを条件にプーチデモン元州知事の引き渡しに応じた場合、これにどう対処するべきかについての判断を迫られることとなる。
スペイン法廷が提示している反逆罪の場合、最大で30年までの懲役を科すことが出来るが、横領罪の場合は12年が上限となっている。
他の可能性としては、扇動罪を適用出来た場合、最大で15年の懲役を科すことが可能となるが、そのためには扇動罪の適用をドイツ法廷に認めさせる必要がある。


2018年4月5日(木)

エル・コルテ・イングレス、アマゾンに対抗するためのヨーロッパ通販システムを提案

スペインの大手百貨店、El Corte Inglesのディマス・ヒメノ会長は、本日行われたスペイン企業連の会合の中で、大手通販会社アマゾンに対抗するためのヨーロッパ統一通販プラットフォームの構築の可能性を提案した。
同氏はスペインのEl Corte Ingles、フランスのGalerias Lafayette、英国のHarrods など、ヨーロッパ各国の企業が協力して唯一の通販システムを作り上げることは可能であり、アマゾンやアリババなどに対抗するためには必要であると述べた。
店舗販売を行なっている百貨店はその営業時間が限られている一方で、アマゾンは1年365日24時間営業できる他、通販サイトは店舗営業に比べると税務面でもはるかに優遇されている点をあげ、昔ながらの店舗販売を行なっている企業の保護を求める訳ではないが、少なくとも税務面での平等性は求めるべきであるとコメント。

マドリッド自治州、人気就職地ランキング、スペイン国内でトップ

人材紹介コンサルタント会社Hays調べによると、スペイン国内で就職先として最も人気のある自治州はマドリッドで、これにアンダルシア、バレンシア、バスク、アストゥリアス、カンタブリア、バレアレスと続く。
カタルーニャは、数か月前までランキング3位にあったが、独立運動による政情不安が悪化するなか、一気に8位にまで順位を落とした。

カルメン・ラメラ判事、カタルーニャ警察の元長官等を起訴

国家裁判所のカルメン・ラメラ判事は、カタルーニャ州政府のセサル・プーチ元内務局秘書、カタルーニャ警察のペレ・ソレル元長官、ジョセップ・ジュイス元司令官等を、扇動と組織犯罪の罪で本日、起訴した。
また、同じくカタルーニャ警察のバルセロナ市アイシャンプル地区の責任者であるテレサ・ラプラナ氏を扇動罪で起訴した。
ラメラ判事によると、これら4名はカルラス・プーチデモン元州知事をトップとする、完全に組織化された犯罪グループのメンバーとして、憲法裁判所命令に背く指令をカタルーニャ警察に下しており、特に昨年9月20日に行われたカタルーニャ州財務局への国家警察や治安警備隊による立ち入り調査の時、そして10月1日の違憲州民投票の時のカタルーニャ警察による不服従や、国家警察、治安警備隊へのスパイ行為とその職務の妨害があったことが明らかであるとのこと。
これら4名は、4月16日に法廷への出頭命令が出されている。


2018年4月4日(水)

カタルーニャ警察、政府関連施設とEU関連施設の特別警備体制に

カタルーニャ警察は、本日より各政党のオフィス、中央政府関連施設、更にEU関連施設の特別警備を開始する。
これは、ドイツ警察に逮捕されたプーチデモン元カタルーニャ州知事、そしてスペインの刑務所に収監されているその他の独立派政治家等数人の釈放を求める独立過激派政党CUPのシンバ等による抗議運動が、更に激化することを予測しての措置。

家賃高騰続く

スペインにおけるマンション賃貸料が急激な値上がりを見せており、投資家等の注目を集めている。
2017年の第4・四半期には、新築・中古物件共にその家賃は全国平均4.3%の値上がりとなり、今年第1・四半期には7.6%の値上がりとなった。
特に高騰が目立ったのがセビージャで17.7%の値上がりし、これに続いたのがテネリフェの16.7%、そしてバレンシアの16.2%。

違法入国失敗による死亡者数150%増

地中海を渡りスペインへの入国を果たそうとする違法移民の数は増える一方で、2018年の第1・四半期だけで3345名と、前年度同時期よりも38%多い数値となった。
また、これに伴い、スペインの海岸への上陸を果たせずに死亡する移民の数も増え続ており、確認されているだけで今年第1・四半期の死亡者数は120名と、前年度同時期比較150%増となっている。


2018年4月3日(火)

ドイツ検察、プーチデモン氏のスペイン送還請求

ドイツ検察は本日、現地の地方裁判所に対し、拘留中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事のスペイン送還を請求した。
容疑は違憲州民投票実施による反逆罪とそれに伴う公金横領罪で、判決が下るまでは逃亡の危険性があるとして、拘留の継続も求めている。
このうち反逆罪については、昨年9月に起きた市民と警官の衝突で、州民投票を実施すれば、またこのような事態が起きることを理解していながら強行した事を問われている。
尚、同氏の弁護士は、検察の請求は予想どおりであるとしながら、判事がこれを棄却する事を期待するとコメントした。
一方バルセロナでは、カタルーニャ州議会執行部が、今後の閣議でプーチデモン氏が投票権を他の議員に委任する事を認める事で合意した。

フランスの交通スト、スペイン発着便にも影響

スペインの隣国フランスでは、本日より36日間に渡る大規模鉄道ストライキが行われる。
国際列車については25%のキャンセル率となっているが、スペイン発着のバルセロナーパリ、バルセロナーリヨン、バルセロナ―トゥールーズとマドリッドーマルセイユについては、全てキャンセルとなっている。
一方、空の便も同国のエール・フランスがストライキを行っており、こちらもスペイン発着便に影響がでる模様。

レティーロのアルフォンソ12世像展望タワー、30年ぶりに再開

マドリッド市役所は、レティーロ公園内にあるアルフォンソ12世騎馬像の展望タワーの入場予約の受付を本日より開始する。
このモニュメントに入場できるのは今月25日からで、30年ぶりの再開となる。
展望タワーは20メートル以上の高さで、公園内や市内の景色を一望できる。
入場はガイド付きの完全予約制で、ウェブページで予約する。
8月までは毎週水曜と土曜に2回ずつ入場時間が設定され、9月以降はこれらの曜日にさらに1回ずつ追加される。
この像は1887年に、その2年前に28歳の若さで亡くなったアルフォンソ12世を偲んで建立が計画されたが、工事開始は1902年、完成はさらに20年後の1922年であった。
1980年代に短期間公開されていたが、その後今日まで閉鎖されていた。


2018年4月2日(月)

カタルーニャ独立派、セマナサンタも各地で妨害行為

カタルーニャ州内では、共和国擁護委員会と称する団体が道路の占拠など妨害行為を行っており、先週木曜日にはフランス国境付近の道路を封鎖、旅行者や運送トラックなどの運行に大きな支障をきたした。
昨日日曜日は有料道路の出入り口を占拠し、遮断機を上げて支払いをせずに車が通行できるようにした。
同団体は、これらの行為を独立と収監中の独立推進派議員らの釈放を訴えるためであるとしている。
一方、中央政府はこれらの行為を、バスク独立を訴えるテロリスト集団ETAの支配下にある団体と同じで、テロ行為であると批判した。
カタルーニャでは本日までセマナサンタの連休が続くが、同団体は引き続き妨害行為を行うとしている。

レティーロ公園、金曜日まで閉鎖を継続

大雨と強風による倒木で男児が死亡した事故を受けて閉鎖されているマドリッドのレティーロ公園だが、少なくとも今週金曜日までは閉鎖を継続すると市が発表した。
担当者は引き続き樹木の状態の調査を行い、修復不能な樹木や枝などは随時撤去していくとしている。
また、近日中に専門家を交えて、園内に商業施設を開いている関係者らに現状の報告を行うという。
一方、レティーロ以外の公園はエル・カプリチョが今週土曜日に再開するほか、ロサレダは水曜日から再オープンの予定。
尚、キンタ・デ・トーレ・アリアスは先週水曜日から再開している。

セマナサンタの行進、キリストの十字架折れる

セマナサンタのお祭りで、先週全国各地でマリア像やキリスト像の宗教行列が行われたが、マドリッドでは有名なキリスト像の十字架が折れるアクシデントが発生した。
この十字架を背負ったキリスト像は市中心部にあるサン・イシドロ教会に属し、35人の信者に担がれていた。
キリスト像は教会からトレド通りに出た所で信号機にぶつかり、十字架が真ん中から折れる事態となった。
これにより行進は一時中断され、担いでいた信者の一人が像にのぼって応急処置を施し、十字架が真っ二つに折れるのを防いだあと、行進は続けられた。
尚、この像は1942年に製作されたもので、市内の宗教行列では最も人気のある像のひとつ。


Semana Santa(聖週間)の連休のため、ニュースは4月1日までお休みとさせていただきます。


2018年3月28日(水)

4月15日に収監中の独立派メンバー等の釈放を求めるデモ

大手労働組合のCC.OO.、UGTのカタルーニャ支部、そして独立派NGO団体のOmnium CulturalやANCなどの代表が集まり、来る4月15日に、プーチデモン氏、ジョルディ・サンチェス氏、ジョルディ・トゥルル氏など、予防拘禁措置を受けているカタルーニャ独立派首脳メンバーの釈放を求める大規模デモを行なう事が決定された。
デモは4月15日の11時に、バルセロナのグラシア通りにおいて開始される予定。

リオネル・メッシ選手、イビサにホテルを購入

クリスティアーノ・ロナウド選手がスペインのイビサ島にホテルを持ちたいとの発表があってから1年経った今、リオネル・メッシ選手が先を越してイビサ島にホテルを購入した。
フィゲレタス・ビーチに面してはいないがビーチから2列目にある「Es Vive」と言うホテルで、52部屋を持つ。
ホテル運営は大手ホテルチェーン「Majestic」の担当となる。
Majesticとメッシ選手は、「MiM(Majestic i Messi)」と言うホテル・ブランドを登録しており、その名の元に、すでにカタルーニャのシッチェスで客室77部屋のホテルが運営されている。
クリスティアーノ・ロナウドとホテルチェーン「Pestana」が持つブランド「Pestna CR7」はポルトガルのフンシャル島とリスボンですでにホテルを運営しており、更にマドリッド、ニューヨーク、マラケシュなどにもオープンを予定している。


2018年3月27日(火)

プーチデモン氏、引き続きドイツで拘留

先週日曜日にドイツで拘束されたカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は、昨日現地の裁判所に出頭して取り調べを受け、担当の判事は引き続き刑務所での拘留を命じた。
同裁判所によると、この措置はスペイン検察からの逮捕請求を詳しく検討する必要があり、その間に逃亡する危険性があるためで、ただちにスペインへの身柄引き渡しが行われるわけではないとしている。
また、今回の逮捕についてドイツ政府の広報官は、スペインは民主国家であり、カタルーニャの問題は国内で取り扱われるべきものであるとし、ドイツが介入する意向はない事を強調した。
一方カタルーニャ州内では、本日も独立推進派グループが国道やバルセロナ市内の大通りをブロックしており、機動隊との小競り合いが続いている。

州議会議長、プーチデモン氏の州知事選出討議を招集

カタルーニャ州議会のロジェール・トレント議長は、ドイツで拘留中のカルレス・プーチデモン氏を新州知事に選出するための緊急討議を明日水曜日に行うと発表した。
これは前州知事所属のJxCatをはじめとした独立推進派3党の要求を受けたもので、午前10時に開始する。
独立推進派は昨日会議を行い、プーチデモン氏や国内で収監中もしくは「亡命中」の前州議員らの政治的権利の擁護を主張することで合意した。
一方独立反対派のシウダダノスは、議長の行為を「偏向的で中立性に欠ける。まるでプーチデモン氏の弁護士である。」と批判し、辞任を要求している。
尚、明日午後からは昨年10月の違憲州民投票の際の警察介入についても審議が行われる模様。

マドリッド市、レティーロ公園など引き続き閉鎖

マドリッド市役所は、レティーロ公園他市内の主要4公園を引き続き閉鎖すると発表した。
これは先週末、同公園内で強風で倒れた木の下敷きになって4歳の男児が死亡した事故をうけ、園内の樹木の状態を再調査するためという。
同市内では事故当日、強風による注意報が出ていたが、午後になってから公園の閉鎖が決まり、園内にいた人々を退出させていた最中に事故が起きた。
市の担当者は、倒れた木は事前に専門家の検査を受けており、何も問題は見つからなかったが、強風と長雨による地盤の緩みが倒木の原因とみている。
閉鎖されているのは、レティーロの他ラ・キンタ・デ・ロス・モリーノス、トーレ・アリアス、エル・カプリチョとパセオ・デ・ラ・ロサレダで、すべての樹木を再検査するという。


2018年3月26日(月)

プーチデモン前州知事、ドイツで拘束

ベルギー逃亡中でスペイン検察から国際指名手配を受けていたカルレス・プーチデモン前州知事は昨日、車で移動中に通過を試みたドイツで同国当局により拘束された。
報道によると、ドイツ警察は昨日午前11時過ぎ、デンマークとの国境から同国入りした車両に乗っていた同氏を拘束した。
前州知事は先週木曜にフィンランド入りし、ヘルシンキ大学で講演などを行っていたが、金曜日にスペイン検察が国際指名手配を各国に通達した後、行方不明となっていた。
カタルーニャ独立を支援しているフィンランドの政治家は、同氏が土曜午後発のベルギー行き航空券を入手したとコメントしており、フィンランド当局は空港や港を中心に同氏の行方を追っていた。
しかしながらプーチデモン氏はその裏をかいて自動車でフィンランドを脱出し、デンマークードイツ経由でベルギーに帰還する手はずであったとみられる。
同氏の弁護士は自身のツイッターで拘束を報じたが、それ以前のツイートでは同氏の所在をはっきりと確認できていないと伝えていた。
拘束された前州知事はその後現地の刑務所に拘留され、本日同国裁判所に出頭する予定。
尚、これまで滞在していたベルギーでは、スペイン検察が求めている反逆罪や騒乱罪が存在しないが、ドイツではこれらを適用する事が可能である。

前州知事拘束、カタルーニャ各地で抗議集会、暴動も

カルレス・プーチデモン前州知事のドイツ当局による拘束を受けて、カタルーニャ州内ではこれに抗議し、同氏の解放を求める集会が行われた。
特に州都バルセロナでは、中央政府の出先機関の建物やドイツ領事館前などに多くの人が集まり、警察が設置したバリケードを超えようとする者もいた。
またガラス瓶や椅子などを機動隊に投げつける者や、ゴミのコンテナに火をつける者もいて辺りは騒然となり、警官を含む負傷者が発生し、複数の逮捕者も出ている。
一方、州内各地では独立推進派グループにより自動車道が遮断され、本日もレリダなどで一部通行不能となっている。

スペイン国内で最も売れた蒸留酒は?

スペイン蒸留酒協会の調査によると、2016年に国内で最も販売数が多かった蒸留酒はウィスキーで、全体の27%を占め、前年比2%増加している。
これに続くのがジンで22%だったが、前年比の増加率は9.9%と大幅に伸び、近年のジントニックブームを象徴する結果となった。
一方3位はラム酒で16%、こちらは前年比2.3%下がった。
また、産地別では、ウィスキーはスコッチが圧倒的な人気で、ジンも外国産がやや優勢であったが、国内産の製品も売り上げを伸ばしている。
一方ラム酒は、ドミニカ共和国産よりもキューバ産が人気が高い。


2018年3月23日(金)

ジョルディ・トゥルル氏、承認ならず

昨日、カタルーニャの新州知事候補としてジョルディ・トゥルル氏の承認決議が行なわれたが、プーチデモン氏以外の候補を認めない立場を維持する独立過激派政党CUPの議員等の棄権票により必要賛成票数に至らず、承認決議は無効に終わった。
しかし、これにより新州知事の任命とそれに伴う新州政府の樹立におけるカレンダーが動き始めた事となる。
最初の承認決議討議が行われてから2カ月以内に新州政府が成立しない場合、州議会議長はその時点で再選挙の発表を行わねばならず、その発表後40〜60日以内に選挙が行われる事となる。

今後の流れとしては、1度目の承認決議で議会の承認を得られなかったトゥルル氏は、48時間後にあたる土曜日に再び承認決議に臨むことが出来るが、本日、同氏は最高裁より出頭命令を受け、昼過ぎにカタルーニャ独立騒動の首謀者の一人として、正式に起訴の通達を受けており、逃亡や再犯を防ぐための仮収監処分を受けるかどうかが注目されている。
仮収監処分を受けた場合、明日、土曜日の承認決議に出席する事は不可能となり、それはつまり、トゥルル氏の新州知事立候補はあり得ない事を意味する。

最高裁、カタルーニャ違憲独立プロセス首謀者等25名を起訴

最高裁は本日、カタルーニャにおける一方的な独立プロセスを推し進めた首謀者等計25名を起訴した。
25名の内、プーチデモン元州知事、ジュンケラス元副州知事、そして7名の元州政府閣僚等(フォルン氏、バサ氏、トゥルル氏、ロメバ氏、ポンサティ氏、ルル氏、コミン氏)については反逆罪と公金横領などの罪、フォルカデル元州議会議長、市民団体であるANCのジョルディ・サンチェス元会長、同じく市民団体OCのジョルディ・クイシャルト元会長、ERC党の総書記長を務めるマルタ・ロビラ氏等の4名については反逆罪、また、元州政府メンバーのメリチェル・ボラス氏、ジュイス・プーチ氏、カルラス・ムンド氏、サンティ・ビジャ氏、メリチェル・セレ氏等5名については公金横領と不服従の罪、そして元州議会運営委員会のメンバーであるジュイス・マリア・コロミナス氏、ジュイス・ギノ氏、アンナ・イサベル・シモ氏、ラモナ・バルフェ氏、ジョアン・ジョセップ・ヌエ氏等5名とCUP党のミレイア・ボヤ元党首、同党スポークスマンを務めていたアンナ・ガブリエル氏については不服従の罪に問われることとなる。

マルタ・ロビラ氏、最高裁の出頭命令に応じず逃亡

ERC党総書記長を務めるマルタ・ロビラ氏は今朝、最高裁への出頭が命じられていたが、自党の他のメンバーに議席を譲る旨を伝えたあと国外逃亡の路を選ぶことを発表し、姿を消した。
捜査筋によると、逃亡先はスイスと見られ、すでに同国に入国済みとのこと。


2018年3月22日(木)

マドリッド、ラバピエス地区のパトロールを一時的に停止

マドリッド中心部にあるラバピエス地区では、先週、セネガルからの移民が2名死亡すると言う事件があり、その原因を警察の執拗な差別的取り締まりにあるとする移民等と、心肺停止による自然死であったとする当局側との間で、今も緊張と対立が続いている。
そう言った中、昨日、水曜日の午後、同地区のパトロールをしていた警官等がセネガルからの移民等による暴行を受け、5名が負傷する事件が起きた。
これを受けてマドリッド市警察は、これ以上の緊張の拡大を防ぐため、重大な事件が起きない限り、ラバピエス地区のパトロールを一時的に中止するよう指示を出した。
これにより治安悪化の可能性もあるため、同地区へのアクセスには充分に注意が必要。

ロジェル・トレント議長、新州知事承認決議討議を本日召集

昨日、最高裁よりカタルーニャの違憲独立プロセスに関わった首謀者等6名に対し、今週金曜日の朝に出頭するよう命令が下った。
その時にこれら6名に対し、国家反逆、扇動、公金横領などの罪による起訴、そして逃亡や再犯などを避けるための仮収監措置が取られるかどうかについての決定が下される可能性が高いと見られる。

中央政府の予想どおり起訴と仮収監が決まれば、これら6名はその時点で州議会議員などの公職につく資格を失う事となるが、その6名の中に、カタルーニャ独立派政党が立てた3番目の新州知事候補、ジョルディ・トゥルル氏が含まれるため、同氏が資格を失う前にその州知事就任決議を行なうべく、カタルーニャ議会のロジェル・トレント議長(独立派)は、本日(木曜日)の午後17時にジョルディ・トゥルル氏の州知事承認決議討議を行なうとして、昨夜、緊急連絡の形で全政党へ打診した。
通常の手続きを簡略化したエクスプレス決議によって、ジョルディ・トゥルル氏が明日の出頭で起訴が決定する前に、同氏を新州知事として立てようと言うのが狙いと見られる。

しかしながら、カタルーニャ州議会は州知事を選ぶ事は出来るが、選ばれた人物を州知事として任命するのはスペインの国王であり、また、国王による任命が効力を発するのは、政府広報に正式にその任命が反映された後になるため、これらの手続きが終了するためには、早くとも24時間を要する事となる。
本日の17時以降に開かれる承認決議討議で、仮にジョルディ・トゥルル氏が新州知事として認められた場合でも、その10数時間後となる明日の午前中に最高裁により同氏の起訴や仮収監処分が言い渡された場合、同氏が正式にカタルーニャ州知事として任命される事は時間的にあり得ないとする見方が強い。

マドリッド バラハス国際空港 15億7100万ユーロの投資で大改装・増築

政府は、15億7100万ユーロの予算を持って、アドルフォ・スアレス・マドリッド・バラハス国際空港の大拡張工事を行なう事を発表した。
これにより2026年には、現在よりも1000万人多い、年間8000万人の利用者を受け入れることが出来る空港になるとのこと。
バラハス空港は、現時点でヨーロッパの空港の中で5番目の利用者数を、そしてフライトコネクションの数では全世界の空港の中で18番目に位置し、重要なハブ空港の一つとなっている。


2018年3月21日(水)

カタルーニャ州知事新候補はジョルディ・トゥルル氏か

カタルーニャ独立派勢力の間で新州知事選出についての分裂が見られる中、本日、カタルーニャ議会のロジェール・トレント議長は新候補として正式にジョルディ・トゥルル氏の名を発表した。

カタルーニャでは去る1月17日に州議会新運営委員会が承認されて以来、新州知事候補として最初に海外逃亡中のプーチデモン前州知事の名が挙げられたが、国外逃亡中である事から承認議決へ出席する事も出来ず、第2候補を探す事となった。
2番目に挙げられた名が仮収監処分を受けているジョルディ・サンチェス氏だったが、承認議決へ出席するための仮釈放を求めるもその許可は下りず、サンチェス氏はカタルーニャ州議会議席を返却するだけでなく、釈放の引換条件として政界から身を引く事を伝え、これにより独立派勢力は3番目の候補を立てる事となった。

これにより本日、元カタルーニャ州政府首脳陣の一人で、仮拘束処分を解かれ、現時点では自由の身となっているジョルディ・トゥルル氏の名が公表され、これより同氏の承認議決に向けてのカレンダーが動き始める事となる。
しかしながら同氏についても、今後、裁判が進み、カタルーニャ独立運動における違憲行為に関与していた事が明白となった時点で、州知事職を続けることは不可能となるだけでなく、今回の承認議決で承認されるためには、独立過激派政党であるCUPが持つ4票の内、少なくとも2票を得る必要があり、プーチデモン氏以外の候補はあり得ないと主張するCUPの説得が困難であるところから、この可能性は低いと見られる。

また、もう一つの可能性としては、国外逃亡中のプーチデモン氏やトニ・コミン氏などが正式に議席権を放棄し、彼等が所属する党の他のメンバーに譲渡することによって、承認議決に出席出来ない逃亡中の2名の票を生かす事が出来、これによりジョルディ・トゥルル氏の承認議決を、反対派と1票差で確定させる事が可能となる。
しかしこれは、プーチデモン前州知事が完全にカタルーニャ州議会からその席を失う事を意味する。

2017年に国外へ去ったスペイン人は76000人

2008年に始まった経済危機以降、職を求めて他国へ移住するスペイン人の数は未だに増える一方で、2017年には76000人がスペインを後にしており、すでに海外生活者の数は250万人近くに達している。
2010年時点で約150万人であったのが、この7年間で100万人増えた事となるが、2010年から2015年にかけての増加率が6〜8%であったのに比べると、過去1年間の増加率は3.2%と、減少しつつあるのが伺われる。

2017年にスペインを立ち去ったスペイン人の内、58.8%が引っ越し先の国で生まれたスペイン人で、スペイン生まれの人は32.6%、また、その他の国で生まれた人が8.2%を占めた。
大陸別に見ると、海外暮らしをしているスペイン人の内、61.8%はアメリカ大陸に、34.7%がヨーロッパ大陸に、そして3.5%がその他の地域に住んでいる。
また、2017年にスペインから移住したスペイン人の63%を16歳〜64歳の年齢層が占めていることから、主に労働人口が海外へ流出しているのが見て取れる。

ジョルディ・トゥルル他 計6名を今週金曜日に起訴

本日、最高裁はジョルディ・トゥルル氏に対し、今週金曜日の10時30分に裁判所へ出頭するよう命じた。
これは国家反逆、扇動、公金横領などの罪に問われている同氏に対し、正式に起訴が決まった事を通達するための招集で、仮釈放中の同氏が再び収監されるかどうかが決まる。
最高裁は同時に、同様の罪に問われている元カタルーニャ州議会議長のカルメ・フォルカデル氏、ERC党総書記長を務めるマルタ・ロビラ氏、元カタルーニャ州外務局長ラウル・ロメバ氏、元勧業局長のジョセップ・ルル氏、元労働局長のドロールス・バサ氏等5名についても出頭を命じた。
ジョルディ・トゥルル氏を含む6名の内、マルタ・ロビラ氏を除く5名はすでに一度仮拘束処分を受けており、保証金の支払による仮釈放中となっている。
また、マルタ・ロビラ氏については、期日内に保証金の支払を済ませる事によって、刑務所に入る事無く仮釈放中となっている。

ジョルディ・トゥルル氏については、本日、カタルーニャの新州知事候補としてその承認決議にかけられる事が発表されたばかりだったが、今回の起訴で仮収監処分の命令が下れば、その時点で自動的に全ての公務に就く事が出来なくなるため、カタルーニャの新州政府樹立は再び先の見えない状態に突入する事となる。


2018年3月20日(火)

プーチデモン氏、今度はヘルシンキ訪問

ベルギーに逃亡中で、昨日はスイスのジュネーブでイベントに参加したカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は、今週フィンランドを訪問する模様。
これは同国のいくつかの政党の議員によって構成されたカタルーニャ独立支援グループの招へいによるもので、同国の国会訪問やヘルシンキ大学での講演も予定されているという。
関係筋によると、プーチデモン氏の訪問はあくまで私的なもので、公式訪問ではないとしている。
一方前州知事は、ジュネーブで現地に逃亡したCUP党のアンナ・ガブリエル氏と会談したが、その内容は現在明らかにされていない。

JxCat、他の州知事候補擁立を否定

カタルーニャの独立推進派3党のひとつであるERC所属で、ベルギー逃亡中のメリチェル・セレ氏は、JxCatが州知事候補として新たにジョルディ・トゥルル氏を擁立すると自身のツイッターで発表したが、その後これを撤回した。
その中で同氏は、「トゥルル氏擁立の情報は誤報であり、マスコミの報道に惑わされてしまった。」と責任をメディアに転嫁した。
また、州知事候補はあくまでジョルディ・サンチェス氏である事を強調したが、それ以前のツイッターでは、トゥルル氏擁立を歓迎し評価する発言を行っている。
一方JxCatの広報担当もこれを否定し、現在の所、唯一の候補はサンチェス氏であるとした。
ただし、収監中のサンチェス氏の保釈が認められなければ、他の案も検討し得ると付け加えた。

AENA、空港内のミネラルウォーター値段に上限

スペイン国内の空港を経営するAENAは、空港内の自販機で販売されているミネラル・ウォーターの値段の上限を設けると発表した。
これは、その値段の高さに多くの利用者や消費者団体から抗議の声が上がっていたためで、上限は1.60ユーロとなる。
また各空港に飲料水の機械を設置する。
一方、空港内に商業施設が増えて、公共スペースが減少しているというクレームについても対処を検討しているという。


2018年3月19日(月)

プーチデモン氏、「独立は唯一の解決策ではない」

引き続きベルギー逃亡中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は昨日、スイスのジュネーブで開催された人権問題をテーマにした映画祭で演説を行った。
この中で同氏は、スペイン中央政府からカタルーニャの状況について代替案の提示があれば、それを検討する可能性があると述べた。
また、独立推進派は独立だけを訴えているのではなく、スペイン国民のあらゆる意見を受け入れる用意があると述べた。
しかしながら、これまでマリアノ・ラホイ首相との会談で、首相に他に代替案があるかと尋ねても、その答えは常に現状維持を求めるものであったと批判した。
一方、スペインの司法に関しては、政治と司法が分離されていないと批判し、州民が選んだ政治家の統治を妨げる事は許されないと訴えた。
尚同氏は、本日ジュネーブ逃亡中のCUP党代表アンナ・ガブリエル氏と会談する模様。

41県で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、41県に大雪や強風などの警報・注意報を発令している。
それによると、カンタブリア、レオン、セゴビア、ソリア、ナバラとアストゥリアスでは大雪警報が出ている。
また、ハエン、ウエスカ、サラゴサ、テルエル、アルバセテ、クエンカ、グアダラハラ、アビラ、ブルゴス、パレンシア、サラマンカ、バルセロナ、ジローナ、レリダ、タラゴナ、マドリッド、カステジョン、カセレス、ルーゴ、オレンセ、リオハ、アラバ、ギプスコア、ビスカヤとムルシアには同注意報が発令されている。
また、強風注意報はアルメリア、グラナダ、ハエン、カンタブリア、アルバセテ、シウダ・レアル、トレド、アビラ、レオン、パレンシア、サラマンカ、セゴビア、サモラ、タラゴナ、マドリッド、カステジョン、バレンシア、バダホス、カセレス、イビサ、フォルメンテーラ、アストゥリアスとムルシアに出ている。
さらにカディス、グラナダ、マラガ、カンタブリア、ジローナ、タラゴナ、イビサ、フォルメンテーラ、ビスカヤ、ギプスコアとアストゥリアスの沿岸部では高波など海上注意報も出ている。
尚、昨日までに各地で悪天候による死亡者や行方不明者がでているため、各自治体では強風や河川の増水などに十分注意するよう呼び掛けている。

プボル城でダリの写真展

ジローナのプボル城(ガラ・ダリ城美術館)では、14人の女性写真家が捉えたサルバドール・ダリの写真展を開催中。
ダリはその作品だけでなく、生前は彼の存在そのものが非常に注目され、マン・レイなど多くの著名な写真家の被写体となった。
今回はその中で初めて、女性カメラマンによる作品だけを取り上げ、48点を展示する。
これらの作品はすべてサルバドール・ダリ財団が所蔵するが、他に関連した書籍、雑誌や新聞記事なども展示される。
同展は来年1月6日まで。


2018年3月16日(金)

ラバピエスでの緊張高まる

マドリッドの中心部にあるラバピエス地区で昨日、セネガルからの移民による暴動が起きた。
同国籍の若者1名が死亡したことに対する抗議に起因するもので、警察発表では、心肺停止で倒れた若者に同行していた友人からの通報を受け、パトロールカーや救急車が現場に駆け付け、必要な処置を施したがその命を救う事は出来なかったとしており、暴動を起こしたセネガル人住民等によると、警察に追われて逃げる中、死亡したとしてスペイン当局による執拗な追及の犠牲になったと主張。
死亡したのはエンマメ氏(35歳)で、2004年にモロッコからスペインのメリージャへ違法入国を果たし、現在はマドリッド市内の路上で香水類の違法販売を続けながら生計を立てていた。
昨夜の暴動では6名の逮捕者、そして警察側にも10名の負傷者が出た。

また、本日の昼頃、事態の詳細を知るために現場へ出向いたセネガル領事に対し、セネガル人等はその対応に満足せず、罵声を浴びせるだけでなく石を投げるなどの暴行を加え始めたため、近くのバル内に1時間ほど避難したあと、スペイン警察の保護の下にその場から立ち去る事となった。
そう言った中、再び緊張が高まり、路上に敷くために置かれていた石畳やバルのテラス席に置かれたテーブルや椅子を投げるなどの暴動に発展し、警察はゴム弾などでこれに対抗。
現場にいた報道陣などにも怪我人があった模様。

同問題を受け、マドリッドのみならず、バルセロナ、サラゴサを始め、ネットを通じ、スペイン各地で路上商人等によるデモが本日18時に召集されている模様。
本日夕刻、スペインの主要都市中心部での行動には充分に注意が必要。


2018年3月15日(木)

JxCat、サンチェス氏の州知事候補維持

カルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事の逃亡先であるベルギーのブリュッセルで昨日、同氏所属のJxCatの州議会議員らが会議を行った。
その後記者会見を行った広報担当者は、予備収監中のジョルディ・サンチェス氏の州知事候補を維持するとし、再選挙の可能性を否定した。
また、新政府と共和国の樹立を保証する事を確認したと述べた。
この会議は昨日正午から現地のホテルで行われ、プーチデモン氏ら逃亡組のほか、スペイン出国禁止令の出ていない議員ら29人が参加した。
一方、これらの件について現在の所独立推進派3党による会談は予定されていないものの、個別会談はそれぞれ行われるという。

テネリフェの高校生ら、辞書の内容変更に成功

スペイン王立言語アカデミーは、編纂する辞書の電子版において内容の一部を訂正した。
これは、「簡単な、易しい」などを意味する形容詞facilについての表記で、その5番目の語義の説明において、「簡単に性的関係を持つ女性のこと」という文の「女性」を「人々」に変更した。
この部分に関しては、以前から差別的であるとして訂正を求める声が上がっていたが、同アカデミーは言語における慣例的な表現であるとして取り合わなかった。
しかしながら、テネリフェの高校生らは、自らが出演するプロモーションビデオを作り、抗議した。
その内容は、女子生徒たちが口々に「私は簡単ではありません。私はパウラと言う名です。」などと否定する一方で、男子生徒たちは「彼女たちが簡単なら、僕たちも簡単です。」 などとアピールして変更を訴え、これがネット上で大きな話題となった。

マドリッド地下鉄運転士、今月3度目のスト

マドリッド地下鉄の運転士らが所属する組合は、本日今月3度目の部分ストライキを行う。
時間帯は午後5時から9時45分までで、制定されたミニマムサービスは67%。
市中心部では平均待ち時間は4〜7分、それ以外の地域では15分に達する所もある見込み。
このストは、一部の車両にアスベストが使われていたことが発覚した事によるもので、運転士らは自治州政府の管理体制の甘さに抗議し、同州の責任者の辞任を訴えている。
一方の州政府は、この件は数年前に労働組合が把握していたとして、責任を回避している。


2018年3月13日(火)

プーチデモン氏、ベルギーで同僚議員と会合

引き続きベルギー逃亡中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は、明日水曜日、ブリュッセルにJxCat所属の州議会議員を招集し、会合を行うと発表した。
これは、昨年12月の州選挙以降、2度にわたって州知事選出討議の開催が延期となった事について審議するためとされる。
一方スペイン検察は、プーチデモン氏以下ベルギー逃亡組とスイスに逃亡したCUP党のアンナ・ガブリエル氏に対する国際手配は、起訴状の準備が整い次第それぞれの国に逮捕要請を行うとしている。

2月の消費者物価指数、最終結果を発表

国家統計局(INE)は先月の消費者物価指数最終値を本日発表した。
それによると2月の数値は前年同月比0.5ポイント上昇して1.1%となった。
前月比では0.1ポイント上昇している。
これで18カ月連続の上昇となる。
INEは上昇の理由に住宅費、電気など光熱費や電話などの通信費の値上がりなどを挙げている。
また旅行やレジャーなどの値上がりも影響した。
一方でガソリンなどの燃料費は下がっており、これに伴い交通費や運輸費も下がった。
尚、最終値は先月末に発表されていた暫定値と一致する結果となった。

ティッセン、照明をLEDに変更

マドリッドのティッセン・ボルネミサ美術館では、常設展や特別展に使用されてきた照明をLED電球に変更すると発表した。
同館では現在2135個の照明が使用されているが、この数を1700個に減らす。
LEDへの付け替えと合わせて電気の消費量は7%抑えられ、年間2万9000ユーロの節約となる。
また最新式のLED技術を使用し、より自然光に近い照明となり、それぞれの作品にあった照度も調整できる。
同館では来年初めには変更を完了する見通し。


2018年3月12日(月)

ジョルディ・サンチェス氏の弁護士、判事の決定を上告

マドリッドの刑務所に予防収監中であるJxCatのジョルディ・サンチェス氏の弁護士は、カタルーニャ州知事選出討議に出席するため同氏の釈放を要求していたが、パブロ・ジャレナ判事は先週これを却下した。
このため同弁護士は、これを不服として上告の手続きを行った。
訴状によると、判事の決定はサンチェス氏及び独立派3党に投票したカタルーニャ州民の政治的権利を侵害するものであるとし、拒否の撤回を要求している。
また判事が提出した文書にある、仮釈放中の再犯や逃亡などの可能性については根拠がないと主張している。
但し現在の所、EU裁判所の人権諮問機関に訴えることは保留するという。
一方、サンチェス氏釈放却下を受けて、同州議会議長のロジェール・トレント氏は、本日予定されていた州知事選出討議を再び延期すると発表した。

12自治州で引き続き悪天候による警報・注意報

フェリックスと名付けられた巨大低気圧はイベリア半島沿岸部を後にしたが、その影響で本日も引き続き各地に警報・注意報が発令されている。
カンタブリアとパイス・バスコでは高波や強風などによる海上警報が出されており、波の高さは5メートルに達する見込み。
またバレンシア州では内陸部で強風警報が発令されており、最大風速は90キロとなる模様。
ムルシア、アストゥリアス、バレアレス、カナリアス、ガリシア、カタルーニャ、ラ・マンチャ、アラゴン、アンダルシアのアルメリアとグラナダでは強風注意報、沿岸部では海上における注意報も出ている。
さらにウエスカとクエンカでは大雪注意報が出されている。

マドリッドの同時多発テロから14年、各地で追悼式

2004年3月11日にマドリッドのアトーチャ駅などで起きた列車同時多発テロから14年を迎えた昨日、市内各地で追悼式典が行われた。
ソル広場では、自治州庁舎前に設置された記念プレートの前で、クリスティーナ・シフエンテス州知事とマヌエラ・カルメナ市長が月桂樹の冠を捧げ、その後追悼の音楽が演奏された。
この式典には、自治州や市の関係者の他、テロ被害者の会などの代表らも参加した。
さらに事件現場のアトーチャ駅などでも追悼式が行われた。


2018年3月9日(金)

マドリッド、グランビアの大改造工事、本日開始

首都マドリッドのシンボル的存在とも言える目抜き通り、グラン・ビアの大改造工事が本日、開始される。
通り全体を歩行者専用路にすると言う案もあったが、これは却下され、今までどおり車両も通行可能となるが、これまでより両サイドの歩道が広められ、また、自転車専用路が設けられる。
また、車道と歩道との高低差を失くし、通り全体を同じ高さに統一するとの案もあったが、これについても、盲人にもたらす危険性についての指摘があり、却下となった模様。
工期は8カ月の予定で、順調に進めば今年のクリスマスまでには終了する見込み。
新しいグラン・ビアには248本の街路樹、30個のベンチ、自転車駐車エリア、歩道スペースに3つの噴水が整備されるとのこと。

ウィルヘルムセン・シップス、バルセロナからアルへシラスへ移転

カタルーニャ独立問題による政情不安、そしてそれに伴う経済不安が続く中、多くの企業がカタルーニャから撤退しつつあるが、そう言った中で、世界最大の海上サービスプロバイダーとして知られるノルウェー企業のウィルヘルムセン・シップス社スペイン支部の本部もバルセロナから撤退。
同社HPによると、カディスのアルヘシラスへ移転したとのこと。


2018年3月8日(木)

年金への不安、増大

社会調査センター調べによると、社会年金制度に対する不安が急増しており、本日発表の調査結果によると、スペイン人の約8%が主な懸案事項として「年金への不安」を挙げている。
1985年に11.7%まで上がって以来、この数値は下がり続けていたが、昨年11月時点で3.2%であったのが、今年1月には4.8%となり、そして3月には8%まで急上昇し、過去30年間における最大値に達した。
これは現政府が、2018年の年金支給額を「前年度の僅か0.25%アップ」と言う、インフレ率を下回る増加率を発表した事により起きた反響で、同政策に対し全野党より首相自らの説明が要求されており、来る3月14日の国会で、同テーマに関する首相の演説が行われる予定となっている。
年金に対する社会不安が増加する一方で、カタルーニャ独立問題に対する心配が徐々に下がりつつある。
昨年10月の違憲州民投票が行われた時には、スペイン人の29%が重要な懸案事項として挙げていたのに対し、今回の調査では11.3%まで下がった。
また、今回の調査でスペインが抱える最重要問題としてトップに上がったのは失業問題で、65.5%がこれを指摘している。
これに続いたのが汚職や脱税などで38.7%、そして政治、政治家、政党全般と答えた人が24.2%に達した。


2018年3月7日(水)

マドリッド地下鉄、3月9日、13日、15日にスト

マドリッドの地下鉄車両や駅構内にアスベストが使用されている事を地下鉄事業団が隠蔽していたことに対する抗議と、今後の安全保障を 求めるストが今月9日、13日、15日に予定されている。
ストライキは3月9日が9時〜15時、13日が5時半〜9時半、そして15日が17時〜21時45分までの予定。

憲法裁判所、ジョルディ・サンチェス氏の仮釈放要請を却下

カタルーニャの違憲独立プロセスを進めた主要メンバーの一人であるジョルディ・サンチェス氏は、今も仮拘束処分を受けているが、今月12日に行われるカタルーニャ州議会に新州知事候補として出席するため、昨日、最高裁と憲法裁判所に対し、仮釈放を求める書類を提出した。
しかし、憲法裁判所は以前より出されていた釈放要請に対する返答として、本日、これを認めない判決を下した。
また、最高裁は本日、決定を下すための情報を揃えるため、検察側と弁護側の両者に対し、それぞれの意見を提出するよう、5日間の猶予を与えた。
これにより、カタルーニャ州議会が開かれる今月12日までにジョルディ・サンチェス氏の仮釈放についての判決が下されることは無いと見られる。


2018年3月6日(火)

カタルーニャ州議長、州知事選出討議は3月12日

カタルーニャ州議会のロジェール・トレント議長は、昨日JxCAT党のジョルディ・サンチェス氏を州知事候補として推薦する合意書に署名、選出討議を来週月曜日に行うと発表した。
サンチェス氏は仮収監中であるが、これを受けて同氏の弁護士は、討議に出席できるよう釈放もしくは仮釈放の措置をとるよう、最高裁判所および司法裁判所に要求した。
同弁護士は、サンチェス氏が出席する事は、本人及び有権者の政治的かつ基本的権利であると主張し、それが許可されない場合は同州政府の正常な機能を妨げる事になると述べた。
さらに、1980年代にナバラ州であった同様の事例を挙げ、重罪で収監中であった容疑者に権利を与えた、非常に勇敢な決定であったと評価した。
尚、1回目の投票で州知事に選出されるには絶対過半数、すなわち最低68票が必要であるが、2度目の投票では賛成票が反対を上回れば選出される。

国際女性デー、各地でストやデモ

今月8日の国際女性デーに合わせ、大手労働組合や各地の女性擁護団体は、ストライキ参加を呼び掛けている。
これは女性の権利の向上やDV、性差別撲滅などを訴えるもので、男性にも参加を要請している。
時間帯は午前11時〜午後1時までと午後4時から6時まで。
一方、各都市では午後からデモ行進が行われるが、首都マドリッドでは午後7時からで、アトーチャ駅前からスペイン広場まで。
バルセロナでは午後6時半から、グラシア通りからカタルーニャ広場までを練り歩く。
さらにビルバオ、セビージャ、コルドバ、トレドなどでも行進や集会が行われる予定。

気象局、セマナサンタの有料アプリについて釈明

気象局は、今年のセマナサンタで信徒会などに向けた気象情報の有料アプリを発表したため、物議を呼んでいる。
セマナサンタの祭りではキリストやマリア像などの山車が各地で行進するが、その多くは歴史的芸術品であるため、雨が降れは行進は中止となる。
このため、主催する信徒会などにとっては気象情報は必要不可欠であるが、それを有料化する事に対する憤りの声が上がっている。
これについて同局は、気象情報は公共サービスであり、全国各地の天気予報はネットやアプリケーションで無料で提供していることを強調した。
また、各自治体向けにも、要求に応じて、特定の日時に特定の地域の気象情報を無料で提供し、それを自治体が関係者に無料で配布することが出来るとしている。
今年はそれに加えて、各信徒会向けに地域や時間がパーソナライズされ、24時間電話サービスなども含めた特別サービスを有料で提供するとしている。
尚、このサービスの料金は一日あたり36.46ユーロ(付加価値税抜き)で、また電話サービスも利用した場合は、やはり税抜きで14ユーロ加算されるが、こちらは1回限りの支払いであると言う。


2018年3月5日(月)

中央政府、プーチデモン氏の滞在費の出所を調査

スペイン政府は、ベルギーに逃亡中のカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事の現地滞在費について、調査を開始すると発表した。
昨年10月末にベルギーに逃亡し、指名手配を受けている同氏だが、この数か月間の滞在費の出所は不明である。
政府広報官は、「違憲行為を犯して逃亡中の人物の生活費が、公費から捻出されることがあってはならない。資金の出所を綿密に調査する。」と述べた。
また、独立派政党が、プーチデモン氏以下逃亡中の政治家らがベルギーで共和国政府設立を準備し、国際的にアピールする方針であると報道されていることについても、違憲行為であり、公費で支払うのは言語道断であるとしている。

12州で悪天候による警報・注意報

ほぼ全国的に悪天候が続いているが、気象局は本日も12自治州に悪天候による警報・注意報を発令している。
アンダルシアのアルメリアでは強風と高波警報が出ており、波の高さは3メートルに達する見込み。
カスティージャ・イ・レオンではバジャドリ以外の全ての県で大雪注意報が出ており、8〜12センチ程度の積雪となる模様。
ラ・マンチャ州でもアルバセテ、クエンカとグアダラハラで大雪注意報が出ている。
マドリッドの山間部では大雪注意報、エクストレマドゥーラでは強風、大雨注意報、リオハ、ムルシア、バレアレスとバレンシアでも強風、大雪、海沿いの地域では高波注意報が発令されている。
さらに、ナバラ、カタルーニャ及びアラゴンのピレネー付近では、標高2000メートル以上で雪崩の可能性が増大しているため、各自治体では注意を呼び掛けている。

マジョルカでハンス・ヒンテルライテル展

マジョルカ島のフアン・マーチ財団美術館では、幾何学絵画のハンス・ヒンデルライテル展を開催中。
スイス出身のこの画家は、大学で数学や建築を学んだ後に絵画の道に進んだ。
その活動期のほとんどをイビサ島で過ごしたが、スペインではあまり有名とは言えず、同財団では今回の展示により知名度を高めたいとしている。
45点の作品を公開するこの展示は5月26日までだが、その後クエンカの抽象画美術館に移動する。


2018年3月2日(金)

プーチデモン氏、一時後退

昨日のカタルーニャ州議会で、反独立派議員の退場のあと、独立派議員のみの票によってブリュッセルに逃亡中のプーチデモン元州知事の州知事再選の正当性の承認が可決されたが、そのすぐ後にプーチデモン氏はブリュッセルからネットを通じた演説を行い、その中で、憲法裁判所から不可とされている自身の州知事就任について、一旦引きさがり、その代りとして、彼が所属するJunts Per Cat党のナンバー2であるジョルディ・サンチェス氏を州知事候補として立てる事を宣言した。
これについて各方面から、「プーチデモン氏の敗北と諦め」としての解釈を報じるニュースが飛び交ったが、今日になって同氏は、「ナンバー2を立てるのは、あくまでも近い将来、私が州知事の任に就くために必要な改革と準備を進めるためである」との発表を行なっており、敗北を認めた訳でもなければ、州知事就任を諦めた訳でも無いことを強くアピールした。
同氏が立てた代わりの州知事候補、ジョルディ・サンチェス氏は、カタルーニャの一方的な独立プロセスを進めて来た中心メンバーの一人として監禁されているが、その弁護士が本日、カタルーニャ州議会で行われる彼の州知事としての承認決議に出席出来るよう、一時釈放を求める手続きを行なうとしている。

中央政府もプーチデモン氏も、この一時釈放の要求が裁判所から却下されることを予測しており、それによって、ジョルディ・サンチェス氏の州知事就任についても合法的な形では無理が生じると言うことが明白になったあと、プーチデモン率いるJunts per Cat党は、次なる候補についても準備済みと見られるが、これについては同党からの正式なコメントは無い。

一方で、これらプーチデモン氏による一時的な後退のあとの州知事就任候補の代案については、あくまでもJunts per Cat党の独断による予定であって、独立派諸政党の間で同意に至ったものでは無いことを独立派第2勢力であるERC党が強く主張。
ERCはプーチデモンの後退のあと、州知事候補となるべき人物は、これまで副州知事を務めて来たERCの党首、オリオル・ジュンケラス氏であることを主張し続けているが、同氏についても、先の独立プロセスの首謀者の一人として監禁されているため、事実上、その州知事就任の可能性は低い。

日曜日にタバルニアによる集会

カタルーニャ独立派の民衆がプーチデモン氏の顔をプリントしたお面を付けて行なったデモを真似て、今度の日曜日に行われるタバルニア主催のデモでは、タバルニアの仮プレジデント、アルベール・ボアデージャ氏のお面が配布される。
カタルーニャの動力源とも言えるタラゴナとバルセロナの都市部が合体し、タバルニアと称する新しい州としてカタルーニャから離脱することによって、カタルーニャ独立問題から解放され、スペインに残留する可能性を、独立派勢力に対する皮肉を交えた運動として展開しているのが仮想自治州タバルニアだが、スペインの団結を支持し、カタルーニャ独立に反対するためのデモ開催を日曜日に予定している。
その中で参加者は以前、独立主義者等が行った、プーチデモン氏のお面を参加者全員が付けてデモ行進をすると言うものを皮肉る意味で、同様に、タバルニアの代表であるアルベール・ボアデージャ氏のお面を付けて行進する模様。
また、「Free Tabarnia from populism」(ポプリズムに犯されないタバルニアを!)と英語で書いた横断幕が用意されるとの事。


2018年3月1日(木)

トレント、憲法裁判所に宣戦布告か

12月に行われた選挙のあと、依然、新州政府を樹立出来ずにいるカタルーニャだが、トレント新議長の招集により、州議会が開催された。
本日の議会でメインとなる議題は、過激独立派政党CUPからの要求で「昨年10月1日に行われた違憲州民投票の有効性と10月27日にプーチデモン元州知事が行なった独立宣言の有効性を再確認すること」だが、これらはすでに憲法裁判所より無効判決が出されており、更にはこれらの再討議を行なう事は違憲と見なされる。
この討議をカタルーニャ州議会の議題として扱う事を容認する事そのものが違憲行為と見なされるため、本日の州議会でこれを許可したトレント新議長は、憲法裁判所の判決に対する不服従の罪に問われる可能性が高まった。
カタルーニャ州議会会議が始まる前、新議長を含む議会運営委員会のメンバーによる打ち合わせの場で、メンバーの一人である社会党のダビ・ペレス氏は、12月に行われた選挙前の前運営委員会の独立派メンバー等に憲法裁判所から送られた「独立プロセスに関する議題容認の違憲性」を警告する書類をコピーして、現運営委員会の全メンバーに配布した。
これは新しい独立派の運営委員等が、「憲法裁判所からの警告を知らなかった」と言い訳するのを防ぐのが目的と見られる。
カタルーニャ州議会は、現在進行中で、その内容と結果次第で、中央政府、そしてブリュッセルに逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事の周辺、双方からの動きが予想される。


2018年2月28日(水)

マドリッドのホテル・リッツ、改装工事の為しばらく閉鎖

マドリッド市内、プラド美術館傍にあるホテル・リッツは、本日チェックアウトの利用客を送り出したあと、しばらくその門戸を閉じる事となる。
このあと、9900万ユーロの予算をかけての大規模改装工事が開始され、2019年の末頃に工事が終了し、2020年から再オープン予定。
同ホテルは、スペインにまだデラックスホテルが無かった時代に、その第1号としてアルフォンソ13世、ビクトリア・エウヘニア王妃の列席のもと、1910年10月2日にオープンしたもの。
リニューアルオープンの際には、188平米のロイヤルスィートルームの他、スィートルーム47部屋、そしてデラックスルーム106室を完備し、ホテル中心部の屋根が1910年オープン時と同じガラス張りとなり、サロンに自然光が取り込まれるとのこと。


2018年2月27日(火)

独立推進派、ジョルディ・サンチェス氏を擁立か

難航しているカタルーニャ州の州知事候補擁立であるが、独立推進派3党は昨日の会合で、JxCatで候補者リスト2位のジョルディ・サンチェス氏擁立で調整を進めていると報じられている。
ただしERCは、ベルギー逃亡中のカルレス・プーチデモン前州知事らによって、同州の教育、保健や保安などの改正が行われる事について難色を示しており、この件については合意に至っていない模様。
サンチェス氏はANC代表であった昨年10月、違憲州民投票に関連して事情聴取を受けた後、マドリッドの刑務所で予防拘束されている。
そのため州知事候補としてカタルーニャ議会に出廷するには、判事の許可が必要となる。

2月の消費者物価指数、1.1%上昇

国家統計局(INE)は、今月の消費者物価指数の暫定値を発表した。
それによると指数は1.1%で、1月より0.5ポイント上昇した。
INEでは上昇の理由について、電気代の値上がりを挙げている。
これで18ヵ月連続の上昇となる。
一方ユーロ通貨圏全体での物価指数は1.2%、前月比5ポイントの増加となっている。
尚、最終値は来月13日に発表される。

リーガ、クラシコは5月6日

スペイン・プロサッカー協会のハビエル・テバス会長は昨日、リーガにおけるFCバルセロナ対レアル・マドリッド戦の日程を発表した。
ラジオ局、カデナ・セールのスポーツニュース番組に出演した同氏は、5月6日、日曜日の午後8時45分に開始予定であると述べた。
この週末は、チャンピオンズ・リーグ準決勝セカンド・レグが行われる次の週にあたる。
また時間帯については、北米や中米などの視聴者を考慮した結果であるとコメントした。
スペインリーグの2強である両チームの対戦はクラシコと呼ばれ、その時点の順位に関わらず、国内外で大きな注目を浴びる伝統の一戦である。


2018年2月26日(月)

カタルーニャ州議会議長ら、国王を迎えず

携帯機器の世界的見本市「モバイル・ワールド・コングレス」は、本日バルセロナで開幕した。
これに先立ち昨日、同市では歓迎レセプションが行われ、フェリペ6世国王以下、中央政府やカタルーニャ州の関係者が参加した。
国王が参加する式典などでは、通常、州や市の代表が国王を迎えるが、同州議会議長のロジェール・トレント氏もバルセロナ市長のアダ・コラウ氏もこの儀礼を無視し、食事会にのみ参加した。
コラウ市長は、食事会の開始前に国王と話し、出迎えなかったのは個人的な理由ではなく、昨年10月の一方的なカタルーニャ独立宣言への国王の姿勢に対し、カタルーニャ人を代表して抗議したためとしている。
一方、中央政府からは、世界的な見本市で州の代表らがこのような態度を取ることは、今後同地での開催が危ぶまれるとの声が上がっている。

マドリッドで著名芸術家のアトリエ写真展

マドリッドのタバカレラでは、写真家ジャン・マリー・デル・モラルの特別展を開催している。
デル・モラルは1978年にジョアン・ミロのアトリエ撮影の仕事を引き受けたのをきっかけに、芸術家の仕事場撮影に興味を持った。
それ以来、リヒテンシュタインやエドゥアルド・チジーダといった20世紀後半を代表する画家、彫刻家らをアトリエで撮影し続けた。
今回の展示では、51人の芸術家の写真が4月15日まで公開される。

23県で悪天候による注意報

気象局は本日、23県に大雪や低温などによる注意報を発令している。
それによると、アラゴンのウエスカ、カタルーニャのバルセロナ、ジローナとレリダには大雪注意報が出ている。
またカスティージャ・イ・レオンの全ての県とナバラのピレネー周辺では低温注意報が出ており、最低気温はマイナス6度に達する見込み。
一方、水曜から木曜日にかけて、各地で強風や大雨が予測されている。


2018年2月23日(金)

カタルーニャ高等裁判所前で独立派によるデモ、12名を逮捕

今朝8時頃、バルセロナにあるカタルーニャ高等裁判所の前に100名程度の独立派民衆が集結し、「スペイン国家のカタルーニャにおける不正義機関の機能を止めよう」と、高等裁判所への出入り口を閉鎖し、誰も出入り出来ない状態となった。
デモの連絡を受けていたカタルーニャ警察は、デモの成行きを見守っていたが、高等裁判所の出入り口の閉鎖が行われたところで介入し、抵抗するデモ隊を力づくで退去させると言う騒動となった。

スペイン全国で年金生活者による大規模デモ

政府が行った「2018年における年金支給額の0.25%アップ」と言う発表に対し、昨日、スペイン各地で年金生活者による大規模デモが繰り広げられた。
政府はこれまで、毎年行なわれる年金支給額の見直しの際、インフレ率を基準にしてそれと同等の上昇率を適用して来たが、今年はそれを下回る上昇率となり、事実上、年金生活者の購買力の低下を招く事となった。
特に大規模デモに発展したのは、首都マドリッド、バルセロナ、ビルバオ、サラゴサ、ア・コルーニャ、パンプロナなどの都市で、今後、同テーマが深刻な問題であり続けることを示すのに充分なものとなった。
首都マドリッドでは、その中心部に3000〜4000人もの人が集まって国会議事堂の前を占領。
警察によるコントロールをかいくぐって議事堂の出入り口を封鎖し、周囲の交通も通行止めと言う事態が3時間に渡って続いた。


2018年2月22日(木)

3月にRENFEストライキ

スペイン国鉄RENFEの運転士組合は、3月におけるストライキを発表した。
ストが行われるのは3月2、9、11、12、13、14日の予定で、初日となる2日は0時から24時までの24時間ストとなり、9日は12〜16時、18〜22時;11日は19〜23時; 12日は5〜9時、14〜16時、18〜22時;13日は5:30〜9:30、13〜15時、19〜23時;そして14日が6〜10時の部分ストとのこと。
ミニマムサービスなどについては不明。

サン・セバスティアンの不動産価格、スペインでトップ

2017年の第4・四半期における住居価格は、サン・セバスティアン市がスペイン国内で最も高く、1平米辺り3437.3ユーロに達した。
スペイン全国平均でみると、昨年第4・四半期における不動産価格は1平米あたり1558.7ユーロで前年度同時期比較3.1%のプラス、そして11四半期連続での高騰が続いた。
最も住居費が高い街としては、トップのサン・セバスティアン(3437.3ユーロ)のあと、サン・クガ・デル・バジェス(3060.5ユーロ)、バルセロナ(3053.6ユーロ)、サンタ・エウラリア・デル・リオ(3004.9ユーロ)、イビサ(2939ユーロ)、マドリッド(2861.5ユーロ)、ゲチョ(2858.6ユーロ)、カルビア(2760.5ユーロ)などが続いた。
不動産価格は上昇傾向を維持しており、最も落ち込んだ2014年の第3・四半期に比べると7.1%持ち直しているが、最高値に達した2008年度の価格と比較すると、未だマイナス25.8%となっている。

マドリッド市、犬の糞対策、DNAの登録制へ

マドリッド市行政は、市内の清掃に関する新規定の導入に向けてその行動を開始した。
新規定の中に組み込まれる項目の中に、飼い犬のDNA登録義務、飲食店のテラスでの灰皿とゴミ箱の設置義務などが含まれている。
飼い犬のDNA登録義務については、他の行政ではすでに取り入れているところもあるが、マドリッド市では今回が初めて。
飼い主が犬の糞を路上に放置するのを防ぐための対策として広まりつつある。


2018年2月21日(水)

アンナ・ガブリエル元カタルーニャ州議員に対し逮捕令を要請

スペイン最高裁からの出頭命令に背き、スイスに残留中の元カタルーニャ州議会議員アンナ・ガブリエル氏について、検察は逮捕令を 要求した。
ただし、国際指名手配令の発令については、適切な時期が来ればそれを行なうよう、法の手に委ねるとしている。
これにより、現在ブリュッセルに逃亡中のカルラス・プーチデモン元カタルーニャ州知事と同様に、アンナ・ガブリエル氏もスペイン国内に戻った時点で逮捕される事となる。

ガリシア州政府、シエス諸島上陸に許可申請を義務化

ガリシアのビゴ沖にあるシエス諸島は自然保護地区となっており、1日の上陸者数を最大で2000人に限定しているが、これが守られておらず、昨年夏には1日の訪問者数が4000人に達すると言う事態を招き、許容人数以上のツーリストを運んでいた船会社4社に93万ユーロの罰金が科せられた。
そう言った事態を受け、ガリシア州政府は、今後、同様のことが起きないよう、シエス諸島に上陸するための許可証の発行を決定。
ハイシーズンにおいては、まずこの許可申請を行ない、それの入手後に渡し舟のチケットを購入すると言った流れとなる。
よって、船会社はこの許可証の提示が無ければ、チケットの販売を行なう事が出来なくなるとのこと。
許可申請は氏名、身分証明書番号、性別、生年月日などを記入して行ない、許可証はE−mailで受信するか、ガリシア州政府のWEBからダウンロードする形となり、すでに2015年以降、ガリシアの「大聖堂ビーチ」で取り入れられているものと同じシステムとなる。
この許可申請が必要となるのはハイシーズンだけで、今年の場合では3月23日〜4月1日までのセマナ・サンタ時期、4月末の3日間と5月頭の連休、6月〜9月までの夏季バカンスシーズン、そして10月の祝祭日が対象になっている。


2018年2月20日(火)

逃亡中の前カタルーニャ州議員、最高裁出頭拒否

スイスのジュネーブに逃亡中のアンナ・ガブリエル前カタルーニャ州議会議員は、スペイン最高裁判事の出頭命令を拒否する旨の文書を同裁判所に送付した。
同氏は明日水曜日にマドリッドで、違憲州民投票など一連のカタルーニャ独立問題について聴取をうけるよう命じられていた。
しかしながら同氏は、政府寄りのマスコミはすでに自分を犯罪者として報道しており、スペイン国内では公正な裁判が行われないと主張。
バルセロナ大学で政治学を教えていた同氏は、ジュネーブで勉学や教授を続ける道を模索、それが可能でない場合は政治亡命の申請を行うとしている。
前議員が所属するCUP党ではスペインでの裁判は政治的なものであり中立性に欠けると断言、彼女の決断を全面的に支持すると発表している。

勝手に作った国歌の歌詞、国王杯で斉唱?

先週末マドリッドで行われたコンサートで、ポップス歌手マルタ・サンチェスが国歌に自作とされる歌詞をつけて歌唱したことが話題となっている。
スペイン国歌は、フランコ独裁政権時代のものを廃止して以来、何度が新しい歌詞の作成が試みられたが、いずれも失敗に終わっている。
今回、何の前触れもなくいきなり歌われたこの歌詞だが、カタルーニャ問題で揺れるなか、大きな反響を呼んだ。
保守派からは、素晴らしい行為であると称賛され、与党民衆党の政治家が、サッカー国王杯の決勝でサンチェス氏にこの歌詞で歌ってもらうべきだと述べた所、これを支持する声がネット上で高まり、マリアノ・ラホイ首相もこれに賛成する発言を行っている。
一方、社労党など左派からは、スペインは信教の自由が認められているにもかかわらず、歌詞の中にキリスト教の神を示す部分があることや、全体的に非常に右傾的であることを問題視する声が上がっている。

ビーゴの深夜バス、女性向けサービス開始

ガリシア州のビーゴ市では、先週末から深夜バスにおいて女性利用者に対する特別サービスを開始した。
これは、女性客が希望すれば、通常の停留所ではなく、自宅など目的地からなるべく近い所で降車できるというもので、夜間の安全を確保するためという。
同市市長は、ビーゴは治安の良い街であるが、女性がより安心して公共交通機関を利用できるように努めたいと述べ、「寄り道」による時間のロスは最小限であると付け加えた。
また現在は午後10時半以降となっているが、時間の拡張や高齢者向けのサービスなども検討しているという。
一方、女性の人権擁護団体はこのサービスの効果に懐疑的で、安全対策の焦点は女性よりも、加害者に当てるべきで、警官の増員や街灯の増設、さらには女性蔑視をなくす教育などに努めるべきであると批判している。


2018年2月19日(月)

AVEマドリッドーバルセロナ10周年

スペイン高速鉄道AVEのマドリッドーバルセロナ開通から明日で10周年となる。
AVEは1992年にマドリッドーセビリア間で開業したが、2大都市間の開通にはそれから15年以上かかった。
AVEが開通するまでこの区間の所要時間は7時間以上であったが、開通によりこの区間だけでなく、バスクやアストゥリアスなどへもサラゴサ経由で距離が縮小された。
尚、マドリッドーバルセロナ間は、2008年の開通以降3500万人以上の乗客が利用したという。

ERC、独立に関連した刑罰の廃止を提議

カタルーニャの独立推進派政党ERCは、独立に関連する刑罰の廃止をスペイン下院議会に提議した。
国の一部地域が独立の是非を問う住民投票を実施したり、独立宣言を行った場合に科せられる反逆罪などの適用の廃止を提案したものである。
同党はこれを成立させ、将来的に同じような状況が起きた場合、現在のように州政府の元閣僚らが収監される事態を避ける狙いがある。
ERCのジョアン・タルダ氏は、これらの刑罰が適用されるのは暴力行為が起きた時に限定されるべきであると主張している。

バレンシアでジョアン・ミロ展

バレンシアの近代美術館では、「ジョアン・ミロ、秩序と乱雑」と題した特別展を開催中。
今回の展示ではミロの最も過激で攻撃的な部分に焦点をあて、絵画、デッサン、彫刻、 陶芸、ポスターなど200点以上が展示される。
この展示の責任者は、これまで見たことがないミロの一面を垣間見る事ができるとコメントしている。
この展示は6月17日まで。


2018年2月16日(金)

文部省、教育の言語選択権適用に慎重な姿勢

カタルーニャの新州政府樹立が難航する中、カタルーニャの政治は憲法155条適用によりスペイン中央政府が担っているが、同状況が長引く事により、中央政府は様々な問題への対処を迫られつつある。
そう言った中で、秋から始まる学校教育の新学年に向け、間もなく入学願書の受付期間が始まるが、その願書の中に、教育を受ける際の希望言語として、カタラン語とカステジャーノ(スペイン語)のどちらかを選択出来る欄を設けるか否かが一つの争点となっている。

カタルーニャ住民の中には、スペイン各地出身の家族も多く、子供達の教育はスペイン語で受けさせたいと希望するのが普通だが、カタルーニャ州政府はこれまで、これを無視し続けて来た。
それに対し、カタラン語による授業を強要された子供達の保護者等がこれまでに何度となく裁判を起こしており、その全ての訴えに対し、カタルーニャ高等裁判所も憲法裁判所も、カタルーニャ州政府に対し、スペイン語による授業を行なう義務があるとの判決を下しているにも拘わらず、州政府はこれらの判決に背き続けている。

そう言った状況下で迎えようとしている来期の入学願書受付期間だが、現在、カタルーニャ州には正常な形での州政府が存在せず、同状態が改善されるまでは中央政府がその政治を行なっているため、これまでカタルーニャ州政府が対処する姿勢を見せなかった「教育に使用される言語の選択権」を正式に取り入れる事を、各方面から求められている。
しかし中央政府は、「現在、新州政府が誕生するまでの暫定政府として中央政府が一時的にその政治を預かっているだけであって、その間に新しいシステムを導入すると言う事が正しい事なのかどうか、慎重に検討すべきである。」として即断を避ける姿勢が見られる。
そんな中、昨日、マリアーノ・ラホイ首相とNGO団体SCC(カタルーニャ市民ソサエティ)の代表らとの間で会談が持たれ、SCCの代表等は、教育の場における言語選択権については、これまでにそれを認める幾つもの判決が出されており、カタルーニャ州政府はすでにそれに沿ったシステムを作り上げていなければならなかったものを、これまで故意に無視する形で放置して来たのであるから、今、中央政府がその状態を是正しても、それは「暫定政府が新システムを導入した」と言う解釈にはならないとして、言語選択権の取入れと定着を求めた。

教育言語選択権を巡り、ERC、プーチデモンに圧力

憲法155条が有効な間を利用して、中央政府がカタルーニャにおける教育言語選択権の正式な導入を検討しているという事象は、独立派政党第2党のERCに対し、プーチデモン氏に更なる圧力をかけるための好材料となった。
155条が有効である限り、カタルーニャの政治は合法的に中央政府が行なう事となり、裁判所のお墨付きである教育言語選択権の導入が行われても仕方が無い。
そしてこれを避けるためには155条適用を終わらせなければならず、そのためにはカタルーニャに合法的な新州政府が樹立せねばならない。
そしてそのためには、憲法裁判所から、その新州知事への就任も承認議決への参加も禁止された国外逃亡中のプーチデモン氏を州知事候補から降ろし、早急に別の候補を立て、承認を終え、新州政府を立てなければならない。
よって、これ以上、カタルーニャを中央政府の手でかき回されないためにも、プーチデモン氏は潔く退き、合法的に知事として就任出来る人物を候補に立てるべきであると言うのが、ERCによるプーチデモン氏へメッセージである。
しかしながら、155条適用が続いた場合でも、実際に中央政府がカタルーニャにおける教育言語選択権の導入に踏み切るかどうかについては、反独立派政党の中にもこれに反対するものもあり、彼等との関係悪化につながることが必至であることから、どう言った決断をするべきか、政府も慎重にならざるを得ないであろう。


2018年2月15日(木)

政府、カタルーニャ統治の長期化に向けての準備開始

スペイン中央政府は、12月21日に行われたカタルーニャ選挙のあと、3月までには新カタルーニャ州政府が樹立され、同地の政治を新政府に任せることが出来ると予測していたが、その予測は完全に外れ、カタルーニャは依然、暗雲に包まれたままの状態が続いている。
そう言った現実を前に、中央政府は憲法155条適用によるカタルーニャ自治権の一部停止処分と、それに伴う中央政府によるカタルーニャ統治と言う状態が長期化することを前提に、今後の準備を強いられることとなった。
優先すべき対応課題の一つとして、間もなく開始される公立学校への新入生等による学校の選択に先立つ、各校の教育環境の提示の問題が挙げられる。
カタルーニャでは、公立学校における生徒へのカタラン語の強要が常に問題となっているが、憲法155条の適用により、中央政府がカタルーニャの政治を行なっている間に、これらの問題を是正すると言う可能性もあり得る。
また、中央政府の筋書きでは、3月以降、憲法155条の適用を終了し、カタルーニャの新州政府に任せる予定となっていた医療関係、新規公務員の募集、夏に向けての山火事などへの対応策など、これら多くの問題に長期的に対応して行く必要に迫られることとなった。


2018年2月14日(水)

バスク、インフルエンザによる死亡者数65名に

バスク保健局発表によると、バスクにおけるインフルエンザの患者数は、1月の最終週には10万人あたり354,44名の割合で感染者がいたのに対し、2月の第1週には204,2名と激減したが、それでもこの1週間にインフルエンザが原因となって死亡した人の数は、10名にのぼり、今冬の死亡者総数は65名に達しているとのこと。
今シーズンになってインフルエンザ感染の報告があった人の数は1429名となっており、その内、320名が重体で、その中の65名が亡くなっている。

不動産売買、バブル前の景気に

2017年度における不動産売買は順調に伸び続け、新築物件についても2010年以降初めて増加傾向を見せた。
正確には、国家統計局の昨日の発表によると、2017年に売買された新築物件は83.260件で、前年度比10.8%の増加となった。
また、中古物件についても381.163件と15.4%の増加を示し、これらを合計すると464.423件となり、10年経った今、バブルがはじけた2008年以降幻の数値となっていた50万件に近づきつつある。
不動産業界大手のFotocasaは、2018年には年間売買数50万件を突破し、バブル前の景気に回復すると予測しているとのこと。


2018年2月13日(火)

昨年の住宅売買14.6%増

国家統計局(INE)の調査によると、昨年の住宅売買契約数は46万4423件で、前年比14.6%増加した。
これで4年連続の増加となり、2008年以来の高い数値となった。
昨年12月の数値をみると、スペイン全体では9.2%増加しているが、独立問題で揺れるカタルーニャでは5.7%減少している。
尚、このデータは契約が成立した物件を対象としているため、実際には数か月前の状況が反映されている。
従って12月の数値は10月、すなわち違憲州民投票が行われた直後のものである。
また、これらの住宅のうち38万1163件は中古物件で、全体の82%を占める。
一方、これらの数値を自治州別でみると、最も増加したのはラ・マンチャで、これにアラゴン、アストゥリアス、バレンシアとムルシアが続く。
逆に減少したのはリオハ、バレアレス、カタルーニャとエクストレマドゥーラだった。

20県で引き続き警報・注意報

気象局は、本日も強風や低温などによる警報・注意報を各地に発令している。
それによると、カタルーニャではレリダとジローナに低温警報が出ており、山間部では最低気温がマイナス10度に達する見込み。
またアラゴン、カスティージャ・イ・レオン、マドリッド、カンタブリア、ナバラとリオハにも同注意報が出ている。
さらにガリシアやバレアレスの沿岸部では、高波やしけなどの海上注意報が出ている。

国王杯決勝はワンダ・メトロポリタノ

スペインサッカー協会は、今期のサッカー国王杯決勝戦を、4月21日土曜日にマドリッドのワンダ・メトロポリタノで開催すると発表した。
同協会は決勝に進出したセビージャとFCバルセロナの代表と協議の結果、この決定を下した。
決勝のある週末は、当初リーガの試合も組まれていたため、バルサは決勝の日程変更を要請していたが、同協会は逆に、リーガの試合を延期することで調整を行った。
ワンダ・メトロポリタノはアトレティコ・デ・マドリッドの本拠地で、昨年9月にオープンしたばかり。
収容人数は6万7800人で、2019年のチャンピオンズ・リーグ決勝会場にも予定されている。


2018年2月12日(月)

各地で悪天候による警報・注意報

気象局は本日、21県に大雪・強風などによる警報・注意報を発令している。
それによると、カンタブリアでは大雪及び低温警報が発令されている。
また、カスティージャ・イ・レオンのセゴビア、アビラ、ブルゴス、レオンとパレンシアでは大雪注意報が出ている。
カタルーニャのレリダとタラゴナ、バスクのアラバ、ビスカヤ、ギプスコア、さらにナバラ、リオハとアストゥリアスでも同注意報が出ている。
一方、アビラ、ブルゴス、レオン、パレンシア、サモラとラ・マンチャのクエンカとグアダラハラには低温注意報が出ている。
さらにグラナダ、コルーニャ、ジローナ、アルメリアの海沿いの地域では、高波注意報も出ている。
気温も全国的に下がる模様。

昨年の鉄道利用者、飛行機の2倍

スペイン国鉄レンフェの発表によると、昨年国内移動に高速列車AVE及び長距離列車を利用した人は3134万人だった。
一方、スペイン空港公社AENAによると、カナリアス及びバレアレス諸島など離島を除いた国内で航空機を利用した人は1481万人で、結果、鉄道利用者は航空機の2倍以上となった。
大都市間で特に利用客の差が大きかったのはマドリッドーバレンシア間で、列車利用客は全体の87%だった。
また2大都市であるマドリッドとバルセロナ間は、フライトでシャトル便の利用者も多いが、それでも61%がAVEを利用している。
さらに最初にAVEが開通したマドリッドーセビージャ間や、最も新しい路線のひとつであるマドリッドーアリカンテ間でもAVEに軍配が上がっている。
一方、一部の区間しか高速化されていないマドリッドーアストゥリアスやマドリッドーナバラ間でも、列車利用者が飛行機を上回っている。

クエンカの抽象画美術館でエウセビオ・センペレ展

クエンカの抽象画美術館では、スペインの幾何学抽象画の先駆者として知られるエウセビオ・センペレの特別展を開催中。
センペレは1923年アリカンテで生まれ、絵画の勉強のためパリに留学中、同胞のパブロ・ピカソやエドゥアルド・チジーダらと親交を深めた。
帰国後ラ・マンチャ州のクエンカに居を構え、同市にある抽象画美術館の開館にも関わった。
この特別展示は5月27日まで開催される。


2018年2月9日(金)

Ciudadanos党、支持率トップに

カタルーニャ問題が続く中、去る12月21日に行われたカタルーニャ選挙で堂々トップに立ったCiudadanos党が、全国的にも急激にその支持率を上げており、今回、El Pais紙が行った社会世論調査では、アルベール・リベラ代表率いるCiudadanos党がPP、PSOEを抜いてトップに立った。
同調査でCiudadanosに投票すると答えた人は全体の28.3%に達し、21.9%止まりとなったこれまでの第1党PPに対し、6ポイン以上の差を付けた。
また、PPと並んで2大政党の一つとして君臨して来たPSOEは20.1%にとどまり、Ciudadanosとの間には8ポイント以上の差が生じた。
尚、パブロ・イグレシアス氏率いるPodemosは16.8%となり4位につけた。

積み立て年金、10年で引き出し可能に

本日行なわれた閣僚会議の決定で、プラン・デ・ペンシオネス(プライベート積み立て年金)の貯蓄を、定年退職するしないに関係なく、預け入れ後10年経てば引き出せることが出来るようになった。
プラン・デ・ペンシオネスは、国が運営する社会年金制度とは別に、個々人がそれぞれの銀行を通じて行なう積立預金の形を取ったプライベート年金システムで、これに預け入れる分については収入とは見なされず、税金控除の対象となる。
そしてこれを引き出す事が出来るのは退職年齢に達した時、または重度な疾病により労働不能となった場合、或は長期失業により生活費に困るような場合のみとされていたが、本日の改正で10年と言う満期期間が設けられ、それを越えた分については、いつでも引き出せるようになった。
ただし、これが有効となるのは2025年以降であるため、その時点で10年前の預金分、つまり2015年以前に貯蓄した分の引き出しが可能となる。
この改正は、特に若者層がこのプライベート積み立て年金システムに魅力を感じ、より多くの国民が積極的に貯蓄を行なうことを狙いとしている。


2018年2月8日(木)

ローコスト超特急EVA

スペイン国鉄RENFEは、来年よりAVEのローコストバージョンとして、EVAの運行開始を予定している。
まずはマドリッドーバルセロナ間で試験的な運行が始まり、その結果次第で他の路線にも広げられるとのこと。
EVAの運賃はAVEを比べると25%安くなっており、AVEの運賃が片道平均85ユーロであるのに対し、EVAでは60〜65ユーロとなる。
コストダウンを実現するため、RENFEは座席数の増加、食堂車と車内販売サービスの廃止、ビジネスクラス車両の撤去、各有料オプションの設置、そして市内中心部にある駅ではなく、郊外にある駅を発着駅として利用するなどの策を講じる模様。
従来の食堂車は無人の自動販売機コーナーとなり、座席は、通路を挟んで左右2席ずつであるAVEのツーリストクラスに対し、EVAでは2席と3席となり、同じ車種でありながらも座席の縦列が1列増える事になり、その分座席の横幅が狭くなる。


2018年2月7日(水)

政府、ロジェル・トレント議長に警告

スペイン中央政府は、ブリュッセルへ逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事による奇想天外なアクションに備え体勢を整えつつも、いつまでも正常なカタルーニャ州政府樹立のための手続きを開始しないロジェル・トレント新カタルーニャ議会議長に対し、規定外の行動を認めるようなことがあれば、それ相応の責任が伴う事を警告した。
新議長は、新州知事就任の承認決議を無期延期にしたままで、未だに指名手配を受けブリュッセルに逃亡中のプーチデモン元州知事のみを 唯一の新州知事候補とする状態が続いている。
国家反逆、扇動、横領、不履行、不服従などの罪で逮捕命令が出されている人物が州知事に就任することが不可能であることは、憲法裁判所によって明確にされており、そう言った法の裁きの対象となっていない人物を候補者として立て、承認決議を行なうよう政府から再三にわたり警告がなされているが、ロジェル・トレント新議長はこれに耳を貸さず、ただ時間だけが無駄に流れているため、この状況の責任者である議長に対し、サエンス・デ・サンタマリア副首相は「新議長の置かれた状況は非常に、デリケートな域に入りつつある」と警告。

クリスティアーノ・ロナウド、マドリッドのグランビアにホテルを開業

世界最優秀サッカー選手の栄誉に5回輝き、バルサのレオ・メッシーと並んでその名を世界に知られるレアル・マドリッド所属のクリスティアーノ・ロナウド選手は、すでに彼の母国であるポルトガルのリスボンとマデイラ島にホテルを所有しているが、この度、スペインの首都マドリッドにも進出する事が決まった。
ホテルとして使われるのはマドリッドの中心、グランビアの29番地にある建物で、1926年築、同市の景観の一部として見なされる建造物。
この建物の中の3つの階は、昔からマドリッド市民に親しまれている書籍店、カサ・デル・リブロの所有となっており、同店のオーナーによると、これら3つの階は今回のプロジェクトには含まれておらず、買収はされていないとのこと。
よって、ホテル開業のための改装工事に合わせる形でこの伝統的書籍店も改装工事を行なうが、今後も同じ場所で営業が続けられる模様。
ホテルの工事は間もなく開始予定で、工期は約1年とのこと。

タバルニア、2月25日にバルセロナでの大集会を招集

カタルーニャ独立運動に真向から反対するタバルニアは、「カタルーニャ内で最も経済活動が盛んなバルセロナ、タラゴナの都市部が一つとなって、新たな自治州タバルニアとしてカタルーニャから独立してスペインに残る」と言ったイデオロギーを掲げる新グループであるが、その代表を務めるアルベール・ボアデジャ氏は昨日、マドリッドにおける記者会見で、今月25日に自由を求める大集会の招集を行なうことを発表した。
タバルニアは一方的な独立プロセスを無理強いする独立派勢力に対し、「目には目を、歯には歯を」の作戦で、「カタルーニャがスぺインから独立する権利を主張するのであれば、我々タバルニアもカタルーニャから独立する権利がある」、「カタルーニャの経済的原動力となっているバルセロナ、タラゴナの都市部がカタルーニャから独立すれば、残されたカタルーニャは事実上、経済的に機能しない」などとして、カタルーニャの一方的な独立プロセスを皮肉る形で抗議運動を行なっている。
アルベール・ボアデジャ代表は、昨日の記者会見の中で、プーチデモン元州知事のことを「周囲から利用されてあっちこっちへ振り回されているだけの人物であり、ろくなお笑い芸人になれるどころか、ピエロの学校に入っても追い出されるだけ」と酷評。
また、「タバルニアは独立主義者達のように、自分達だけを特別視する事はなく、我々は皆同じであり、サラゴサの人々とも、カセレスの人々とも、マルセイユやブリュッセルの人達とも同じ顔をしている」とコメント。
このタバルニアが、来る2月25日に、同団体発足後、最初の大規模デモ開催を発表しており、場所はバルセロナの中心部にあるサン・ジャウメ広場。


2018年2月6日(火)

世論調査、シウダダノスが3位浮上

社会学研究所(CIS)は昨日、今総選挙が行われた場合誰に投票するかという世論調査の結果を発表した。
それによると、与党民衆党(PP)が26.3%で1位、これに野党第一党の社労党(PSOE)が23.1%で続いた。
2大政党は上位をキープしたものの、前回の調査よりそれぞれ2.7ポイントと1ポイント落としている。
一方前回4位だったカタルーニャ発の中道右派シウダダノスは3.2ポイント上昇して3位に浮上した。
ウニ―ドス・ポデモスは4位に転落したものの、0.5ポイント上昇している。
また主要政党の党首・代表への評価については、いずれも合格点に達しなかったが、最も評価が高かったのはシウダダノスのアルベール・リベラ氏、2位はPSOEのペドロ・サンチェス氏、3位はIUのアルベルト・ガルソン氏、4位がマリアノ・ラホイ首相、5位はポデモスのパブロ・イグレシアス氏だった。

大雪で首都混乱、滑走路も一時閉鎖

イベリア半島中央以北を中心に大雪や低気温が続いているが、昨日首都マドリッドでは午前中市内でも積雪がみられ、各地で渋滞など交通の乱れが起きた。
特に州北部から市内に入る自動車道では雪に加えて、プラサ・デ・カスティージャ及びピオXIIのトンネルが工事で一部閉鎖となっているため渋滞に拍車をかけた。
一方、バラハス空港でも雪かきのため4本ある滑走路のうち2本が30分以上閉鎖された。
これにより同空港発着の70便が欠航となった。

マドリッドでゴヤ最初の自画像展示

マドリッドのラサロ・ガルディアーノ美術館では、昨年12月から特別展「ゴヤとブニュエル」を開催中であるが、先週末よりゴヤの最初の自画像を公開している。
この作品はゴヤが残したいくつかの自画像のなかで、知られている限りでは最も古い物とされ、そのクオリティの高さでも群を抜いている。
この自画像は、ゴヤが宮廷画家としてマドリッドに到着した1775年頃に製作され、年齢は30代、服装の様子から冬に描かれたとみられる。
尚この作品はサラゴサのゴヤ美術館が所蔵している。


2018年2月5日(月)

各地で引き続き大雪警報・注意報

スペイン気象局は本日、イベリア半島中央以北を中心に大雪警報・注意報を発令している。
それによると、アラゴンではピレネー付近で標高800メートル以上で25センチの積雪が予測されている。
またサラゴサでは6センチ程度の積雪が予測されているほか、テルエルでも同注意報が出ている。
さらにアストゥリアス、カンタブリア、ナバラ、パイス・バスコ、カスティージャ・イ・レオン、マドリッドでも同様の警報・注意報が発令されている。
さらに、通常積雪までには至らないマドリッド市内でも、北部を中心に積もる地域がある模様。
一方、バレンシア州でも山間部で大雪注意報が出ている。
各地で週末から降雪が続いており、街道の閉鎖など市民の生活に影響が出ている。

カタルーニャの失業者数10倍に

雇用・社会保健省によると、違憲州民投票が実施された昨年10月から今年1月までに、カタルーニャ州の失業者数は2万2497人増加した。
前年同期比の数値では10倍近く増加した事となる。
自治州別の数値でも、バカンスシーズン終了により、例年この期間の失業者数トップを維持していたバレアレス州を抑えて1位となった。
一方社会保険登録数で常にトップに立っていたカタルーニャだが、マドリッドに抜かれる事態となった。
同省の担当者は、企業が事業拡大や新規雇用を見合わせているとし、カタルーニャの政情不安定の影響を指摘している。

国王生誕50年、記念切手発売

スペイン郵政局は、フェリペ6世国王の生誕50周年の記念切手を発行する。
デザインはスーツ姿の国王が腕を組んで正面を向いた肖像で、この切手のために撮影された。
切手の額面は1ユーロで、20万枚作製される。
尚、2014年の即位以来、国王の肖像があしらわれた切手は3枚目となる。


2018年2月2日(金)

プーチデモン氏、ワーテルローの一軒家を契約

ブリュッセルに逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事は、これまでブリュッセルの各ホテルを転々としたあと、ベルギーの独立派政党の議員の世話でアントワープ郊外に居を構えていたが、現地新聞L'Echoの報道によると、ワーテルローにある新築一軒家の契約を交わしたとのこと。
更新可能な長期契約であることから、同氏が近未来にスペインへ赴く意思が無い事が理解出来る。
物件は550平米、6寝室、3バスルーム、キッチン、4台収納可能な車庫、サウナ、広い庭に面したテラス付の豪華住宅で、その家賃は月額4400ユーロとのこと。

寒波によりスペイン各地で警報発令

スペイン北部を中心に、昨夜から今朝にかけて降った大雪による影響が各地で見られ、交通局では、車で出かける前に必ず道路情報を確認するよう呼びかけている。
通行止めとなっている車道や峠も多く、また通行可能であってもチェーン着用が義務付けられている所や、大型車の通行不可となっているところもある。
また、今日はカンタブリア沿岸部、バレアレスなどで大雨が、ほぼ全国の沿岸部で強風が、そしてピコス・デ・エウロパでは雪崩の危険があるとして、気象局では各種注意報、警報を発している。


2018年1月31日(水)

バルセロナ、独立派勢力と警官隊が衝突

昨日、予定されていたカタルーニャ州知事選出討議が独立派政党ERC所属のロジェール・トレント議長の判断により無期延期となったことをうけ、これに反発する独立派住民が州議会周辺に集結したあと、州議会へ乗り込もうとして警官隊による防御線を突破、カタルーニャ警察との衝突が生じた。
救急医療システムの報告によると、この衝突で警察官24名を含む27名の負傷者が出た。
夜になっても独立派群衆は付近を占領し続け、そのまま座り込みに入る様相を呈していたが、22時半頃になって解散して行った。
独立派民衆が暴徒化する中、反独立派政党の議員等は警官隊に守られながら州議会から非難。
12月21日のカタルーニャ州選挙で最多議席数を獲得したCiudadanos党のリーダーであるアルベール・リベラ氏は、今回の暴動について、カタルーニャ警察の消極的な働きを非難するとともに、憲法155条適用により、現時点ではカタルーニャ警察がスペイン中央政府の管轄下にあるため、同組織が充分に機能していないのは中央政府の責任であることを指摘した。

プーチデモン氏:“独立プロセスは終った”

昨日、カタルーニャ州議会のロジェール・トレント議長が州知事選出討議の無期延期を発表し、これまでカタルーニャ州議会が行って来たような憲法裁判所の命令に背く形での議会運営にブレーキをかけたあと、ブリュッセルに逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事は、同じく逃亡中のトニ・コミン元カタルーニャ州厚生局長に対し、“貴君もこれで(独立プロセスが)終わってしまった事は判っているだろう。 彼等は我々を、少なくとも私を見捨て、犠牲にした。貴君等はまたカタルーニャ州政府の役員に戻れば良い。(それを願っているよ)だが私はタルダ議員が言っていたように犠牲にされてしまった”などのメッセージを送っていたことが、テレビ局TELE5のカメラマンが撮った映像によって発覚。
カメラマンは両氏がスマートフォン交信していた際、コミン氏の背後からスマートフォンの画面の撮影に成功した模様。
暴露されたプライベートな会話について、プーチデモン氏はTwitterを通し、それらの会話があったことを認めつつも、マスコミによるプライバシーの侵害についての抗議を行なうとともに、“私は後戻りはしない”とコメント。
同氏はテレビ局によって暴露された“独立プロセスは(失敗に)終った”と言うプライベートな会話とは別に、同じころ、自身のTwitterを通じて“力を合わせ自由に向かって進もう!”と、全く正反対のメッセージを送っていた。


2018年1月30日(火)

州議会議長、州知事選出討議を延期

カタルーニャ州議会のロジェール・トレント議長は、本日午後3時から開催予定であった州知事選出討議の延期を発表した。
この中で同議長は、司法裁判所がカルレス・プーチデモン氏の遠距離からの討議参加禁止を撤回し、閣議が滞りなく行われることが保障されるまで延期するとし、中止ではないと強調した。
また先日逃亡先のベルギーでプーチデモン氏と会談した際に、個人的に彼の身の安全を保証している事を付け加えた。
また、州知事を選ぶのは司法裁判所でも中央政府の副首相でもなく、合法的な選挙で選ばれた議員らによって選出されるものであると述べた。
さらに司法裁判所の決定は、民主主義始まって以来の暗部であると批判した。

フェリペ6世、50歳の誕生日に記念硬貨発行

フェリペ6世国王は、本日50歳の誕生日を迎えた。
国立造幣局はこれを記念して硬貨を2種類販売すると発表した。
その1枚は2ユーロの銅貨で、表には王家の紋章、裏は通常の2ユーロ硬貨と同じデザインが施される。
もう1枚は30ユーロ銀貨で、表はフェリペ6世の肖像、裏には王冠や記念日の数字などが刻印されるという。
どちらも販売は来月半ば頃に開始される見通し。

マドリッド地下鉄空港駅改善へ

マドリッド地下鉄は、バラハス空港と直結するT1‐T2‐T3駅の改善を発表した。
同駅は複数の到着便が重なると、一度に大勢の利用者が集結し手狭となる。
そのうえ昨年から導入された非接触型カードの購入システムが複雑であるため、不慣れな観光客が券売機の前で立ち往生する場面も多く見られる。
このため係員が手書きの領収書を発行し、5ユーロで販売するという事態もしばしば起きていた。
同地下鉄ではこういった状況を改善するため、駅入口部分を拡張し、現在15台ある券売機をさらに2台増設する。
またこれらの券売機のうち6台に新しいソフトウェアをインストールし、発券を簡易化するという。
これらの券売機では1回券、10回券などがプレインストールされたカードを購入できるため、発券の手間が3分の1になるという。
さらに係員を増やし、専門の窓口やインフォメーションのタッチパネルなども設置して対応する模様。


2018年1月29日(月)

司法裁判所、「遠距離通信による出廷は無効」

スペイン司法裁判所は、カルレス・プーチデモン前州知事が新州知事選出の討議に直接出廷しない限りは、任命される権利はないという判断を下した。
この決定は先週土曜日に司法判事らによって討議され、6時間に及ぶ議論の末、全会一致で下された。
また同氏が直接出廷した場合でも、指名手配が出されていることから、判事の許可が必要となる。
これは最終的な決定を行うまでの暫定措置であるが、中央政府はこれで、違憲的な州知事選出が行われる事を阻止できたと評価している。

逃亡中の前議員、議員当選証書を放棄

ベルギーのブリュッセルに逃亡中の前カタルーニャ州議会議員数名が、州議会議員証書の放棄を行った。
その一人は同州政府前農政担当官のメリチェル・セレ氏で、ほかにクララ・ポンサティ氏とルイス・プーチ氏もこれに先立って放棄を発表している。
彼らはカルレス・プーチデモン前州知事と同様、数か月前からブリュッセルに逃亡中で、明日の討議で議員としての権利を行使できなかった場合に備え、カタルーニャに留まっている同僚議員に権利を譲渡する事により、独立派の議席を確保する狙いがあるとみられる。

伝説的週刊誌インテルビュー廃刊

社会情勢から芸能界まで、センセーショナルな記事や写真で雑誌界をリードしてきた週刊誌インテルビューが本日発売号を持って廃刊となる。
理由について同誌を発刊していたグルーポ・セタは、インターネットの普及などにより販売数を維持することが困難となったためとしており、同社が発行していた月刊誌ティエンポも先週の発売号をもって廃刊となっている。
インテルビュー最終号の表紙は1976年の創刊号と同じもので、元歌手・女優マリソルのヌード写真。
彼女はそれまで天才子役として国民的な人気を博しており、清純なイメージで知られていたため、この表紙は大きな話題となった。
最終号はこれまで話題となったインタビューや写真を満載した200ページの特別版となっている。
尚同誌のウェブページは引き続き閲覧可能であるが、更新はされないという。


2018年1月26日(金)

15州で悪天候による警報・注意報

気象局は、昨日に引き続き各地で強風、高波、大雪による警報・注意報を発令している。
それによると、アストゥリアスでは山間部を中心に大雪警報が出ており、最高で20センチの積雪が予測されている。
カタルーニャではレリダで大雪警報、バルセロナとタラゴナには強風・高波注意報が発令されている。
ガリシアでは沿岸部で高波警報が出ており、波の高さは5〜6メートルに達する見込み。
ルーゴやオレンセでは山間部を中心に大雪注意報が発令されている。
その他ムルシア、バレンシアでは強風・高波による注意報、アラゴンやナバラでは大雪による警報・注意報が出ている。
尚、天候は週末にかけて回復に向かう模様。

国家評議会、プーチデモン氏の立候補に異議なし

スペイン国家評議会は、カタルーニャ州議会のロジェール・トレント議長が提出したカルレス・プーチデモン氏の州知事出馬案について、中央政府に報告書を提出した。
それによると、同評議会はこの提案に異議を申し立てる根拠はないとしている。
また、出馬によって起こり得る事態を想定し、予防のために阻止することはできないとしている。
だが政府は、プーチデモン氏に対し逮捕状が出ていることから、同氏の州知事立候補は違憲であるとの見解を示している。

バルサ、2ゴールで形勢逆転、国王杯準決勝進出

昨日行われたサッカー国王杯で、昨年の王者FCバルセロナはレオ・メッシとルイス・スアレスのゴールで勝利を挙げた。
これによりファーストレグの結果(0−1)を覆し、準決勝に進出した。
同準決勝には他に、バレンシア、セビージャとレアル・マドリッドを破る快挙を遂げた レガネスが進出した。


2018年1月25日(木)

昨年の失業率、2008年以来の低さ

 国家統計局(INE)の調査によると、2017年の失業者数は376万6700人で、失業率は16.55%だった。
これは2008年以降最も低い数値で、最高値が27%に達した時期を考慮すると、記録的な数値である。
一方、昨年の雇用増加率は2.65%で、経済成長率と比較すると高い数値とはいえない。
またその内容はかなり貧弱なもので、短期雇用の増加率は26.7%、マリアノ・ラホイ政権では最も高い数値となった。

カタルーニャ州知事任命の討議は今月31日

カタルーニャ州議会は、新州知事任命の討議を今月31日に行うと発表した。
ただし、州知事候補であるカルレス・プーチデモン氏は引き続きブリュッセルに逃亡中であるため、どのような形で行われるかは不明。
同氏は、逮捕を免れるため先週他の議員に代理投票を委任したが、その後これを撤回した。
このため帰国して議場に直接出向く可能性も残されている。
先日州議会議長に選出されたロジェール・トレント氏は、昨日ブリュッセルでプーチデモン氏と会談した。
そのなかでプーチデモン氏は、理想的な討議の形式は出席することであるが、それには討議が滞りなく行われる事が保障されていなければならないとコメントした。
一方、日程についてプーチデモン氏所属のJxCatとERCの間で意見の不一致があるとの報道もある。

ホテル・リッツ、改修工事のため来年末まで閉鎖

マドリッドの名門ホテル・リッツは、改修工事のため2月28日から来年末まで閉鎖すると発表した。
改修工事の費用は9900万ユーロで、スペイン人建築家のラファエル・デ・ラ・オス氏が指揮を執る。
同ホテルを経営するマンダリン・オリエンタル・グループの広報担当は、このホテルの格式を残しつつ、よりモダンで洗練されたデザインになるとコメントしている。


2018年1月23日(火)

最高裁判事、プーチデモン氏への国際指名手配請求を却下

スペイン最高裁判所のパブロ・ジャレナ判事は、検察が請求していたカルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事に対する国際指名手配の請求を却下した。
ベルギーのブリュッセルに逃亡中の前州知事は昨日、討論会出席のためコペンハーゲンに移動した。
これを受けて検察は、更なる逃亡の可能性を考慮して逮捕請求を行った。
しかしながらジャレナ判事は、コペンハーゲン入りは同氏の戦略であると判断し、「その手には乗らない」とコメントした。
同判事は、討論会のために逮捕の危険を冒して他国に移動するとは考えられないとし、逮捕により州知事選出の閣議に出席できない事を正当化する狙いがあると判断した。
前州知事は自発的に国外逃亡しているため、閣議に出席せずに州知事に選出される事の合法性が取りざたされている。

カタルーニャ州警察、CIAのテロ警戒通達文書処分

ペリオディコ紙の報道によると、カタルーニャ自治州警察は、米国諜報部が送付していたバルセロナ市内におけるイスラム過激派によるテロの可能性を通達する文書の焼却を試みていたという。
それによると、この文書は昨年5月に送付されており、昨年10月末の一方的な独立宣言の前日、州警察がその他の書類とともに焼却処分にしようとしていた所を国家警察が阻止した。
この文書の存在については、昨年8月のバルセロナテロの直後にペリオディコ紙が報じたが、当時州知事であったカルレス・プーチデモン氏らはこれを否定していた。
その後米国から文書が届いていたことは認めたものの、CIAからではなく信憑性は薄い物であったとしている。
焼却文書はこの他、主に違憲州民投票に関するものであったが、州警察は重要な文書はすべてデジタル化されており、不要な書類の焼却を正当化していた。

ラサロ・ガルディアーノ美術館、特別展の期間を延長

マドリッドのラサロ・ガルディアーノ美術館は、今週末に終了予定であった特別展が盛況のため、2月25日まで延長すると発表した。
この特別展はフランドルのタブロー画で、ヒエロニムス・ボス、ジェラール・ダビなどフランドル初期にあたる15〜16世紀の作品約60点を公開している。
コレクターであったラサロ・ガルディアーノは特にこの時代に魅了され、20世紀前半に多くの作品をパリやロンドンで購入している。


2018年1月22日(月)

プーチデモン氏、コペンハーゲンに到着

カルレス・プーチデモン前カタルーニャ州知事は、ベルギーに逃亡して以来3カ月ぶりに同国を出てデンマークのコペンハーゲンに向かった。
コペンハーゲン入りの目的は現地の大学で開かれる討論会に出席し、同州の独立プロセスについて説明を行うためで、タイトルは「カタルーニャとヨーロッパ、民主主義の岐路か?」。
プーチデモン氏は、友人で逃亡以来行動を共にしているジュセップ・マリア・マタマラ氏と共に午前6時ごろブリュッセルの空港に到着、フライトは7時過ぎに出発し、コペンハーゲンには8時半ごろ着陸した。
同氏のベルギー出国を受けてスペイン検察は改めて国際指名手配の申請を発表しているため、今度の動向が注目される。

AVEマドリッドーカステジョン開通

マリアノ・ラホイ首相は本日、高速列車AVEのマドリッドーカステジョン路線の開通式に出席した。
この路線はすてに開通しているバレンシア経由で、当初の予定より10年遅れの開通となった。
ラホイ首相はイグナシオ・デ・ラ・セルナ勧業大臣らを伴い、午前9時25分にマドリッドのアトーチャ駅を出発、10時8分にバレンシアのホアキン・ソロージャ駅に到着した。
同駅で、バレンシア州のシモ・プッチ州知事をはじめとした同州財界要人らが首相と合流した。
この路線については、開通遅延の他にもいくつかの問題点が指摘されている。
なかでも高速列車は最高300〜350キロで走行するが、その速度が出せるのはマドリッドーバレンシア間のみで、バレンシアーカステジョンは160〜220キロ程度でしか走行できない。
また時間の縮小はわずか11分、しかもバレンシアーカステジョン間に至っては、これまで運行していたユーロメッドよりも時間がかかることから、AVEとは名ばかりであると批判されている。

観光国際見本市、入場者記録を更新

マドリッドで先週水曜から昨日まで開催されていた観光国際見本市フィトゥールは、第38回目を迎えた今年、入場者記録を更新した。
主催者によると、今年の総入場者数は25万1000人で、昨年を2.5%上回った。
なかでも業界関係者の増加が目立っており、昨年より3%多かった。
また出展者の中では、アフリカ諸国からの参加率の増加が顕著だった。
一方、マドリッドにおける経済効果は2億6000万ユーロ以上という。


2018年1月19日(金)

アトーチャ駅の亀、引っ越し

マドリッドの鉄道中央駅であるアトーチャ駅内部には、観葉植物が置かれている大きなスペースがあり、そこに植物のための池があるが、これが作られて以来、この池に家庭で飼っていた亀を捨てる人が後を絶たず、今ではその数が300匹を越えている。
その亀の多くが、もともとスペインには生息していない外国種で、違法売買されたものが多い。
スペイン国鉄は、これまでここに置き去りにされた亀の世話を続けてきたが、300匹の亀が住むには池の面積が小さ過ぎることもあって、マドリッドから約40キロ離れたところにある動物・自然センターへ移される事となった。
亀の移送が終わったあと、アトーチャ駅内の池は取り壊され、展示スペース、文化活動用スペースなどとして利用される予定。


2018年1月18日(木)

タバルニア:カタルーニャ独立主義に対する脅威

カタルーニャ独立運動が続く中、カタルーニャでも最も人口が集中し、経済も活発なタラゴナとバルセロナの都市部が合体する形で、独自の州を形成しようと言ったプロジェクトが、徐々に現実味を帯び始めている。
そう言った中で、現時点では架空の自治州であるタバルニアのスポークスマンを務めるジョアン・ロペス氏、ジャウメ・ビベス氏、ミゲル・マルティネス氏、そしてアルベール・ボアデジャ仮州知事は、昨日、インターネットを通じてメッセージを送った。
その際、タバルニアの紋章を伴い、タバルニア州政府と書かれた演説台の上にマイクを置き、バックにはEUの旗、スペインの国旗、そしてタバルニアの州旗が立てられ、まるで実在する州政府代表によるスピーチのような形で行われた。
その中で、タバルニアは独立派勢力がカタルーニャ独立プロセスを進めるのであれば、架空の自治州の枠を超え、カタルーニャから独立した実在する自治州になって、スペインの一部として残ることを通告。
また、独立派政党の独裁によりカタルーニャ社会はバラバラに分断され、家族やビジネスなども多大な悪影響を受けたこと、独立派勢力はカタルーニャを崩壊させるだけでなく、スペイン全体を、更にはヨーロッパ全体を崩壊させようとしているとして強く糾弾。
更には、現選挙システムで、タバルニアの住民の選挙票が、同じカタルーニャ内のジェイダ県の選挙票に比べて2分の1しかその価値が無いことの是正の必要性などを訴えた。
独立主義者等が、これまで犯した愚行に加え、更にカタルーニャの民の多数派の意思を無視し、少数派の意思をあたかも多数派のものであるかのような操作を行ない、法を無視して独立運動を続けるのであれば、それら横暴な行為に対し具体的な行動を起こす構えであることを 警告した。
そして、「我々はスペイン人として、マドリッドのプラド美術館やグラナダのアルハンブラ宮殿の共同所有者であり続けたい。ビバ・タバルニア! ビバ・エスパーニャ!」と締めくくった。


2018年1月17日(水)

ロジェール・トレント氏、カタルーニャ州議会の新議長に就任

本日、カタルーニャ州議会の新運営委員会メンバーの選出が行われ、その議長として独立派勢力であるERC(カタルーニャ共和主義左翼政党)のロジェール・トレント氏が就任した。
選出が行われる前に、去る12月21日に行われたカタルーニャ州選挙における獲得議席数でそれぞれ2位、3位についたJxCat党、ERC党の独立派両党の間での協力交渉が成立した結果、最多議席数を獲得した反独立派政党Ciudadanosは、議長の座を獲得することは出来なかった。
新運営委員会の他のメンバーは次のとおり。

第1副議長:ジョセップ・コスタ氏(独立派勢力JxCat党)(再選)
第2副議長:ホセ・マリア・エスペホ氏(反独立派勢力Ciudadanos党)(再選)
第1秘書:エウセビ・カンプデパドロス氏(独立派勢力JxCat党)
第2秘書:ダビ・ペレス氏(反独立派勢力PSC党)(再選)
第3秘書:ジョアン・ガルシア(反独立派勢力Ciudadanos党)
第4秘書:アルバ・バルガス氏(独立派勢力ERC党)
PP、Comu−Podem、CUPなどの政党からは1名も選出されなかった。

州議会を開催するためのこれら運営委員会メンバー選出は、本日の選出を行なう為だけの仮委員会によって開催されたが、仮委員会の仮議長を務めたエルネスト・マラガル氏は、国家反逆罪他、幾つかの罪に問われ仮拘束処分が続いている元副州知事他、計3名の議員による代理投票の申請を認めたことにより、これら3名の票も独立派勢力が運営委員会における過半数勢力を得る事に直接影響。
独立派政党であるERC所属議員であるエルネスト・マラガル氏が仮議長を務めたことによる、公正を欠いた判断であるとして、第1党であるCiudadanos党のリーダー、イネス・アリマーダス氏が、代理投票申請への拒否を求めたが、仮議長はこれを却下した。
これにより中央政府が憲法155条を適用する前と同様に、カタルーニャ州議会の運営委員会は、独立派勢力のコントロール下に置かれる結果となった。

前議長を務めた独立派勢力ERC所属のカルメ・フォルカデル氏が議長の権限を利用し、憲法裁判所より禁止令が出た一方的独立プロセス案についての決議や、州民投票開催の決議をカタルーニャ議会で扱う議題として許可した事によって、カタルーニャ議会そのものの違憲性が高まり、憲法155条の適用へと至ったが、今回、新議長に就任したロジェール・トレント氏も、前議長と同じERC所属である事から、前回同様にカタルーニャ州議会が違憲行為に走ることを認可する可能性が高いことが危惧される。
しかしながら、独立派2大勢力となっているJxCatとERCとの大きな違いは、ブリュッセルに逃亡中のプーチデモン氏率いるJxCatが今後もこれまでと同様に違憲行為の一部続行を宣言しているのに対し、ERCは憲法の範囲内での独立運動の展開を掲げている点で、このあと、国内指名手配を受けブリュッセルに逃亡中のプーチデモン氏をカタルーニャ州知事に就任させると言う計画に対し、JxCatがどのような手段を講じてもこれを強行すると言う姿勢であるのに対し、ERCは、協力するためには「合法的手段で行なう事」をその条件として挙げている。

ERCは指名手配を受け、スペインへ入国する事も出来ずにいるプーチデモン氏ではなく、その他の人材が州知事の任に就くべきであるとの主張を維持しているが、プーチデモン氏は、いずれ独立派勢力のプレッシャーに負け、協力を余儀なくされるであろうとコメント。
カタルーニャ州知事の選出期限は1月31日となっており、それまでにERCは一つの大きな選択を迫られる事となる。


2018年1月16日(火)

カタルーニャ脱出企業続く。日系企業も

昨年10月1日の違憲州民投票以降、カタルーニャ州外に本部を移転した企業は3200社以上に上る。
投票実施直後程ではないものの、現在でも流出は止まらず、昨日は日系企業も移転を発表した。
パナソニック・スペインは、その本部をバルセロナのコルネジャ・デ・ジョブレガからマドリッドのアルコベンダスへと移転した。
また三菱エレクトリックも、サン・クガット・デ・バジェスからやはりマドリッドのサン・フェルナンド・デ・エナレスに移転した。
これら日系企業の他にも、イタリアン・レストラン「タリアテッラ」を展開する企業もマドリッドのポスエロ・デ・アラルコンに移転した。
さらにカタルーニャとアラゴンでホテルを経営する企業は、その本部をアラゴンのテルエルに移転した。
これら著名な企業だけでなく中小企業の移転も続いている。

レンフェ、中・近距離列車の運賃改正

スペイン国鉄レンフェは、来月より近郊線及び中距離列車の値上げを行うと発表した。
これらの路線の値上げは2年ぶりで、上昇率は明らかにされていないが、前回はそれぞれ1.85%であった。
またこれらの路線は最も利用者が多い事から、増便や時刻表改正なども行われる。
更にこれらの路線を中心に車両の新規購入も予定されており、老朽化や利用者の増加に対応するという。

最もワイン消費が少ないのはリオハとラ・マンチャ

農業・漁業省は、国民の生鮮食料品消費に関する調査の結果を発表した。
それによると、ワインの消費が最も少ない自治州は、世界有数のワイン産地として知られるリオハと、ワイン農場の総面積ではやはり世界一規模とされるラ・マンチャであった。
尚、最も消費量が多いのはバレアレスだった。
またバナナの産地として有名なカナリアスは、果物の消費が最も少ない自治州であった。
これに対し、最も多かったのはリンゴ酒で有名なアストゥリアスだった。
一方食肉の消費については、精肉やハムなどの産地が多いカスティージャ・イ・レオン、魚介類についても海辺の地域が多いガリシアが1位であった。
ガリシアはオリーブオイルの消費もトップであった。
更に野菜消費量はカタルーニャがトップ、逆に最も少ないのはカンタブリアだった。


2018年1月15日(月)

カタルーニャ音楽堂事件、CDCに対し660万ユーロの返還を命令

1999年から2009年にかけての10年間に、ジョルジュ・プジョル元カタルーニャ州知事、そしてアルトゥール・マス元州知事等が率いる政党CDCと建築業者Ferrovialとの間で行なわれた裏取引の仲介役を、カタルーニャ音楽堂が担っていたとして捜査が続けられていたカタルーニャ音楽堂事件の判決が、昨日、明らかとなった。
これによると、CDCが公共工事の発注をFerrovial社に流すことにより、バックマージンがCDCに支払わていたが、金銭の動きをカモフラージュするためにカタルーニャ音楽堂が間に入り、裏金の全ての支払は音楽堂の会計を通して行なわれていた模様。
また、裏取引を手伝うことにより、カタルーニャ音楽堂の会長を務めていたフェリックス・ミジェ氏とその片腕として知られるジョルディ・モントゥール氏は、10年間に音楽堂の会計より2370万ユーロを着服し、その内の1400万ユーロはそれぞれの住居の改装費や個人的な旅行費用、日常の経費に充て、残りの660万ユーロを独立派政党CDCへ横流ししていた。

今回の判決で、フェリックス・ミジェ氏、ジョルディ・モントゥール氏、音楽堂の元会計担当であったジョルディ・モントゥールの娘であるヘンマ・モントゥール氏、そしてCDC党の会計担当のダニエル・オサカル氏4名に対し、それぞれ9年8カ月、7年6カ月、4年6カ月、4年以上の懲役と、410万ユーロ、300万ユーロ、260万ユーロ、370万ユーロの罰金が科せられた。
また、CDC党については、同事件に関与したメンバーがほかにも存在するのは明らかだが、その特定が出来ず、現時点では会計担当以外に求刑を受けた者は無い模様。

ラス・ベンタス闘牛場、インタラクティブなミュージアムに

世界の闘牛界の中心、マドリッドのラス・ベンタス闘牛場は、今年3月よりインタラクティブなミュージアムとしてのサービスを開始する。
同闘牛場では今月末から大々的な改装工事が始まり、全てが完成するのは2020年ごろとされているが、工事が行われる間も、闘牛の開催やミュージアムの営業は継続される。
ミュージアムではバーチャルリアルティゴーグルを使った闘牛体験などが出来、日本語のガイドシステムも用意される。


2018年1月12日(金)

プーチデモン元カタルーニャ州知事、“自称 カタルーニャ共和国政府”のWEBページを公開

違憲州民投票をはじめ、カタルーニャ独立プロセスと称して数々の憲法違反を犯した挙句、指名手配を受けベルギーに逃亡中のプーチデモン元カタルーニャ州知事は、“自称 カタルーニャ共和国政府”の“自称 オフィシャルWEBページ”を公開した事を自己のTwitterを通じて発表した。
同WEB内には、“自称 カタルーニャ共和国”の旗や、カタルーニャ自治州政府のロゴマークなども使用されている他、コンタクト用のメールアドレスも掲載されている模様。

2017年、スペインを訪れた観光客は8200万人

2017年にスペインを訪れた外国人観光客の数は8200万人に達し、これまでの記録を更新した。
フランスを抜く事は出来なかったが、世界で2番目の地位を獲得した。
昨年夏ごろの見通しでは、フランスを凌いで1位になるとの予想があったが、カタルーニャ独立プロセスに伴うカタルーニャでの政情不安が原因となり、秋以降の観光にブレーキがかかることとなった。
8月にカタルーニャで起きたテロについては観光業への影響はほとんど見られなかったが、国家統計局発表によると、同地で違憲州民投票が行われた10月には観光収入がスペイン全国平均で11.2%の減、カタルーニャでの異常事態を収拾するために中央政府が憲法155条の適用を決定し、カタルーニャ自治州の政治を一部、中央政府の管轄下置いた11月には減収傾向が少し緩和されて8.2%の減、そしてカタルーニャの新州政府樹立のための選挙が行われた12月には、再び政情不安が膨らみ15.2%のマイナスを示し、これら減収の多くがカタルーニャに集中している。
政府観光機関の発表によると、カタルーニャ独立プロセスが原因となって生じた減収は総額3億1900万ユーロ。
カタルーニャのホテル業界では、2018年の開始と共に8.2%の従業員カットが余儀なくされるとのこと。


2018年1月11日(木)

フォルカデル氏、カタルーニャ州議会議長再就任は無し

元カタルーニャ州議会議長であったカルメ・フォルカデル氏は、カタルーニャ独立運動に携わり数々の違憲行為を行なった事からその罪を問われ、一時、仮拘束処分を受けたが、その後、自己の行動に問題があったことを認め、今後、同様の行為を重ねないことを誓ったあと、仮拘束処分を解かれ、現在、新カタルーニャ州政府と新州議会運営委員会が成立するまでの間、暫定議長を務めている。
去る12月21日にカタルーニャ州選挙が行われ、間もなく新州議会の議長を含む運営委員会の樹立期限がやって来るが、選挙で勝利したのが反独立派政党のCiudadanosであったにも関わらず、独立派政党が2位、3位についたことにより、新州政府樹立への道が非常に複雑なものとなっている。
そう言った状況下、独立派勢力と反独立派勢力との間で、両勢力が日夜、議会運営委員会の中での主導権を握るべく策を講じているが、独立運動を進めて来た中心人物の一人であるカルメ・フォルカデル暫定議長は、新州議会における議長の席が独立派の手に入ったとしても、彼女自身が再就任する意思は無い事を公表した。
これにより独立派勢力は、州議会の行方を大きく左右する議長の任に就けるべき新しい人材を選出する必要が出て来た。

前カタルーニャ州政府、違憲州民投票に国家予算を不正使用

去る10月1日にカタルーニャで行なわれた違憲州民投票の際、その経費がカタルーニャ州庫から不正使用されただけではなく、スペインの中央政府からカタルーニャ州へ割り当てられた予算からも不正使用されていたことが明らかとなった。
カタルーニャ独立運動が進む中で、カタルーニャの警察組織の中枢部が独立派メンバーで占められ、警察組織そのものが国家反逆行為を行なっていることが顕著となった時点で、中央政府は国家警察にカタルーニャ警察による証拠隠滅を防ぐべく命令を下したが、それにより国家警察は、カタルーニャ警察が大量の書類をワゴン車に積み込み、焼却場へ向かうところを包囲するのに成功。
これにより押収された書類から、今回の詳細が明らかとなった。
不正使用されたのは、国家予算から各州政府への経済支援として付与されるもので、元カタルーニャ州政府が違憲州民投票開催のために横領した金額は、300万ユーロに達する模様。

2012年以来、スペイン国家財政よりカタルーニャに700億ユーロの支援

昨年11月29日に更新された統計によると、2012年以降にカタルーニャがスペイン国庫より受けた財政支援総額は717億3000万ユーロに登る。
同支援は、各地方行政による経済政策が原因で極端な赤字財政となり、破たん状態に陥った州の救済を目的として行われるもの。
カタルーニャに次いで多額の支援を受けた州はバレンシアとアンダルシアで、それぞれ550億2700万ユーロ、384億5500万ユーロに及んだ。
その他の州への支給金額は次のとおり。
カスティージャ・ラ・マンチャ(153億400万ユーロ)、バレアレス(101億9400万ユーロ)、ムルシア(100億8400万ユーロ)、マドリッド(76億1000万ユーロ)、カナリアス(73億1700万ユーロ)、
ガリシア(72億6300万ユーロ)、カスティージャ・イ・レオン(54億6000万ユーロ)、アラゴン(48億6200万ユーロ)、エクストレマドゥーラ(35億800万ユーロ)、カンタブリア(30億1100万ユーロ)、
アストゥリアス(27億7400万ユーロ)、ラ・リオハ(6億9200万ユーロ)、セウタ(8200万ユーロ)、ナバーラ(100万ユーロ)、バスク(ゼロ)。
各自治州への経済支援に充てられた国家予算の内、その30%がカタルーニャ州に吸収されているのが判る。


2018年1月9日(火)

カタルーニャ問題への心配度、12ポイントのマイナス

社会調査センター調べによると、憲法155条が適用されて以降、カタルーニャの独立問題に対する国民の心配度は12ポイントのマイナスとなった。
最新の調査は、12月21日に行われたカタルーニャ州選挙のキャンペーン期間中と重なった12月1日から10日にかけて行なわれたが、カタルーニャの独立問題を懸案事項として挙げた人の割合が10月には29%、11月には24.6%であったのに対し、12月時の調査では16.7%にとどまった。
一方で国民の心配事としてトップに挙げられるのは失業問題の66.8%で、これに汚職、脱税の31.7%、政党問題の28.5%、経済問題の22.9%が続いた。

グランビアの大改装工事、3月開始予定

マドリッド中心部を東西に走るメインストリート、グラン・ビアの大改装工事が予定されているが、その開始は今年3月中となる模様。
工事開始後、地中に埋もれている歴史遺産の出現などによる一時的な作業停止なども予測されるが、今年のクリスマス頃までに完了させる予定とのこと。
工事が終わると、グラン・ビアは車道が各方向2車線づつのみとなり、車線が減らされる分、歩行者用スペースが計5400平米増す事となる。


2018年1月8日(月)

2017年、年金扶養比率2.23人

2017年終了時のスペインにおける年金加入者数は19.455.384名、そして年金受給者数が8.705.707名と、年金扶養比率は2.23人となった。
2.27人だった2016年よりも更に悪化しており、1999年の2.06人に次ぐ悪い数字となった。
尚、これまでに最も好バランスを示したのは2007年で2.71人だった。

クリスマス休暇終了、帰宅ラッシュに大雪

東方三賢人の祝日である1月6日をもってクリスマス休暇が終了となり、1月5日、6日、そして7日の日曜日に全国的な大移動が見られたが、これに合わせたように、5日から6日にかけてカスティージャ・イ・レオンでは記録的な大雪となった。
特にセゴビア県、アビラ県では高速道路で20キロに及ぶ40センチの積雪となり、バカンスを終えてマドリッドへ帰ろうとした車3500台以上が、数時間にわたって雪に閉じ込められると言う事態となった。
その後、雪はスペイン南部にも広がり、昨日の日曜日からグラナダやマラガ、カディスなどでも一部、通行止めとなった国道もある模様。

冬のバーゲン開始

スペインでは6年前より、各商店が好きな時期にバーゲンを開始出来るようになったが、以前は全商店が決められた日に一斉に開始すると言う決まりがあった。
その公式バーゲン開始日と言うのが、東方三賢人の祝日である1月6日が終わった翌日、1月7日とされていたが、開始日を自由に設定出来るようになった今でも、伝統的な1月7日をその開始日として維持している店も多く残っており、昨日、スペイン各地で店のオープン時間前から店の前に並ぶ人々の姿が見られた。


2018年1月3日(水)

アリマーダス氏、健全なるカタルーニャ州議会運営委員会の樹立が先決

12月21日のカタルーニャ州選挙で最多投票数、最多議席数を獲得し、第一党となったカタルーニャCiudadanosのリーダーであるイネス・アリマーダス氏は、近年に見られたカタルーニャにおける異常な事態は、全て州議会の議長が州議会の議長ではなく、カタルーニャ民族主義の議長であり、プーチデモン氏の手先であったために生じたものであり、同様の事態を招かないためには、何よりもまず、正当な州議会議長を含む健全なる議会運営委員会を樹立することであると述べた。

サグラダ・ファミリア、セキュリティーコントロールを強化

昨年8月にランブラス通りなどで起きたテロに関する捜査により、サグラダ・ファミリア教会がテロの標的に含まれていたことが判明したことを受け、同教会ではそのセキュリティーシステムを強化する事を決定し、2018年の開始と共に新しいシステムが動き出した。
これまで、入場者がリュックなどを持ち込もうとすると、その中身のチェックを係員が手作業で行なっていたが、1月より空港などで使われているものと同じタイプのスキャナーが導入された。
また、出入り口のあるマリーナ通り、サルダーニャ通りについては、数週間前より車両通行止めとされ、車を使った突入テロを防ぐための障害物が置かれている。
8月にワゴン車による突入テロがあったランブラス通りも、常に多くの人通りがあるため、中央政府はバルセロナ市行政に対し、セキュリティー強化対策として障害物を設置するよう進言していたが、バルセロナ市行政は「障害物を置いたところで、テロリストは障害物の無い場所を選んで同様にテロを行なう」として、対策を講じようとはしなかった。
その結果、ランブラスで多くの犠牲者が出る結果となったが、マドリッドを含め、ヨーロッパ諸国の主要都市では、車による突入テロに対する有効な対策として、障害物の設置を以前より行っている。

カタルーニャ、失業者数減少率2位から11位へ

政府発表によると、カタルーニャにおける失業者の減少率は2016年終了時にはスペイン国内で2位であったのに対し、2017年終了時には11位にまで落ちた。
2016年時、カタルーニャはラ・リオハの次に失業者数が大きく減少した州となり、その減少率は12.03%にまで達したが、2017年には7.85%にとどまり、カンタブリア、アラゴン、ナバーラ、ガリシア、カスティージャ・ラ・マンチャ、マドリッド、カスティージャ・イ・レオン、ラ・リオハ、エクストレマドゥーラ、バレンシアに次ぐ11位にまで落ち込んだ。
カタルーニャにとってはネガティブな結果となったが、スペイン全体でみると、2017年12月には失業者総数が3.412.781名と、2008年以来の最小値を示した。


2018年1月2日(火)

カタルーニャからバルセロナとタラゴナが独立?

カタルーニャの独立問題が続く中、12月21日に行われた州選挙で、反独立派勢力が全体の66%を占めたバルセロナ県とタラゴナ県の都市部で、およそ250X60KMの面積を持つ新しい自治州「タバルニア」の設立を求める運動が広がり始めている。
独立派勢力は主にカタルーニャの地方都市、村落に集中しており、同州内で最も経済発展を遂げているエリアでは独立反対派勢力が強く、これ以上独立プロセスが続けられるようであれば、カタルーニャ州から離れ、スペインに属する新たな自治州「タバルニア」の設立の賛否を問う住民投票を行なうとしている。
既存の自治州内からその一部が独立する権利については、憲法142〜144条に示されており、カタルーニャ独立プロセスが続くようであれば、憲法に基づいた形でのカタルーニャからの離反プロセスを開始するとして、ネットを通じて呼びかけている。
新自治州の州旗もすでにデザインが決まっており、すでに通販サイトなどで様々な大きさの旗の販売が始まっている。


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